JPH09252111A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH09252111A
JPH09252111A JP9013123A JP1312397A JPH09252111A JP H09252111 A JPH09252111 A JP H09252111A JP 9013123 A JP9013123 A JP 9013123A JP 1312397 A JP1312397 A JP 1312397A JP H09252111 A JPH09252111 A JP H09252111A
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    • H03F3/34DC amplifiers in which all stages are DC-coupled
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    • HELECTRICITY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】多段ソースフォロワ・オンチップアンプ、特に
固体撮像素子の多段ソースフォロワ・オンチップアンプ
の低消費電力化、及び広帯域化を実現する。 【解決手段】3段ソースフォロワにおいて、従来、埋め
込み型より構成されている多段ソースフォロワアンプの
最終段ドライバトランジスタをサーフィス型とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はオンチップアンプに
関し、特に固体撮像素子に適用して好適なオンチップア
ンプの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ハイビジョン用固体撮像素子は、一般
に、図2に示すような構造とされており、フォトダイオ
ード14で光電変換された信号は垂直CCD15、水平
CCD16により転送され、CCD転送路と同一の半導
体基板上に形成される、オンチップアンプである出力ア
ンプ17により増幅され出力される。
【0003】水平CCD16は駆動周波数低減のため2
チャネルより成っている。また、出力部(出力アンプ1
7)には、図3に示すように、ドライブ(駆動)側3
個、ロード(負荷)側3個の計6個のトランジスタから
成る、オンチップ3段ソースフォロワアンプが用いられ
ている。
【0004】出力部のトランジスタは、初段ドライバト
ランジスタ5が線形性を保つためサーフィス型であるこ
とを除いては、ノイズ低減のため全て埋め込み型トラン
ジスタより構成されている。
【0005】ここで、サーフィス型トランジスタとは、
Nチャネルの場合、図1(B)右部に示すごとき構造か
ら成り、Pウェル12表面部にチャネルが形成され、し
きい値電圧が正であるトランジスタをいう。
【0006】一方、埋め込み型トランジスタとは、図1
(B)左部に示すごとく、Pウェル12上部にNウェル
13が形成された構造から成り、チャネルがNウェル表
面より内部に形成される(Nウェル表面にも少し形成さ
れる)、ノーマリーオンでしきい値電圧が負であるトラ
ンジスタをいう。
【0007】図4に示したソースフォロワアンプの帯域
(3dBダウン周波数)ftは、ドライバトランジスタ
7の移動度をμ、ゲート幅をW、ゲート長をL、ゲート
容量をCox、しきい値電圧をVt、負荷容量をCとする
と、次式(1)で表される。
【0008】ft=2・π・gm/C …(1)
【0009】但し、上式(1)で、トランスコンダクタ
ンスgmは次式(2)で表される。
【0010】
【数1】
【0011】ここで、Viはドライバトランジスタ7の
ゲート入力電圧、Voは出力電圧(ソース電位)、Vt
はしきい値電圧をそれぞれ示している。
【0012】一般に、W/Lを増加させることにより帯
域を増加させる。ただし、ドライバトランジスタ7のW
/Lのみ大きくすると出力電圧が増加し、多段ソースフ
ォロワの場合、次段の入力電圧Viが増加し、ドライバ
トランジスタ7のVi−Vo−Vt(いわゆるVgs−
Vt、ゲート・ソース間電圧−しきい値電圧)に比し、
VDD−Vo(いわゆるドレイン・ソース間電圧VDS、但
しVDDは電源電位)が小さくなり、ドライバトランジス
タ7が線形領域(すなわち不飽和領域)での動作とな
り、線形性が劣化するので、同時に、ロードトランジス
タ8のW/Lも増加させて、出力電圧Voを低下させる
ため、電流が増加し、消費電力も増加する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】現在2チャネル有る水
平CCD(現状200万画素CCDの水平CCD駆動周
波数は37MHzでアンプ帯域はその3倍程度必要)を
1チャネルにしたり(単純に水平CCD駆動周波数は倍
の74MHzになる)、解像度向上のため画素数を増加
させたり、マルチメディア対応のためデータ演算に要す
る時間が増加し、駆動に割り当てられる時間が少なくな
ったりするなどして、水平CCDの駆動周波数が高くな
った場合、前記アンプの帯域を広げる必要が有る。
【0014】しかし、線形性を劣化させること無く帯域
を高める場合、上記した理由により、消費電力の増大が
伴う。
【0015】また、アンプノイズ、ゲイン等の他の設計
基準も設計がまずいと、特性が劣化してしまう。
【0016】従って、本発明は上記従来技術の問題点に
鑑みて為されたものであって、多段ソースフォロワ・オ
ンチップアンプ、特に固体撮像素子の多段ソースフォロ
ワ・オンチップアンプにおいて、低消費電力、且つ広帯
域とするオンチップアンプを提供することを目的とす
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、ソースフォロワが複数段(3段以上)縦
続形態に接続されてなるオンチップアンプであって、入
力信号電圧の最大値が前記オンチップアンプの電源電圧
以上か又はわずかに小とされる、多段ソースフォロワ型
のオンチップアンプにおいて、初段と最終段のソースフ
ォロワのドライバトランジスタがサーフィス型とされ、
前記複数段のソースフォロワを構成する他のトランジス
タが埋め込み型に構成されてなるオンチップアンプを含
むことを特徴とする半導体装置を提供する。
【0018】また、本発明は、ソースフォロワが複数段
(3段以上)縦続形態に接続されてなるオンチップアン
プであって、入力信号電圧の最大値が前記オンチップア
ンプの電源電圧よりも小とされる、多段ソースフォロワ
型のオンチップアンプにおいて、最終段のソースフォロ
ワのドライバトランジスタがサーフィス型とされると共
に、前記複数段のソースフォロワを構成する他のトラン
ジスタが埋め込み型に構成されてなるオンチップアンプ
を含むことを特徴とする半導体装置を提供する。
【0019】本発明においては、上記オンチップアンプ
は、固体撮像素子のCCD転送路とともに同一の半導体
基板上に構成してなる出力部のアンプを構成することを
特徴とする。
【0020】
【作用】本発明の原理・作用を以下に説明する。
【0021】まず、図4に示したソースフォロワアンプ
を参照して、ドライバトランジスタがサーフィス型の場
合と埋め込み型の場合を比較する。
【0022】図4を参照して、消費電力を一定に保つた
めに電流Iが固定されているものとし、ドライバトラン
ジスタ7の移動度をμ、ゲート幅をW、ゲート長をL、
ゲート容量をCox、しきい値電圧をVt、入力電圧をV
i、出力電圧をVoとすると、電流Iは次式(3)の関
係を満たす。
【0023】
【数2】
【0024】このとき、トランスコンダクンスgmは、
次式(4)で与えられる。
【0025】
【数3】
【0026】線形性について以下に考察する。ゲート幅
とゲート長の比W/Lを固定して考える。上式(3)に
おいて、しきい値電圧Vtが下がる(埋め込み型が強く
なる)と、電流Iを一定とするために、出力電圧Voが
上昇する。
【0027】このとき、Vi−Vo−Vt(いわゆるV
gs−Vt;ゲート・ソース間電圧−しきい値電圧)は
変わらないが(よってトランスコンダクタンスgmは不
変とされ、これによりゲイン、帯域も不変)、VDD−V
o(電源電圧−出力電圧、いわゆるドレイン・ソース間
電圧VDS)が減少するため、入力電圧Viが高くなると
(例えばVDS<Vgs−Vtとなる)、ドライバトラン
ジスタ7が線形領域(不飽和領域)での動作となってし
まい、線形性が劣化する。
【0028】従って、線形性に関しては、ドライバトラ
ンジスタ7はしきい値電圧Vtが高い方、即ちサーフィ
ス型の方が有利である。…(A)
【0029】次にトランスコンダクタンスgmについて
考える。gmはゲイン、帯域に影響し、大きい方が良
い。
【0030】上式(3)を上式(4)に代入すると、次
式(5)のように表される。
【0031】
【数4】
【0032】上式(5)より、電流Iが一定の条件のも
とでは、W/Lを変更し、出力電圧Voを上げることに
より、トランスコンダクタンスgmを増加することがで
きることがわかる(この場合、ドライバトランジスタの
VDD−Voが変化すると同時にVi−Vo−Vtも変化
するため、線形性は変化しない)。
【0033】しかし、出力電圧Voを増加すると、多段
ソースフォロワの場合、次段ソースフォロワの入力電圧
が増加し、次段の線形性に不利になることから、低い出
力電圧Voで、高い値のgmを実現できるサーフィス型
が有利である。
【0034】また、多段ソースフォロワの最終段におい
ても、出力電圧Voを電源電圧VDD以上にすることは不
可能なので、これに関しても、低い出力電圧Voで高g
mを実現できるサーフィス型が有利である。…(B)
【0035】従って、多段ソースフォロワアンプにおい
て、線形性を劣化させること無く、また消費電流を増加
させること無く帯域を増加させるには、ドライバトラン
ジスタはサーフィス型が好ましい。
【0036】しかし、ソースフォロワにおいて高ゲイン
が得られるように設計した場合、ドライバトランジスタ
がサーフィス型の場合、出力電圧は入力電圧よりも低く
なる。
【0037】一方、ドライバトランジスタが埋め込み型
の場合、出力電圧は入力電圧とほぼ等しくなる。
【0038】サーフィス型のドライバトランジスタの数
が増えると出力電圧が低下するため、ドライバトランジ
スタのドレイン・ソース間電圧VDSが増加し、ホットエ
レクトロンによる発光等が問題となる。
【0039】従って、多段ソースフォロワにおいて、ド
ライバトランジスタがサーフィス型のものには、使用制
限個数が有り、2個が限度である。
【0040】初段ソースフォロワは、入力電圧最大値が
電源電圧VDD以上もしくはわずかに小さい場合、ドライ
バトランジスタを埋め込み型にすると、後段のソースフ
ォロワの入力電圧が高くなり、線形性に不利であるため
サーフィス型が好ましいことになる。
【0041】残る1個は、外部回路に接続するため負荷
容量が大きくなり高gmが必要となる最終段に用いるこ
とが好ましい。
【0042】即ち、多段ソースフォロワアンプにおい
て、入力電圧の最大値が電源電圧VDD以上もしくはわず
かに小さい場合には、初段と最終段のドライバトランジ
スタをサーフィス型にすることが好ましいことがいえ
る。
【0043】入力電圧の最大値が電源電圧VDDよりも小
さい多段ソースフォロワアンプの場合には、ノイズ低減
のため、初段のドライバトランジスタを埋め込み型にす
ることが可能であるが、動作点が入力段階で低くなって
いることから、最終段ドライバトランジスタのみサーフ
ィス型とすることが好ましい。
【0044】一方、ノイズに関しては、アンプノイズと
して、サーマルノイズ(熱雑音)と1/fノイズが存在
し、サーマルノイズ入力換算電力はL/Wに、1/fノ
イズ入力換算電力は1/(L・W)に比例し、またサー
フィス型よりも埋め込み型の方が入力換算電力で40%
程度ノイズが小さいという事実がある。
【0045】しかし、多段ソースフォロワの最終段ドラ
イバトランジスタのLW積やW/Lは大きいため、最終
段ドライバトランジスタで発生するノイズは、全アンプ
ノイズに比して、サーフィス型でも埋め込み型でも無視
できるレベルである。
【0046】従って、最終段ドライバトランジスタをサ
ーフィス型にしても、特にノイズの問題は生じ無いこと
になる。
【0047】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して以下に詳細に説明する。
【0048】図1は、本発明の実施の形態の構成を示し
たものであり、図1(A)は、オンチップ3段ソースフ
ォロワアンプを示している。
【0049】図1(A)を参照して、3段ソースフォロ
ワを形成する6個のトランジスタはNチャネルとなって
おり、上段はドライバトランジスタ7、下段はロードト
ランジスタ8である。
【0050】3段ソースフォロワにおける、3個のドラ
イバトランジスタ7のドレインは電源端子VDD2に、3
個のロードトランジスタ8のソースは接地端子GND4
に接続されている。各段のドライバトランジスタ7のソ
ースはロードトランジスタ8のドレインと接続され、か
つ次段のドライバトランジスタ7のゲートに接続されて
いる。ただし、最終段のドライバトランジスタ7のソー
スは信号を外部に取り出すため外部端子3を介して不図
示の外部回路に接続される。
【0051】初段ドライバトランジスタ5のゲートに
は、入力端子1から入力信号Viが入力される。
【0052】入力信号電圧Viは、3段ソースフォロワ
の線形性が維持される範囲の電圧(一般には電源電圧V
DDを少し越える電圧から、VDDの約1/2までの範囲の
電圧)で、かつ入力信号電圧Viの最大値は線形性を保
つことができる最大の電圧から電源電圧VDDをわずかに
下回る電圧(VDDの0.5%低い程度)の範囲にある。
【0053】ロードトランジスタ8は定電流源として所
望の電流が得られるように、ゲートがバイアスされてお
り、図1(A)ではロードトランジスタ8のゲートは接
地されている。
【0054】図1(B)に、図1(A)の、1段目(初
段)または3段目(最終段)のソースフォロワアンプの
断面図を示す。
【0055】各トランジスタはシリコン基板上のPウェ
ル12上に形成されている。実際の固体撮像素子では、
Pウェル12はN型シリコン基板に形成されるために、
Pウェル12の下層にはN型シリコン基板(不図示)が
存在する。
【0056】初段ドライバトランジスタ5と3段目ドラ
イバトランジスタ6は、図1(B)右側に示すごとく、
Pウェル12内にチャネルが形成されてなるサーフィス
型として構成されており、他のトランジスタは、図1
(B)左側に示すごとく、Pウェル12上部にNウェル
13が形成され、チャネルもNウェル13内に形成され
てなる埋め込み型として構成されている。
【0057】サーフィス型同士、及び埋め込み型同士の
トランジスタにおいては、プロセスの簡略化のため、ゲ
ート長とゲート幅が異なる以外は、同じ構造とされてい
る。
【0058】トランジスタのゲート絶縁膜(ゲート電極
14とチャネル部の間の絶縁膜)は、シリコン酸化膜、
もしくは、シリコン酸化膜により窒化シリコン膜を挟ん
だ構造から成っている。
【0059】ゲート電極14はポリシリコンより成り、
リン等のN型不純物を拡散することにより金属とみなせ
る程度にまで低抵抗化されている。
【0060】ソース10、ドレイン9等の拡散層は、リ
ン等のN型不純物をドープすることにより形成される。
イオン注入は、Pウェル12領域、Nウェル13領域と
も、例えば数百keV、1E12(ドーズ1012cm-2
のオーダーで行われている。
【0061】また、各トランジスタのゲート長とゲート
幅は、ゲイン、帯域等が設計基準を満たすように決定さ
れている。
【0062】図5に、本発明の一実施例として、図1
(A)に示したアンプの入力電圧Vi(入力端子1に入
力される入力信号電圧)と出力電圧Vo(出力端子3に
出力される出力信号電圧)の関係、及び入力電圧Viと
3段目ソースフォロワの消費電流の関係を示すととも
に、比較例として上記した従来例の結果を併せて示す。
【0063】ここで、本発明の実施例に係る多段ソース
フォロワとは、上記従来例において、埋め込み型となっ
ている3段目ドライバトランジスタ6をゲート長とゲー
ト幅を変更せずにサーフィス型に変更し、動作点のみが
変更された構成をいうものとする。
【0064】各トランジスタのゲート幅とゲート長は、
単位をμmとして、「ゲート幅/ゲート長」という形式
でマスク上の寸法で示すと、ドライバトランジスタが、
初段から3段に順に、8/4、32/5、600/5、
ロードトランジスタが初段から3段に順に、10/2
6、43/13、130/13とされている。
【0065】3段目ドライバトランジスタの消費電流
は、本実施例、及び上記従来例とも3.6mAとなって
いる。なお、図5には示してないが、帯域とゲインも、
上記従来例と本実施例では、トランスコンダクタンスg
mが変化しないので、変化せず、帯域は3dBダウンの
周波数で100MHz、ゲインが0.62である。
【0066】図5に示すように、入力電圧Viと出力電
圧Voが線形に変化している領域は、上記従来例が入力
電圧16V以下なのに対し、本実施例では、17V以下
に広くなっている。
【0067】従って、本実施例のごとく、3段目ドライ
バトランジスタ6をサーフィス型にすることにより線形
領域を広くできることがわかる(上記本発明の原理の説
明における項目(A)参照)。
【0068】また、動作点は、入力電圧Viが14Vの
場合で、上記従来例が13Vに対して、本実施例では、
8.5Vに低下している。
【0069】この差(4.5V=13-8.5V)は、3段目ド
ライバトランジスタ6をサーフィス型にしたことによる
余裕である。
【0070】3段目ドライバトランジスタ6の寸法(ゲ
ート幅/ゲート長)を、600/5から900/5ま
で、ゲート幅を100μmごとに増加させ、トランスコ
ンダクタンスgmを増加させた場合、入力電圧Viが1
4Vの時の動作点は、8.5Vから9Vまで、ゲインも
0.66から0.67までほぼ線形に増加する。その
際、消費電流は変化しない。
【0071】線形性も、上記本発明の原理の説明におい
て項目(B)で説明した理由により変化しない。
【0072】3dBダウンの周波数は、3段目ドライバ
トランジスタ6のゲート幅/ゲート長が、600/5で
100MHzであり、700/5で105MHzに、8
00/5で110MHzに増加するが、900/5で
は、2段目ソースフォロワの負荷容量増加により2段目
ソースフォロワにより、帯域はリミットされ108MH
zに減少する。
【0073】本実施例においては、3段目ドライバトラ
ンジスタ6のゲート幅/ゲート長が900/5で、帯域
は増加しなくなっているが、3段目ソースフォロワの動
作点はまだ上げることが可能であるため、2段目ソース
フォロワの帯域を広く作成し、3段ソースフォロワアン
プにおいてさらに帯域を広げることが可能である。
【0074】即ち、入力電圧最大値が電源電圧VDD以上
か、VDDより僅かに小さい(VDDの0.5%程度)3段
ソースフォロワアンプにおいては、初段ドライバトラン
ジスタと最終段ドライバトランジスタのみサーフィス型
とし、他の4個のトランジスタは埋め込み型とすること
が好ましい。
【0075】上記実施例は、3段ソースフォロワについ
て説明したが、さらに多段のソースフォロワになった場
合は、本発明の原理で説明した理由により、入力電圧V
iの最大値が電源電圧VDD以上もしくはわずかに小さい
場合、初段と最終段のドライバトランジスタがサーフィ
ス型に他のトランジスタを埋め込み型にすることが好ま
しく、入力電圧Viの最大値が電源電圧VDDより小さい
場合には、最終段ドライバトランジスタのみサーフィス
型とすることが好ましい。
【0076】上記の如く、上記3段ソースフォロワの本
実施例においては、消費電流は変化せず、またノイズ、
線形性等の他の設計基準を劣化させること無く、3dB
ダウンの周波数を100MHzから110MHzにまで
増加できている。
【0077】さらに、帯域を増大させる場合、本実施例
は、上記従来例よりも線形性に余裕が有るため、2段目
ソースフォロワの帯域を向上させることにより、さらに
全体としての帯域を増大させることが可能である。
【0078】なお、上記した本発明の実施の形態では、
主に固体撮像素子のオンチップアンプについて説明した
が、本発明はこれに限定されるものでなく、多段ソース
フォロワアンプ全般に適用可能であることは勿論であ
る。
【0079】また、上記本発明の実施の形態では、Nチ
ャネルMOSトランジスタの構成について説明したが、
PチャネルMOSトランジスタによる構成の場合にも簡
単な変更(極性の変更等)で適用できるものである。
【0080】しかしながら、固体撮像素子に上記多段ソ
ースフォロワを適用した場合、信号検出部が浮遊拡散層
型のものに関しては、入力電圧最大値が電源電圧VDD近
くに設定され、線形性の条件が厳しいため、特に本発明
は有効となる。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
消費電力を低減し且つ帯域の広いオンチップアンプを作
成できる。
【0082】本発明によれば、例えば3段ソースフォロ
ワにおいては、消費電流を増大させることなく、またノ
イズ、線形性等の他の設計基準を劣化させること無く、
3dBダウンの周波数を、100MHzから110MH
zにまで増加できている。
【0083】さらに、本発明によれば、帯域を増大させ
る場合、上記従来例よりも線形性に余裕が有るため、例
えば3段ソースフォロワにおいては、2段目ソースフォ
ロワの帯域を向上させることにより、さらに全体として
の帯域を増大させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の構成を説明するための図
である。
【図2】固体撮像素子を説明するための図である。
【図3】従来の多段ソースフォロワ回路の構成を示す図
である。
【図4】ソースフォロワアンプの原理を説明するための
図である。
【図5】本発明の一実施例のDC特性と、比較例として
従来技術のDC特性とを示した図である。
【符号の説明】
7 ドライバトランジスタ 8 ロードトランジスタ 12 Pウェル 13 Nウェル 14 フォトダイオード 15 垂直CCD 16 水平CCD 17 出力アンプ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ソースフォロワが複数段(3段以上)縦続
    形態に接続されてなるオンチップアンプであって、入力
    信号電圧の最大値が前記オンチップアンプの電源電圧以
    上か又はわずかに小とされる、多段ソースフォロワ型の
    オンチップアンプにおいて、 初段と最終段のソースフォロワのドライバトランジスタ
    がサーフィス型とされ、 前記複数段のソースフォロワを構成する他のトランジス
    タが埋め込み型に構成されてなるオンチップアンプを含
    むことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】ソースフォロワが複数段(3段以上)縦続
    形態に接続されてなるオンチップアンプであって、入力
    信号電圧の最大値が前記オンチップアンプの電源電圧よ
    りも小とされる、多段ソースフォロワ型のオンチップア
    ンプにおいて、 最終段のソースフォロワのドライバトランジスタがサー
    フィス型とされると共に、前記複数段のソースフォロワ
    を構成する他のトランジスタが埋め込み型に構成されて
    なるオンチップアンプを含むことを特徴とする半導体装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載のオンチップアンプ
    が、固体撮像素子のCCD転送路とともに同一の半導体
    基板上に構成してなる出力部のアンプを構成してなるこ
    とを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】ソースフォロワが複数段(3段以上)縦続
    形態に接続されてなるオンチップアンプにおいて、 少なくとも、最終段のソースフォロワのドライバトラン
    ジスタがサーフィス型として構成されてなるオンチップ
    アンプを含むことを特徴とする半導体装置。
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