JP2000175386A - トロイダルステータ - Google Patents

トロイダルステータ

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JP2000175386A
JP2000175386A JP10344049A JP34404998A JP2000175386A JP 2000175386 A JP2000175386 A JP 2000175386A JP 10344049 A JP10344049 A JP 10344049A JP 34404998 A JP34404998 A JP 34404998A JP 2000175386 A JP2000175386 A JP 2000175386A
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JP
Japan
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toroidal stator
taste
yoke
toroidal
annular
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JP10344049A
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English (en)
Inventor
Yuji Nakahara
裕治 中原
Hiroyuki Akita
裕之 秋田
Nobuaki Miyake
展明 三宅
Yukinori Takekoshi
幸典 竹腰
Haruyuki Yonetani
晴之 米谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特殊な巻線機を必要とすることなく、且つ組
立作業性の優れたトロイダルステータを提供する。 【解決手段】 環状のヨーク部の内側に周方向に所定の
間隔を介して複数のテイース部が突出して形成されると
ともにヨーク部の各テイース部間にそれぞれコイルが巻
回されてなるトロイダルステータにおいて、ヨーク部7
の各テイース部8根元近傍にそれぞれ展開可能な展開手
段としての穴9およびスリット10を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鉄心のヨーク部
にトロイダルコイルが施された電動機のトロイダルステ
ータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の例えば特開平10−21
0688号公報に開示されたトロイダルステータは、図
19に示すように2分割された分割鉄心1、2の各ヨー
ク部1a、2aにそれぞれ巻線3を施した後、一方の分
割鉄心1を図中矢印で示す方向に移動させて、各端面に
それぞれ形成された凹、凸部1b、2b、1c、2cを
お互いに嵌合させて当接することにより一体化したもの
であり、各分割鉄心1、2に分割することにより巻線の
容易化を図ったものであるが、元々が環状であるために
各磁極テイース先端間の隙間が狭いため特殊な巻線機を
必要とする。
【0003】又、特開平10−201145号公報に開
示されたトロイダルステータは、図20(A)に示すよ
うに固定子コアをテイース4aとヨーク部4bが一対ず
つ一体化された多数の分割鉄心4に分割し、図20
(B)に示すように各ヨーク部4bにボビン5に巻回さ
れた巻線6をそれぞれ装着させた後、各分割鉄心4の端
面にそれぞれ形成された凹、凸部4c、4dをお互いに
嵌合させて当接することにより、図20(C)に示すよ
うな環状に一体化したものであり、固定子コアを多数の
分割鉄心4に分割したことにより特殊な巻線機を用いる
ことなく、巻線6をトロイダル状に施すことが可能とな
るが、その反面、部品点数が大幅に増加し固定子コア自
体の組立が繁雑になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のトロイダルステ
ータは以上のように、巻線作業容易化のため固定子コア
を分割してもその分割数が少なければ、各磁極テイース
先端間の隙間が狭いため特殊な巻線機が必要となり、
又、分割数を多くしてテイース4aとヨーク部4bが一
対ずつ一体化された分割鉄心4とすると、特殊な巻線機
は不要となるが、部品点数が大幅に増加して固定子コア
自体の組立が繁雑となり組立作業性が低下する等の問題
点があった。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、特殊な巻線機を必要とすること
なく、且つ組立作業性の優れたトロイダルステータを提
供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
るトロイダルステータは、環状のヨーク部の内側に周方
向に所定の間隔を介して複数のテイース部が突出して形
成されるとともにヨーク部の各テイース部間にそれぞれ
コイルが巻回されてなるトロイダルステータにおいて、
ヨーク部の各テイース部根元近傍にそれぞれ展開可能な
展開手段を設けたものである。
【0007】又、この発明の請求項2に係るトロイダル
ステータは、請求項1において、展開手段をテイース部
の個数をnとすると(n−1)個所に設けるようにした
ものである。
【0008】又、この発明の請求項3に係るトロイダル
ステータは、請求項1において、テイース部を周方向に
2分割し両分割面をヨーク部が展開される状態でお互い
に離反する方向に回動可能に形成したものである。
【0009】又、この発明の請求項4に係るトロイダル
ステータは、請求項3において、分割部をテイース部中
央から側方に抜けて延在するように形成したものであ
る。
【0010】又、この発明の請求項5に係るトロイダル
ステータは、請求項4において、テイース部の先端を周
方向両側に分割部が側方に抜ける側を長く他方を短くそ
れぞれ突出させるようにしたものである。
【0011】又、この発明の請求項6に係るトロイダル
ステータは、請求項1ないし5のいずれかにおいて、ヨ
ーク部の外側に複数の突起部を形成したものである。
【0012】又、この発明の請求項7に係るトロイダル
ステータは、請求項6において、突起部を各展開手段の
両側に一対ずつ形成するようにしたものである。
【0013】又、この発明の請求項8に係るトロイダル
ステータは、請求項7において、両突起部をヨーク部が
展開された状態で側面が当接するように形成したもので
ある。
【0014】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態を図に基づいて説明する。図1はこの発明の
実施の形態1におけるトロイダルステータが適用された
コンデンサ型単相誘導電動機の構成を示す断面図、図2
は環状鉄心の構成を示す正面図、図3は図2における環
状鉄心に絶縁用塗装膜を施した状態を示す正面図、図4
は図3における環状鉄心を展開した状態を示す正面図、
図5は図4に示すように展開された環状鉄心にコイルを
施した状態を示す正面図、図6は図5における環状鉄心
を元の環状に戻して形成されるトロイダルステータの構
成を示す正面図である。
【0015】図において、7は環状のヨーク部、8はこ
のヨーク部7の内側に周方向に所定の間隔を介して突出
して形成される複数のテイース部、9はヨーク部7の各
テイース部8とそれぞれ対応する外周側の位置に形成さ
れる穴、10はテイース部8を周方向に2分割するよう
に、先端から穴9に向けて延在して形成され穴9と共に
展開手段を構成するスリットで、これら7〜10は薄板
状磁性板を打ち抜くことにより形成され、これらが所定
の枚数積層一体化されて環状鉄心11が構成されてい
る。
【0016】12は環状鉄心11の表面に例えばエポキ
シ樹脂を静電塗装、電着塗装、吹付塗装等によって施す
ことにより形成された絶縁用塗装膜、13、14はヨー
ク部7の各テイース部8間にそれぞれ巻回され、2個ず
つ交互に接続して構成されるメインコイルおよびサブコ
イルで、端部にそれぞれメインおよびサブ端末が配置さ
れている。そして、これら11〜14はトロイダルステ
ータ15を構成している。16はこのトロイダルステー
タ15を覆って一体化する樹脂モールド、17はトロイ
ダルステータ15の内径側を貫通して配設される回転軸
18に固着され、トロイダルステータ15と共にコンデ
ンサ型単相誘導電動機19を構成するロータである。
【0017】次に、上記のように構成される実施の形態
1におけるトロイダルステータの組立方法について説明
する。まず、薄板状磁性板を打ち抜くことにより、図2
に示すように環状のヨーク部7、複数のテイース部8お
よびスリット10を形成し、所定の枚数積層一体化する
ことにより環状鉄心11を構成する。次いで、図3に示
すように環状鉄心11の表面に例えばエポキシ樹脂を静
電塗装することにより絶縁用塗装膜12を形成する。
【0018】次いで、図4に示すように環状鉄心11の
スリット10の部分を拡開することにより環状鉄心11
を帯状に展開し、図5に示すようにメインコイル13お
よびサブコイル14を、ヨーク部7の各テイース部8間
にそれぞれ巻回する。次いで、帯状に展開された環状鉄
心11を図6に示すように再び元の環状に戻し、図示は
しないが両端部を例えば溶接等により接合することによ
りトロイダルステータ15が組み立てられ、最後に、図
1に示すようにこのトロイダルステータ15の周囲を樹
脂モールド16で覆って一体化した後、ロータ17と組
み合わせることによりコンデンサ型単相誘導電動機19
が完成する。
【0019】このように上記実施の形態1によれば、テ
イース部8をスリット10により周方向に2分割し、両
分割面をお互いが離反する方向に回動させることによ
り、ヨーク部7が帯状に展開できるようにしているの
で、特殊な巻線機を用いることなく両コイル13、14
をトロイダル状に巻回することが可能となり、又、帯状
に展開したヨーク部7を元に戻すだけで環状のトロイダ
ルステータ15を構成することができるので、組立作業
性の大幅な向上を図ることが可能になる。なお、展開手
段としてのスリット10を、テイース部8の個数をnと
した場合に(n−1)個所に形成するようにしているの
で、スリット10の無い部分を切り離すことができるた
め、帯状に展開する作業が容易となる。
【0020】実施の形態2.図7はこの発明の実施の形
態2におけるトロイダルステータが適用されたコンデン
サ型単相誘導電動機の構成を示す断面図、図8は図7に
おける線VIII−VIIIに沿った断面を示す断面
図、図9は環状鉄心の構成を示す正面図、図10は図9
における環状鉄心を展開した状態を示す正面図、図11
は図10における環状鉄心にボビンを一体成型した構成
を示し、(A)は断面図、(B)は正面図、図12は図
11に示すようにボビンが一体成型された環状鉄心にコ
イルを施した状態を示す正面図、図13は図12におけ
る環状鉄心を元の環状に戻して形成されるトロイダルス
テータの構成を示す正面図、図14は図13におけるト
ロイダルステータをフレームと組み合わせた状態を示す
断面図である。
【0021】図において、20は環状のヨーク部、21
はこのヨーク部20の内側に周方向に所定の間隔を介し
て突出して形成される複数のテイース部、22はヨーク
部20の各テイース部21とそれぞれ対応する外側に突
出して形成される複数の突起部、23はヨーク部20の
各突起部22根元近傍にそれぞれ形成される一対の穴、
24は両穴23、23からテイース部21を周方向に2
分割するように、テイース部21の中央から側方に抜け
るように延在して形成され、両穴23、23と共に展開
手段を構成するスリットで、これら21〜24は薄板状
磁性板を打ち抜くことにより形成され、これらが所定の
枚数積層一体化されて環状鉄心25が構成されている。
【0022】26は環状鉄心25を帯状に展開した状態
で、ヨーク部20の各テイース部21間にそれぞれ樹脂
で一体成型することにより形成されるボビン、27、2
8は各ボビン26にそれぞれ巻回され、2個ずつ交互に
接続して構成されるメインコイルおよびサブコイルで、
これら25〜28はトロイダルステータ29を構成して
いる。30は例えばアルミやステンレス等のような非磁
性材料でなる円筒状のフレームで、内周面に各突起部2
2の外周面が嵌合されている。31はトロイダルステー
タ29の内径側を貫通して配設される回転軸32に固着
され、トロイダルステータ29と共にコンデンサ型単相
誘導電動機33を構成するロータである。
【0023】次に、上記のように構成される実施の形態
2におけるトロイダルステータの組立方法について説明
する。まず、薄板状磁性板を打ち抜くことにより、図9
に示すように環状のヨーク部20、複数のテイース部2
1、突起部22およびスリット24を形成し、所定の枚
数積層一体化することにより環状鉄心25を構成する。
次いで、図10に示すように環状鉄心25のスリット2
4の部分を拡開することにより環状鉄心25を帯状に展
開する。
【0024】次いで、図11に示すようにヨーク部20
の各テイース部21間に、それぞれ樹脂を一体成型する
ことによりボビン26を形成し、図12に示すようにメ
インコイル27およびサブコイル28をボビン26に巻
回する。次いで、帯状に展開された環状鉄心25を図1
3に示すように再び元の環状に戻し、図示はしないが両
端部を例えば溶接等で接合することによりトロイダルス
テータ29が組み立てられ、最後に、図14に示すよう
に各突起部22の外周にフレーム30を嵌合させて一体
化した後、ロータ31と組み合わせることによりコンデ
ンサ型単相誘導電動機33が完成する。
【0025】このように上記実施の形態2によれば、実
施の形態1におけると同様に、テイース部21をスリッ
ト24により周方向に2分割し、両分割面をお互いが離
反する方向に回動させることにより、ヨーク部20を帯
状に展開するとともに、テイース部21先端間の開度を
拡大できるようにしているので、特殊な巻線機を用いる
ことなく両コイル27、28をトロイダル状に巻回する
ことが可能となり、又、帯状に展開したヨーク部20を
元に戻すだけで環状のトロイダルステータ29を構成す
ることができるので、組立作業性の大幅な向上を図るこ
とが可能になり、さらに又、ヨーク部20の外周側に突
起部22を形成したことによりフレーム30との一体化
が容易となり、さらに組立作業性の向上を図ることが可
能になる。
【0026】実施の形態3.図15はこの発明の実施の
形態3におけるトロイダルステータが適用されたコンデ
ンサ型単相誘導電動機の構成を示す断面図、図16は環
状鉄心の構成を示す正面図、図17は図16における環
状鉄心を展開した状態を示し、(A)は正面図、(B)
はコイルを施す方法を示す正面図、図18は図17にお
ける環状鉄心を元の環状に戻して形成されるトロイダル
ステータの構成を示す正面図である。
【0027】図において、34は例えば展開手段として
のピン35により回転自在に連結された複数のヨーク片
34aで形成される環状のヨーク部、36は各ヨーク片
34aの両端から内側に突出してそれぞれ形成される第
1および第2のテイース片36a、36bのお互いに周
方向に相隣なる同士が一体に係合して構成されるテイー
ス部、37は各ヨーク片34aの両端から外側に突出し
てそれぞれ形成される一対の突起部で、これら34、3
6、37は薄板状磁性板を打ち抜くことにより形成さ
れ、これらが所定の枚数積層された後、ピン35により
連結一体化されて環状鉄心38が構成される。
【0028】39は環状鉄心38を帯状に展開した状態
で各ヨーク片34aにそれぞれ巻回されるコイルで、環
状鉄心38と共にトロイダルステータ40を構成してい
る。41はノズル41aを介してコイル39を巻線する
巻線機、42は帯状に展開された環状鉄心38の両端を
保持して回転させる保持具、43は例えばアルミやステ
ンレス等のような非磁性材料でなる円筒状のフレーム、
44はトロイダルステータ40の内径側を貫通して配設
される回転軸45に固着され、トロイダルステータ40
と共にコンデンサ型単相誘導電動機46を構成するロー
タである。
【0029】次に、上記のように構成される実施の形態
3におけるトロイダルステータの組立方法について説明
する。まず、薄板状磁性板を打ち抜くことにより、図1
6に示すように環状のヨーク部34、複数のテイース部
36および突起部37を形成し、所定の枚数積層した後
ピン35により連結一体化することにより環状鉄心38
を構成する。次いで、図示はしないが環状鉄心38の表
面に例えばエポキシ樹脂を静電塗装することにより絶縁
用塗装膜を形成する。
【0030】次いで、図17(A)に示すようにピン3
5を介して第1および第2のテイース片36a、36b
をお互いが離反する方向に回転させるとともに、相隣な
る両突起部37、37同士を当接させることにより環状
鉄心38を帯状に展開する。次いで、図17(B)に示
すように巻線機41からノズル41aを介して巻線を供
給するとともに、保持具42で環状鉄心38を回転させ
ることにより各ヨーク片34aにそれぞれコイル39を
巻回する。次いで、帯状に展開された環状鉄心38を図
18に示すように再び元の環状に戻し、図示はしないが
両端部を例えば溶接等で接合することによりトロイダル
ステータ40が組み立てられ、最後に、図15に示すよ
うに各突起部37の外周にフレーム43を嵌合させて一
体化した後、ロータ44と組み合わせることによりコン
デンサ型単相誘導電動機46が完成する。
【0031】このように上記実施の形態3によれば、ピ
ン35を介して第1および第2のテイース片36a、3
6bをお互いが離反する方向に回転させるとともに、相
隣なる両突起部37、37同士を当接させることにより
環状鉄心38を帯状に展開するとともに、第2のテイー
ス片36bの先端を第1のテイース片36aと係合する
側を他方より長く突出させて、テイース部36先端間の
開度を十分に拡大できるようにしているので、特殊な巻
線機を用いることなく各コイル39をトロイダル状に巻
回することが可能となり、又、帯状に展開したヨーク部
34を元に戻すだけで環状のトロイダルステータ40を
構成することができるので、組立作業性の大幅な向上を
図ることが可能になり、さらに又、各ヨーク片34aの
両端から外側に一対の突起部37、37を突出させるよ
うにしているので、フレーム43との一体化が容易であ
ることは勿論のこと、巻枠の役目も果たしてボビンを不
要としさらに組立作業性の向上を図ることが可能にな
る。
【0032】なお、上記各実施の形態1〜3では、各ト
ロイダルステータ15、29、40がコンデンサ型単相
誘導電動機に適用された場合について説明したが、勿論
これに限定されるものではなく、三相誘導電動機、DC
ブラシレス電動機等の電動機および車載用オルタネータ
に代表される発電機全般に適用できることは言うまでも
ない。
【0033】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1によ
れば、環状のヨーク部の内側に周方向に所定の間隔を介
して複数のテイース部が突出して形成されるとともにヨ
ーク部の各テイース部間にそれぞれコイルが巻回されて
なるトロイダルステータにおいて、ヨーク部の各テイー
ス部根元近傍にそれぞれ展開可能な展開手段を設けたの
で、特殊な巻線機を必要とすることなく、且つ組立作業
性の向上が可能なトロイダルステータを提供することが
できる。
【0034】又、この発明の請求項2によれば、請求項
1において、展開手段をテイース部の個数をnとすると
(n−1)個所に設けるようにしたので、さらに組立作
業性の向上が可能なトロイダルステータを提供すること
ができる。
【0035】又、この発明の請求項3によれば、請求項
1において、テイース部を周方向に2分割し両分割面を
ヨーク部が展開される状態でお互いに離反する方向に回
動可能に形成したので、特殊な巻線機を必要としないこ
とは勿論のこと、巻線作業の容易なトロイダルステータ
を提供することができる。
【0036】又、この発明の請求項4によれば、請求項
3において、分割部をテイース部中央から側方に抜けて
延在するように形成したので、巻線作業の容易なトロイ
ダルステータを提供することができる。
【0037】又、この発明の請求項5によれば、請求項
4において、テイース部の先端を周方向両側に分割部が
側方に抜ける側を長く他方を短くそれぞれ突出させるよ
うにしたので、さらに巻線作業の容易なトロイダルステ
ータを提供することができる。
【0038】又、この発明の請求項6によれば、請求項
1ないし5のいずれかにおいて、ヨーク部の外側に複数
の突起部を形成したので、フレームとの一体化が容易な
トロイダルステータを提供することができる。
【0039】又、この発明の請求項7によれば、請求項
6において、突起部を各展開手段の両側に一対ずつ形成
するようにしたので、巻線用ボビンを不要とするトロイ
ダルステータを提供することができる。
【0040】又、この発明の請求項8によれば、請求項
7において、両突起部をヨーク部が展開された状態で側
面が当接するように形成したので、巻線作業の容易なト
ロイダルステータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1におけるトロイダル
ステータが適用されたコンデンサ型単相誘導電動機の構
成を示す断面図である。
【図2】 環状鉄心の構成を示す正面図である。
【図3】 図2における環状鉄心に絶縁用塗装膜を施し
た状態を示す正面図である。
【図4】 図3における環状鉄心を展開した状態を示す
正面図である。
【図5】 図4に示すように展開された環状鉄心にコイ
ルを施した状態を示す正面図である。
【図6】 図5における環状鉄心を元の環状に戻して形
成されるトロイダルステータの構成を示す正面図であ
る。
【図7】 この発明の実施の形態2におけるトロイダル
ステータが適用されたコンデンサ型単相誘導電動機の構
成を示す断面図である。
【図8】 図7における線VIII−VIIIに沿った
断面を示す断面図である。
【図9】 環状鉄心の構成を示す正面図である。
【図10】 図9における環状鉄心を展開した状態を示
す正面図である。
【図11】 図10における環状鉄心にボビンを一体成
型した構成を示し、(A)は断面図、(B)は正面図で
ある。
【図12】 図11に示すようにボビンが一体成型され
た環状鉄心にコイルを施した状態を示す正面図である。
【図13】 図12における環状鉄心を元の環状に戻し
て形成されるトロイダルステータの構成を示す正面図で
ある。
【図14】 図13におけるトロイダルステータをフレ
ームと組み合わせた状態を示す断面図である。
【図15】 この発明の実施の形態3におけるトロイダ
ルステータが適用されたコンデンサ型単相誘導電動機の
構成を示す断面図である。
【図16】 環状鉄心の構成を示す正面図である。
【図17】 図16における環状鉄心を展開した状態を
示し、(A)は正面図、(B)はコイルを施す方法を示
す正面図である。
【図18】 図17における環状鉄心を元の環状に戻し
て形成されるトロイダルステータの構成を示す正面図で
ある。
【図19】 従来のトロイダルステータの構成を示す正
面図である。
【図20】 従来のトロイダルステータの図19におけ
るとは異なる構成を示す正面図である。
【符号の説明】
7,20,34 ヨーク部、8,21,36 テイース
部、9 穴、10,24 スリット、11,25,38
環状鉄心、12 絶縁用塗装膜、13,27 メイン
コイル、14,28 サブコイル、15,29,40
トロイダルステータ、16 樹脂モールド、17,3
1,44 ロータ、19,33,46 コンデンサ型単
相誘導電動機、22,37 突起部、26 ボビン、3
0,43 フレーム、34a ヨーク片、35 ピン、
36a 第1のテイース片、36b 第2のテイース
片、39 コイル、41 巻線機、42 保持具。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三宅 展明 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 竹腰 幸典 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 米谷 晴之 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5H002 AA07 AB01 AC07 AE07 AE08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状のヨーク部の内側に周方向に所定の
    間隔を介して複数のテイース部が突出して形成されると
    ともに上記ヨーク部の上記各テイース部間にそれぞれコ
    イルが巻回されてなるトロイダルステータにおいて、上
    記ヨーク部の上記各テイース部根元近傍にそれぞれ展開
    可能な展開手段が設けられていることを特徴とするトロ
    イダルステータ。
  2. 【請求項2】 展開手段はテイース部の個数をnとする
    と(n−1)個所に設けられていることを特徴とする請
    求項1記載のトロイダルステータ。
  3. 【請求項3】 テイース部は周方向に2分割され両分割
    面はヨーク部が展開される状態でお互いに離反する方向
    に回動可能に形成されていることを特徴とする請求項1
    記載のトロイダルステータ。
  4. 【請求項4】 分割部はテイース部中央から側方に抜け
    て延在するように形成されていることを特徴とする請求
    項3記載のトロイダルステータ。
  5. 【請求項5】 テイース部の先端を周方向両側に分割部
    が側方に抜ける側を長く他方を短くそれぞれ突出させた
    ことを特徴とする請求項4記載のトロイダルステータ。
  6. 【請求項6】 ヨーク部の外側に複数の突起部を形成し
    たことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載
    のトロイダルステータ。
  7. 【請求項7】 突起部は各展開手段の両側に一対ずつ形
    成されていることを特徴とする請求項6記載のトロイダ
    ルステータ。
  8. 【請求項8】 両突起部はヨーク部が展開された状態で
    側面が当接するように形成されていることを特徴とする
    請求項7記載のトロイダルステータ。
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