JPH0925302A - バクテリアセルロース離解物の製造方法 - Google Patents
バクテリアセルロース離解物の製造方法Info
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- JPH0925302A JPH0925302A JP19791895A JP19791895A JPH0925302A JP H0925302 A JPH0925302 A JP H0925302A JP 19791895 A JP19791895 A JP 19791895A JP 19791895 A JP19791895 A JP 19791895A JP H0925302 A JPH0925302 A JP H0925302A
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- cellulose
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 製紙特性の優れたバクテリアセルロース離解
物を提供すること。 【構成】 自励式超音波粉砕機を用いて離解処理を行な
うことを特徴とする、バクテリアセルロース離解物の製
造方法。
物を提供すること。 【構成】 自励式超音波粉砕機を用いて離解処理を行な
うことを特徴とする、バクテリアセルロース離解物の製
造方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自励式超音波粉砕
機を用いることを特徴とする、セルロース性物質(以
下、「バクテリアセルロース」又は「BC」という。)
離解物の製造方法に関する。
機を用いることを特徴とする、セルロース性物質(以
下、「バクテリアセルロース」又は「BC」という。)
離解物の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】BC(バクテリアセルロース)は可食性
であり無味無臭であるため、食品分野で利用されるほ
か、水系分散性に優れているので食品、化粧品又は塗料
等の粒度の保持、食品原料生地の強化、水分の保持、食
品安定性向上、低カロリー添加物又は乳化安定化助剤と
しての産業上利用価値がある。BCは木材パルプ等から
製造されるセルロースに較べ、フィブリルの断片幅が2
ケタ程度も小さいことを特徴とする。従って、BCの離
解物はフィブリルのかかる構造的物理的特徴に基づき高
分子、特に水系高分子用補強剤として各種の産業用用途
がある。このようなバクテリアセルロース性離解物を紙
状または固型状に固化した物質は高い引張弾性率を示す
のでフィブリルの構造的特徴に基づくすぐれた機械特性
が期待され、各種産業用素材としての応用がある。
であり無味無臭であるため、食品分野で利用されるほ
か、水系分散性に優れているので食品、化粧品又は塗料
等の粒度の保持、食品原料生地の強化、水分の保持、食
品安定性向上、低カロリー添加物又は乳化安定化助剤と
しての産業上利用価値がある。BCは木材パルプ等から
製造されるセルロースに較べ、フィブリルの断片幅が2
ケタ程度も小さいことを特徴とする。従って、BCの離
解物はフィブリルのかかる構造的物理的特徴に基づき高
分子、特に水系高分子用補強剤として各種の産業用用途
がある。このようなバクテリアセルロース性離解物を紙
状または固型状に固化した物質は高い引張弾性率を示す
のでフィブリルの構造的特徴に基づくすぐれた機械特性
が期待され、各種産業用素材としての応用がある。
【0003】一般に、バクテリアセルロースの離解現象
は、機械的外力等によってセルロース内部に発生した応
力が、これを変形・破壊することによる現象と考えられ
る。従って、バクテリアセルロースの離解処理は、バク
テリアセルロースに機械的外力を与えることにより行な
われる。ここでいう機械的外力とは、例えば、引っ張
り、曲げ、圧縮、ねじり、衝撃及び剪断等の応力が挙げ
られるが、一般的には圧縮、衝撃及び剪断応力が主体で
ある。従って、従来、これら機械的外力をバクテリアセ
ルロースに与える離解処理は、例えば、ミキサー、ポリ
トロン又は電気振動式超音波発振機等を使用して行なわ
れている。ミキサーによる離解処理においては、機械的
外力は攪拌羽根とバクテリアセルロースが衝突すること
による衝撃力と、媒体の速度差によるズレ現象によって
発生する剪断力が主体となる。ポリトロンによる離解処
理においては、機械的外力はバクテリアセルロースが外
歯と内歯に挟まることによる圧縮力、高速に回転する歯
とバクテリアセルロースが衝突することによる衝撃力、
静止している外歯と高速に回転する内歯の隙間に存在す
る媒体に発生する剪断応力が主体となる。超音波粉砕機
による離解においては、機械的外力は超音波発振部の発
振により媒体中にキャビテーション(空洞現象)が連続
的に発生し、局部的に生じる著しい剪断応力が主体とな
る。
は、機械的外力等によってセルロース内部に発生した応
力が、これを変形・破壊することによる現象と考えられ
る。従って、バクテリアセルロースの離解処理は、バク
テリアセルロースに機械的外力を与えることにより行な
われる。ここでいう機械的外力とは、例えば、引っ張
り、曲げ、圧縮、ねじり、衝撃及び剪断等の応力が挙げ
られるが、一般的には圧縮、衝撃及び剪断応力が主体で
ある。従って、従来、これら機械的外力をバクテリアセ
ルロースに与える離解処理は、例えば、ミキサー、ポリ
トロン又は電気振動式超音波発振機等を使用して行なわ
れている。ミキサーによる離解処理においては、機械的
外力は攪拌羽根とバクテリアセルロースが衝突すること
による衝撃力と、媒体の速度差によるズレ現象によって
発生する剪断力が主体となる。ポリトロンによる離解処
理においては、機械的外力はバクテリアセルロースが外
歯と内歯に挟まることによる圧縮力、高速に回転する歯
とバクテリアセルロースが衝突することによる衝撃力、
静止している外歯と高速に回転する内歯の隙間に存在す
る媒体に発生する剪断応力が主体となる。超音波粉砕機
による離解においては、機械的外力は超音波発振部の発
振により媒体中にキャビテーション(空洞現象)が連続
的に発生し、局部的に生じる著しい剪断応力が主体とな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に、印
刷用紙及び筆記用紙等の各種用途に使用される紙には、
透明度の向上、平滑性の向上及び増加、白色度の向上、
紙ぐせの改良、繊維分の節減等を目的として、填料が含
まれている。これらの填料等の微細成分は、湿式抄紙法
によって紙を生産する際に、脱水に伴って流出する傾向
が強く、紙中に留まり難いという問題があった。この問
題を解決する方法として、通気攪拌バクテリアセルロー
スを用いた填料歩留り向上剤が提案されている(特願平
6−96614号)。しかしながら、このようなバクテ
リアセルロース離解物を含有する抄紙原料は、抄紙工程
における濾水性が劣るため、かかる抄紙工程における生
産性が悪化するという欠点があった。一方、特願平5−
264831に開示されている様に、BCの各種特性は
離解処理の方法や条件によって多様に変化する。そこ
で、上記の欠点を解決するために、従来とは異なる離解
処理の方法が必要とされていた。本発明者等は、今回、
特に自励式超音波粉砕機を用いてBCの離解処理を行な
うことにより、上記の問題点を解決し、各種機械的特性
及びその他物性に優れたバクテリアセルロース離解物が
得られることを見出し、本発明を完成させた。
刷用紙及び筆記用紙等の各種用途に使用される紙には、
透明度の向上、平滑性の向上及び増加、白色度の向上、
紙ぐせの改良、繊維分の節減等を目的として、填料が含
まれている。これらの填料等の微細成分は、湿式抄紙法
によって紙を生産する際に、脱水に伴って流出する傾向
が強く、紙中に留まり難いという問題があった。この問
題を解決する方法として、通気攪拌バクテリアセルロー
スを用いた填料歩留り向上剤が提案されている(特願平
6−96614号)。しかしながら、このようなバクテ
リアセルロース離解物を含有する抄紙原料は、抄紙工程
における濾水性が劣るため、かかる抄紙工程における生
産性が悪化するという欠点があった。一方、特願平5−
264831に開示されている様に、BCの各種特性は
離解処理の方法や条件によって多様に変化する。そこ
で、上記の欠点を解決するために、従来とは異なる離解
処理の方法が必要とされていた。本発明者等は、今回、
特に自励式超音波粉砕機を用いてBCの離解処理を行な
うことにより、上記の問題点を解決し、各種機械的特性
及びその他物性に優れたバクテリアセルロース離解物が
得られることを見出し、本発明を完成させた。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、自励式
超音波粉砕機を用いて離解処理を行なうことを特徴とす
る、バクテリアセルロース離解物の製造方法に係わるも
のである。自励式超音波粉砕機はソノレータとも呼ばれ
ている装置であり、乳化分散、攪拌混合等にすでに市販
されて用いられているものである。その作動原理は以下
の通りである。処理液がポンプによって加圧され、楕円
型状ノズルから高速ジェット流となって噴射される。一
方、此のノズルから僅かな間隙を隔って発振ブレードが
設置されて居り、噴射流はブレードに激突しブレードの
超音波域の自励発振を引き起こす。このため処理液中に
キャビテーション(空洞現象)が連続的に発生し、局部
的に著しい圧力差を生じそのエネルギーが直接的に処理
液に作用し高度の乳化、分散を可能とする。この装置の
特徴としては、連続処理が可能なこと、再現性が良いこ
と、運転操作が極めて簡単であること及び工業的規模で
の大量処理(スケールアップ)が可能なこと等を挙げる
ことができる。本発明に於いて、この自励式超音波粉砕
機を用いてバクテリアセルロースの離解処理を行なうこ
とによって、例えば、従来の電気振動式超音波発振機等
を使用して離解処理した場合と比較して、従来からの優
れた填料歩留まり特性を維持しつつ、かつ濾水度の低下
が抑制された、製紙特性の優れたバクテリアセルロース
離解物が得られるのである。尚、本発明に於ける離解処
理は、水及び溶媒等に、塩化カルシウム、塩化ナトリウ
ム等の電解質、顔料、活性炭微粒子等の無機化合物、サ
イズ剤、歩留り剤、蛍光剤、防カビ剤、帯電防止剤、ラ
テックス、油脂等の有機化合物を予め混合するか、又は
添加するなどして実施しても良い。既に記載したよう
に、本発明で用いる自励式超音波粉砕機は乳化分散及び
攪拌混合等の作用にも優れたものであるため、本発明方
法の離解処理に際しては、バクテリアセルロースの離解
とあわせて添加・混合された前記各種物質の乳化分散等
を効果的に行うことが出来る。
超音波粉砕機を用いて離解処理を行なうことを特徴とす
る、バクテリアセルロース離解物の製造方法に係わるも
のである。自励式超音波粉砕機はソノレータとも呼ばれ
ている装置であり、乳化分散、攪拌混合等にすでに市販
されて用いられているものである。その作動原理は以下
の通りである。処理液がポンプによって加圧され、楕円
型状ノズルから高速ジェット流となって噴射される。一
方、此のノズルから僅かな間隙を隔って発振ブレードが
設置されて居り、噴射流はブレードに激突しブレードの
超音波域の自励発振を引き起こす。このため処理液中に
キャビテーション(空洞現象)が連続的に発生し、局部
的に著しい圧力差を生じそのエネルギーが直接的に処理
液に作用し高度の乳化、分散を可能とする。この装置の
特徴としては、連続処理が可能なこと、再現性が良いこ
と、運転操作が極めて簡単であること及び工業的規模で
の大量処理(スケールアップ)が可能なこと等を挙げる
ことができる。本発明に於いて、この自励式超音波粉砕
機を用いてバクテリアセルロースの離解処理を行なうこ
とによって、例えば、従来の電気振動式超音波発振機等
を使用して離解処理した場合と比較して、従来からの優
れた填料歩留まり特性を維持しつつ、かつ濾水度の低下
が抑制された、製紙特性の優れたバクテリアセルロース
離解物が得られるのである。尚、本発明に於ける離解処
理は、水及び溶媒等に、塩化カルシウム、塩化ナトリウ
ム等の電解質、顔料、活性炭微粒子等の無機化合物、サ
イズ剤、歩留り剤、蛍光剤、防カビ剤、帯電防止剤、ラ
テックス、油脂等の有機化合物を予め混合するか、又は
添加するなどして実施しても良い。既に記載したよう
に、本発明で用いる自励式超音波粉砕機は乳化分散及び
攪拌混合等の作用にも優れたものであるため、本発明方
法の離解処理に際しては、バクテリアセルロースの離解
とあわせて添加・混合された前記各種物質の乳化分散等
を効果的に行うことが出来る。
【0006】本発明におけるバクテリアセルロースの生
産に使用されるセルロース生産菌は、例えば、BPR2
001株に代表されるアセトバクター・キシリナム・サ
ブスピーシーズ・シュクロファーメンタンス(Acetobac
ter xylinum subsp. sucrofermentans)、アセトバクタ
ー・キシリナム(Acetobacter xylinum )ATCC23
768、アセトバクター・キシリナムATCC2376
9、アセトバクター・パスツリアヌス(A. pasteurianu
s )ATCC10245、アセトバクター・キシリナム
ATCC14851、アセトバクター・キシリナムAT
CC11142及びアセトバクター・キシリナムATC
C10821等の酢酸菌(アセトバクター属)、その他
に、アグロバクテリウム属、リゾビウム属、サルシナ
属、シュードモナス属、アクロモバクター属、アルカリ
ゲネス属、アエロバクター属、アゾトバクター属及びズ
ーグレア属並びにそれらをNTG(ニトロソグアニジ
ン)等を用いる公知の方法によって変異処理することに
より創製される各種変異株である。尚、BPR2001
株は、平成5年2月24日に通商産業省工業技術院生命
工学工業技術研究所特許微生物寄託センターに寄託され
(受託番号FERM P−13466)、その後199
4年2月7日付で特許手続上の寄託の国際的承認に関す
るブダペスト条約に基づく寄託(受託番号FERM B
P−4545)に移管されている。
産に使用されるセルロース生産菌は、例えば、BPR2
001株に代表されるアセトバクター・キシリナム・サ
ブスピーシーズ・シュクロファーメンタンス(Acetobac
ter xylinum subsp. sucrofermentans)、アセトバクタ
ー・キシリナム(Acetobacter xylinum )ATCC23
768、アセトバクター・キシリナムATCC2376
9、アセトバクター・パスツリアヌス(A. pasteurianu
s )ATCC10245、アセトバクター・キシリナム
ATCC14851、アセトバクター・キシリナムAT
CC11142及びアセトバクター・キシリナムATC
C10821等の酢酸菌(アセトバクター属)、その他
に、アグロバクテリウム属、リゾビウム属、サルシナ
属、シュードモナス属、アクロモバクター属、アルカリ
ゲネス属、アエロバクター属、アゾトバクター属及びズ
ーグレア属並びにそれらをNTG(ニトロソグアニジ
ン)等を用いる公知の方法によって変異処理することに
より創製される各種変異株である。尚、BPR2001
株は、平成5年2月24日に通商産業省工業技術院生命
工学工業技術研究所特許微生物寄託センターに寄託され
(受託番号FERM P−13466)、その後199
4年2月7日付で特許手続上の寄託の国際的承認に関す
るブダペスト条約に基づく寄託(受託番号FERM B
P−4545)に移管されている。
【0007】NTG等の変異剤を用いての化学的変異処
理方法には、例えば、Bio Factors,Vol. l, p.297−302
(1988)及び J. Gen. Microbiol, Vol. 135, p.2917−2
929(1989) 等に記載されているものがある。従って、当
業者であればこれら公知の方法に基づき本発明で用いる
変異株を得ることができる。また、本発明で用いる変異
株は他の変異方法、例えば放射線照射等によっても得る
ことができる。培養に用いる培地の組成物中、炭素源と
してはシュクロース、グルコース、フラクトース、マン
ニトール、ソルビトール、ガラクトース、マルトース、
エリスリット、グリセリン、エチレングリコール、エタ
ノール等を単独或いは併用して使用することができる。
更にはこれらのものを含有する澱粉水解物、シトラスモ
ラセス、ビートモラセス、ビート搾汁、サトウキビ搾
汁、柑橘類を始めとする果汁等をシュクロースに加えて
使用することもできる。 また、窒素源としては硫酸ア
ンモニウム、塩化アンモニウム、リン酸アンモニウム等
のアンモニウム塩、硝酸塩、尿素等有機或いは無機の窒
素源を使用することができ、或いはBacto−Pep
tone、Bacto−Soytone、Yeast−
Extract、豆濃などの含窒素天然栄養源を使用し
てもよい。有機微量栄養素としてアミノ酸、ビタミン、
脂肪酸、核酸、2,7,9−トリカルボキシ−1Hピロ
ロ〔2,3,5〕−キノリン−4,5−ジオン、亜硫酸
パルプ廃液、リグニンスルホン酸等を添加してもよい。
理方法には、例えば、Bio Factors,Vol. l, p.297−302
(1988)及び J. Gen. Microbiol, Vol. 135, p.2917−2
929(1989) 等に記載されているものがある。従って、当
業者であればこれら公知の方法に基づき本発明で用いる
変異株を得ることができる。また、本発明で用いる変異
株は他の変異方法、例えば放射線照射等によっても得る
ことができる。培養に用いる培地の組成物中、炭素源と
してはシュクロース、グルコース、フラクトース、マン
ニトール、ソルビトール、ガラクトース、マルトース、
エリスリット、グリセリン、エチレングリコール、エタ
ノール等を単独或いは併用して使用することができる。
更にはこれらのものを含有する澱粉水解物、シトラスモ
ラセス、ビートモラセス、ビート搾汁、サトウキビ搾
汁、柑橘類を始めとする果汁等をシュクロースに加えて
使用することもできる。 また、窒素源としては硫酸ア
ンモニウム、塩化アンモニウム、リン酸アンモニウム等
のアンモニウム塩、硝酸塩、尿素等有機或いは無機の窒
素源を使用することができ、或いはBacto−Pep
tone、Bacto−Soytone、Yeast−
Extract、豆濃などの含窒素天然栄養源を使用し
てもよい。有機微量栄養素としてアミノ酸、ビタミン、
脂肪酸、核酸、2,7,9−トリカルボキシ−1Hピロ
ロ〔2,3,5〕−キノリン−4,5−ジオン、亜硫酸
パルプ廃液、リグニンスルホン酸等を添加してもよい。
【0008】生育にアミノ酸等を要求する栄養要求性変
異株を使用する場合には、要求される栄養素を補添する
ことが必要である。無機塩類としてはリン酸塩、マグネ
シウム塩、カルシウム塩、鉄塩、マンガン塩、コバルト
塩、モリブデン酸塩、赤血塩、キレート金属類等が使用
される。更に、イノシトール、フィチン酸、ピロロキノ
リンキノン(PQQ)(特公平5−1718号公報;高
井光男,紙パ技協誌,第42巻,第3号,第237〜2
44頁)、カルボン酸又はその塩(特願平5−1914
67号)、インベルターゼ(特願平5−331491
号)及びメチオニン(特願平5−335764号)等の
セルロース生成促進因子を適宜培地中に添加することも
できる。例えば、酢酸菌を生産菌として用いる場合に
は、培養のpHは3ないし7に、好ましくは5付近に制
御する。培養温度は10〜40℃、好ましくは25〜3
5℃の範囲で行う。培養装置に供給する酸素濃度は1〜
100%、望ましくは21〜80%であれば良い。これ
ら培地中の各成分の組成割合及び培地に対する菌体の接
種等は培養方法に応じて当業者が適宜選択し得るもので
ある。バクテリアセルロースは、従来より、微生物を培
養する培養形式として公知の形式、即ち、静置、振盪も
しくは通気攪拌培養等、また、培養操作法として公知
の、いわゆる回分発酵法、流加回分発酵法、反復回分発
酵法及び連続発酵法等によって製造することができる。
この中でも、通気攪拌培養が好ましい。尚、攪拌手段と
しては、例えばインペラー(攪拌羽根)、エアーリフト
発酵槽、発酵ブロスのポンプ駆動循環、及びこれら手段
の組合せ等が使用されている。
異株を使用する場合には、要求される栄養素を補添する
ことが必要である。無機塩類としてはリン酸塩、マグネ
シウム塩、カルシウム塩、鉄塩、マンガン塩、コバルト
塩、モリブデン酸塩、赤血塩、キレート金属類等が使用
される。更に、イノシトール、フィチン酸、ピロロキノ
リンキノン(PQQ)(特公平5−1718号公報;高
井光男,紙パ技協誌,第42巻,第3号,第237〜2
44頁)、カルボン酸又はその塩(特願平5−1914
67号)、インベルターゼ(特願平5−331491
号)及びメチオニン(特願平5−335764号)等の
セルロース生成促進因子を適宜培地中に添加することも
できる。例えば、酢酸菌を生産菌として用いる場合に
は、培養のpHは3ないし7に、好ましくは5付近に制
御する。培養温度は10〜40℃、好ましくは25〜3
5℃の範囲で行う。培養装置に供給する酸素濃度は1〜
100%、望ましくは21〜80%であれば良い。これ
ら培地中の各成分の組成割合及び培地に対する菌体の接
種等は培養方法に応じて当業者が適宜選択し得るもので
ある。バクテリアセルロースは、従来より、微生物を培
養する培養形式として公知の形式、即ち、静置、振盪も
しくは通気攪拌培養等、また、培養操作法として公知
の、いわゆる回分発酵法、流加回分発酵法、反復回分発
酵法及び連続発酵法等によって製造することができる。
この中でも、通気攪拌培養が好ましい。尚、攪拌手段と
しては、例えばインペラー(攪拌羽根)、エアーリフト
発酵槽、発酵ブロスのポンプ駆動循環、及びこれら手段
の組合せ等が使用されている。
【0009】尚、攪拌培養とは、培養液を攪拌しながら
行なう培養法であり、当該攪拌培養中に受ける攪拌作用
によって、バクテリアセルロースの構造が、例えば、結
晶化指数が低下して非晶部が増すように変化する。攪拌
手段としては、例えばインペラー、エアーリフト発酵
槽、発酵ブロスのポンプ駆動循環、及びこれら手段の組
合せ等を使用することができる。培養操作法としては、
いわゆる回分発酵法、流加回分発酵法、反復回分発酵法
及び連続発酵法等がある。更に、本出願人名義の特願平
6−192287号に記載された培養装置と分離装置の
間で菌体を含む培養液を循環させるセルロース性物質の
製造方法であって、該分離装置に於いて、生産物である
セルロース性物質を菌体及び培養液から分離することを
特徴とする前記方法や、同じく、本出願人名義の特願平
6−192288号に記載されたセルロース生産菌を培
養してセルロース性物質を製造する方法であって、培養
期間中、培養系からの培養液の引き抜き及び該引き抜き
量とほぼ等容量の新たな培養液の供給を連続的に行なう
ことによって、培養中の培養液に於けるセルロース性物
質の濃度を低く維持することを特徴とする前記製造方法
がある。
行なう培養法であり、当該攪拌培養中に受ける攪拌作用
によって、バクテリアセルロースの構造が、例えば、結
晶化指数が低下して非晶部が増すように変化する。攪拌
手段としては、例えばインペラー、エアーリフト発酵
槽、発酵ブロスのポンプ駆動循環、及びこれら手段の組
合せ等を使用することができる。培養操作法としては、
いわゆる回分発酵法、流加回分発酵法、反復回分発酵法
及び連続発酵法等がある。更に、本出願人名義の特願平
6−192287号に記載された培養装置と分離装置の
間で菌体を含む培養液を循環させるセルロース性物質の
製造方法であって、該分離装置に於いて、生産物である
セルロース性物質を菌体及び培養液から分離することを
特徴とする前記方法や、同じく、本出願人名義の特願平
6−192288号に記載されたセルロース生産菌を培
養してセルロース性物質を製造する方法であって、培養
期間中、培養系からの培養液の引き抜き及び該引き抜き
量とほぼ等容量の新たな培養液の供給を連続的に行なう
ことによって、培養中の培養液に於けるセルロース性物
質の濃度を低く維持することを特徴とする前記製造方法
がある。
【0010】前記攪拌培養を行なうための槽としては、
例えば、ジャーファーメンター及びタンク等の攪拌槽が
使用可能であるがこの限りではない。本発明でいう通気
攪拌培養においては、攪拌と同時に、必要に応じて、通
気を行なっても良い。ここでいう通気とは、例えば空気
等の酸素を含有するガス、並びに例えばアルゴン及び窒
素等の酸素を含有しないガスのいずれを通気しても良
く、これらガスは培養系の条件に合わせて当業者により
適宜、選択されよう。例えば、嫌気性の微生物の場合
は、不活性ガスを通気をすれば、その気泡によって培養
液を攪拌することができる。好気性の微生物の場合に
は、酸素を含有するガスを通気することで微生物の成育
に必要な酸素を供給すると同時に、培養液を攪拌するこ
とができる。
例えば、ジャーファーメンター及びタンク等の攪拌槽が
使用可能であるがこの限りではない。本発明でいう通気
攪拌培養においては、攪拌と同時に、必要に応じて、通
気を行なっても良い。ここでいう通気とは、例えば空気
等の酸素を含有するガス、並びに例えばアルゴン及び窒
素等の酸素を含有しないガスのいずれを通気しても良
く、これらガスは培養系の条件に合わせて当業者により
適宜、選択されよう。例えば、嫌気性の微生物の場合
は、不活性ガスを通気をすれば、その気泡によって培養
液を攪拌することができる。好気性の微生物の場合に
は、酸素を含有するガスを通気することで微生物の成育
に必要な酸素を供給すると同時に、培養液を攪拌するこ
とができる。
【0011】攪拌培養により得たバクテリアセルロース
を遠心分離法又は濾過法等により培養液から分離する。
バクテリアセルロースは菌体と一緒に回収してもよく、
さらに本物質中に含まれる菌体を含むセルロース性物質
以外の不純物を取り除く処理を施すことが出来る。不純
物を取り除くためには、水洗、加圧脱水、希酸洗浄、ア
ルカリ洗浄、次亜塩素酸ソーダ及び過酸化水素などの漂
白剤による処理、リゾチームなどの菌体溶解酵素による
処理、ラウリル硫酸ソーダ、デオキシコール酸などの界
面活性剤による処理、常温から200℃の範囲の加熱洗
浄などを単独及び併用して行い、セルロース性物質から
不純物をほぼ完全に除去することができる。このように
して得られた本発明でいうセルロース性物質とは、セル
ロース及び、セルロースを主鎖としたヘテロ多糖を含む
もの及びβ−1,3、β−1,2等のグルカンを含むも
のである。ヘテロ多糖の場合のセルロース以外の構成成
分はマンノース、フラクトース、ガラクトース、キシロ
ース、アラビノース、ラムノース、グルクロン酸等の六
炭糖、五炭糖及び有機酸等である。なおこれ等の多糖が
単一物質である場合もあるし2種以上の多糖が水素結合
等により混在してもよい。
を遠心分離法又は濾過法等により培養液から分離する。
バクテリアセルロースは菌体と一緒に回収してもよく、
さらに本物質中に含まれる菌体を含むセルロース性物質
以外の不純物を取り除く処理を施すことが出来る。不純
物を取り除くためには、水洗、加圧脱水、希酸洗浄、ア
ルカリ洗浄、次亜塩素酸ソーダ及び過酸化水素などの漂
白剤による処理、リゾチームなどの菌体溶解酵素による
処理、ラウリル硫酸ソーダ、デオキシコール酸などの界
面活性剤による処理、常温から200℃の範囲の加熱洗
浄などを単独及び併用して行い、セルロース性物質から
不純物をほぼ完全に除去することができる。このように
して得られた本発明でいうセルロース性物質とは、セル
ロース及び、セルロースを主鎖としたヘテロ多糖を含む
もの及びβ−1,3、β−1,2等のグルカンを含むも
のである。ヘテロ多糖の場合のセルロース以外の構成成
分はマンノース、フラクトース、ガラクトース、キシロ
ース、アラビノース、ラムノース、グルクロン酸等の六
炭糖、五炭糖及び有機酸等である。なおこれ等の多糖が
単一物質である場合もあるし2種以上の多糖が水素結合
等により混在してもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の最良の実施の形態
を示す実施例により、本発明をより詳細に説明するが、
これらの実施例は本発明を何等限定するものではない。
を示す実施例により、本発明をより詳細に説明するが、
これらの実施例は本発明を何等限定するものではない。
【0013】
実施例1バクテリアセルロース離解物の製造 (1) グリセロールストックよりCSL−Fru培地
100mlを仕込んだ750ml容ルーフラスコにBPR2
001株を1%植菌し28℃で3日間静置培養した。培
養後ルーフラスコをよく振って菌体をセルロース膜より
はがした後、菌液12.5mlを112.5mlの培地を含
む500mlフラスコに植菌し、28℃、180rpm 、3
日間培養した。培養物をブレンダーにより無菌的に離解
し、その60mlを540mlのCSL−Fru培地を仕込
んだ11ジャーに植菌し、pHをNH3 ガスおよび1規
定H2 SO4 で4.9〜5.1に制御しながら、溶存酸
素量(DO)が3.0%以上になるように回転数を自動
制御しながら、メイン培養を行った。終了後、得られた
培養液を酢酸緩衝液で約5倍に希釈した後、遠心分離し
沈殿物を回収した。沈殿を蒸留水で最初の培養液量の約
8倍に希釈後、80℃、20分間加熱し、加熱後遠心分
離により沈殿物を回収した。沈殿物を同じく8倍量の
0.1N NaOHに懸濁し80℃、20分間加熱する
ことにより溶菌し、溶菌後遠心分離により沈殿物を回収
した。この後、さらに8倍量の蒸留水に沈殿を懸濁し8
0℃、20分間加熱し、加熱後遠心分離し沈殿物を回収
することによりセルロースの洗浄を行った。同様の洗浄
を3回行うことにより精製BCを得た。尚、以上の実施
例で用いたCSL−Fruの組成は以下に示すとおりで
ある。
100mlを仕込んだ750ml容ルーフラスコにBPR2
001株を1%植菌し28℃で3日間静置培養した。培
養後ルーフラスコをよく振って菌体をセルロース膜より
はがした後、菌液12.5mlを112.5mlの培地を含
む500mlフラスコに植菌し、28℃、180rpm 、3
日間培養した。培養物をブレンダーにより無菌的に離解
し、その60mlを540mlのCSL−Fru培地を仕込
んだ11ジャーに植菌し、pHをNH3 ガスおよび1規
定H2 SO4 で4.9〜5.1に制御しながら、溶存酸
素量(DO)が3.0%以上になるように回転数を自動
制御しながら、メイン培養を行った。終了後、得られた
培養液を酢酸緩衝液で約5倍に希釈した後、遠心分離し
沈殿物を回収した。沈殿を蒸留水で最初の培養液量の約
8倍に希釈後、80℃、20分間加熱し、加熱後遠心分
離により沈殿物を回収した。沈殿物を同じく8倍量の
0.1N NaOHに懸濁し80℃、20分間加熱する
ことにより溶菌し、溶菌後遠心分離により沈殿物を回収
した。この後、さらに8倍量の蒸留水に沈殿を懸濁し8
0℃、20分間加熱し、加熱後遠心分離し沈殿物を回収
することによりセルロースの洗浄を行った。同様の洗浄
を3回行うことにより精製BCを得た。尚、以上の実施
例で用いたCSL−Fruの組成は以下に示すとおりで
ある。
【0014】
【表1】
【0015】
【表2】 ビタミン混合液 化合物 mg/L イノシトール 200 ナイアシン 40 ピリドキシンHCl 40 チアミンHCl 40 パントテン酸カルシウム 20 リボフラビン 20 p−アミノ安息香酸 20 葉 酸 0.2 ビオチン 0.2
【0016】
【表3】塩類混合液 クエン酸鉄アンモニウム 1.5g/l 塩化カルシウム 1.5g/l モリブデン酸アンモニウム 0.1g/l 硫酸亜鉛7水塩 0.2g/l 硫酸マンガン4水塩 0.1g/l 硫酸銅5水塩 2mg/l
【0017】(2) 得られた精製BCを以下の条件で
離解処理にかけた。 本発明 ソノレーター(SONIC 社製):離解処理濃度(BC乾燥
重量/容量)0.2%、液温25℃、流量6L/分、圧
50kg/cm2 、通し回数1、2又は3回とした。音圧が
最大となるように、背圧バルブとブレード位置を調製し
た。 比較例 電気振動式超音波破砕機 SONIFIER450(BRANSON 社
製):離解処理濃度(BC乾燥重量/容量)0.2%、
液容量500cc、液温25℃、処理時間3分とした。
離解処理にかけた。 本発明 ソノレーター(SONIC 社製):離解処理濃度(BC乾燥
重量/容量)0.2%、液温25℃、流量6L/分、圧
50kg/cm2 、通し回数1、2又は3回とした。音圧が
最大となるように、背圧バルブとブレード位置を調製し
た。 比較例 電気振動式超音波破砕機 SONIFIER450(BRANSON 社
製):離解処理濃度(BC乾燥重量/容量)0.2%、
液容量500cc、液温25℃、処理時間3分とした。
【0018】評価法: 填料歩留まり:上述の方法で調整して得られたバクテ
リアセルロース離解物とJIS−P−8209に準拠し
て離解したLBKPを重量比で5:95に混合したパル
プ100部に対し、軽質炭酸カルシウム100部、陽性
澱粉1部を添加し、この紙料を用いて、TAPPI標準
法T261に準拠して、スクリーン通過分より填料歩留
まりを求めた。尚、填料分の定量はTAPPI標準法T
269に準拠し、400℃、8時間で灰化して行った。 濾水度:上述の方法で調整して得られたバクテリアセ
ルロース離解物とJIS−P−8209に準拠して離解
したLBKPを重量比で5:95に混合し、JIS−P
−8121に準拠して、カナダ式標準型濾水度(CS
F)を測定した。 粘度:上述の方法で調整して得られたバクテリアセル
ロース離解物の粘度測定は、次のようにして行なった。
すなわち、Rheometrics 社製動的液体粘弾性測定装置
「FLUIDS SPECTROMETER RFS II」を使用し、直径5cmの
平行回転円板の間に濃度0.1%のバクテリアセルロー
ス離解物を2mlはさみ、温度30℃で角速度10rad/s
、歪み10%(振幅0.04rad に相当)における粘
度を測定した。
リアセルロース離解物とJIS−P−8209に準拠し
て離解したLBKPを重量比で5:95に混合したパル
プ100部に対し、軽質炭酸カルシウム100部、陽性
澱粉1部を添加し、この紙料を用いて、TAPPI標準
法T261に準拠して、スクリーン通過分より填料歩留
まりを求めた。尚、填料分の定量はTAPPI標準法T
269に準拠し、400℃、8時間で灰化して行った。 濾水度:上述の方法で調整して得られたバクテリアセ
ルロース離解物とJIS−P−8209に準拠して離解
したLBKPを重量比で5:95に混合し、JIS−P
−8121に準拠して、カナダ式標準型濾水度(CS
F)を測定した。 粘度:上述の方法で調整して得られたバクテリアセル
ロース離解物の粘度測定は、次のようにして行なった。
すなわち、Rheometrics 社製動的液体粘弾性測定装置
「FLUIDS SPECTROMETER RFS II」を使用し、直径5cmの
平行回転円板の間に濃度0.1%のバクテリアセルロー
ス離解物を2mlはさみ、温度30℃で角速度10rad/s
、歪み10%(振幅0.04rad に相当)における粘
度を測定した。
【0019】
【表4】結果 : 填料歩留まり(%) CSF(cc) 粘度(ポイズ) 実施例;1回通し 58.0 340 7.7 2回通し 59.2 350 13.6 3回通し 56.5 350 10.2 比較例 57.5 290 ──
【0020】
【発明の効果】以上の記載から、本発明方法で製造され
たバクテリアセルロース離解物は、製紙特性、増粘
の効果等に大変優れたものであることが判明した。
たバクテリアセルロース離解物は、製紙特性、増粘
の効果等に大変優れたものであることが判明した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森永 康 神奈川県川崎市高津区坂戸3丁目2番1号 株式会社バイオポリマー・リサーチ内
Claims (2)
- 【請求項1】 自励式超音波粉砕機を用いて離解処理を
行なうことを特徴とする、バクテリアセルロース離解物
の製造方法。 - 【請求項2】 バクテリアセルロースが通気攪拌培養で
得られたものである、請求項1記載のバクテリアセルロ
ース離解物の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7197918A JP2981837B2 (ja) | 1995-07-12 | 1995-07-12 | バクテリアセルロース離解物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7197918A JP2981837B2 (ja) | 1995-07-12 | 1995-07-12 | バクテリアセルロース離解物の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0925302A true JPH0925302A (ja) | 1997-01-28 |
JP2981837B2 JP2981837B2 (ja) | 1999-11-22 |
Family
ID=16382444
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7197918A Expired - Lifetime JP2981837B2 (ja) | 1995-07-12 | 1995-07-12 | バクテリアセルロース離解物の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2981837B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007088974A1 (ja) * | 2006-02-02 | 2007-08-09 | Kyushu University, National University Corporation | セルロースナノ繊維を用いる撥水性と耐油性の付与方法 |
KR20150022056A (ko) * | 2013-08-21 | 2015-03-04 | 한국원자력연구원 | 미생물 발효 셀룰로오스 다공성 필터 및 그 제조방법 |
-
1995
- 1995-07-12 JP JP7197918A patent/JP2981837B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007088974A1 (ja) * | 2006-02-02 | 2007-08-09 | Kyushu University, National University Corporation | セルロースナノ繊維を用いる撥水性と耐油性の付与方法 |
KR20150022056A (ko) * | 2013-08-21 | 2015-03-04 | 한국원자력연구원 | 미생물 발효 셀룰로오스 다공성 필터 및 그 제조방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2981837B2 (ja) | 1999-11-22 |
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