JPH09252968A - 液体容器の栓開閉装置 - Google Patents
液体容器の栓開閉装置Info
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- JPH09252968A JPH09252968A JP6111496A JP6111496A JPH09252968A JP H09252968 A JPH09252968 A JP H09252968A JP 6111496 A JP6111496 A JP 6111496A JP 6111496 A JP6111496 A JP 6111496A JP H09252968 A JPH09252968 A JP H09252968A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 栓体(2) 内の液体注出用の流路を開閉するた
めの弁体(31)と、前記弁体(31)を操作する操作レバー
(3) とを有し、前記操作レバー(3) の操作端部(35)が前
記栓体(2) の頂面部に配置される開閉操作装置におい
て、前記操作レバー(3) による弁体(31)の開弁状態が安
定すると共に、軽い力で前記弁体(31)を閉弁操作できる
ようにすること。 【解決手段】 弁体(31)の弁軸(32)の上端と操作レバー
(3) の一部を構成するカム部(40)とが回動自在に連結さ
れる。このカム部は、回動によって前記弁軸を上死点に
持ち上げる、操作レバー(3) の操作端部(35)が上方に持
ち上げられると前記状態なる。前記操作端部(35)を押し
下げると、弁軸(32)に装着したバネの付勢力により閉弁
される。前記上死点位置では、カム部は復帰回動しない
姿勢にあるが、この姿勢を越えて僅かに復帰回動される
と、前記バネの付勢力により、閉弁位置に自動復帰する
ようにしている。
めの弁体(31)と、前記弁体(31)を操作する操作レバー
(3) とを有し、前記操作レバー(3) の操作端部(35)が前
記栓体(2) の頂面部に配置される開閉操作装置におい
て、前記操作レバー(3) による弁体(31)の開弁状態が安
定すると共に、軽い力で前記弁体(31)を閉弁操作できる
ようにすること。 【解決手段】 弁体(31)の弁軸(32)の上端と操作レバー
(3) の一部を構成するカム部(40)とが回動自在に連結さ
れる。このカム部は、回動によって前記弁軸を上死点に
持ち上げる、操作レバー(3) の操作端部(35)が上方に持
ち上げられると前記状態なる。前記操作端部(35)を押し
下げると、弁軸(32)に装着したバネの付勢力により閉弁
される。前記上死点位置では、カム部は復帰回動しない
姿勢にあるが、この姿勢を越えて僅かに復帰回動される
と、前記バネの付勢力により、閉弁位置に自動復帰する
ようにしている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は液体容器の栓開閉
装置、特に、内容器の口部に装着される栓の開閉装置に
関するものである。
装置、特に、内容器の口部に装着される栓の開閉装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の栓開閉装置として、既に、実公
平2−43327号公報に開示されたものがあり、この
ものは、図1及び図2に示すように、内容器(10)の口部
(11)を筒状主体(21)に設けたOリング(22)によって密閉
する栓体(2) に、その下端の入口部から上端の出口部に
至る流体通路を開閉する弁体(31)と、これの開閉装置と
を内蔵したものである。
平2−43327号公報に開示されたものがあり、この
ものは、図1及び図2に示すように、内容器(10)の口部
(11)を筒状主体(21)に設けたOリング(22)によって密閉
する栓体(2) に、その下端の入口部から上端の出口部に
至る流体通路を開閉する弁体(31)と、これの開閉装置と
を内蔵したものである。
【0003】前記開閉装置は、前記弁体(31)と連動し支
点(30)を中心にして揺動自在な操作レバー(3) を前記栓
体(2) の頂部に設け、この操作レバー(3) の操作によっ
てこれと連動する前記弁体(31)を開閉駆動できるように
した構成である。また、図2のように、この操作レバー
(3) の前記弁体(31)の上方部が押し込まれ且操作端部(3
5)が前記栓体(2) の頂面から突出した状態にて前記弁体
(31)が開弁状態にあり、前記操作レバー(3) が栓体(2)
の頂面に添う状態にて前記弁体(31)がバネ(3)(3)の付勢
力により閉弁状態となる構成となっている。従って、前
記弁体(31)の操作によって栓体(2) 内の流路を開閉でき
る利点がある。
点(30)を中心にして揺動自在な操作レバー(3) を前記栓
体(2) の頂部に設け、この操作レバー(3) の操作によっ
てこれと連動する前記弁体(31)を開閉駆動できるように
した構成である。また、図2のように、この操作レバー
(3) の前記弁体(31)の上方部が押し込まれ且操作端部(3
5)が前記栓体(2) の頂面から突出した状態にて前記弁体
(31)が開弁状態にあり、前記操作レバー(3) が栓体(2)
の頂面に添う状態にて前記弁体(31)がバネ(3)(3)の付勢
力により閉弁状態となる構成となっている。従って、前
記弁体(31)の操作によって栓体(2) 内の流路を開閉でき
る利点がある。
【0004】また、前記内容器(10)に被覆させた外ケー
ス(1) の上端部に螺合装着される外蓋(12)の開閉と前記
弁体(31)の開閉とが連動し、過って、前記操作レバー
(3) が開操作位置にセットされたままで前記外ケース
(1) に外蓋(12)が螺合装着されたとしても、この螺合装
着によって操作レバー(3) が閉操作位置に強制的に作動
され、外蓋(12)が螺合装着された状態で栓体(2) 内の流
路が開放したままに放置される不都合が解消される。
ス(1) の上端部に螺合装着される外蓋(12)の開閉と前記
弁体(31)の開閉とが連動し、過って、前記操作レバー
(3) が開操作位置にセットされたままで前記外ケース
(1) に外蓋(12)が螺合装着されたとしても、この螺合装
着によって操作レバー(3) が閉操作位置に強制的に作動
され、外蓋(12)が螺合装着された状態で栓体(2) 内の流
路が開放したままに放置される不都合が解消される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
栓開閉装置では、その操作性が悪く、弁体(31)の開弁状
態が不安定で、振動等により不用意に閉弁することがあ
る。これは、弁体(31)を強制開弁させた操作レバー(3)
の開操作位置においては、前記弁体(31)には弁軸(32)に
外嵌するバネ(33)により常時閉弁方向の付勢力が作用
し、この閉弁方向の付勢力を操作レバー(3) の押込側の
端部に設けた係止端(34)を栓体(2) に設けた板バネ製の
係止バネ(23)に係合させて復帰動作を阻止するものであ
るから、前記係合箇所が滑ったりすると、操作レバー
(3) 及び弁体(31)が初期状態に復帰して閉弁状態に戻る
こととなり、この点で、弁体(31)の前記開弁状態の安定
性が不十分であった。
栓開閉装置では、その操作性が悪く、弁体(31)の開弁状
態が不安定で、振動等により不用意に閉弁することがあ
る。これは、弁体(31)を強制開弁させた操作レバー(3)
の開操作位置においては、前記弁体(31)には弁軸(32)に
外嵌するバネ(33)により常時閉弁方向の付勢力が作用
し、この閉弁方向の付勢力を操作レバー(3) の押込側の
端部に設けた係止端(34)を栓体(2) に設けた板バネ製の
係止バネ(23)に係合させて復帰動作を阻止するものであ
るから、前記係合箇所が滑ったりすると、操作レバー
(3) 及び弁体(31)が初期状態に復帰して閉弁状態に戻る
こととなり、この点で、弁体(31)の前記開弁状態の安定
性が不十分であった。
【0006】また、前記操作レバー(3) による閉弁操作
を忘れたままで外蓋(12)を装着する時には、この外蓋(1
2)の螺合時の推力により、前記係止端(34)と前記係止バ
ネ(23)との摩擦係合に抗して、前記操作レバー(3) を強
制的に閉操作位置に作動させる必要がある。従って、前
記外蓋(12)を最終の螺合位置まで閉め込まない時には、
前記操作レバー(3) による閉弁操作が実行されず、弁体
(31)が開弁状態のままに放置される不都合がある。
を忘れたままで外蓋(12)を装着する時には、この外蓋(1
2)の螺合時の推力により、前記係止端(34)と前記係止バ
ネ(23)との摩擦係合に抗して、前記操作レバー(3) を強
制的に閉操作位置に作動させる必要がある。従って、前
記外蓋(12)を最終の螺合位置まで閉め込まない時には、
前記操作レバー(3) による閉弁操作が実行されず、弁体
(31)が開弁状態のままに放置される不都合がある。
【0007】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、『内容器(10)の口部(11)に装着される栓体(2)
に設けられ且前記栓体(2) 内の注出用の流路を開閉する
ための弁体(31)と、前記弁体(31)を操作する操作レバー
(3) とを有し、前記操作レバー(3) の操作端部(35)が前
記栓体(2) の頂面部に配置される開閉操作装置』におい
て、前記操作レバー(3) による弁体(31)の開弁状態が安
定すると共に、軽い力で前記弁体(31)を閉弁操作できる
ようにすることをその課題とする。
であり、『内容器(10)の口部(11)に装着される栓体(2)
に設けられ且前記栓体(2) 内の注出用の流路を開閉する
ための弁体(31)と、前記弁体(31)を操作する操作レバー
(3) とを有し、前記操作レバー(3) の操作端部(35)が前
記栓体(2) の頂面部に配置される開閉操作装置』におい
て、前記操作レバー(3) による弁体(31)の開弁状態が安
定すると共に、軽い力で前記弁体(31)を閉弁操作できる
ようにすることをその課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為に
講じた請求項1の発明の技術的手段は、『弁体(31)は、
栓体(2) 内の流路への入口をバネの付勢力により閉塞し
た閉弁位置から引き上げられると開弁するものとし、操
作レバー(3) は、前記弁体(31)の弁軸(32)の上端の支点
部(36)に回動自在に連結されると共に、前記支点部(36)
との連結部近傍にカム部(40)が設けられ、前記カム部(4
0)は、前記支点部(36)の回りに一定角度正回動すること
により栓体(2) の固定壁との対偶によって前記支点部(3
6)の上死点位置を越えた正回動終点姿勢に停止されて復
帰回動阻止状態に維持されると共に、前記カム部(40)
は、前記状態から一定角度復帰回動されると前記カム部
(40)と前記固定壁とが非対接状態にあって前記支点部(3
6)を支持しない状態となる構成とし、前記カム部(40)と
前記操作レバー(3) との関係は、一端の操作端部(35)を
引き上げると前記カム部(40)が正回動され、逆に、前記
操作端部(35)を押し下げると前記カム部(40)が復帰回動
される関係とした』ことである。
講じた請求項1の発明の技術的手段は、『弁体(31)は、
栓体(2) 内の流路への入口をバネの付勢力により閉塞し
た閉弁位置から引き上げられると開弁するものとし、操
作レバー(3) は、前記弁体(31)の弁軸(32)の上端の支点
部(36)に回動自在に連結されると共に、前記支点部(36)
との連結部近傍にカム部(40)が設けられ、前記カム部(4
0)は、前記支点部(36)の回りに一定角度正回動すること
により栓体(2) の固定壁との対偶によって前記支点部(3
6)の上死点位置を越えた正回動終点姿勢に停止されて復
帰回動阻止状態に維持されると共に、前記カム部(40)
は、前記状態から一定角度復帰回動されると前記カム部
(40)と前記固定壁とが非対接状態にあって前記支点部(3
6)を支持しない状態となる構成とし、前記カム部(40)と
前記操作レバー(3) との関係は、一端の操作端部(35)を
引き上げると前記カム部(40)が正回動され、逆に、前記
操作端部(35)を押し下げると前記カム部(40)が復帰回動
される関係とした』ことである。
【0009】このものでは、通常時は、弁体(31)はバネ
の閉弁付勢力によって閉弁している。従って内容器(10)
から外部への流路は閉じられている。この状態から、前
記操作端部(35)を引き上げて操作レバー(3) を開位置に
操作すると、前記カム部(40)と栓体(2) の前記固定壁と
の対偶によって支点部(36)が上死点位置に持ち上げら
れ、これを越えた位置(前記上死点位置から僅かに下が
った位置)にて前記カム部(40)が停止される。このと
き、前記カム部(40)と前記固定壁との対接点は、支点部
(36)の延長線の下方から前記カム部(40)の正回動方向に
僅かにズレた位置にあるから、弁体(31)に閉弁する為の
バネの作用力は前記カム部(40)を正回動方向に付勢する
ものとなり、外力が加わらない限り前記操作レバー(3)
が復帰回動しない状態にある。
の閉弁付勢力によって閉弁している。従って内容器(10)
から外部への流路は閉じられている。この状態から、前
記操作端部(35)を引き上げて操作レバー(3) を開位置に
操作すると、前記カム部(40)と栓体(2) の前記固定壁と
の対偶によって支点部(36)が上死点位置に持ち上げら
れ、これを越えた位置(前記上死点位置から僅かに下が
った位置)にて前記カム部(40)が停止される。このと
き、前記カム部(40)と前記固定壁との対接点は、支点部
(36)の延長線の下方から前記カム部(40)の正回動方向に
僅かにズレた位置にあるから、弁体(31)に閉弁する為の
バネの作用力は前記カム部(40)を正回動方向に付勢する
ものとなり、外力が加わらない限り前記操作レバー(3)
が復帰回動しない状態にある。
【0010】前記正回動方向に付勢するバネの作用力に
抗して、前記操作レバー(3) を復帰回動させ、前記支点
部(36)が前記上死点位置を越えた状態に復帰したときに
は、前記バネの作用力によって前記操作レバー(3) が押
し下げ位置(初期状態)に自動的に復帰回動される。こ
の位置では、カム部(40)と前記固定壁とは非接触状態に
あって、弁体(31)はバネによって閉弁状態に維持されて
いる。
抗して、前記操作レバー(3) を復帰回動させ、前記支点
部(36)が前記上死点位置を越えた状態に復帰したときに
は、前記バネの作用力によって前記操作レバー(3) が押
し下げ位置(初期状態)に自動的に復帰回動される。こ
の位置では、カム部(40)と前記固定壁とは非接触状態に
あって、弁体(31)はバネによって閉弁状態に維持されて
いる。
【0011】このように、操作端部(35)を引き上げた状
態では、カム部(40)には復帰回動力が作用せず、従っ
て、弁体(31)には閉弁力が作用しない状態に維持され
る。また、操作端部(35)を押し込むと、カム部(40)が復
帰回動する初期の段階で前記弁体(31)がバネにより自動
的に閉弁される。請求項2の発明は、『前記支点部(36)
を上死点位置に持ち上げた状態における前記操作端部(3
5)は、前記支点部(36)の真上よりも前記操作端部(35)の
復帰回動方向側に偏った位置にあり、前記口部(11)に一
致する開口を上端に設けた外ケース(1) 内に前記内容器
(10)を収容し、前記開口を閉塞するように前記外ケース
(1) の上端部に外嵌螺合する外蓋(12)を設け、前記外蓋
(12)を閉じた状態では前記外蓋(12)の頂部内面が前記操
作端部(35)を前記開位置よりも一定距離押し下げて弁体
(31)を閉弁させる構成とした』ことである。
態では、カム部(40)には復帰回動力が作用せず、従っ
て、弁体(31)には閉弁力が作用しない状態に維持され
る。また、操作端部(35)を押し込むと、カム部(40)が復
帰回動する初期の段階で前記弁体(31)がバネにより自動
的に閉弁される。請求項2の発明は、『前記支点部(36)
を上死点位置に持ち上げた状態における前記操作端部(3
5)は、前記支点部(36)の真上よりも前記操作端部(35)の
復帰回動方向側に偏った位置にあり、前記口部(11)に一
致する開口を上端に設けた外ケース(1) 内に前記内容器
(10)を収容し、前記開口を閉塞するように前記外ケース
(1) の上端部に外嵌螺合する外蓋(12)を設け、前記外蓋
(12)を閉じた状態では前記外蓋(12)の頂部内面が前記操
作端部(35)を前記開位置よりも一定距離押し下げて弁体
(31)を閉弁させる構成とした』ことである。
【0012】このものでは、操作レバー(3) を閉操作位
置に引き上げたままで前記外蓋(12)を外ケース(1) の上
端部に螺合装着すると、前記外蓋(12)の頂部内面が開操
作位置にある前記操作レバー(3) の前記操作端部(35)を
押し込む。開操作位置では前記操作端部(35)は、支点部
(36)から復帰回動方向に偏った位置にある。従って、前
記外蓋(12)の締め付けによって前記操作端部(35)が押し
込まれ易い。これにより、弁体(31)が閉弁される。この
ように、外ケース(1) 及び外蓋(12)を備えた液体容器と
した場合には、この外蓋(12)を閉め込むことによって前
記操作レバー(3) が確実に閉操作位置に移動される。こ
のとき、弁体(31)がバネによって瞬間的に閉弁作動する
と共に、前記操作レバー(3) も開操作位置から閉操作位
置まで瞬間的に動作するから、このときに生じる作動音
によって前記弁体(31)が閉弁作動したことが外部から確
実に認識できる。
置に引き上げたままで前記外蓋(12)を外ケース(1) の上
端部に螺合装着すると、前記外蓋(12)の頂部内面が開操
作位置にある前記操作レバー(3) の前記操作端部(35)を
押し込む。開操作位置では前記操作端部(35)は、支点部
(36)から復帰回動方向に偏った位置にある。従って、前
記外蓋(12)の締め付けによって前記操作端部(35)が押し
込まれ易い。これにより、弁体(31)が閉弁される。この
ように、外ケース(1) 及び外蓋(12)を備えた液体容器と
した場合には、この外蓋(12)を閉め込むことによって前
記操作レバー(3) が確実に閉操作位置に移動される。こ
のとき、弁体(31)がバネによって瞬間的に閉弁作動する
と共に、前記操作レバー(3) も開操作位置から閉操作位
置まで瞬間的に動作するから、このときに生じる作動音
によって前記弁体(31)が閉弁作動したことが外部から確
実に認識できる。
【0013】請求項3の発明は、『前記栓体(2) には、
口部(11)から突出するつば部(20)の周縁から前記栓体
(2) の頂面にかけて連続的に開放する切欠凹部(24)が形
成されると共に、前記切欠凹部(24)には栓体(2) 内の液
体注出用出口が開口すると共に、前記操作レバー(3) の
操作端部(35)から前記支点部(36)との連結部までの範囲
が前記切欠凹部(24)内に出没自在に収容される』ことで
ある。
口部(11)から突出するつば部(20)の周縁から前記栓体
(2) の頂面にかけて連続的に開放する切欠凹部(24)が形
成されると共に、前記切欠凹部(24)には栓体(2) 内の液
体注出用出口が開口すると共に、前記操作レバー(3) の
操作端部(35)から前記支点部(36)との連結部までの範囲
が前記切欠凹部(24)内に出没自在に収容される』ことで
ある。
【0014】このものでは、操作レバー(3) の開操作位
置では、前記操作端部(35)から一定範囲が前記切欠凹部
(24)から上方に突出した状態にあり、前記切欠凹部(24)
に開口する液体注出用出口を介して内容器(10)内の内容
物を取り出すことができる。そして、この状態で前記操
作端部(35)を押し込むと、既述した作用によって弁体(3
1)が閉弁する。また、前記操作端部(35)から一定範囲
は、切欠凹部(24)内に収容されたものとなる。この閉弁
動作は、請求項2の発明のように、外蓋(12)を外ケース
(1) に螺合装着することによって操作レバー(3) を閉操
作位置に押し込む場合も同様である。
置では、前記操作端部(35)から一定範囲が前記切欠凹部
(24)から上方に突出した状態にあり、前記切欠凹部(24)
に開口する液体注出用出口を介して内容器(10)内の内容
物を取り出すことができる。そして、この状態で前記操
作端部(35)を押し込むと、既述した作用によって弁体(3
1)が閉弁する。また、前記操作端部(35)から一定範囲
は、切欠凹部(24)内に収容されたものとなる。この閉弁
動作は、請求項2の発明のように、外蓋(12)を外ケース
(1) に螺合装着することによって操作レバー(3) を閉操
作位置に押し込む場合も同様である。
【0015】
【発明の効果】請求項1の発明は、操作端部(35)を引き
上げた状態では、カム部(40)には復帰回動力が作用せ
ず、従って、弁体(31)には閉弁力が作用しない状態に維
持される。また、操作端部(35)を押し込むと、カム部(4
0)が復帰回動し、その初期の段階で前記弁体(31)がバネ
により自動的に閉弁される。よって、弁体(31)の開弁状
態が安定すると共に、操作レバー(3) による閉操作の操
作性が良い。
上げた状態では、カム部(40)には復帰回動力が作用せ
ず、従って、弁体(31)には閉弁力が作用しない状態に維
持される。また、操作端部(35)を押し込むと、カム部(4
0)が復帰回動し、その初期の段階で前記弁体(31)がバネ
により自動的に閉弁される。よって、弁体(31)の開弁状
態が安定すると共に、操作レバー(3) による閉操作の操
作性が良い。
【0016】また、外蓋(12)を最終位置に締め込まない
でも弁体(31)が閉弁する。請求項2の発明は、外ケース
(1) に外蓋(12)を螺合装着することによっても、開操作
位置にある操作レバー(3) が閉操作され、この操作レバ
ー(3) の閉操作の動作が確実である。また、外蓋(12)の
内部での前記操作レバー(3) の閉操作、つまり、弁体(3
1)の閉弁作動がその時の作動音によって外部から確実に
認識できる。
でも弁体(31)が閉弁する。請求項2の発明は、外ケース
(1) に外蓋(12)を螺合装着することによっても、開操作
位置にある操作レバー(3) が閉操作され、この操作レバ
ー(3) の閉操作の動作が確実である。また、外蓋(12)の
内部での前記操作レバー(3) の閉操作、つまり、弁体(3
1)の閉弁作動がその時の作動音によって外部から確実に
認識できる。
【0017】請求項3の発明では、液体注出用出口が、
栓体(2) に設けた切欠凹部(24)に設けられていて液体注
出用出口が栓体(2) の特定の場所に定まるから、液体注
出の場所が定まらず予期せぬ場所から液体が注出される
不都合が解消される。また、操作端部(35)及びその近傍
の操作レバー(3) の上面が栓体(2) の上面に一致するか
ら、外蓋(12)の頂部内面を凹凸のない滑らかな形状でき
る利点がある。
栓体(2) に設けた切欠凹部(24)に設けられていて液体注
出用出口が栓体(2) の特定の場所に定まるから、液体注
出の場所が定まらず予期せぬ場所から液体が注出される
不都合が解消される。また、操作端部(35)及びその近傍
の操作レバー(3) の上面が栓体(2) の上面に一致するか
ら、外蓋(12)の頂部内面を凹凸のない滑らかな形状でき
る利点がある。
【0018】
【発明の実施の形態】図3〜図6に示す実施の形態は、
外蓋(12)を備える液体容器に本発明の栓開閉装置を実施
したものである。前記栓開閉装置は、図4、図5のよう
に、外ケース(1) の口部(11)に螺合装着される栓体(2)
に内蔵される。前記外ケース(1) は上端開放で且有底の
筒状体で、同様の筒状体とした内容器(10)に外嵌され、
前記内容器(10)の筒状の口部(11)の上端に前記外ケース
(1) の上端の開口端が密封状態に固着されると共に、前
記内容器(10)の胴部と底部の外周には、前記外ケース
(1) の胴部及び底部との間に所定の間隙空所が形成され
ている。従って、外ケース(1) と内容器(10)との間は空
気断熱されて保冷、保温される。
外蓋(12)を備える液体容器に本発明の栓開閉装置を実施
したものである。前記栓開閉装置は、図4、図5のよう
に、外ケース(1) の口部(11)に螺合装着される栓体(2)
に内蔵される。前記外ケース(1) は上端開放で且有底の
筒状体で、同様の筒状体とした内容器(10)に外嵌され、
前記内容器(10)の筒状の口部(11)の上端に前記外ケース
(1) の上端の開口端が密封状態に固着されると共に、前
記内容器(10)の胴部と底部の外周には、前記外ケース
(1) の胴部及び底部との間に所定の間隙空所が形成され
ている。従って、外ケース(1) と内容器(10)との間は空
気断熱されて保冷、保温される。
【0019】前記栓体(2) は、上端のつば部(20)の下方
に筒状主体(21)が連設された構成であり、前記筒状主体
(21)の胴部が前記口部(11)に螺合され、この螺合による
締め付けの最終位置にて、前記筒状主体(21)の下端外周
部に設けたOリング(22)が内容器(10)の前記口部(11)の
下端部に設けた首部(13)に密着する構成である。前記筒
状主体(21)の底部には、注出用入口(25)が開口し、この
注出用入口(25)に対して前記筒状主体(21)に収容された
弁体(31)が上方から対接する。この弁体(31)の弁軸(32)
は、筒状主体(21)内の中間壁(26)を貫通してその上方に
突出し、この中間壁(26)と前記弁体(31)との間に介装し
たバネ(33)により前記弁体(31)が閉弁方向に付勢され
る。
に筒状主体(21)が連設された構成であり、前記筒状主体
(21)の胴部が前記口部(11)に螺合され、この螺合による
締め付けの最終位置にて、前記筒状主体(21)の下端外周
部に設けたOリング(22)が内容器(10)の前記口部(11)の
下端部に設けた首部(13)に密着する構成である。前記筒
状主体(21)の底部には、注出用入口(25)が開口し、この
注出用入口(25)に対して前記筒状主体(21)に収容された
弁体(31)が上方から対接する。この弁体(31)の弁軸(32)
は、筒状主体(21)内の中間壁(26)を貫通してその上方に
突出し、この中間壁(26)と前記弁体(31)との間に介装し
たバネ(33)により前記弁体(31)が閉弁方向に付勢され
る。
【0020】前記中間壁(26)の上方で前記弁軸(32)の突
出部までの範囲は、前記つば部(20)の周縁部及び栓体
(2) の頂面(前記つば部(20)の頂面)に開放する切欠凹
部(24)となっており、この切欠凹部(24)の前記つば部(2
0)の周縁近傍に注出口(241) が開口し、この注出口(24
1) が前記筒状主体(21)内を介して前記注出用入口(25)
とが連通している。
出部までの範囲は、前記つば部(20)の周縁部及び栓体
(2) の頂面(前記つば部(20)の頂面)に開放する切欠凹
部(24)となっており、この切欠凹部(24)の前記つば部(2
0)の周縁近傍に注出口(241) が開口し、この注出口(24
1) が前記筒状主体(21)内を介して前記注出用入口(25)
とが連通している。
【0021】前記弁軸(32)の上端には支点部(36)が設け
られる。この支点部は、図7及び図8のように、前記弁
軸上端に前記弁軸(32)の軸線に対して直角方向に凹むよ
うに形成した凹陥部であり、凹陥部の周壁の一側下端が
前記弁軸(32)の母線部に開放した開放部(361) となって
いる。そして、前記支点部(36)となる凹陥部が前記中間
壁(26)の上方に位置する。
られる。この支点部は、図7及び図8のように、前記弁
軸上端に前記弁軸(32)の軸線に対して直角方向に凹むよ
うに形成した凹陥部であり、凹陥部の周壁の一側下端が
前記弁軸(32)の母線部に開放した開放部(361) となって
いる。そして、前記支点部(36)となる凹陥部が前記中間
壁(26)の上方に位置する。
【0022】前記切欠凹部(24)内には、操作レバー(3)
が収容されている。この操作レバー(3) は、つば部(20)
の周縁部の断面形状に一致した縦断面形状の先端部とそ
の近傍内側に形成した引掛凹部(37)とを備え、前記引掛
凹部(37)よりも内側部分の表面はつば部(20)の頂面部に
連続する表面となっている。前記操作レバー(3) の前記
先端部よりも内側の部分は逆U字状の横断断面形状が連
続する形状であり、前記弁軸(32)の上端に相当する部分
は、前記操作レバー(3) の逆U字状断面部の対向側壁部
(38)(38)によって挟持され、図8のように、前記対向側
壁(38)(38)から突出させた軸部(39)(39)が前記支点部(3
6)となる凹陥部内に回動自在に収容されている。
が収容されている。この操作レバー(3) は、つば部(20)
の周縁部の断面形状に一致した縦断面形状の先端部とそ
の近傍内側に形成した引掛凹部(37)とを備え、前記引掛
凹部(37)よりも内側部分の表面はつば部(20)の頂面部に
連続する表面となっている。前記操作レバー(3) の前記
先端部よりも内側の部分は逆U字状の横断断面形状が連
続する形状であり、前記弁軸(32)の上端に相当する部分
は、前記操作レバー(3) の逆U字状断面部の対向側壁部
(38)(38)によって挟持され、図8のように、前記対向側
壁(38)(38)から突出させた軸部(39)(39)が前記支点部(3
6)となる凹陥部内に回動自在に収容されている。
【0023】カム部(40)は、前記対向側壁部(38)の外周
部で、閉操作位置にある前記操作レバー(3) に於ける前
記対向側壁部(38)の下辺(41)から後辺(42)までの範囲に
形成されている。前記下辺(41)と前記軸部(39)(39)との
間隔は、閉弁状態にある弁体(31)の支点部(36)としての
凹陥部と中間壁(26)の上面との間隔に略一致する。前記
後辺(42)は中間壁(26)の上面に対して直角な面から後方
に傾斜した傾斜辺となっており、前記支点部(36)として
の凹陥部と前記後辺(42)との間隔は、閉弁状態にある弁
体(31)の前記支点部(36)と中間壁(26)の上面との間隔よ
りも大きく設定されている。そして、この前記後辺(42)
が前記支点部(36)の下方に潜り込むように回動して前記
中間壁(26)と前記後辺(42)とが対接した状態では、図9
−(開)のように、前記後辺(42)の前方端は弁体(31)の
軸線位置よりも僅かに前方(操作レバー(3)の操作端部
(35)側)にあって、前記カム部(40)の姿勢が安定し、こ
の状態では、支点部(36)が上記した閉弁状態にある弁体
(31)を一定ストローク持ち上げられた上死点に位置する
こととなる。これにより、弁体(31)が開弁されると共
に、この状態では前記操作レバー(3) が開操作位置にあ
ることとなる。
部で、閉操作位置にある前記操作レバー(3) に於ける前
記対向側壁部(38)の下辺(41)から後辺(42)までの範囲に
形成されている。前記下辺(41)と前記軸部(39)(39)との
間隔は、閉弁状態にある弁体(31)の支点部(36)としての
凹陥部と中間壁(26)の上面との間隔に略一致する。前記
後辺(42)は中間壁(26)の上面に対して直角な面から後方
に傾斜した傾斜辺となっており、前記支点部(36)として
の凹陥部と前記後辺(42)との間隔は、閉弁状態にある弁
体(31)の前記支点部(36)と中間壁(26)の上面との間隔よ
りも大きく設定されている。そして、この前記後辺(42)
が前記支点部(36)の下方に潜り込むように回動して前記
中間壁(26)と前記後辺(42)とが対接した状態では、図9
−(開)のように、前記後辺(42)の前方端は弁体(31)の
軸線位置よりも僅かに前方(操作レバー(3)の操作端部
(35)側)にあって、前記カム部(40)の姿勢が安定し、こ
の状態では、支点部(36)が上記した閉弁状態にある弁体
(31)を一定ストローク持ち上げられた上死点に位置する
こととなる。これにより、弁体(31)が開弁されると共
に、この状態では前記操作レバー(3) が開操作位置にあ
ることとなる。
【0024】また、前記開操作位置では、操作レバー
(3) は、前記後辺(42)と中間壁(26)の上面とが対接した
ことによって決定される姿勢になっており、この状態で
は、図4のように、操作レバー(3) の自由端部は、弁軸
(32)の上端部に対して斜め前方上方に位置している。こ
の状態で、手で押し込むか又は外ケース(1) に外蓋(12)
を螺合装着することによって前記操作レバー(3) の先端
部を下方に押し込むと、これに伴う回動によってカム部
(40)の後辺(42)が後方に回動して支点部(36)と中間壁(2
6)との間には、図9−(閉)のように、下辺(41)の部分
が介在され、弁体(31)は、バネ(33)による閉弁付勢力が
作用した状態に復帰することから、前記弁体(31)は注出
用入口(25)を閉じた閉弁状態に復帰する。
(3) は、前記後辺(42)と中間壁(26)の上面とが対接した
ことによって決定される姿勢になっており、この状態で
は、図4のように、操作レバー(3) の自由端部は、弁軸
(32)の上端部に対して斜め前方上方に位置している。こ
の状態で、手で押し込むか又は外ケース(1) に外蓋(12)
を螺合装着することによって前記操作レバー(3) の先端
部を下方に押し込むと、これに伴う回動によってカム部
(40)の後辺(42)が後方に回動して支点部(36)と中間壁(2
6)との間には、図9−(閉)のように、下辺(41)の部分
が介在され、弁体(31)は、バネ(33)による閉弁付勢力が
作用した状態に復帰することから、前記弁体(31)は注出
用入口(25)を閉じた閉弁状態に復帰する。
【0025】支点部(36)となる凹陥部は、対向側壁部(3
8)の軸孔に挿通支持される構成でなくてもよい。カム部
(40)に相当する部分が前記支点部(36)と中間壁(26)との
間に潜り込んだ状態とこれから脱出した状態との間で回
動できる構成であれば良い。この例では、前記支点部(3
6)としての凹陥部の周壁の一側下端には開放部(361) が
あるから、この開放部(361) を、操作レバー(3) を組付
ける際、前記切欠凹部(24)の開放端側に向けて、操作レ
バー(3) のカム部を前記弁軸(32)の上端を挟持する姿勢
に前記切欠凹部(24)内に挿入すると共に、この時に軸部
(39)を前記開放部(361) から支点部(36)内に潜り込ませ
る。このように、弁軸(32)と操作レバー(3) との組付け
が簡単である。
8)の軸孔に挿通支持される構成でなくてもよい。カム部
(40)に相当する部分が前記支点部(36)と中間壁(26)との
間に潜り込んだ状態とこれから脱出した状態との間で回
動できる構成であれば良い。この例では、前記支点部(3
6)としての凹陥部の周壁の一側下端には開放部(361) が
あるから、この開放部(361) を、操作レバー(3) を組付
ける際、前記切欠凹部(24)の開放端側に向けて、操作レ
バー(3) のカム部を前記弁軸(32)の上端を挟持する姿勢
に前記切欠凹部(24)内に挿入すると共に、この時に軸部
(39)を前記開放部(361) から支点部(36)内に潜り込ませ
る。このように、弁軸(32)と操作レバー(3) との組付け
が簡単である。
【0026】上記した例では、弁体(31)が閉じたときの
操作レバー(3) は、栓体(2) の断面内に収容された状態
にあり、この状態では、前記カム部(40)の下辺(41)が前
記中間壁(26)に対接すると共に、この対接姿勢への回動
が瞬間的に実行され、同時に、操作端部(35)とつば部(2
0)の周縁部(切欠凹部(24)の底壁の外側端部)とが同様
に瞬間的に対接する。従って、弁体(31)を閉弁させたと
き、前記操作レバー(3) の前記状態への瞬間的作動によ
り比較的大きな作動温が発生する。
操作レバー(3) は、栓体(2) の断面内に収容された状態
にあり、この状態では、前記カム部(40)の下辺(41)が前
記中間壁(26)に対接すると共に、この対接姿勢への回動
が瞬間的に実行され、同時に、操作端部(35)とつば部(2
0)の周縁部(切欠凹部(24)の底壁の外側端部)とが同様
に瞬間的に対接する。従って、弁体(31)を閉弁させたと
き、前記操作レバー(3) の前記状態への瞬間的作動によ
り比較的大きな作動温が発生する。
【0027】また、操作レバー(3) を引き上げて弁体(3
1)を開弁させた時には、注出用入口(25)から前記切欠凹
部(24)の底部に開放する注出用出口(27)への流路が一定
の経路に定まり、この経路以外からの流出が生じない。
従って、過って前記注出用出口(27)とは反対側に液体容
器を傾ける心配がない。なお、上記例では弁軸(32)の上
端に設けた支点部(36)を凹陥部とし、操作レバー(3) 側
の回動支点を軸部(39)としたが、この関係は逆の関係で
あってもよく、前記凹陥部に変えて透孔を採用すること
もできる。
1)を開弁させた時には、注出用入口(25)から前記切欠凹
部(24)の底部に開放する注出用出口(27)への流路が一定
の経路に定まり、この経路以外からの流出が生じない。
従って、過って前記注出用出口(27)とは反対側に液体容
器を傾ける心配がない。なお、上記例では弁軸(32)の上
端に設けた支点部(36)を凹陥部とし、操作レバー(3) 側
の回動支点を軸部(39)としたが、この関係は逆の関係で
あってもよく、前記凹陥部に変えて透孔を採用すること
もできる。
【0028】上記した実施の形態では26の上面に部分的
凹部(261) を形成して、弁軸(32)が下死点にあるときに
前記部分的凹部(261) にカム部(40)の下辺(41)と後辺(4
2)との境界に設けた凸部(43)が前記部分的凹部(261) に
挿入される構成となっているから、弁体(31)が閉弁状態
にあるときに、操作レバー(3) の姿勢が不安定にならな
い。また、弁体(31)が開弁状態にあるときに、軸部(39)
(39)の下方よりも後辺(42)の下辺(41)側の端部が軸部(3
9)(39)の下方よりも前記下辺(41)側にずれているから、
このときのカム部(40)の姿勢が安定する。
凹部(261) を形成して、弁軸(32)が下死点にあるときに
前記部分的凹部(261) にカム部(40)の下辺(41)と後辺(4
2)との境界に設けた凸部(43)が前記部分的凹部(261) に
挿入される構成となっているから、弁体(31)が閉弁状態
にあるときに、操作レバー(3) の姿勢が不安定にならな
い。また、弁体(31)が開弁状態にあるときに、軸部(39)
(39)の下方よりも後辺(42)の下辺(41)側の端部が軸部(3
9)(39)の下方よりも前記下辺(41)側にずれているから、
このときのカム部(40)の姿勢が安定する。
【図1】従来の液体容器の要部説明図であり、弁体(31)
が閉じた状態を示す。
が閉じた状態を示す。
【図2】前記液体容器の弁体(31)が開弁した状態の要部
断面図
断面図
【図3】本発明の実施の形態の液体容器に用いる栓体
(2) の斜視図
(2) の斜視図
【図4】本発明の実施の形態の前記液体容器の弁体(31)
が開弁した状態の要部断面図
が開弁した状態の要部断面図
【図5】前記弁体(31)が閉弁した状態の要部断面図
【図6】前記操作レバー(3) を引き上げた状態の栓体
(2) の要部平面図
(2) の要部平面図
【図7】弁軸(32)の上端部の支点部(36)の斜視図
【図8】弁軸(32)の上端の支点部(36)と操作レバー(3)
の軸部(39)(39)との関係を示す要部平面図
の軸部(39)(39)との関係を示す要部平面図
【図9】前記弁体(31)を開閉した時に支点部(36)の動作
断面図
断面図
(10)・・・内容器 (35)・・・操作端部 (11)・・・口部 (36)・・・支点部 (2) ・・・栓体 (40)・・・カム部 (31)・・・弁体 (20)・・・つば部 (3) ・・・操作レバー (24)・・・切欠凹部
Claims (3)
- 【請求項1】 内容器(10)の口部(11)に装着される栓体
(2) に設けられ且前記栓体(2) 内の注出用の流路を開閉
するための弁体(31)と、前記弁体(31)を操作する操作レ
バー(3) とを有し、前記操作レバー(3) の操作端部(35)
が前記栓体(2) の頂面部に配置される開閉操作装置にお
いて、 弁体(31)は、栓体(2) 内の流路への入口をバネの付勢力
により閉塞した閉弁位置から引き上げられると開弁する
ものとし、 操作レバー(3) は、前記弁体(31)の弁軸(32)の上端の支
点部(36)に回動自在に連結されると共に、前記支点部(3
6)との連結部近傍にカム部(40)が設けられ、 前記カム部(40)は、前記支点部(36)の回りに一定角度正
回動することにより栓体(2) の固定壁との対偶によって
前記支点部(36)の上死点位置を越えた正回動終点姿勢に
停止されて復帰回動阻止状態に維持されると共に、前記
カム部(40)は、前記状態から一定角度復帰回動されると
前記カム部(40)と前記固定壁とが非対接状態にあって前
記支点部(36)を支持しない状態となる構成とし、 前記カム部(40)と前記操作レバー(3) との関係は、一端
の操作端部(35)を引き上げると前記カム部(40)が正回動
され、逆に、前記操作端部(35)を押し下げると前記カム
部(40)が復帰回動される関係とした液体容器の栓開閉装
置。 - 【請求項2】 前記支点部(36)を上死点位置に持ち上げ
た状態における前記操作端部(35)は、前記支点部(36)の
真上よりも前記操作端部(35)の復帰回動方向側に偏った
位置にあり、前記口部(11)に一致する開口を上端に設け
た外ケース(1) 内に前記内容器(10)を収容し、前記開口
を閉塞するように前記外ケース(1) の上端部に外嵌螺合
する外蓋(12)を設け、前記外蓋(12)を閉じた状態では前
記外蓋(12)の頂部内面が前記操作端部(35)を前記開位置
よりも一定距離押し下げて弁体(31)を閉弁させる構成と
した請求項1に記載の液体容器の栓開閉装置。 - 【請求項3】 前記栓体(2) の頂部には、口部(11)の上
方に突出するつば部(20)を設け、前記つば部(20)の周縁
から前記栓体(2) の頂面にかけて連続的に開放する切欠
凹部(24)が形成されると共に、前記切欠凹部(24)には栓
体(2) 内の液体注出用出口が開口すると共に、前記操作
レバー(3) の操作端部(35)から前記支点部(36)との連結
部までの範囲が前記切欠凹部(24)内に出没自在に収容さ
れる請求項1又は請求項2に記載の液体容器の栓開閉装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6111496A JPH09252968A (ja) | 1996-03-18 | 1996-03-18 | 液体容器の栓開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6111496A JPH09252968A (ja) | 1996-03-18 | 1996-03-18 | 液体容器の栓開閉装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09252968A true JPH09252968A (ja) | 1997-09-30 |
Family
ID=13161737
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6111496A Pending JPH09252968A (ja) | 1996-03-18 | 1996-03-18 | 液体容器の栓開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09252968A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016088547A (ja) * | 2014-10-31 | 2016-05-23 | 株式会社吉野工業所 | 容器用注出キャップ |
-
1996
- 1996-03-18 JP JP6111496A patent/JPH09252968A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016088547A (ja) * | 2014-10-31 | 2016-05-23 | 株式会社吉野工業所 | 容器用注出キャップ |
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