JPH09251110A - 偏光板 - Google Patents

偏光板

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JPH09251110A
JPH09251110A JP8754396A JP8754396A JPH09251110A JP H09251110 A JPH09251110 A JP H09251110A JP 8754396 A JP8754396 A JP 8754396A JP 8754396 A JP8754396 A JP 8754396A JP H09251110 A JPH09251110 A JP H09251110A
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佳宏 木村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 偏光特性に優れ、かつ高温、高湿状態での耐
久性にも優れ、更に各種機能を有する偏光板を提供する
こと。 【解決手段】 偏光フィルムの少なくとも片面に引張強
度が13kgf/mm2以上のセルロース系フィルムを
貼着してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、偏光板に関し、更
に詳しくは高温・高湿条件下での光学耐久性(コントラ
スト保持性)に優れた偏光板及び機能層を設けた偏光板
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子卓上計算機、電子時計、
ワープロ、自動車や機械類の計器類等に液晶表示装置が
用いられている。該液晶表示装置には、偏光板が用いら
れているが、該偏光板としては、延伸・染色処理等によ
り偏光性が付与されたポリビニルアルコールフィルム等
の偏光フィルムの両面にセルロース系フィルム、例えば
三酢酸セルロースフィルム等の保護層が積層された偏光
板が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最近の
技術の高度化に伴い、高温・高湿条件下でもコントラス
ト(平行透過率/直交透過率)の低下が見られない光学
耐久性に優れた偏光板が望まれているのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者は上記
の如き現況に鑑み鋭意研究した結果、偏光フィルムの少
なくとも片面に引張強度が13kgf/mm2以上(好
ましくは13〜50kgf/mm2)のセルロース系フ
ィルムを貼着した偏光板が高温・高湿条件下でもコント
ラスト(平行透過率/直交透過率)の低下が見られない
という良好な光学耐久性が得られ、更に各種機能層を積
層しても十分にその機能を発揮することを見いだし本発
明の完成に至った。また、本発明においては、該セルロ
ース系フィルムの100℃,100時間における縦(M
D)方向の寸法変化率が0.20%以下(好ましくは
0.001〜0.20%)であるとき、本発明の作用効
果を顕著に得ることができ、更には該セルロース系フィ
ルムの70℃,90%RH,500時間における縦(M
D)方向の寸法変化率が0.50%以下(好ましくは
0.0001〜0.50%)であるとき更なる作用効果
を得ることができる。なお、縦方向とはセルロース系フ
ィルムの製造時におけるフィルムの長手方向、即ちMD
(machine direction)方向を意味し、寸法変化率
(%)は[(100℃,100時間処理後の長さ−処理
前の長さ)/(処理前の長さ)]×100より算出され
る値である。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に用いられる偏光フィルムとしては、ポリビニル
アルコール系フィルム、エチレンビニルアルコール系フ
ィルム、セルロース系フィルム、ポリカーボネート系フ
ィルムなどが挙げられるが、加工性等の点でポリビニル
アルコール系樹脂の偏光フィルムが好適に用いられ、以
下該フィルムについて説明するが、該フィルムに限定さ
れるものではない。
【0006】ポリビニルアルコール系樹脂は、通常酢酸
ビニルを重合したポリ酢酸ビニルをケン化して製造され
るものであるが、本発明では、必ずしもこれに限定され
るものではなく、少量の不飽和カルボン酸(塩、エステ
ル、アミド、ニトリル等を含む)、オレフィン類、ビニ
ルエーテル類、不飽和スルホン酸塩等、酢酸ビニルと共
重合可能な成分を含有していてもよい。また、ポリビニ
ルアルコール系樹脂を酸の存在下でアルデヒド類と反応
させたポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルホルマー
ル樹脂などのいわゆるポリビニルアセタール樹脂及びそ
の他ポリビニルアルコール系樹脂誘導体も挙げられる
が、これらに限定されるものではない。これらのうちで
は、耐熱性が良好であるという点から、高ケン化度で高
重合度のポリビニルアルコール(系樹脂)が好ましい。
即ち、ケン化度は95モル%以上が好ましく、更には9
9モル%以上、とくには99.5モル%以上であって、
(平均)重合度は1000以上が好ましく、更には10
00〜6000、特に1500〜5000、殊に250
0〜4000のものが好ましい。
【0007】該ポリビニルアルコール系樹脂を用いた偏
光フィルムの製造法としては、ポリビニルアルコール系
樹脂を水又は有機溶媒に溶解した原液を流延製膜して、
延伸してヨウ素染色するか、延伸と染色を同時に行うか
ヨウ素染色して延伸した後、ホウ素化合物処理する方法
等が採用される。かかる偏光フィルムに貼着されるセル
ロース系フィルムは、従来より偏光フィルムの保護フィ
ルムとして用いられているものであるが、本発明におい
てはかかるセルロース系フィルムとして、引張強度が1
3kgf/mm2以上(好ましくは13〜50kgf/
mm2、更には14〜40kgf/mm2)のものを用い
ることを最大の特徴とするもので、従来の如き引張強度
が13kgf/mm2未満のフィルムでは本発明の目的
を達成することはできない。なお、かかる引張強度はA
STM−D 638に準じて測定される値である。
【0008】また、本発明では、該セルロース系フィル
ムの100℃,100時間における縦(MD)方向の寸
法変化率が0.20%以下(好ましくは0.001〜
0.20%、更には0.001〜0.15%)であるこ
とが好ましく、更には該セルロース系フィルムの70
℃,90%RH,500時間における縦(MD)方向の
寸法変化率が0.50%以下(好ましくは0.0001
〜0.50%、更には0.0001〜0.40%)であ
ることが好ましい。該セルロース系フィルムの100
℃,100時間における縦(MD)方向の寸法変化率が
0.20%を越える場合や70℃,90%RH,500
時間における縦(MD)方向の寸法変化率が0.50%
を越える場合には液晶パネル等に用いたときの表示品位
が劣って好ましくない。
【0009】かかるセルロース系フィルムを得るために
は該フィルムの製造時に可塑剤の含有量を調節したり、
製膜後に加熱処理を行ったりする方法等が挙げられるが
これらに限定されることはない。かかるセルロース系フ
ィルムとしては、具体的に「フジタックFT−UVDE
80」(富士写真フィルム社製)等を挙げることができ
る。また、該セルロース系フィルムの原料となるセルロ
ースエステルとしてはセルロースと脂肪酸とのエステル
で、セルロースジアセテート、セルローストリアセテー
ト、セルローストリプロピオネート、セルローストリブ
チレート等が挙げられ、これらの単独または複数が使用
される。これらの中でもセルローストリアセテート(三
酢酸セルロース)が好適に用いられる。該セルロース系
フィルムの厚みは特に限定されないが50〜150μm
が好ましく、更には70〜120μmが好ましい。
【0010】かかる偏光フィルムとセルロース系フィル
ムの積層に関しては、天然或いは合成ゴム、アクリル系
樹脂、ブチラール系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリエステ
ル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリビニルアルコール系
樹脂等を主成分とする接着剤ないし粘着剤等を用いて、
風乾法、化学硬化法、熱硬化法、熱溶融法等により接着
せしめることができる。
【0011】かくして、セルロース系フィルム/偏光フ
ィルムまたはセルロース系フィルム/偏光フィルム/セ
ルロース系フィルム等の積層構造を有する本発明の偏光
板は、かかるセルロース系フィルム面あるいは偏光フィ
ルム面に後述するが如きアクリル系粘着剤を用いてガラ
ス板等の基材に貼着されて、後述するが如き用途に利用
される訳であるが、本発明ではかかるセルロース系フィ
ルムの更に外側に各種の機能層を積層して機能層付き偏
光板とすることも有用である。
【0012】かかる機能層としては、具体的にはアンチ
グレア層、ハードコート層、アンチリフレクション層、
ハーフリフレクション層、反射層、蓄光層、エレクトロ
ルミネッセンス層などが挙げられ、更に各種2種以上の
組み合わせをすることも可能で、例えば蓄光層と反射
層、蓄光層とハーフリフレクション層、蓄光層と光拡散
層、蓄光層とエレクトロルミネッセンス層、ハーフリフ
レクション層とエレクトロルミネッセンス層、アンチグ
レア層とアンチリフレクション層などの組み合わせが挙
げられる。但し、これらに限定されることはない。
【0013】アンチグレア層とは、偏光板表面への蛍光
灯等の写り込み像を拡散し表示を見やすくしたり、指紋
等の付着を防止するためのもので、具体的には粒子径が
0.1〜20μmのシリカビーズ等の無機充填剤やアク
リル、スチレン、ジビニルベンゼン、メラミン、ベンゾ
グアナミン等の有機充填剤を配合したメラミン系樹脂、
ウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、アルキッド系樹脂、
シリコーン系樹脂等の熱硬化性樹脂や多官能アクリル系
の紫外線或いは電子線等のエネルギー線硬化性樹脂等が
用いられ、セルロース系フィルム表面に、バーコート、
ロールコート、グラビアコート、エアナイフコート等の
公知の塗工方法により塗工される。該アンチグレア層の
厚みは1〜20μm程度である。
【0014】ハードコート層とは、表面硬度をH(鉛筆
硬度)以上にして耐擦傷性を付与するもので、具体的に
はメラミン系樹脂、ウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、
アルキッド系樹脂、シリコーン系樹脂等の熱硬化性樹脂
や多官能アクリル系樹脂を主成分とし、紫外線或いは電
子線等によるエネルギー線硬化性樹脂やSiO2等の金
属酸化物等が用いられ、セルロース系フィルム表面に形
成される。該層の形成方法としては、樹脂の場合にはバ
ーコート、ロールコート、グラビアコート、エアナイフ
コート等の公知の塗工方法が、又金属酸化物の場合には
真空蒸着方法が好適に採用される。該ハードコート層の
厚みは1〜20μm程度である。
【0015】アンチリフレクション層とは、偏光板表面
での外光反射を抑制し表示を見やすくするためのもの
で、具体的にはフッ素系樹脂やSiO2、MgF2、Zr
2、AlO3、TiO2等の金属酸化物等が用いられ、
セルロース系フィルム表面に形成される。該層の形成方
法としては、樹脂の場合にはバーコート、ロールコー
ト、グラビアコート、エアナイフコート等の公知の塗工
方法が、又金属酸化物の場合には真空蒸着方法が好適に
採用され、該金属酸化物は2層以上積層されることが多
く、該アンチリフレクション層の厚みは0.05〜1μ
m程度である。又、アンチリフレクション層とアンチグ
レア層を組み合わせて使用することも有効である。
【0016】ハーフリフレクション層とは、昼間は外光
反射を利用し、夜間はバックライトからの透過光を利用
してディスプレイを表示させて低消費電力化を図るため
のもので、具体的には、鱗片状雲母、二酸化チタン被覆
雲母、板状魚鱗箔、六角板状塩基性炭酸鉛、酸塩化ビス
マス等の微細雲母又は真珠顔料、微小ガラスビーズ、ガ
ラス粉砕粒等のガラス製品、プラスチックチップ、プラ
スチック粉砕粒等のプラスチック製品等の透明及び/又
は半透明粒子を含有した粘着剤を用いて、(メタ)アク
リル系樹脂、アセテート、ポリカーボネート、ポリエス
テル、ポリウレタン等の光学的透明性を有する合成樹脂
層を偏光板と貼り合わせたり、上記合成樹脂層上に上記
透明及び/又は半透明粒子を被着したフィルムを粘着剤
を介して偏光板と貼り合わせたりする等の方法が採られ
るが、これに限られるものではない。該ハーフリフレク
ション層付き偏光板は実用的には液晶パネルの下偏光板
として用いられ、ハーフリフレクション層が下層となる
ように、即ちハーフリフレクション層が設けられていな
いセルロース系フィルム面が液晶パネルに貼合される。
【0017】反射層とは、昼間に外光反射を利用してデ
ィスプレイを表示させてバックライトを省略するための
もので、具体的には三酢酸セルロースフィルム等の酢酸
セルロース系フィルムやポリエチレンテレフタレート
(PET)などの基材上にアルミニウム、銀等の高反射
率を有する金属を蒸着したもので、粘着剤を介して偏光
板(一方のセルロース系フィルム)に貼合される。該反
射層付き偏光板は実用的には液晶パネルの下偏光板とし
て用いられ、反射層が下層となるように、即ち反射層が
設けられていない他方のセルロース系フィルム面が液晶
パネルに貼合される。
【0018】蓄光層とは、昼間に外光を蓄えることで夜
間にはバックライト無しでディスプレイを表示させるこ
とができるためのもので、具体的には、硫化亜鉛、或い
は硫化カルシウムを母体とし、これに賦活剤として銅を
添加し、融剤を混ぜて焼成した緑色の蛍光体がよく用い
られたり、又、該蓄光型の塗料にラジウムやストロンチ
ウム等のα線、β線を放射する元素を微量加えて自ら発
光する発光型の塗料とし用いられる。該蓄光層は偏光板
の片面(一方のセルロース系フィルム)にアクリル樹脂
等のバインダー樹脂とともにコーティングされ、該蓄光
層付き偏光板は実用的には液晶パネルの下偏光板として
用いられ、蓄光層が下層となるように、即ち蓄光層が設
けられていない他方のセルロース系フィルム面が液晶パ
ネルに貼合される。又、蓄光層の下層に反射層を設けた
り、蓄光層と偏光板の間にハーフリフレクション層を設
けたすることも有効である。
【0019】エレクトロルミネッセンス層とは、従来の
バックライトに代わり軽量化、薄膜化が図られるための
もので、実用的には液晶パネルの下偏光板の更に下層に
設けられる。エレクトロルミネッセンス材料としては、
無機材料のものと有機材料のものとがあり、無機材料と
しては硫化亜鉛等の蛍光体粒子が挙げられ、有機材料と
してはトリス(8−キノリノラト)アルミニウム錯体、
ビス(ベンゾキノリノラト)ベリリウム錯体等が挙げら
れる。実際の使用に際しては、エレクトロルミネッセン
ス層の片面(偏光板側)にITO電極を、もう片面に誘
電体層及び背面電極を設けて、ITO電極と背面電極に
電流を通し発光させる。又、エレクトロルミネッセンス
層と偏光板の間に蓄光層又はハーフリフレクション層を
設けたりすることも有効である。
【0020】本発明では、上記の各種機能層を偏光板に
設けること、又、各種機能層を上記の如く種々組み合わ
せて偏光板に設けることで、光学性能に優れ、かつ高
温、高湿の条件下での耐久性に優れた効果を発揮するの
である。
【0021】更に本発明の機能層付き偏光板において
は、機能層が設けられていないセルロース系フィルム側
(場合によってはセルロース系フィルムが省略されて偏
光フィルムに直接)に更にアクリル系粘着剤層が設けら
れて、液晶表示装置などのガラス基材に貼着されて実装
に供されるのである。該アクリル系粘着剤としては、公
知のものが用いられ、該アクリル系粘着剤の主成分であ
るアクリル系樹脂の構成成分としては、ガラス転移温度
の低く柔らかい主モノマー成分やガラス転移温度の高く
硬いコモノマー成分、更に必要に応じ少量の官能基含有
モノマー成分が挙げられる。
【0022】具体的には、アクリル酸エチル、アクリル
酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸2−
エチルヘキシル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸ベン
ジル、アクリル酸シクロヘキシル等のアルキル基の炭素
数2〜12程度のアクリル酸アルキルエステルやメタク
リル酸n−ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリ
ル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸ラウリル、メタ
クリル酸ベンジル、メタクリル酸シクロヘキシル等のア
ルキル基の炭素数4〜12程度のメタクリル酸アルキル
エステルなど主モノマー成分が挙げられ、前記のコモノ
マー成分としては、アクリル酸メチルやメタクリル酸メ
チル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル等の
アルキル基の炭素数1〜3のメタクリル酸アルキルエス
テル、酢酸ビニル、アクリロニトリル、メタクリロニト
リル、スチレンなどが挙げられる。
【0023】前記以外に官能基含有モノマー成分として
は、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸等のモノカ
ルボン酸、マレイン酸、フマール酸、シトラコン酸、グ
ルタコン酸、イタコン酸等の多価カルボン酸、及びこれ
らの無水物等のカルボキシル基含有モノマーや2−ヒド
ロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプ
ロピル(メタ)アクリレート、3−クロロ−2−ヒドロ
キシルプロピル(メタ)アクリレート、ジエチレングリ
コールモノ(メタ)アクリレート等やN−メチロールア
クリルアミド等のヒドロキシル基含有モノマー等の他に
(メタ)アクリルアミド、ジメチルアミノエチルメタク
リレート、グリシジルメタクリレート、アリルグリシジ
ルエーテル等が挙げられる。
【0024】かかる官能基含有モノマー成分のうちで、
特にカルボキシル基含有モノマーの使用が好ましい。か
かる主モノマー成分の含有量は、他に含有させるコモノ
マー成分や官能基含有モノマー成分の種類や含有量によ
り一概に規定できないが、一般的には上記主モノマーを
50重量%以上含有させることが好ましい。本発明のア
クリル系樹脂は、主モノマー、コモノマー、更に必要に
応じて官能基含有モノマーを有機溶剤中でラジカル共重
合させる如き、当業者周知の方法によって容易に製造さ
れる。
【0025】前記重合に用いられる有機溶剤としては、
トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素類、酢酸エチ
ル、酢酸ブチルなどのエステル類、n−プロピルアルコ
ール、イソプロピルアルコールなどの脂肪族アルコール
類、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シ
クロヘキサノンなどのケトン類などが挙げられる。前記
ラジカル重合に使用する重合触媒としては、通常のラジ
カル重合触媒であるアゾビスイソブチロニトリル、ベン
ゾイルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイ
ド、クメンハイドロパーオキサイドなどが具体例として
挙げられる。
【0026】上記のアクリル系樹脂は、必要に応じて架
橋剤、カップリング剤(シリコーン、アルミニウム、チ
タン)等の添加剤が0.001〜5重量%配合されて最
終的にガラス基材用の該アクリル系粘着剤となる。該架
橋剤としては、イソシアネート系化合物、エポキシ系化
合物、アルデヒド系化合物、アミン化合物、金属塩、金
属アルコキシド、金属キレート化合物、アンモニウム塩
及びヒドラジン化合物等が例示される。上記の架橋剤の
配合量は、アクリル系樹脂100重量部に対して0.0
01〜8重量部程度である。
【0027】かくして本発明の偏光板は、偏光特性に優
れ、かつ各種の機能層を積層することができて、高温・
高湿状態での耐久性にも優れ、各種機能層の機能を充分
に発揮し、電子卓上計算機、電子時計、ワープロ、自動
車や機械類の計器類等の液晶表示装置、サングラス、防
目メガネ、立体メガネ、表示素子(CRT、LCD等)
用反射低減層、医療機器、建築材料、玩具等に用いら
れ、特に自動車や機械類の計器類等の液晶表示装置に有
用である。
【0028】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明の偏光板を更に詳
しく説明する。尚、実施例中「%」とあるのは特に断り
のない限り重量基準である。又、本発明で言う偏光度は
次式で示される。 〔(H11−H1)/(H11+H1)〕1/2 × 100
(%) ここでH11は2枚の偏光フィルムサンプルの重ね合わせ
時において、偏光フィルムの配向方向が同一方向になる
様に重ね合わせた状態で分光光度計を用いて測定した透
過率(%)、H1は2枚のサンプルの重ね合わせ時にお
いて、偏光フィルムの配向方向が互いに直交する方向に
なる様に重ね合わせた状態で測定した透過率(%)であ
る。
【0029】実施例1 膜厚25μmのポリビニルアルコール系偏光フィルム
(平均重合度3500、平均ケン化度99.5モル%、
5倍延伸)の両側にポリビニルアルコール系接着剤(3
%水溶液、乾燥塗布厚み0.01μm)を用いてセルロ
ース系フィルムとして「フジタックFT−UVDE8
0」(富士写真フィルム(株)製、三酢酸セルロース系フ
ィルム、引張強度16.5kgf/mm2、80μm厚
み)を貼着後、100℃で1分間乾燥させて偏光板を得
た。なお、上記セルロース系フィルム単体の100℃,
100時間における縦(MD)方向の寸法変化率は0.
06%で、70℃,90%RH,500時間における縦
(MD)方向の寸法変化率は0.20%であった。得ら
れた偏光板のコントラスト(平行透過率/直交透過率)
を高速多波長複屈折測定装置(大塚電子(株)製、RET
S−2000)により測定したところ2400であっ
た。次いで該偏光板の耐久性を調べるために、該偏光板
を65℃,95%RHの条件下に30分放置+55℃の
乾燥状態で30分放置処理を10回繰り返した後、上記
と同様にコントラストを測定したところ1500でコン
トラストの保持率は約63%であった。
【0030】実施例2〜3、比較例1 表1に示されるポリビニルアルコール系偏光フィルム及
びセルロース系フィルムを用いて実施例1と同様に偏光
板を作製して、同様に試験を行った。実施例及び比較例
の試験結果を表2に示す。
【表1】 偏光フィルム セルロース系フィルム 平均重合度 平均ケン化度 延伸倍率 膜厚 (モル%) (倍) (μm) 実施例1 3500 99.5 5 25 UVDE80 〃 2 2600 99.5 5 25 UVDE80 〃 3 1700 99.5 5 25 UVDE80 比較例1 3500 99.5 5 25 UV80 註)UVDE80;「フジタックFT−UVDE80」(富士写真フィルム( 株)製、三酢酸セルロース系フィルム、引張強度16.5k gf/mm2、80μm厚み、100℃×100時間の縦( MD)方向の寸法変化率0.06%、70℃×90%RH× 500時間の縦(MD)方向の寸法変化率0.20%) UV80;「フジタックFT−UV80」(富士写真フィルム(株)製、三酢 酸セルロース系フィルム、引張強度12.6kgf/mm2、8 0μm厚み、100℃×100時間の縦(MD)方向の寸法変化 率0.40%、70℃×90%RH×500時間の縦(MD)方 向の寸法変化率0.67%)
【0031】
【表2】
【0032】実施例4 実施例1で得られた偏光板の片面に、表3に示す如き機
能層を設けて、各種機能層付き偏光板の機能性評価を下
記の如き方法により評価した。 (アンチグレア層) 蛍光灯の拡散性 蛍光灯を該偏光板に写し込んだときの該像による表示品
位を下記の基準で評価した。 A・・・蛍光灯の形状が認識できない B・・・蛍光灯の形状が認識できる ヘイズ値変化 該偏光板を上記条件下での放置前後のヘイズ値を測定
し、下記の基準により評価した。 ○・・・放置前後のヘイズ値の変化率が30%未満 ×・・・放置前後のヘイズ値の変化率が30%以上
【0033】(ハードコート層) 耐擦傷性 スチールウールで該偏光板の表面を1kg/cm2で1
0回擦った際のキズの有無を測定し、下記の基準で評価
した。 ○・・・キズなし ×・・・キズあり 表面鉛筆硬度 JIS K 5400に準じて該偏光板の表面硬度を測
定し、下記の基準で評価した。 ○・・・H以上の表面硬度を有する ×・・・H未満の表面硬度を有する
【0034】(アンチリフレクション層) 蛍光灯の写り込み 蛍光灯を該偏光板に写し込んだときの該像による表示品
位を下記の基準で評価した。 A・・・蛍光灯の写り込みにより他の表示が阻害されな
い B・・・蛍光灯の写り込みにより他の表示が阻害される 表面反射率 該偏光板を上記条件下での放置前後の反射率を測定し、
下記の基準で評価した。 ○・・・放置前後の反射率の変化率が30%未満 ×・・・放置前後の反射率の変化率が30%以上
【0035】(ハーフリフレクション層) 夜間及び昼間の実表示品位 夜間及び昼間において、該偏光板の表示を下記の基準に
より評価した。 A・・・夜間及び昼間とも短時間で表記が認識できる B・・・夜間及び昼間とも短時間で表記が認識できない 透過率 該偏光板を上記条件下での放置前後の透過率を測定し、
下記の基準で評価した。 ○・・・放置前後の透過率の変化率が30%未満 ×・・・放置前後の透過率の変化率が30%以上 反射率 該偏光板を上記条件下での放置前後の反射率を測定し、
下記の基準で評価した。 ○・・・放置前後の反射率の変化率が30%未満 ×・・・放置前後の反射率の変化率が30%以上
【0036】(反射層) 昼間の実表示品位 昼間に該偏光板の表示を下記の基準により評価した。 A・・・短時間で表記が認識できる B・・・短時間で表記が認識できない 反射率 該偏光板を上記条件下での放置前後の反射率を測定し、
下記の基準で評価した。 ○・・・放置前後の反射率の変化率が30%未満 ×・・・放置前後の反射率の変化率が30%以上
【0037】(蓄光層) 夜間の実表示品位 夜間に該偏光板の表示を下記の基準により評価した。 A・・・表記が認識可能である B・・・表記が認識不可能である 表面輝度 該偏光板を上記条件下での放置前後の輝度を測定し、下
記の基準で評価した。 ○・・・放置前後の輝度の変化率が30%未満 ×・・・放置前後の輝度の変化率が30%以上
【0038】(エレクトロルミネッセンス層) 夜間の実表示品位 夜間に該偏光板の表示を下記の基準により評価した。 A・・・短時間で表記が認識可能である B・・・短時間で表記が認識不可能である 表面輝度 該偏光板を上記条件下での放置前後の輝度を測定し、下
記の基準で評価した。 ○・・・放置前後の輝度の変化率が30%未満 ×・・・放置前後の輝度の変化率が30%以上
【0039】
【表3】 機能層 機能層の構成 膜厚(μ) 実施例4 (1) AG層 アクリル樹脂中に粒径3μmのシリカフィ 5 ラーを1%配合したものをコート (2) HC層 アクリル樹脂をコート 1 (3) AR層 フッ素系樹脂をコート 0.1 (4) HR層 アクリル樹脂中に二酸化チタン被覆雲母を 10 10%配合したものをコート (5) GR層 PETフィルムに銀を蒸着させたフィルムを 1 積層 (6) 蓄光層 アクリル樹脂中に硫化亜鉛5%と銅5%から 5 なる蓄光材料を配合したものをコート (7) EL層 アクリル樹脂中にビス(ベンゾキノリノライ 5 ト)ベリリウム錯体を5%配合したものPE Tフィルムにコートし、更にITOにより透 明電極を形成したものを積層 注)AG層:アンチグレア層、HC層:ハードコート層、 AR層:アンチリフレクション層、HR層:ハーフリフレクション層、 GR層:反射層、EL層:エレクトロルミネッセンス層、 PET:ポリエチレンテレフタレート
【0040】実施例5 実施例2で得られた偏光板を用いて実施例4と同様に機
能層を設けて、実施例4と同様に評価した。
【0041】実施例6 実施例3で得られた偏光板を用いて実施例4と同様に機
能層を設けて、実施例4と同様に評価した。実施例4〜
6の評価結果を表4に示す。
【0042】
【表4】 注)表中、機能層の評価〜は上記各々の評価項目を
示す。
【0043】
【発明の効果】本発明の偏光板は、特定のセルロース系
フィルムを積層しているため、偏光特性に優れ、かつ高
温・高湿状態での耐久性にも優れ、また、各種機能層を
積層してもその機能を充分に発揮し、電子卓上計算機、
電子時計、ワープロ、自動車や機械類の計器類等の液晶
表示装置、サングラス、防目メガネ、立体メガネ、表示
素子(CRT、LCD等)用反射低減層等に用いられ、
特に自動車や機械類の計器類等の液晶表示装置に有用で
ある。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏光フィルムの少なくとも片面に引張強
    度が13kgf/mm2以上のセルロース系フィルムを
    貼着したことを特徴とする偏光板。
  2. 【請求項2】 セルロース系フィルムの100℃,10
    0時間における縦(MD)方向の寸法変化率が0.20
    %以下であることを特徴とする請求項1記載の偏光板。
  3. 【請求項3】 セルロース系フィルムの70℃,90%
    RH,500時間における縦(MD)方向の寸法変化率
    が0.50%以下であることを特徴とする請求項1また
    は2記載の偏光板。
  4. 【請求項4】 偏光フィルムとして平均重合度1000
    〜6000のポリビニルアルコール系フィルムを用いる
    ことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の偏光板。
  5. 【請求項5】 偏光フィルムとして平均重合度1500
    〜5000のポリビニルアルコール系フィルムを用いる
    ことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の偏光板。
  6. 【請求項6】 偏光フィルムとして平均重合度2500
    〜4000のポリビニルアルコール系フィルムを用いる
    ことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の偏光板。
  7. 【請求項7】 セルロース系フィルムの外側に機能層を
    設けたことを特徴とする請求項1〜6いずれか記載の偏
    光板。
  8. 【請求項8】 機能層がアンチグレア層であることを特
    徴とする請求項7記載の偏光板。
  9. 【請求項9】 機能層がハードコート層であることを特
    徴とする請求項7記載の偏光板。
  10. 【請求項10】 機能層がアンチリフレクション層であ
    ることを特徴とする請求項7記載の偏光板。
  11. 【請求項11】 機能層がハーフリフレクション層であ
    ることを特徴とする請求項7記載の偏光板。
  12. 【請求項12】 機能層が反射層であることを特徴とす
    る請求項7記載の偏光板。
  13. 【請求項13】 機能層が蓄光層であることを特徴とす
    る請求項7記載の偏光板。
  14. 【請求項14】 機能層がエレクトロルミネッセンス層
    であることを特徴とする請求項7記載の偏光板。
  15. 【請求項15】 機能層がアンチグレア層とアンチリフ
    レクション層からなることを特徴とする請求項7記載の
    偏光板。
  16. 【請求項16】 機能層が蓄光層と反射層からなること
    を特徴とする請求項7記載の偏光板。
  17. 【請求項17】 機能層が蓄光層とハーフリフレクショ
    ン層からなることを特徴とする請求項7記載の偏光板。
  18. 【請求項18】 機能層が蓄光層と光拡散層からなるこ
    とを特徴とする請求項7記載の偏光板。
  19. 【請求項19】 機能層が蓄光層とエレクトロルミネッ
    センス層からなることを特徴とする請求項7記載の偏光
    板。
  20. 【請求項20】 機能層がハーフリフレクション層とエ
    レクトロルミネッセンス層からなることを特徴とする請
    求項7記載の偏光板。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002236213A (ja) * 2001-02-08 2002-08-23 Nitto Denko Corp 偏光板及びこれを用いた液晶表示装置
JP5470048B2 (ja) * 2007-11-30 2014-04-16 住友化学株式会社 高弾性率粘着剤層を有する偏光板及びそれを用いた画像表示装置
US10241236B2 (en) * 2015-11-04 2019-03-26 Nitto Denko Corporation Polarizing plate

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