JPH10175385A - 検査文字付き印刷物 - Google Patents

検査文字付き印刷物

Info

Publication number
JPH10175385A
JPH10175385A JP8353877A JP35387796A JPH10175385A JP H10175385 A JPH10175385 A JP H10175385A JP 8353877 A JP8353877 A JP 8353877A JP 35387796 A JP35387796 A JP 35387796A JP H10175385 A JPH10175385 A JP H10175385A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
character
characters
character string
data
recognition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8353877A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Nakayasu
英司 中保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP8353877A priority Critical patent/JPH10175385A/ja
Publication of JPH10175385A publication Critical patent/JPH10175385A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Character Discrimination (AREA)
  • Credit Cards Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷物に印刷されている日本語文字を認識し
てデータ処理装置に入力する際、読み取った文字列の誤
認識の有無を簡便かつ正確に検査することができる印刷
物を提供する。 【解決手段】 漢字を含む日本語の機械読取対象文字列
2に対して、検査文字4を付した検査文字付き印刷物で
あり、前記印刷物は、名刺1であり、さらに、前記印刷
物の検査文字4が、10進数の数字で構成されている
か、または、16進数の英数字で構成されている検査文
字付き印刷物である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、漢字を含む日本語
の文字列を機械読取する印刷物に関するものである。さ
らに詳しく述べるならば、漢字、ひらがな、カタカナ、
英数字、記号などで構成された文字列を、機械読取する
ときに、認識文字の誤りの有無を判別するための検査文
字を付した印刷物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、画像読取装置の光電変換素子の精
度が向上し、また文字認識ソフトの文字認識率が向上
し、安価な文字読取装置が一般化しつつある。例えば名
刺専用の文字読取装置や、新聞記事やワープロで作成し
た文書を、パーソナルコンピュータや携帯情報端末機に
デジタルデータとして入力できるテキストリーダーと称
する文字読取装置がある。
【0003】例えば、名刺専用の文字読取装置では、名
刺に印刷されている文字列を光学走査し、会社名、所
属、肩書、氏名、及び郵便番号、住所、電話番号、ファ
ックス番号などの文字画像を認識処理して、デジタル化
された文字列データに変換し、パソコンやワープロなど
の情報機器に名刺情報として伝送して、住所録や顧客管
理、ダイレクトメールの宛て名印刷などに利用すること
ができる。また、テキストリーダーでは、漢字を含む日
本語の文章を印刷した印刷物を、光学走査し、文書の読
取領域を自動判別して、文字認識のうえ、読み取った文
字列データをパソコンなどに入力し、文書情報のデータ
として使用することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの名刺
読取装置やテキストリーダーなどの文字読取装置におけ
る文字認識能力は、以前に比べると格段に上昇したが、
読み取る印刷物の汚れや、印刷した文字のかすれなどの
影響で、まれに誤認識が発生することが避けられない。
特に漢字を含む日本語の文字列では、例えば、「大」と
「太」と「犬」、「月」と「目」、「日」と「田」のよ
うに非常に良く似た字形の文字が含まれている場合は、
誤認識の可能性がある。従って、現状では、文字読取装
置で名刺やワープロ文書、あるいは新聞記事などをデジ
タルデータ化した場合、文字認識に誤りがないかどうか
を検査する必要がある。
【0005】この検査はすべての文字、一字一句につい
て行なわなければならず、長文の文章では大変な労力を
必要とし、また、仮に検査を行なったとしても、すべて
正しいという保証はなく、現実的な方法とはいえない。
本発明は、上記文字読取装置における文字認識におい
て、読取文字の認識ミスを機械的に自動検出するのに適
した印刷物を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、名刺やワープ
ロ文書、その他の日本語印刷文書において、機械読取用
の検査文字をあらかじめ印刷しておき、文字読取装置に
て、読み取った文字の認識ミスを検査する機能を付加し
ておくことにより、機械読取対象文字列の認識ミスの有
無を自動的に検査する。
【0007】すなわち、本発明の印刷物は、請求項1に
示したように、漢字を含む日本語の機械読取対象文字列
に対して、検査文字を付した検査文字付き印刷物であ
り、前記印刷物は、請求項2に示したように、名刺であ
り、さらに、前記印刷物の検査文字が、請求項3に示し
たように10進数の数字で構成されているか、または、
請求項4に示したように16進数の英数字で構成されて
いる検査文字付き印刷物である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例に基づいて、
発明の詳細を説明する。図1は、本発明の検査文字付き
印刷物の一例である名刺の平面図である。図において、
11は、名刺所有者の所属する団体名であり、12は、
前記団体の組織の一部である所属部署名である、13
は、名刺所有者の役職名、または資格であり、14が名
刺所有者の姓名である。また14〜18は名刺所有者の
連絡先である住所や電話番号などである。これらの項目
は従来の名刺と何ら変わりがなく、従来どおりの書式で
印刷されている。
【0009】図1の実施例に示す名刺には、前記所属団
体名や所属部署名、本人氏名や役職名、住所や電話番号
とともに、名刺の最下端に4桁の数字が印刷してあり、
この数字が本発明でいうところの検査文字4である。前
記4桁の数字で印刷されている検査文字4は、例えば、
以下に説明するような方法で計算された数値を元に印刷
する。
【0010】すなわち、前記団体名11や所属部署名1
2、肩書13や姓名14、所在地15、電話番号17な
ど名刺に印刷されている文字は、前述した、名刺読取機
やテキストリーダーなどの文字読取装置において、文字
図形から文字データに変換されたとき、前記項目を構成
する文字にはそれぞれ固有のコードが与えられ、その文
字コードがコンピュータの中で文字の種類を表す符号と
して扱われる。
【0011】上記文字コードには各種のコード体系があ
り、コンピュータメーカや機種によって異なったコード
体系の文字コードが使用されている。一方、メーカや機
種によってコード体系が異なるとデータの互換性がなく
なるので、JISによって定められた共通の文字コード
としてJIS X 0208がある。ちなみに、数字の
「0」〜「9」および英字の「A」〜「F」の文字コー
ドを、区点コード、およびJISコードで表現すると、
下表に示すような文字コードが付与されている。
【0012】
【0013】上表に示すように、各文字に付与される区
点コードは、左2桁の「区番号」を「01」〜「94」
の10進数で表し、右2桁の「点番号」を「01」〜
「94」の10進数で表す。同様にJISコードは、2
バイト16ビットの2進符号を、16進数の英数字で表
現しており、左2文字の上位バイトが「21」〜「7
E」、右2文字の下位バイトが「21」〜「7E」の値
をとる。すなわち、コンピュータの内部で、日本語の文
字は、上記JISコードあるいはシフトJISコードな
どで定義されているコード体系に基づいて、1文字を2
バイトのデータで表して記憶されている。
【0014】次に、検査文字の計算方法について説明す
る。例えば「ABC株式会社」と印刷される文字列に対
して、検査文字を計算する場合、まず、対象となる文字
の文字コードが、次にように与えられているものとす
る。なお、下記において、各文字に与えられる文字コー
ドは、JIS X 0208に定義されている区点コー
ドで表現している。 「A」=0333 「B」=0334 「C」=0335 「株」=1984 「式」=2816 「会」=1881 「社」=2850
【0015】次に、上記で与えられた、各文字コードの
総和を求める、上記の例では総和=10533となる。
次いで、前記総和の下4桁「0533」を得る。次に4
桁の数値を10000から引き「9467」を得る。こ
のようにして得られた4桁の数値を数字に変換する。こ
のようにして得られた4桁の数字「9467」が、「A
BC株式会社」に対する検査文字となる。
【0016】なお、図1に示した名刺の例では、ロゴマ
ーク3を除く全ての機械読取対象文字に対して、付与さ
れている文字コードに基づいて、その総和を求めた後、
前記した手順で4文字の検査文字「1234」を得、こ
れを、名刺の余白部に印刷している。
【0017】次に、図1に示した名刺の文字を読み取る
文字読取装置について説明する。図3は、本発明の印刷
物を読み取る文字読取装置のブロック図である。図にお
いて、5は、文字認識装置であり、6は、データ処理装
置である。
【0018】文字認識装置5は、図に示すように、画像
読取部21、文字認識部22、文字列編集部23、およ
びデータ伝送部24とで構成されている。画像読取部2
1は、光電変換素子で構成され、1次元のラインセンサ
や2次元のエリアセンサを用いて、印刷物上の印刷情報
を白黒の2値画像データに変換する。文字認識部22
は、前記2値画像データに含まれる文字画像を順次抽出
して、文字形状データと照合し、文字画像に最も近い形
状の文字を選択決定する。また、文字列編集部23は、
文字認識部22で選択決定した文字列データに基づい
て、各文字列を、図2に示すように、文字列の属性ごと
に分離して仕分ける。データ伝送部23は、画像読取部
21で読み取った印刷物の2値画像データと、文字認識
部22および文字列編集部23を介して認識編集した文
字列データを、データ処理装置6に伝送する。
【0019】なお、図示していないが、文字認識装置5
には、画像データや文字列データを一時記憶するための
メモリや、文字認識装置5を構成する各部の動作を制御
するためのマイクロコンピュータが内蔵されている。
【0020】データ処理装置6は、データ受信部31、
文字検査部32、文字修正部33、およびデータ記憶部
34で構成される。データ処理装置6は、例えば、パー
ソナルコンピュータで構成され、パーソナルコンピュー
タが備えているハードウェア資源、およびソフトウェア
を利用して、前記各部を構成することができる。例え
ば、データ受信部31は、パーソナルコンピュータの通
信装置とそれを制御する制御プログラムによって構成す
る。また文字修正部33は、パーソナルコンピュータに
接続されたディスプレイに修正すべき文字列とその画像
データを表示し、画像データを目視で確認したうえで、
キーボードを用いて文字列データを修正するように構成
する。また、データ記憶部34は、パーソナルコンピュ
ータに備えている固定ディスク装置やフレキシブルディ
スク装置で構成する。なお、文字検査部32は、ソフト
ウェアのプログラムで簡単に構成することができる。
【0021】例えば、前記4文字の検査文字を使用して
文字の認識間違いを検査する方法は、次の手順を実行す
るプログラムを構成することで実現できる。前述したよ
うに、「ABC株式会社」に対する文字コードの総和は
「10533」であり、検査文字は「9467」となっ
ている。従って、先ず、文字列に対する文字コードの総
和を求める。もし文字列を正しく文字認識したときは、
その総和は「10533」になる。次に、検査文字の文
字列から検査値を求める。次いで、前記総和と検査値と
の総計を求める。例の場合、総計は10533+946
7=20000となる。文字列検査は、前記総計の下4
桁が「0000」になるかどうかで判断する。もし、総
計の下4桁が「0000」になれば、文字認識が正しく
行われたと判断し、総計の下4桁が「0000」以外の
ときは、文字認識ミスがあったと判断する。
【0022】例えば、前記文字列において「B」を、
「8」の文字に誤認識した場合、「8」の文字コードは
「0324」なので、「A8C株式会社」に対する文字
コードの総和は10523となり、その結果、検査文字
を含めた文字コードの総計は「19990」となり、総
計の下4桁が「9990」になる。従って、総計の下4
桁が「0000」以外なので、前記文字列のいずれかの
文字を誤認識したことが判明する。以上の手順をプログ
ラミングすることによって文字列検査部32を構成す
る。
【0023】次に上記文字読取装置の機能動作について
説明する。図5は、本発明の検査文字付き印刷物である
名刺の文字読取装置の一例を示す斜視図である。図にお
いて、5は、文字認識装置であり、文字認識装置5に
は、名刺を複数枚搭載して、1枚づつ画像読取部に供給
するためのホッパ51を備えている。ホッパ51には、
名刺を20〜100枚程度、束ねて搭載することができ
る。読取可能な名刺の寸法は、幅48〜55mm、長さ
85〜91mmで、紙厚0.15〜0.45mm程度で
ある。
【0024】図示していないが、文字認識装置5の内部
には、名刺画像を読み取るための光電変換素子を備えて
おり、例えば、約16画素/mm(400ドット/イン
チ)の画素密度を有するリニアイメージセンサを備えて
いる。前記画素密度の光電変換素子を用いることによっ
て、一般的に名刺に印刷されている2〜10mm程度の
大きさの文字を高分解能で読み取ることができる。
【0025】また、図示していないが、文字認識装置5
の内部には、前記光電変換素子で読み取った名刺画像の
印刷文字を文字認識するための文字認識部が内蔵されて
おり、読取可能な文字種として、JIS第1水準の漢字
2965字、およびJIS第2水準の漢字3388字の
うち、名刺に使われる頻度の高い文字約600字、さら
に数字10字、英字52字、ひらがな73字、カタカナ
83字、その他記号約150字など合計4000字程度
の文字図形辞書を備えている。
【0026】さらに、図示していないが、文字認識装置
5の内部には、文字認識装置で認識した文字列データ
を、外部に接続されたデータ処理装置に伝送するための
データ伝送装置を内蔵している。このデータ伝送装置は
文字列データをシリアルデータに変換して伝送する機能
を備えており、パーソナルコンピュータなどと簡単に接
続して読取データを出力することができる。このデータ
伝送装置は光電変換素子で読み取った名刺画像データ、
および文字認識の結果の文字列データを、信号線56を
介して、文字読取装置5から、データ処理装置6に入力
する。
【0027】データ処理装置6は、いわゆるパーソナル
コンピュータであり、文字認識装置5で読み取った名刺
画像や文字認識の結果を表示するディスプレイ62と、
文字認識結果を必要に応じて修正するためのキーボード
62を備えている。また図示していないが、読み取った
名刺画像や文字認識の結果、または修正後の文字列デー
タを記憶しておく記憶装置を内蔵している。
【0028】さらに、前記記憶装置には、文字認識装置
5で読み取った画像データと、前記画像データに含まれ
る文字画像の認識結果を利用して、住所録や顧客名簿を
作成するするためのデータ処理プログラムが内蔵されて
いる。また、通信線56を介して、文字認識装置5の動
作を制御する制御プログラムを前記記憶装置に内蔵して
おき、パーソナルコンピュータを使用して、文字認識装
置5を遠隔操作することもできる。
【0029】上記構成の文字読取装置で、図1に示すよ
うな名刺の印刷文字を読み取る方法について説明する。
先ず、文字認識装置5のホッパ51に、読み取る名刺の
束を向きをそろえて装填する。次に、データ処理装置6
において、文字認識装置5用の制御プログラムを起動
し、文字認識動作を開始させる。文字認識装置5ではホ
ッパの名刺束から、1枚を抜き出して文字認識処理に入
る。
【0030】文字認識処理は、図3に示した画像読取部
21と文字認識部22において行われる処理である。先
ず、画像読取部21の光電変換素子によって名刺の表面
が光学走査され、印刷画像が2値の画像データに変換さ
れて、一旦メモリに蓄えられる。次に、メモリに蓄えら
れた画像データのなかから、文字認識部22が文字画像
を順次抽出し、次いで、あらかじめ登録されている文字
図形辞書と照合して、抽出した文字画像に最も近い形状
の文字図形を選択し、文字種を決定する。次に、すべて
の文字画像について文字種を決定したら、文字列編集部
23によって文字列の整理を行う。
【0031】図2は、図1に示した名刺を文字認識装置
で処理した結果を示している。図2に示すように、文字
認識された文字列は、各文字列に含まれる特定の文字や
記号、または、文字列の配置されていた位置によってそ
の属性が決定される。例えば文字列のなかに「株式会
社」または「有限会社」などの法人を表す文字が含まれ
ているとき、その文字列は名刺所有者が所属する法人団
体の名称であると判断できる。また、文字列の中に都道
府県名や市区町村名と番地に該当する数字とが含まれて
いるときは、名刺所有者の勤務先住所とみなすことがで
きる。同様に、「〒」「電話」「TEL」「FAX」な
どの記号や文字に続いて、特定の桁数の数字の文字列が
あるときは、その文字列はそれぞれ郵便番号や電話番号
とみなすことができる。このような名刺特有の文字や文
字列の特徴に基づいて、文字列編集部23は認識文字の
属性を決定し、所定の配列で文字列を整理する。なお、
本実施例では、4桁の数字で構成された文字列を検査文
字4とすることができる。
【0032】上記の如く整理された文字列データは、デ
ータ伝送部24によってデータ処理装置6に送り出され
る。このとき名刺の画像データも文字認識装置5からデ
ータ処理装置6に送り出される。データ処理装置6で
は、文字認識装置5から伝送された検査文字4を含む文
字列データに基づいて、文字列検査部32によって文字
列の誤認識の有無を検査する。検査の結果、誤認識がな
かったときは、前記文字列データをデータ記憶部34に
記憶される。もし、誤認識があることが判明したとき
は、文字認識装置5から伝送された画像データと、文字
列データを図5に示したディスプレイ62に表示し、目
視で比較照合し、誤認識を発生した文字列を探し修正す
る。もし必要なら、再度文字列検査を行い、誤認識を解
消したことを精査することもできる。文字列データの修
正を完了したらデータ記憶部34に文字列を記録する。
【0033】上記操作を全ての名刺について実行するこ
とにより、もし文字列の誤認識が全くなければ人手を介
することなく、データ処理装置6のデータ記憶部34に
全ての文字列データが格納されていることになる。ま
た、誤認識があったときは、文字列修正部33を操作し
て文字列を修正のうえ、データ記憶部34に正しい文字
列データを格納することができる。なお、データ処理装
置6のデータ記憶部34に記録された文字列データは、
住所録や顧客管理のプログラムを起動して、それぞれ必
要な文字列データを取り込み、宛て名印刷やダイレクト
メールの発送に広く応用することができる
【0034】次に、本発明の検査文字付き印刷物の他の
実施例について説明する。図1に示した実施例において
は、印刷物ごとに検査文字を1組だけ使用したが、より
高い検査精度を得るために、例えば、図4に示すように
1行ごとに検査文字を設け、1行単位で認識文字の検査
をしてもよい。図4は、横型名刺の一例である。図にお
いて、1は、名刺であり、2は、機械読取する印刷文
字、3は、所属団体のロゴマークである。名刺1には、
機械読取する印刷文字2の各文字列の右側にそれぞれ4
桁の数字で構成された検査文字を配置してある。図4の
例では印刷文字列が8行あり、検査文字は各文字列に対
応して8行分設けてある。各行の検査文字は、それぞれ
対応する印刷文字の行ごとに設定され、従って、文字読
取装置で文字認識したときの、誤認識の判別は行単位で
行われることになる。
【0035】図に示すように、各行単位に検査文字を付
加することによって、万一、文字認識装置で文字を誤認
識した場合、データ処理装置における文字列修正を行単
位に行うことになり、図1の例と比較して修正作業が容
易になる。すなわち、図1の例では全印刷文字に対して
1つの検査文字を付加したので、データ処理装置での文
字列検査部において誤認識があると判別されても、どの
行のどの文字を誤認識しているか容易に見つけることが
できないが、図4に示す例では、少なくともどの行に誤
認識の文字があるかは即座に判定することができる。
【0036】次に、検査文字自体の他の表記例について
説明する。以下は「ABC株式会社」を、JISコード
と呼ばれるコード体系で16進数で表記したものであ
る。 「A」=2341 「B」=2342 「C」=2343 「株」=3374 「式」=3C30 「会」=3271 「社」=3C52
【0037】前述と同様に、先ず、上記で与えられた、
各文字コードの総和を求める。この場合、16進法で総
和を求め「1482D」を得る。次いで、前記総和の下
4桁「482D」を得る。このようにして得られた4桁
の16進数値を文字に変換して検査文字とする。従っ
て、検査文字をJISコードで表記するときは、「0」
〜「9」の10個の数字と「A」〜「F」の6個の英字
を用いて表記することになる。
【0038】上記16進数の英数字による検査文字の場
合、文字列検査部において、誤認識の有無を検査すると
き、文字認識装置で認識した文字列データの各文字の文
字コードの総和を求め、次いで検査文字と比較し、一致
するか否かにより誤認識の有無を検査する。すなわち、
文字コードの総和から得られた下4桁の16進数の数値
と検査文字から得られた検査値とを比較し、一致したと
きは誤認識がなかったと判断し、一致しなかったときは
誤認識があったと判断することができる。
【0039】なお、名刺に使用される特殊な記号とし
て、郵便番号を表す「〒」や、電話番号を表す電話機の
ロゴマークも、文字として認識することにより、より高
精度の文字認識が可能になる。また、本実施例では、名
刺における文字認識について説明したが、他の印刷物、
例えば雑誌や単行本などの書籍や、新聞などにおいても
使用できることは明らかである。
【0040】さらに、本実施例では4桁(4文字)の検
査文字を使用したが、文字認識装置の誤認識の確率が低
いときは、より少ない桁数の検査文字を使用してもよ
い。
【0041】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く本発明の印刷物
は、請求項1に示すように、漢字を含む日本語の機械読
取対象文字列に対して、検査文字を付したので、文字認
識装置にて読み取った文字列における、文字認識ミスの
有無を機械的に検査することができ、文字列データの検
証作業を省力化できる。
【0042】また、本発明の印刷物は、請求項2に示す
ように、請求項1の発明に加えて、名刺であるので、名
刺読取装置で読み取った名刺情報の、認識ミスを簡便に
検査することができる。
【0043】さらに、本発明の印刷物は、請求項3に示
すように、請求項1または請求項2の発明に加えて、検
査文字が10進数数字で構成されているので、名刺のデ
ザインを損なうことなく、また、検査文字自体の認識間
違いが少なく、かつ、文字認識ミスに対する高い検査精
度が得られ、信頼性の高い文字検査ができる。
【0044】また、本発明の印刷物は、請求項4に示す
ように、請求項1または請求項2のの発明に加えて、検
査文字が16進数英数字で構成されているので、より高
い文字認識ミスの検査精度が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の印刷物の一実施例を示す平面図であ
る。
【図2】 本発明の印刷物の文字認識結果を示すデータ
例である。
【図3】 文字読取装置の構成例を示すブロック図であ
る。
【図4】 本発明の印刷物の他の実施例を示す平面図で
ある。
【図5】 文字読取装置の一例を示す外観斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 名刺 2 印刷文字 3 ロゴマーク 4 検査文字 5 文字認識装置 6 データ処理装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 漢字を含む日本語の機械読取対象文字列
    に対して、検査文字を付したことを特徴とする検査文字
    付き印刷物。
  2. 【請求項2】 前記印刷物は名刺であることを特徴とす
    る請求項1に記載の検査文字付き印刷物。
  3. 【請求項3】 前記検査文字が10進数の数字で構成さ
    れていることを特徴とする請求項1または請求項2記載
    の検査文字付き印刷物。
  4. 【請求項4】 前記検査文字が16進数の英数字で構成
    されていることを特徴とする請求項1または請求項2記
    載の検査文字付き印刷物。
JP8353877A 1996-12-19 1996-12-19 検査文字付き印刷物 Pending JPH10175385A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8353877A JPH10175385A (ja) 1996-12-19 1996-12-19 検査文字付き印刷物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8353877A JPH10175385A (ja) 1996-12-19 1996-12-19 検査文字付き印刷物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10175385A true JPH10175385A (ja) 1998-06-30

Family

ID=18433833

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8353877A Pending JPH10175385A (ja) 1996-12-19 1996-12-19 検査文字付き印刷物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10175385A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7274952B2 (en) 2002-08-19 2007-09-25 Nec Corporation Portable telephone set
US7280653B2 (en) 2002-07-01 2007-10-09 Nec Infrontia Corporation Telephone system for making call to telephone number read from a sheet
JP2013235426A (ja) * 2012-05-09 2013-11-21 Toshiba Tec Corp 情報処理システム、読取装置、およびプログラム
JP2022009105A (ja) * 2017-08-03 2022-01-14 キヤノン株式会社 画像処理装置、その制御方法、及びプログラム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7280653B2 (en) 2002-07-01 2007-10-09 Nec Infrontia Corporation Telephone system for making call to telephone number read from a sheet
US7274952B2 (en) 2002-08-19 2007-09-25 Nec Corporation Portable telephone set
JP2013235426A (ja) * 2012-05-09 2013-11-21 Toshiba Tec Corp 情報処理システム、読取装置、およびプログラム
JP2022009105A (ja) * 2017-08-03 2022-01-14 キヤノン株式会社 画像処理装置、その制御方法、及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0011388A1 (en) System and method for processing documents
US5452379A (en) Image capture and storage techniques in association with optical mark reading
JP2977431B2 (ja) ビデオコーディング装置
US20010043740A1 (en) Character recognizing device, image reading device, character recognizing method, and program product
JPH08305731A (ja) 文書格納等の方法及び文書サーバ
EA004418B1 (ru) Автоматическое создание штрихового кода для передачи и поиска данных
US4566039A (en) Facsimile system
JPH10175385A (ja) 検査文字付き印刷物
US20040105599A1 (en) Automatic identification of destination information in a facsimile transmission device
IES61092B2 (en) Automated forms processing
JP2733837B2 (ja) 文字読取装置
JP2974346B2 (ja) 漢字処理装置
EP0692768A2 (en) Full text storage and retrieval in image at OCR and code speed
JP2006252575A (ja) 財務諸表自動入力装置及び財務諸表自動入力方法
JP3725953B2 (ja) 文字認識装置
JP2001109843A (ja) 文字認識方法および装置
JP3353999B2 (ja) イメージデータ認識装置
JPH0991385A (ja) 文字認識辞書追加方法及びこれを用いた端末ocr装置
JP4224914B2 (ja) 文字読取システム及び文字読取方法
JPH08147329A (ja) 読み取りイメージ処理装置
JP2001101178A (ja) データ処理装置およびそのプログラム記録媒体
CN112446273A (zh) 信息处理装置以及存储介质
JPS5949628B2 (ja) 光学式文字読取装置
JPH07334610A (ja) 光学的文字読取装置
JPH028594B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051003

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060221

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060620