JPH0925320A - 毛髪用樹脂組成物 - Google Patents

毛髪用樹脂組成物

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JPH0925320A
JPH0925320A JP20055095A JP20055095A JPH0925320A JP H0925320 A JPH0925320 A JP H0925320A JP 20055095 A JP20055095 A JP 20055095A JP 20055095 A JP20055095 A JP 20055095A JP H0925320 A JPH0925320 A JP H0925320A
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JP
Japan
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group
parts
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hair
acrylate
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JP20055095A
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English (en)
Inventor
Isonori Taniguchi
五十規 谷口
Atsushi Ota
篤志 太田
Masaya Tomioka
正哉 富岡
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Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の両性樹脂の製造法に比べ、効率よく製
造でき(反応時間と精製時間を短縮)、しかも毛髪用樹
脂組成物としてスプレー型整髪料に使用した場合、液だ
れなく、きれいな霧状になる特長を有する両性樹脂を提
供する。 【解決手段】 当モル量のモノハロゲン化酢酸の塩で両
性化反応の後、精製したベタイン化(メタ)アクリレー
ト30〜95重量%、アミン含有(メタ)アクリレート
0〜39重量%、炭素数1〜24個の直鎖または分岐の
アルキルまたはアルケニル(メタ)アクリレート2〜3
1重量%を共重合して得られる毛髪用樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 従来毛髪用樹脂組成物とし
てはノニオン性樹脂、アニオン性樹脂、カチオン性樹脂
及び両性樹脂等が知られている。なかでも両性樹脂は、
整髪力、帯電防止性及び髪への親和力等の性能面で優れ
た樹脂である。また両性樹脂の合成法としては、重合後
にモノハロゲン化酢酸塩で両性化反応を行い、副生する
塩を必要に応じて濾過などの精製を行う方法が知られて
いる(例えば特公平6−47608号公報)。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来の両性樹脂
の合成法では、重合後に両性化反応を行なう高分子反応
のため、十分な両性化率が得られない、反応時間が長い
等の問題点があった。また、副生する塩を取り除く精製
段階では粘調な液のため、精製に時間が掛かっていた。
またこの様な方法で得られた重合物は粘度が高く、スプ
レー型の整髪料に使用するときれいな霧状にならない、
液だれがする等樹脂物性の面でも問題点があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
を解決すべく、鋭意検討した結果、重合前の単量体段階
で両性化し必要により精製を行った後重合することによ
り両性反応時間及び精製時間の短縮と、樹脂物性の面で
は従来法で重合した物に比べて同じ分子量でありながら
粘度が低いことを見いだし本発明に至った。
【0004】すなわち本発明は、下記一般式(1)〜
(3)で示される化合物(A)〜(C)を共重合した重
合物からなり、重合物の重量に基づいて(A)が0〜3
9重量%、(B)が30〜95重量%、(C)が2〜3
1重量%であり、かつ化合物(A)と(B)の合計が6
9重量%以上である毛髪用樹脂組成物である。
【0005】
【化4】
【0006】
【化5】
【0007】
【化6】
【0008】(式中R1、R5、R9はそれぞれ水素原
子又はメチル基、R2、R6はそれぞれ炭素数1〜4個
のアルキレン基、R3、R4、R7、R8はそれぞれメ
チル基又はエチル基、R10は炭素数1〜24個の直鎖
または分岐のアルキル基、アルケニル基又はシクロアル
キル基、X、Yは酸素原子又はNH基を示す。)
【0009】本発明において、一般式(1)中のR2は
メチレン、エチレン、プロピレン、ブチレン基を表し、
好ましくはエチレン基である。R3、R4は好ましくは
メチル基である。(A)の具体例をあげれば、ジメチル
アミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノブ
チル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピル
(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)
アクリレート、ジエチルアミノブチル(メタ)アクリル
アミド等があげられ好ましくはコスト、汎用性の面でジ
メチルアミノエチルメタアクリレートである。
【0010】本発明において、一般式(2)中のR6は
メチレン、エチレン、プロピレン、ブチレン基を表し、
好ましくはエチレン基である。R7、R8は好ましくは
メチル基である。(B)の具体例をあげれば、N−メタ
クリロイルオキシエチル−N,N−ジメチルアンモニウ
ム−α−N−メチルカルボキシベタイン、N−メタクリ
ロイルオキシメチル−N,N−ジメチルアンモニウム−
α−N−メチルカルボキシベタイン、N−アクリロイル
オキシエチル−N,N−ジメチルアンモニウム−α−N
−メチルカルボキシベタイン、N−メタクリロイルオキ
シメチル−N,N−ジエチルアンモニウム−α−N−メ
チルカルボキシベタイン等があげられ、好ましくはN−
メタクリロイルオキシエチル−N,N−ジメチルアンモ
ニウム−α−N−メチルカルボキシベタインである。
【0011】本発明において、一般式(3)中のR9は
好ましくはメチル基である。R10の炭素数1〜24の
飽和の直鎖または分岐のアルキル基としてメチル基、エ
チル基、プロピル基、ブチル基、アミル基、ヘキシル
基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ド
デシル基、テトラデシル基、ヘキサデシル基、オクタデ
シル基、ドコシル基、2−エチルヘキシル基、2−ヘキ
シルデシル基、2−オクチルウンデシル基、2−デシル
テトラデシル基、2−ウンデシルヘキサデシル基等があ
げられる。炭素数1〜24個の不飽和の直鎖または分岐
のアルケニル基としては、エチレン基、プロピレン基、
ブチレン基、ペンテン基、ヘキセン基、ヘプテン基、オ
クテン基、ノネン基、デセニル基、ドデセニル基、テト
ラデセニル基、ヘキサデセニル基、オクタデセニル基等
があげられる。炭素数1〜24個の直鎖または分岐のシ
クロアルキル基としては、シクロヘキシル基、シクロオ
クチル基、シクロデシル基等があげられる。これらは1
種又は2種以上の混合基としても用いることができる。
またR10としては、炭素数の少ない1〜8さらに好ま
しくは1〜4の直鎖または分岐のアルキル基、アルケニ
ル基又はシクロアルキル基と炭素数の多い9〜24、さ
らに好ましくは12〜24の直鎖または分岐のアルキル
基、アルケニル基又はシクロアルキル基との組合せで用
いることが好ましく、その比は重量比で(炭素数の少な
い単量体:炭素数の多い単量体=1:40〜1:1)が
好ましく、さらに好ましくは1:30〜1:5である。
この範囲で用いると、フイルムは適度な硬さと柔軟性を
持ちセット力がさらに良くなる。この比が1:40を下
回るとき使用には問題はないがフイルムは柔らかくな
り、セット力も悪くなることがある。1:1を上回ると
きは、フイルムは硬くなりゴワツキ感を呈することがあ
る。(C)の具体例をあげれば、メチル(メタ)アクリ
レート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メ
タ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、アミ
ル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレー
ト、ヘプチル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)
アクリレート、ノニル(メタ)アクリレート、デシル
(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレー
ト、テトラデシル(メタ)アクリレート、ヘキサデシル
(メタ)アクリレート、オクタデシル(メタ)アクリレ
ート、ドコシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキ
シル(メタ)アクリレート、2−ヘキシルデシル(メ
タ)アクリレート、2−オクチルウンデシル(メタ)ア
クリレート、ヘキセン(メタ)アクリレート、ヘプテン
(メタ)アクリレート、オクテン(メタ)アクリレー
ト、ノネン(メタ)アクリレート、デセニル(メタ)ア
クリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート等が
あげられる。
【0012】本発明において、その他フイルムの物性を
適度に調製するために一般式(1)〜(3)以外のエチ
レン性不飽和単量体を共重合することができる。その他
のエチレン性不飽和単量体の具体例をあげれば、N−ビ
ニルピロリドン、アクリロニトリル、スチレン、クロロ
スチレン、メチルスチレン、酢酸ビニル、ポリエチレン
グリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレン
グリコールモノ(メタ)アクリレート、ビニルトリクロ
ロシラン、アクリルアミド、ヒドロキシ(メタ)アクリ
レート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ダ
イアセトンアクリルアミドなどがあげられる。
【0013】本発明の組成物中の各成分の量は、重量基
準で以下の通りである。(A)は0〜39重量%、好ま
しくは0〜20重量%である。(A)の使用量が39重
量%を越えると親水性が増し、高湿度状態でのセット力
が低下し、ブロッキング感を呈するようになる。(B)
は30〜95重量%好ましくは45〜65重量%である
とともに、(A)と(B)の合計が69重量%、好まし
くは69〜80重量%である。(B)の使用量が30重
量%未満であれば髪への親和性が低下し、その結果フレ
ーキング現象が発生する。また水溶性も低下し、洗髪時
の髪からの除去が困難となる。(B)の使用量が95重
量%を越える場合、フイルムは吸湿性を増しブロッキン
グ感を呈するようになり、セット力も劣ってくる。また
(A)と(B)の合計が69重量%未満であれば、水溶
性が不十分になる。(C)は2〜31重量%、好ましく
は15〜28重量%である。(C)の使用量が2重量%
未満の場合は、フイルムは吸湿性を増し、べたつき感を
呈するようになり、使用感を悪化する様になる。31重
量%を越える場合、水溶性が低下し、洗浄除去が困難に
なってくる。また平滑性も低下し、ブロッキング感を呈
するようになる。その他のエチレン性不飽和単量体は、
0〜20重量%好ましくは0〜10重量%である。
【0014】本発明において、(B)は通常(A)を溶
媒中、重合禁止剤存在下モノハロゲン化(塩化、臭化、
ヨウ化等)酢酸またはその塩を反応することで得られ
る。
【0015】溶媒は、使用してもしなくてもよいが通常
水、アルコール系、炭化水素系、ハロゲン化アルキル
系、ケトン系、エステル系、アミド系、エーテル系溶媒
が使用される。アルコール系溶媒としては、メタノー
ル、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、エチ
レングリコール等があげられる。炭化水素系溶媒として
は、ヘキサン、ノナン、デカン、ウンデカン、シクロヘ
キサン、トルエン、キシレン等があげられる。ハロゲン
化アルキル系溶媒としては、塩化メチレン、クロロホル
ム、1,2−ジクロロエタン等があげられる。ケトン系
溶媒としては、アセトン、メチルエチルケトン、メチル
プロピルケトン、エチルプロピルケトン、エチルヘキシ
ルケトン等があげられる。エステル系溶媒としては、蟻
酸メチル、蟻酸エチル、蟻酸プロピル、酢酸メチル、酢
酸エチル、酢酸ブチル、酢酸プロピル、プロピオン酸メ
チル、プロピオン酸エチル、プロピオン酸ブチル、酪酸
メチル、酪酸エチル、酪酸ブチル等があげられる。アミ
ド系溶媒としては、ジメチルホルムアミド、ジエチルホ
ルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジエチルアセトア
ミド等があげられる。エーテル系溶媒としては、ジエチ
ルエーテル、エチルプロピルエーテル、エチルブチルエ
ーテル、エチルヘキシルエーテル、ジプロピルエーテ
ル、プロピルブチルエーテル、プロピルヘキシルエーテ
ル、ジブチルエーテル、ジオキサン等があげられる。こ
れらの溶媒の中で、副生する塩を容易に除去するために
好ましい溶媒はアルコール系、炭化水素系、エーテル系
溶媒があげられる。これらは1種または2種以上の混合
溶媒としてもちいてもよい。
【0016】重合禁止剤としては、(A)の重合を防止
するものならどの様なものでもよく、通常ハイドロキノ
ン、メトキシキノン、フェノチアジン、ジブチルヒドロ
キシトルエン、ジブチルヒドロキシアニソール、カテコ
ール、クレゾール、塩化銅、硫化銅、燐酸銅、酸化銅、
水酸化銅、硫化亜鉛、酸素または空気の吹き込みなどが
あげられる。好ましくはコストの面から酸素または空気
の吹き込みである。
【0017】モノハロゲン化酢酸の塩としては通常アル
カリ金属塩、アミン塩、アンモニウム塩が使用される。
アルカリ金属塩としては、リチウム塩、ナトリウム塩、
カリウム塩等があげられる。アミン塩としては、トリメ
チルアミン、トリエチルアミン、トリエタノールアミ
ン、ジメチルアミノエタノール、アミノメチルプロパノ
ール、ピリジン、エチレンジアミン等があげられる。こ
れらの塩のなかで好ましくはコストの面でナトリウム
塩、カリウム塩である。
【0018】両性化反応としては、特に限定されないが
普通(A)を溶媒中でモノハロゲン化酢酸またはその塩
を添加し、重合禁止剤存在下に攪拌を行いながら50〜
90℃好ましくは60〜80℃の温度に加熱することに
よって行うことができる。90℃を超える場合、(A)
の重合が起こりやすくなる。50℃より低い場合、反応
が進み難くなる。反応の終点としては、遊離の塩素イオ
ン含量により確認することが出来る。モノハロゲン化酢
酸またはその塩の使用量は通常(A)に対してモル比で
1:(0.70〜1.50)好ましくは1:(0.80
〜1.20)である。1:1.50を超えるモノハロゲ
ン化酢酸またはその塩は必要でない。1:0.70より
少ない場合反応率が不足してしまう。両性化反応におい
て副生する塩を必要により除去する方法は、特に限定さ
れないが、通常濾過、遠心分離、分液等があげられる。
さらに精製が必要な場合、イオン交換樹脂を併用しても
よい。
【0019】本発明の組成物は(A)〜(C)の単量体
に重合開始剤を添加し、共重合させることで得られる。
重合の方法は、通常溶液重合、塊状重合、懸濁重合、乳
化重合等の公知のラジカル重合法で製造されるが、好ま
しくは溶液重合である。必要により使用される溶媒とし
ては、前記両性化反応時に使用するものがあげられる。
これらは1種または2種以上の混合溶媒としてもちいて
もよい。これらの溶媒の中で好ましくは単量体溶解性の
面で親水性の溶媒である水、アルコール系溶媒であり、
特に好ましいのは水、エタノール、イソプロパノールま
たはその混合物である。
【0020】重合開始剤としては、特に限定されない
が、通常過酸化物またはアゾ化合物が用いられる。過酸
化物としては、ベンゾイルパーオキサイド、イソブチル
パーオキサイド、ジクロロベンゾイルパーオキサイド、
オクタノイルパーオキサイド、ラウロイルパーオキサイ
ド、ステアロイルパーオキサイド、ブチルパーオキシイ
ソブチレート、過酸化水素水、過硫酸アンモニウム、過
硫酸ナトリウム等があげられる。アゾ化合物としては
2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−ア
ゾビス(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリ
ル)、ジメチル−2,2’−アゾビスイソブチレ−ト、
2,2’−アゾビス(2,4,4−トリメチルペンタ
ン)、1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−カル
ボニトリル)等があげられる。これらの重合開始剤は、
1種または2種以上の混合で使用する事もできる。
【0021】重合反応は特に限定されないが通常(A)
〜(C)の単量体を溶媒に溶解し、重合開始剤を単量体
に対して0.1〜5重量%好ましくは0.3〜2重量%
添加した後、窒素気流下で50〜120℃好ましくは6
5〜90℃まで加熱し攪拌する方法でおこなわれる。こ
の時溶媒は温度制御の面で重合する温度内に沸点がある
ものが好ましく、重合系内を加圧または減圧にして沸点
を上記の好ましい温度内に変化させて重合することもで
きる。重合開始剤の使用量が、単量体に対して、0.1
重量%より少ない場合、反応率が悪くなり、5重量%を
超える場合は分子量が小さくなり、樹脂物性が悪くな
る。反応温度が50℃より低い場合、反応率が悪く、1
20℃を超える場合は、分子量が小さく、樹脂物性が悪
くなる。溶媒、単量体、重合開始剤は全量必ずしも重合
当初から存在させなくてもよく、分割投入で行うことも
出来る。
【0022】本発明の毛髪用樹脂組成物の使用形態は、
通常、泡状、液体状、ぺ−スト状、固体状、粉末状など
特に限定されないが、泡状、液体状及びぺ−スト状が使
いやすい。また、本発明の毛髪用樹脂組成物の用途も特
に限定されないが、ム−ス、ミスト、ジェルなどのセッ
ト剤、シャンプ−、リンス、トリ−トメント、染毛剤等
に有効である。また、この毛髪用樹脂組成物の優れた性
質を生かし、従来から使用されている毛髪用樹脂組成物
の用途にはすべて適用可能である。
【0023】本発明の毛髪用樹脂組成物には、本発明の
効果を妨げない量のアニオン活性剤、非イオン活性剤、
カチオン活性剤、両性活性剤を併用してもよい。アニオ
ン活性剤としては、ラウリル硫酸ナトリウム、ポリオキ
シエチレンラウリル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレ
ンラウリル硫酸トリエタノールアミン、ポリオキシエチ
レンラウリルエーテル酢酸ナトリウム、ポリオキシエチ
レンヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド硫酸ナトリウ
ム、ポリオキシエチレンラウリルスルホコハク酸2ナト
リウム、スルホコハク酸ポリオキシエチレンラウロイル
エタノールアミド2ナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタ
ウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸サルコシンナトリウ
ム、ヤシ油脂肪酸サルコシントリエタノールアミン、N
−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸トリエタノー
ルアミン、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸
ナトリウム、ラウロイルメチル−β−アラニンナトリウ
ム、ラウリルリン酸ナトリウム等があげられる。
【0024】両性界面活性剤としては、ヤシ油脂肪酸ア
ミドプロピイルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリル
ジメチルアミノ酢酸ベタイン、2−アルキル−N−カル
ボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウム
ベタイン、ラウリルヒドロキシスルホベタイン、ラウロ
イルアミドエチルヒドロキシエチルカルボキシメチルベ
タインヒドロキシプロピルリン酸ナトリウム、β−ラウ
リルアミノプロピオン酸ナトリウム等があげられる。非
イオン界面活性剤としては、1:1型ヤシ油脂肪酸ジエ
タノールアミド、ラウリルジメチルアミンオキシド、モ
ノステアリン酸グリセリン、モノステアリン酸エチレン
グリコール、モノステアリン酸ポリエチレングリコー
ル、ジステアリン酸ポリエチレングリコール、モノラウ
リン酸ソルビタン、モノラウリン酸ポリオキシエチレン
ソルビタン、ポリオキシエチレンジオレイン酸メチルグ
ルコシド、ポリオキシエチレン牛脂アルキルヒドロキシ
ミリスチレンエ−テル、モノステアリン酸エチレングリ
コール等があげられる。カチオン界面活性剤としては、
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニル
トリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルア
ンモニウム、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピル
エチルジメチルアンモニウム、ステアリン酸ジエチルア
ミノエチルアミドの乳酸塩などがあげられる。
【0025】また乳化安定剤として、セチルアルコー
ル、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等の高
級アルコールが、保湿剤としてグリセリン、ピロリドン
カルボン酸ナトリウム等が、高分子化合物として、カチ
オン化セルロース、カチオン化グアーガム、ポリエチレ
ングリコール、ポリアクリル酸ナトリウム、ヒドロキシ
エチルセルロース、タンパク誘導体等が、シリコンとし
てジメチルポリシロキサン、ジメチルポリシロキサンの
メチル基の一部に各種の有機基を導入した変性シリコ
ン、環状ジメチルシロキサン等が、キレート剤として、
エチレンジアミン四酢酸ナトリウム、1−ヒドロキシエ
タン−1,1−ジホスホン酸ナトリウム等が、低級アル
コールとして、エタノール、プロピレングリコール、ジ
プロピレングリコールなどが、香料、着色剤、防腐剤、
紫外線吸収剤、水なども併用することができる。
【0026】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに説明する
が、本発明はこれに限定されない。以下において、部及
び%はそれぞれ重量部及び重量%を示す。なお試験法は
次の通りである。
【0027】粘度:重合物を、有効成分に換算して30
重量%と成るようエタノール/水(重量比95/5)で
希釈し、B型粘度計で30℃における粘度を測定する。 スプレーパターン:重合物を、有効成分に換算して5重
量%のエタノール/水(重量比95/5)希釈液を蓄圧
式スプレー器に充填し、30cmの距離から感熱紙を張
りつけたガラス板に吹き付け、そのパターンを下記の判
断基準で評価し表示する。 判定基準 均一にスプレーされる : ○ やや不均一にスプレーされる : △ スプレーに斑がある : × フレーキング:長さ25cmの毛髪2gに前記のスプレ
ー溶液を10秒間吹きかけ、乾燥後市販の櫛を用いて、
毛髪をといたとき脱落した樹脂の量を下記の判定基準で
評価する。 判定基準 樹脂の脱落無し : ○ 樹脂の脱落少量有り : △ 樹脂の脱落多量にあり : ×
【0028】官能評価:パネラー10人が前記のスプレ
ー溶液を実使用試験して、ゴアツキ感、ベトツキ感、ブ
ロッキング感、セット力について下記の判定基準で評価
する。 判定基準 ゴアツキ感 7人以上がゴアツキ感が無いと判断 : ○ 3人以上6人以下がゴアツキ感が無いと判断 : △ 7人以上がゴアツキ感があると判断 : × ベトツキ感 7人以上がベトツキ感が無いと判断 : ○ 3人以上6人以下がベトツキ感が無いと判断 : △ 7人以上がベトツキ感があると判断 : × ブロッキング感 7人以上がブロッキング感が無い判断 : ○ 3人以上6人以下がブロッキング感が無い判断 : △ 7人以上がブロッキング感があると判断 : × セット力 7人以上がセット力があると判断 : ○ 3人以上6人以下がセット力があると判断 : △ 7人以上がセット力が無いとと判断 : ×
【0029】製造例1 還流冷却器、温度計、空気導入管および攪拌装置を備え
た4つ口フラスコに、エタノール215部、モノクロロ
酢酸カリウムを132部及びジメチルアミノエチルメタ
アクリレート157部をいれて、空気吹き込み下80℃
に加熱し、4時間両性下反応を行なった。反応終了後、
反応系を室温まで冷却し副生する塩化カリウムを直径
8.5cmの5Cの濾紙を用いて504部を加圧濾過器
で1kg/cm2の圧力で5分で濾過を行ない、N−メ
タクリロイルオキシエチル−N,N−ジメチルアンモニ
ウム−α−N−メチルカルボキシベタインの50%エタ
ノール溶液を得た(収率99%、両性化率99%、塩素
含量0.1%)。以下ベタインAとする。
【0030】製造例2 エタノール215部、ジメチルアミノエチルメタアクリ
レート157部、モノクロロ酢酸カリウム132部に代
えて、エタノール229部、ジメチルアミノプロピルメ
タアクリレート171部、モノクロロ酢酸カリウム14
5部を使用する以外は製造例1と同様にして、N−メタ
クリロイルオキシプロピル−N,N−ジメチルアンモニ
ウム−α−N−メチルカルボキシベタインの50%エタ
ノール溶液を得た(収率99%、両性化率99%、塩素
含量0.1%)。以下ベタインBとする。
【0031】製造例3 エタノール215部、モノクロロ酢酸カリウム132部
に代えて、エタノール209部、モノクロロ酢酸ナトリ
ウム110部を使用する以外は製造例1と同様にして、
N−メタクリロイルオキシエチル−N,N−ジメチルア
ンモニウム−α−N−メチルカルボキシベタインとジメ
チルアミノエチルメタクリレートの50%エタノ−ル混
合溶液を得た(収率99%、両性化率90%、塩素含量
1.1%)。以下ベタインCとする。
【0032】製造例4 エタノール215部、モノクロロ酢酸カリウム132部
に代えて、エタノール198部、モノクロロ酢酸カリウ
ム92部を使用する以外は製造例1と同様にして、N−
メタクリロイルオキシエチル−N,N−ジメチルアンモ
ニウム−α−N−メチルカルボキシベタインとジメチル
アミノエチルメタクリレートの50%エタノール混合溶
液を得た(収率99%、両性化率70%、塩素含量0.
1%)。以下ベタインDとする。
【0033】実施例1 還流冷却器、温度計、窒素導入管および攪拌装置を備え
た4つ口フラスコにベタインA96部、ジメチルアミノ
エチルメタアクリレート21部、エチルメタクリレート
4部、ラウリルメタアクリレート27部及びエタノール
102部をいれ、アゾビスイソブチロニトリル(以下A
IBNと略す)0.6部を投入し窒素気流下78℃で1
0時間重合させた。この後、30%エタノ−ル溶液に調
製して粘度をはかったところ350cpであり、重量平
均分子量は、47,000であった。
【0034】実施例2 還流冷却器、温度計、窒素導入管および攪拌装置を備え
た4つ口フラスコにベタインB100部、ジメチルアミ
ノエチルメタクリレート20部、エチルメタアクリレー
ト1部、ラウリルアクリレート29部及びエタノール1
00部をいれ、AIBN0.6部投入し窒素気流下78
℃で10時間重合させた。この後、30%エタノ−ル溶
液に調製して粘度をはかったところ410cpであり、
重量平均分子量は、45,000であった。
【0035】実施例3 還流冷却器、温度計、窒素導入管および攪拌装置を備え
た4つ口フラスコにベタインC160部、メチルメタク
リレート1部、ステアリルメタアクリレート19部及び
エタノールを70部をいれ、AIBN0.6部投入し窒
素気流下78℃で10時間重合させた。この後、30%
エタノール溶液に調製して粘度をはかったところ370
cpであり、重量平均分子量は、52,000であっ
た。
【0036】実施例4 還流冷却器、温度計、窒素導入管および攪拌装置を備え
た4つ口フラスコにベタインD146部、プロピルメタ
アクリレート2部、ステアリルアクリレート25部及び
エタノール77部をいれ、AIBN0.4部投入し窒素
気流下78℃で10時間重合させた。この後、30%エ
タノール溶液に調製して粘度をはかったところ500c
pであり、重量平均分子量は、80,000であった。
【0037】実施例5 還流冷却器、温度計、窒素導入管および攪拌装置を備え
た4つ口フラスコにベタインA86部、ジエチルアミノ
エチルメタアクリレート26部、エチルメタクリレート
1部、ステアリルアクリレート28部、N−メチルピロ
リドン2部及びエタノール107部をいれ、AIBN1
部投入し窒素気流下78℃で10時間重合させた。この
後、30%エタノール溶液に調製して粘度をはかったと
ころ270cpであり、重量平均分子量は、30,00
0であった。
【0038】比較例1 還流冷却器、温度計、窒素導入管、滴下ロートおよび攪
拌装置を備えた5つ口フラスコに、ジメチルアミノエチ
ルメタクリレート63部、エチルメタクリレート6部、
ラウリルメタクリレート31部及びエタノールを150
部をいれ、AIBN0.6部投入し窒素気流下78℃で
10時間重合させた。次に、モノクロロ酢酸カリウム8
2部を加え、24時間78℃で両性化を行なった。得ら
れた重合溶液を実施例1と同様の条件で加圧濾過器を用
いて副生成物を5時間で濾過した。この後、30%エタ
ノール溶液に調製して粘度をはかったところ1,200
cpであり、重量平均分子量は、55,000であっ
た。
【0039】比較例2 還流冷却器、温度計、窒素導入管および攪拌装置を備え
た4つ口フラスコにベタインA90部、ジメチルアミノ
エチルメタクリレート5部、メチルメタクリレート5
部、ラウリルメタアクリレート45部及びエタノール1
10部をいれ、AIBN0.6部投入し窒素気流下78
℃で10時間重合させた。この後、30%エタノール溶
液に調製して粘度をはかったところ380cpであり、
重量平均分子量は、48,000であった。
【0040】比較例3 還流冷却器、温度計、窒素導入管および攪拌装置を備え
た4つ口フラスコにベタインB20部、ジメチルアミノ
エチルメタクリレート30部、エチルメタアクリレート
2部、ステアリルメタアクリレート58部及びエタノー
ル140部をいれ、AIBN0.6部投入し窒素気流下
78℃で10時間重合させた。この後、30%エタノー
ル溶液に調製して粘度をはかったところ420cpであ
り、重量平均分子量は、41,000であった。
【0041】実施例1〜3及び比較例1〜8の評価につ
いて表1および表2にまとめる。
【0042】
【表1】
【0043】
【表2】
【0044】表1、2の結果から、本発明の実施例1〜
5で得られた毛髪用樹脂組成物は、いずれもセット力、
ブロッキング感、ベタツキ感、ゴアツキ感、スプレーパ
ターンおよび耐フレーキングに優れていることがわか
る。また、従来法で合成した物より同じ濃度での粘度が
低いこともわかる。
【0045】
【発明の効果】本発明は、両性化反応を単量体の段階で
行なうことにより、従来法と比較して反応時間の短縮お
よび精製時間の短縮の効果を有する。また、本発明で得
られた毛髪用樹脂組成物は従来法で得られた樹脂に比べ
同じ分子量でありながら粘度が低い特徴を有する。さら
に本発明で得られた毛髪用樹脂組成物は、両性樹脂であ
ることから、洗浄性、髪への親和性、耐フレーキング性
および帯電防止効果等に優れている。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)〜(3)で示される化
    合物(A)〜(C)を共重合した重合物からなり、重合
    物の重量に基づいて(A)が0〜39重量%、(B)が
    30〜95重量%、(C)が2〜31重量%であり、か
    つ化合物(A)と(B)の合計が69重量%以上である
    毛髪用樹脂組成物。 【化1】 【化2】 【化3】 (式中R1、R5、R9はそれぞれ水素原子又はメチル
    基、R2、R6はそれぞれ炭素数1〜4個のアルキレン
    基、R3、R4、R7、R8はそれぞれメチル基又はエ
    チル基、R10は炭素数1〜24個の直鎖または分岐の
    アルキル基、アルケニル基又はシクロアルキル基、X、
    Yは酸素原子又はNH基を示す。)
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021177201A1 (ja) * 2020-03-02 2021-09-10 京セラ株式会社 共重合体およびその製造方法、測定装置ならびに測定用担体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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