JPH09251791A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置

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JPH09251791A
JPH09251791A JP6137996A JP6137996A JPH09251791A JP H09251791 A JPH09251791 A JP H09251791A JP 6137996 A JP6137996 A JP 6137996A JP 6137996 A JP6137996 A JP 6137996A JP H09251791 A JPH09251791 A JP H09251791A
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JP
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memory cell
bit line
potential
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data
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JP6137996A
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Takeshi Takeuchi
健 竹内
Tomoharu Tanaka
智晴 田中
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベリファイ読み出しにおける選択ゲートの浮
きに起因するビット線のリークを防止することができ、
誤読み出しをなくして信頼性の向上をはかる。 【解決手段】 メモリセルへのデータの書き込みが十分
に行われているか否かを調べるベリファイ読み出し時
に、ビット線BL1Aとダミービット線BL1Bをプリチャ
ージしておき、メモリセルの書き込み情報に応じて変化
するビット線BL1Aの電位とダミービット線BL1Bの電
位とを比較し、かつ消去状態でビット線BL1Aが放電さ
れたメモリセルに対してビット線BL1Aを再充電(ベリ
ファイ充電)する方式のEEPROMにおいて、消去状
態のメモリセルに対するベリファイ充電によるビット線
BL1Aの電位をビット線に接続する選択トランジスタの
しきい値電圧よりも低くし、かつこの時のダミービット
線BL1Bの電位をベリファイ充電によるビット線BL1A
の電位よりも低く設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不揮発性半導体記
憶装置に係わり、特にベリファイ読み出しの改良をはか
った不揮発性半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電気的書き替え可能とした不揮発
性半導体装置(EEPROM)の1つとして、NAND
型EEPROMが提案されている。このEEPROM
は、電荷蓄積層としての例えば浮遊ゲートと制御ゲート
が積層されたnチャネルFET−MOS構造の複数のメ
モリセルを、それらのソース,ドレインを隣接するもの
同士で共有する形で直列接続し、これを1単位としてビ
ット線に接続するものである。
【0003】図6(a)(b)は、メモリセルアレイの
1つのNANDセル部分の平面図と等価回路図である。
図7(a)(b)は、それぞれ図6(a)のA−A’及
びB−B’断面図である。
【0004】素子分離酸化膜12で囲まれたp型シリコ
ン基板(又はp型ウエル)11に、複数のNANDセル
からなるメモリセルアレイが形成されている。1つのN
ANDセルに着目して説明すると、この例では、8個の
メモリセルM1〜M8が直列接続されて1つのNAND
セルを構成している。メモリセルはそれぞれ、基板11
にトンネル絶縁膜13を介して浮遊ゲート14(14
1 ,142 ,〜,148)を形成し、その上にゲート絶
縁膜15を介して制御ゲート16(161 ,162 〜1
8 )を形成して、構成されている。これらのメモリセ
ルのソース,ドレインであるn型拡散層19は、隣接す
るもの同士共有する形で接続され、これによりメモリセ
ルの複数個が直列接続されている。
【0005】NANDセルのドレイン側,ソース側には
各々、メモリセルの浮遊ゲート,制御ゲートと同時に形
成された第1の選択ゲート149 ,169 及び第2の選
択ゲート1410、1610が設けられている。素子形成さ
れた基板はCVD酸化膜17により覆われ、この上にビ
ット線18が配設されている。NANDセルの制御ゲー
ト14は、共通に制御ゲートCG1 ,CG2 〜CG8 と
して配設されている。これら制御ゲート線はワード線と
なる。選択ゲート149 ,169 及び1410,1610
それぞれ行方向に連続的に選択ゲートSG1 ,SG2 と
して配設されている。
【0006】図8は、このようなNANDセルがマトリ
クス状に配列されたメモリセルアレイの等価回路を示し
ている。ソース線は、例えば64本のビット線毎につき
1箇所、コンタクトを介してAl,ポリSiなどの基準
電位配線に接続される。この基準電位配線は周辺回路に
接続される。メモリセルの制御ゲート及び第1,第2の
選択ゲートは、行方向に連続的に配設される。通常制御
ゲートにつながるメモリセルの集合を1ページと呼び、
1組のドレイン側(第1の選択ゲート)及びソース側
(第2の選択ゲート)の選択ゲートによって挟まれたペ
ージの集合を1NANDブロック又は単に1ブロックと
呼ぶ。
【0007】NAND型EEPROMの動作は、次の通
りである。データ書き込みは、ビット線から遠い方のメ
モリセルから順に行う。選択されたメモリセルの制御ゲ
ートには昇圧された書き込み電圧Vpp(=20V程度)
を印加し、他の非選択メモリセルの制御ゲート及び第1
の選択ゲートには中間電位(=10V程度)を印加し、
ビット線にはデータに応じて0V(“0”書き込み)又
は中間電位(“1”書き込み)を印加する。このとき、
ビット線の電位は選択メモリセルに伝達される。データ
“0”の時は、選択メモリセルの浮遊ゲートと基板間に
高電圧がかかり、基板から浮遊ゲートに電子がトンネル
注入されてしきい値電圧が正方向に移動する。データが
“1”の時はしきい値電圧は変化しない。
【0008】データ消去は、ブロック単位でほぼ同時に
行われる。即ち、消去するブロックの全ての制御ゲー
ト,選択ゲートを0Vとし、p型ウエル及びn型基板に
昇圧された昇圧電位VppE (20V程度)を印加する。
消去を行わないブロックの制御ゲート,選択ゲートにも
VppE を印加する。これにより、消去するブロックのメ
モリセルにおいて浮遊ゲートの電子がウエルに放出さ
れ、しきい値電圧が負方向に移動する。
【0009】データ読み出し動作は、選択されたメモリ
セルの制御ゲートを0Vとし、それ以外のメモリセルの
制御ゲートを電源電圧Vcc(例えば3V)として、選択
メモリセルで電流が流れるか否かを検出することにより
行われる。NAND型EEPROMでは、複数のメモリ
セルが縦列接続されているため、読み出し時のセル電流
が小さい。また、メモリセルの制御ゲート及び第1,第
2の選択ゲートは、行方向に連続的に配設されているの
で、1ページ分のデータが同時にビット線に読み出され
る。
【0010】高速な読み出し,書き込みを行うために、
差動センスアンプを用いたオープンビット線方式の読み
出し方法及びベリファイ方法が提案されている(文献:
T.Tanaka et. al. : IEEE J.Solid-State Circuit, vo
l.29,pp.1366-1373, 1994)に記されている。この方法
を、以下で簡単に説明する。
【0011】ビット線を読み出し電位例えば1.8Vに
プリチャージし、ダミービット線を1.5Vにプリチャ
ージした後に、フローティングにする。次に、読み出す
制御ゲートを0V、それ以外の制御ゲート及び選択ゲー
トを3Vにする。メモリセルに書き込まれたデータが
“1”(消去状態)ならば、プリチャージしたビット線
は放電しプリチャージ電位から1.5V以下に低下す
る。メモリセルに書き込まれたデータが“0”(書き込
み状態)ならば、ビット線は放電を行わずプリチャージ
電位を保つ。その後、ビット線とダミービット線の電位
差をセンスアンプによって増幅する。
【0012】書き込みが十分に行われたかを調べるベリ
ファイ読み出しは、通常の読み出しとほぼ同様な手順で
行われるビット線の放電とベリファイ充電から成ってい
る。まず、ビット線を1.8Vにプリチャージし、ダミ
ービット線を1.5Vにプリチャージした後に、フロー
ティングにする。次に、ベリファイ読み出しする制御ゲ
ートを0.5V、それ以外の制御ゲート及び選択ゲート
を3Vにする。
【0013】メモリセルが“1”書き込みの場合又は
“0”書き込み不十分の場合には、プリチャージしたビ
ット線は放電し、プリチャージ電位から1.5V以下に
低下する。メモリセルが“0”書き込み十分ならばビッ
ト線は放電を行わず、プリチャージ電位を保つ。その
後、ベリファイ充電によって、“1”書き込みするメモ
リセルのビット線は1.5V以上になる。そして、ビッ
ト線とダミービット線の電位差をセンスアンプによって
増幅され、再書き込みデータがラッチされる。
【0014】また、図9のように2カラムのメモリセル
で1つのビット線を共有してビット線のピッチを緩和
し、ビット線の加工を容易にする方法が提案されてい
る。このアレイではNANDセルユニットNCU1とN
CU2で1本のビット線を共有している。図中、D‐ty
pe選択ゲートのしきい値は例えば−10V,E‐type選
択ゲートのしきい値は0.7Vである。読み出し時にN
CU1を選択する場合にはSGD1は0V、SGD2は
3Vにすると、NCU1を選択、NCU2を非選択にす
ることができる。NCU2を選択する場合には、SGD
1は3V、SGD2は0Vにすると、NCU2を選択、
NCU1を非選択にすることができる。
【0015】ところで、この種のNAND型EEPRO
Mにおいては、ベリファイ読み出しに際してビット線の
リークによりデータが破壊される問題があった。以下、
この問題について詳しく説明する。
【0016】ベリファイ読み出し時には、ビット線放電
後、“1”書き込みするビット線を再充電(ベリファイ
充電)する。その際、非選択ブロックの選択ゲート,制
御ゲートは接地される。
【0017】図10はベリファイ読み出し時の1本のビ
ット線に接続されるメモリセルを記したもの、図11は
選択MOSトランジスタの構造を記したもの(C1 ,C
2 ;拡散層−選択ゲート間のオーバーラップ容量、周り
込み容量の和、C3 ;選択ゲート−基板間容量、選択M
OSトランジスタが反転層を形成するとC3 =Cox(酸
化膜容量)になる)である。
【0018】ベリファイ読み出し時にビット線を充電す
る際に、非選択ブロックのD‐type選択MOSトランジ
スタはオンする。その結果、図10の非選択ブロックの
選択ゲートSG1〜SG255は、図11のC1 ,C2
,C3 からの容量結合で、0Vから上昇する雑音を受
ける。また、E‐type選択MOSトランジスタでもビッ
ト線コンタクトに接続する拡散層が充電されるために、
図11の容量C2 によって選択ゲート(SG1〜SG2
55)が0Vから上昇する雑音を受ける。選択ゲート
(SG1〜SG255)がこの雑音によって上昇する大
きさは、選択ゲートの抵抗の大きさによる。
【0019】即ち、図12(a)のメモリセルアレイの
ように、選択ゲートの一端がロウデコーダを通じて接地
されている場合には、図12(b)のようにロウデコー
ダから遠い選択MOSトランジスタ(例えば図12
(a)(b)の3)ほど接地しているノード(ロウデコ
ーダ)との間の抵抗が大きいので接地電位から浮くこと
になる。図12(b)には図10のE‐type選択ゲート
のしきい値(VthSG)も記しているが、図12(b)
のように非選択ブロックの選択ゲートが容量結合によっ
て選択MOSトランジスタのしきい値よりも大きくなる
と、E‐type選択MOSトランジスタが導通する。
【0020】また、E‐type選択MOSトランジスタに
直列接続されるD‐type選択MOSトランジスタはゲー
ト電圧が0Vの非選択時もオンしているので、ビット線
の電荷がE‐type選択MOSトランジスタ、D‐type選
択MOSトランジスタを通じて非選択ブロックのNAN
Dセル列にリークする。
【0021】このように図9、図10のようなメモリセ
ルアレイでは、ベリファイ充電時にビット線を充電する
際に非選択の選択ゲートが浮く。以下では、ベリファイ
読み出し時に選択ゲートが浮くために、ビット線がリー
クし、書き込みデータが変化してしまう様子を図13を
用いて説明する。
【0022】NAND型EEPROMでは、書き込みが
十分に行われたのかを調べるベリファイ読み出し動作を
行う。即ち、通常読み出しのようにビット線をプリチャ
ージした後、フローティングにする。その後、書き込み
を行ったメモリセルの制御ゲートにベリファイ電圧(例
えば0.5V)を印加すると、メモリセルに“0”書き
込みされたメモリセルではビット線はプリチャージ電位
を保ち、“1”書き込みされたメモリセル及び“0”書
き込み不十分のメモリセルではビット線が放電される。
その後、“1”書き込みされたメモリセルが接続される
ビット線には再充電(ベリファイ充電)が行われる。
【0023】図13のように、例えばロウデコーダから
一番遠いメモリセルに“0”書き込みが十分に行われ、
その他の全てメモリセルには“1”書き込みが行われる
場合には、ビット線BLj 以外のビット線はベリファイ
充電が行われることになる。その結果、上記のように非
選択ブロックの選択ゲートが0Vから浮くことになる。
選択ゲートが浮くことにより、フローティング状態のビ
ット線BLj の電荷はリークし、ビット線BLj はプリ
チャージ電位から低下する。そして、Highプリチャージ
(例えば1.8V)を保つはずのビット線BLj が上記
のリークによって低下して、ダミービット線の電位(例
えば1.5V)よりも低くなる(例えば1V)と、ビッ
ト線BLj はLow レベルと読み出され、“0”書き込み
が十分であるにも拘らず、“0”書き込み不十分と読み
出される。
【0024】その結果、このメモリセルは書き込みが十
分であるにも拘らず、更に書き込まれることになるの
で、しきい値が大きくなり、メモリセルのしきい値分布
が大きくなる。また、この過剰書き込みによってメモリ
セルのしきい値が電源電圧Vcc以上になると、このメモ
リセルを含む直列接続するメモリセルブロック全体が不
良セルになる。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】このように従来、NA
ND型EEPROM等においては、ベリファイ読み出し
時に、“1”書き込み(消去)されたメモリセルにつな
がるビット線を放電した後にベリファイ充電する必要が
あり、このベリファイ充電時に非選択ブロック内の選択
ゲートが浮く。そして、非選択ブロック内の選択ゲート
が浮くことにより、“0”書き込みのビット線の電位が
リークによって低下し、“0”書き込み不十分と読み出
される。このため、“0”書き込みのメモリセルに対し
て過剰書き込みが行われ、しきい値分布が大きくなった
り、このメモリセルを含むメモリセルブロック全体が不
良セルになる問題があった。
【0026】本発明は、上記事情を考慮して成されたも
ので、その目的とするところは、ベリファイ読み出しに
おける選択ゲートの浮きに起因するビット線のリークを
防止することができ、誤読み出しをなくして信頼性の向
上をはかり得る不揮発性半導体記憶装置を提供すること
にある。
【0027】
【課題を解決するための手段】
(構成)上記課題を解決するために本発明は、次のよう
な構成を採用している。即ち、本発明(請求項1)は、
不揮発性半導体記憶装置において、メモリセルが配列接
続されたメモリセルアレイと、前記メモリセルアレイ内
の複数のメモリセルの書き込み動作状態を制御するデー
タを一時記憶するためのデータ回路と、前記データ回路
に接続され、前記メモリセルの書き込み状態を読み出す
際に、書き込み情報が読み出されるビット線と、前記デ
ータ回路に接続され、読み出しに際して前記ビット線と
比較される参照線と、前記メモリセルに書き込み或いは
消去が十分に行われているか否かを調べるベリファイ読
み出し手段と、前記データ回路に一時記憶された書き込
み情報に応じて、ビット線と参照線を制御することによ
り、書き込み不十分のメモリセルに対してのみ再書き込
みを行うように、データ回路の内容を更新するデータ更
新手段とを具備してなることを特徴とする。
【0028】また、本発明(請求項2)は、メモリセル
へのデータの書き込みが十分に行われているか否かを調
べるベリファイ読み出し時に、メモリセルの書き込み情
報に応じて変化するビット線の電位と参照線の電位とを
比較し、かつ消去状態でビット線が放電されたメモリセ
ルに対してビット線を再充電(ベリファイ充電)する方
式の不揮発性半導体記憶装置において、前記消去状態の
メモリセルに対するベリファイ充電によるビット線の電
位を前記プリチャージ時の参照線の電位よりも低くし、
かつ消去状態のメモリセルに対する参照線の電位をベリ
ファイ充電によるビット線の電位よりも低く設定したこ
とを特徴とする。
【0029】また、本発明(請求項3)は、メモリセル
が配列接続されたメモリセルアレイと、このメモリセル
アレイ内の複数のメモリセルの書き込み動作状態を制御
するデータを一時記憶するためのデータ回路と、前記デ
ータ回路に接続され前記メモリセルの書き込み状態を読
み出す際に書き込み情報が読み出されるビット線と、前
記データ回路に接続され読み出しに際して前記ビット線
と比較される参照線と、前記メモリセルに書き込みが十
分に行われているか否かを調べるベリファイ読み出し手
段と、前記データ回路に一時記憶された書き込み情報に
応じて、ビット線と参照線を制御することにより、書き
込み不十分のメモリセルに対してのみ再書き込みを行う
ように、データ回路の内容を更新するデータ更新手段と
を備え、前記ベリファイ読み出し時に、メモリセルの書
き込み情報に応じて変化するビット線の電位と参照線の
電位とを比較し、かつ消去状態でビット線が放電された
メモリセルに対してビット線を再充電(ベリファイ充
電)する方式の不揮発性半導体記憶装置において、前記
消去状態のメモリセルに対するベリファイ充電によるビ
ット線の電位を前記プリチャージ時の参照線の電位より
も低くし、かつ消去状態のメモリセルに対する参照線の
電位をベリファイ充電によるビット線の電位よりも低く
設定したことを特徴とする。
【0030】また、本発明(請求項4)は、メモリセル
が配列接続されたメモリセルアレイと、このメモリセル
アレイ内の複数のメモリセルの書き込み動作状態を制御
するデータを一時記憶するためのデータ回路と、前記デ
ータ回路に接続され前記メモリセルの書き込み状態を読
み出す際に書き込み情報が読み出されるビット線と、前
記データ回路に接続され、読み出しに際してビット線と
比較される参照線と、前記メモリセルの書き込み状態を
ビット線に読み出すための書き込みベリファイ手段とを
具備した不揮発性半導体記憶装置において、書き込み或
いは消去が十分に行われたかを調べるベリファイ読み出
し時に、データ回路に書き込み或いは消去非選択が一時
記憶されている場合に、該データ回路に接続された参照
線の電位をベリファイ参照電位にし、該データ回路に接
続されたビット線の電位がベリファイ充電電位以下なら
ばベリファイ充電電位にすることを特徴とする。
【0031】ここで、本発明の望ましい実施態様として
は次のものがあげられる。 (1) メモリセルアレイは、正のしきい値(第1のしきい
値電圧)を持つ第1の選択MOSトランジスタを介して
ビット線に接続される、少なくとも1個のメモリセルを
含む第1のメモリセル部と、負のしきい値(第2のしき
い値電圧)を持つ第2の選択MOSトランジスタを介し
てビット線に接続される、少なくとも1個のメモリセル
を含む第2のメモリセル部とから構成され、第1及び第
2の選択MOSトランジスタのゲート電極が選択ゲート
として共有されている。 (2) メモリセルアレイは、少なくとも1個のメモリセル
を含むメモリセル部と、メモリセル部をビット線と導通
させる、直列接続された2つの選択MOSトランジスタ
(ビット線に接続する第1の選択MOSトランジスタ及
びメモリセル部に接続する第2の選択MOSトランジス
タ)を含むメモリセルユニットから構成され、第1の選
択MOSトランジスタが第1のしきい値電圧を持ち、第
2の選択MOSトランジスタが第2のしきい値電圧を持
つ第1のメモリセルユニットと、第1の選択MOSトラ
ンジスタが第3のしきい値電圧を持ち、第2の選択MO
Sトランジスタが第4のしきい値電圧を持つ第2のメモ
リセルユニットとが、各々の第1の選択MOSトランジ
スタのゲート電極をそれぞれ第1及び第2の選択ゲート
として共有してサブアレイを構成し、第1及び第4のし
きい値電圧が負の電圧であり、第2及び第3のしきい値
電圧が正の電圧であること。 (3) (1) において、データ更新手段によって制御される
ビット線の電圧の振幅は第1の選択MOSトランジスタ
のしきい値電圧以下であること。 (4) (2) において、データ更新手段によって制御される
ビット線の電圧の振幅は第2及び第3のしきい値電圧以
下であること。 (5) メモリセルは電気的書き替え可能な不揮発性メモリ
セルで構成されること。 (6) 不揮発性メモリセルは、半導体層上に電荷蓄積層と
制御ゲートを積層形成して構成され、複数のメモリセル
が隣接するもの同士でソース,ドレインを共有する形で
直列接続されてメモリセル部を構成すること。 (7) 不揮発性メモリセルは、半導体層上に電荷蓄積層と
制御ゲートを積層形成して構成され、1個又は複数個の
メモリセルが全てソース,ドレインを共有する形で並列
接続されてメモリセル部を構成すること。 (8) ベリファイ参照電位がベリファイ充電電位よりも低
いこと。 (9) (2) において、データ更新手段によって制御される
ビット線の電圧の振幅は第3のしきい値電圧以下である
こと。 (作用)本発明によれば、ベリファイ読み出しにおい
て、“1”書き込み(消去)されたメモリセルにつなが
るビット線のベリファイ充電を低電圧(プリチャージ時
の参照線の電位よりも低い)とすることにより、ベリフ
ァイ充電時における非選択ブロック内の選択ゲートの浮
きを抑えることができる。このため、非選択ブロック内
の選択ゲートが浮くことによる“0”書き込みのビット
線リークを防止することができ、過剰書き込みを防止す
ることができる。
【0032】また、ビット線放電時に“1”書き込みの
ダミービット線を放電し、ダミービット線をベリファイ
充電によるビット線の電位よりも低く設定することによ
り、“1”書き込みのビット線の電位を下げても正しく
ベリファイ読み出しが行われることになる。従って、ベ
リファイ読み出しにおける選択ゲートの浮きに起因する
ビット線のリークを防止することができ、誤読み出しを
なくして信頼性の向上をはかることが可能となる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図示の実施
形態によって説明する。図1は、本発明の一実施形態に
係わるNAND型EEPROMの構成を示すブロック図
である。図中、1はメモリ手段としてのメモリセルアレ
イであり、オープンビット線方式なので、メモリセルア
レイは1A、1Bに2分割されている。2はデータ書き
込み,読み出しを行うためのラッチ手段としてのセンス
アンプ回路である。3はワード線選択を行うロウデコー
ダであり、各々のメモリセルアレイ1A,1Bに応じて
3A,3Bと2つ設けられている。4はビット線選択を
行うカラムデコーダ、5はアドレスバッファ、6はI/
Oセンスアンプ、7はデータ入出力バッファ、8は基板
電位制御回路である。
【0034】図2は、メモリセルアレイ1Aの一例であ
る。アレイ構造はこれに限らず、前記図8に示す構成で
も良いし、前記図9、図10に示す構成であってもよ
い。メモリセルアレイ1Bも同様に配設される。
【0035】本実施形態では、メモリセル又はメモリセ
ル及び選択トランジスタから構成されるメモリセルユニ
ットが図2のように配設され、サブアレイを構成する。
即ち、メモリセルユニットの一端側は、2個のメモリセ
ルユニットでコンタクトを共有して共通信号線に接続さ
れる。メモリセルユニットの他端側は共通ソース線に配
設される。メモリセルユニットの一端側にはE‐typy選
択ゲートとD‐type先端ゲートを直列に挿入され、他端
側にはE‐type選択ゲートが挿入されている。E‐type
選択ゲートのしきい値は例えば0.6V、D‐type選択
ゲートのしきい値は−4Vにすればよい。
【0036】図2のメモリセルを選択する際には、選択
ブロック内の選択ゲートSG1,2,3に印加する電圧
は2種類で、EタイプもDタイプもオンする電圧Vsgh
(例えばVcc、3V)、及びDタイプはオンするがEタ
イプはオフする電圧Vsgl (例えば0V)である。例え
ば、メモリセルユニット1を選択する際にはSG1,S
G3はVsgh 、SG2はVsgl 、メモリセルユニット2
を選択する際には、SG3はVsgl 、SG1,SG2は
Vsgh にすればよい。
【0037】メモリセル部の構成は様々なバリエーショ
ンがある。NOR型フラッシュメモリや、AND型EE
PROM(H.Kume el al.;IEDM Tech.Dig.,Dec.1992,p
p.991-993)、DINOR型等でもよい。また、本発明
はEEPROMに限らず、いわゆるEPROMや、マス
クROMでも有効である。
【0038】図3は、図2中のビット線BL1Aが接続さ
れるセンスアンプ兼データラッチ回路2である。読み出
し動作は従来例(T.Tanaka et. al. : IEEE J.Solid-St
ateCircuit, vol.29, pp.1366-1373, 1994 )と同様で
ある。
【0039】本実施形態の書き込み及び、ベリファイ読
み出し動作を以下で説明する。 <書き込み>本実施形態の書き込み動作を以下で説明す
る。
【0040】図2のメモリセルユニット1内のメモリセ
ルMC11,MC31…に書き込みを行う場合の書き込み手
順を以下で説明する。図4がタイミング図である。メモ
リセルユニット1内のメモリセルMC11に書き込むデー
タはセンスアンプ回路(図3のSA1)にラッチされて
いる。つまり、“0”書き込みの場合にはノードN1は
0V、N2は3V、“1”書き込みの場合にはノードN
1は3V、N2は0Vになる。
【0041】書き込み動作に入ると、まず時刻t1に共
通ソース線をVcc、SG2,SG3をVss、SG1,C
G1〜CG8をVcc或いはVcc+Vth或いはVcc+2V
thにする。本実施形態では、メモリセルユニット1内の
メモリセルMC11,MC31…に書き込みを行う際には、
メモリセルユニット2内のメモリセルには書き込みを行
わない。この例では、メモリセルユニット2のチャネル
を共通ソース線から充電する。その結果、非選択メモリ
セルのチャネルはVcc−Vth或いはVccに充電される。
メモリセルユニット2のメモリセルのチャネルをVcc
(−Vth)に充電する方法としては、ソース線から充電
してもよいし、BL1A から充電してもよい。
【0042】一方、ビット線BL1A に対してはセンス
アンプ回路SA1にラッチされたデータに応じて、Vcc
かVss(0V)の電位を与えられる。この際、VrAはV
ccにする。非選択メモリセルユニットのチャネルを充電
した後に、例えばメモリセルMC11に“0”書き込みを
行う場合には、ビット線BL1A を0Vにしてメモリセ
ルMC11のチャネルを0Vにすることになる。メモリセ
ルMC11に“1”書き込みを行う場合にはビット線BL
1A をVcc(例えば3V)にしてメモリセルMC31のチ
ャネルをVcc(−Vth)に充電することになる。
【0043】このとき、選択ゲートSG1,SG2をV
ss、SG3をVcc或いはVcc+Vth或いはVcc+2Vth
にする。選択ゲートSG1をゲート電極とする選択MO
Sトランジスタはオフになる。書き込みを行わないメモ
リセルユニット2内のSG2をゲート電極とする選択M
OSトランジスタはE‐typeなのでオフし、メモリセル
ユニット2内のメモリセルのチャネルはVcc(−Vth)
でフローティングになる。
【0044】メモリセルMC11に“1”書き込みを行う
場合には、ビット線BL1AはVccなので、これらのメモ
リセルのチャネルはフローティングになる。メモリセル
MC11に“0”書き込みを行う場合には、ビット線BL
1Aは0Vなので、メモリセルのチャネルは0Vが保たれ
る。
【0045】選択ゲートSG2を0V、SG3をVccに
した後、時刻t2 に制御ゲートCG1〜CG8をVccか
ら中間電位VM (10V程度)にする。そうすると書き
込み非選択のメモリセルユニット2、及び“1”書き込
みを行うメモリセルMC11のチャネルはフローティング
状態なので、制御ゲート−チャネル間の容量結合によっ
て、Vcc(−Vth)から中間電位(8V程度)に上昇す
る。“0”書き込みを行うメモリセルMC11のチャネル
はビット線が0Vなので0Vである。
【0046】書き込み非選択及び“1”書き込みを行う
メモリセルのチャネルがVcc(−Vth)から中間電位に
昇圧した後に、時刻t3 に制御ゲートCG1を中間電位
VMから書き込み電圧Vpp(20V)に昇圧する。そう
すると書き込まないメモリセルユニット2内のメモリセ
ル、及び“1”書き込みを行うメモリセルMC11のチャ
ネルは中間電位(8V程度)、制御ゲートCG1はVpp
(20V程度)なのでこれらのメモリセルは書き込まれ
ないが、“0”書き込みを行うメモリセルMC11のチャ
ネルは0V、制御ゲートはVpp(20V程度)なので基
板から浮遊ゲートに電子が注入されて“0”書き込みが
行われる。
【0047】書き込み終了後、制御ゲート,選択ゲー
ト,ビット線が順次放電されて書き込み動作は終了す
る。その後、書き込みが十分に行われたかを調べるベリ
ファイ読み出しが行われる。図5がベリファイリードの
タイミング図である。
【0048】まず、プリチャージ信号PRA1,PRB1が
VssからVccになり(時刻t4)、ビット線BL1A が
VA1(例えば1.7V)に、(ダミー)ビット線BL1
B がVB1(例えば1.5V)にプリチャージされる(時
刻t5)。
【0049】プリチャージが終わるとPRA1,PRB1が
Vssとなり、ビット線BL1A はフローティング状態に
なる。この後、ロウデコーダ3から選択ゲート,制御ゲ
ートに所望の電圧が印加される(時刻t6)。制御ゲー
トCG1が0V、CG2〜CG8はVcc(例えば3
V)、SG1,3は3V、SG2は0Vとなる。
【0050】メモリセルユニット1内のメモリセルMC
11が“0”書き込み十分の場合は、メモリセルのしきい
値電圧が正なのでセル電流は流れず、ビット線BL1A
の電位は1.7Vのままである。“1”書き込み又は
“0”書き込み不十分の場合は、セル電流が流れてビッ
ト線BL1A の電位は下がり、1.5V以下になる。ま
た、選択ゲートSG2が0Vなので、SG2をゲート電
極とするE‐type選択MOSトランジスタはオフにな
り、メモリセルユニット2内のメモリセルのデータはビ
ット線に転送されない。この間(ダミー)ビット線BL
1B はプリチャージ電位1.5Vに保たれる。
【0051】また、ビット線を放電している間に、
“1”書き込みの場合のダミービット線BL1Bが接地さ
れる。つまり、時刻t6にSB が2V程度或いはVccに
なる。“1”書き込みするメモリセルでは、ノードN2
がVssなのでビット線BL1B はノードN2を通じて0
Vに放電される。一方、“0”書き込みする場合では、
N2はVccなので、SB をゲート電極とするトランスフ
ァゲートはオフし、ダミービット線BL1Bはプリチャー
ジ電位1.5Vを保つ。SB に印加する電圧は、“1”
書き込みする場合のダミービット線が0Vに放電され、
“0”書き込みする場合のダミービット線はプリチャー
ジ電位(例えば1.5V)を保つ電圧に設定すればよ
い。
【0052】その後、時刻t7にVRFYA をVccにし
て“1”書き込みする場合のビット線BL1A をVrAに
充電する。前述したように従来は、ベリファイ充電され
たビット線電位がダミービット線電位(例えば1.5
V)以上になるように、VrAをVccにしていた。その結
果、選択ゲートが浮くノイズが発生した。
【0053】これに対し本実施形態では、VrAを例えば
0.3V,0.5V等の低電圧にする。このようにVrA
が低電圧であれば、選択ゲートが浮きの大きさをE‐ty
pe選択ゲートのしきい値電圧VthSGよりも小さくするこ
とができる。その結果、E‐type選択ゲートがオンする
ことはないので、ビット線のリークもなくなり、“0”
書き込みが十分であるにも拘らず、“0”書き込み不十
分と読み出されるという問題はない。
【0054】従って、VrAの電圧はE‐type選択ゲート
のしきい値電圧VthSGよりも低い電圧が好ましい。ベリ
ファイ充電の方法としては、VrAをVcc(例えば3V)
にし、VRFYA を例えば1.5Vにすることにより、
ビット線を0.5V程度に充電してもよい。
【0055】本実施形態では、選択ゲートの浮きによっ
て生じるノイズを防ぐために、ベリファイ充電の電位を
0.5V程度に下げるが、このように“1”書き込みの
場合のビット線電位を下げても正しく読み出しが行われ
るように、上記のようにビット線放電時に“1”書き込
みのダミービット線電位を0Vに放電している。
【0056】その後、時刻t8にφP が3V、φN が0
Vとなり、CMOSフリップフロップFFが不活性化さ
れ、時刻t9にφE が3VになることによりSA1のC
MOSフリップフロップFFがイコライズされてノード
N1,N2がVcc/2(例えば1.5V)になる。時刻
t10にSA ,SB が3Vになり、ビット線とセンスア
ンプが接続された後、φN が0Vから3V、φP が3V
から0Vになりビット線BL1A とダミービット線BL
1B の電位差が増幅され、再書き込みデータがラッチさ
れる(時刻t11)。
【0057】つまり、“1”書き込みの場合又は“0”
書き込みが十分に行われていれば、SA1のノードN1
が3V、ノードN2が0Vになり、以降では“0”書き
込みは行われない。“0”書き込みが不十分ならば、ノ
ードN1が0V、ノードN2が3Vになり、追加書き込
みが行われる。全てのメモリセルに書き込みが十分に行
われると、ベリファイ読み出しの結果、ノードN1はV
ccになるので、ノードN1をモニタすることによって、
書き込み終了を検知できる。
【0058】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れるものではない。実施形態では、オープンビット線配
置の例を記しているが、もちろんフォールディッドビッ
ト線配置でも本発明のベリファイ方法は有効である。ま
た本発明は、NOR型,AND型(A.Nozoe : ISSCC, Di
gest of Technichal Papers,1995) 、DINOR型(S.K
obayashi : ISSCC, Digest of Technichal Papers,199
5) 、NAND型や、Virtual Ground Array型(Lee, et
al. : Symposium on VLSI Circuits, Digest ofTechnic
hal Paper s,1994) 等のいかなるメモリセルアレイでも
適用可能で有り、さらにはフラッシュメモリに限らず、
マスクROM,EPROM等などでも良いが、図9のよ
うにビット線にE‐type選択ゲートとD‐type選択ゲー
トが接続するメモリセルアレイに対して特に有効であ
る。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々変
形して実施することができる。
【0059】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、ベ
リファイ読み出し時に、データ回路に書き込み或いは消
去非選択が一時記憶されている場合に、該データ回路に
接続された参照線の電位をベリファイ参照電位にし、該
データ回路に接続された書込み或いは消去不十分のビッ
ト線の電位がベリファイ充電電位以下ならばベリファイ
充電電位にし、かつベリファイ充電電位がビット線に接
続する選択トランジスタのしきい値電圧以下にすること
により、ベリファイ読み出しにおける選択ゲートの浮き
に起因するビット線のリークを防止することができ、誤
読み出しをなくして信頼性の向上をはかることが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わるNAND型EEP
ROMを示すブロック図。
【図2】本実施形態のメモリセルアレイを示す回路構成
図。
【図3】本実施形態のビット線制御回路を示す回路構成
図。
【図4】本実施形態のデータ書き込み動作を説明するた
めのタイミング図。
【図5】本実施形態のベリファイ読み出し動作を説明す
るためのタイミング図。
【図6】従来のNAND型EEPROMのセル構成を示
す平面図と等価回路図。
【図7】図6(a)のA−A’及びB−B’断面図。
【図8】従来のNAND型EEPROMのメモリセルア
レイを示す回路構成図。
【図9】従来のNAND型EEPROMのメモリセルア
レイを示す回路構成図。
【図10】ベリファイ読み出し時のノイズを説明するた
めの図。
【図11】選択MOSトランジスタの構成を示す断面
図。
【図12】選択ゲートの接地電位からの浮きを説明する
ための模式図。
【図13】選択ゲートの接地電位からの浮きを説明する
ための別の図。
【符号の説明】
1…メモリセルアレイ 2…センスアンプ回路 3…ロウデコーダ 4…カラムデコーダ 5…アドレスバッファ 6…I/ Oセンスアンプ 7…データ入出力バッファ 8…基板電位制御回路 MC…メモリセル CG…制御ゲート SG…選択ゲート
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/792

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メモリセルが配列接続されたメモリセルア
    レイと、 前記メモリセルアレイ内の複数のメモリセルの書き込み
    動作状態を制御するデータを一時記憶するためのデータ
    回路と、 前記データ回路に接続され、前記メモリセルの書き込み
    状態を読み出す際に、書き込み情報が読み出されるビッ
    ト線と、 前記データ回路に接続され、読み出しに際して前記ビッ
    ト線と比較される参照線と、 前記メモリセルに書き込み或いは消去が十分に行われて
    いるか否かを調べるベリファイ読み出し手段と、 前記データ回路に一時記憶された書き込み情報に応じ
    て、ビット線と参照線を制御することにより、書き込み
    不十分のメモリセルに対してのみ再書き込みを行うよう
    に、データ回路の内容を更新するデータ更新手段とを具
    備してなることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】メモリセルへのデータの書き込みが十分に
    行われているか否かを調べるベリファイ読み出し時に、
    メモリセルの書き込み情報に応じて変化するビット線の
    電位と参照線の電位とを比較し、かつ消去状態でビット
    線が放電されたメモリセルに対してビット線を再充電
    (ベリファイ充電)する方式の不揮発性半導体記憶装置
    において、 前記消去状態のメモリセルに対するベリファイ充電によ
    るビット線の電位を前記プリチャージ時の参照線の電位
    よりも低くし、かつ消去状態のメモリセルに対する参照
    線の電位をベリファイ充電によるビット線の電位よりも
    低く設定したことを特徴とする不揮発性半導体記憶装
    置。
  3. 【請求項3】半導体基板上にメモリセルが配列接続され
    たメモリセルアレイと、このメモリセルアレイ内の複数
    のメモリセルの書き込み動作状態を制御するデータを一
    時記憶するためのデータ回路と、前記データ回路に接続
    され前記メモリセルの書き込み状態を読み出す際に書き
    込み情報が読み出されるビット線と、前記データ回路に
    接続され読み出しに際して前記ビット線と比較される参
    照線と、前記メモリセルに書き込みが十分に行われてい
    るか否かを調べるベリファイ読み出し手段と、前記デー
    タ回路に一時記憶された書き込み情報に応じて、ビット
    線と参照線を制御することにより、書き込み不十分のメ
    モリセルに対してのみ再書き込みを行うように、データ
    回路の内容を更新するデータ更新手段とを備え、 前記ベリファイ読み出し時に、メモリセルの書き込み情
    報に応じて変化するビット線の電位と参照線の電位とを
    比較し、かつ消去状態でビット線が放電されたメモリセ
    ルに対してビット線を再充電(ベリファイ充電)する方
    式の不揮発性半導体記憶装置において、 前記消去状態のメモリセルに対するベリファイ充電によ
    るビット線の電位を前記プリチャージ時の参照線の電位
    よりも低くし、かつ消去状態のメモリセルに対する参照
    線の電位をベリファイ充電によるビット線の電位よりも
    低く設定したことを特徴とする不揮発性半導体記憶装
    置。
  4. 【請求項4】メモリセルが配列接続されたメモリセルア
    レイと、このメモリセルアレイ内の複数のメモリセルの
    書き込み動作状態を制御するデータを一時記憶するため
    のデータ回路と、前記データ回路に接続され前記メモリ
    セルの書き込み状態を読み出す際に書き込み情報が読み
    出されるビット線と、前記データ回路に接続され、読み
    出しに際してビット線と比較される参照線と、前記メモ
    リセルの書き込み状態をビット線に読み出すための書き
    込みベリファイ手段とを具備してなり、 書き込み或いは消去が十分に行われたかを調べるベリフ
    ァイ読み出し時に、データ回路に書き込み或いは消去非
    選択が一時記憶されている場合に、該データ回路に接続
    された参照線の電位をベリファイ参照電位にし、該デー
    タ回路に接続されたビット線の電位がベリファイ充電電
    位以下ならばベリファイ充電電位にすることを特徴とす
    る不揮発性半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】前記メモリセルアレイは、正のしきい値
    (第1のしきい値電圧)を持つ第1の選択MOSトラン
    ジスタを介してビット線に接続される、少なくとも1個
    のメモリセルを含む第1のメモリセル部と、負のしきい
    値(第2のしきい値電圧)を持つ第2の選択MOSトラ
    ンジスタを介してビット線に接続される、少なくとも1
    個のメモリセルを含む第2のメモリセル部とから構成さ
    れ、第1及び第2の選択MOSトランジスタのゲート電
    極が選択ゲートとして共有されていることを特徴とする
    請求項1〜4のいずれか記載の不揮発性半導体記憶装
    置。
  6. 【請求項6】前記メモリセルアレイは、少なくとも1個
    のメモリセルを含むメモリセル部と、メモリセル部をビ
    ット線と導通させる、直列接続された2つの選択MOS
    トランジスタ(ビット線に接続する第1の選択MOSト
    ランジスタ及びメモリセル部に接続する第2の選択MO
    Sトランジスタ)を含むメモリセルユニットから構成さ
    れ、 第1の選択MOSトランジスタが第1のしきい値電圧を
    持ち、第2の選択MOSトランジスタが第2のしきい値
    電圧を持つ第1のメモリセルユニットと、第1の選択M
    OSトランジスタが第3のしきい値電圧を持ち、第2の
    選択MOSトランジスタが第4のしきい値電圧を持つ第
    2のメモリセルユニットとが、各々の第1の選択MOS
    トランジスタのゲート電極をそれぞれ第1及び第2の選
    択ゲートとして共有してサブアレイを構成し、 第1及び第4のしきい値電圧が負の電圧であり、第2及
    び第3のしきい値電圧が正の電圧であることを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれかに記載の不揮発性半導体記憶
    装置。
  7. 【請求項7】データ更新手段によって制御されるビット
    線の電圧の振幅は、第1の選択MOSトランジスタのし
    きい値電圧以下であることを特徴とする請求項5記載の
    不揮発性半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】データ更新手段によって制御されるビット
    線の電圧の振幅は、第3のしきい値電圧以下であること
    を特徴とする請求項6記載の不揮発性半導体記憶装置。
JP6137996A 1996-03-18 1996-03-18 不揮発性半導体記憶装置 Abandoned JPH09251791A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007200512A (ja) * 2006-01-30 2007-08-09 Renesas Technology Corp 半導体記憶装置
JP2009518774A (ja) * 2005-12-06 2009-05-07 サンディスク コーポレイション 不揮発性メモリの読み出し外乱を低減する方法

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