JPH09253352A - 電気かみそり - Google Patents

電気かみそり

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JPH09253352A
JPH09253352A JP9047996A JP9047996A JPH09253352A JP H09253352 A JPH09253352 A JP H09253352A JP 9047996 A JP9047996 A JP 9047996A JP 9047996 A JP9047996 A JP 9047996A JP H09253352 A JPH09253352 A JP H09253352A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 かみそり主刃5と共同使用を可能にするきわ
剃りユニット12の上向き姿勢で、使用者に恐怖感や不
安感を与えることがなく、また両刃先19a・20aを
落下破損から防護する。 【解決手段】 かみそり主刃5と共同使用を可能にする
きわ剃りユニット12の上向き姿勢では、きわ剃りユニ
ット12の固定・可動くし刃19・20の刃先19a・
20aがコーム13のくし状歯25で覆う。きわ剃りユ
ニット12の単独使用を可能にする横倒し姿勢では、刃
先19a・20aを露出させるため、コーム13に邪魔
されることなくきわ剃りできる。コーム13による刃先
19a・20aの覆い状態および露出状態の切り換え
は、きわ剃りユニット12の姿勢切り換えに伴いきわ剃
りユニット12とコーム13を相対移動させることで自
動的に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はきわ剃り刃を備えた
電気かみそりの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の電気かみそりとして、きわ剃り
刃がきわ剃り単独使用以外に、かみそり主刃と共同して
ひげ剃りを可能にする仕様のものがある(例えば、実開
昭54−98384号公報)。かみそり主刃と共同使用
の場合は、きわ剃り刃先が本体ケースの上部のかみそり
主刃と近接するようにきわ剃り刃全体を上向き姿勢にし
て、長毛やくせ毛を、先ずきわ剃り刃で短く切って、か
みそり主刃に導入し易くし、続けてかみそり主刃で更に
短く剃り上げる。きわ剃り単独使用の場合は、きわ剃り
刃先がかみそり主刃から離れるようにきわ剃り刃全体を
略水平の横倒し姿勢に切り換えて、専らきわ剃りに使用
するというものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した電気
かみそりでは、かみそり主刃と共同使用する上向き姿勢
では、常にきわ剃り刃先がきわ剃り刃保持ケースの開口
部から突出し放し状態にあるため、使用者に恐怖感や不
安感を与え、また不測の落下によりきわ剃り刃先を破損
しやすいという問題がある。
【0004】本発明の目的は、このような問題に鑑みて
なされたもので、かみそり主刃と共同使用時にきわ剃り
刃先で恐怖感や不安感を与えることがなくて安心して使
用でき、またきわ剃り刃先の安全性、破損防止を図るこ
とのできる電気かみそりを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の電気かみそり
は、図示例のようにかみそり主刃5を上部に備えた本体
ケース1と、固定くし刃19および可動くし刃20を有
するきわ剃りユニット12と、先端にくし状歯25を有
するコーム13とからなる。そして、本体ケース1に対
しきわ剃りユニット12が、固定・可動くし刃19・2
0の刃先19a・20aをかみそり主刃5に近接させて
該かみそり主刃5と共同使用を可能にする上向き姿勢
と、刃先19a・20aをかみそり主刃5から離して単
独使用を可能にする横倒し姿勢とにわたって姿勢切り換
え自在に備えられる。きわ剃りユニット12に対しコー
ム13は、きわ剃りユニット12の姿勢切り換えに伴
い、きわ剃りユニット12の上向き姿勢でくし状歯25
がきわ剃りユニット12の刃先19a・20aに近接し
て該刃先19a・20aを覆い、きわ剃りユニット12
の横倒し姿勢でくし状歯25が刃先19a・20aから
離れて該刃先19a・20aを露出させるように相対移
動自在に備える。
【0006】
【作用】かみそり主刃5と共同使用を可能にするきわ剃
りユニット12の上向き姿勢では、コーム13のくし状
歯25がきわ剃りユニット12の刃先19a・20aに
近接して該刃先19a・20aを覆うため、コーム13
による梳き機能により長毛やくせ毛を刃先19a・20
aに確実に導くことができ、またきわ剃りユニット12
の刃先19a・20aが直接肌に触れたり、見えたりし
ないため使用者に恐怖感や不安感を与えることがなく、
更に刃先19a・20aを落下破損から防護できる。き
わ剃りユニット12の単独使用を可能にする横倒し姿勢
では、くし状歯25が刃先19a・20aから離れて該
刃先19a・20aを露出させるため、コーム13に邪
魔されることなくきわ剃りを可能にする。コーム13に
よる刃先19a・20aの覆い状態および露出状態の切
り換えは、きわ剃りユニット12の姿勢切り換えに伴い
きわ剃りユニット12とコーム13を相対移動させるこ
とにより自動的に行える。
【0007】
【発明の実施の形態】
(第1実施例)図1ないし図8は本発明に係る電気かみ
そりの第1実施例を示す。図2および図3において、こ
れの本体ケース1の上部に、網目状の外刃2とこれの内
面に対し軸3まわりに摺接回転するロータリ式の内刃4
からなるかみそり主刃5を、本体ケース1の縦軸線Pに
対し所定角度αだけ前傾した状態に備える。ロータリ式
の内刃4は、図8のように、本体ケース1に内蔵された
モータ6の軸上に固着した出力ギヤ7と多段ギヤからな
る駆動伝達手段9を介して伝動連結されて軸3まわりに
回転する。本体ケース1の前壁1aにはメインスイッチ
10を備え、本体ケース1の後壁1bの上部には、図3
および図4のように、きわ剃りケース11を下段位置
A、中段位置B、上段位置Cの三段階に上下方向にスラ
イド自在に装着する。
【0008】図4ないし図7において、きわ剃りケース
11の内部上方にはきわ剃りユニット12、コーム1
3、きわ剃りユニット回動操作用の第1操作アーム1
4、およびコーム回動操作用の第2操作アーム15など
が組み込まれる。図6および図7において、きわ剃りユ
ニット12は、開口部16を有するきわ剃り刃保持ケー
ス17内に固定くし刃19とこれに摺動自在に重ね合わ
せた可動くし刃20とを各刃先19a・20aが開口部
16から突出するように収納してなる。きわ剃りユニッ
ト12は、きわ剃り刃保持ケース17から左右一対の軸
受21・21を突設し、各軸受21に設けた軸孔22を
きわ剃りケース11の内面から突設した左右のきわ剃り
ユニット支軸23に挿入する。これによってきわ剃りケ
ース11に対しきわ剃りユニット12が、図7のように
きわ剃りケース11内に固定・可動くし刃19・20の
刃先19a・20aが上向きに突出するよう格納される
姿勢と、図1の(B)に示すごとくきわ剃りケース11
内から後方へ略水平になるよう傾倒して固定・可動くし
刃19・20の刃先19a・20aが横向きになる横倒
し姿勢とにわたって、きわ剃りユニット支軸23まわり
に回動自在に組み込まれる。
【0009】一方、コーム13は、図5および図7のよ
うに、矩形のコーム主板24の先端にくし状歯25を設
け、コーム主板24の左右両端から脚部26を後方へ延
設してなる。このコーム13は、コーム主板24がきわ
剃りユニット12の背面側を覆い、かつ左右の脚部26
がきわ剃りユニット12の左右両側方に位置するように
きわ剃りケース11内に配置されて、左右の各脚部26
に設けた軸孔27をきわ剃りケース11の内面から突設
したコーム支軸29に挿入する。これによって、きわ剃
りケース11に対しコーム13が、きわ剃りユニット1
2が上向き姿勢のときくし状歯25が固定・可動くし刃
19・20の刃先19a・20aに近接して該刃先19
a・20aを覆うように、コーム支軸29まわりに回動
自在に組み込まれる。但し、図7のように、コーム支軸
29はきわ剃りユニット支軸23の位置よりも本体ケー
ス1寄りにθだけ偏位するように位置設定する。
【0010】きわ剃りユニット回動操作用の第1操作ア
ーム14は、図6および図7のように、左右横長のスラ
イド板30の左右両端にアーム部31を起立状に設け、
各アーム部31の先端にピン32を突設してなる。この
第1操作アーム14は、きわ剃りケース11内のきわ剃
りユニット12より下方位置に上下スライド自在に組み
込まれるとともに、きわ剃りユニット12の支軸23よ
り偏した位置に設けたピン孔33に左右のピン32を挿
入する。また、第1操作アーム14はこれのスライド板
30の内面から左右一対のスライドピン34を突設し、
このスライドピン34をきわ剃りケース11に設けた縦
長の第1ガイド孔35に係入する。スライド板30の下
端から左右一対のばね受ピン36を下向きに突設し、こ
のばね受ピン36ときわ剃りケース11の内壁11aと
の間に押上ばね37を介在させる。これにより第1操作
アーム14は押上ばね37により常に押上げ付勢され、
第1ガイド孔35の長さによって上下ストロークが規制
される。スライドピン34の先端は本体ケース1の後壁
1bに縦長に設けた第2ガイド孔39内に臨ませてい
る。
【0011】コーム回動操作用の第2操作アーム15
は、図6および図7のように、第1操作アーム14より
も横長のスライド板40の左右両端にアーム部41を起
立状に設け、各アーム部41の先端にピン42を突設し
てなる。この第2操作アーム15は、左右のピン42を
コーム支軸29より偏した位置に設けたピン孔43に挿
入するとともに、スライド板40を第1操作アーム14
のスライド板30上に重合させてかしめピン44で一体
的に結合することにより、第1操作アーム14と共にき
わ剃りケース11内を上下スライドするように組み込ま
れる。
【0012】前述したように、コーム支軸29はきわ剃
りユニット支軸23よりも本体ケース1寄りにθだけ偏
位するように位置設定してある。従って、図1の(A)
に示すごとくきわ剃りユニット12およびコーム13が
上向き姿勢にある状態から、きわ剃りユニット12およ
びコーム13に対して相対的に第1・2操作アーム14
・15を引き下げることで、図1の(B)に示すごと
く、きわ剃りユニット12およびコーム13をこれらが
後方へ横倒し姿勢になるまで略90°だけ回動させる
と、回動支点が偏位している分だけ、きわ剃りユニット
12に対しコーム13が固定くし刃19の刃先19aを
露出するよう退入移動する。
【0013】かかるきわ剃りユニット12およびコーム
13の横倒し姿勢への切り換え動作は、きわ剃りケース
11を上方へスライド操作させることで第1・2操作ア
ーム14・15を介して行えるようにしてある。すなわ
ち、きわ剃りケース11を図1の(A)のように、きわ
剃りユニット12をかみそり主刃5と共同使用できる中
段位置Bにまで押し上げると、第1操作アーム14の内
面から突設したスライドピン34が本体ケース1側の第
2ガイド孔39内の上端に当接する。この状態から更に
きわ剃りケース11を、図1の(B)のように、第1ガ
イド孔35内の下端がスライドピン34に当接するまで
上方へスライドさせると、きわ剃りケース11内で第1
・2操作アーム14・15は押上ばね37を圧縮変形さ
せながら静止状態になる一方、きわ剃りケース11に対
し各支軸23・29を介して一体的に枢支連結されてい
るきわ剃りユニット12およびコーム13はきわ剃りケ
ース11ごと上方へ移動することになり、これに伴いき
わ剃りユニット12およびコーム13は相対的に第1・
2操作アーム14・15により、引き下げられた状態と
なり、きわ剃りユニット12およびコーム13が各支軸
23・29まわりに横倒し姿勢に回動することになる。
きわ剃りケース11が図1の(B)に示す上段位置Cか
ら図1の(A)に示す中段位置Bにまで引き下げられる
に伴いきわ剃りケース11内で第1・2操作アーム14
・15は押上ばね37の復元作用により押し上げられ、
きわ剃りユニット12およびコーム13が前記と反対方
向に各支軸23・29まわりに回動して上向き姿勢に戻
される。
【0014】きわ剃りケース11の内部には、更に、本
体ケース1内のモータ6の動力をきわ剃りユニット12
の可動くし刃20に伝達するための振動板45が組み込
まれる。その振動板45は、図6および図8のように、
きわ剃りケース11の内面から突設した左右のガイドピ
ン46に係入する長孔47を有するとともに、可動くし
刃20の後端から突設した突起49が係合する係合突起
50を有して、きわ剃りケース11内に左右方向にスラ
イド自在に組み込まれる。振動板45から下方へ延設し
た突片51の下端の内面に受動ピン52を突設し、この
受動ピン52を本体ケース1の後壁1bに設けた開口5
3より本体ケース1内へ突入させる。一方、本体ケース
1の内部におけるモータ6の上方には該モータ5の軸上
の出力ギヤ7の下方を囲む固定台54を設置し、この固
定台54と出力ギヤ7との間に、モータ6の回転を水平
揺動運動に変えるきわ剃り刃駆動体55を備える。きわ
剃り刃駆動体55はモータ6の軸上の出力ギヤ7の下方
に固着した偏心カム56が嵌合する偏心カム孔57を有
し、この偏心カム孔57より前方部位に固定台54から
突設したピン58が嵌合するピン孔59を設け、前記偏
心カム孔57より後方部位には縦長の溝60を設けてい
る。
【0015】従って、モータ6の回転に伴いきわ剃り刃
駆動体55は固定台54上でピン58を中心にして水平
揺動し、その溝60にきわ剃りケース11側の振動板4
5の受動ピン52を係合させることにより振動板45が
きわ剃りケース11内で左右方向に往復直線運動するこ
とになる。振動板45の受動ピン52は、きわ剃りケー
ス11が下段位置Aに下降している不使用状態では、き
わ剃り刃駆動体55の溝60に係合せず、きわ剃りケー
ス11が中段位置Bおよび上段位置Cに上昇したときに
係合するように設定している。
【0016】次に、上記構成の一連動作について説明す
る。図7および図8のようにきわ剃りケース11が下段
位置Aの不使用状態にあるときは、受動ピン52はきわ
剃り刃駆動体55の下方位置に存して該きわ剃り刃駆動
体55の溝60に係合しないので、本体ケース1の前面
側のメインスイッチ10をオンしてかみそり主刃5を駆
動させても、きわ剃りユニット12の可動くし刃20は
駆動するようなことはない。このきわ剃りユニット12
の不使用状態ではコーム13の先端のくし状歯25によ
り固定・可動くし刃19・20の刃先19a・20aの
背面側が覆われているため、使用者に恐怖感や不安感を
抱かせるようなことはなく、また不慮に落下させたとき
の破損から防護できる。
【0017】図1の(A)のように、きわ剃りケース1
1を、きわ剃りユニット12の固定・可動くし刃19・
20の刃先19a・20aがかみそり主刃5の後方に近
接する中段位置Bにまで押し上げると、受動ピン52が
きわ剃り刃駆動体55の溝60に係入するため、モータ
6の駆動によりかみそり主刃5と共に可動くし刃20を
駆動させることができる。このとき、かみそり主刃5の
外刃2ときわ剃りユニット12を肌に当てて、きわ剃り
ユニット12が先行するように本体ケース1全体を動か
すことにより、長毛やくせ毛を、先ず固定・可動くし刃
19・20で短く切ることができてかみそり主刃5の外
刃2に導入し易くなり、続けてかみそり主刃5でより短
く剃り上げることができる。その際、不使用状態の場合
と同様に、固定くし刃19の刃先19aの背面側がコー
ム13の先端のくし状歯25により覆われているため、
可動くし刃20の刃先20aが高速で駆動していても使
用者はそれが隠されて見えることがなく、またコーム1
3の先端のくし状歯25が肌をガードして、直接刃先1
9a・20aが肌に触れることがないため、両刃先19
a・20aを肌に突き当たるような恐怖感や不安感を抱
かせるようなことがなく、安心して電気かみそりを肌上
で前後・左右に動かすことができるとともに、長毛やく
せ毛をくし状歯25により固定・可動くし刃19・20
の両刃先19a・20aに確実に導入させることができ
る。
【0018】図1の(B)に示すように、きわ剃りケー
ス11を、更に本体ケース1の上方の上段位置Cにまで
押し上げると、前述した中段位置Bで第1・2操作アー
ム14・15と一体のスライドピン34が本体ケース1
側の第2ガイド孔39内の上端に当接しているため、第
1・2操作アーム14・15はきわ剃りケース11内で
押上ばね37を圧縮変形させながら静止状態になる一
方、きわ剃りケース11内に各支軸23・29を介して
一体的に枢支連結されているきわ剃りユニット12およ
びコーム13はきわ剃りケース1ごと上方へ移動するこ
とになり、これに伴いきわ剃りユニット12およびコー
ム13がそれぞれ、きわ剃りユニット支軸23およびコ
ーム29まわりに横倒し姿勢に回動する。その際、コー
ム支軸29はきわ剃りユニット支軸23よりも本体ケー
ス1寄りにθだけ偏位するように位置設定してあるた
め、きわ剃りユニット12に対しコーム13が本体ケー
ス1寄り方向へ退入移動してきわ剃りユニット12の刃
先19a・20aを完全に露出させる。従って、コーム
13に邪魔されることなく、きわ剃りを行うことができ
る。また、きわ剃りケース11がかみそり主刃5ときわ
剃りユニット12との間に高く立っているので、きわ剃
り時に不用な髪毛が主刃側へ垂れて、誤ってかみそり主
刃5で髪毛をカットしてしまうことを防止できるととも
に、きわ剃り毛がかみそり主刃5にふりかかるのを防ぐ
ことができる。
【0019】きわ剃りケース11が図1の(B)に示す
上段位置Cから下方へ引き下げられると、きわ剃りケー
ス11内で第1・2操作アーム14・15は押上ばね3
7の復元作用により押し上げられ、きわ剃りユニット1
2およびコーム13が前記と反対方向に各支軸23・2
9まわりに回動して上向き姿勢に戻されるとともに、コ
ーム13のくし状歯25がきわ剃りユニット12の刃先
19a・20aに近接して該刃先19a・20aを元通
り覆う。
【0020】(第2実施例)図9および図10は本発明
の第2実施例を示す。第1実施例では本体ケース1に対
しきわ剃りケース11を上下スライド自在に取り付け、
このきわ剃りケース11にきわ剃りユニット12および
コーム13を搭載してなるが、これに代えて、この第2
実施例のように本体ケース1の後壁1bの上部定位置に
きわ剃りユニット12およびコーム13を取り付けてき
わ剃りケース11を省略するものであってもよい。
【0021】すなわち、第2実施例では、後壁1bの上
部定位置にきわ剃りユニット12が、固定・可動くし刃
19・20の両刃先19a・20aをかみそり主刃5に
近接させて共同使用を可能にする上向き姿勢と、両刃先
19a・20aをかみそり主刃5から離して単独使用を
可能にする横向き(横倒し)姿勢とにわたってきわ剃り
ユニット支軸23まわりに回動自在に取り付けられる。
一方、コーム13が、きわ剃りユニット12の上向き姿
勢で少なくとも両刃先19a・20aの背面側を覆うよ
うにコーム軸29まわりに回動自在に取り付けられる。
きわ剃りユニット12にはこれの支軸23より偏した位
置にピン孔61を設け、このピン孔61にきわ剃りユニ
ット回動操作用の操作杆62の上端のピン63を挿入
し、図示省略するが、その操作杆62の下端部は後壁1
bの外部へ臨ませて上下方向に押し引き操作できるよう
にする。この場合、第1実施例の場合と同様に、コーム
支軸29はきわ剃りユニット支軸23よりも本体ケース
1寄りにθだけ偏位するように位置設定する。その他の
構成、例えば可動くし刃20の駆動系などは第1実施例
の場合と同様である。
【0022】しかるときは、図9に実線で示すようにき
わ剃りユニット12およびコーム13が上向き姿勢にあ
る状態から操作杆62を押し上げると、同図に二点鎖線
で示すごとくきわ剃りユニット12およびコーム13が
後方へ横倒し姿勢になるまで略90°だけ回動する。こ
に伴いきわ剃りユニット12に対しコーム13が刃先1
9a・20aを露出するよう退入移動する。きわ剃りユ
ニット12およびコーム13の横倒し姿勢状態下で、操
作杆62を引き下げると、きわ剃りユニット12および
コーム13が元通り上向き姿勢に切り換えられる。な
お、コーム軸29上には、きわ剃りユニット12に対し
コーム13を常に近接させる方向に回動付勢するための
ねじりコイルばね64(図10参照)を装着しておくこ
とが、コーム13のぐらつきを防止するうえで好まし
い。
【0023】(第3実施例)図11は本発明の第3実施
例を示す。第1・2実施例ではきわ剃りユニット12に
対しコーム13を退入移動させる形式を採用することで
刃先19a・20aがコーム13のくし状歯25から露
出するようにしてあるが、これに代えて、この実施例の
ようにコーム13に対しきわ剃りユニット12を突出移
動させることにより刃先19a・20aがコーム13の
くし状歯25から露出するようにしてもよい。
【0024】すなわち、この実施例では、本体ケース1
の後壁1bの上部定位置に、コーム13を上向き姿勢と
横倒し姿勢とにわたってコーム支軸29まわりに回動自
在に取り付ける一方、コーム13のコーム主板24上に
きわ剃りユニット12を前後スライド自在に装着する。
コーム13の両側壁部には前後方向に長いガイド孔65
を設け、このガイド孔65にきわ剃りユニット12のき
わ剃り刃保持ケース17の両側壁に設けたガイドピン6
6を係入することにより、コーム主板24上にきわ剃り
ユニット12が前後スライド自在にガイド保持される。
また、きわ剃りユニット12とコーム13間にばね67
を掛け、このばね67できわ剃りユニット12を常に後
方へ移動付勢する。
【0025】しかるときは、図11の(A)に示すよう
に、きわ剃りユニット12が刃先19a・20aをかみ
そり主刃5に近接させて共同使用を可能にする上向き姿
勢で、コーム13が刃先19a・20aに近接して該刃
先19a・20aを覆う。そして、コーム13をコーム
支軸29まわりにきわ剃りユニット12ごと横倒し姿勢
にするに伴い、図11の(B)のように、きわ剃りユニ
ット12の後端部が本体ケース1側に設けた突起部69
に当接し、この当接作用できわ剃りユニット12がコー
ム主板24上で前方へ押し出されて刃先19a・20a
がコーム13の先端のくし状歯25より前方へ突出する
露出状態になる。勿論、本発明はロータリ式電気かみそ
りに限られず、往復動式や回転式の電気かみそりなどに
も同様に適用できる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、かみそり主刃5と共同
使用を可能にするきわ剃りユニット12の上向き姿勢で
は、コーム13のくし状歯25がきわ剃りユニット12
の刃先19a・20aに近接して該刃先19a・20a
を覆っている。従って、かみそり主刃5と共同使用状態
でコーム13により長毛やくせ毛を刃先19a・20a
に導くことができるばかりか、使用者は恐怖感や不安感
を抱くことなく、安心して使用することができる。また
両刃先19a・20aを落下破損から防護できる。きわ
剃りユニット12の単独使用を可能にする横倒し姿勢で
は、コーム13から刃先19a・20aを露出させるた
め、コーム13に邪魔されることなく、きわ剃りするこ
とができる。コーム13による刃先19a・20aの覆
い状態および露出状態の切り換えは、きわ剃りユニット
12の姿勢切り換えに伴いきわ剃りユニット12とコー
ム13を相対移動させることで自動的に行えて使い勝手
が頗る良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の電気かみそり要部の縦断側面図を
示し、(A)はかみそり主刃ときわ剃りユニットの共同
使用状態図、(B)はきわ剃りユニットの単独使用状態
図である。
【図2】第1実施例の電気かみそり全体の背面図であ
る。
【図3】第1実施例の電気かみそり全体の側面図であ
る。
【図4】第1実施例の電気かみそり要部の斜視図であ
る。
【図5】第1実施例の電気かみそりのきわ剃りユニット
部分の正面図である。
【図6】第1実施例の電気かみそりのきわ剃りユニット
部分の内部構造を示す正面図である。
【図7】第1実施例の電気かみそり要部の縦断側面図で
ある。
【図8】第1実施例の電気かみそり要部を駆動機構との
関係で示す縦断側面図である。
【図9】第2実施例の電気かみそりのきわ剃りユニット
部分の縦断側面図である。
【図10】第2実施例の電気かみそりのきわ剃りユニッ
トの分解斜視図である。
【図11】第3実施例の電気かみそりのきわ剃りユニッ
ト部分の側面図を示し、(A)はかみそり主刃ときわ剃
りユニットの共同使用状態図、(B)はきわ剃りユニッ
トの単独使用状態図である。
【符号の説明】
1 本体ケース 5 かみそり主刃 11 きわ剃りケース 12 きわ剃りユニット 13 コーム 19 固定くし刃 20 可動くし刃 25 くし状歯

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 かみそり主刃5を上部に備えた本体ケー
    ス1と、 固定くし刃19および可動くし刃20を有するきわ剃り
    ユニット12と、 先端にくし状歯25を有するコーム13とからなり、 本体ケース1に対しきわ剃りユニット12が、固定・可
    動くし刃19・20の刃先19a・20aをかみそり主
    刃5に近接させて該かみそり主刃5と共同使用を可能に
    する上向き姿勢と、刃先19a・20aをかみそり主刃
    5から離して単独使用を可能にする横倒し姿勢とにわた
    って姿勢切り換え自在に備えられており、 きわ剃りユニット12に対しコーム13が、きわ剃りユ
    ニット12の姿勢切り換えに伴い、きわ剃りユニット1
    2の上向き姿勢でくし状歯25がきわ剃りユニット12
    の刃先19a・20aに近接して該刃先19a・20a
    を覆い、きわ剃りユニット12の横倒し姿勢でくし状歯
    25が刃先19a・20aから離れて該刃先19a・2
    0aを露出させるように相対移動自在に備えられている
    ことを特徴とする電気かみそり。
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