JPH09253586A - 配達物のバーコード印刷方法およびバーコード読み取り方法 - Google Patents

配達物のバーコード印刷方法およびバーコード読み取り方法

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JPH09253586A
JPH09253586A JP8064218A JP6421896A JPH09253586A JP H09253586 A JPH09253586 A JP H09253586A JP 8064218 A JP8064218 A JP 8064218A JP 6421896 A JP6421896 A JP 6421896A JP H09253586 A JPH09253586 A JP H09253586A
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JP8064218A
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Takehisa Kato
岳久 加藤
Naoki Endo
直樹 遠藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】宛先情報に関するバーコードの信頼度を高める
ことができる配達物のバーコード印刷方法を提供する。 【解決手段】配達物上の宛先情報を読み取って配達物上
の第1の領域に宛先情報に関するバーコードを印刷し、
配達物上の宛先情報が読み取れなかった場合には配達物
上の第2の領域にID番号に関するバーコードを印刷す
る配達物のバーコード印刷方法において、配達物上の宛
先情報が読み取れた場合に、第2の領域に宛先情報に関
するバーコードを印刷する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、郵便物などの配達
物を区分して配達業務を効率化するための配達物のバー
コード印刷方法および印刷したバーコードを読み取るた
めの読み取り方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、郵便番号制度の改善が検討されて
いる。具体的には、中央局で葉書や封書等の郵便物上の
新郵便番号(宛先地名情報等)および住所表示番号(宛
先地番情報)等の宛先情報をOCRで読み取り、郵便物
の宛先表示面にこれらの情報を専用のバーコード体系を
用いて印字し、地方局や配達局ではこれらのバーコード
を読み取って郵便物の宛先別の仕分け等を自動化するこ
とにより、業務の効率化を図ることが検討されている。
【0003】また、OCRで郵便物上の郵便番号および
住所表示番号が読み取れなかった場合は、処理日やバー
コードを印刷した機械の番号、処理の通し番号などのI
D番号を郵便物に印刷して、郵便物の画像データをオペ
レータに提示し、オペレータのキー入力により郵便番号
および住所表示番号を入力するVCS(Video CodingSys
tem) と呼ばれるシステムにより、配達業務を効率化を
図ることも検討されている。
【0004】しかし、郵便物上にバーコードを印刷する
と、バーコードが宛先などの重なりにより読み取れなく
なったり、誤って読み取ってしまうという問題がある。
前者の場合には、オペレータによる再読み取り作業を必
要とするため、業務の効率化の障害となり、また後者の
場合には誤配による郵便物の到着遅れという問題が発生
する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、郵便
物などの配達物上に郵便番号や住所表示番号などの宛先
情報をバーコードとして印刷すると、そのバーコードが
宛先などの文字との重なりにより読み取れなかったり、
正しく読み取れなくなる場合があり、業務の効率が低下
したり、誤配が生じるという問題があった。
【0006】本発明は、上述した問題点を解消すべくな
されたもので、宛先情報に関するバーコードの信頼度を
高めることができる配達物のバーコード印刷方法を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は配達物上の宛先情報、例えば郵便物上の郵
便番号や住所表示番号がOCRで読み取れた場合、ID
番号に関するバーコードは印刷されないことに着目し
て、その印刷領域に郵便番号や住所表示番号に関するバ
ーコードを印刷するようにしたものである。
【0008】すなわち、本発明に係る第1のバーコード
印刷方法は、配達物上の宛先情報を読み取って配達物上
の第1の領域に宛先情報に関するバーコードを印刷し、
配達物上の宛先情報が読み取れなかった場合には配達物
上の第2の領域にID番号に関するバーコードを印刷す
る配達物のバーコード印刷方法において、配達物上の宛
先情報が読み取れた場合に、第2の領域にも宛先情報に
関するバーコードを印刷することを特徴とする。
【0009】さらに具体的には、例えば配達物が郵便物
であって、その配達物上の郵便番号および住所表示番号
を読み取って誤り訂正符号化した後、バーコードに変換
して配達物上の第1の領域に郵便番号および住所表示番
号に関するバーコードを印刷し、配達物上の郵便番号お
よび住所表示番号が読み取れなかった場合には配達物上
の第2の領域にID番号に関するバーコードを印刷する
配達物のバーコード印刷方法において、配達物上の郵便
番号および住所表示番号が読み取れた場合に、第2の領
域に以下のようにバーコードを印刷することを特徴とす
る。
【0010】(a)読み取った郵便番号および住所表示
番号を誤り訂正符号化して得られるパリティシンボルの
バーコードを印刷する。
【0011】(b)読み取った郵便番号のバーコード
と、郵便番号および住所表示番号を誤り訂正符号化して
得られるパリティシンボルのバーコードを印刷する。
【0012】(c)読み取った住所表示番号のバーコー
ドと、郵便番号および住所表示番号を誤り訂正符号化し
て得られるパリティシンボルのバーコードを印刷する。
【0013】(d)読み取った郵便番号を誤り訂正符号
化して得られるパリティシンボルのバーコードを局内バ
ーコードと異なるバーコードとして印刷する。
【0014】(e)読み取った住所表示番号を誤り訂正
符号化して得られるパリティシンボルのバーコードを局
内バーコードと異なるバーコードとして印刷する。
【0015】(f)読み取った住所表示番号のバーコー
ドを局内バーコードと異なるバーコードとして印刷す
る。
【0016】このように第1のバーコード印刷方法で
は、例えば郵便番号や住所表示番号などの宛先情報が読
み取れた場合には、ID番号に関するバーコードが印刷
されない第2の領域に宛先情報に関するバーコードを印
刷する。これにより、宛先情報に関するバーコードが宛
先などの文字や印刷広告との重なりや汚れなどにより消
失して復号できなかったとしても、第2の領域に印刷さ
れた宛先情報に関するバーコードを読み取って復号する
ことが可能となり、宛先情報に関するバーコードの信頼
度が向上するため、オペレータによる読み取り作業を行
わなければならなくなる郵便物の発生が低減される。
【0017】また、本発明は郵便番号や住所表示番号が
OCRで読み取れた場合、あるいは読み取れないときに
印刷したID番号に関するバーコードが読み取られ正し
く復号された場合は、ID番号に関するバーコードの印
刷領域に郵便番号や住所表示番号およびID番号に関す
るバーコードを印刷することにより、バーコードの信頼
度を高めるようにしたものである。
【0018】すなわち、本発明に係る第2のバーコード
印刷方法は、配達物上の宛先情報を読み取って配達物上
の第1の領域に宛先情報に関するバーコードを印刷し、
配達物上の宛先情報が読み取れなかった場合には配達物
上の第2の領域にID番号に関するバーコードを印刷す
る配達物のバーコード印刷方法において、第2の領域に
ID番号および宛先情報に関するバーコードを印刷する
ことを特徴とする。
【0019】また、本発明に係る第3のバーコード印刷
方法は、配達物上の宛先情報を読み取って配達物上の第
1の領域に宛先情報に関するバーコードを印刷し、配達
物上の宛先情報が読み取れなかった場合には配達物上の
第2の領域にID番号に関するバーコードを印刷する配
達物のバーコード印刷方法において、第2の領域中の空
き領域に宛先情報に関するバーコードを印刷することを
特徴とする。
【0020】また、本発明に係る第4のバーコード印刷
方法は、配達物上の宛先情報を読み取って配達物上の第
1の領域に宛先情報に関するバーコードを印刷し、配達
物上の宛先情報が読み取れなかった場合には配達物上の
第2の領域にID番号に関するバーコードを印刷する配
達物のバーコード印刷方法において、第2の領域に印刷
されたID番号に関するバーコードを読み取って復号
し、正しく復号されなかった場合に再度ID番号に関す
るバーコードを第2の領域中の空き領域に印刷すること
を特徴とする。
【0021】さらに、本発明に係る第5のバーコード印
刷方法は、配達物上の宛先情報を読み取って配達物上の
第1の領域に宛先情報に関するバーコードを印刷し、配
達物上の宛先情報が読み取れなかった場合には配達物上
の第2の領域にID番号に関するバーコードを印刷する
配達物のバーコード印刷方法において、第2の領域に印
刷されたID番号に関するバーコードを読み取って復号
し、正しく復号されなかった場合に再度ID番号に関す
るバーコードを第2の領域中の空き領域に印刷し、正し
く復号された場合は宛先情報に関するバーコードを第2
の領域中の空き領域に印刷することを特徴とする。
【0022】このように、第2の領域に印字したID番
号に関するバーコードが正しく復号された場合には、第
2の領域中の空き領域にも宛先情報に関するバーコード
を印刷することにより、第1の領域に印刷された宛先情
報に関するバーコードが宛先住所などの文字や印刷広告
との重なり、あるいは汚れなどにより消失して正しく読
み取りが行われなかった場合でも、その空き領域に印字
された郵便番号および住所表示番号のバーコードを読み
取って復号することが可能となり、オペレータによる読
み取り作業を行わなければならなくなる郵便物の発生が
低減される。
【0023】また、第2の領域に印刷したID番号バー
コードを復号し、それが正しく復号されなかった場合に
は、もう一度ID番号に関するバーコードを第2の領域
中の空き領域に印刷することにより、ID番号に関する
バーコードを正しく復号することができ、オペレータに
よる読み取り、分別作業を行わなければならなくなる郵
便物の発生が低減される。
【0024】さらに、本発明は上述したバーコード印刷
方法により印刷されたバーコードを読み取って復号する
際、第2の領域に印刷されたバーコードの情報内容を判
定して復号を行うことを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0026】(第1の実施形態)図1は、本実施形態が
対象とする将来の新郵便番号制度下の郵便物の例を示す
図である。同図において、葉書、封書などの郵便物10
の郵便番号/住所表示番号記入欄11には差出人により
宛先地名情報を表わす郵便番号および住所表示番号が記
入される。これらの郵便番号および住所表示番号は、東
京などの大都市を例にとると、宛先の地名を現行郵便番
号の区単位よりさらに細分化した町単位までを識別する
番号であり、例えば7桁の文字(数字)によって表現さ
れる。
【0027】一方、宛先記入欄12には差出人によって
宛先住所および宛名が記入されるとともに、宛先記入欄
12の右寄りの位置に郵便番号を表わす郵便番号バーコ
ード部13aおよび郵便番号バーコードパリティ部13
b(以下、これらを総称して郵便番号印字領域13とい
う)と、宛先地番(丁目、番、号)を表わす住所表示番
号バーコード部14aおよび住所表示番号バーコードパ
リティ部14b(以下、これらを総称して住所表示番号
印字領域14という)が設けられている。
【0028】また、郵便番号印字領域13の前後にはス
タートバー15とストップバー16が設けられ、住所表
示番号印字領域14の前後にもスタートバー17とスト
ップバー18が設けられている。
【0029】さらに、郵便物10の宛先記入欄12の郵
便番号印字領域13および住所表示番号印字領域14よ
り内側に、ID番号バーコード部19(ID番号印字領
域)が設けられている。
【0030】図2は、本発明を中央局で使用される郵便
業務システムに適用した本実施形態に係るバーコード印
刷システムの構成を示すブロック図である。図2におい
て、OCR部(光学的文字読取装置)100は画像読取
部101と文字認識部102からなる。画像読取部10
1は、郵便物10上の郵便番号/住所表示番号記入欄1
1に記入された郵便番号および住所表示番号と、宛先記
入欄12に記入された宛先住所および宛名をスキャナで
読み取って、画像データとして出力する。この画像デー
タは文字認識部102に入力され、周知の手書き文字認
識処理により文字情報(文字コード)として取り出され
る。
【0031】ID番号生成部103は、OCR部100
において郵便物10上の郵便番号および住所表示番号が
読み取れなかった場合に、読み取れなかった郵便物の処
理日やバーコードを印刷した機械の番号、処理の通し番
号などのID番号を生成して出力する。
【0032】入力部104は、オペレータが同様のID
番号を手動で入力したり、後述するようにオペレータが
表示部110上に画像として表示された宛先の住所を見
て郵便番号と住所表示番号をキー入力するためのもので
ある。
【0033】OCR部100で得られた郵便番号および
住所表示番号の文字コード、ID番号発生部103で発
生されたID番号または入力部104によって入力され
たID番号は、バーコード符号化部105によって誤り
訂正符号化された後、バーコード情報に変換される。バ
ーコード符号化部105から出力される郵便番号のバー
コード情報、住所表示番号のバーコード情報およびID
番号のバーコード情報は、印字出力部106によって郵
便物100上の郵便番号バーコード部13、住所表示番
号バーコード部14およびID番号バーコード部19
に、例えば蛍光インクまたは透明インクによりバーコー
ドとして印刷される。
【0034】一方、ID番号バーコード読取部107は
ID番号バーコード部19に印刷されたID番号のバー
コードを読み取るものであり、画像読取部101と同様
にスキャナによって構成される。このID番号バーコー
ド読取部107により読み取られたID番号のバーコー
ド情報はID番号復号部108に入力され、ID番号が
復号される。バッファ109は、画像読取部101で読
み取られた画像データを一時記憶するものである。ID
番号復号部108でID番号が復号されると、このバッ
ファ109に記憶された画像データが表示部110に転
送され、宛先記入欄12に記入された住所が画像表示さ
れる。
【0035】図3は、図2のバーコード印刷システムに
対応するバーコード読み取りシステムの構成を示す図で
ある。図3において、バーコード読取部121は図2の
バーコード印刷システムで郵便物100上に印刷された
バーコードをスキャナで読み取って出力する。このバー
コード読取部121で読み取られたバーコードの情報は
バーコード復号化部122に入力され、元の文字情報が
復号される。
【0036】バーコード判定部123は、バーコード読
取部121で読み取られたバーコードの種類(情報内
容)を判定するものであり、その判定結果はバーコード
復号化部122に与えられる。このバーコード判定部1
23については、後述する第2の実施形態において説明
する。
【0037】図4に、図2中のバーコード符号化部10
5の構成を示す。このバーコード符号化部105は文字
/シンボル変換部201、リードソロモン符号化部20
2、シンボル/バーコード変換部203およびスタート
/ストップコード付加部204からなる。文字/シンボ
ル変換部201は、図2中のOCR部100から入力さ
れた文字コードを文字単位に所定の規則に従って、複数
の情報シンボルの組み合わせにより表現して出力するも
のである。この文字/シンボル変換部201から出力さ
れる情報シンボルはリードソロモン符号化部202に入
力され、誤り訂正符号化の一種であるリードソロモン符
号化が行われることにより、パリティシンボルが付加さ
れたシンボル系列として出力される。リードソロモン符
号の符号化および復号化については、電子情報通信学会
編、「符号理論」、今井秀樹著に詳しい。
【0038】リードソロモン符号化されたシンボルは、
シンボル/バーコード変換部203に入力され、所定の
規則に従って郵便物上に印字されるバーコードのパター
ンに変換される。このバーコードのパターンはスタート
/ストップコード付加部204に入力され、バーコード
の始まりと終わりを示す特定パターンのスタートバーと
ストップバーの情報が付加され、印字用の最終的なバー
コードパターンとされた後、図2中の印字出力部106
に送出される。
【0039】図5に、図2中の印字出力部106および
バーコード読取部107の概略構成を示す。同図に示さ
れるように、矢印で示す方向に搬送されてくる郵便物1
0の郵便番号印字領域13および住所表示番号印字領域
14の上方に位置して第1のプリンタヘッド21が設置
され、またID番号コード印字領域14の上方に位置し
て第2のプリンタヘッド22とバーコード読取部107
の読み取りセンサ23が設置されている。プリンタヘッ
ド21,22は例えばインクジェットヘッドが使用され
る。
【0040】図6に、本実施形態で用いるバーコード体
系を示す。図6(a)に示すバーコードは、最大4本の
バーで16個の状態を表現するものとする。すなわち、
各々のバーの有無によって2個の状態を表すことができ
るので、バーコード全体としては2×2×2×2=16
個の状態を表すことができる。図6(b)に示すバーコ
ードは、最大6本のバーで64個の状態を表現するもの
とする。すなわち、各々のバーの有無によって2個の状
態を表すことができるので、バーコード全体としては2
×2×2×2×2×2=64個の状態を表すことができ
る。本実施形態では、その64個のうち、16個を使用
する。図6(c)に示すバーコードは、最大5本のバー
で32個の状態を表現するものとする。すなわち、各々
のバーの有無によって2個の状態を表すことができるの
で、バーコード全体としては2×2×2×2×2=32
個の状態を表すことができる。
【0041】図4中のリードソロモン符号化部202
は、本実施形態ではGF(24 )上のガロア体を用いて
符号化を行う。この符号化によって得られるリードソロ
モン符号の1シンボルは、図6(a)の場合、4ビット
で表わされる。従って、2本のバーで1シンボルを表現
することができる。4ビットのビットパターンは、“0
000”から“1111”まで16通りあるが、これら
のうち“0000”を除いた15通りについてバーコー
ドを割り付ける。
【0042】図6(b)の場合、リードソロモン符号の
1シンボルは6ビットで表わされ、3本のバーで1シン
ボルを表現する。6ビットのビットパターンは、“00
0000”から“111111”まで64通りあるが、
これらのうち15通りについてバーコードを割り付け
る。
【0043】図6(c)の場合、リードソロモン符号の
1シンボルは5ビットで表現され、5本のバーで1シン
ボルを表現する。5ビットのビットパターンは、“00
000”から“11111”まで32通りあるが、これ
らのうち3本をバー有りとするパターンの10通りにつ
いてバーコードを割り付ける。
【0044】図6(d)の場合、リードソロモン符号の
1シンボルは5ビットで表現され、5本のバーで1シン
ボルを表現する。5ビットのビットパターンは、“00
000”から“11111”まで32通りあるが、これ
らのうち15通りについてバーコードを割り付ける。
【0045】なお、本実施形態では印字されるバーの最
大本数は80本であるとする。また、ID番号では数字
のみを扱う。従って、“0”〜“9”までが情報シンボ
ルとして扱われる。
【0046】図7(a)(b)(c)(d)に、図6
(a)(b)(c)(d)にそれぞれ対応したバーコー
ドの印字例を示す。図7(a)(b)では、スタートバ
ーおよびストップバーで1本ずつ用いているため、印字
できるシンボル数は図6(a)の場合で最大39シンボ
ル、図6(b)の場合で最大26シンボルとなる。図6
(c)(d)の場合、各シンボルバーコード毎にストッ
プバーが付加されるため、1つのシンボルは6本のバー
コードで表現される。従って、図6(c)(d)の場合
には、最大13シンボルが印字できる。
【0047】図6(a)の場合には、郵便番号は符号長
13、最小ハミング距離7の(13,7,7)リードソ
ロモン符号化を行い、住所表示番号は符号長21、最小
ハミング距離9の(21,13,9)リードソロモン符
号化を行うとする。
【0048】図6(b)の場合には、郵便番号は符号長
9、最小ハミング距離3の(9,7,3)リードソロモ
ン符号化を行い、住所表示番号は符号長17、最小ハミ
ング距離5の(17,13,5)リードソロモン符号化
を行うものとする。
【0049】図6(c)の場合には、チェックサムによ
るチェックディジットが1シンボル付加される(12,
11,2)チェックサム符号化が行われるとする。
【0050】図6(d)の場合には、符号長13、最小
ハミング距離3の(13,11,3)リードソロモン符
号化を行うものとする。
【0051】以後、郵便番号および住所表示番号のバー
コードを局内バーコード、ID番号のバーコードをID
コードと呼ぶ。また、図6(a)のバーコードを4S2
B、図6(b)のバーコードを4S3Bとそれぞれ呼
ぶ。さらに、図6(c)のバーコードを3 out of 5と
呼び、図6(d)のバーコードをBNB(Bar No Bar:バ
ーノーバー)と呼ぶ。
【0052】次に、図8に示すフローチャートを用いて
本実施形態におけるバーコード印刷手順を説明する。ま
ず、郵便物10上の情報(郵便番号、住所表示番号、宛
先、宛名)を画像読取部101により画像として読み取
り、さらに宛先情報(郵便番号および住所表示番号)に
ついて文字認識部102で文字認識を行う(ステップS
101〜S102)。ステップS101において宛先情
報である郵便番号および住所表示番号が正しく読み取れ
られたか否かをステップ102の文字認識結果に基づい
て判定し(ステップS103)、正しく読み取られた場
合はステップS104に進んでバーコード符号化部10
5でバーコード符号化、すなわちバーコード情報への変
換を行い、印字出力部106の第1および第2のプリン
タヘッド21,22で局内バーコード(郵便番号バーコ
ードおよび住所表示番号バーコード)を郵便番号印字領
域13と住所表示番号印字領域14およびID番号印字
領域19上に印字出力する(ステップS105)。
【0053】このように郵便番号および住所表示番号が
正しく読み取れた場合には、郵便番号および住所表示番
号の局内バーコードをID番号印字領域19にも印字す
ることが本実施形態の大きな特徴である。このようにす
ることで、郵便番号印字領域13や住所表示番号印字領
域14に印字された局内バーコードが宛先住所などの文
字や印刷広告との重なり、あるいは汚れなどにより消失
して正しく読み取りが行われなかった場合でも、ID番
号印字領域10に印字された郵便番号および住所表示番
号のバーコードを読み取って復号することが可能とな
り、オペレータによる読み取り作業を行わなければなら
なくなる郵便物の発生を低減することができる。
【0054】一方、宛先情報である郵便番号および住所
表示番号が正しく読み取れなかった場合には、ID番号
生成部103でID番号を生成し(ステップS10
6)、バーコード符号化部105でバーコード符号化を
行って、印字出力部106の第2のプリンタヘッド22
でID番号バーコードをID番号印字領域19上に印字
する(ステップS107〜S108)。そして、この印
字されたID番号バーコードをバーコード読取部107
で読み取り、ID番号復号部107で復号する(ステッ
プS109〜S110)。
【0055】ステップS110でID番号が復号される
と、ステップS101で画像読取部101により読み取
った画像を表示部110で表示する(ステップS11
1)。そして、この画像中の宛先住所を見たオペレータ
によって、宛先情報である郵便番号および住所表示番号
が入力部104を介してキー入力される(ステップS1
12)。このようにしてオペレータにより入力された郵
便番号および住所表示番号の文字コードをバーコード符
号化部105で先と同様にバーコード符号化し、印字出
力部106の第1のプリンタヘッド21で局内バーコー
ドを郵便番号印字領域13および住所表示番号印字領域
14およびID番号印字領域19上に印字出力する(ス
テップS104〜S105)。
【0056】次に、図9〜図15を参照して郵便番号印
字領域13と住所表示番号印字領域14(これらを総称
して局内コード印字領域という)およびID番号印字領
域19にバーコードとして印字する情報の符号化構成に
ついて説明する。
【0057】図9の符号構成は、郵便番号、住所表示番
号が読み取れた場合にID番号印字領域に局内バーコー
ドを印刷するものである。図9において、Aix、A
i’xは住所表示番号のリードソロモン符号の情報部
(住所表示番号)を示し、Apx、Ap’xは住所表示
番号のリードソロモン符号のパリティ部を示している。
また、Zix、Zi’xは郵便番号のリードソロモン符
号の情報部(郵便番号)を示し、Zpx、Zp’xは郵
便番号のリードソロモン符号のパリティ部を示してい
る。
【0058】まず、ID番号印字領域に局内バーコード
印字領域に印字されているバーコードで使用されるバー
コードと、同一のバーコードでID番号印字領域に局内
バーコードを印字する場合を述べる。すなわち、局内バ
ーコードが4S2B(または4S3B)であるならば、
ID番号印字領域に印字されるバーコードも4S2B
(または4S3B)である。また郵便番号は(13,
7,7)リードソロモン符号で、Zix,Zi’xのシ
ンボル数は7、Zpx,Zp’xのシンボル数は6であ
り、住所番号は(21,13,9)リードソロモン符号
で、Aix,Ai’xのシンボル数は13、Apx,A
p’xのシンボル数は8である。
【0059】このような場合の復号手順の例を以下に示
す。まず、郵便番号の復号手順を示す。 [ステップ1]ZixをZpxを用いて復号する。
【0060】訂正可能であり、かつ復号されたZixに
ついて、各シンボルが郵便番号として使用されるシンボ
ルの集合の要素となっているZixをZix1とする。
【0061】[ステップ2]ZixをZp’xを用いて
復号する。
【0062】訂正可能であり、かつ復号されたZixに
ついて、各シンボルが郵便番号として使用されるシンボ
ルの集合の要素となっているZixをZix2とする。
【0063】[ステップ3]Zi’xをZpxを用いて
復号する。訂正可能であり、かつ復号されたZi’xに
ついて、各シンボルが郵便番号として使用されるシンボ
ルの集合の要素となっているZi’xをZix3とす
る。
【0064】[ステップ4]Zi’xをZp’xを用い
て復号する。訂正可能であり、かつ復号されたZi’x
について、各シンボルが郵便番号として使用されるシン
ボルの集合の要素となっているZi’xをZix4とす
る。
【0065】[ステップ5]4つの復号結果Zix1,
Zix2,Zix3,Zix4において、一致した郵便
番号の多いものを出力とする。(例えば、Zix1=Z
ix2=Zix3≠Zix4ならば、Zix1を出力) [ステップ6]4つの復号結果のうち、一致した郵便番
号の個数が同数である場合(例えば、Zix1=Zix
2かつZix3=Zix4かつZix1≠Zix3)
や、全てが一致しなかった場合(Zix1≠Zix2≠
Zix3≠Zix4)は訂正不可能とする。
【0066】[ステップ7]ステップ1〜4のうち、出
力された結果が2つで、その2つが一致しなかった場合
(例えば、ZixとZix3が復号結果として得られ、
この2つがZix1≠zix3である)は訂正不可能と
する。
【0067】住所表示番号についても、同様の復号手順
で復号を行う。
【0068】[ステップ1]AixをApxを用いて復
号する。訂正可能であり、かつ復号されたAixについ
て、各シンボルが住所番号として使用されるシンボルの
集合の要素となっているAixをAix1とする。
【0069】[ステップ2]AixをAp’xを用いて
復号する。訂正可能であり、かつ復号されたAixにつ
いて、各シンボルが住所番号として使用されるシンボル
の集合の要素となっているAixをAix2とする。
【0070】[ステップ3]Ai’xをApxを用いて
復号する。訂正可能であり、かつ復号されたAi’xに
ついて、各シンボルが住所番号として使用されるシンボ
ルの集合の要素となっているAi’xをAix3とす
る。
【0071】[ステップ4]Ai’xをAp’xを用い
て復号する。訂正可能であり、かつ復号されたAi’x
について、各シンボルが住所番号として使用されるシン
ボルの集合の要素となっているAi’xをAix4とす
る。
【0072】[ステップ5]4つの復号結果Aix1,
Aix2,Aix3,Aix4において、一致した住所
番号の多いものを出力とする。(例えば、Aix1=A
ix2=Aix3≠Aix4ならば、Aix1を出力) [ステップ6]4つの復号結果Aix1,Aix2,A
ix3,Aix4のうち、一致した住所番号の個数が同
数である場合(例えば、Aix1=Aix2かつAix
3=Aix4かつAix1≠Aix3)や、全てが一致
しなかった場合(Aix1≠Aix2≠Aix3≠Ai
x4)は訂正不可能とする。
【0073】[ステップ7]ステップ1〜4のうち、出
力された結果が2つで、その2つが一致しなかった場合
(例えば、Aix1とAix3が復号結果として得ら
れ、この2つがAix1≠Aix3である)は訂正不可
能とする。
【0074】次に、ID番号印字領域に局内バーコード
印字領域に印字されているバーコードで使用されるバー
コードと異なるバーコードでID番号印字領域に局内バ
ーコードを印字する場合を述べる。すなわち、局内バー
コードが4S2B(または4S3B)であるならば、I
D番号印字領域に印字されるバーコードは4S3B(ま
たは4S2B)である。本例では、局内バーコードを4
S2B、ID番号印字領域に印字されるバーコードを4
S3Bとする。従って、局内バーコードの郵便番号バー
コードは(13,7,7)リードソロモン符号で、Zi
xのシンボル数は7、Zpxのシンボル数は6であり、
住所表示番号バーコードは(21,13,9)リードソ
ロモン符号で、Aixのシンボル数は13、Apxのシ
ンボル数は8である。また、ID番号印字領域に印字さ
れる郵便番号バーコードは(9,7,3)リードソロモ
ン符号で、Zi’xのシンボル数は7、Zp’xのシン
ボル数は2であり、住所表示番号バーコードは(17,
13,5)リードソロモン符号で、Ai’xのシンボル
数は13、Ap’xのシンボル数は4である。
【0075】この場合の復号手順は以下の通りである。
【0076】次に、住所表示番号の復号手順について述
べる。
【0077】[ステップ1]AixをApxを用いて復
号する。訂正可能であり、かつ復号されたAixについ
て、各シンボルが住所番号として使用されるシンボルの
集合の要素となっているAixをAix1とする。
【0078】[ステップ2]AixをAp’xを用いて
復号する。訂正可能であり、かつ復号されたAixにつ
いて、各シンボルが住所番号として使用されるシンボル
の集合の要素となっているAixをAix2とする。
【0079】[ステップ3]Ai’xをApxを用いて
復号する。訂正可能であり、かつ復号されたAi’xに
ついて、各シンボルが住所番号として使用されるシンボ
ルの集合の要素となっているAi’xをAix3とす
る。
【0080】[ステップ4]Ai’xをAp’xを用い
て復号する。訂正可能であり、かつ復号されたAi’x
について、各シンボルが住所番号として使用されるシン
ボルの集合の要素となっているAi’xをAix4とす
る。
【0081】[ステップ5]4つの復号結果Aix1,
Aix2,Aix3,Aix4において、一致した住所
番号の多いものを出力とする。(例えば、Aix1=A
ix2=Aix3≠Aix4ならば、Aix1を出力) [ステップ6]4つの復号結果Aix1,Aix2,A
ix3,Aix4において、Aix1=Aix3かつA
i2=Ai4かつAix1≠Aix2である場合は、A
ix1(またはAix3)を出力とする。
【0082】[ステップ7]ステップ6以外の場合で、
一致した住所番号の個数が同数である場合(例えば、A
ix1=Aix2かつAix3=Aix4かつAix1
≠Aix3)や、全てが一致しなかった場合(Aix1
≠Aix2≠Aix3≠Aix4)は訂正不可能とす
る。
【0083】[ステップ8]ステップ1〜4のうち、出
力された結果が2つで、その2つがAix1とAix
2、またはAix1とAix4である場合はAix1
を、またAix2とAix3、またはAix3とAix
4、である場合はAix3を住所番号が一致したか否か
にかかわらず出力とする。上記以外の2つの組み合わせ
が出力となった場合(同じ最小ハミング距離で訂正され
たもの同士の組み合わせ)は、住所番号が一致しなかっ
た場合は訂正不可能とし、一致した場合はそれを出力と
する。
【0084】[ステップ9]4つの復号結果のうち、一
致した住所番号の個数が同数である場合(例えば、Ai
x1=Aix2かつAix3=Aix4かつAix1≠
Aix3)や、全てが一致しなかった場合(Aix1≠
Aix2≠Aix3≠Aix4)は訂正不可能とする。
【0085】[ステップ10]ステップ1〜4のうち、
出力された結果が2つで、その2つが一致しなかった場
合(例えば、Aix1とAix3が復号結果として得ら
れ、この2つがAix1≠Aix3である)は訂正不可
能とする。
【0086】次に、図10の符号構成について説明す
る。図10は郵便番号、住所表示番号が読み取れた場合
にIDコードが印字される領域に局内バーコードのパリ
ティシンボルを印刷するものである。図10において、
Aixは住所表示番号のリードソロモン符号の情報部
(住所表示番号)を示し、Apx、Ap’xは住所表示
番号のリードソロモン符号のパリティ部を示している。
また、Zixは郵便番号のリードソロモン符号の情報部
(郵便番号)を、Zpx、Zp’xは郵便番号のリード
ソロモン符号のパリティ部を示している。
【0087】まず、ID番号印字領域に局内バーコード
印字領域に印字されているバーコードで使用されるバー
コードと、同一のバーコードでID番号印字領域に局内
バーコードを印字する場合を述べる。すなわち、局内バ
ーコードが4S2B(または4S3B)であるならば、
ID番号印字領域に印字されるバーコードも4S2B
(または4S3B)である。また郵便番号は(13,
7,7)リードソロモン符号で、Zixのシンボル数は
7、Zpx,Zp’xのシンボル数は6であり、住所番
号は(21,13,9)リードソロモン符号で、Aix
のシンボル数は13、Apx,Ap’xのシンボル数は
8である。
【0088】このような場合の復号手順の例を以下に示
す。
【0089】まず、郵便番号の復号手順を示す。
【0090】[ステップ1]ZixをZpxを用いて復
号する。訂正可能であり、かつ復号されたZixについ
て、各シンボルが郵便番号として使用されるシンボルの
集合の要素となっているZixをZix1とする。
【0091】[ステップ2]ZixをZp’xを用いて
復号する。訂正可能であり、かつ復号されたZixにつ
いて、各シンボルが郵便番号として使用されるシンボル
の集合の要素となっているZixをZix2とする。
【0092】[ステップ3]2つの復号結果Zix1,
Zix2において、Zix1=Zix2ならば、例えば
Zix1を出力とする。
【0093】[ステップ4]Zix1≠Zix2なら
ば、訂正不可能とする。
【0094】住所表示番号についても、同様の復号手順
で復号を行う。
【0095】[ステップ1]AixをApxを用いて復
号する。訂正可能であり、かつ復号されたAixについ
て、各シンボルが住所番号として使用されるシンボルの
集合の要素となっているAixをAix1とする。
【0096】[ステップ2]AixをAp’xを用いて
復号する。訂正可能であり、かつ復号されたAixにつ
いて、各シンボルが住所番号として使用されるシンボル
の集合の要素となっているAixをAix2とする。
【0097】[ステップ3]2つの復号結果Aix1,
Aix2において、Aix1=Aix2ならば、例えば
Aix1を出力する。
【0098】[ステップ4]Aix1≠Aix2なら
ば、訂正不可能とする。
【0099】次に、ID番号印字領域に局内バーコード
印字領域に印字されているバーコードで使用されるバー
コードと異なるバーコードでID番号印字領域に局内バ
ーコードを印字する場合を述べる。すなわち、局内バー
コードが4S2B(または4S3B)であるならば、I
D番号印字領域に印字されるバーコードは4S3B(ま
たは4S2B)である。図10の例では、局内バーコー
ドを4S2B、ID番号印字領域に印字されるバーコー
ドを4S3Bとする。従って、局内バーコードの郵便番
号バーコードは(13,7,7)リードソロモン符号
で、Zixのシンボル数は7、Zpxのシンボル数は6
であり、住所表示番号バーコードは(21,13,9)
リードソロモン符号で、Aixのシンボル数は13、A
pxのシンボル数は8である。また、ID番号印字領域
に印字される郵便番号パリティシンボルバーコードは
(9,7,3)リードソロモン符号化されたパリティシ
ンボルで、Zp’xのシンボル数は2であり、住所表示
番号パリティシンボルバーコードは(17,13,5)
リードソロモン符号化されたパリティシンボルで、A
p’xのシンボル数は4である。
【0100】この場合の復号手順は以下の通りである。
【0101】[ステップ1]ZixをZpxを用いて復
号する。訂正可能であり、かつ復号されたZixについ
て、各シンボルが郵便番号として使用されるシンボルの
集合の要素となっているZixをZix1とする。
【0102】[ステップ2]ZixをZp’xを用いて
復号する。訂正可能であり、かつ復号されたZixにつ
いて、各シンボルが郵便番号として使用されるシンボル
の集合の要素となっているZixをZix2とする。
【0103】[ステップ3]2つの復号結果Zix1,
Zix2において、Zix1=Zix2ならば例えばZ
ix1を出力とする。
【0104】[ステップ4]Zix1≠Zix2である
場合は、訂正能力が高い符号化がされたzix1を出力
とする。
【0105】次に、住所表示番号の復号手順について述
べる。
【0106】[ステップ1]AixをApxを用いて復
号する。訂正可能であり、かつ復号されたAixについ
て、各シンボルが住所番号として使用されるシンボルの
集合の要素となっているAixをAix1とする。
【0107】[ステップ2]AixをAp’xを用いて
復号する。
【0108】訂正可能であり、かつ復号されたAixに
ついて、各シンボルが住所番号として使用されるシンボ
ルの集合の要素となっているAixをAix2とする。
【0109】[ステップ3]2つの復号結果Aix1,
Aix2において、Aix1=Aix2ならば例えばA
ix1を出力とする。
【0110】[ステップ4]Aix1≠Aix2である
場合は、訂正能力が高い符号化がされたAix1を出力
とする。
【0111】ただし、ID番号印字領域に印字されるバ
ーコード数が少ないため、異なるバーコード、例えば、
局内バーコードが4S2Bの場合ID番号印字領域では
4S3Bを使用する場合でも、最小ハミング距離を同一
にして符号化してもよい。また、同一のバーコードを用
いる場合でも、最小ハミング距離を変えて符号化して得
られたパリティシンボルをID番号印字領域に印字して
も良い。この場合、最小ハミング距離が長い(訂正能力
が高い)方を優先的な出力とする。
【0112】次に、図11の符号構成について説明す
る。図11は郵便番号、住所表示番号が読み取れた場合
にIDコードが印字される領域に郵便番号およびそれを
符号化して得られたパリティシンボルバーコードと、住
所表示番号を符号化して得られたパリティシンボルバー
コードを印刷するものである。図8において、Aixは
住所表示番号のリードソロモン符号の情報部(住所表示
番号)を示し、Apx、Ap’xは住所表示番号のリー
ドソロモン符号のパリティ部を示している。また、Zi
x、Zi’xは郵便番号のリードソロモン符号の情報部
(郵便番号)を示し、Zpx、Zp’xは郵便番号のリ
ードソロモン符号のパリティ部を示している。
【0113】まず、ID番号印字領域に局内バーコード
印字領域に印字されているバーコードで使用されるバー
コードと、同一のバーコードでID番号印字領域に局内
バーコードを印字する場合を述べる。すなわち、局内バ
ーコードが4S2B(または4S3B)であるならば、
ID番号印字領域に印字されるバーコードも4S2B
(または4S3B)である。また郵便番号は(13,
7,7)リードソロモン符号で、Zix,Zi’xのシ
ンボル数は7、Zpx,Zp’xのシンボル数は6であ
り、住所番号は(21,13,9)リードソロモン符号
で、Aixのシンボル数は13、Apx,Ap’xのシ
ンボル数は8である。
【0114】このような場合の復号手順の例を以下に示
す。
【0115】まず、郵便番号の復号手順を示す。
【0116】[ステップ1]ZixをZpxを用いて復
号する。訂正可能であり、かつ復号されたZixについ
て、各シンボルが郵便番号として使用されるシンボルの
集合の要素となっているZixをZix1とする。
【0117】[ステップ2]ZixをZp’xを用いて
復号する。訂正可能であり、かつ復号されたZixにつ
いて、各シンボルが郵便番号として使用されるシンボル
の集合の要素となっているZixをZix2とする。
【0118】[ステップ3]Zi’xをZpxを用いて
復号する。訂正可能であり、かつ復号されたZi’xに
ついて、各シンボルが郵便番号として使用されるシンボ
ルの集合の要素となっているZi’xをZix3とす
る。
【0119】[ステップ4]Zi’xをZp’xを用い
て復号する。訂正可能であり、かつ復号されたZi’x
について、各シンボルが郵便番号として使用されるシン
ボルの集合の要素となっているZi’xをZix4とす
る。
【0120】[ステップ5]4つの復号結果Zix1,
Zix2,Zix3,Zix4において、一致した郵便
番号の多いものを出力とする。(例えば、Zix1=Z
ix2=Zix3≠Zix4ならば、Zix1を出力) [ステップ6]4つの復号結果のうち、一致した郵便番
号の個数が同数である場合(例えば、Zix1=Zix
2かつZix3=Zix4かつZix1≠Zix3)
や、全てが一致しなかった場合(Zix1≠Zix2≠
Zix3≠Zix4)は訂正不可能とする。
【0121】[ステップ7]ステップ1〜4のうち、出
力された結果が2つで、その2つが一致しなかった場合
(例えば、ZixとZix3が復号結果として得られ、
この2つがZix1≠Zix3である)は訂正不可能と
する。
【0122】住所表示番号についても、同様の復号手順
で復号を行う。
【0123】[ステップ1]AixをApxを用いて復
号する。訂正可能であり、かつ復号されたAixについ
て、各シンボルが住所番号として使用されるシンボルの
集合の要素となっているAixをAix1とする。
【0124】[ステップ2]AixをAp’xを用いて
復号する。訂正可能であり、かつ復号されたAixにつ
いて、各シンボルが住所番号として使用されるシンボル
の集合の要素となっているAixをAix2とする。
【0125】[ステップ3]2つの復号結果Aix1,
Aix2において、Aix1=Aix2ならば例えばA
ix1を出力する。
【0126】[ステップ4]Aix1≠Aix2の場
合、訂正不可能とする。
【0127】次に、ID番号印字領域に局内バーコード
印字領域に印字されているバーコードで使用されるバー
コードと異なるバーコードでID番号印字領域に局内バ
ーコードを印字する場合を述べる。すなわち、局内バー
コードが4S2B(または4S3B)であるならば、I
D番号印字領域に印字されるバーコードは4S3B(ま
たは4S2B)である。本例では、局内バーコードに4
S2Bを、ID番号印字領域に印字されるバーコードを
4S3Bとする。従って、局内バーコードの郵便番号バ
ーコードは(13,7,7)リードソロモン符号で、Z
ixのシンボル数は7、Zpxのシンボル数は6であ
り、住所表示番号バーコードは(21,13,9)リー
ドソロモン符号で、Aixのシンボル数は13、Apx
のシンボル数は8である。また、ID番号印字領域に印
字される郵便番号バーコードは(9,7,3)リードソ
ロモン符号で、Zi’xのシンボル数は7、Zp’xの
シンボル数は2であり、住所表示番号バーコードは(1
7,13,5)リードソロモン符号で、Ai’xのシン
ボル数は13、Ap’xのシンボル数は4である。
【0128】この場合の復号手順は以下の通りである。
【0129】[ステップ1]ZixをZpxを用いて復
号する。訂正可能であり、かつ復号されたZixについ
て、各シンボルが郵便番号として使用されるシンボルの
集合の要素となっているZixをZix1とする。
【0130】[ステップ2]ZixをZp’xを用いて
復号する。訂正可能であり、かつ復号されたZixにつ
いて、各シンボルが郵便番号として使用されるシンボル
の集合の要素となっているZixをZix2とする。
【0131】[ステップ3]Zi’xをZpxを用いて
復号する。訂正可能であり、かつ復号されたZi’xに
ついて、各シンボルが郵便番号として使用されるシンボ
ルの集合の要素となっているZi’xをZix3とす
る。
【0132】[ステップ4]Zi’xをZp’xを用い
て復号する。訂正可能であり、かつ復号されたZi’x
について、各シンボルが郵便番号として使用されるシン
ボルの集合の要素となっているZi’xをZix4とす
る。
【0133】[ステップ5]4つの復号結果Zix1,
Zix2,Zix3,Zix4において、一致した郵便
番号の多いものを出力とする。(例えば、Zix1=Z
ix2=Zix3≠Zix4ならば、Zix1を出力) [ステップ6]4つの復号結果において、Zix1=Z
ix3かつZi2=Zi4かつZix1≠Zix2であ
る場合は、Zix1(またはZix3)を出力とする。
【0134】[ステップ7]ステップ6以外の場合で、
一致した郵便番号の個数が同数である場合(例えば、Z
ix1=Zix2かつZix3=Zix4かつZix1
≠Zix3)や、全てが一致しなかった場合(Zix1
≠Zix2≠Zix3≠Zix4)は訂正不可能とす
る。
【0135】[ステップ8]ステップ1〜8のうち、出
力された結果が2つで、その2つがZix1とZix
2、またはZix1とZix4である場合はZix1
を、またZix2とZix3、またはZix3とZix
4である場合は、Zix3を郵便番号が一致したか否か
にかかわらず出力とする。上記以外の2つの組み合わせ
が出力となった場合(同じ最小ハミング距離で訂正され
たもの同士の組み合わせ)は、郵便番号が一致しなかっ
た場合は訂正不可能とし、一致した場合はそれを出力と
する。
【0136】次に、住所表示番号の復号手順について述
べる。
【0137】[ステップ1]AixをApxを用いて復
号する。訂正可能であり、かつ復号されたAixについ
て、各シンボルが住所番号として使用されるシンボルの
集合の要素となっているAixをAix1とする。
【0138】[ステップ2]AixをAp’xを用いて
復号する。訂正可能であり、かつ復号されたAixにつ
いて、各シンボルが住所番号として使用されるシンボル
の集合の要素となっているAixをAix2とする。
【0139】[ステップ3]2つの復号結果Aix1,
Aix2において、Aix1=Aix2ならば例えばA
ix1を出力とする。
【0140】[ステップ4]Aix1≠Aix2である
場合は、訂正能力が高い符号化がされたAix1を出力
とする。
【0141】この場合も、ID番号印字領域に印字され
るバーコード数が少ないため、異なるバーコード、例え
ば、局内バーコードが4S2Bの場合ID番号印字領域
では4S3Bを使用する場合でも、最小ハミング距離を
同一にして符号化してもよい。また、同一のバーコード
を用いる場合でも、最小ハミング距離を変えて符号化し
て得られたパリティシンボルをID番号印字領域に印字
しても良い。この場合、最小ハミング距離が長い(訂正
能力が高い)方を優先的な出力とする。
【0142】次に、図12の符号構成について説明す
る。図12は、郵便番号、住所表示番号が読み取れた場
合にIDコードが印字される領域に局内バーコードを印
刷するものである。図9において、Aix、Ai’xは
住所表示番号のリードソロモン符号の情報部(住所表示
番号)を示し、Apx、Ap’xは住所表示番号のリー
ドソロモン符号のパリティ部を示している。また、Zi
xは郵便番号のリードソロモン符号の情報部(郵便番
号)を示し、Zpx、Zp’xは郵便番号のリードソロ
モン符号のパリティ部を示している。
【0143】まず、ID番号印字領域に局内バーコード
印字領域に印字されているバーコードで使用されるバー
コードと、同一のバーコードでID番号印字領域に局内
バーコードを印字する場合を述べる。すなわち、局内バ
ーコードが4S2B(または4S3B)であるならば、
ID番号印字領域に印字されるバーコードも4S2B
(または4S3B)である。また郵便番号は(13,
7,7)リードソロモン符号で、Zixのシンボル数は
7、Zpx,Zp’xのシンボル数は6であり、住所番
号は(21,13,9)リードソロモン符号で、Ai
x,Ai’xのシンボル数は13、Apx,Ap’xの
シンボル数は8である。
【0144】このような場合の復号手順の例を以下に示
す。
【0145】まず、郵便番号の復号手順を示す。
【0146】[ステップ1]ZixをZpxを用いて復
号する。訂正可能であり、かつ復号されたZixについ
て、各シンボルが郵便番号として使用されるシンボルの
集合の要素となっているZixをZix1とする。
【0147】[ステップ2]ZixをZp’xを用いて
復号する。
【0148】訂正可能であり、かつ復号されたZixに
ついて、各シンボルが郵便番号として使用されるシンボ
ルの集合の要素となっているZixをZix2とする。
【0149】[ステップ3]2つの復号結果Zix1,
Zix2において、Zix1=Zix2ならば例えばZ
ix1を出力とする。
【0150】[ステップ4]Zix1≠Zix2である
場合は、訂正不可能とする。
【0151】住所表示番号は、以下の手順で復号を行
う。
【0152】[ステップ1]AixをApxを用いて復
号する。訂正可能であり、かつ復号されたAixについ
て、各シンボルが郵便番号として使用されるシンボルの
集合の要素となっているAixをAix1とする。
【0153】[ステップ2]AixをAp’xを用いて
復号する。訂正可能であり、かつ復号されたAixにつ
いて、各シンボルが郵便番号として使用されるシンボル
の集合の要素となっているAixをAix2とする。
【0154】[ステップ3]Ai’xをApxを用いて
復号する。訂正可能であり、かつ復号されたAi’xに
ついて、各シンボルが郵便番号として使用されるシンボ
ルの集合の要素となっているAi’xをAix3とす
る。
【0155】[ステップ4]Ai’xをAp’xを用い
て復号する。訂正可能であり、かつ復号されたAi’x
について、各シンボルが郵便番号として使用されるシン
ボルの集合の要素となっているAi’xをAix4とす
る。
【0156】[ステップ5]4つの復号結果Aix1,
Aix2,Aix3,Aix4において、一致した郵便
番号の多いものを出力とする。(例えば、Aix1=A
ix2=Aix3≠Aix4ならば、Aix1を出力) [ステップ6]4つの復号結果のうち、一致した郵便番
号の個数が同数である場合(例えば、Aix1=Aix
2かつAix3=Aix4かつAix1≠Aix3)
や、全てが一致しなかった場合(Aix1≠Aix2≠
Aix3≠Aix4)は訂正不可能とする。
【0157】[ステップ7]ステップ1〜4のうち、出
力された結果が2つで、その2つが一致しなかった場合
(例えば、Aix1とAix3が復号結果として得ら
れ、この2つがAix1≠Aix3である)は訂正不可
能とする。
【0158】次に、ID番号印字領域に局内バーコード
印字領域に印字されているバーコードで使用されるバー
コードと異なるバーコードでID番号印字領域に局内バ
ーコードを印字する場合を述べる。すなわち、局内バー
コードが4S2B(または4S3B)であるならば、I
D番号印字領域に印字されるバーコードは4S3B(ま
たは4S2B)である。本例では、局内バーコードに4
S2Bを、ID番号印字領域に印字されるバーコードを
4S3Bとする。従って、局内バーコードの郵便番号バ
ーコードは(13,7,7)リードソロモン符号で、Z
ixのシンボル数は7、Zpxのシンボル数は6であ
り、住所表示番号バーコードは(21,13,9)リー
ドソロモン符号で、Aixのシンボル数は13、Apx
のシンボル数は8である。また、ID番号印字領域に印
字される郵便番号バーコードは(9,7,3)リードソ
ロモン符号で、Zi’xのシンボル数は7、Zp’xの
シンボル数は2であり、住所表示番号バーコードは(1
7,13,5)リードソロモン符号で、Ai’xのシン
ボル数は13、Ap’xのシンボル数は4である。
【0159】この場合の復号手順は以下の通りである。
【0160】[ステップ1]ZixをZpxを用いて復
号する。訂正可能であり、かつ復号されたZixについ
て、各シンボルが郵便番号として使用されるシンボルの
集合の要素となっているZixをZix1とする。
【0161】[ステップ2]ZixをZp’xを用いて
復号する。訂正可能であり、かつ復号されたZixにつ
いて、各シンボルが郵便番号として使用されるシンボル
の集合の要素となっているZixをZix2とする。
【0162】[ステップ3]2つの復号結果Zix1,
Zix2において、Zix1=Zix2ならば例えばZ
ix1を出力とする。
【0163】[ステップ4]Zix1≠Zix2である
場合は、訂正能力が高い符号化がされたZix1を出力
とする。
【0164】次に、住所表示番号の復号手順について述
べる。
【0165】[ステップ1]AixをApxを用いて復
号する。訂正可能であり、かつ復号されたAixについ
て、各シンボルが住所番号として使用されるシンボルの
集合の要素となっているAixをAix1とする。
【0166】[ステップ2]AixをAp’xを用いて
復号する。訂正可能であり、かつ復号されたAixにつ
いて、各シンボルが住所番号として使用されるシンボル
の集合の要素となっているAixをAix2とする。
【0167】[ステップ3]Ai’xをApxを用いて
復号する。訂正可能であり、かつ復号されたAi’xに
ついて、各シンボルが住所番号として使用されるシンボ
ルの集合の要素となっているAi’xをAix3とす
る。
【0168】[ステップ4]Ai’xをAp’xを用い
て復号する。訂正可能であり、かつ復号されたAi’x
について、各シンボルが住所番号として使用されるシン
ボルの集合の要素となっているAi’xをAix4とす
る。
【0169】[ステップ5]4つの復号結果Aix1,
Aix2,Aix3,Aix4において、一致した住所
番号の多いものを出力とする。(例えば、Aix1=A
ix2=Aix3≠Aix4ならば、Aix1を出力) [ステップ6]4つの復号結果において、Aix1=A
ix3かつAi2=Ai4かつAix1≠Aix2であ
る場合は、Aix1(またはAix3)を出力とする。
【0170】[ステップ7]ステップ6以外の場合で、
一致した住所番号の個数が同数である場合(例えば、A
ix1=Aix2かつAix3=Aix4かつAix1
≠Aix3)や、全てが一致しなかった場合(Aix1
≠Aix2≠Aix3≠Aix4)は訂正不可能とす
る。
【0171】[ステップ8]ステップ1〜4のうち、出
力された結果が2つで、その2つがAix1とAix
2、またはAix1とAix4、である場合はAix1
を、また、Aix2とAix3、またはAix3とAi
x4、である場合は、Aix3を、住所番号が一致した
か否かにかかわらず出力とする。上記以外の2つの組み
合わせが出力となった場合(同じ最小ハミング距離で訂
正されたもの同士の組み合わせ)は、住所番号が一致し
なかった場合は訂正不可能とし、一致した場合はそれを
出力とする。
【0172】[ステップ9]4つの復号結果のうち、一
致した住所番号の個数が同数である場合(例えば、Ai
x1=Aix2かつAix3=Aix4かつAix1≠
Aix3)や、全てが一致しなかった場合(Aix1≠
Aix2≠Aix3≠Aix4)は訂正不可能とする。
【0173】[ステップ10]ステップ1〜4のうち、
出力された結果が2つで、その2つが一致しなかった場
合(例えば、Aix1とAix3が復号結果として得ら
れ、この2つがAix1≠Aix3である)は訂正不可
能とする。
【0174】次に、図13の符号構成について説明す
る。図6(c)では、3 out of 5と呼ばれるバーコー
ドを用いているため、チェックサムと呼ばれる(8,
7,2)チェックサム誤り訂正符号化が行われ、GF
(24)のリードソロモン符号化を行うことができな
い。この場合、1シンボルのパリティが付加され、図1
0においてZix、Zi’xは7シンボル、Zpxは4
S2Bならば6シンボル、4S3Bならば2シンボル、
Zp’xは1シンボルである。これまで示したような符
号構成例のように、パリティシンボルを交換して復号す
る手順を適用することはできない。そこで、本例の場合
は下記の様な手順で復号する。
【0175】[ステップ1]ZixをZpxを用いて復
号する。訂正可能であり、かつ復号されたZixについ
て、各シンボルが郵便番号として使用されるシンボルの
集合の要素となっているZixをZix1とする。
【0176】[ステップ2]Zi’xをZp’xを用い
て復号する。訂正可能であり、かつ復号されたZi’x
について、各シンボルが郵便番号として使用されるシン
ボルの集合の要素となっているZi’xをZix2とす
る。[ステップ1]2つの復号結果Zix1,Zix2
において、Zix1=Zix2ならば例えばZix1を
出力とする。
【0177】[ステップ2]Zix1≠Zix2である
場合は、訂正能力の高いZix1を出力とする。
【0178】住所番号については、AixとApxを用
いた復号が行われる。
【0179】次に、図6(d)を用いた場合について示
す。
【0180】図6(d)のBNBを用いた場合、リード
ソロモン符号化が可能である。従って、ID番号印字領
域に印字される郵便番号は、(13,7,7)リードソ
ロモン符号化を行うものとする。従って、Zi’xは7
シンボル、Zp’xは6シンボルである。この場合の復
号手順は下記のようになる。
【0181】[ステップ1]ZixをZpxを用いて復
号する。訂正可能であり、かつ復号されたZixについ
て、各シンボルが郵便番号として使用されるシンボルの
集合の要素となっているZixをZix1とする。
【0182】[ステップ1]ZixをZp’xを用いて
復号する。訂正可能であり、かつ復号されたZixにつ
いて、各シンボルが郵便番号として使用されるシンボル
の集合の要素となっているZixをZix2とする。
【0183】[ステップ3]Zi’xをZpxを用いて
復号する。訂正可能であり、かつ復号されたZi’xに
ついて、各シンボルが郵便番号として使用されるシンボ
ルの集合の要素となっているZi’xをZix3とす
る。
【0184】[ステップ4]Zi’xをZp’xを用い
て復号する。訂正可能であり、かつ復号されたZi’x
について、各シンボルが郵便番号として使用されるシン
ボルの集合の要素となっているZi’xをZix4とす
る。
【0185】[ステップ5]4つの復号結果Zix1,
Zix2,Zix3,Zix4において、一致した郵便
番号の多いものを出力とする。(例えば、Zix1=Z
ix2=Zix3≠Zix4ならば、Zix1を出力) [ステップ6]4つの復号結果において、Zix1=Z
ix3かつZi2=Zi4かつZix1≠Zix2であ
る場合は、Zix2(またはZix4)を出力とする。
【0186】[ステップ7]ステップ6以外の場合で、
一致した郵便番号の個数が同数である場合(例えば、Z
ix1=Zix2かつZix3=Zix4かつZix1
≠Zix3)や、全てが一致しなかった場合(Zix1
≠Zix2≠Zix3≠Zix4)は訂正不可能とす
る。
【0187】[ステップ8]ステップ1〜4のうち、出
力された結果が2つで、2つがZix1とZix2、ま
たはZix2とZix3である場合、局内バーコードが
4S2Bのとき、二つが一致すればZix2を出力と
し、一致しなければ訂正不可能とする。また、局内バー
コードが4S3Bのとき、二つが一致したか否かにかか
わらずZix2を出力とする。2つがZix1とZix
4、またはZix3とZix4、である場合、局内バー
コードが4S2Bのとき、二つが一致すればZix4を
出力とし、一致しなければ訂正不可能とする。局内バー
コードが4S3Bの場合、二つが一致したか否かにかか
わらずZix4を出力とする。二つがZix1とZix
3である場合は、Zix1(またはZix3)を出力と
する。二つがZix2とZix4である場合は、Zix
2(またはZix4)を出力とする。
【0188】住所番号については、AixとApxを用
いた復号が行われる。次に、図14の符号構成について
説明する。図14は、郵便番号、住所表示番号が読み取
れた場合にIDコードが印字される領域に住所番号を誤
り訂正符号化して得られるパリティシンボルバーコード
を印刷するものである。図14において、Aixは住所
表示番号のリードソロモン符号の情報部(住所表示番
号)を示し、Apx、Ap’xは住所表示番号のリード
ソロモン符号のパリティ部を示している。また、Zix
は郵便番号の誤り訂正符号の情報部(郵便番号)を、Z
pxは郵便番号の誤り訂正符号のパリティ部を示してい
る。局内バーコードが4S2B(または4S3B)であ
る場合、ID番号印字領域に印字されるバーコードは、
図6(d)のバーコードであるとする。この場合も、図
13の例と同様に1つのシンボルを表すのに6本を必要
とする。というのは、一つのバーコードの終わりに区切
りを示すバーが付加されるためである。ID番号印字領
域に印字できるバーコードの個数は4S2Bや4S3B
に比べて少なく、13シンボルである。 この場合の住
所番号の復号手順を下記に示す。
【0189】[ステップ1]AixをApxを用いて復
号する。訂正可能であり、かつ復号されたAixについ
て、各シンボルが住所番号として使用されるシンボルの
集合の要素となっているAixをAix1とする。
【0190】[ステップ2]AixをAp’xを用いて
復号する。訂正可能であり、かつ復号されたAi’xに
ついて、各シンボルが住所番号として使用されるシンボ
ルの集合の要素となっているAi’xをAix2とす
る。
【0191】[ステップ3]2つの復号結果Aix1,
Aix2において、Aix1=Aix2ならば例えばA
ix1を出力とする。
【0192】[ステップ4]Aix1≠Aix2である
場合は、Aix2を出力とする。
【0193】次に、図15の符号構成について説明す
る。図15は、郵便番号、住所表示番号が読み取れた場
合にIDコードが印字される領域に住所番号を図6
(c)または(d)のバーコードを用いて印刷するもの
である。図15において、Aix、Ai’xは住所表示
番号バーコードを示し、Apxは住所表示番号のリード
ソロモン符号のパリティ部を示している。また、Zix
は郵便番号の誤り訂正符号の情報部(郵便番号)を示
し、Zpxは郵便番号の誤り訂正符号のパリティ部を示
している。局内バーコードが4S2B(または4S3
B)である場合、ID番号印字領域に印字されるバーコ
ードは、図6(c)または(d)のバーコードであると
する。この場合も図14の例と同様に、1つのシンボル
を表すのに6本を必要とする。というのは、一つのバー
コードの終わりに区切りを示すバーが付加されるためで
ある。ID番号印字領域に印字できるバーコードの個数
は4S2Bや4S3Bに比べて少なく、13シンボルで
ある。この場合の住所番号の復号手順を下記に示す。
【0194】[ステップ1]AixをApxを用いて復
号する。訂正可能であり、かつ復号されたAixについ
て、各シンボルが住所番号として使用されるシンボルの
集合の要素となっているAixをAix1とする。
【0195】[ステップ2]Ai’xをApxを用いて
復号する。訂正可能であり、かつ復号されたAi’xに
ついて、各シンボルが住所番号として使用されるシンボ
ルの集合の要素となっているAi’xをAix2とす
る。
【0196】[ステップ3]2つの復号結果Aix1,
Aix2において、Aix1=Aix2ならば例えばA
ix1を出力とする。
【0197】[ステップ4]Aix1≠Aix2である
場合は、訂正不可能とする。
【0198】(第2の実施形態)図16は、本実施形態
における郵便物30の例を示す図である。図1の例と同
様に、郵便物30の郵便番号/住所表示番号記入欄31
に差出人により宛先地名情報を表わす郵便番号および住
所表示番号が記入される。一方、宛先記入欄32には差
出人によって宛先住所および宛名が記入されるととも
に、宛先記入欄32の右寄りの位置に郵便番号を表わす
郵便番号バーコード部33aおよび郵便番号バーコード
パリティ部33b(郵便番号印字領域33という)と、
宛先地番(丁目、番、号)を表わす住所表示番号バーコ
ード部34aおよび住所表示番号バーコードパリティ部
34b(住所表示番号印字領域34という)が設けら
れ、また郵便番号印字領域33の前後にスタートバー3
5とストップバー36が設けられ、住所表示番号印字領
域34の前後にスタートバー37とストップバー38が
設けられている。
【0199】さらに、郵便物30の宛先記入欄32の郵
便番号印字領域33および住所表示番号印字領域34よ
り内側に、同一直線上に位置してID番号バーコード部
39aとID番号パリティバーコード部39bおよび空
き領域40がID番号印字領域として設けられている点
が図1の例と異なる。
【0200】図17は、本実施形態に係るバーコード印
刷システムの構成を示すブロック図であり、図2に示し
た構成に加えて比較判定部111が追加されている。こ
の比較判定部111は、ID番号バーコード読取部10
7により読み取られ、ID番号復号部108で復号され
たID番号をID番号生成部103で生成されたID番
号と比較し、両者が不一致の場合はバーコード符号化部
105および印字出力部106に制御信号を送り、ID
番号のバーコード符号化および印字出力を指示するもの
である。
【0201】図18に、図17中の印字出力部106お
よびバーコード読取部107の概略構成を示す。同図に
示されるように、矢印で示す方向に搬送されてくる郵便
物10の郵便番号印字領域13および住所表示番号印字
領域14の上方に位置して第1のプリンタヘッド21が
設置され、またID番号コード印字領域14の上方に位
置して第2のプリンタヘッド22とバーコード読取部1
07の読み取りセンサ23および第3のプリンタヘッド
24が設置されている。すなわち、図5の構成に第3の
プリンタヘッド24が追加された構成となっている。
【0202】また、本実施形態では図6(a)に示した
ように、4本のバーの有無によって2個の状態を表し、
バーコード全体としては2×2×2×2=16個の状態
を表すことができるバーコードを用いるものとする。こ
の場合、リードソロモン符号化部203でGF(24)
上のガロア体を用いて符号化を行うと、得られるリード
ソロモン符号の1シンボルは、図6(a)の場合4ビッ
トで表現されるので、2本のバーで1シンボルを表現す
ることができる。4ビットのビットパターンは、“00
00”から“1111”まで16通りあるが、これらの
うち“0000”を除いた15通りについてバーコード
を割り付ける。図6(a)の場合には、郵便番号は符号
長13、最小ハミング距離7の(13,7,7)リード
ソロモン符号化を行い、住所表示番号は符号長21、最
小ハミング距離9の(21,13,9)リードソロモン
符号化を行い、ID番号は符号長15、最小ハミング距
離5の(15,11,5)リードソロモン符号化を行う
ものとする。
【0203】本実施形態においても、郵便番号、住所表
示番号のバーコードを局内バーコード、ID番号のバー
コードをIDコードと呼び、また図6(a)のバーコー
ドを4S2Bと呼ぶ。なお、本例では印字されるバーの
最大本数は80本であるとする。また、ID番号では数
字のみを扱う。従って、“0”〜“9”までが情報シン
ボルとして扱われる。
【0204】図19は、本実施形態におけるバーコード
の印字例を示した図であり、(a)は住所表示番号印字
領域上のバーコード、(b)は郵便番号印字領域上のバ
ーコード、(c)はID番号印字領域上のバーコードで
ある。同図(c)に示されるように、図16のID番号
印字領域中の空き領域40に印字できるバーコードのシ
ンボル数は、最大19シンボルである。
【0205】次に、図20に示すフローチャートを用い
て本実施形態におけるバーコード印刷手順を説明する。
まず、郵便物30上の情報(郵便番号、住所表示番号、
宛先、宛名)を画像読取部101により画像として読み
取り、さらに宛先情報(郵便番号および住所表示番号)
について文字認識部102で文字認識を行う(ステップ
S201〜S202)。ステップS201において宛先
情報である郵便番号および住所表示番号が正しく読み取
れられたか否かをステップ102の文字認識結果に基づ
いて判定し(ステップS203)、正しく読み取られた
場合はステップS204に進んでバーコード符号化部1
05でバーコード符号化、すなわちバーコード情報への
変換を行い、印字出力部106の第1のプリンタヘッド
21で局内バーコード(郵便番号バーコードおよび住所
表示番号バーコード)を郵便番号印字領域33と住所表
示番号印字領域34上に印字出力する(ステップS20
5)。
【0206】この場合、第1の実施形態と同様に郵便番
号および住所表示番号の局内バーコードをID番号印字
領域(39a,39b,40)にも印字することによっ
て、郵便番号印字領域33や住所表示番号印字領域34
に印字された局内バーコードが宛先住所などの文字や印
刷広告との重なり、あるいは汚れなどにより消失して正
しく読み取りが行われなかった場合でも、ID番号印字
領域に印字された郵便番号および住所表示番号のバーコ
ードを読み取って復号することが可能となり、オペレー
タによる読み取り作業を行わなければならなくなる郵便
物の発生を低減するようにすることもできる。
【0207】一方、宛先情報である郵便番号および住所
表示番号が正しく読み取れなかった場合には、ID番号
生成部103でID番号を生成し(ステップS20
6)、バーコード符号化部105でバーコード符号化を
行って、印字出力部106の第2のプリンタヘッド22
でID番号バーコードをID番号印字領域中の領域39
a,39b上に印字する(ステップS207〜S20
8)。そして、領域39a,39bに印字されたID番
号バーコードをバーコード読取部107で読み取り、I
D番号復号部107で復号する(ステップS209〜S
210)。
【0208】そして、ステップS210でID番号が正
しく復号されたか否かを比較判定部111により判定し
(ステップS211)、正しく復号された場合にはステ
ップS201で画像読取部101により読み取った画像
を表示部110で表示する(ステップS212)。そし
て、この画像中の宛先住所を見たオペレータによって、
宛先情報である郵便番号および住所表示番号が入力部1
04を介してキー入力される(ステップS213)。
【0209】一方、ステップS210でID番号が正し
く復号されなかった場合には、ステップS208に戻っ
て、今度は印字出力部106の第3のプリンタヘッド2
4でID番号バーコードをID番号印字領域中の空き領
域40に印字する。そして、このID番号印字領域39
に印字されたID番号バーコードをバーコード読取部1
07で読み取り、ID番号復号部107で復号する(ス
テップS209〜S210)。ステップS210で正し
く復号されれば、ステップS212〜S213の処理を
行う。ステップS210で正しく復号されなければ、す
なわち復号回数Nが2に達してもまだ正しく復号されな
ければ、イジェクトする。
【0210】ステップS213でオペレータにより入力
された郵便番号および住所表示番号の文字コードをバー
コード符号化部105で先と同様にバーコード符号化
し、印字出力部106の第1のプリンタヘッド21で局
内バーコードを郵便番号印字領域13および住所表示番
号印字領域14上に印字出力し、さらにID番号印字領
域中の空き領域40にも局内バーコードを印字出力する
(ステップS204〜S205)。
【0211】このように本実施形態では、ID番号印字
領域の領域39a,39bに印字したID番号バーコー
ドが正しく復号された場合には、ID番号印字領域中の
空き領域40にも郵便番号や住所表示番号の局内バーコ
ードを印字することにより、郵便番号印字領域33や住
所表示番号印字領域34に印字された局内バーコードが
宛先住所などの文字や印刷広告との重なり、あるいは汚
れなどにより消失して正しく読み取りが行われなかった
場合でも、空き領域40に印字された郵便番号および住
所表示番号のバーコードを読み取って復号することが可
能となり、オペレータによる読み取り作業を行わなけれ
ばならなくなる郵便物の発生を低減することができる。
【0212】また、本実施形態によれば、ID番号印字
領域の領域39a,39bに印字したID番号バーコー
ドを復号し、それが正しく復号されなかった場合には、
もう一度ID番号バーコードをID番号印字領域中の空
き領域40に印字することにより、ID番号バーコード
を正しく復号することができ、オペレータによる読み取
り、分別作業を行わなければならなくなる郵便物の発生
を低減することができる。
【0213】次に、図21〜図26を参照して郵便番号
印字領域33と住所表示番号印字領域34(これらを総
称して局内コード印字領域という)およびID番号印字
領域39,40にバーコードとして印字する情報の符号
化構成について説明する。図21〜図26において、A
ix、Ai’xは住所表示番号のリードソロモン符号の
情報部(住所表示番号)を示し、Apx、Ap’xは住
所表示番号のリードソロモン符号のパリティ部を示して
いる。また、Zix、Zi’xは郵便番号のリードソロ
モン符号の情報部(郵便番号)を示し、Zpx、Zp’
xは郵便番号のリードソロモン符号のパリティ部を示し
ている。さらに、Iix、Ii’xはID番号のリード
ソロモン符号の情報部(ID番号)を示し、Ipx、I
p’xはID番号のリードソロモン符号のパリティ部を
示している。
【0214】まず、図21の符号構成について説明す
る。図21は、ID番号印字領域中の空き領域40にI
D番号バーコードを印刷する場合について示した図であ
る。ここで、空き領域40に印字されるID番号バーコ
ードIp’xはIpxと同一でも良いし、異なる符号化
(距離を変えた符号化)を行って得られたパリティでも
よい。ただし、異なる符号化を行う場合は、GF(2
4)上のリードソロモン符号化を行わなければならな
い。本実施形態では、Ipx=Ip’x(Ip’xはI
pxと同一)であるとする。この場合、郵便番号、住所
表示番号のバーコードの復号については、一般的なリー
ドソロモン符号の復号を行う。
【0215】残るID番号バーコードの復号方法を下記
に示す。前述した通り、Ii’x,Ip’xはIix,
Ipxを用いて復号したとき、訂正不可能であった場合
に印字されるものであるため、図21の場合にはIi
x,Ipxの復号は行わない。
【0216】[ステップ1]IixをIp’xを用いて
復号する。訂正可能であり、かつ復号されたIixにつ
いて、各シンボルがID番号として使用されるシンボル
の集合の要素となっているIixをIix1とする。
【0217】[ステップ2]Ii’xをIpxを用いて
復号する。訂正可能であり、かつ復号されたIi’xに
ついて、各シンボルがID番号として使用されるシンボ
ルの集合の要素となっているIi’xをIix2とす
る。
【0218】[ステップ3]Ii’xをIp’xを用い
て復号する。訂正可能であり、かつ復号されたIi’x
について、各シンボルがID番号として使用されるシン
ボルの集合の要素となっているIi’xをIix3とす
る。
【0219】[ステップ4]3つの復号結果Iix1,
Iix2,Iix3において、全てが一致した場合、ま
たは一致したID番号の多いものを出力とする。(例え
ば、Iix1=Iix2≠Iix3ならば、例えばIi
x1を出力) [ステップ5]3つの復号結果のうち、全てが一致しな
かった場合(Zix1≠Zix2≠Zix3)、または
ステップ1〜4のうち、出力された結果が2つで、その
2つが一致しなかった場合(例えば、Iix1とIix
3が復号結果として得られ、この2つがZix1≠zi
x3である)は訂正不可能とする。
【0220】なお、本例ではIi’x,Ip’xはIi
x,Ipxについて復号したとき、訂正不可能であった
場合に印字されるとしているが、Iix,Ipxについ
て予め復号せず、図20中のステップS208において
Iix,Ipxを印字するときに、一緒に印字しても良
い。この場合の復号方法は、以下の通りである。
【0221】[ステップ1]IixをIpxを用いて復
号する。訂正可能であり、かつ復号されたIixについ
て、各シンボルがID番号として使用されるシンボルの
集合の要素となっているIixをIix1とする。
【0222】[ステップ2]IixをIp’xを用いて
復号する。訂正可能であり、かつ復号されたIixにつ
いて、各シンボルがID番号として使用されるシンボル
の集合の要素となっているIixをIix2とする。
【0223】[ステップ3]Ii’xをIpxを用いて
復号する。訂正可能であり、かつ復号されたIi’xに
ついて、各シンボルがID番号として使用されるシンボ
ルの集合の要素となっているIi’xをIix3とす
る。
【0224】[ステップ4]Ii’xをIp’xを用い
て復号する。訂正可能であり、かつ復号されたIi’x
について、各シンボルがID番号として使用されるシン
ボルの集合の要素となっているIi’xをIix4とす
る。
【0225】[ステップ5]4つの復号結果Iix1,
Iix2,Iix3,Iix4において、一致したID
番号の多いものを出力とする。(例えば、Iix1=I
ix2=Iix3≠Iix4ならば、Iix1を出力) [ステップ5]4つの復号結果のうち、一致したID番
号の個数が同数である場合(例えば、Iix1=Iix
2かつIix3=Iix4かつIix1≠Iix3)
や、全てが一致しなかった場合(Iix1≠Iix2≠
Iix3≠Iix4)は訂正不可能とする。
【0226】[ステップ6]ステップ1〜4のうち、出
力された結果が2つで、その2つが一致しなかった場合
(例えば、IixとIix3が復号結果として得られ、
この2つがIix1≠Iix3である)は訂正不可能と
する。
【0227】次に、図22の符号構成について説明す
る。図22は、ID番号印字領域中の空き領域40に住
所表示番号のパリティバーコードを印刷する場合につい
て示した図である。ここで、空き領域に印字されるA
p’xはApxと同一でも良いし、異なる符号化(距離
を変えた符号化)を行って得られたパリティでもよい。
ただし、異なる符号化を行う場合は、GF(24)上の
リードソロモン符号化を行わなければならない。本例で
は、Apx=Ap’x(Ap’xはApxと同一)であ
るとする。郵便番号、ID番号のバーコードの復号につ
いては、一般的なリードソロモン符号の復号を行う。
【0228】残る住所表示番号バーコードの復号方法を
下記に示す。
【0229】[ステップ1]AixをApxを用いて復
号する。訂正可能であり、かつ復号されたAixについ
て、各シンボルが住所番号として使用されるシンボルの
集合の要素となっているAixをAix1とする。
【0230】[ステップ2]AixをAp’xを用いて
復号する。訂正可能であり、かつ復号されたAixにつ
いて、各シンボルが住所番号として使用されるシンボル
の集合の要素となっているAixをAix2とする。
【0231】[ステップ3]2つの復号結果Aix1,
Aix2において、Aix1=Aix2ならば、例えば
Aix1を出力する。
【0232】[ステップ4]Aix1≠Aix2なら
ば、訂正不可能とする。
【0233】次に、図23の符号構成について説明す
る。図23は、ID番号印字領域中の空き領域40に住
所表示番号バーコードを印刷する場合について示した図
である。従って、Aix=Ai’xである。この場合
も、郵便番号、ID番号のバーコードの復号について
は、一般的なリードソロモン符号の復号を行う。
【0234】残る住所表示番号バーコードの復号方法を
下記に示す。
【0235】[ステップ1]AixをApxを用いて復
号する。訂正可能であり、かつ復号されたAixについ
て、各シンボルが住所番号として使用されるシンボルの
集合の要素となっているAixをAix1とする。
【0236】[ステップ2]Ai’xをApxを用いて
復号する。訂正可能であり、かつ復号されたAi’xに
ついて、各シンボルが住所番号として使用されるシンボ
ルの集合の要素となっているAi’xをAix2とす
る。
【0237】[ステップ3]2つの復号結果Aix1,
Aix2において、Aix1=Aix2ならば、例えば
Aix1を出力する。
【0238】[ステップ4]Aix1≠Aix2なら
ば、訂正不可能とする。
【0239】次に、図24の符号構成について説明す
る。図24は、ID番号印字領域中の空き領域40に住
所表示番号のパリティバーコードを印刷する場合につい
て示した図である。ここで、空き領域に印字されるZ
p’xはZpxと同一でも良いし、異なる符号化(距離
を変えた符号化)を行って得られたパリティでもよい。
ただし、異なる符号化を行う場合は、GF(24)上の
リードソロモン符号化を行わなければならない。本例で
はZpx=Zp’x(Zp’xはZpxと同一)である
とする。
【0240】残る郵便番号バーコードの復号方法を下記
に示す。
【0241】[ステップ1]ZixをZpxを用いて復
号する。訂正可能であり、かつ復号されたZixについ
て、各シンボルが郵便番号として使用されるシンボルの
集合の要素となっているZixをZix1とする。
【0242】[ステップ2]ZixをZp’xを用いて
復号する。訂正可能であり、かつ復号されたZixにつ
いて、各シンボルが郵便番号として使用されるシンボル
の集合の要素となっているZixをZix2とする。
【0243】[ステップ3]2つの復号結果Zix1,
Zix2において、Zix1=Zix2ならば、例えば
Zix1を出力する。
【0244】[ステップ4]Zix1≠Zix2なら
ば、訂正不可能とする。
【0245】次に、図25の符号構成について説明す
る。図25は、ID番号印字領域中の空き領域40に住
所表示番号バーコードを印刷する場合について示した図
である。従って、Zix=Zi’xである。この場合
も、住所表示番号、ID番号のバーコードの復号につい
ては、一般的なリードソロモン符号の復号を行う。
【0246】残る郵便番号バーコードの復号方法を下記
に示す。
【0247】[ステップ1]ZixをZpxを用いて復
号する。訂正可能であり、かつ復号されたZixについ
て、各シンボルが郵便番号として使用されるシンボルの
集合の要素となっているZixをZix1とする。
【0248】[ステップ2]Zi’xをZpxを用いて
復号する。訂正可能であり、かつ復号されたZi’xに
ついて、各シンボルが郵便番号として使用されるシンボ
ルの集合の要素となっているZi’xをZix2とす
る。
【0249】[ステップ3]2つの復号結果Zix1,
Zix2において、Zix1=Zix2ならば、例えば
Zix1を出力する。
【0250】[ステップ4]Zix1≠Zix2なら
ば、訂正不可能とする。
【0251】次に、図26の符号構成について説明す
る。図26中のAppxは、Apxをリードソロモン符
号化して得られるパリティシンボルバーコードである。
なお、本実施形態では、Apxの符号化は、符号長1
5、最小ハミング距離8の(15,8,8)リードソロ
モン符号化を行うものとする。従って、Appxのシン
ボル数は7である。また、Zppxは、Zpxをリード
ソロモン符号化して得られるパリティシンボルバーコー
ドである。なお、本例ではZpxの符号化は符号長1
5、最小ハミング距離10の(15,6,10)リード
ソロモン符号化を行うものとする。従って、Zppxの
シンボル数は9である。また、Ippxは、Ipxをリ
ードソロモン符号化して得られるパリティシンボルバー
コードである。さらに、本例ではIpxの符号化は、符
号長15、最小ハミング距離8の(15,8,8)リー
ドソロモン符号化を行うものとする。従って、Ippx
のシンボル数は7である。
【0252】図26の場合の復号方法について説明す
る。まず、郵便番号の復号方法を下記に示す。
【0253】[ステップ1]ZpxをZppxを用いて
復号する。このとき、訂正不可能であってもステップ2
を実行する。
【0254】[ステップ2]Zixを復号されたZpx
を用いて復号する。
【0255】訂正可能であり、かつ復号されたZixに
ついて、各シンボルが郵便番号として使用されるシンボ
ルの集合の要素となっていれば、復号されたZixを出
力する。訂正不可能、または復号後のZixの各シンボ
ルが郵便番号として使用されるシンボルの集合の要素と
なっていなければ、訂正不可能として処理する。
【0256】次に、住所表示番号の復号方法を下記に示
す。
【0257】[ステップ1]ApxをAppxを用いて
復号する。このとき、訂正不可能であってもステップ2
を実行する。
【0258】[ステップ2]Aixを復号されたApx
を用いて復号する。訂正可能であり、かつ復号されたA
ixについて、各シンボルが住所表示番号として使用さ
れるシンボルの集合の要素となっていれば、復号された
Aixを出力する。訂正不可能、または復号後のAix
の各シンボルが住所表示番号として使用されるシンボル
の集合の要素となっていなければ、訂正不可能として処
理する。
【0259】最後に、ID番号の復号方法を下記に示
す。
【0260】[ステップ1]IpxをIppxを用いて
復号する。このとき、訂正不可能であっても2を実行す
る。
【0261】[ステップ2]Iixを復号されたIpx
を用いて復号する。訂正可能であり、かつ復号されたI
ixについて、各シンボルがID番号として使用される
シンボルの集合の要素となっていれば、復号されたIi
xを出力する。訂正不可能、または復号後のIixの各
シンボルがID番号として使用されるシンボルの集合の
要素となっていなければ、訂正不可能として処理する。
【0262】次に、図3に示したバーコード読み取りシ
ステムにおいて、図16におけるID番号印字領域中の
空き領域40に印字されているバーコードが図22〜図
26の何れのバーコードであるかの判定、すなわちバー
コードの情報内容の判定を行うバーコード判定部123
について説明する。
【0263】まず、図21のIi’xとIp’xのシン
ボル数は合計15であるため、スタート/ストップバー
を含めて32本である。図22のAp’xのシンボル数
は8であるため、スタート/ストップバーを含めて18
本である。図23のAi’xのシンボル数は13である
ため、スタート/ストップバーを含めて28本である。
図24のZp’xのシンボル数は6であるため、スター
ト/ストップバーを含めて14本である。図25のZ
i’xのシンボル数は7であるため、スタート/ストッ
プバーを含めて16本である。図26のAppxのシン
ボル数は7、Zppxのシンボル数は9、Ippxのシ
ンボル数は7であるため、スタート/ストップバーを含
めて合計48本である。
【0264】従って、それぞれの場合において空き領域
40に印字されるバーの本数が異なるため、空き領域4
0に印字されているバーの本数を計数することにより、
空き領域40に印字されているバーコードの情報内容が
何であるかを判定することができる。
【0265】なお、本実施形態では例えば図22や図2
4のシンボル数は、それぞれ局内バーコードのパリティ
シンボル数と同一、すなわち同一の符号化を行って得ら
れるパリティとしている。また、図21の空き領域に印
字されるIi’x,Ip’xは、それぞれIix,Ip
xと同一としている。
【0266】しかしながら、図21、図22、図24に
おいて異なる符号化を行った場合、符号化の選び方によ
っては、例えば、Ap’xとZp’xのシンボル数が同
じとなる可能性がある。このような場合、本数による判
定はできないため、例えば図27に示すように、バーコ
ードの種類を示すバーコード特定用バーコード部41を
一つ付加し、こののバーコード部41を見ることにより
空き領域40のバーコードを特定することが可能であ
る。
【0267】例えば、図21ならば図6(a)の“4”
を示すバーコード、図22ならば図6(a)の“0”を
示すバーコード、図23ならば図6(a)の“1”を示
すバーコード、図24ならば図6(a)の“2”を示す
バーコード、図25ならば図6(a)の“3”を示すバ
ーコード、図26ならば図6(a)の“5”を示すバー
コード、というようにバーコード特定用バーコード部4
1を設定する。
【0268】ここで、バーコード特定用バーコード41
部を付加する場合、図21においてはIi’x,Ip’
xは符号長14、最小ハミング距離4の(14,11,
3)リードソロモン符号化を行い、また図22において
はAppx、ZppxまたはIppxのいずれかのシン
ボルを一つ減らすような符号化を行う必要がある。
【0269】なお、バーコードの情報内容の判定は、第
1の実施形態においても同様に行うことができる。
【0270】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば郵
便番号や住所表示番号などの宛先情報が読み取れた場合
には、ID番号に関するバーコードが印刷されない第2
の領域に宛先情報に関するバーコードを印刷する。これ
により、宛先情報に関するバーコードが宛先などの文字
や印刷広告との重なりや汚れなどにより消失して復号で
きなかったとしても、第2の領域に印刷された宛先情報
に関するバーコードを読み取って復号することが可能と
なり、宛先情報に関するバーコードの信頼度が向上する
ため、オペレータによる読み取り作業を行わなければな
らなくなる郵便物の発生を低減することができる。
【0271】また、本発明によれば第2の領域に印字し
たID番号に関するバーコードが正しく復号された場合
には、第2の領域中の空き領域にも宛先情報に関するバ
ーコードを印刷することにより、第1の領域に印刷され
た宛先情報に関するバーコードが宛先住所などの文字や
印刷広告との重なり、あるいは汚れなどにより消失して
正しく読み取りが行われなかった場合でも、その空き領
域に印字された郵便番号および住所表示番号のバーコー
ドを読み取って復号することが可能となり、オペレータ
による読み取り作業を行わなければならなくなる郵便物
の発生を低減させることができる。
【0272】さらに、本発明によれば第2の領域に印刷
したID番号バーコードを復号し、それが正しく復号さ
れなかった場合には、もう一度ID番号に関するバーコ
ードを第2の領域中の空き領域に印刷することにより、
ID番号に関するバーコードを正しく復号することがで
き、オペレータによる読み取り、分別作業を行わなけれ
ばならなくなる郵便物の発生を低減することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る郵便物の例を示
す図
【図2】同実施形態におけるバーコード印刷システムの
構成を示すブロック図
【図3】同実施形態におけるバーコード読み取りシステ
ムの構成を示すブロック図
【図4】図2におけるバーコード符号化部の構成を示す
ブロック図
【図5】図2における印字出力部およびバーコード読取
部の概略構成を示す斜視図
【図6】同実施形態におけるバーコードの形状および割
り付けを示す図
【図7】図6のバーコードを用いたときの符号構成を示
す図
【図8】同実施形態における処理手順を示すフローチャ
ート
【図9】同実施形態における第1の符号構成を示す図
【図10】同実施形態における第2の符号構成を示す図
【図11】同実施形態における第3の符号構成を示す図
【図12】同実施形態における第4の符号構成を示す図
【図13】同実施形態における第5の符号構成を示す図
【図14】同実施形態における第6の符号構成を示す図
【図15】同実施形態における第7の符号構成を示す図
【図16】本発明の第2の実施形態に係る郵便物の例を
示す図
【図17】同実施形態におけるバーコード印刷システム
の構成を示すブロック図
【図18】図17における印字出力部およびバーコード
読取部の概略構成を示す斜視図
【図19】図6(a)のバーコードを用いたときの符号
構成を示す図
【図20】同実施形態における処理手順を示すフローチ
ャート
【図21】同実施形態における第1の符号構成を示す図
【図22】同実施形態における第2の符号構成を示す図
【図23】同実施形態における第3の符号構成を示す図
【図24】同実施形態における第4の符号構成を示す図
【図25】同実施形態における第5の符号構成を示す図
【図26】同実施形態における第6の符号構成を示す図
【図27】同実施形態におけるバーコード特定用バーコ
ードを有する郵便物を示す図
【符号の説明】
10…郵便物 11…郵便番号/住所表示番号記入欄 12…宛先記入欄 13…郵便番号印字領域 14…住所表示番号印字領域 21,22,24…プリンタヘッド 23…読み取りセンサ 30…郵便物 31…郵便番号/住所表示番号記入欄 32…宛先記入欄 33…郵便番号印字領域 34…住所表示番号印字領域 39a…ID番号バーコード部 39b…ID番号パリティバーコード部 40…空き領域 41…バーコード特定用バーコード部 100…OCR部 101…画像読取部 102…文字認識部 103…ID番号生成部 104…入力部 105…バーコード符号化部 106…印字出力部 107…ID番号バーコード読取部 108…ID番号復号部 109…バッファ部 110…表示部 111…比較判定部 121…バーコード読取部 122…バーコード復号化部 123…バーコード判定部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】配達物上の宛先情報を読み取って配達物上
    の第1の領域に宛先情報に関するバーコードを印刷し、
    配達物上の宛先情報が読み取れなかった場合には配達物
    上の第2の領域にID番号に関するバーコードを印刷す
    る配達物のバーコード印刷方法において、 前記配達物上の宛先情報が読み取れた場合に、前記第2
    の領域にも宛先情報に関するバーコードを印刷すること
    を特徴とする配達物のバーコード印刷方法。
  2. 【請求項2】配達物上の郵便番号および住所表示番号を
    読み取って誤り訂正符号化した後、バーコードに変換し
    て配達物上の第1の領域に郵便番号および住所表示番号
    に関するバーコードを印刷し、配達物上の郵便番号およ
    び住所表示番号が読み取れなかった場合には配達物上の
    第2の領域にID番号に関するバーコードを印刷する配
    達物のバーコード印刷方法において、 前記配達物上の郵便番号および住所表示番号が読み取れ
    た場合に、前記第1の領域に読み取った郵便番号および
    住所表示番号を誤り訂正符号化して得られるパリティシ
    ンボルのバーコードを前記第2の領域に印刷することを
    特徴とする配達物のバーコード印刷方法。
  3. 【請求項3】配達物上の郵便番号および住所表示番号を
    読み取って誤り訂正符号化した後、バーコードに変換し
    て配達物上の第1の領域に郵便番号および住所表示番号
    に関するバーコードを印刷し、配達物上の郵便番号およ
    び住所表示番号が読み取れなかった場合には配達物上の
    第2の領域にID番号に関するバーコードを印刷する配
    達物のバーコード印刷方法において、 前記配達物上の郵便番号および住所表示番号が読み取れ
    た場合に、前記第1の領域に読み取った郵便番号のバー
    コードと、郵便番号および住所表示番号を誤り訂正符号
    化して得られるパリティシンボルのバーコードを前記第
    2の領域に印刷することを特徴とする配達物のバーコー
    ド印刷方法。
  4. 【請求項4】配達物上の郵便番号および住所表示番号を
    読み取って誤り訂正符号化した後、バーコードに変換し
    て配達物上の第1の領域に郵便番号および住所表示番号
    に関するバーコードを印刷し、配達物上の郵便番号およ
    び住所表示番号が読み取れなかった場合には配達物上の
    第2の領域にID番号に関するバーコードを印刷する配
    達物のバーコード印刷方法において、 前記配達物上の郵便番号および住所表示番号が読み取れ
    た場合に、前記第1の領域に読み取った住所表示番号の
    バーコードと、郵便番号および住所表示番号を誤り訂正
    符号化して得られるパリティシンボルのバーコードを前
    記第2の領域に印刷することを特徴とする配達物のバー
    コード印刷方法。
  5. 【請求項5】配達物上の郵便番号および住所表示番号を
    読み取って誤り訂正符号化した後、バーコードに変換し
    て配達物上の第1の領域に郵便番号および住所表示番号
    に関するバーコードを局内バーコードとして印刷し、配
    達物上の郵便番号および住所表示番号が読み取れなかっ
    た場合には配達物上の第2の領域にID番号に関するバ
    ーコードを印刷する配達物のバーコード印刷方法におい
    て、 前記配達物上の郵便番号および住所表示番号が読み取れ
    た場合に、前記第1の領域に読み取った郵便番号を誤り
    訂正符号化して得られるパリティシンボルのバーコード
    を前記局内バーコードと異なるバーコードとして前記第
    2の領域に印刷することを特徴とする配達物のバーコー
    ド印刷方法。
  6. 【請求項6】配達物上の郵便番号および住所表示番号を
    読み取って誤り訂正符号化した後、バーコードに変換し
    て配達物上の第1の領域に郵便番号および住所表示番号
    に関するバーコードを局内バーコードとして印刷し、配
    達物上の郵便番号および住所表示番号が読み取れなかっ
    た場合には配達物上の第2の領域にID番号に関するバ
    ーコードを印刷する配達物のバーコード印刷方法におい
    て、 前記配達物上の郵便番号および住所表示番号が読み取れ
    た場合に、前記第1の領域に読み取った住所表示番号を
    誤り訂正符号化して得られるパリティシンボルのバーコ
    ードを前記局内バーコードと異なるバーコードとして前
    記第2の領域に印刷することを特徴とする配達物のバー
    コード印刷方法。
  7. 【請求項7】配達物上の郵便番号および住所表示番号を
    読み取って誤り訂正符号化した後、バーコードに変換し
    て配達物上の第1の領域に郵便番号および住所表示番号
    に関するバーコードを局内バーコードとして印刷し、配
    達物上の郵便番号および住所表示番号が読み取れなかっ
    た場合には配達物上の第2の領域にID番号に関するバ
    ーコードを印刷する配達物のバーコード印刷方法におい
    て、 前記配達物上の郵便番号および住所表示番号が読み取れ
    た場合に、前記第1の領域に読み取った住所表示番号の
    バーコードを前記局内バーコードと異なるバーコードと
    して前記第2の領域に印刷することを特徴とする配達物
    のバーコード印刷方法。
  8. 【請求項8】配達物上の宛先情報を読み取って配達物上
    の第1の領域に宛先情報に関するバーコードを印刷し、
    配達物上の宛先情報が読み取れなかった場合には配達物
    上の第2の領域にID番号に関するバーコードを印刷す
    る配達物のバーコード印刷方法において、 前記第2の領域にID番号および宛先情報に関するバー
    コードを印刷することを特徴とする配達物のバーコード
    印刷方法。
  9. 【請求項9】配達物上の宛先情報を読み取って配達物上
    の第1の領域に宛先情報に関するバーコードを印刷し、
    配達物上の宛先情報が読み取れなかった場合には配達物
    上の第2の領域にID番号に関するバーコードを印刷す
    る配達物のバーコード印刷方法において、 前記第2の領域中の空き領域に宛先情報に関するバーコ
    ードを印刷することを特徴とする配達物のバーコード印
    刷方法。
  10. 【請求項10】配達物上の宛先情報を読み取って配達物
    上の第1の領域に宛先情報に関するバーコードを印刷
    し、配達物上の宛先情報が読み取れなかった場合には配
    達物上の第2の領域にID番号に関するバーコードを印
    刷する配達物のバーコード印刷方法において、 前記第2の領域に印刷されたID番号に関するバーコー
    ドを読み取って復号し、正しく復号されなかった場合に
    再度ID番号に関するバーコードを該第2の領域中の空
    き領域に印刷することを特徴とする配達物のバーコード
    印刷方法。
  11. 【請求項11】配達物上の宛先情報を読み取って配達物
    上の第1の領域に宛先情報に関するバーコードを印刷
    し、配達物上の宛先情報が読み取れなかった場合には配
    達物上の第2の領域にID番号に関するバーコードを印
    刷する配達物のバーコード印刷方法において、 前記第2の領域に印刷されたID番号に関するバーコー
    ドを読み取って復号し、正しく復号されなかった場合に
    再度ID番号に関するバーコードを該第2の領域中の空
    き領域に印刷し、 正しく復号された場合は前記宛先情報に関するバーコー
    ドを前記第2の領域中の空き領域に印刷することを特徴
    とする配達物のバーコード印刷方法。
  12. 【請求項12】請求項1乃至11のいずれかに記載され
    たバーコード印刷方法により印刷されたバーコードを読
    み取って復号する際、前記第2の領域に印刷されたバー
    コードの情報内容を判定することを特徴とする配達物の
    バーコード読み取り方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2004045780A1 (en) * 2002-11-18 2004-06-03 Young-Whan Lee Bar code for postal datum, method and device for providing bar code, and method and device for sorting postal matter automatically using them

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WO2004045780A1 (en) * 2002-11-18 2004-06-03 Young-Whan Lee Bar code for postal datum, method and device for providing bar code, and method and device for sorting postal matter automatically using them

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