JPH05291550A - 固体撮像装置及びその製造方法 - Google Patents
固体撮像装置及びその製造方法Info
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- JPH05291550A JPH05291550A JP4087110A JP8711092A JPH05291550A JP H05291550 A JPH05291550 A JP H05291550A JP 4087110 A JP4087110 A JP 4087110A JP 8711092 A JP8711092 A JP 8711092A JP H05291550 A JPH05291550 A JP H05291550A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、フローティング拡散層の容量を小さ
くし、低照度時などの信号電荷が小さいときにおける感
度を上昇させ、画質の向上を実現することができる固体
撮像装置及びその製造方法を提供することを目的とす
る。 【構成】CCDの最終段である出力ゲート14に隣接す
るp型シリコン基板10表面に、n- 型低濃度不純物領
域16aとその中央部に設けられたn+ 型高濃度不純物
領域16bとを有するFD層16が形成されている。こ
のFD層16、n+ 型ドレイン層18、これらの間のn
- 型チャネル層20上にゲート絶縁膜22を介してリセ
ットゲート24を有するリセットMOSトランジスタが
形成されているが、n- 型チャネル層20とn- 型低濃
度不純物領域16aとの不純物濃度が同じであるため一
体として形成されている。FD層16のn+ 型高濃度不
純物領域16bが増幅MOSトランジスタ26のゲート
に接続されている。
くし、低照度時などの信号電荷が小さいときにおける感
度を上昇させ、画質の向上を実現することができる固体
撮像装置及びその製造方法を提供することを目的とす
る。 【構成】CCDの最終段である出力ゲート14に隣接す
るp型シリコン基板10表面に、n- 型低濃度不純物領
域16aとその中央部に設けられたn+ 型高濃度不純物
領域16bとを有するFD層16が形成されている。こ
のFD層16、n+ 型ドレイン層18、これらの間のn
- 型チャネル層20上にゲート絶縁膜22を介してリセ
ットゲート24を有するリセットMOSトランジスタが
形成されているが、n- 型チャネル層20とn- 型低濃
度不純物領域16aとの不純物濃度が同じであるため一
体として形成されている。FD層16のn+ 型高濃度不
純物領域16bが増幅MOSトランジスタ26のゲート
に接続されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は固体撮像装置及びその製
造方法に係り、特に電荷転送部にCCD(Charge Coupl
ed Device )を用い、出力検出部にFDA(フローティ
ングディフュージョン増幅部)を用いる固体撮像装置及
びその製造方法に関する。近年、CCDを用いた固体撮
像装置は、カメラ一体型VTR(Video Tape Recorder
)用やHDTV(High Definition Television;高品
位テレビ)用として急激な普及を遂げている。そして更
にその小型化と共に、低照度時においても高画質を提供
することができるような高性能化が要求されている。
造方法に係り、特に電荷転送部にCCD(Charge Coupl
ed Device )を用い、出力検出部にFDA(フローティ
ングディフュージョン増幅部)を用いる固体撮像装置及
びその製造方法に関する。近年、CCDを用いた固体撮
像装置は、カメラ一体型VTR(Video Tape Recorder
)用やHDTV(High Definition Television;高品
位テレビ)用として急激な普及を遂げている。そして更
にその小型化と共に、低照度時においても高画質を提供
することができるような高性能化が要求されている。
【0002】
【従来の技術】従来の固体撮像装置のCCDの信号電荷
回路は、一般にFDAが用いられている。このような固
体撮像装置を、図3及び図4を用いて説明する。図3
(a)は従来の固体撮像装置を示す概略図、図3(b)
はその一部断面図、図4はその出力信号波形を示す図で
ある。
回路は、一般にFDAが用いられている。このような固
体撮像装置を、図3及び図4を用いて説明する。図3
(a)は従来の固体撮像装置を示す概略図、図3(b)
はその一部断面図、図4はその出力信号波形を示す図で
ある。
【0003】固体撮像装置の電荷信号を転送する電荷信
号部はCCDから構成されている。即ち、接地されてい
るp型シリコン基板50表面には、ドーズ量3.5×1
012cm-2程度の不純物をイオン注入した薄いn--層5
1が形成され、このn--層51上に、絶縁膜52を介し
て複数個の電荷転送ゲート54a、54b、54c等が
アレイ状に配置され、印加されるパルス電圧φ1、φ
2、φ3によってp型シリコン基板50表面の電荷を転
送するようになっている。そしてその最終段には、出力
ゲート56が設置され、パルス電圧φOUT により転送さ
れてきた電荷をFDAに出力するようになっている。
号部はCCDから構成されている。即ち、接地されてい
るp型シリコン基板50表面には、ドーズ量3.5×1
012cm-2程度の不純物をイオン注入した薄いn--層5
1が形成され、このn--層51上に、絶縁膜52を介し
て複数個の電荷転送ゲート54a、54b、54c等が
アレイ状に配置され、印加されるパルス電圧φ1、φ
2、φ3によってp型シリコン基板50表面の電荷を転
送するようになっている。そしてその最終段には、出力
ゲート56が設置され、パルス電圧φOUT により転送さ
れてきた電荷をFDAに出力するようになっている。
【0004】また、FDAは、CCDによって転送され
てきた電荷を蓄積するn+ 型FD(フローティング拡
散)層58と、n+ 型FD層58に蓄積された電荷を流
出させてリセット状態にするディプリーション形のリセ
ットMOSトランジスタと、n+ 型FD層58に蓄積さ
れた電荷による信号を増幅して出力電圧信号として取り
出す増幅MOSトランジスタ60とを有している。
てきた電荷を蓄積するn+ 型FD(フローティング拡
散)層58と、n+ 型FD層58に蓄積された電荷を流
出させてリセット状態にするディプリーション形のリセ
ットMOSトランジスタと、n+ 型FD層58に蓄積さ
れた電荷による信号を増幅して出力電圧信号として取り
出す増幅MOSトランジスタ60とを有している。
【0005】n+ 型FD層58は、CCDの出力ゲート
56に隣接してp型シリコン基板50表面に形成されて
いる。また、リセットMOSトランジスタは、このn+
型FD層58をソース層とし、このn+ 型FD層58と
相対して設けられたn+ 型ドレイン層62と、これらn
+ 型FD層58とn+ 型ドレイン層62とに挟まれたn
- 型チャネル層64上にゲート絶縁膜66を介して設け
られ、リセットパルス電圧φR が印加されるリセットゲ
ート68からなっている。
56に隣接してp型シリコン基板50表面に形成されて
いる。また、リセットMOSトランジスタは、このn+
型FD層58をソース層とし、このn+ 型FD層58と
相対して設けられたn+ 型ドレイン層62と、これらn
+ 型FD層58とn+ 型ドレイン層62とに挟まれたn
- 型チャネル層64上にゲート絶縁膜66を介して設け
られ、リセットパルス電圧φR が印加されるリセットゲ
ート68からなっている。
【0006】更に、増幅MOSトランジスタ60は、ソ
ースホロワされている。即ち、そのゲートがn+ 型FD
層58に接続され、ドレインが電源電圧VDDに接続さ
れ、そしてソースが出力端子VOUT に接続されると共
に、抵抗RS を介して接地されている。ここで、n+ 型
FD層58に転送、蓄積された電荷量をQS 、n+ 型F
D層58の容量をCFD、n+ 型FD層58表面の増幅M
OSトランジスタ60のゲートとの接続点Aの電位をΔ
VA 、増幅MOSトランジスタ60のソースホロワの電
圧利得をAV 、その伝達コンダクタンスをgmとする
と、出力端子VOUT から出力される信号出力ΔVは、 ΔV=AV ・ΔVA ={gmRS /(1+gmRS )}・(QS /CFD) となり、信号出力ΔVは信号電荷QS に比例し、n+ 型
FD層58の容量CFDに反比例する。このとき、電圧利
得AV は最大で1となる。
ースホロワされている。即ち、そのゲートがn+ 型FD
層58に接続され、ドレインが電源電圧VDDに接続さ
れ、そしてソースが出力端子VOUT に接続されると共
に、抵抗RS を介して接地されている。ここで、n+ 型
FD層58に転送、蓄積された電荷量をQS 、n+ 型F
D層58の容量をCFD、n+ 型FD層58表面の増幅M
OSトランジスタ60のゲートとの接続点Aの電位をΔ
VA 、増幅MOSトランジスタ60のソースホロワの電
圧利得をAV 、その伝達コンダクタンスをgmとする
と、出力端子VOUT から出力される信号出力ΔVは、 ΔV=AV ・ΔVA ={gmRS /(1+gmRS )}・(QS /CFD) となり、信号出力ΔVは信号電荷QS に比例し、n+ 型
FD層58の容量CFDに反比例する。このとき、電圧利
得AV は最大で1となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように上記従来の
固体撮像装置は、その信号出力ΔVが信号電荷QS に比
例しn+ 型FD層58の容量CFDに反比例するため、電
荷量QS が小さい低照度時において信号出力ΔVを大き
くしようとすると、n+ 型FD層58の容量CFDをでき
るだけ小さくする必要があった。
固体撮像装置は、その信号出力ΔVが信号電荷QS に比
例しn+ 型FD層58の容量CFDに反比例するため、電
荷量QS が小さい低照度時において信号出力ΔVを大き
くしようとすると、n+ 型FD層58の容量CFDをでき
るだけ小さくする必要があった。
【0008】そのため、n+ 型FD層58と増幅MOS
トランジスタ60との配線の長さを短くしたりその幅を
狭くしたりして、MOSトランジスタ60のゲート浮遊
容量Cgを小さし、このゲート浮遊容量Cgを成分とす
るn+ 型FD層58の容量C FDを小さくしていた。しか
し、その微細加工技術にも限度があるため、n+ 型FD
層58の容量CFDの低減にも限界があった。従って、固
体撮像装置の高集積化に伴い信号電荷QSが減少してい
く傾向の中では、更に信号電荷QS の小さい低照度にお
ける感度が悪化して、画質の劣化を招くという問題があ
った。
トランジスタ60との配線の長さを短くしたりその幅を
狭くしたりして、MOSトランジスタ60のゲート浮遊
容量Cgを小さし、このゲート浮遊容量Cgを成分とす
るn+ 型FD層58の容量C FDを小さくしていた。しか
し、その微細加工技術にも限度があるため、n+ 型FD
層58の容量CFDの低減にも限界があった。従って、固
体撮像装置の高集積化に伴い信号電荷QSが減少してい
く傾向の中では、更に信号電荷QS の小さい低照度にお
ける感度が悪化して、画質の劣化を招くという問題があ
った。
【0009】そこで本発明は、フローティング拡散層の
容量を小さくし、低照度時などの信号電荷が小さいとき
における感度を上昇させ、画質の向上を実現することが
できる固体撮像装置及びその製造方法を提供することを
目的とする。
容量を小さくし、低照度時などの信号電荷が小さいとき
における感度を上昇させ、画質の向上を実現することが
できる固体撮像装置及びその製造方法を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記図3(b)に示され
るように、従来の固体撮像装置におけるFDAのn+型
FD層58の容量CFDは、 CFD=C1+C2+Cd+Cg となる。ここで、C1はCCDの出力ゲート56との間
の容量、C2はリセットMOSトランジスタのリセット
ゲート64との間の容量、Cdはp型シリコン基板50
との間の容量である。
るように、従来の固体撮像装置におけるFDAのn+型
FD層58の容量CFDは、 CFD=C1+C2+Cd+Cg となる。ここで、C1はCCDの出力ゲート56との間
の容量、C2はリセットMOSトランジスタのリセット
ゲート64との間の容量、Cdはp型シリコン基板50
との間の容量である。
【0011】従って、n+ 型FD層58の容量CFDの低
減して感度の上昇を図るためには、各容量成分C1、C
2、Cd、Cgを小さくすればよい。容量Cgについて
は、前述の通り最小加工寸法等の制限より、これ以上小
さくすることは困難である。そこで容量C1,C2,C
dが問題となる。ところで、従来のFDAのn+ 型FD
層58は、リセットMOSトランジスタのn+ 型ドレイ
ン層62と同一の拡散工程で同時に形成するというプロ
セス上の要請や増幅MOSトランジスタ60のゲートと
のオーミックな接続のために、高濃度の不純物領域とな
っていた。これにより、出力ゲート56、リセットゲー
ト64及びp型シリコン基板50との間の容量C1,C
2,Cdが大きくなっていた。
減して感度の上昇を図るためには、各容量成分C1、C
2、Cd、Cgを小さくすればよい。容量Cgについて
は、前述の通り最小加工寸法等の制限より、これ以上小
さくすることは困難である。そこで容量C1,C2,C
dが問題となる。ところで、従来のFDAのn+ 型FD
層58は、リセットMOSトランジスタのn+ 型ドレイ
ン層62と同一の拡散工程で同時に形成するというプロ
セス上の要請や増幅MOSトランジスタ60のゲートと
のオーミックな接続のために、高濃度の不純物領域とな
っていた。これにより、出力ゲート56、リセットゲー
ト64及びp型シリコン基板50との間の容量C1,C
2,Cdが大きくなっていた。
【0012】従って、上記課題は、半導体基板と、前記
半導体基板上に絶縁膜を介してアレイ状に配置され、前
記半導体基板表面の電荷を転送する複数個の電荷転送ゲ
ートと、前記電荷転送ゲートの最終段の出力ゲートに隣
接して前記半導体基板表面に設けられ、前記電荷転送ゲ
ートによって転送された電荷を蓄積するフローティング
拡散層と、前記フローティング拡散層と相対して設けら
れたドレイン層と、前記フローティング拡散層と前記ド
レイン層とに挟まれたチャネル層上に、ゲート絶縁膜を
介して設けられ、前記フローティング拡散層に蓄積され
た電荷を流出させるリセットゲートと、前記フローティ
ング拡散層に接続され、前記フローティング拡散層に蓄
積された電荷による信号を増幅して出力信号を取り出す
増幅トランジスタとを有する固体撮像装置において、前
記フローティング拡散層の不純物濃度が、前記ドレイン
層の不純物濃度よりも低濃度であることを特徴とする固
体撮像装置によって達成される。
半導体基板上に絶縁膜を介してアレイ状に配置され、前
記半導体基板表面の電荷を転送する複数個の電荷転送ゲ
ートと、前記電荷転送ゲートの最終段の出力ゲートに隣
接して前記半導体基板表面に設けられ、前記電荷転送ゲ
ートによって転送された電荷を蓄積するフローティング
拡散層と、前記フローティング拡散層と相対して設けら
れたドレイン層と、前記フローティング拡散層と前記ド
レイン層とに挟まれたチャネル層上に、ゲート絶縁膜を
介して設けられ、前記フローティング拡散層に蓄積され
た電荷を流出させるリセットゲートと、前記フローティ
ング拡散層に接続され、前記フローティング拡散層に蓄
積された電荷による信号を増幅して出力信号を取り出す
増幅トランジスタとを有する固体撮像装置において、前
記フローティング拡散層の不純物濃度が、前記ドレイン
層の不純物濃度よりも低濃度であることを特徴とする固
体撮像装置によって達成される。
【0013】また、上記の固体撮像装置において、前記
フローティング拡散層の不純物濃度が、前記チャネル層
の不純物濃度と同じ濃度であることを特徴とする固体撮
像装置によって達成される。また、上記の固体撮像装置
において、前記フローティング拡散層の一部に、前記フ
ローティング拡散層の不純物濃度より高濃度の高濃度不
純物領域が設けられていることを特徴とする固体撮像装
置によって達成される。
フローティング拡散層の不純物濃度が、前記チャネル層
の不純物濃度と同じ濃度であることを特徴とする固体撮
像装置によって達成される。また、上記の固体撮像装置
において、前記フローティング拡散層の一部に、前記フ
ローティング拡散層の不純物濃度より高濃度の高濃度不
純物領域が設けられていることを特徴とする固体撮像装
置によって達成される。
【0014】また、上記の固体撮像装置において、前記
フローティング拡散層の一部に設けられている前記高濃
度不純物領域の不純物濃度が、前記ドレイン層の不純物
濃度と同じ濃度であることを特徴とする固体撮像装置に
よって達成される。また、上記の固体撮像装置におい
て、前記高濃度不純物領域が、前記増幅トランジスタド
レイン層のゲートに接続されていることを特徴とする固
体撮像装置によって達成される。
フローティング拡散層の一部に設けられている前記高濃
度不純物領域の不純物濃度が、前記ドレイン層の不純物
濃度と同じ濃度であることを特徴とする固体撮像装置に
よって達成される。また、上記の固体撮像装置におい
て、前記高濃度不純物領域が、前記増幅トランジスタド
レイン層のゲートに接続されていることを特徴とする固
体撮像装置によって達成される。
【0015】更に、上記課題は、前記フローティング拡
散層と前記チャネル層とを同一の不純物拡散工程におい
て同時に形成することを特徴とする固体撮像装置の製造
方法によって達成される。また、前記高濃度不純物領域
と前記ドレイン層とを同一の不純物拡散工程において同
時に形成することを特徴とする固体撮像装置の製造方法
によって達成される。
散層と前記チャネル層とを同一の不純物拡散工程におい
て同時に形成することを特徴とする固体撮像装置の製造
方法によって達成される。また、前記高濃度不純物領域
と前記ドレイン層とを同一の不純物拡散工程において同
時に形成することを特徴とする固体撮像装置の製造方法
によって達成される。
【0016】
【作用】本発明では、フローティング拡散層の不純物濃
度がリセットトランジスタのドレイン層の不純物濃度よ
りも低濃度であることにより、出力ゲート、リセットゲ
ート及び半導体基板との間の容量が減少し、従ってフロ
ーティング拡散層の全体の容量も小さくなるため、低照
度などの信号電荷が小さい場合でも大きな信号出力を得
ることができ、感度の上昇を実現することが可能とな
る。
度がリセットトランジスタのドレイン層の不純物濃度よ
りも低濃度であることにより、出力ゲート、リセットゲ
ート及び半導体基板との間の容量が減少し、従ってフロ
ーティング拡散層の全体の容量も小さくなるため、低照
度などの信号電荷が小さい場合でも大きな信号出力を得
ることができ、感度の上昇を実現することが可能とな
る。
【0017】また、フローティング拡散層の一部に高濃
度不純物領域が設けられていることにより、出力特性に
いわゆるニー(knee)特性をもたせ、最大出力、即ち飽
和出力が大きくなるため、ダイナミックレンジを改善
し、画質の大幅な向上を実現することが可能となる。更
に、フローティング拡散層の高濃度不純物領域とドレイ
ン層とを同じ不純物濃度にすることにより、両者を同一
の不純物拡散工程において同時に形成することができる
ため、また同様に、フローティング拡散層の低濃度不純
物領域とチャネル層とを同じ不純物濃度にすることによ
り、両者を同一の不純物拡散工程において同時に形成す
ることができるため、プロセス上の工程の簡略化を図る
ことが可能となる。
度不純物領域が設けられていることにより、出力特性に
いわゆるニー(knee)特性をもたせ、最大出力、即ち飽
和出力が大きくなるため、ダイナミックレンジを改善
し、画質の大幅な向上を実現することが可能となる。更
に、フローティング拡散層の高濃度不純物領域とドレイ
ン層とを同じ不純物濃度にすることにより、両者を同一
の不純物拡散工程において同時に形成することができる
ため、また同様に、フローティング拡散層の低濃度不純
物領域とチャネル層とを同じ不純物濃度にすることによ
り、両者を同一の不純物拡散工程において同時に形成す
ることができるため、プロセス上の工程の簡略化を図る
ことが可能となる。
【0018】
【実施例】以下、本発明を図示する実施例に基づいて具
体的に説明する。図1(a)は本発明の一実施例による
固体撮像装置を示す断面図、図1(a)はそのFD層に
おけるポテンシャルを示す図、図2は図1の固体撮像装
置の出力特性を示すグラフである。
体的に説明する。図1(a)は本発明の一実施例による
固体撮像装置を示す断面図、図1(a)はそのFD層に
おけるポテンシャルを示す図、図2は図1の固体撮像装
置の出力特性を示すグラフである。
【0019】接地されているp型シリコン基板10上
に、絶縁膜12を介して、電荷を転送するCCDの最終
段である出力ゲート14が設置され、パルス電圧φOUT
により転送されてきた電荷をFDAに出力するようにな
っている。そしてこの出力ゲート14に隣接するp型シ
リコン基板10表面にFD層16が形成され、転送され
てくた電荷を蓄積するようになっている。ここで、この
FD層16が、n- 型低濃度不純物領域16aとその中
央部に設けられたn+ 型高濃度不純物領域16bとを有
している点に、本実施例の特徴がある。
に、絶縁膜12を介して、電荷を転送するCCDの最終
段である出力ゲート14が設置され、パルス電圧φOUT
により転送されてきた電荷をFDAに出力するようにな
っている。そしてこの出力ゲート14に隣接するp型シ
リコン基板10表面にFD層16が形成され、転送され
てくた電荷を蓄積するようになっている。ここで、この
FD層16が、n- 型低濃度不純物領域16aとその中
央部に設けられたn+ 型高濃度不純物領域16bとを有
している点に、本実施例の特徴がある。
【0020】また、このFD層16と相対して、p型シ
リコン基板10表面にn+ 型ドレイン層18が設けら
れ、更にこれらFD層16とn+ 型ドレイン層18との
間には、n- 型チャネル層20が設けられている。ここ
で、n+ 型ドレイン層18の不純物濃度は、FD層16
のn+ 型高濃度不純物領域16bの不純物濃度が同じで
ある。また、n- 型チャネル層20の不純物濃度は、F
D層16のn- 型低濃度不純物領域16aの不純物濃度
が同じであり、従ってn- 型低濃度不純物領域16aと
n- 型チャネル層20とは、p型シリコン基板10表面
に一体として形成されている。
リコン基板10表面にn+ 型ドレイン層18が設けら
れ、更にこれらFD層16とn+ 型ドレイン層18との
間には、n- 型チャネル層20が設けられている。ここ
で、n+ 型ドレイン層18の不純物濃度は、FD層16
のn+ 型高濃度不純物領域16bの不純物濃度が同じで
ある。また、n- 型チャネル層20の不純物濃度は、F
D層16のn- 型低濃度不純物領域16aの不純物濃度
が同じであり、従ってn- 型低濃度不純物領域16aと
n- 型チャネル層20とは、p型シリコン基板10表面
に一体として形成されている。
【0021】そしてこのことにより、本実施例による固
体撮像装置の製造方法において、n+ 型高濃度不純物領
域16b及びn+ 型ドレイン層18は、同一の不純物拡
散工程において同時に形成することができる。また、同
様に、n- 型低濃度不純物領域16a及びn- 型チャネ
ル層20も、同一の不純物拡散工程において同時に形成
することができる。
体撮像装置の製造方法において、n+ 型高濃度不純物領
域16b及びn+ 型ドレイン層18は、同一の不純物拡
散工程において同時に形成することができる。また、同
様に、n- 型低濃度不純物領域16a及びn- 型チャネ
ル層20も、同一の不純物拡散工程において同時に形成
することができる。
【0022】また、n- 型チャネル層20上には、ゲー
ト絶縁膜22を介して設けられ、リセットゲート24が
設けられている。こうして、FD層16をソースとし、
n+型ドレイン層20、n- 型チャネル層22及びリセ
ットゲート24を有するディプリーション形のリセット
MOSトランジスタが形成され、リセットゲート24に
印加されるリセットパルス電圧φR によってFD層16
に蓄積された電荷を流出させてリセット状態にするよう
になっている。
ト絶縁膜22を介して設けられ、リセットゲート24が
設けられている。こうして、FD層16をソースとし、
n+型ドレイン層20、n- 型チャネル層22及びリセ
ットゲート24を有するディプリーション形のリセット
MOSトランジスタが形成され、リセットゲート24に
印加されるリセットパルス電圧φR によってFD層16
に蓄積された電荷を流出させてリセット状態にするよう
になっている。
【0023】また、FD層16に接続され、このFD層
16に蓄積された電荷による信号を増幅して出力電圧信
号として取り出すソースホロワの増幅MOSトランジス
タ26が設けられている。即ち、FD層16のn+ 型高
濃度不純物領域16bが増幅MOSトランジスタ26の
ゲートに接続され、増幅MOSトランジスタ26のドレ
インが電源電圧VDDに接続され、ソースが出力端子V
OUT に接続されると共に、抵抗RS を介して接地されて
いる。
16に蓄積された電荷による信号を増幅して出力電圧信
号として取り出すソースホロワの増幅MOSトランジス
タ26が設けられている。即ち、FD層16のn+ 型高
濃度不純物領域16bが増幅MOSトランジスタ26の
ゲートに接続され、増幅MOSトランジスタ26のドレ
インが電源電圧VDDに接続され、ソースが出力端子V
OUT に接続されると共に、抵抗RS を介して接地されて
いる。
【0024】ところで、以上のように構成される固体撮
像装置においては、CCDの出力ゲート14とリセット
MOSトランジスタのリセットゲート24の間に挾まれ
たFD層16及びn- 型チャネル層22のポテンシャル
は、図1(b)に示されるようになる。即ち、FD層1
6のn+ 型高濃度不純物領域16bに対応して、電荷量
Q1を蓄積する深いポテンシャル井戸28が形成され、
また、FD層16のn- 型低濃度不純物領域16a及び
n- 型チャネル層22に対応して、更に電荷量Q2を蓄
積する浅いポテンシャル井戸28が形成される。
像装置においては、CCDの出力ゲート14とリセット
MOSトランジスタのリセットゲート24の間に挾まれ
たFD層16及びn- 型チャネル層22のポテンシャル
は、図1(b)に示されるようになる。即ち、FD層1
6のn+ 型高濃度不純物領域16bに対応して、電荷量
Q1を蓄積する深いポテンシャル井戸28が形成され、
また、FD層16のn- 型低濃度不純物領域16a及び
n- 型チャネル層22に対応して、更に電荷量Q2を蓄
積する浅いポテンシャル井戸28が形成される。
【0025】従って、CCDから転送されてきた電荷量
がQ1以下の場合、その電荷は深いポテンシャル井戸2
8に蓄積される。更に電荷量が増加してQ1を越える場
合、その電荷はQ2として浅いポテンシャル井戸28に
蓄積される。このように本実施例によれば、CCDの出
力ゲート14との近傍のFD層16にはn- 型低濃度不
純物領域16aが設けられているため、FD層16の出
力ゲート14との間の容量C1は、従来のFD層がリセ
ットMOSトランジスタのn+ ドレイン層と同じ高濃度
不純物層であった場合と比較すると、小さくなってい
る。
がQ1以下の場合、その電荷は深いポテンシャル井戸2
8に蓄積される。更に電荷量が増加してQ1を越える場
合、その電荷はQ2として浅いポテンシャル井戸28に
蓄積される。このように本実施例によれば、CCDの出
力ゲート14との近傍のFD層16にはn- 型低濃度不
純物領域16aが設けられているため、FD層16の出
力ゲート14との間の容量C1は、従来のFD層がリセ
ットMOSトランジスタのn+ ドレイン層と同じ高濃度
不純物層であった場合と比較すると、小さくなってい
る。
【0026】また同様に、リセットMOSトランジスタ
のリセットゲート24との近傍のFD層16にもn- 型
低濃度不純物領域16aが設けられているため、FD層
16のリセットゲート24との間の容量C2も、従来例
に比較して、小さくなっている。更に、FD層16はn
- 型低濃度不純物領域16aとn+ 型高濃度不純物領域
16bとを有しているが、従来例と比較すると、n+ 型
高濃度不純物領域16bがp型シリコン基板10と接合
している面積は小さく、従ってFD層16のp型シリコ
ン基板10との間の容量Cgもまた、小さくなってい
る。
のリセットゲート24との近傍のFD層16にもn- 型
低濃度不純物領域16aが設けられているため、FD層
16のリセットゲート24との間の容量C2も、従来例
に比較して、小さくなっている。更に、FD層16はn
- 型低濃度不純物領域16aとn+ 型高濃度不純物領域
16bとを有しているが、従来例と比較すると、n+ 型
高濃度不純物領域16bがp型シリコン基板10と接合
している面積は小さく、従ってFD層16のp型シリコ
ン基板10との間の容量Cgもまた、小さくなってい
る。
【0027】こうして、 CFD=C1+C2+Cd+Cg で表されるFD層16の容量CFDは全体として小さくな
る。これにより、固体撮像装置の高集積化に伴い信号電
荷QS が減少していく傾向にあって、更に信号電荷QS
が小さい低照度においても、高感度とすることが可能と
なり、画質の高品質化を実現することができる。
る。これにより、固体撮像装置の高集積化に伴い信号電
荷QS が減少していく傾向にあって、更に信号電荷QS
が小さい低照度においても、高感度とすることが可能と
なり、画質の高品質化を実現することができる。
【0028】また、図2の出力特性に示されるように、
転送されてきた電荷量がQ1以下の場合には、容量の小
さい深いポテンシャル井戸28に蓄積されるため、電荷
量Qの増加に比例して出力電圧が増加する傾きは従来例
と比較して大きくなり、従って感度が高くなる。さら
に、電荷量がQ1を越える場合には、容量の大きい浅い
ポテンシャル井戸30に蓄積されるため、電荷量Q比例
する出力電圧の傾きが小さくなって感度は低出力時より
落ちるが、その反面で飽和信号出力は大きくなる。即
ち、出力特性は、図2のグラフに示されるように、ニー
特性をもつようになる。従って、ダイナミックレンジを
改善して、画質を大幅に向上することができる。
転送されてきた電荷量がQ1以下の場合には、容量の小
さい深いポテンシャル井戸28に蓄積されるため、電荷
量Qの増加に比例して出力電圧が増加する傾きは従来例
と比較して大きくなり、従って感度が高くなる。さら
に、電荷量がQ1を越える場合には、容量の大きい浅い
ポテンシャル井戸30に蓄積されるため、電荷量Q比例
する出力電圧の傾きが小さくなって感度は低出力時より
落ちるが、その反面で飽和信号出力は大きくなる。即
ち、出力特性は、図2のグラフに示されるように、ニー
特性をもつようになる。従って、ダイナミックレンジを
改善して、画質を大幅に向上することができる。
【0029】また、FD層16と増幅MOSトランジス
タ26との接続において、FD層16のn+ 型高濃度不
純物領域16bが増幅MOSトランジスタ26のゲート
に接続されているため、そのコンタクト抵抗を大きくす
ることもない。また、FD層16のn+ 型高濃度不純物
領域16bの不純物濃度とn+ 型ドレイン層18の不純
物濃度とが同じであることにより、両者を同一の不純物
拡散工程において同時に形成することができるため、ま
た同様に、FD層16のn- 型低濃度不純物領域16a
の不純物濃度とn- 型チャネル層20の不純物濃度とが
同じであることにより、両者を同一の不純物拡散工程に
おいて同時に形成することができるため、従来例に比べ
て工程数を増加する必要はない。
タ26との接続において、FD層16のn+ 型高濃度不
純物領域16bが増幅MOSトランジスタ26のゲート
に接続されているため、そのコンタクト抵抗を大きくす
ることもない。また、FD層16のn+ 型高濃度不純物
領域16bの不純物濃度とn+ 型ドレイン層18の不純
物濃度とが同じであることにより、両者を同一の不純物
拡散工程において同時に形成することができるため、ま
た同様に、FD層16のn- 型低濃度不純物領域16a
の不純物濃度とn- 型チャネル層20の不純物濃度とが
同じであることにより、両者を同一の不純物拡散工程に
おいて同時に形成することができるため、従来例に比べ
て工程数を増加する必要はない。
【0030】勿論、深いポテンシャル井戸28に蓄積す
る電荷量Q1を制御するために、所定の大きさと濃度を
もつn+ 型高濃度不純物領域16bを別途に形成しても
よいが、その不純物濃度をn+ 型ドレイン層18の不純
物濃度とが同じにして、その大きさを調整することによ
り、蓄積する電荷量Q1を制御することができる。な
お、上記実施例においては、n+ 型高濃度不純物領域1
6bはn- 型低濃度不純物領域16aの中央部に設けら
れているが、n+ 型高濃度不純物領域16bの位置は必
ずしも中央部に限定されない。但し、その位置は、CC
Dの出力ゲート14とリセットMOSトランジスタとの
両者からできるだけ離れていることが望ましい。
る電荷量Q1を制御するために、所定の大きさと濃度を
もつn+ 型高濃度不純物領域16bを別途に形成しても
よいが、その不純物濃度をn+ 型ドレイン層18の不純
物濃度とが同じにして、その大きさを調整することによ
り、蓄積する電荷量Q1を制御することができる。な
お、上記実施例においては、n+ 型高濃度不純物領域1
6bはn- 型低濃度不純物領域16aの中央部に設けら
れているが、n+ 型高濃度不純物領域16bの位置は必
ずしも中央部に限定されない。但し、その位置は、CC
Dの出力ゲート14とリセットMOSトランジスタとの
両者からできるだけ離れていることが望ましい。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、フローテ
ィング拡散層の不純物濃度がリセットトランジスタのド
レイン層の不純物濃度よりも低濃度であることにより、
出力ゲート、リセットゲート及び半導体基板との間の容
量が減少してフローティング拡散層の全体の容量も小さ
くなるため、低照度などの信号電荷が小さい場合でも大
きな信号出力を得ることができる感度の上昇を実現する
ことが可能となる。
ィング拡散層の不純物濃度がリセットトランジスタのド
レイン層の不純物濃度よりも低濃度であることにより、
出力ゲート、リセットゲート及び半導体基板との間の容
量が減少してフローティング拡散層の全体の容量も小さ
くなるため、低照度などの信号電荷が小さい場合でも大
きな信号出力を得ることができる感度の上昇を実現する
ことが可能となる。
【0032】また、フローティング拡散層の一部に高濃
度不純物領域を設けられていることにより、出力特性が
ニー特性をもち、最大信号出力も大きくなるため、ダイ
ナミックレンジが改善され、画質が大幅に向上する。更
に、フローティング拡散層の高濃度不純物領域とドレイ
ン層とが同じ不純物濃度であることにより、両者を同一
の不純物拡散工程において同時に形成することができる
ため、また同様に、フローティング拡散層の低濃度不純
物領域とチャネル層とが同じ不純物濃度であることによ
り、両者を同一の不純物拡散工程において同時に形成す
ることができるため、プロセス上の工程の簡略化を図る
ことが可能となる。
度不純物領域を設けられていることにより、出力特性が
ニー特性をもち、最大信号出力も大きくなるため、ダイ
ナミックレンジが改善され、画質が大幅に向上する。更
に、フローティング拡散層の高濃度不純物領域とドレイ
ン層とが同じ不純物濃度であることにより、両者を同一
の不純物拡散工程において同時に形成することができる
ため、また同様に、フローティング拡散層の低濃度不純
物領域とチャネル層とが同じ不純物濃度であることによ
り、両者を同一の不純物拡散工程において同時に形成す
ることができるため、プロセス上の工程の簡略化を図る
ことが可能となる。
【図1】本発明の一実施例による固体撮像装置を説明す
るための断面図及びポテンシャル図である。
るための断面図及びポテンシャル図である。
【図2】図1の固体撮像装置の出力特性を示すグラフで
ある。
ある。
【図3】従来の固体撮像装置を説明するための図であ
る。
る。
【図4】図3の固体撮像装置の出力信号波形を示す図で
ある。
ある。
10…p型シリコン基板 12…絶縁膜 14…出力ゲート 16a…n- 型低濃度不純物領域 16b…n+ 型高濃度不純物領域 16…FD層 18…n+ 型ドレイン層 20…n- 型チャネル層 22…ゲート絶縁膜 24…リセットゲート 26…増幅MOSトランジスタ 28…深いポテンシャル井戸 30…浅いポテンシャル井戸 50…p型シリコン基板 51…n--層 52…絶縁膜 54a、54b、54c…電荷転送ゲート 56…出力ゲート 58…n+ 型FD層 60…増幅MOSトランジスタ 62…n+ 型ドレイン層 64…n- 型チャネル層 66…ゲ−ト絶縁膜 68…リセットゲート
Claims (7)
- 【請求項1】 半導体基板と、前記半導体基板上に絶縁
膜を介してアレイ状に配置され、前記半導体基板表面の
電荷を転送する複数個の電荷転送ゲートと、前記電荷転
送ゲートの最終段の出力ゲートに隣接して前記半導体基
板表面に設けられ、前記電荷転送ゲートによって転送さ
れた電荷を蓄積するフローティング拡散層と、前記フロ
ーティング拡散層と相対して設けられたドレイン層と、
前記フローティング拡散層と前記ドレイン層とに挟まれ
たチャネル層上に、ゲート絶縁膜を介して設けられ、前
記フローティング拡散層に蓄積された電荷を流出させる
リセットゲートと、前記フローティング拡散層に接続さ
れ、前記フローティング拡散層に蓄積された電荷による
信号を増幅して出力信号を取り出す増幅トランジスタと
を有する固体撮像装置において、 前記フローティング拡散層の不純物濃度が、前記ドレイ
ン層の不純物濃度よりも低濃度であることを特徴とする
固体撮像装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の固体撮像装置において、 前記フローティング拡散層の不純物濃度が、前記チャネ
ル層の不純物濃度と同じ濃度であることを特徴とする固
体撮像装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の固体撮像装置にお
いて、 前記フローティング拡散層の一部に、前記フローティン
グ拡散層の不純物濃度より高濃度の高濃度不純物領域が
設けられていることを特徴とする固体撮像装置。 - 【請求項4】 請求項3記載の固体撮像装置において、 前記フローティング拡散層の一部に設けられている前記
高濃度不純物領域の不純物濃度が、前記ドレイン層の不
純物濃度と同じ濃度であることを特徴とする固体撮像装
置。 - 【請求項5】 請求項3又は4記載の固体撮像装置にお
いて、 前記高濃度不純物領域が、前記増幅トランジスタドレイ
ン層のゲートに接続されていることを特徴とする固体撮
像装置。 - 【請求項6】 請求項2記載の前記フローティング拡散
層と前記チャネル層とを同一の不純物拡散工程において
同時に形成することを特徴とする固体撮像装置の製造方
法。 - 【請求項7】 請求項4記載の前記高濃度不純物領域と
前記ドレイン層とを同一の不純物拡散工程において同時
に形成することを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4087110A JPH05291550A (ja) | 1992-04-08 | 1992-04-08 | 固体撮像装置及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4087110A JPH05291550A (ja) | 1992-04-08 | 1992-04-08 | 固体撮像装置及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05291550A true JPH05291550A (ja) | 1993-11-05 |
Family
ID=13905819
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4087110A Withdrawn JPH05291550A (ja) | 1992-04-08 | 1992-04-08 | 固体撮像装置及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05291550A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006086241A (ja) * | 2004-09-15 | 2006-03-30 | Sony Corp | 固体撮像装置および固体撮像装置の製造方法 |
JP2007027601A (ja) * | 2005-07-21 | 2007-02-01 | Nikon Corp | 撮像装置 |
KR100910936B1 (ko) * | 2007-08-09 | 2009-08-06 | (주)실리콘화일 | 영상감도 및 다이내믹 레인지를 향상시키는 단위픽셀 |
US7772624B2 (en) | 2005-07-13 | 2010-08-10 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Image sensors and methods of fabricating same |
US7880259B2 (en) | 2004-09-07 | 2011-02-01 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Solid-state image sensor |
US8120077B2 (en) | 2004-12-16 | 2012-02-21 | Panasonic Corporation | Solid-state imaging device comprising doped channel stop at isolation regions to suppress noise |
-
1992
- 1992-04-08 JP JP4087110A patent/JPH05291550A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7880259B2 (en) | 2004-09-07 | 2011-02-01 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Solid-state image sensor |
JP2006086241A (ja) * | 2004-09-15 | 2006-03-30 | Sony Corp | 固体撮像装置および固体撮像装置の製造方法 |
JP4604621B2 (ja) * | 2004-09-15 | 2011-01-05 | ソニー株式会社 | 固体撮像装置の製造方法 |
US8120077B2 (en) | 2004-12-16 | 2012-02-21 | Panasonic Corporation | Solid-state imaging device comprising doped channel stop at isolation regions to suppress noise |
US8772844B2 (en) | 2004-12-16 | 2014-07-08 | Wi Lan, Inc. | Solid-state imaging device |
US7772624B2 (en) | 2005-07-13 | 2010-08-10 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Image sensors and methods of fabricating same |
JP2007027601A (ja) * | 2005-07-21 | 2007-02-01 | Nikon Corp | 撮像装置 |
KR100910936B1 (ko) * | 2007-08-09 | 2009-08-06 | (주)실리콘화일 | 영상감도 및 다이내믹 레인지를 향상시키는 단위픽셀 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990608 |