JPH09251898A - 閃光装置 - Google Patents

閃光装置

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JPH09251898A
JPH09251898A JP8450396A JP8450396A JPH09251898A JP H09251898 A JPH09251898 A JP H09251898A JP 8450396 A JP8450396 A JP 8450396A JP 8450396 A JP8450396 A JP 8450396A JP H09251898 A JPH09251898 A JP H09251898A
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capacitor
switching element
light emission
discharge tube
voltage
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Kei Toyama
圭 遠山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主コンデンサの充電電圧が低電圧の場合にも
発光可能、かつ、より短い間隔での連続発光を可能にす
ると共に、フラット発光中のトリガノイズを軽減する。 【解決手段】 発光開始時には、第1のスイッチング素
子124をオンにし、第3のスイッチング素子108を
オンにしてトリガ手段105,106を励起し、倍電圧
用コンデンサ114を放電させて第2のスイッチング素
子120をオンさせ、該第2のスイッチング素子を介し
て放電管122の陰極に倍電圧用コンデンサの電圧を印
加するようにして、放電管を発光させ、該放電管の発光
開始から所定時間が経過すると、第3のスイッチング素
子108をオフにし、以後の発光中に、トリガ用コンデ
ンサの電荷が該第3のスイッチング素子を介して放電し
ないようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主コンデンサの充
電電圧が低電圧の場合にも、放電管の発光を可能にする
為の倍電圧用コンデンサを有した閃光装置の改良に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、主コンデンサの充電電圧が低い場
合にも発光可能にするために、図4の様な構成を取って
いた。以下、図4を用いて従来例を説明する。
【0003】図4において、301は後述の主コンデン
サ303を充電するための電源電池を含む電源回路、3
02は逆流防止用ダイオードであり、該ダイオード30
2を介して前記電源回路301より主コンデンサ303
を充電する。303は後述の閃光放電管322に発光エ
ネルギーを与える主コンデンサである。304は電流制
限用コイルであり、一端は主コンデンサ303の陽極
に、他端は放電管322の陽極に、それぞれ接続されて
いる。305はトリガトランス、306はトリガコンデ
ンサである。307は前記トリガコンデンサ306及び
後述の倍電圧コンデンサ314を充電するための抵抗で
あり、一端が主コンデンサ303の陽極に、他端が後述
の第1のスイッチング素子であるIGBT324のコレ
クタに、それぞれ接続されている。311は抵抗であ
り、一端は後述の倍電圧コンデンサ314と第1のダイ
オード323のアノードと放電管322の陰極との接続
点に、他端は主コンデンサ303の陰極に、それぞれ接
続されている。314は倍電圧コンデンサであり、一端
が前記抵抗307に、他端が前記第1のダイオード32
3のアノードに、それぞれ接続されている。
【0004】322は放電管であり主コンデンサ303
の蓄積エネルギーを光に変換する。該放電管322の陰
極は第1のダイオード323のアノードに、陽極はコイ
ル304の一端に、それぞれ接続されている。324は
第1のスイッチング素子としてのIGBT(Insulated
Gate Bipolar Transistor ;絶縁ゲート・バイポーラ・
トランジスタ)であり、コレクタはダイオード323の
カソードに、エミッタは主コンデンサ303の陰極に、
それぞれ接続されている。
【0005】326はカソードがコイル304の一端
に、アノードが放電管322のアノードに、それぞれ接
続されたダイオードである。
【0006】327,328は直列に接続された抵抗で
あり、接続点は前記IGBT324のゲートと接続され
ている。329はPNPトランジスタであり、コレクタ
は前記抵抗327の一端に、エミッタは後述の電圧源3
32のプラス電極に、ベースは抵抗330の一端に、そ
れぞれ接続されている。331はNPNトランジスタで
あり、コレクタは抵抗330の一端に、エミッタは主コ
ンデンサ303の陰極に、ベースは抵抗339を介して
マイクロコンピュータ350のIGBT_ON端子に、
それぞれ接続されている。332はトランジスタ329
及び抵抗327を介してIGBT324のゲートに駆動
電圧を与える電圧源であり、マイナス電極は主コンデン
サの陽極に接続されている。350は発光を制御するマ
イクロコンピュータである。
【0007】前記トリガトランス305,トリガコンデ
ンサ306、及び、IGBT324でトリガ手段を形成
している。
【0008】以下に、図4の動作を詳述する。
【0009】(発光開始時)発光開始時の動作を以下に
述べる。尚、電源回路301により主コンデンサ303
が充電されているとする。
【0010】マイクロコンピュータ350はIGBT_
ON端子をHighにする。このHigh信号は抵抗3
39を介してトランジスタ331のベースに伝達され、
トランジスタ331はベース電流が供給されるのでオン
となり、該オンによりトランジスタ329のベース電流
が抵抗330を介して流れるので、該トランジスタ32
9もオンとなり、電圧源332の電圧が該トランジスタ
329のコレクタに発生し、該コレクタ電圧の抵抗32
7,328の分圧がIGBT324のゲートに印加さ
れ、該IGBT324がオンとなる。これにより、トリ
ガコンデンサ306に蓄積された電荷はIGBT32
4、トリガトランス305の一次巻線を介して放電さ
れ、該トリガトランス305の二次巻線に高周波高電圧
が発生して放電管322のトリガ電極に印加され、該放
電管322はイオン化され、上記の様にIGBT324
はオンとなっているので主コンデンサ303の電荷はコ
イル304,放電管322,ダイオード323,IGB
T324を介して放電され発光が開始される。
【0011】また、前記IGBT324がオンになった
時、倍電圧コンデンサ314の電圧が放電管322の陰
極に印加される。従って、放電管322の陽極,陰極間
には主コンデンサ303の電圧の約2倍の電圧が印加さ
れ放電管322のイオン化を助ける。これにより、主コ
ンデンサ303の充電電圧が低くても放電管322の発
光が可能になる。
【0012】上記従来例では主コンデンサ303の電圧
が低い場合でも発光可能となるが、倍電圧コンデンサ3
14を充電する経路は、抵抗307、倍電圧コンデンサ
314、抵抗311となっており、抵抗307と抵抗3
11の合成抵抗が大きいので倍電圧コンデンサ314の
充電に時間がかかり、短い間隔での連続発光は不可能に
なってしまう。
【0013】この点に鑑み、つまり短い間隔での連続発
光は不可能であるという欠点を改善するために、特公平
7−13918、特開平5−62786が提示されてい
る。これによれば、主コンデンサ303の充電電圧が低
電圧でも発光可能であり、かつ、短い間隔で連続発光可
能となっている。
【0014】以下、この種の閃光装置について、図5〜
図7を用いて説明する。
【0015】図5において、201は後述の主コンデン
サ203を充電するための電源電池を含む電源回路、2
02は逆流防止用ダイオードであり、該ダイオード20
2を介して電源回路201より、後述の主コンデンサ2
03を充電する。203は後述の放電管222に発光エ
ネルギーを与える主コンデンサである。204は電流制
限用コイルであり、一端は主コンデンサ203の陽極
に、他端は放電管222の陽極に、それぞれ接続されて
いる。205はトリガトランス、206はトリガコンデ
ンサである。208はトリガコンデンサ206のエネル
ギーを前記トリガトランス205の一次巻線を介して放
電させるためのSCR(サイリスタ)であり、アノード
は抵抗207に接続され、カソードは第1のダイオード
223のカソードと第1のスイッチング素子であるIG
BT224のコレクタとの接続点に、それぞれ接続され
る。209は前記SCR208のゲート抵抗である。2
07はトリガコンデンサ206、倍電圧コンデンサ21
4を充電するための抵抗であり、一端が主コンデンサ2
03の陽極に、他端が前記SCR208のアノードに、
それぞれ接続されている。210は前記SCR208の
ゲートに一端が接続され、他端が後述のマイクロコンピ
ュータ250のTRIG_ON端子に接続された抵抗で
ある。211は抵抗であり、一端は前記SCR208の
カソードに、他端は主コンデンサ203の陰極に、それ
ぞれ接続されている。214は倍電圧コンデンサであ
り、一端が前記SCR208のアノードに、他端が後述
の第2のダイオード215のアノードに、それぞ接続さ
れている。215は第2のダイオードであり、カソード
は主コンデンサ203の陰極に接続されている。
【0016】220は第2のスイッチング素子であるN
PNトランジスタであり、ベースは抵抗218を介して
主コンデンサ203の陰極と接続されていおり、エミッ
タは前記ダイオード215のアノードに接続されてお
り、コレクタは抵抗221を介して放電管222の陰極
に接続されている。219は一端がトランジスタ220
のベースに、他端がトランジスタ220のエミッタに
に、それぞ接続された抵抗である。222は放電管であ
り、主コンデンサ203の蓄積エネルギーを光に変換す
る。該放電管222の陰極は第1のダイオード223の
アノードに、陽極はコイル204の一端に、それぞ接続
されている。224は第1のスイッチング素子としての
IGBTであり、コレクタはダイオード223のカソー
ド及び前記SCR208のカソードに、エミッタは主コ
ンデンサ203の陰極に、それぞれ接続されている。
【0017】226はカソードがコイル204の一端と
アノードがIGBT224のコレクタに各々接続された
ダイオードである。
【0018】227,228は直列に接続された抵抗で
あり、接続点は前記IGBT224のゲートと接続され
ている。229はPNPトランジスタであり、コレクタ
は抵抗227の一端に、エミッタは電圧源232のプラ
ス電極に、ベースは抵抗230の一端に、それぞれ接続
されている。231はNPNトランジスタであり、コレ
クタは抵抗230の一端に、エミッタは主コンデンサ2
03の陰極に、ベースは抵抗239を介してマイクロコ
ンピュータ250のIGBT_ON端子に、それぞれ接
続されている。232はトランジスタ229及び抵抗2
27を介してIGBT224のゲートに駆動電圧を与え
る電圧源であり、マイナス電極は主コンデンサの陽極に
接続されている。250は発光を制御するマイクロコン
ピュータである。
【0019】前記トリガトランス205,トリガコンデ
ンサ206、及び、SCR208でトリガ手段を形成し
ている。
【0020】以下に、図5の構成における閃光装置の動
作について、図6に示す各部の信号、発光波形を参照し
ながら説明する。
【0021】(発光開始時)発光開始時の動作を以下に
述べる。尚、電源回路201により主コンデンサ203
が充電されているとする。
【0022】マイクロコンピュータ250はTRIG_
ON端子、IGBT_ON端子をそれぞれHighにす
る。前記IGBT_ON端子より出力されるHigh信
号は、抵抗239を介してトランジスタ231のベース
に伝達され、これにより、トランジスタ231はベース
電流が供給されるのでオンとなり、該オンによりトラン
ジスタ229のベース電流が抵抗230を介して流れる
ので該トランジスタ229もオンとなり、電圧源232
の電圧が該トランジスタ229のコレクタに発生し、該
コレクタ電圧の抵抗227、228の分圧がIGBT2
24のゲートに印加され、該IGBT224がオンとな
る。
【0023】一方、SCR208のゲートにも抵抗21
0を介して前記TRIG_ON端子より出力されるHi
gh信号が印加されるので、SCR208もオンとな
り、トリガコンデンサ206に蓄積された電荷は前記I
GBT224のオンとともにSCR208,IGBT2
24,トリガトランス205の一次巻線を介して放電さ
れ、該トリガトランス205の二次巻線に高周波高電圧
が発生して放電管222のトリガ電極に印加され、該放
電管222はイオン化され、上記の様にIGBT224
はオンとなっているので主コンデンサ203の電荷はコ
イル204,放電管222,ダイオード223,IGB
T224を介して放電され発光が開始される(図6参
照)。
【0024】また、前記SCR208がオンになった
時、倍電圧コンデンサ214の電圧がトランジスタ22
0を介して放電管222の陰極に印加される。従って、
放電管222の陽極,陰極間には主コンデンサ203の
電圧の約2倍の電圧が印加され、該放電管222のイオ
ン化を助ける。これにより、主コンデンサ303の充電
電圧が低くても放電管222の発光が可能になる。
【0025】前記トランジスタ220はSCR208,
IGBT224がそれぞれオンになった時にコンデンサ
214の電荷が抵抗218及びトランジスタ220のベ
ースを介して放電され、オンとなり、コンデンサ214
が放電が終了すると、オフとなるものである。
【0026】(発光停止時)以下に発光停止時の動作を
述べる。
【0027】マイクロコンピュータ250がIGBT_
ON端子をLowにすると、トランジスタ231,トラ
ンジスタ229はオフとなり、IGBT224のゲート
はLowとなるので該IGBT224に流れていた電流
はカットオフされる。これにより、放電管222の発光
は停止する(図6参照)。IGBT224のオフ後、ト
リガコンデンサ206は抵抗207を介して充電され、
倍電圧コンデンサ214は主コンデンサ203の陽極,
抵抗207,コンデンサ214,第2のダイオード21
5,主コンデンサ203の陰極のループで充電される。
【0028】よって、従来の単純な倍電圧コンデンサを
備えた閃光装置に比べ、高速に倍電圧コンデンサ214
が充電される。このため、短い間隔での連続発光が可能
になっている。
【0029】次に、図7に示す閃光装置の従来例につい
て説明する。
【0030】図5の構成と異なるのは、図5のSCR2
08を無くし、倍電圧コンデンサ214(図7では41
4)と第1のスイッチング素子IGBT224(図7で
は424)のコレクタを接続した点であり、発光開始,
停止はIGBT424のオン,オフのみで制御するよう
にしている。その他は図5と同様であり、下2桁の番号
が同一の符号の部分は同一の構成部品を示している。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
5に示した従来例では第1のスイッチング素子であるI
GBT224を高速でオン,オフさせるフラット発光を
行う場合に、SCR208が確実にオフせずに、図8の
様にトリガコンデンサ206が第1のスイッチング素子
であるIGBT224のオン毎に放電をする為、トリガ
ノイズをフラット発光中に発生させてしまい、カメラの
測光系やストロボ内部の測光系などに悪影響を与えてし
まう欠点があった。
【0032】図7の従来例においても、IGBT424
のオン毎にトリガノイズを発生させてしまい、同様の欠
点を有するものであった。
【0033】(発明の目的)本発明の目的は、主コンデ
ンサの充電電圧が低電圧の場合にも発光可能であり、か
つ、より短い間隔での連続発光を可能にすると共に、フ
ラット発光中のトリガノイズを軽減することのできる閃
光装置を提供することにある。
【0034】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、主コンデンサ,トリガ用コンデンサ,倍
電圧用コンデンサを充電する充電手段と、前記主コンデ
ンサに蓄えられた電気エネルギーを光に変える放電管
と、前記トリガ用コンデンサを有し、前記放電管を励起
するトリガ手段と、前記放電管の発光を制御する発光制
御手段とを備えた閃光装置において、前記主コンデンサ
の両端に、前記放電管,第1のダイオード,第1のスイ
ッチング素子を直列に接続し、前記放電管の陰極と前記
第1のダイオードのアノードの接続点と前記主コンデン
サの陰極側の両端に、第2のスイッチング素子,第2の
ダイオードを直列に接続し、前記倍電圧用コンデンサ
の、一端を前記充電手段と第3のスイッチング素子の接
続点に、他端を前記第2のダイオードのアノードと前記
第2のスイッチング素子の接続点に、それぞれ接続し
て、前記第3のスイッチング素子のオフ時には、前記倍
電圧用コンデンサへの充電を可能にする為に、前記充電
手段,前記倍電圧用コンデンサ,前記第2のダイオード
の経路を形成し、又前記第3のスイッチング素子のオン
時には、前記トリガ用コンデサを放電し、前記トリガ手
段を励起すると同時に、倍電圧用コンデンサを放電し、
該放電時に発生する電圧を前記第2のスイッチング素子
の制御極に供給する経路を形成するようにし、前記第3
のスイッチング素子の、制御極を前記発光制御手段に、
前記倍電圧用コンデンサに接続された以外の端子を前記
主コンデンサの陰極に、それぞれ接続し、前記第1のス
イッチング素子の制御極を、前記発光制御手段に接続し
た構成にし、発光開始時には、前記第1のスイッチング
素子をオンにし、前記第3のスイッチング素子をオンに
して前記トリガ手段を励起すると同時に前記倍電圧用コ
ンデンサを放電させて前記第2のスイッチング素子をオ
ンさせ、該第2のスイッチング素子を介して前記放電管
の陰極に前記倍電圧用コンデンサの電圧を印加するよう
にして、前記放電管を発光させ、前記放電管の発光開始
から所定時間が経過すると、前記第3のスイッチング素
子をオフにするようにしている。
【0035】つまり、前記放電管を短い間隔で発光(フ
ラット発光)させる為に前記第1のスイッチング素子の
オン,オフを繰り返した際に、該オン,オフに伴って前
記トリガ手段内のトリガ用コンデンサが前記第3のスイ
ッチング素子を介して放電を繰り返し、トリガノイズを
発生しない様に、前記放電管の発光開始から所定時間が
経過すると、前記第3のスイッチング素子をオフにし
て、前記トリガ用コンデンサの放電経路を断つようにし
ている。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
【0037】図1は本発明の実施の一形態に係る閃光装
置の構成を示す回路図である。
【0038】図1において、101は後述の主コンデン
サ103を充電するための電源電池を含む電源回路、1
02は逆流防止用ダイオードであり、該ダイオード10
2を介して電源回路101より主コンデンサ103を充
電する。103は後述の放電管122に発光エネルギー
を与える主コンデンサである。104は電流制限用コイ
ルであり、一端は主コンデンサ103の陽極に、他端は
放電管122の陽極に、それぞれ接続されている。10
5はトリガトランス、106はトリガコンデンサであ
る。108はトリガコンデンサ106のエネルギーを前
記トリガトランス105の一次巻線を介して放電させ、
同時に倍電圧コンデンサ114を放電させるための第3
のスイッチング素子であるIGBTであり、エミッタは
主コンデンサ103の陰極と接続される。この第3のス
イッチング素子であるIGBT108は高耐圧のトラン
ジスタ、MOS FET(Field Effect Transistor;電
界効果トランジスタ)であってもかまわない。
【0039】107は、トリガコンデンサ106,倍電
圧コンデンサ114を充電するための抵抗であり、一端
が主コンデンサ103の陽極に、他端が前記IGBT1
08のコレクタに、それぞれ接続されている。109は
前記IGBT108のゲートと主コンデンサ103の陰
極間に接続される抵抗である。110は前記IGBT1
08のゲートに一端が接続され、他端が後述のマイクロ
コンピュータ150のTRIG_ON端子に接続された
抵抗である。111は抵抗であり、一端は前記IGBT
124のエミッタに、他端は主コンデンサ103の陰極
に、それぞれ接続されている。114は倍電圧コンデン
サであり、一端が前記第3のスイッチング素子であるI
GBT108のコレクタに、他端が後述の第2のダイオ
ード115のアノードに、それぞれ接続されている。1
15は第2のダイオードであり、カソードは主コンデン
サ103の陰極に接続されている。
【0040】120は第2のスイッチング素子であるN
PNトランジスタであり、ベースは抵抗118を介して
主コンデンサ103の陰極に接続されており、エミッタ
は前記ダイオード115のアノードに接続されており、
コレクタは抵抗121を介して放電管122の陰極に接
続されている。119は一端がトランジスタ120のベ
ースに、他端がトランジスタ120のエミッタに、それ
ぞれ接続された抵抗である。122は放電管であり、主
コンデンサ103の蓄積エネルギーを光に変換する。該
放電管122の陰極は第1のダイオード123のアノー
ドと、陽極はコイル104の一端に接続されている。1
24は第1のスイッチング素子としてのIGBTであ
り、コレクタはダイオード123のカソードに接続さ
れ、エミッタは主コンデンサ103の陰極に接続されて
いる。
【0041】126はカソードがコイル104の一端
に、アノードがIGBT124のコレクタに、それぞれ
接続されたダイオードである。
【0042】127,128は直列に接続された抵抗で
あり、接続点は前記IGBT124のゲートと接続され
ている。129はPNPトランジスタであり、コレクタ
は抵抗127の一端に、エミッタは電圧源132のプラ
ス電極に、ベースは抵抗130の一端に、それぞれ接続
されている。131はNPNトランジスタであり、コレ
クタは抵抗130の一端に、エミッタは主コンデンサ1
03の陰極に、ベースは抵抗139を介してマイクロコ
ンピュータ150のIGBT_ON端子に、それぞれ接
続されている。132はトランジスタ129及び抵抗1
27を介してIGBT124のゲートに駆動電圧を与え
る電圧源であり、マイナス電極は主コンデンサの陽極に
接続されている。150は発光を制御するマイクロコン
ピュータである。
【0043】前記トリガトランス105,トリガコンデ
ンサ106、及び、IGBT108でトリガ手段を形成
している。
【0044】また、電源回路101,ダイオード10
2,抵抗107、及び、第2のダイオード115で倍電
圧コンデンサ114の充電手段を形成している。
【0045】次に、上記構成における閃光装置の発光開
始,停止の動作について、図2を参照しながら詳述す
る。尚、電源回路101により主コンデンサ103が充
電されているとする。
【0046】(発光開始時)マイクロコンピュータ15
0はTRIG_ON端子,IGBT_ON端子をそれぞ
れHighにする。前記IGBT_ON端子より出力さ
れるHigh信号は、抵抗139を介してトランジスタ
131のベースに伝達される。これにより、トランジス
タ131はベース電流が供給されるのでオンとなり、該
オンによりトランジスタ129のベース電流が抵抗13
0を介して流れるので該トランジスタ129もオンとな
り、電圧源132の電圧がコレクタに発生し、該コレク
タ電圧の抵抗127,128の分圧がIGBT124の
ゲートに印加され、該IGBT124はオンとなる。
【0047】一方、TRIG108のゲートにも抵抗1
10を介してHigh信号が印加され、該TRIG10
8もオンとなり、トリガコンデンサ106に蓄積された
電荷はIGBT108,トリガトランス105の一次巻
線を介して放電され、該トリガトランス105の二次巻
線に高周波高電圧が発生して放電管122のトリガ電極
に印加され、該放電管122はイオン化され、上記の様
にIGBT124はオンとなっているので主コンデンサ
103の電荷はコイル104,放電管122,ダイオー
ド123,IGBT124を介して放電され、発光が開
始される(図2参照)。
【0048】また、前記IGBT108がオンになった
時にコンデンサ114の電圧がトランジスタ120を介
して放電管122の陰極に印加される。従って、放電管
122の陽極、陰極間には主コンデンサ103の電圧の
約2倍の電圧が印加され、放電管122のイオン化を助
ける。これにより、主コンデンサ103の充電電圧が低
くても放電管122の発光が可能になる。
【0049】なお、前記トランジスタ120は、IGB
T108がオンになった時にコンデンサ114の電荷が
抵抗118及びトランジスタ120のベースを介して放
電され、オンとなり、コンデンサ114が放電が終了す
ると、オフとなるものである。
【0050】発光開始してから所定時間後、マイクロコ
ンピュータ150はTRIG_ON端子のみをLowに
する。これにより、第3のスイッチング素子であるIG
BT108がオフし、倍電圧コンデンサ114,トリガ
コンデンサ106の充電が再開される。トリガコンデン
サ106は抵抗107を介して充電され、倍電圧コンデ
ンサ114は、主コンデンサ103の陽極,抵抗10
7,コンデンサ114,第2のダイオード115,主コ
ンデンサ103の陰極のループで充電される。
【0051】これにより、従来の単純な倍電圧コンデン
サを備えた閃光装置に比べ、高速に倍電圧コンデンサ1
14が充電される。このため、短い間隔での連続発光が
可能になっている。 (発光停止時)以下に発光停止時の動作を述べる。
【0052】マイクロコンピュータ150がIGBT_
ON端子をLowにすると、トランジスタ131,トラ
ンジスタ129はオフとなり、IGBT124のゲート
はLowとなるので該IGBT124に流れていた電流
はカットオフされる。これにより、放電管122の発光
は停止する。
【0053】(フラット発光制御時)第1のスイッチン
グ素子をであるIGBT124を高速でオン,オフする
フラット発光時の各部の信号を、図3にて説明する。
【0054】IGBT108,124をオンにすると、
トリガ信号が発生して放電管122が放電を始める(図
3参照)。発光開始所定時間後、マイクロコンピュータ
150はIGBT108をオフする。IGBT124は
発光中オン,オフを高速で繰り返すため発光波形は波を
打ちながら発光を持続する。この発光持続状態において
もIGBT108はオフのままなのでトリガコンデンサ
106は放電されない。従って、図3に示す様に発光開
始以外はトリガノイズを発生しない。
【0055】上記の実施の形態によれば、従来の特公平
7−13918,特開平5−62786の様に、つまり
図7又は図5の様に、トリガコンデンサ,倍電圧コンデ
ンサが直接、又はSCRを介して第1のスイッチング素
子であるIGBT124のコレクタに接続されていない
ので、第3のスイッチング素子であるIGBT108を
発光開始所定時間後にオフするとトリガコンデンサ10
6と倍電圧コンデンサ114に充電が開始され、第1の
スイッチング素子であるIGBT124をオフを待たず
に充電が可能なのでより、発光間隔を短くすることが可
能になる。
【0056】また、第1のスイッチング素子であるIG
BT124を高速にオン,オフさせるフラット発光中に
は第3のスイッチング素子であるIGBT108はオフ
の状態であり、トリガコンデンサ106は放電されない
のでトリガノイズは発生しない。よって、カメラの測光
系やストロボ内部の測光系などに悪影響を与えるといっ
たことを防ぐことができる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
主コンデンサの充電電圧が低電圧の場合にも発光可能で
あり、かつ、より短い間隔での連続発光を可能にすると
共に、フラット発光中のトリガノイズを軽減することが
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る閃光装置の構成を
示す回路図である。
【図2】図1の閃光装置の閃光発光時の信号,発光波形
を示す図である。
【図3】図1の閃光装置のフラット発光時の信号,発光
波形を示す図である。
【図4】従来の倍電圧用コンデンサを有した閃光装置の
構成の第1の例を示す回路図である。
【図5】従来の倍電圧用コンデンサを有した閃光装置の
構成の第2の例を示す回路図である。
【図6】図5の閃光装置の閃光発光時の信号,発光波形
を示す図である。
【図7】従来の倍電圧用コンデンサを有した閃光装置の
構成の第3の例を示す回路図である。
【図8】図7の閃光装置のフラット発光時の信号,発光
波形を示す図である。
【符号の説明】
101 電源回路 102 逆流防止用ダイオード 103 主コンデンサ 105 トリガトランス 106 トリガコンデンサ 108 第3のスイッチング素子であるIGBT 115 第2のダイオード 120 第2のスイッチング素子 123 第1のダイオード 124 第1のスイッチング素子であるIGBT 150 発光制御手段を成すマイクロコンピュータ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主コンデンサ,トリガ用コンデンサ,倍
    電圧用コンデンサを充電する充電手段と、前記主コンデ
    ンサに蓄えられた電気エネルギーを光に変える放電管
    と、前記トリガ用コンデンサを有し、前記放電管を励起
    するトリガ手段と、前記放電管の発光を制御する発光制
    御手段とを備えた閃光装置において、 前記主コンデンサの両端に、前記放電管,第1のダイオ
    ード,第1のスイッチング素子を直列に接続し、前記放
    電管の陰極と前記第1のダイオードのアノードの接続点
    と前記主コンデンサの陰極側の両端に、第2のスイッチ
    ング素子,第2のダイオードを直列に接続し、前記倍電
    圧用コンデンサの、一端を前記充電手段と第3のスイッ
    チング素子の接続点に、他端を前記第2のダイオードの
    アノードと前記第2のスイッチング素子の接続点に、そ
    れぞれ接続して、前記第3のスイッチング素子のオフ時
    には、前記倍電圧用コンデンサへの充電を可能にする為
    に、前記充電手段,前記倍電圧用コンデンサ,前記第2
    のダイオードの経路を形成し、又前記第3のスイッチン
    グ素子のオン時には、前記トリガ用コンデサを放電し、
    前記トリガ手段を励起すると同時に、倍電圧用コンデン
    サを放電し、該放電時に発生する電圧を前記第2のスイ
    ッチング素子の制御極に供給する経路を形成するように
    し、前記第3のスイッチング素子の、制御極を前記発光
    制御手段に、前記倍電圧用コンデンサに接続された以外
    の端子を前記主コンデンサの陰極に、それぞれ接続し、
    前記第1のスイッチング素子の制御極を、前記発光制御
    手段に接続し、 前記発光制御手段は、発光開始時には、前記第1のスイ
    ッチング素子をオンにし、前記第3のスイッチング素子
    をオンにして前記トリガ手段を励起すると同時に前記倍
    電圧用コンデンサを放電させて前記第2のスイッチング
    素子をオンさせ、該第2のスイッチング素子を介して前
    記放電管の陰極に前記倍電圧用コンデンサの電圧を印加
    するようにして、前記放電管を発光させ、 前記放電管の発光開始から所定時間が経過すると、前記
    第3のスイッチング素子をオフにし、 前記放電管の発光停止時には、前記第1のスイッチング
    素子をオフするようにしたことを特徴とする閃光装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のスイッチング素子に、IGB
    Tを用いることを特徴とする請求項1記載の閃光装置。
  3. 【請求項3】 前記第3のスイッチング素子に、IGB
    Tを用いることを特徴とする請求項1又は2記載の閃光
    装置。
  4. 【請求項4】 前記第3のスイッチング素子に、トラン
    ジスタを用いることを特徴とする請求項1又は2記載の
    閃光装置。
  5. 【請求項5】 前記第3のスイッチング素子に、FET
    を用いることを特徴とする請求項1又は2記載の閃光装
    置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2016513345A (ja) * 2013-02-13 2016-05-12 プロフォト・アーベー 閃光管のためのドライバ回路

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