JPH09252572A - ステッピングモータのステータ及びステータコア部材 - Google Patents

ステッピングモータのステータ及びステータコア部材

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JPH09252572A
JPH09252572A JP5800796A JP5800796A JPH09252572A JP H09252572 A JPH09252572 A JP H09252572A JP 5800796 A JP5800796 A JP 5800796A JP 5800796 A JP5800796 A JP 5800796A JP H09252572 A JPH09252572 A JP H09252572A
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JP
Japan
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stator core
stator
coil
central axis
core member
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JP5800796A
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Asao Kino
朝男 木野
Katsumi Endo
克己 遠藤
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Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小径化と高トルク化とを両立させる。 【解決手段】 プレス加工にて形成される第1のステー
タコア部材5と第2のステータコア部材6にてステータ
コア3が形成され、各ステータコア部材5,6の各歯極
8,14にて形成されるロータ孔16の外周側に円環状
のコイル室17が形成される。このとき、第1のステー
タコア部材5の内筒部10、外側部11及び外筒部12
にて形成される拡張部にて、ロータ孔16の周端から軸
線方向に張り出す拡大部31がコイル室17に形成され
る。このコイル室17には、コイル室17の形状に合わ
せて形成されるボビン18に巻回された励磁コイル4が
収容される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PM(Permanent
Magnet)型ステッピングモータのステータ及びステータ
コアに係り、特にクローポール型ステッピングモータの
ステータ及びステータコア部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は従来のクローポール側のステッ
ピングモータ50を示す。このステッピングモータ50
の各ステータ51のステータコア52は、図11に示す
ように、プレス用板材にてカップ形状にプレス成形され
た第1のステータコア部材53と、同じく板状にプレス
成形された第2のステータコア部材54とが各外周端5
3a,54a同士で接合されて形成されている。第1の
ステータコア部材53にはロータ55が挿通される中心
孔56が形成され、この中心孔56の周端には複数個の
歯極57が軸線方向に延びるように一体的に形成されて
いる。第2ステータコア部材54にも中心孔58が形成
され、この中心孔58の周端には軸線方向に延びる複数
個の歯極59が一体的に形成されている。
【0003】前記第1のステータコア部材53の各歯極
57は、プレス打ち抜き加工される中心孔56を形成し
ていた部分にて形成される。従って、各歯極57の長さ
は、中心孔56の内径にて決定されている。同様に、第
2のステータコア部材54の各歯極59の長さは、中心
孔58の内径にて決定されている。
【0004】図12に示すように、第1のステータコア
部材53と第2のステータコア部材54を接合すると、
各ステータコア部材53,54の各歯極57,59にて
ロータ55が挿通されるロータ孔60が形成される。
又、ステータコア52の内部には、ロータ孔60の外周
側60aに相対するようにコイル室61が形成される。
このコイル室61には、円筒状の励磁コイル62が収容
される。このようなステータ51を2個合体することに
より2相からなるモータ全体のステータを構成してい
る。
【0005】従って、この各ステータ51においては、
励磁コイル62の巻線断面積の中心軸線方向の長さは各
歯極56,58の長さにて制約され、同じく径方向の長
さはロータ孔外周面60aとステータ外筒部53aとの
距離にて制約される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ステッピン
グモータ50には、ステータ51の外径が制約される一
方で高トルク化が要求されるものがある。トルクを大き
くするには、励磁コイル62の巻線断面積を大きくし
て、ロータ54に作用させる磁界を強くする方法が一般
的である。従って、この場合には、励磁コイル62を中
心軸線方向に大きくすることにより、ステータ51の外
径を大きくすることなく大きな巻線断面積を得るように
することが考えられる。
【0007】ところが、中心軸線方向に巻線断面積を制
限する各歯極57,59の長さは、中心孔56,58の
内径にて決定されるが、その中心孔56,58の内径は
ロータ55の外径から決定される。しかも、ロータ55
は慣性モーメントが小さくなるように設計されるため、
その外径が小さくなっている。
【0008】従って、励磁コイル62の巻線断面積を中
心軸線方向に大きくすることができないため、ステータ
51の外径が制約された状態ではトルクの向上を図るこ
とはできなかった。
【0009】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであって、その目的は、少径化と高トルク化
とを両立させることができるステッピングモータのステ
ータ、及び、同ステータを構成するステータコア部材を
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、中心部に形成される中心
孔の周端からは複数の歯極が延出形成される一対のステ
ータコア部材をその外周端同士で接合してステータコア
を形成し、同ステータコアの内部には前記一対のステー
タコア部材の各歯極にて形成されるロータ孔の外周側に
相対する円環状のコイル室を形成したステッピングモー
タのステータにおいて、前記コイル室には、前記ロータ
孔の周端からロータ孔の中心軸線方向に張り出すように
形成される拡大部を設けた。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、拡大部は、ロータ孔の中心軸線から径
方向に離れるほど同中心軸線方向に拡開するように形成
される拡開部と、同拡開部の外周側から径方向に延出さ
れるように形成され、コイル室の外周側に連絡される連
絡部からなるものとした。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、拡大部は、前記一対のステータコア部
材の少なくとも一方において、その中心孔の中心軸線方
向に延びるように形成される内筒部にて形成され、同内
筒部には、ロータを支持する軸受部材を嵌入した。
【0013】請求項4に記載の発明は、中心部に形成さ
れる中心孔の周端からその中心軸線方向に延出形成され
る複数の歯極と、各歯極の基端から径方向に拡がるよう
に形成されるコイル室形成部とからなるステッピングモ
ータのステータコア部材において、前記コイル室形成部
には、前記各歯極の端部から前記中心孔の中心軸線方向
に張り出すように形成される拡張部を設けた。
【0014】従って、請求項1に記載の発明によれば、
一対のステータコア部材にてステータコアが形成され、
ステータコアの内部には各ステータコア部材の各歯極に
て形成されるロータ孔の外周側に相対する円環状のコイ
ル室が形成される。このとき、コイル室において、ロー
タ孔の周端からその中心軸線方向に張り出すように形成
される拡大部にて、コイル室に収容する励磁コイルの巻
線断面積が軸線方向に拡大される。
【0015】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の作用に加えて、拡開部では中心軸線から
径方向に離れるほどコイルワイヤを巻回する外周面積が
中心軸線方向に拡開し、連絡部ではその拡開した外周面
積がコイル室の外周側まで延長される。その結果、拡開
部には連絡部を介して中心軸線方向に次第に拡がるよう
にコイルワイヤが巻回される。
【0016】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の作用に加えて、周端に複数の歯極が形成
される中心孔とともに形成される内筒部にてロータを支
持する軸受部材が位置決めされる。その結果、各歯極に
て形成されるロータ孔の中心軸線と、軸受部材の中心軸
線とが高い精度で一致する。
【0017】請求項4に記載の発明によれば、コイル室
形成部にて、中心孔の周端に形成される複数の歯極の外
周側に相対するコイル室が形成される。このとき、コイ
ル室形成部には、各歯極の端部から中心孔の中心軸線方
向に張り出すように拡張部が形成されているため、この
拡張部にて中心孔の周端から中心軸線方向に張り出すよ
うにコイル室が形成される。その結果、励磁コイルの巻
線断面積を中心軸線方向に拡大することが可能になる。
【0018】
【発明の実施の形態】
〔第1の実施の形態〕以下、本発明を具体化した第1の
実施の形態を図1〜図4に従って説明する。
【0019】図4は、ステッピングモータ1を示してい
る。このステッピングモータ1は、一対のステータ2及
び図示しないロータとから構成されている。図3は、一
方のステータ2を分解した状態を示している。ステータ
2は、ステータコア3と励磁コイル4にて構成されてい
る。ステータコア3は、第1のステータコア部材5及び
第2のステータコア部材6とから構成されている。各ス
テータコア部材5,6は、プレス用板材のプレス成形に
て形成されている。
【0020】図2に示すように、第1のステータコア部
材5は、その中央部に中心孔7が形成され、この中心孔
7の周端には複数の歯極8が形成されている。各歯極8
の基端からは、径方向に拡がるように内側部9が形成さ
れ、この内側部9の外周端からは中心孔7の中心軸線方
向に延びる内筒部10が形成されている。この内筒部1
0の外周端からは、径方向に拡がるように第1の外側部
11が形成されている。この第1の外側部11の外周端
からは、各歯極8の先端方向に延びるように外筒部12
が形成されている。本実施の形態では、内側部9、内筒
部10、外側部11及び外筒部12にてコイル室形成部
が構成され、その内、内筒部10、外側部11及び外筒
部12にて拡張部30が構成されている。従って、コイ
ル室形成部は、各歯極8の基端から径方向に拡がるよう
に形成されている。又、拡張部30は、各歯極8の基端
から中心孔7の中心軸線方向に張り出すように形成され
ている。
【0021】前記第2のステータコア部材6は、その中
央部に中心孔13が形成され、この中心孔13の周端に
は複数の歯極14が形成されている。各歯極14の基端
からは、径方向に拡がるようにコイル室形成部としての
第2の外側部15が形成されている。本実施の形態で
は、第1のステータコア部材5及び第2のステータコア
部材6にて一対のステータコア部材が構成されている。
【0022】図1に示すように、第1のステータコア部
材5と第2のステータコア部材6とは、各外周端5a,
6a(図2に図示)同士を接合することにより合体され
てステータコア3が形成されている。このとき、各ステ
ータコア部材5,6の各歯極8,14が交互に配置され
る。そして、両ステータコア部材5,6の各歯極8,1
4にて、ロータが収容されるロータ孔16が形成され
る。
【0023】従って、ステータコア3の内部には、ロー
タ孔16の外周側16aに相対する円環状のコイル室1
7が形成される。このとき、コイル室17には、前記拡
張部30にて、ロータ孔16の周端から中心軸線方向に
張り出すように拡大部31が形成される。
【0024】励磁コイル4は、前記コイル室17に隙間
が形成されない状態で収容されるように、コイル室17
に合った形状のボビン18にコイルワイヤ19を巻回し
て形成されている。励磁コイル4がコイル室17に収容
されると、励磁コイル4の内周面4aがロータ孔16の
外周側16aに相対する。
【0025】又、もう一方のステータ2も同様に構成さ
れ、各第2のステータコア部材6の第2の外側部6同士
が当接するように合体される。次に、以上のように構成
されたステッピングモータのステータの作用について説
明する。
【0026】第1のステータコア部材5と第2のステー
タコア部材6にて形成されるコイル室17には、拡張部
30にてロータ孔16の周端から中心軸線方向に張り出
すように形成される拡大部31が形成される。従って、
コイル室17に収容される励磁コイル4の巻線断面積が
中心軸線方向に拡大される。
【0027】以上詳述したように、本実施の形態のステ
ッピングモータのステータによれば、以下の効果を得る
ことができる。 (a) 第1のステータコア部材5及び第2のステータ
コア部材6にて、各歯極8,14にて形成されるロータ
孔16の外周側16aに相対するように形成されるコイ
ル室17を有するステータコア3を形成する。このと
き、第1のステータコア部材3に設けた拡張部30に
て、コイル室17にロータ孔16の周端から中心軸線方
向に張り出すように形成される拡大部31を形成するよ
うにした。従って、コイル室17の形状に合わせて形成
される励磁コイル4の巻線断面積を中心軸線方向に拡大
することができる。その結果、ステータ2の外径を大き
くすることなく励磁コイル4の巻線断面積を大きくする
ことができるため、ステッピングモータ1の小径化と高
トルク化を図ることができる。特に、ステータ2の外径
を大きくすることができず、高トルクが求められるステ
ッピングモータ1には有効である。
【0028】(b) 拡大部31にてコイル室17を中
心軸線方向に拡大することにより、従来例のように励磁
コイル4をロータ孔16の外周側16aにのみ設ける場
合に比較して、巻数が等しい場合のコイルワイヤ19の
平均巻径を小さくすることができる。つまり、励磁コイ
ル4を形成するコイルワイヤ19全体の長さを短くする
ことができる。従って、コイルワイヤ19全体の抵抗を
小さくすることができる。その結果、励磁コイル4に流
す励磁電流の値を大きくすることができるため、ロータ
に印加する磁界の値を大きくすることができる。ゆえ
に、上記(a)の効果に加えて、ステッピングモータの
高トルク化を図ることができる。
【0029】〔第2の実施の形態〕次に、本発明を具体
化した第2の実施の形態を図5〜図7に従って説明す
る。尚、本実施の形態のステッピングモータ1は、前記
第1の実施の形態のステッピングモータ1において、第
1のステータコア部材5、第2のステータコア部材6及
び励磁コイル4の形状を変更したことが第1の実施の形
態と異なる。従って、同一の構成についてはその符号を
同じにして説明を省略する。
【0030】図6,7に示すように、第1のステータコ
ア部材5の中央部に中心孔7が形成され、この中心孔7
の周端には複数の歯極8が形成されている。各歯極8の
基端からは、径方向に拡がるように外側部21が形成さ
れ、この外側部21の外周端からは中心軸線方向に各歯
極8の先端側に延びるように外筒部22が形成されてい
る。この外筒部22は、その外周端5aが各歯極8の先
端を越えて延出されている。本実施の形態では、外側部
21及び外筒部22にてコイル室形成部が形成され、外
筒部22にて拡張部32が形成されている。
【0031】前記第2のステータコア部材6の中央部に
は中心孔13が形成され、この中心孔13の周端には複
数の歯極14が形成されている。各歯極14の基端から
は、その先端側と反対の方向に、かつ、外周方向に拡が
るように斜状部23が形成されている。この斜状部23
の外周端からは、径方向に拡がるように外側部24が形
成されている。本実施の形態では、斜状部23及び外側
部24にてコイル室形成部及び拡張部33が形成されて
いる。このコイル室形成部及び拡張部33は、各歯極1
4の基端から径方向に拡がるように形成され、又、各歯
極14の基端から中心孔13の中心軸線方向に張り出す
ように形成されている。
【0032】図5に示すように、第1のステータコア部
材5と第2のステータコア部材6とは、各外周端5a,
6a同士を接合することにより合体され、両ステータコ
ア部材5,6の各歯極8,14にてロータ孔16が形成
されている。ステータコア3の内部に形成される円環状
のコイル室17には、前記拡張部32,33にてロータ
孔16の周端から中心軸線方向に張り出すように拡大部
34が形成されている。
【0033】又、拡大部34の内、斜状部23にて形成
されるコイル室部分にて拡開部35が形成され、外側部
24にて形成されるコイル室部分にて連絡部36が形成
されている。拡開部35は、ロータ孔16の中心軸線か
ら径方向に離れるほど同中心軸線方向に拡開するように
形成される。又、連絡部36は、前記拡開部35の外周
側から径方向に延出されるように形成され、コイル室1
7の外周側に連絡される。
【0034】励磁コイル4は、前記コイル室17の形状
に合った形状に形成されたボビン18にコイルワイヤ1
9を巻回して形成されている。次に、以上のように構成
されたステッピングモータのステータの作用について説
明する。
【0035】第1のステータコア部材5と第2のステー
タコア部材6にて形成されるコイル室17には、拡張部
32,33にてロータ孔16の周端から中心軸線方向に
張り出すように拡大部34が形成される。従って、コイ
ル室17に収容される励磁コイル4の巻線断面積が軸線
方向に拡大される。
【0036】又、拡大部34は、拡開部35と拡開部3
5に連続する連絡部36とから構成される。そして、拡
開部35では、中心軸線から径方向に離れるほどコイル
ワイヤ19を巻回する外周面積が中心軸線方向に拡開
し、連絡部36ではその拡開した外周面積がコイル室1
7の外周側まで延長される。その結果、拡開部35に収
容されるボビン18の部分には、連絡部36に収容され
るボビン18の部分を介して中心軸線方向に次第に拡が
るようにコイルワイヤ19が巻回される。
【0037】以上詳述したように、本実施の形態のステ
ッピングモータのステータによれば、第1の実施の形態
の(a),(b)に記載の効果の他に、以下の効果を得
ることができる。
【0038】(a) 第2のステータコア部材6に設け
た斜状部23と外側部24にて形成されるコイル室17
の拡大部34に、ロータ孔16の中心軸線から径方向に
離れるほど同中心軸線方向に拡開する拡開部35と、同
拡開部35の外周面から径方向に延出され、コイル室1
7の外周側に連絡される連絡部36を形成した。従っ
て、コイル室17の形状に合わせて形成されるボビン1
8の拡大部34に収容される部分へのコイルワイヤ19
の巻回を容易に行うことができる。
【0039】〔第3の実施の形態〕次に、本発明を具体
化した第3の実施の形態を図8に従って説明する。尚、
本実施の形態のステッピングモータ1は、前記第1の実
施の形態のステッピングモータ1において焼結軸受25
を設けたことのみが第1の実施の形態と異なる。
【0040】図8に示すように、第1のステータコア部
材5において、拡大部31を形成する内筒部10には、
図示しないロータを支持する焼結軸受25が嵌入されて
いる。
【0041】さて、本実施の形態のステッピングモータ
1によれば、中心孔7に形成される各歯極8とともに形
成される内筒部10にて焼結軸受25が保持される。そ
の結果、焼結軸受25にて支持されるロータの中心軸線
が、ロータ孔16の中心軸線に良く一致する。
【0042】従って、本実施の形態のステッピングモー
タのステータによれば、第1の実施の形態の(a),
(b)に記載の効果に加えて、以下の効果を得ることが
できる。
【0043】(a) 各歯極8が形成される中心孔7と
ともに形成される内筒部10にロータを支持する焼結軸
受25を嵌入したので、ロータ孔16の中心軸線と焼結
軸受25の中心軸線とが良く一致する。その結果、ロー
タが各歯極8に対して高い精度で位置決めされる。
【0044】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ものではなく、以下のように構成することもできる。 (1) 第2の実施の形態では、外筒部22を持たない
第2のステータコア部材6に斜状部23を設けたが、図
9に示すように、外筒部12を備えた第1のステータコ
ア部材5に斜状部26を設けてもよい。この構成によっ
ても、拡張部37に収容されるボビン18の部分へ、コ
イルワイヤ19を容易に巻回することができる。
【0045】又、第1のステータコア部材5及び第2の
ステータコア部材6の両方に、斜状部23,26を設け
てもよい。この場合、巻線断面積を一層大きくすること
ができるとともに、コイルワイヤ19の巻回を一層容易
にすることができる。
【0046】(2) 第3の実施の形態で、焼結軸受2
5の代わりにベアリングを嵌入してもよい。この場合で
も、ロータを各歯極8,14に対して高い精度で位置決
めすることができる。
【0047】前記実施の形態から把握できる請求項以外
の技術的思想について、以下にその効果とともに記載す
る。 (1) 請求項1又は請求項2に記載のステッピングモ
ータのステータからなるステッピングモータ。このよう
な構成によれば、外径が小さくかつ高トルクのステッピ
ングモータとすることができる。
【0048】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明によれば、小径化と高トルク化とを両立させること
ができる。
【0049】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、励磁コイルの巻回を容易
にすることができる。請求項3に記載の発明によれば、
請求項1に記載の発明の効果に加えて、ステータに対し
てロータを高精度で位置決めすることができる。
【0050】請求項4に記載の発明によれば、励磁コイ
ルの巻線断面積を中心軸線方向に拡大することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態のステッピングモータの断
面図。
【図2】 同じく分解断面図。
【図3】 同じく分解斜視図。
【図4】 同じく斜視図。
【図5】 第2の実施の形態のステッピングモータの断
面図。
【図6】 同じく分解断面図。
【図7】 同じく分解斜視図。
【図8】 第3の実施の形態のステッピングモータの分
解断面図。
【図9】 別例のステッピングモータの分解断面図。
【図10】 従来例のステッピングモータの正面図。
【図11】 同じく分解斜視図。
【図12】 同じく断面図。
【符号の説明】
3…ステータコア、4…励磁コイル、5…ステータコア
部材としての第1のステータコア部材、5a,6a…外
周端、6…ステータコア部材としての第2のステータコ
ア部材、7,13…中心孔、8,14…歯極、9…コイ
ル室形成部としての内側部、10…コイル室形成部及び
拡張部としての内筒部、11…同じく第1の外側部、1
2…同じく外筒部、15…コイル形成部としての第2の
外側部、16…ロータ孔、17…コイル室、21…コイ
ル室形成部としての外側部、22…コイル室形成部及び
拡張部としての外筒部、23…コイル室形成部及び拡張
部としての斜状部、24…同じく外側部、25…軸受部
材としての焼結軸受、30…拡張部、31…拡大部、3
2…拡張部、33…拡張部、34…拡大部、35……拡
開部、36…連絡部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心部に形成される中心孔の周端から複
    数の歯極が前記中心孔の中心軸線方向に延出形成される
    一対のステータコア部材をその外周端同士で接合してス
    テータコアを形成し、同ステータコアの内部には前記一
    対のステータコア部材の各歯極にて形成されるロータ孔
    の外周側に相対する円環状のコイル室を形成し、前記コ
    イル室には同コイル室の形状に形成される励磁コイルを
    収容したステッピングモータのステータにおいて、 前記コイル室には、前記ロータ孔の周端からロータ孔の
    中心軸線方向に張り出すように形成される拡大部を設け
    たステッピングモータのステータ。
  2. 【請求項2】 拡大部は、ロータ孔の中心軸線から径方
    向に離れるほど同中心軸線方向に拡開するように形成さ
    れる拡開部と、同拡開部の外周側から径方向に延出され
    るように形成され、コイル室の外周側に連絡される連絡
    部からなる請求項1に記載のステッピングモータのステ
    ータ。
  3. 【請求項3】 拡大部は、前記一対のステータコア部材
    の少なくとも一方において、その中心孔の中心軸線方向
    に延びるように形成される内筒部にて形成され、同内筒
    部には、ロータを支持する軸受部材を嵌入した請求項1
    に記載のステッピングモータのステータ。
  4. 【請求項4】 中心部に形成される中心孔の周端からそ
    の中心軸線方向に延出形成される複数の歯極と、各歯極
    の基端から径方向に拡がるように形成されるコイル室形
    成部とからなるステッピングモータのステータコア部材
    において、前記コイル室形成部には、前記各歯極の端部
    から前記中心孔の中心軸線方向に張り出すように形成さ
    れる拡張部を設けたステッピングモータのステータコア
    部材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2009069383A1 (ja) * 2007-11-29 2009-06-04 Tokyo Micro Inc. モータ
US9006952B2 (en) 2012-03-16 2015-04-14 All-Tek Maintenance Ltd. Coil bobbin for brushless alternator

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