JPH05114493A - ストロボ装置 - Google Patents

ストロボ装置

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JPH05114493A
JPH05114493A JP31206591A JP31206591A JPH05114493A JP H05114493 A JPH05114493 A JP H05114493A JP 31206591 A JP31206591 A JP 31206591A JP 31206591 A JP31206591 A JP 31206591A JP H05114493 A JPH05114493 A JP H05114493A
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voltage
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light emission
discharge tube
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Kazuo Tanaka
和雄 田中
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West Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、イオン化状態時の閃光放電管を介
して倍圧コンデンサを急速充電することにより、閃光放
電管の主電極間に主コンデンサの約2倍の高電圧を印加
し、高速繰り返し発光動作時の発光抜け防止を実現でき
る絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(I.G.B.
T.)を閃光放電管と直列に接続したストロボ装置を提
供することを目的とする。 【構成】 閃光放電管5とI.G.B.T.の間に接続
されたダイオード12の両端に接続されるトランジスタ
15と倍圧コンデンサ17とSCR18からなる直列体
と、アノードが閃光放電管5の陰極と接続されるダイオ
ード19を介して上記陰極と接続される側の端子が高電
位側となるように倍圧コンデンサ17を充電するダイオ
ード16および充電手段30と、トランジスタ15、S
CR18を発光開始信号に応答してオンさせるスイッチ
制御手段21・36、20とを備えて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、閃光放電管と直列にこ
の閃光放電管の発光動作を制御する絶縁ゲート型バイポ
ーラトランジスタ(Insulated Gate Bipolar Transisto
r;以下、I.G.B.T.と記す)を接続したストロ
ボ装置に関し、特に、高速繰り返し発光させる場合に有
効となる上記閃光放電管への電圧供給系に特徴を有する
ストロボ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より上述のようなI.G.B.T.
を使用したストロボ装置としては、特開昭64−170
33号公報に示された装置が周知である。
【0003】この装置は図5に示したように、周知のD
C−DCコンバータ回路である直流高圧電源1、この電
源1により充電される主コンデンサ2、上記電源1に併
設され後述する発光制御回路7に定電圧を供給する定電
圧回路3、閃光放電管5をトリガーする公知のトリガー
回路4、カメラボディ内の制御手段8と接続され、種々
の信号の授受を行いトリガー回路4を動作させるための
トリガー信号等、種々の出力信号を発生する制御回路
6、閃光放電管5直列接続されたI.G.B.T.のオ
ン・オフを制御し上記閃光放電管5の発光を制御する発
光制御回路7および閃光放電管5に主コンデンサ2の充
電電圧の2倍圧を印加する倍圧回路9とを備えて構成さ
れている。
【0004】上記装置においてスイッチSwをオンする
と、直流高圧電源1が動作し、主コンデンサ2、倍圧コ
ンデンサ9aが、直流高圧電源1の出力する高電圧によ
って図示極性のように充電される。また、低圧電源Eに
て制御回路6の電源として機能する電源用コンデンサC
eの充電が行われ、さらに、定電圧回路3のコンデンサ
3aが充電されることになる。よって、制御回路6は作
動を開始し、発光制御回路7は発光準備状態となる。
【0005】上記の各コンデンサの充電がなされた状態
において、制御手段8より発光開始信号が制御回路6に
入力されると制御回路6は動作し、出力端子Oaから高
レベル信号を出力して発光制御回路7のトランジスタQ
a,Qbをオンさせる。
【0006】トランジスタQa,Qbがオンすると、コ
ンデンサ3aの充電電圧によりI.G.B.T.がオン
する。よって、倍圧回路9が動作して倍圧コンデンサ9
aの充電電圧が閃光放電管5の主電極間に印加されると
同時にトリガー回路4も動作して閃光放電管5を励起
し、この結果、閃光放電管5は主コンデンサ2の充電電
荷を消費して発光することになる。
【0007】上記発光途上において、制御手段8より発
光停止信号が制御回路6に入力されると制御回路6は動
作し、出力端子Obから高レベル信号を出力して発光制
御回路7のトランジスタQc,Qdをオンせしめる。こ
れにより、それまでオンしていたトランジスタQb、
I.G.B.T.がオフし、この結果、閃光放電管5の
発光が停止する。
【0008】上記のような動作が図5に示した従来装置
の基本的な動作である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】I.G.B.T.を使
用したストロボ装置は周知であり、転流コンデンサを用
いて発光停止を行う従来装置とは異なり発光オ−バ−が
なくなり、また、高速の繰り返し発光動作、装置形状の
小型化を実現できることになる。
【0010】しかしながら、高速の繰り返し発光動作に
ついて詳細に見てみると、依然として以下のような問題
点を有している。
【0011】すなわち、高速の繰り返し発光動作の周期
が所定の周期以上の高周期、例えば数十Hz以上のある周
期帯になると、図5に示した構成では、倍圧コンデンサ
9aの十分な充電が行われないうちに次回の発光動作が
なされる状態となることが考えられ、かかる場合、倍圧
回路9の作用が期待できないことから閃光放電管5を発
光させられなくなり、発光抜けを生じることになる不都
合点を有している。
【0012】具体的に述べると、上記倍圧コンデンサ9
aは閃光放電管5の陰極電位が低レベルになされた時点
において初めてその充電が開始される、換言すれば上記
陰極電位が高レベルのうちはその充電がなされないこと
は図示した回路構成からも明らかである。
【0013】ところで、上記陰極電位は、閃光放電管5
が一度発光すると、エネルギー供給を停止してもそのイ
オン化状態が終了して初期状態に復帰するまでの期間、
高電位に維持されることが周知であり、また上記倍圧コ
ンデンサ9aは適宜の充電時定数を有し、したがって、
上述した期間、あるいは上記期間を経過した後であって
も上記時定数を経過していない時点において次回の発光
動作がなされた場合、上記倍圧コンデンサ9aに充分な
充電が行われることはなく、この結果、倍圧回路9の作
用を期待できなくなるわけである。
【0014】なお、上述したある周期帯を越える極めて
高周期の場合には、閃光放電管5がトリガーされなくて
も発光できるような状態にある時に次回の発光のための
動作がなされることになるため、閃光放電管5は極めて
容易に発光することになり、先に述べた発光抜けを生じ
ないことは周知である。
【0015】一方、閃光放電管において小型化および発
光光量の増大を行うことを考える場合、内部ガス圧を高
くし高インピ−ダンス化する方法が周知である。
【0016】上記方法は、閃光放電管の放電開始電圧が
上昇することが知られており、加えて、高速の繰り返し
発光動作を考えると、小型化により放熱特性が悪化し、
また高インピーダンス化により熱蓄積特性が高くなり、
より一層発光開始電圧が上昇することが考えられ、上述
した状況と併せて考えると、倍圧回路の作用が期待でき
ないことは、閃光放電管の発光にますます不利となって
しまうことになる。
【0017】本発明は上記のような不都合点を考慮して
なしたもので、倍圧コンデンサを、閃光放電管の陰極と
接続される側の端子が高電位に充電されるように、加え
て発光動作時に閃光放電管の主電極間電圧を昇圧できる
ように接続することにより、イオン化状態時の閃光放電
管を介して上記倍圧コンデンサの急速充電を実現し、数
十Hz以上の高速繰り返し発光動作時において次回の発光
動作を確実に行うことができる小型、高インピーダンス
化した閃光放電管を採用できるストロボ装置を提供する
ことを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明によるストロボ装
置は、直流高圧電源と、この直流高圧電源の両端に接続
される主コンデンサと、閃光放電管と第1のダイオード
とI.G.B.T.とを直列接続してなり、上記主コン
デンサの両端に接続される直列接続体と、制御極を有す
る第1制御スイッチ素子と第2ダイオードとを直列接続
してなり、上記第1ダイオードとI.G.B.T.との
直列体の両端に接続される第2直列接続体と、一端が上
記第2ダイオードのアノードと接続され、他端が制御極
を有する第2制御スイッチ素子を介して上記I.G.
B.T.のコレクタと接続される倍圧コンデンサと、ア
ノードが上記閃光放電管の陰極と接続され、陰極が上記
倍圧コンデンサの他端と接続される第3ダイオードと、
上記第2ダイオードを介して上記倍圧コンデンサの充電
を行う充電手段と、発光開始信号の供給に応答して動作
し、上記第1、第2制御スイッチ素子を動作せしめるス
イッチ制御手段と、上記I.G.B.T.の制御極への
オン電圧の供給の有無を制御して上記I.G.B.T.
のオン・オフ状態を制御する駆動制御手段と、動作する
ことにより上記閃光放電管を励起するトリガー回路とを
備えて構成される。
【0019】
【作用】本発明によるストロボ装置は上記のように構成
されることから、倍圧コンデンサは、充電手段により第
3ダイオードと接続される端子、すなわち第3ダイオー
ドを介して閃光放電管のカソードと接続される端子が高
電位になるように第2ダイオードを介して充電されるこ
とになる。
【0020】また、発光開始信号の供給に応答してスイ
ッチ制御手段が動作し、上記第1、第2制御スイッチ素
子がオンせしめられた時、I.G.B.T.がオン状態
であると、トリガー回路が動作し、閃光放電管が励起さ
れ、同時に倍圧コンデンサの充電電圧が、第2制御スイ
ッチ素子、I.G.B.T.、主コンデンサおよび第1
制御スイッチ素子を介して閃光放電管の主電極間に印加
されることになる。
【0021】したがって、上記閃光放電管の主電極間電
圧は、主コンデンサの充電電圧以上の高電圧値に制御さ
れることになる。
【0022】この結果、閃光放電管は容易にその発光動
作を開始し、主コンデンサの充電電荷を消費して発光す
る。
【0023】一方、駆動制御回路の動作によりI.G.
B.T.がオフすると、主コンデンサおよび倍圧コンデ
ンサの放電ループが遮断され、閃光放電管はイオン化状
態となり発光を停止すると共に上記倍圧コンデンサは充
電が行える状態となる。
【0024】閃光放電管がイオン化状態となるとその陰
極電位が高電位となるが、本発明においては、倍圧コン
デンサの一端と上記閃光放電管の陰極とを接続する第3
ダイオードを備えており、このため、上記倍圧コンデン
サは、上記I.G.B.T.のオフ時点より上記陰極の
高電位による充電が開始されることになる。
【0025】なお、この充電は先の充電手段による充電
とは異なり、イオン化状態にある閃光放電管、第3、第
2ダイオードを介して行われることになり、その充電時
定数を極めて小さく設定できることになる。すなわち、
本発明における倍圧コンデンサは、I.G.B.T.が
オフすると瞬時に充電されることになり、この結果、高
周期の繰り返し発光動作を行う場合でも常に閃光放電管
に倍圧コンデンサの充電電圧を印加でき、上記繰り返し
発光動作を、発光抜けを生じることなく実現できること
になる。
【0026】
【実施例】図1は本発明によるストロボ装置の一実施例
を示す電気回路図であり、図中、図5と同符号の要素は
同一機能の要素を示している。
【0027】周知のDC−DCコンバータ回路や積層電
源等からなる直流高圧電源1の両端には、主コンデンサ
2が接続されている。
【0028】主コンデンサ2の両端には、閃光放電管5
と、第1ダイオード12とI.G.B.T.とからなる
直列体11とを直列接続した第1直列接続体10が接続
されている。
【0029】I.G.B.T.のゲートは、後述する動
作制御回路20と共にスイッチ制御手段を形成し、上記
I.G.B.T.の導通、非導通動作を制御する駆動制
御回路13の出力端子13aと接続されている。
【0030】かかる駆動制御回路13としては、I.
G.B.T.を、直流高圧電源1の動作に応答してオン
せしめ、発光停止信号が供給されることによりオフせし
めるような制御方式の回路、あるいは、I.G.B.
T.を、発光開始信号に応答、すなわち発光動作時のみ
オンせしめ、発光停止信号が供給されることによりオフ
せしめるような制御方式の回路が考えられる。
【0031】直列体11の両端には、図番を付していな
い抵抗と制御極を有する第1制御スイッチ素子であるト
ランジスタ15と第2ダイオード16とを直列接続して
なる第2直列接続体14が接続されている。
【0032】倍圧コンデンサ17は、その一端が第2ダ
イオード16のアノードと接続され、その他端が、制御
極を有する第2制御スイッチ素子であるSCR18を介
してI.G.B.T.のコレクタと接続されている。ま
た、上記倍圧コンデンサ17の他端は、アノードが閃光
放電管5の陰極と接続される第3ダイオード19のカソ
ードと接続されている。
【0033】SCR18の制御極であるゲートは、上記
駆動制御回路13と共にスイッチ制御手段を形成し、そ
の入力端子20aへの発光開始信号の供給に応答して動
作し、出力端子20bより上記SCR18をオン動作さ
せるオン電圧を発生、出力する動作制御回路20の上記
出力端子20bと接続されている。
【0034】トランジスタ15の制御極であるベ−ス
は、発光開始信号が供給される入力端子21a、適宜の
基準電源が印加された基準電源端子21b、第1、第2
トランジスタ22、23、抵抗24、25、26、2
7、28、29からなり、上記入力端子21aへの上記
発光開始信号の供給に応答して上記基準電源を上記ベ−
スに供給するスイッチ回路を形成するゲート手段21と
接続されている。なお、かかるゲート手段21は、電流
増幅回路として機能することも明らかである。
【0035】充電抵抗31は、第2ダイオード16を介
して倍圧コンデンサ17を充電する充電手段30を形成
する。
【0036】さらに、トリガーコンデンサ33、トリガ
ートランス34からなり、上記SCR18およびI.
G.B.T.のオンによる上記トリガーコンデンサ33
の上記SCR18、トリガートランス34等を介しての
放電により閃光放電管5を励起するトリガー回路32
が、上記SCR18およびI.G.B.T.からなる直
列体の両端に接続されている。
【0037】以下、図1に示した本発明によるストロボ
装置の一実施例の動作について詳述する。なお、駆動制
御回路13としては、先に述べた二つの制御方式の内の
前者の方式による回路を採用しているとする。
【0038】今、図示していない適宜の電源スイッチの
投入等により直流高圧電源1が動作を開始すると、その
出力端子間に出力される直流高電圧により主コンデンサ
2の図示極性への充電が行われると共に、駆動制御回路
13が上記直流高圧電源1の動作開始に応答して動作状
態となり、その出力端子13aよりI.G.B.T.の
オン電圧を出力し、よって、この時点においてI.G.
B.T.を導通準備状態になす。
【0039】同時に、倍圧コンデンサ17およびトリガ
ーコンデンサ33の図示極性への充電が、すなわち、第
3ダイオード19を介して閃光放電管5の陰極と接続さ
れる側の端子が高電位となるような充電が、それぞれ充
電手段30である充電抵抗31と第2ダイオード16あ
るいは上記充電抵抗31とトリガートランス34を介し
て行われる。
【0040】主コンデンサ2等の充電がなされた状態に
おける適宜時点において、発光開始信号が動作制御回路
20の入力端子20aに供給されると、この動作制御回
路20は動作し、その出力端子20bよりSCR18の
オン電圧を出力し、SCR18のゲートに供給する。
【0041】同時に、上記発光開始信号はゲート手段2
1の入力端子21aにも供給され、よって、ゲート手段
21を構成する第1、第2トランジスタ22、23がオ
ンし、基準電源端子21bに供給されている基準電源が
上記第2トランジスタ23を介してトランジスタ15の
ベースに供給されることになる。
【0042】したがって、上記SCR18は、I.G.
B.T.が駆動制御回路13の動作により導通準備状態
になされていることから上記オン電圧の供給を受けた時
点でオンし、同時に上記トランジスタ15もオンする。
【0043】SCR18がオンすると、トリガーコンデ
ンサ33の充電電荷がSCR18、I.G.B.T.お
よびトリガートランス34の一次巻線を介して放出さ
れ、その二次巻線に誘起される高電圧によって閃光放電
管5が励起される。このとき、上記一時巻線にも上記ト
リガーコンデンサ33の放電に伴う振動電圧が誘起さ
れ、一方、本実施例においては、上記トリガーコンデン
サ33の高電位側端子を第3ダイオード19を介して閃
光放電管5の陰極と接続しており、よって、上記一時巻
線に誘起された振動電圧の一部は、主コンデンサ2、第
3ダイオード19およびトリガーコンデンサ33を介し
て閃光放電管5の主電極間に印加されることになる。
【0044】また、トランジスタ15がオンすると、倍
圧コンデンサ17の充電電圧が、SCR18、I.G.
B.T.、主コンデンサ2およびトランジスタ15を介
して上記閃光放電管5の主電極間に印加されることにな
る。
【0045】したがって、閃光放電管5の主電極間に
は、主コンデンサ2の充電電圧に加え、トリガートラン
ス34の一時巻線に誘起される振動電圧の一部および倍
圧コンデンサ17の充電電圧が印加されることになり、
この結果、上記閃光放電管5は極めて容易に発光動作を
開始し、上記SCR18のオン時点より主コンデンサ2
の充電電荷を消費して発光する。
【0046】閃光放電管5が発光している適宜時点にお
いて駆動制御回路13に発光停止信号が供給されると、
駆動制御回路13はI.G.B.T.をオフさせる。
【0047】I.G.B.T.がオフすると、閃光放電
管5を流れていた放電電流が遮断され、閃光放電管5は
その発光を停止し、先にも述べたイオン化状態を経て初
期状態に復帰することになる。
【0048】同時に、倍圧コンデンサ17のSCR1
8、I.G.B.T.等を介しての放電ループおよびト
リガーコンデンサ33のSCR18、I.G.B.T.
を介しての放電ループが遮断されることになり、よって
上記倍圧コンデンサ17およびトリガーコンデンサ33
は充電できる状態になされることになる。
【0049】この結果、主コンデンサ2、閃光放電管
5、第3ダイオード19、倍圧コンデンサ17、第2ダ
イオード16のループと、主コンデンサ2、閃光放電管
5、第3ダイオード19、トリガーコンデンサ33、ト
リガートランス34のループに電流が流れることにな
り、上記倍圧コンデンサ17、トリガーコンデンサ33
は瞬時に充電されることになる。
【0050】すなわち、閃光放電管5がイオン化状態に
あり、その陰極電位が高くても、上記倍圧コンデンサ1
7、トリガーコンデンサ33は、先にも述べたように本
来上記閃光放電管5の陰極と接続される側の端子が高電
位となるように充電されることから、その充電動作は上
記閃光放電管5がイオン化状態となった時点から、なん
ら支障なく行われ、換言すれば、I.G.B.T.のオ
フと同時に開始されることになる。
【0051】この結果、数十Hz以上の高周期の繰り返し
発光動作を行うべく、極短時間後に駆動制御回路13へ
の発光停止信号の供給を停止すると共に発光開始信号を
再びSCR18のゲートに供給したとしても、倍圧コン
デンサ17等は、上述したように上記I.G.B.T.
のオフ動作時に瞬時に充電されていることから、上記S
CR18のオン時には、常に閃光放電管5を励起できる
と共にその主電極間に倍圧コンデンサ17の充電電圧等
を印加できることになり、閃光放電管5の発光抜けを防
止できることになる。
【0052】図2は、本発明によるストロボ装置の他の
実施例を示す電気回路図であり、図中、図1と同符号の
構成要素は同一構成要素を示している。
【0053】図2からも明らかなように、この実施例
は、図1に示した実施例においては複数のトランジスタ
を含むスイッチ回路から構成していたゲート手段21
を、簡素化した例である。
【0054】すなわち、発光開始信号が供給される入力
端子とベースが接続されていたトランジスタ22に替え
て、そのカソードがSCR18のアノードと接続される
第4ダイオード35を接続した例である。
【0055】以下、図2に示した実施例の動作について
述べるが、上述したように先の実施例と異なる点は、ト
ランジスタ22と第4ダイオード35の違いだけであ
り、例えば倍圧コンデンサ17の充電電荷による閃光放
電管5の主電極間電圧の昇圧動作等は先の実施例と同一
の動作となることは詳述するまでもない。なお、駆動制
御回路13としては、先の実施例同様、直流高圧電源1
に応答する方式の回路を採用しているとする。
【0056】直流高圧電源1が動作を開始すると、先の
実施例同様、主コンデンサ2、倍圧コンデンサ17等の
図示極性への充電がなされると共に、駆動制御回路13
が動作を開始し、I.G.B.T.がオン状態になされ
る。
【0057】上述した各コンデンサ2等の充電がなされ
た状態において、動作制御回路20の入力端子20aに
発光開始信号が供給されると、上記動作制御回路20は
動作し、SCR18をオンせしめる。
【0058】SCR18がオンすると、I.G.B.
T.がオン状態でありそのアノード電位が低レベルとな
り、よって先の実施例同様、トリガー回路32が動作
し、閃光放電管5が周知のように励起されると共に、ト
リガートランス34の一次巻線に誘起される振動電圧の
一部が閃光放電管5の主電極間に印加される。
【0059】同時に、ゲート手段21のトランジスタ2
3も、そのベースが第4ダイオード35を介して上記S
CR18のアノードと接続されていることから低電位に
なされ、上記SCR18のオン時点においてオンするこ
とになる。
【0060】したがって、トランジスタ15のベースに
基準電源端子21bより適宜の基準電源が上記トランジ
スタ23を介して印加されることになり、上記トランジ
スタ15も上記SCR18のオン時点においてオンし、
先の実施例同様、倍圧コンデンサ17の充電電圧が、S
CR18、I.G.B.T.主コンデンサ2およびトラ
ンジスタ15を介して閃光放電管5の主電極間に印加さ
れることになる。
【0061】したがって、閃光放電管5の主電極間に
は、先の実施例同様、主コンデンサ2の充電電圧に加
え、上述した振動電圧の一部および倍圧コンデンサ17
の充電電圧が印加され、これにより上記閃光放電管5は
極めて容易に発光動作を開始し、主コンデンサ2の充電
電荷を消費して発光する。
【0062】閃光放電管5の発光途上において、発光停
止信号の駆動制御回路13への供給によりI.G.B.
T.がオフすると、先の実施例同様、上記主コンデンサ
2、倍圧コンデンサ17およびトリガーコンデンサ33
の放電ループが遮断され、よって倍圧コンデンサ17お
よびトリガーコンデンサ33は閃光放電管5、第3ダイ
オード19等を介して瞬時に充電されることになる。
【0063】この結果、I.G.B.T.のオフ時点か
ら極短時間後に、駆動制御回路13への発光停止信号の
供給を停止し、同時に発光開始信号をSCR18のゲー
トに供給したとしても、上記SCR18のオン時には、
常に閃光放電管5を励起できると共にその主電極間に倍
圧コンデンサ17の充電電圧等を主コンデンサ2の充電
電圧に重畳して印加できることになり、先の実施例と同
様、高周期の繰り返し発光動作を発光抜けを生じること
なく安定して行えることになる。
【0064】図3は、本発明によるストロボ装置のさら
に他の実施例を示す電気回路図であり、図中、図1、図
2と同符号の構成要素は同一構成要素を示している。
【0065】図3からも明らかなように、この実施例
は、図1、図2に示した実施例においてはトランジスタ
を有したスイッチ回路を含むゲート手段21で構成して
いたトランジスタ15の動作制御系を、倍圧コンデンサ
17の放電動作を使用する構成となした例である。
【0066】すなわち、ゲート手段21に替え、抵抗3
7、38からなり、倍圧コンデンサ17のSCR18お
よびI.G.B.T.を介しての放電ループを形成する
と共に、該放電ループ形成時の発生電圧をトランジスタ
15の制御極に供給する放電回路36を、上記倍圧コン
デンサ17およびトランジスタ15に対して接続した例
である。なお、上記放電ループの形成時点は、上記SC
R18が発光開始信号の供給に応答して動作する動作制
御回路20により動作制御されることから、上記発光開
始信号の供給に応答する時点となることは詳述するまで
もない。
【0067】以下、図3に示した実施例の動作について
述べるが、上述したように先の実施例と大きく異なる点
は、トランジスタ15の動作制御系だけであり、例えば
倍圧コンデンサ17の充電電荷による閃光放電管5の主
電極間電圧の昇圧動作等は先の実施例と同一の動作とな
ることは詳述するまでもない。なお、駆動制御回路13
としては、直流高圧電源1に応答する方式の回路を採用
しているとする。
【0068】直流高圧電源1が動作を開始すると、先の
実施例同様、主コンデンサ2、倍圧コンデンサ17等の
図示極性への充電がなされると共に、駆動制御回路13
が動作を開始し、I.G.B.T.がオン状態になされ
る。
【0069】上述した各コンデンサ2等の充電がなされ
た状態において、動作制御回路20の入力端子20aに
発光開始信号が供給されると、上記動作制御回路20は
動作し、SCR18をオンせしめる。
【0070】SCR18がオンすると、先の実施例同
様、トリガーコンデンサ33の放電がSCR18、I.
G.B.T.等を介して開始され、閃光放電管5が周知
のように励起されると共に、トリガートランス34の一
次巻線に誘起される振動電圧の一部が閃光放電管5の主
電極間に印加される。
【0071】同時に、先の実施例とは異なり、倍圧コン
デンサ17の充電電荷が上記SCR18、I.G.B.
T.および放電回路36を介して放電され、よって上記
放電回路36を形成する抵抗37に生じる降下電圧がト
ランジスタ15の制御極であるベースに印加されること
になり、このトランジスタ15がオンする。
【0072】トランジスタ15がオンすると、先の実施
例同様、倍圧コンデンサ17の充電電圧が、SCR1
8、I.G.B.T.主コンデンサ2およびトランジス
タ15を介して閃光放電管5の主電極間に印加されるこ
とになる。
【0073】したがって、閃光放電管5の主電極間に
は、先の実施例同様、主コンデンサ2の充電電圧に加
え、上述した振動電圧の一部および倍圧コンデンサ17
の充電電圧が印加され、これにより上記閃光放電管5は
極めて容易に発光動作を開始し、主コンデンサ2の充電
電荷を消費して発光する。
【0074】閃光放電管5の発光途上において、発光停
止信号の駆動制御回路13への供給によりI.G.B.
T.がオフすると、先の実施例同様、上記主コンデンサ
2、倍圧コンデンサ17およびトリガーコンデンサ33
の放電ループが遮断されることになり、よって倍圧コン
デンサ17およびトリガーコンデンサ33は閃光放電管
5、第3ダイオード19等を介して瞬時に充電されるこ
とになる。
【0075】この結果、I.G.B.T.のオフ時点か
ら極短時間後に、駆動制御回路13への発光停止信号の
供給を停止し、同時に発光開始信号をSCR18のゲー
トに供給したとしても、上記SCR18のオン時には、
常に閃光放電管5を励起できると共にその主電極間に倍
圧コンデンサ17の充電電圧等を主コンデンサ2の充電
電圧に重畳して印加できることになり、先の実施例と同
様、高周期の繰り返し発光動作を発光抜けを生じること
なく安定して行えることになる。
【0076】図4は、本発明によるストロボ装置のさら
に他の実施例を示す電気回路図であり、図中、図1〜図
3と同符号の構成要素は同一構成要素を示している。
【0077】図4からも明らかなように、この実施例
は、先に述べた図1に示した実施例におけるゲート手段
21のpnp型であったトランジスタ23をnpn型の
トランジスタ39に置換すると共に、上記ゲート回路2
1のトランジスタ22および抵抗24、25、27、2
8を削除している。さらに上記npn型トランジスタ3
9のコレクタと基準電源端子21aとの間に抵抗40を
接続し、加えて上記npn型トランジスタ39のベース
と主コンデンサ2の低電位側端子間に抵抗41を接続し
ている。
【0078】なお、先の図1、図2に示した実施例にお
いては述べなかったが、基準電源端子21aは、例えば
図4に図示したような適宜の基準電圧を出力する電源電
池である基準電源42の高電位側端子と接続される。
【0079】また、上記基準電源端子21bに供給され
るべき電圧は、基本的にはトランジスタ15を完全飽和
状態にできれば良く、したがって、例えばトランジスタ
39の耐圧を高耐圧とした場合、上記基準電源端子21
bは、図中に破線で示したように、上記基準電源42に
替え、上記条件を満足する電圧値を出力している主コン
デンサ2の高電位側端子と接続しても良い。
【0080】以下、図4に示した実施例の動作について
述べるが、先の各実施例と異なる点は、トランジスタの
極性変更等、トランジスタ15のベースへの電流供給系
であり、倍圧コンデンサ17による閃光放電管5の主電
極間の昇圧動作あるいは閃光放電管5のイオン化状態時
における倍圧コンデンサ17等の急速充電動作等は、先
の各実施例と同一動作となり、詳述しない。
【0081】直流高圧電源1が動作すると、先の各実施
例同様、主コンデンサ2、倍圧コンデンサ17等が図示
極性に充電される。
【0082】上記各コンデンサの充電がなされた状態
で、発光開始信号が動作制御回路20に供給されると、
先の実施例同様SCR18がオンする。この時、先の各
実施例同様、I.G.B.T.は駆動制御回路13の動
作により導通準備状態になされている。
【0083】SCR18がオンするとそのアノードが低
電位となり、よって先の実施例と同様に、トリガー回路
32が動作し、閃光放電管5が励起されると共にその主
電極間にトリガートランス34に誘起される振動電圧の
一部が印加される。
【0084】同時に、倍圧コンデンサ17の充電電荷が
SCR18、I.G.B.T.、抵抗41および抵抗2
9を介して放電され、これによりnpn型トランジスタ
39のベース電流が流れ、npn型トランジスタ39が
オンする。
【0085】npn型トランジスタ39がオンすると、
トランジスタ15のベースに基準電源端子21bと接続
されている例えば基準電源42の出力電圧が上記npn
型トランジスタ39を介して印加され、上記トランジス
タ15はオンする。
【0086】トランジスタ15のオンにより、先の実施
例と同様に、倍圧コンデンサ17の充電電圧がSCR1
8等を介して閃光放電管5の主電極間に印加される。
【0087】よって、閃光放電管5はSCR18のオン
時点より容易に発光動作を開始し、主コンデンサ2の充
電電荷を消費して発光する。
【0088】発光停止信号の供給を受けた駆動制御回路
13の動作によりI.G.B.T.がオフすると、先の
実施例と同様に、倍圧コンデンサ17、トリガーコンデ
ンサ33が急速充電され、次回の発光動作準備がなされ
る。
【0089】このため、この図4に示した実施例も、先
の各実施例と同様の作用、効果を期待できる。
【0090】また、この実施例と同様に倍圧コンデンサ
17の充電電荷をトランジスタ15のベース電流供給制
御に利用している先の図3に示した実施例に比して、閃
光放電管5の主電極間の昇圧動作をより有利に行える効
果も有している。
【0091】先の図3に示した実施例の場合、トランジ
スタ15を完全飽和させるためには数mmAオーダーの
電流を倍圧コンデンサ17より抵抗38を介してトラン
ジスタ15のベースに供給する必要がある。かかるエネ
ルギー消費は、上記トランジスタ15がオンした時に倍
圧コンデンサ17より閃光放電管5に供給できるエネル
ギーを減少させることに他ならない。
【0092】これに対し、図4に示した実施例は、倍圧
コンデンサ17の充電エネルギーを直接トランジスタ1
5へのベース電流の供給には使用していない。
【0093】すなわち、上記トランジスタ15へのベー
ス電流の供給は、図1、図2に示した実施例同様、倍圧
コンデンサ17ではなく基準電源端子21bに接続され
た例えば基準電源42により行うように構成されてい
る。
【0094】倍圧コンデンサ17の充電エネルギーは、
その一部が上記基準電源42からのベース電流供給時期
を制御するnpn型トランジスタ39を完全飽和させる
ために使用される。
【0095】上記npn型トランジスタ39の完全飽和
のために、上記npn型トランジスタ39のベースに供
給する必要のある電流の値は数百μAオーダーの微小電
流で良く、そのエネルギー消費量は倍圧コンデンサ17
の充電エネルギーの閃光放電管5への印加に対してほと
んど問題にならない。
【0096】換言すれば、図4に示した実施例は、先の
図3に示した実施例に比して倍圧コンデンサ17の充電
エネルギーを効率良く閃光放電管5の主電極間に印加で
き、この結果、主コンデンサ2の充電電圧が低下してき
た場合、先の図3に示した実施例に比して、より低い主
コンデンサ2の充電電圧においても閃光放電管5を発光
させることができる。
【0097】なお、図4に示した実施例は、先の図1、
図2に示した実施例に対して部品点数を少なくできる効
果を有していることは、図4からも明らかである。
【0098】以上、本発明によるストロボ装置の4つの
実施例について述べてきたが、いずれの実施例において
も直流高圧電源1の動作に応答してI.G.B.T.の
オン電圧を出力する形式の回路を採用していた駆動制御
回路13として、図5に示した従来装置のような形式の
回路、すなわち、常時はI.G.B.T.をオフ状態に
制御し、発光動作時のみ動作してI.G.B.T.のオ
ン電圧を出力するような形式の回路を採用しても良いこ
とは詳述するまでもない。
【0099】ただし、上記のような形式の駆動制御回路
を採用する場合、SCR18あるいはトランジスタ15
のオン状態への移行時にはI.G.B.T.が十分なオ
ン状態になされていることが、上記I.G.B.T.の
破壊防止の観点から望ましく、実用化の際には上記I.
G.B.T.のオン電圧の出力タイミングを上記SCR
18等のオン電圧の出力タイミングより先行させること
が好ましい。
【0100】
【発明の効果】本発明によるストロボ装置は、閃光放電
管がイオン化状態になると同時に充電を行うことができ
る倍圧コンデンサを備えていることから、I.G.B.
T.のオン時には常に上記閃光放電管の主電極間に、主
コンデンサの充電電圧に重畳して上記倍圧コンデンサの
充電電圧を印加できることになり、したがって、数十Hz
以上の高速繰り返し発光動作を発光抜けを生じることな
く実現できる、換言すればI.G.B.T.の高周期の
オン・オフ動作に追従して閃光放電管を確実に発光させ
ることができる効果を有している。
【0101】また、閃光放電管の主電極間に高電圧を安
定して印加できることから、閃光放電管の発光開始電圧
が高くても確実、かつ安定して発光させることができ、
小型化、かつ高インピーダンス化された閃光放電管を採
用できる効果を有し、この結果、装置形状の小型化、発
光光量の増大を実現できる効果も有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるストロボ装置の一実施例を示す電
気回路図
【図2】本発明によるストロボ装置の他の実施例を示す
電気回路図
【図3】本発明によるストロボ装置のさらに他の実施例
を示す電気回路図
【図4】本発明によるストロボ装置のさらに他の実施例
を示す電気回路図
【図5】特開昭64−17033号公報に示された装置
の一例を示す電気回路図
【符号の説明】
1 直流高圧電源 2 主コンデンサ 5 閃光放電管 10 第1直列接続体 11 直列体 12 第1ダイオード 13 駆動制御回路 14 第2直列接続体 15 トランジスタ 16 第2ダイオード 17 倍圧コンデンサ 18 SCR 19 第3ダイオード 20 動作制御回路 21 ゲート手段 22 トランジスタ 23 トランジスタ 24 抵抗 25 抵抗 26 抵抗 27 抵抗 28 抵抗 29 抵抗 30 充電手段 31 充電抵抗 32 トリガー回路 33 トリガーコンデンサ 34 トリガートランス 35 第4ダイオード 36 放電回路 37 抵抗 38 抵抗 39 npn型トランジスタ 40 抵抗 41 抵抗 42 基準電源

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流高圧電源と、この直流高圧電源の両端
    に接続される主コンデンサと、閃光放電管と第1ダイオ
    ードと絶縁ゲート型バイポーラトランジスタとを直列接
    続してなり、前記主コンデンサの両端に接続される第1
    直列接続体と、制御極を有する第1制御スイッチ素子と
    第2ダイオードとを直列接続してなり、前記第1ダイオ
    ードと絶縁ゲート型バイポーラトランジスタとの直列体
    の両端に接続される第2直列接続体と、一端が前記第2
    ダイオードのアノードと接続され、他端が制御極を有す
    る第2制御スイッチ素子を介して前記絶縁ゲート型バイ
    ポーラトランジスタのコレクタと接続される倍圧コンデ
    ンサと、アノードが前記閃光放電管の陰極と接続され、
    カソードが前記倍圧コンデンサの他端と接続される第3
    ダイオードと、前記第2ダイオードを介して前記倍圧コ
    ンデンサの充電を行う充電手段と、発光開始信号の供給
    に応答して動作し、前記第1、第2制御スイッチ素子を
    動作せしめるスイッチ制御手段と、前記絶縁ゲート型バ
    イポーラトランジスタの制御極へのオン電圧の供給の有
    無を制御し、前記絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ
    のオン・オフ状態を制御する駆動制御手段と、動作する
    ことにより前記閃光放電管を励起するトリガー回路とを
    備えてなるストロボ装置。
  2. 【請求項2】スイッチ制御手段は、発光開始信号が供給
    されることにより動作し、第2制御スイッチ素子の制御
    極にオン電圧を供給する動作制御回路と、適宜の基準電
    源が印加された基準電源端子、前記発光開始信号が供給
    される入力端子および前記入力端子への前記発光開始信
    号の供給に応答して前記基準電源を第1制御スイッチ素
    子の制御極に供給するスイッチ回路を含むゲート手段と
    からなる請求項1記載のストロボ装置。
  3. 【請求項3】スイッチ回路は、主極間が基準電源端子と
    第1制御スイッチ素子の制御極間に接続され、制御極が
    倍圧コンデンサと第2制御スイッチ素子との接続点に第
    4ダイオードを介して接続される第3制御スイッチ素子
    を含んでなる請求項2記載のストロボ装置。
  4. 【請求項4】スイッチ制御手段は、発光開始信号が供給
    されることにより動作し、第2制御スイッチ素子の制御
    極にオン電圧を供給する動作制御回路と、倍圧コンデン
    サの前記第2制御スイッチ素子および絶縁ゲート型バイ
    ポーラトランジスタを介しての放電ループを形成すると
    共に、該放電ループを介しての前記倍圧コンデンサの放
    電動作時、前記放電ループ内に生じる降下電圧を第1制
    御スイッチ素子の制御極にオン信号として供給する放電
    回路とからなる請求項1記載のストロボ装置。
  5. 【請求項5】スイッチ制御手段は、発光開始信号が供給
    されることにより動作し、第2制御スイッチ素子の制御
    極にオン電圧を供給する動作制御回路と、適宜の基準電
    源が印加された基準電源端子、エミッタが第1制御スイ
    ッチ素子の制御極と接続され、コレクタが第1の抵抗を
    介して前記基準電源端子と接続されるnpn型トランジ
    スタおよび前記npn型トランジスタのベ−スと主コン
    デンサの低電位側端子との間に接続される第2の抵抗を
    含むゲート手段とからなる請求項1記載のストロボ装
    置。
  6. 【請求項6】トリガー回路は、第2制御スイッチ素子と
    絶縁ゲート型バイポーラトランジスタとの直列体の両端
    に直列接続されるトリガーコンデンサとトリガートラン
    スの一次巻線とを備え、前記トリガーコンデンサは、充
    電手段あるいは閃光放電管、第3ダイオードを介して充
    電されると共に前記第2制御スイッチ素子および絶縁ゲ
    ート型バイポーラトランジスタのオン時にこの両者を介
    して放電動作を行う請求項1ないし5記載のストロボ装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2009258430A (ja) * 2008-04-17 2009-11-05 Sony Corp 放電装置、放電装置の制御方法、及び撮像装置

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