JP3428875B2 - 光電変換装置 - Google Patents

光電変換装置

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JP3428875B2
JP3428875B2 JP26354597A JP26354597A JP3428875B2 JP 3428875 B2 JP3428875 B2 JP 3428875B2 JP 26354597 A JP26354597 A JP 26354597A JP 26354597 A JP26354597 A JP 26354597A JP 3428875 B2 JP3428875 B2 JP 3428875B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多数の光電変換素
子を有する光電変換装置に関し、特に光電変換素子の電
荷を読み出すトランジスタやMOSスイッチ回路により
ダイナミックレンジを拡大し、高S/Nを可能とする光
電変換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1は従来の光電変換回路をあらわす模
式説明図である。同図において、光電変換素子(フォト
ダイオードなど)1は入射光量に応じた電荷を蓄積する
ものであり、2次元状(図1では、説明の簡単化のた
め、4×4素子)に配置されている。光電変換素子1の
一端はソースフォロワ入力MOS(Metal Oxide Silico
nTransistor)2のゲートに接続し、ソースフォロワ入
力MOS2のドレインは垂直選択スイッチMOS3のソ
ースに接続し、またソースは垂直出力線6を経て負荷電
流源7へと接続し、垂直選択スイッチMOS3のドレイ
ンは電源線4を経て電源端子5に接続されており、これ
らは全体で、特に入力MOS2と負荷電流源7とでソー
スフォロワ回路を構成している。14はリセットスイッ
チであり、そのソースはソースフォロワ入力MOS2の
ゲートに接続し、ドレインは電源線4を経て電源端子5
に接続されている。
【0003】本回路は各画素の光電変換素子に蓄積され
た電荷に応じてソースフォロワ入力MOS2のゲートに
信号電圧が発生し、それをソースフォロワ回路で電流増
幅して読み出すものである。
【0004】垂直選択スイッチMOS3のゲートは、垂
直ゲート線8で垂直走査回路9に接続する。リセットス
イッチ14のゲートは、リセットゲート線15で垂直走
査回路9に接続する。また、ソースフォロワ回路の出力
信号は、垂直出力線6、水平転送MOSスイッチ10、
水平出力線11、出力アンプ12を通して外部に出力さ
れる。水平転送MOSスイッチ10のゲートは水平走査
回路13にそれぞれ接続されている。
【0005】本回路の動作を説明すると、まずリセット
スイッチ14により光電変換素子1をリセットする。次
に蓄積動作に入る。ソースフォロワ入力MOS2のゲー
トには蓄積された信号電荷の量に応じて信号電圧が発生
する。蓄積時間終了後、垂直走査回路9および水平走査
回路13によって選択された画素の信号はソースフォロ
ワ回路によって増幅された後、順次出力アンプ12を通
して出力される。
【0006】本回路構成は、ソースフォロワの電源線4
とリセット電源線4を同じ配線で共通化しているため、
コンパクトなレイアウトが可能となる。
【0007】また、選択スイッチ3を電源側に配置した
ことで、ソースフォロワ入力MOS2のソース端と定電
流源7の間に選択スイッチ3の抵抗が介在しなくなり、
線形性のよいソースフォロワ出力が得られる、といった
利点を有するものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】説明を簡略化するため
に、図2に1つの光電変換素子1とその周辺の1画素を
抜き出した模式説明図を示す。図2では、図1と同一個
所には同一符号を付している。同図において、ソースフ
ォロワ回路が線形動作領域で動作するためには、ソース
フォロワの入力MOS2が下記の条件式をみたしていな
ければならない。
【0009】Vds > Vgs−Vth …(1) ここで、Vdsは入力MOS2のドレイン/ソース間電位
差、Vgsはゲート/ソース間電位差、Vthはしきい値電
圧である。
【0010】しかしながら、垂直選択スイッチ3のON
抵抗をRon、ソースフォロワ回路を流れる電流をIa、
とすると、垂直選択スイッチ3の部分での電位降下によ
り入力MOS2のドレイン電圧は、[電源電圧−Ron×
Ia]になり、その分だけ、上式(1)のVdsが小さく
なり、ソースフォロワ回路の線形動作領域が著しく狭く
なり、光による信号の電圧範囲をソースフォロワ回路の
線形動作領域におさめることが困難になって、そのた
め、 (a)低照度側の線形性が低下する、 (b)飽和電圧が小さくなりダイナミックレンジが狭く
なる、 といった問題点が生じていた。
【0011】また、電位降下を低減するためにソースフ
ォロワ回路を流れる電流値を少なくすると、大きな負荷
を充電できなくなり、多画素化に対応できない、といっ
た問題点が生じていた。
【0012】今後、光電変換装置は、デジタルスチルカ
メラやビデオカムコーダーなど、より高精細(多画
素)、低消費電力(低電圧)が要求される用途へと拡大
していくと考えられる。その際に、従来の回路では高精
細化(多画素化)による駆動負荷の増大、低消費電力化
(低電圧化)によるダイナミックレンジの低下に対応で
きないものであった。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決する手段として、光電変換素子と、前記光電変換素
子に発生した信号電荷を受けるゲート領域および該ゲー
トに蓄積された信号電荷に応じた信号を読み出すための
ソース・ドレイン路を含む電界効果トランジスタと、前
記電界効果トランジスタの信号読出し側と反対側の主電
極領域に電源を供給する電源供給手段と、前記電界効果
トランジスタと前記電源供給手段の間に接続された選択
スイッチ手段とからなる画素セルを複数配列して成る光
電変換装置において、前記電界効果トランジスタのゲー
ト電圧をVsig0しきい値電圧をVth、流れる電流をI
a、前記電源供給手段の電圧をVc1、前記選択スイッチ
手段の直列抵抗をRon、としたとき、前記電界効果トラ
ンジスタが信号を読み出している期間において、 Vc1−Ron×Ia > Vsig0−Vth …(2)を満たす ことを特徴とする光電変換装置を提供するもの
である。
【0014】また、本発明は、光電変換素子と、前記光
電変換素子に発生した信号電荷を受けるゲート領域およ
び該ゲートに蓄積された信号電荷に応じた信号を読み出
すためのソース・ドレイン路を含む電界効果トランジス
タと、前記電界効果トランジスタの信号読出し側と反対
側の主電極領域に電源を供給する電源供給手段と、前記
電界効果トランジスタと前記電源供給手段の間に接続さ
れた選択スイッチ手段と前記ゲート領域をリセットする
リセット手段とからなる画素セルを複数配列して成る光
電変換装置において、前記選択スイッチ手段、および前
リセット手段が電界効果トランジスタから成り、それ
ぞれのしきい値電圧が互いに異なることを特徴とする。
【0015】さらに、本発明は、光電変換素子と、前記
光電変換素子に発生した信号電荷を受けるゲート領域お
よび該ゲートに蓄積された信号電荷に応じた信号を読み
出すためのソース・ドレイン路を含む電界効果トランジ
スタと、前記電界効果トランジスタの信号読出し側と反
対側の主電極領域に電源を供給する電源供給手段と、前
記電界効果トランジスタと前記電源供給手段の間に接続
された選択スイッチ手段と前記ゲート領域をリセットす
るリセット手段とからなる画素セルを複数配列して成る
光電変換装置において、前記選択スイッチ手段、および
前記リセット手段が電界効果トランジスタから成り、
N時の前記選択スイッチ手段のゲート電圧とON時の前
記リセット手段のゲート電圧がそれぞれ互いに異なるこ
とを特徴とする。
【0016】また、本発明は、光電変換素子と、前記光
電変換素子に発生した信号電荷を受けるゲート領域およ
び該ゲートに蓄積された信号電荷に応じた信号を読み出
すためのソース・ドレイン路を含む電界効果トランジス
タと、前記電界効果トランジスタの信号読出し側と反対
側の主電極領域に電源を供給する電源供給手段と、前記
電界効果トランジスタと前記電源供給手段の間に接続さ
れた選択スイッチ手段と前記ゲート領域をリセットする
リセット手段とからなる画素セルを複数配列して成る光
電変換装置において、前記選択スイッチ手段、および前
リセット手段が電界効果トランジスタから成り、ON
時の前記選択スイッチ手段の電源側主電極領域電圧とO
N時の前記リセット手段の電源側主電極領域電圧がそれ
ぞれ互いに異なることを特徴とする。
【0017】また、本発明は、光電変換素子と、前記光
電変換素子に発生した信号電荷を受けるゲート領域およ
び該ゲートに蓄積された信号電荷に応じた信号を読み出
すためのソース・ドレイン路を含む電界効果トランジス
タと、前記電界効果トランジスタの信号読出し側と反対
側の主電極領域に電源を供給する電源供給手段と、前記
電界効果トランジスタと前記電源供給手段の間に接続さ
れた選択スイッチ手段と前記ゲート領域をリセットする
リセット手段と、前記リセット手段のゲートと前記電界
効果トランジスタのゲートの間に形成された第1の容量
手段と、前記電界効果トランジスタのゲートと対地の間
に形成された第2の容量手段からなる画素セルを複数配
列して成る光電変換装置において、前記第1の容量手段
と前記第2の容量手段の値の比を制御して前記電界効果
トランジスタのゲート電圧を制御することを特徴とす
る。
【0018】
【発明の実施の態様】本発明による実施の形態につい
て、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下に説明する
光電変換装置の全体構成は、図1に示すような構成であ
り、各光電変換装置の個々について、詳細に説明する。
【0019】光電変換装置の線形性は、入力信号Vin
(この場合、信号電荷でソースフォロワのゲート上に発
生する電圧)に対し、出力信号Vout(光電変換装置の
出力信号)の関係を
【0020】
【数1】 ただし、A:読み出しゲイン γ:γ値 であらわした時、上式のγの値が1からどれだけずれる
かで定義することができる。図13は、本発明によりど
れだけ線形性が改善されるかを示した図である。横軸が
垂直選択スイッチのON抵抗、縦軸がγ値である。同図
より、上記(2)式の条件を満たすことで、光電変換装
置の線形性が確実に保たれることが分かった。
【0021】(第1の実施形態)図3は本発明の第一の
実施形態を示す模式説明図である。同図において垂直選
択スイッチ3は電界効果トランジスタである。ここで、
リセットスイッチ14がON時のゲート電圧をV2、垂
直選択スイッチ3がON時のゲート電圧をV3、ソース
フォロワの入力MOS2のドレイン電圧をV1、リセッ
トスイッチ14のしきい値電圧をVth0、垂直選択スイ
ッチ3のしきい値電圧をVth1、ソースフォロワ入力M
OS2のしきい値電圧をVth2とする。
【0022】リセットスイッチ14、垂直選択スイッチ
3がともに5極間領域で動作している場合を考えた時、
まず、リセットの電圧Vsig0は次式であらわされる。
【0023】Vsig0=V2−Vth0 …(3) つぎに、垂直選択スイッチ3に流れる電流がソースフォ
ロワ回路に流れる電流に等しいことを考えると、次式が
成り立つ。
【0024】Ia=K(V3−V1−Vth1)2 …(4) K=1/2×μ×Cox×W/L μ:移動度 Cox:単位面積当たりのゲート酸化膜容量 W:ゲート幅 L:ゲート長 ここでは説明を簡略化するためにグラジュアルチャネル
近似の式を用いた。
【0025】この(4)式を変形すると、次式が導かれ
る。
【0026】 V1=V3−Vth1−(Ia/K)1/2 …(5) この、(3)式、(5)式を(1)式に代入すると、ソ
ースフォロワ回路が線形動作領域で動作するための条件
式は V3−Vth1−(Ia/K)1/2>V2−Vth0−Vth2 …(6) となる。リセットスイッチ14と垂直選択スイッチ3が
ともに5極間領域で動作する例として、従来はゲートの
電圧V2,V3はともに電源電圧と等しい電圧を使用し、
また各スイッチ3,14のしきい値電圧も同じ値のもの
を使用していたがその時(6)式は √(Ia/K)1/2<Vth …(7) と変形され、ソースフォロワ回路に流せる電流が各スイ
ッチのしきい値電圧に大きく律速されてしまうことが分
かる。そのため先に述べたように、多画素化等が進み、
ソースフォロワ回路が駆動しなければならない負荷が増
加した時、従来は容易に対応できないものであった。し
かし、本発明によれば、垂直選択スイッチ3のしきい値
電圧とリセットスイッチ14のしきい値電圧を変えるこ
とで、容易に上式を満たすことができるものである。
【0027】しきい値電圧を変える方法の一例を図4に
示す。同図において、401は半導体基板であり、同図
ではP型半導体の例を示している。402は半導体基板
401の上にゲート酸化膜を介して形成されたゲート電
極であり、たとえばポリシリコンやポリサイドなどで形
成される。403は半導体基板401中にイオン注入な
どにより形成された半導体基板401とは反対導電型の
ソース電極、およびドレイン電極であり、以上により電
界効果トランジスタが構成される。
【0028】ここで、所望のトランジスタのみにチャネ
ル領域にチャネルドープ層404を形成することで、そ
れ以外のトランジスタとしきい値電圧を容易に異ならせ
ることができる。たとえば、図4の例で404としてN
型のイオン種をドープすればドープしないものに比べし
きい値電圧を下げることができ、逆にP型のイオン種を
ドープすればしきい値電圧をあげることができる。その
変化量は、チャネルドープ層404の濃度を制御するこ
とで、精度良く決めることができる。
【0029】上述の実施形態において、具体的な数字を
当てはめて説明する。例えば、図3において、電源端子
5に5[V]を印加し、リセットスイッチ14,垂直選
択スイッチ3のゲートも5[V]を印加した時、各MO
Sのゲート酸化膜厚をおよそ15nm、ウェルの濃度を
4×1016個/cm3、ソースとウェルが同電位の時の
しきい値電圧を0.6Vにしたとき、まず、リセットス
イッチ14の特性で決まるリセット電圧は、バックゲー
ト効果によるしきい値電圧上昇を考慮すると、(3)式
より、 Vsig0 = 5−1.4 = 3.6 [V] …(3’) 次に、ソースフォロワ入力MOSのドレイン電圧V1
は、(5)式から決まり、V1=5−1.4−(Ia/
K)1/2=3.6−(Ia/K)1/2 …(5’)とな
る。次に、ソースフォロワ入力MOSのしきい値電圧
は、ゲート電圧が、Vsig0=3.6Vの時、 Vth=
1.24[V] となる。これらを(1)式に代入する
と、 (Ia/K)1/2 < 1.24 [V] …(1’) という関係式が導かれる。
【0030】以上より、ソースフォロワに流すことので
きる電流値Iaが(1’)式によって制限されることが
解る。例えば、 MOSトランジスタの移動度: 400cm2/S・V MOSトランジスタのCOX: 2.3×10-7F/
cm2 MOSトランジスタのゲート長: 1μm MOSトランジスタのゲート幅: 1μm のとき、 K=4.6×10-5 となり、 Ia < 7.1×10-5 [A] に制限されてしまっていた。しかしながら、上記図4で
説明したように、N型のイオン種をドープした層404
を設けることで、この制限を大幅に広げることができ
る。
【0031】本実施形態ではN型の電界効果トランジス
タを例にとって説明したがもちろんこれに限るものでは
なく、P型の電界効果トランジスタにおいても同様な効
果が得られることはいうまでもない。また、本実施形態
では、一方のトランジスタのチャネルドープ層を制御す
る例について説明したが、これに限るものではなく、複
数種類のチャネルドープ層を混在させて、おのおの最適
な条件に設定し使用してもよい。
【0032】また、本実施形態では電界効果トランジス
タに流れる電流の式としてグラジュアルチャネル近似の
(4)式を用いたが、このような理想的なトランジスタ
の場合に限らず、たとえば微細化がすすみ上式から若干
ずれが生じても、本発明の効果が変わるものではない。
(2)式を満たすように電界効果トランジスタのON抵
抗を制御することが本質であり、そのために垂直選択ス
イッチ3のしきい値電圧とリセットスイッチ14のしき
い値電圧を変えることはきわめて有効な手段である。
【0033】(第2の実施形態)本発明の第2の実施形
態について、図5を参照して説明する。但し、図5にお
いて、図4と同様な部分については同一符号を付して、
説明を省略する。
【0034】次に、しきい値電圧を変える別な方法とし
て図5に示したような構造がある。同図において、50
1は所望のトランジスタ領域のみに設けられたウエル領
域である。図のように構成することによっても、所望の
トランジスタのしきい値電圧を容易に制御することがで
きる。また、同図ではP型基板中にP型のウエル領域を
形成した場合を例にとって説明したが、これに限るもの
ではなく、N型の基板中に、複数の濃度の異なるP型ウ
エルを設け、それぞれの濃度を制御して所望のしきい値
電圧を決めてもよい。また、本実施形態はN型電界効果
トランジスタを例にとり説明したがこれに限るものでは
なく、P型トランジスタにおいても同様な効果が得られ
ることはいうまでもない。
【0035】(第3の実施形態)本発明の第3の実施形
態について、図6を参照して説明する。但し、図6にお
いて、図4と同様な部分については同一符号を付して、
説明を省略する。
【0036】スイッチ3の電界効果トランジスタとし
て、しきい値電圧を変える第3の実施形態として図6に
示す方法がある。601、および602はそれぞれ電界
効果トランジスタのゲート絶縁膜である。所望のトラン
ジスタのゲート402と半導体基板401間のゲート絶
縁膜の厚さを、他のトランジスタと変えることでしきい
値電圧を変えることができるものである。
【0037】また、ゲート絶縁膜として誘電率の異なる
材料を用いることによっても同様な効果を得ることがで
きるものである。たとえば、一方をシリコン酸化膜で形
成し、もう一方をシリコン窒化膜で形成することで本実
施形態の構造を実現することができる。
【0038】(第4の実施形態)本発明の第4の実施形
態について、図7を参照して説明する。但し、図7にお
いて、図4と同様な部分については同一符号を付して、
説明を省略する。
【0039】スイッチ3の電界効果トランジスタとし
て、しきい値電圧を変えるさらに別な方法として図7に
示す方法がある。ここで、各電界効果トランジスタは、
ソース・ドレインと反対導電型のウエル領域501内に
形成されている。ウエル領域501はN型の半導体基板
401と反対導電型である。しきい値を変えたいトラン
ジスタのウエル領域501はそれ以外のトランジスタの
ウエル領域と互いに離間して設けられており、それぞれ
独立の電源701,702に接続されている。本構造に
より、電源701,702の電圧を制御することで、電
界効果トランジスタのいわゆるバックゲート効果により
所望のトランジスタのしきい値電圧を変えることができ
るものである。
【0040】本実施形態では、半導体プロセスの終了後
でも電源の電圧を変えることでしきい値電圧を変えるこ
とができるので、より精密なコントロールが可能とな
る。また、最適な条件設定のフィードバックがすみやか
におこなわれる。また、ウエル領域の作成条件は、各ト
ランジスタで同一にすることもできるので、半導体プロ
セスを簡略化することができる。
【0041】(第5の実施形態)本発明の第5の実施形
態について、図8を参照して説明する。但し、図8にお
いて、図4と同様な部分については同一符号を付して、
説明を省略する。
【0042】スイッチ3の電界効果トランジスタとし
て、 図8はしきい値電圧を変える第5の実施形態であ
る。本実施形態は所望のトランジスタとそれ以外のトラ
ンジスタのゲート電極801,802の長さを変えたも
のである。絶縁ゲート型電界効果トランジスタでは、ゲ
ート長が3〜4μm以下になってくると、チャネルのソ
ース端、ドレイン端のフリンジ効果により、しきい値電
圧が低下するという短チャネル効果という現象が知られ
ている。本実施形態はその効果を利用したものであり、
所望のトランジスタとそれ以外のトランジスタとで、ゲ
ート長を変えることで、しきい値電圧を変えることがで
きるものである。
【0043】本実施形態では、半導体プロセスとしては
同一構造の1種類のトランジスタを作成すればよいの
で、低コストのプロセスで実現することができる。ま
た、実施形態4のように独立に電源端子を設ける必要が
ないので、制御回路も簡略化することができる。
【0044】(第6の実施形態)本発明の第6の実施形
態について、図9を参照して説明する。但し、図9にお
いて、図4と同様な部分については同一符号を付して、
説明を省略する。
【0045】スイッチ3の電界効果トランジスタとし
て、図9はしきい値電圧を変える第6の実施形態であ
る。本実施形態は所望のトランジスタとそれ以外のトラ
ンジスタのゲート電極901,902の幅を変えたもの
である。絶縁ゲートトランジスタでは、一般に隣接する
素子同士を分離するために素子間に厚めの絶縁膜を設
け、その下の基板濃度を高くして反転層ができにくいよ
うにする。そのため、ゲート幅に対し、素子分離領域の
比率が無視できなくなってくると、しきい値電圧が上昇
するという狭チャネル効果という現象が知られている。
本実施形態はその効果を利用したものであり、所望のト
ランジスタとそれ以外のトランジスタとで、ゲート幅を
変えることで、しきい値電圧を変えることができるもの
である。
【0046】本実施形態では、半導体プロセスとしては
同一構造の1種類のトランジスタを作成すればよいの
で、低コストのプロセスで実現することができる。ま
た、実施形態4のように独立に電源端子を設ける必要が
ないので、制御回路も簡略化することができる。
【0047】(第7の実施形態)本発明の第7の実施形
態をあらわす模式説明図を図2にしめす。本実施形態は
リセットスイッチ14と垂直選択スイッチ3のゲート電
圧V2,V3を互いに異ならせることで、上記(6)式を
満たすようにしたものである。
【0048】本実施形態では、半導体プロセスの終了後
でも電源の電圧を変えることでしきい値電圧を変えるこ
とができるので、より精密なコントロールが可能とな
る。また、最適な条件設定のフィードバックがすみやか
におこなわれる、といった効果が得られる。
【0049】(第8の実施形態)図10に本発明の第8
の実施形態の模式説明図を示す。同図において、100
1はソースフォロワ回路の電源とは別個に設けられたリ
セット電源線であり、電圧Vc2が与えられている。本実
施形態は、リセットスイッチ14が3極間領域、垂直選
択スイッチ3が5極間領域で動作している場合の例であ
る。この場合を考えた時、まず、リセットの電圧Vsig0
は次式であらわされる。
【0050】Vsig0=Vc2 …(8) この、(8)式と前記の(5)式を(1)式に代入する
と、ソースフォロワ回路が線形動作領域で動作するため
の条件式は V3−Vth1−(Ia/K)1/2>Vc2−Vth2 …
(9) となる。本実施形態の場合、上式を満たすようリセット
スイッチの電源電圧をソースフォロワ回路の電源電圧と
異なる電圧に設定することで、ソースフォロワ回路を線
形動作領域で動作させることができるものである。
【0051】また、垂直選択スイッチ3のしきい値電圧
を前記実施形態1〜6で示した方法で制御してもよい。
【0052】(第9の実施形態)本発明の第9の実施形
態として、リセットスイッチ14が5極間領域、垂直選
択スイッチ3が3極間領域で動作している場合をしめ
す。この時、垂直選択スイッチ3に流れる電流がソース
フォロワ回路に流れる電流に等しいことを考えると、図
3より次式が成り立つ。
【0053】 Ia=K(V3−V1−Vth1)2−K(V3−Vc1−Vth1)2 …(10) この式を変形すると、次式が導かれる。
【0054】 V1=V3−Vth1−(Ia/K+(V3−Vc1−Vth1)21/2 …(11) 前記(3)式と上記(11)式を(1)式に代入する
と、ソースフォロワ回路が線形動作領域で動作するため
の条件式は V3−Vth1−(Ia/K+(V3−Vc1−Vth1)21/2 >V2−Vth0−Vth2 …(12) となる。本実施形態の場合、上式を満たすようリセット
スイッチのしきい値電圧と、垂直選択スイッチ3のしき
い値電圧を前記実施形態1〜6で示した方法で制御する
ことでソースフォロワ回路を線形動作領域で動作させる
ことができる。
【0055】また、リセットスイッチ14のゲート電圧
と垂直選択スイッチ3のゲート電圧を、前記実施形態7
に示したように制御してもよい。
【0056】また、ソースフォロワ回路の電源電圧を制
御してもよい。
【0057】(第10の実施形態)本発明の第10の実
施形態として、リセットスイッチ14、垂直選択スイッ
チ3ともに3極間領域で動作している場合をしめす。こ
のとき、図10より、前記(8)式と前記(11)式を
(1)式に代入すると、ソースフォロワ回路が線形動作
領域で動作するための条件式は V3−Vth1−(Ia/K+(V3−Vc1−Vth1)21/2 >Vc2−Vth2 …(13) となる。本実施形態の場合、上式を満たすようリセット
スイッチのしきい値電圧と、垂直選択スイッチ3のしき
い値電圧を前記実施形態1〜6で示した方法で制御する
ことでソースフォロワ回路を線形動作領域で動作させる
ことができる。
【0058】また、垂直選択スイッチ3のゲート電圧
を、前記実施形態7のように制御してもよい。
【0059】また、リセットスイッチ14の電源電圧と
ソースフォロワ回路の電源電圧を実施形態8に示したよ
うに制御してもよい。
【0060】また、本実施形態では電界効果トランジス
タに流れる電流の式としてグラジュアルチャネル近似の
(4)式を用いたが、このような理想的なトランジスタ
の場合に限らず、たとえば微細化がすすみ上式から若干
ずれが生じても、本発明の効果が変わるものではないこ
とはいうまでもない。
【0061】(第11の実施形態)図11は本発明によ
る第11の実施形態を示す模式説明図である。同図にお
いて、1101はリセットスイッチ14のゲートとソー
スフォロワ入力MOS2のゲートの間に形成された第1
の容量である。容量1101は意図的に形成してもよい
し、寄生的につく容量を利用してもよい。1102はソ
ースフォロワ入力MOS2のゲートと対地の間に形成さ
れた第2の容量である。
【0062】本実施形態の動作を説明すると、まずソー
スフォロワ入力MOS2のゲート電位Vsig0は、リセッ
トスイッチ14のソース、ゲート、ドレイン、ウエルの
電位で決まる電圧にリセットされる。次にリセットスイ
ッチ14のゲート電圧を変えてスイッチをオフする。こ
の時本実施形態では、リセットスイッチ14のゲート線
15とソースフォロワ入力MOS2のゲートの間の容量
結合によりソースフォロワ入力MOS2のゲートの電圧
Vsig0は、第1の容量1101と第2の容量1102の
比に依存する電圧分だけ変動する。たとえばリセットス
イッチ14がN型トランジスタであった場合、初期のリ
セット電圧より低い電圧に電位を変えることができる。
この変動量をΔVとして、(6)式を書き換えると、 V3−Vth1−(Ia/K)1/2>V2−Vth0−ΔV−Vth2 …(14) となる。上式に示したように、リセットスイッチ14の
ゲートとソースフォロワ入力MOS2のゲートの間に形
成された容量1101、およびソースフォロワ入力MO
S2のゲートと対地の間に形成された容量1102の値
を制御することで、半導体プロセスとしては同一構造の
1種類のトランジスタを作成すればよいので、低コスト
のプロセスでかつ、実施形態4のように独立に電源端子
を設ける必要もなく同様な効果を得ることができる。
【0063】(第12の実施形態)図12は本発明の第
12の実施形態を示す模式説明図である。同図におい
て、1201は光電変換素子1からソースフォロワ入力
MOS2の入力ゲートへ信号電荷を完全空乏転送する電
荷転送スイッチである。702は転送スイッチ1201
を制御する転送ゲート線である。一般に、光電変換装置
の感度を向上させるために光電変換素子1のサイズを大
きくし、信号電荷量を増す方法がとられるが、それにと
もないソースフォロワ入力MOS2のゲートに寄生する
容量値もおおきくなり効率よく感度を向上できないとい
う問題点があったが、本構造をとり、ソースフォロワ入
力MOS2の入力ゲートの容量値を光電変換素子1(フ
ォトダイオードなど)の容量値より小さく設計してお
き、完全空乏転送をおこなうことで感度を向上させるこ
とができる。
【0064】本実施形態のような画素構造においても前
記実施形態と同様な効果が得られることはいうまでもな
い。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の構造をと
ることにより、(1)低照度側の線形性が良好、(2)
飽和電圧が大きくダイナミックレンジが広い、(3)光
電変換装置を得ることができる、という効果を奏し得
る。
【0066】また、本発明の構造をとることにより、垂
直選択スイッチのON抵抗をRon、ソースフォロワ回路
を流れる電流をIa、とすると、垂直選択スイッチの部
分での電位降下により[電源電圧−Ron×Ia]とな
り、その分だけ、式[Vds >Vgs−Vth]のVdsが小
さくなることによって、光電変換素子の光電荷を読み出
すソースフォロワ回路の線形動作領域が狭くなってしま
うという原因を防止することができ、光による信号の電
圧範囲をソースフォロワ回路の線形動作領域に限定する
ことが可能となる。そのため、(a)低照度側の線形性
が維持され、(b)飽和電圧が高くなりダイナミックレ
ンジが広くなるという効果が得られる。
【0067】また、電位降下を低減するためにソースフ
ォロワ回路を流れる電流値を少なくしても、大きな負荷
を充電できるようになり、多画素化に十分対応できるよ
うになる。
【0068】とくに、近年の光電変換装置が、デジタル
スチルカメラやビデオカムコーダーなどの、より高精細
(多画素)、低消費電力(低電圧)が要求される用途へ
と拡大していく際に、高精細化(多画素化)による駆動
負荷の増大、低消費電力化(低電圧化)が望まれている
場合に、ダイナミックレンジの向上を広げ、高S/Nの
画像信号を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の光電変換装置の模式説明図である。
【図2】従来の光電変換装置の動作を説明する模式説明
図である。
【図3】本発明による第1の実施形態の模式説明図であ
る。
【図4】本発明による第1の実施形態の断面構造図であ
る。
【図5】本発明による第2の実施形態の断面構造図であ
る。
【図6】本発明による第3の実施形態の断面構造図であ
る。
【図7】本発明による第4の実施形態の断面構造図であ
る。
【図8】本発明による第5の実施形態の断面構造図であ
る。
【図9】本発明による第6の実施形態の模式構造図であ
る。
【図10】本発明による第8の実施形態の模式説明図で
ある。
【図11】本発明による第11の実施形態の模式説明図
である。
【図12】本発明による第11の実施形態の模式説明図
である。
【図13】本発明を説明する垂直選択スイッチの0N抵
抗に対する線形性を示す特性図である。
【符号の説明】
1 光電変換素子 2 ソースフォロワ入力MOS 3 垂直選択スイッチ 4 電源線 5 電源端子 6 垂直出力線 7 負荷電流源 8 垂直ゲート線 9 垂直走査回路 10 水平転送MOSスイッチ 11 水平出力線 12 出力アンプ 13 水平走査回路 14 リセットスイッチ 401 半導体基板 402 ゲート酸化膜 403 ソース電極/ドレイン電極 404 チャネルドープ層 501 ウエル領域 601,602 ゲート酸化膜 701,702 電源 801,802 ゲート電極 901,902 ゲート電極 1001 リセット電源線 1101 第1の容量 1102 第2の容量 1201 電荷転送スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−252434(JP,A) 特開 平1−289381(JP,A) 特開 平9−199703(JP,A) 特開 平7−254691(JP,A) 特開 平5−121719(JP,A) 特開 昭63−142781(JP,A) 特開 平8−163311(JP,A) 特開 平9−64332(JP,A) 特開 平5−347386(JP,A) 特開 平5−276442(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 27/146 H01L 31/10 H04N 5/335

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光電変換素子と、前記光電変換素子に発
    生した信号電荷を受けるゲート領域および該ゲートに蓄
    積された信号電荷に応じた信号を読み出すためのソース
    ・ドレイン路を含む電界効果トランジスタと、前記電界
    効果トランジスタの信号読出し側と反対側の主電極領域
    に電源を供給する電源供給手段と、前記電界効果トラン
    ジスタと前記電源供給手段の間に接続された選択スイッ
    チ手段とからなる画素セルを複数配列して成る光電変換
    装置において、 前記電界効果トランジスタのゲート電圧をVsig0しき
    い値電圧をVth、流れる電流をIa、前記電源供給手段
    の電圧をVc1、前記選択スイッチ手段の直列抵抗をRo
    n、としたとき、前記電界効果トランジスタが信号を読
    み出している期間において、 Vc1−Ron×Ia > Vsig0−Vthを満たす ことを特徴とする光電変換装置。
  2. 【請求項2】 光電変換素子と、前記光電変換素子に発
    生した信号電荷を受けるゲート領域および該ゲートに蓄
    積された信号電荷に応じた信号を読み出すためのソース
    ・ドレイン路を含む電界効果トランジスタと、前記電界
    効果トランジスタの信号読出し側と反対側の主電極領域
    に電源を供給する電源供給手段と、前記電界効果トラン
    ジスタと前記電源供給手段の間に接続された選択スイッ
    チ手段と前記ゲート領域をリセットするリセット手段と
    からなる画素セルを複数配列して成る光電変換装置にお
    いて、 前記選択スイッチ手段、および前記リセット手段が電界
    効果トランジスタから成り、それぞれのしきい値電圧が
    互いに異なることを特徴とする光電変換装置。
  3. 【請求項3】 前記選択スイッチ手段、および前記リセ
    ット手段が電界効果トランジスタからなり、それぞれの
    トランジスタのチャネル領域の不純物濃度が互いに異な
    ることを特徴とする請求項2に記載の光電変換装置。
  4. 【請求項4】 前記選択スイッチ手段、および前記リセ
    ット手段が電界効果トランジスタからなり、それぞれの
    トランジスタのソース、ドレイン領域を取り囲んだ、前
    記ソース、ドレイン領域とは異なる導電型領域の不純物
    濃度が互いに異なることを特徴とする請求項2に記載の
    光電変換装置。
  5. 【請求項5】 前記選択スイッチ手段、および前記リセ
    ット手段が電界効果トランジスタからなり、それぞれの
    トランジスタのゲート絶縁膜の厚さが互いに異なること
    を特徴とする請求項2に記載の光電変換装置。
  6. 【請求項6】 前記選択スイッチ手段、および前記リセ
    ット手段が電界効果トランジスタからなり、それぞれの
    トランジスタのゲート絶縁膜が互いに誘電率の異なる材
    料で形成されていることを特徴とする請求項2に記載の
    光電変換装置。
  7. 【請求項7】 前記選択スイッチ手段、および前記リセ
    ット手段が電界効果トランジスタからなり、それぞれの
    トランジスタは互いに独立したウエル領域内に形成され
    ており、それぞれのウエル領域は互いに異なる電圧が印
    加されることを特徴とする請求項2に記載の光電変換装
    置。
  8. 【請求項8】 前記選択スイッチ手段、および前記リセ
    ット手段が絶縁ゲート型電界効果トランジスタからな
    り、それぞれのトランジスタは互いに異なるゲート長を
    有することを特徴とする請求項2に記載の光電変換装
    置。
  9. 【請求項9】 前記選択スイッチ手段、および前記リセ
    ット手段が絶縁ゲート型電界効果トランジスタからな
    り、それぞれのトランジスタは互いに異なるゲート幅を
    有することを特徴とする請求項2に記載の光電変換装
    置。
  10. 【請求項10】 光電変換素子と、前記光電変換素子に
    発生した信号電荷を受けるゲート領域および該ゲートに
    蓄積された信号電荷に応じた信号を読み出すためのソー
    ス・ドレイン路を含む電界効果トランジスタと、前記電
    界効果トランジスタの信号読出し側と反対側の主電極領
    に電源を供給する電源供給手段と、前記電界効果トラ
    ンジスタと前記電源供給手段の間に接続された選択スイ
    ッチ手段と前記ゲート領域をリセットするリセット手段
    とからなる画素セルを複数配列して成る光電変換装置に
    おいて、 前記選択スイッチ手段、および前記リセット手段が電界
    効果トランジスタから成り、ON時の前記選択スイッチ
    手段のゲート電圧とON時の前記リセット手段のゲート
    電圧がそれぞれ互いに異なることを特徴とする光電変換
    装置。
  11. 【請求項11】 光電変換素子と、前記光電変換素子に
    発生した信号電荷を受けるゲート領域および該ゲートに
    蓄積された信号電荷に応じた信号を読み出すためのソー
    ス・ドレイン路を含む電界効果トランジスタと、前記電
    界効果トランジスタの信号読出し側と反対側の主電極領
    に電源を供給する電源供給手段と、前記電界効果トラ
    ンジスタと前記電源供給手段の間に接続された選択スイ
    ッチ手段と前記ゲート領域をリセットするリセット手段
    とからなる画素セルを複数配列して成る光電変換装置に
    おいて、 前記選択スイッチ手段、および前記リセット手段が電界
    効果トランジスタから成り、ON時の前記選択スイッチ
    手段の電源側主電極領域電圧とON時の前記リセット手
    段の電源側主電極領域電圧がそれぞれ互いに異なること
    を特徴とする光電変換装置。
  12. 【請求項12】 光電変換素子と、前記光電変換素子に
    発生した信号電荷を受けるゲート領域および該ゲートに
    蓄積された信号電荷に応じた信号を読み出すためのソー
    ス・ドレイン路を含む電界効果トランジスタと、前記電
    界効果トランジスタの信号読出し側と反対側の主電極領
    に電源を供給する電源供給手段と、前記電界効果トラ
    ンジスタと前記電源供給手段の間に接続された選択スイ
    ッチ手段と前記ゲート領域をリセットするリセット手段
    と、前記リセット手段のゲートと前記電界効果トランジ
    スタのゲートの間に形成された第1の容量手段と、前記
    電界効果トランジスタのゲートと対地の間に形成された
    第2の容量手段からなる画素セルを複数配列して成る光
    電変換装置において、 前記第1の容量手段と前記第2の容量手段の値の比を制
    御して前記電界効果トランジスタのゲート電圧を制御す
    ることを特徴とする光電変換装置。
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