JPH069970Y2 - 注出キャップ - Google Patents

注出キャップ

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JPH069970Y2
JPH069970Y2 JP1987166648U JP16664887U JPH069970Y2 JP H069970 Y2 JPH069970 Y2 JP H069970Y2 JP 1987166648 U JP1987166648 U JP 1987166648U JP 16664887 U JP16664887 U JP 16664887U JP H069970 Y2 JPH069970 Y2 JP H069970Y2
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JP
Japan
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lid
cap
lever
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operation lever
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JP1987166648U
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JPH0169751U (ja
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明彦 渡辺
哲三 中村
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、液状内容物や練り状物などを充填した容器の
注出キャップに関する。
〔従来の技術〕
従来、キャップ本体に設けた注出口をてこ式に揺動する
操作レバーで開閉するようにした注出キャップとして
は、例えば第3図に示す実開昭55−115962号公
報に記載の容器がある。この容器は、キャップ本体1の
天板部に蓋体2がその中央で支軸3を介して中折り反転
自在に取り付けられ、一方の押蓋2Aを押し下げると、
他方の開閉蓋2Bが反転して、下方の取出口4を開放す
る構造である。また、蓋体を開ける手段を備える従来の
キャップ構造としては、実開昭62−159353号公
報に開示された考案も知られている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、第3図に示される従来の構造の容器にあ
っては、注出に際して一方の押蓋2A側を押し下げて他
方の開閉蓋2Bを反転させるに際して、注出中に押蓋2
Aを押圧したままで保持する必要があり、この押蓋2A
への押圧を解除すると、開閉蓋2Bが取出口4を閉じる
方向に復帰してしまい、注出の支障となる不具合があ
る。なお、実開昭62−159353号公報に開示され
ている蓋体を開ける手段は、厳格に言えば蓋体のキャッ
プ本体への係止を解除する手段であり、蓋体を開放維持
するものではない。従って、本考案とは一見類似するよ
うであるがその技術的思想を全く異にしているので、こ
れら従来技術に対する問題点についての説明は省略す
る。
本考案は、かかる従来例の不具合に鑑みてなされたもの
であり、押し下げ操作によって蓋体が開かれた姿勢に維
持され、注出を好適に行うようにした注出キャップの提
供を目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は蓋体を開放維持する注出キャップであり、前述
の技術的課題を解決すべく以下のように構成されてい
る。すなわち、本考案の注出キャップは、内側に容器の
口頸部11に取付けられる内キャップ部22を備えるキ
ャップ本体21と、前記内キャップ部22に形成され、
前記容器内に連通する注出口23と、前記キャップ本体
21の側縁部に反転ヒンジ部25を介して蝶開自在に軸
支された蓋体26と、前記反転ヒンジ部25とは径方向
正反対側の前記蓋体26側縁部から中央側へ凹状に形成
された窓部27と、前記注出口23に挿脱してこれを開
閉すべく前記蓋体26の内側に形成された止栓部28
と、前記キャップ本体21の上部に配置され、一端に前
記蓋体26の前記窓部27に整合して位置する押釦部3
1及び他端にレバー部32が形成され、揺動支点が前記
両端の間に設けられた操作レバー30と、前記キャップ
本体21の上部において前記操作レバー30の前記押釦
部31下部に形成された前記押釦部31の逃げ用の空間
部22aとを備え、前記押釦部31の押し下げにより前
記揺動支点を中心として前記操作レバー30を揺動させ
て前記他端のレバー部32を持ち上げた時、前記操作レ
バー30の他端におけるレバー部32が前記蓋体26内
側に直ちに当接してこれに開放操作力を付与するに十分
な長さを備えていることを特徴とする。
〔作用〕 注出使用に際して、開き操作レバー30の押釦部31を押し
下げると、蓋体26の内部ではレバー部32が跳ね上げら
れ、蓋体26を下方から突き上げる。この突き上げによっ
て、蓋体26は反転ヒンジ部25を支点にして蝶開回動しつ
つ、所定の回動位置に達すると、反転ヒンジ部25の作用
で反転してそのままの姿勢を保つ。即ち、止栓部28が注
出口23から抜け外れて開き、注出可能となる。
〔実施例〕
以下、本考案による注出キャップの一実施例について図
面を参照しつつ説明する。
第1図および第2図において、容器本体10の内部には化
粧料等の液状内容物または練り状内容物が充填されてい
る。この容器本体10の口頸部11には注出キャップ20が螺
着される。この注出キャップ20の本体21の構造は、口頸
部11に直接螺合する内ネジ付きの内キャップ部22が設け
てあり、この内キャップ部22に隣合ってキャップ本体21
の外殻との間に空間部22aが形成されている。また、内
キャップ部22を形成する天板部には容器本体10内に連通
の注出口23が突設されている。
また、キャップ本体21の後部側縁には、薄肉加工や弾性
板の作用で所定の回動地点を越えると自らの反転回動で
きるようにしたいわゆる反転ヒンジ部25が一体成形さ
れ、この反転ヒンジ部25を介して蓋体26が蝶開自在に軸
支されている。蓋体26の前部には、凹状の窓部27が設け
られ、この窓部27に隣合って内側に先ほどの内キャップ
部22に突設した注出口23に係脱して開閉する止栓部28が
設けられている。
一方、キャップ本体21の内部には単品成形された開き操
作レバー30が揺動自在に軸支してある。この開き操作レ
バー30は第2図で形状が明らかなように、その長手方向
のほぼ中央両側に支軸爪34が一体成形されており、この
支軸爪34を支点にして全体が「てこ」状に揺動するよう
に構成されている。即ち、この中央部の支軸爪34から後
部の一方側には押釦部31が設けられ、前部の他方側には
レバー部32が平坦に延びている。そして、両側の支軸爪
34を内キャップ部22の天板部の両側に設けた一対の取付
孔24に係止するようになっており、開き操作レバー30が
この支軸爪34を支点にして揺動自在である。
即ち、開き操作レバー30のキャップ本体21側への組み付
け後は、押釦部31は蓋体26の窓部27から外部に覗いてお
り、レバー部32は蓋体26内に格納されるようになってい
る。また、押し下げられた押釦部31はその逃げ空間とし
て形成されたキャップ本体21の外殻内側の空間部22aに
収まるようになっている。
なお、この開き操作レバー30の中央部付近には貫通孔33
が逃げ孔として設けてあり、キャップ本体21側の注出口
23に上方から重なって障害になるのを避けるため、注出
口23が貫通孔33を挿通して注出時に上方に覗けるように
工夫されている。この逃げ目的を達するならば貫通孔33
のごとき形状のものに限定されることなく、開き操作レ
バー30を部分的に注出口23との重なりを回避できるよう
な構造に成形してあればよい。
次に、この実施例の動作態様および作用は、注出使用に
際して、開き操作レバー30の押釦部31を第1図(b)のよ
うに押し下げると、この押釦部31はキャップ本体21側の
空間部22aに収まり、蓋体26の内部ではレバー部32が支
軸爪34を支点にしててこ作用で跳ね上げられ、蓋体26を
下方から突き上げる。この突き上げによって、蓋体26は
反転ヒンジ部25を支点にして蝶開回動しつつ、所定の回
動位置に達すると、反転ヒンジ部25の作用で反転した位
置にてそのままの姿勢を保つ。即ち、止栓部28が注出口
23から抜け外れて開き、注出が可能となる。
この時、蓋体26は反転ヒンジ部25の作用と開き操作レバ
ー30は蓋体26を内側からのつっかい支持していることに
もなるので、押釦部31の押し下げ操作後は手放してもよ
く、従来例のごとくに注出中にそのまま保持する必要は
ない。
〔考案の効果〕 以上説明したように、本考案による注出キャップは、注
出に際して押釦部31を押し下げると、レバー部32で蓋体
26の内面を押し上げて開蓋するように形成したので、反
転ヒンジ部25を備えた蓋体26を押圧して開蓋することが
でき、そして、これにより、この開き操作レバー30と反
転ヒンジ部25の作用で蓋体26がワンタッチで開かれた姿
勢を保つことになり、注出中に従来例のように押圧し続
けるといった使用上の不便が解消される。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、(b)および第2図は、本考案による注出キャ
ップの一実施例を示し、第1図(a)、(b)は使用前と注出
使用中のそれぞれの態様を示す断面図、第2図は全体の
分解斜視図である。また、第3図は従来例の斜視図であ
る。 21……キャップ本体、22……内キャップ部、22a……空
間部、23……注出口、24……係止孔、25……反転ヒンジ
部、26……蓋体、30……開き操作レバー、31……押釦
部、32……レバー部、34……支軸爪。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内側に容器の口頸部11に取付けられる内
    キャップ部22を備えるキャップ本体21と、前記内キ
    ャップ部22に形成され、前記容器内に連通する注出口
    23と、前記キャップ本体21の側縁部に反転ヒンジ部
    25を介して蝶開自在に軸支された蓋体26と、前記反
    転ヒンジ部25とは径方向正反対側の前記蓋体26側縁
    部から中央側へ凹状に形成された窓部27と、前記注出
    口23に挿脱してこれを開閉すべく前記蓋体26の内側
    に形成された止栓部28と、前記キャップ本体21の上
    部に配置され、一端に前記蓋体26の前記窓部27に整
    合して位置する押釦部31及び他端にレバー部32が形
    成され、揺動支点が前記両端の間に設けられた操作レバ
    ー30と、前記キャップ本体21の上部において前記操
    作レバー30の前記押釦部31下部に形成された前記押
    釦部31の逃げ用の空間部22aとを備え、前記押釦部
    31の押し下げにより前記揺動支点を中心として前記操
    作レバー30を揺動させて前記他端のレバー部32を持
    ち上げた時、前記操作レバー30の他端におけるレバー
    部32が前記蓋体26内側に直ちに当接してこれに開放
    操作力を付与するに十分な長さを備えていることを特徴
    とする注出キャップ。
JP1987166648U 1987-10-30 1987-10-30 注出キャップ Expired - Lifetime JPH069970Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0169751U JPH0169751U (ja) 1989-05-09
JPH069970Y2 true JPH069970Y2 (ja) 1994-03-16

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