JPH09250662A - 高圧洗浄用ホース - Google Patents
高圧洗浄用ホースInfo
- Publication number
- JPH09250662A JPH09250662A JP8604796A JP8604796A JPH09250662A JP H09250662 A JPH09250662 A JP H09250662A JP 8604796 A JP8604796 A JP 8604796A JP 8604796 A JP8604796 A JP 8604796A JP H09250662 A JPH09250662 A JP H09250662A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hose
- rubber material
- reinforcing layer
- cleaning
- high pressure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高圧洗浄用ホースとして軽量でしかも耐圧性
に優れハンドリング性の良好なものを提供しようとする
ものである。 【解決手段】 ゴム材よりなるインナーホースにアラミ
ド系繊維よりなる編組帯をブレードし、この表面にゴム
材を加硫してアウターを形成してホースを形成するもの
である。
に優れハンドリング性の良好なものを提供しようとする
ものである。 【解決手段】 ゴム材よりなるインナーホースにアラミ
ド系繊維よりなる編組帯をブレードし、この表面にゴム
材を加硫してアウターを形成してホースを形成するもの
である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は洗浄用ホースに関
し、耐圧性および柔軟性と特に従来ホースと比べて軽量
化の向上を達成するようにした洗浄用ホースに係る。
し、耐圧性および柔軟性と特に従来ホースと比べて軽量
化の向上を達成するようにした洗浄用ホースに係る。
【0002】
【従来の技術】航空機や車軸などに高圧水を噴射して洗
浄を行なう際使用する、高圧用洗浄ホースは、一般に図
5に示すような構造である。ホース本体の素材として主
として、加硫ゴム10が用いられ、最近、ポリウレタン
系エラストマー,ポリエステル系エラストマー,ポリア
ミド系エラストマー等の特殊タイプのエラストマーが性
能面や加工性の点で用いられるようになった。
浄を行なう際使用する、高圧用洗浄ホースは、一般に図
5に示すような構造である。ホース本体の素材として主
として、加硫ゴム10が用いられ、最近、ポリウレタン
系エラストマー,ポリエステル系エラストマー,ポリア
ミド系エラストマー等の特殊タイプのエラストマーが性
能面や加工性の点で用いられるようになった。
【0003】次に、補強層11には主としてスチールフ
ァイバー等のメタルファイバーが用いられており、耐圧
性の保持を図っていたが、又カーボンファイバー,合成
繊維(テトロンファイバー,ビニロンファイバーなど)
なども用いられるようになってきた。現在でも加硫ゴム
−スチールファイバー系が主流となっている。
ァイバー等のメタルファイバーが用いられており、耐圧
性の保持を図っていたが、又カーボンファイバー,合成
繊維(テトロンファイバー,ビニロンファイバーなど)
なども用いられるようになってきた。現在でも加硫ゴム
−スチールファイバー系が主流となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の補強材はメタル
ファイバーを使用している為に重量が重く操作性に難点
があり、また、保管などに丸めて置いたものを引き伸ば
した際に、丸みが残ったり、捩れたままになり、そこで
折れ曲がる(キンクという)現象が発生しやすく取り扱
いにくいという問題点があった。また洗浄用ホースは長
尺(20〜50m)として使用することが多く、重量物
に踏れた場合、復元性に関して、従来ホースは難点があ
ったが、アラミド系繊維を使うことによりその問題を解
決したものである。
ファイバーを使用している為に重量が重く操作性に難点
があり、また、保管などに丸めて置いたものを引き伸ば
した際に、丸みが残ったり、捩れたままになり、そこで
折れ曲がる(キンクという)現象が発生しやすく取り扱
いにくいという問題点があった。また洗浄用ホースは長
尺(20〜50m)として使用することが多く、重量物
に踏れた場合、復元性に関して、従来ホースは難点があ
ったが、アラミド系繊維を使うことによりその問題を解
決したものである。
【0005】また、補強材として用いるメタルファイバ
ーは錆が発生しやすく、場合により腐蝕まで発展し、耐
圧性の保持が出来なくなるような危険性もあった。その
上、材質及び構成上から、ホース全体が重く、しかも硬
い為ハンドリング等の作業性が良くない。
ーは錆が発生しやすく、場合により腐蝕まで発展し、耐
圧性の保持が出来なくなるような危険性もあった。その
上、材質及び構成上から、ホース全体が重く、しかも硬
い為ハンドリング等の作業性が良くない。
【0006】そこで性能、特に、耐候性,耐オゾン性等
をクリアする為に、ポリウレタン系エラストマー,ポリ
エステル系エラストマー,ポリアミド系エラストマー等
を使用したホースも開発されているが、耐圧性を保持す
る為には硬度を高くしなければならず、その結果硬くな
り作業性(ハンドリング)の低下につながるし又、材質
も非常に高価で経済的に非常に不利となっている。
をクリアする為に、ポリウレタン系エラストマー,ポリ
エステル系エラストマー,ポリアミド系エラストマー等
を使用したホースも開発されているが、耐圧性を保持す
る為には硬度を高くしなければならず、その結果硬くな
り作業性(ハンドリング)の低下につながるし又、材質
も非常に高価で経済的に非常に不利となっている。
【0007】次に、軟質PVC系でテトロンファイバ
ー,ビニロンファイバー等の合成繊維で補強層を構成す
るホースも開発されており、耐候性,耐オゾン性等の性
能面や操作性(ハンドリング性)の重量の点など問題点
は解消されているが、一番必要となる耐圧性で最小破裂
圧(バースト圧)Max200〜220kgf/cm2
で使用圧50〜70kgf/cm2 と低く、高圧洗浄用
ホースとしては使用出来ないものであった。
ー,ビニロンファイバー等の合成繊維で補強層を構成す
るホースも開発されており、耐候性,耐オゾン性等の性
能面や操作性(ハンドリング性)の重量の点など問題点
は解消されているが、一番必要となる耐圧性で最小破裂
圧(バースト圧)Max200〜220kgf/cm2
で使用圧50〜70kgf/cm2 と低く、高圧洗浄用
ホースとしては使用出来ないものであった。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の洗浄用ホース
はゴム材からなるインナーホース全体にアラミド繊維の
編組帯を全周にわたって巻着して補強層を形成し、この
補強層にアウターとしてゴム材を被覆した構成からなる
ものである。
はゴム材からなるインナーホース全体にアラミド繊維の
編組帯を全周にわたって巻着して補強層を形成し、この
補強層にアウターとしてゴム材を被覆した構成からなる
ものである。
【0009】
【発明の実施の形態】図1はこの発明に係る洗浄ホース
を符号1として示したもので、インナーホース2の表面
全周にわたってアラミド繊維の編組帯よりなる補強層4
を巻着(ブレード)し、その補強層4の表面にゴム材3
をアウターとして圧着して洗浄ホースを形成したもので
ある。
を符号1として示したもので、インナーホース2の表面
全周にわたってアラミド繊維の編組帯よりなる補強層4
を巻着(ブレード)し、その補強層4の表面にゴム材3
をアウターとして圧着して洗浄ホースを形成したもので
ある。
【0010】
【実施例】この発明に係る洗浄ホースの製作方法を説明
すれば次のとおりである。 第1行程:図2に示すようにマンドレル5にゴム材を押
出成形してインナーホース2を形成する。 第2行程:図3に示すように前記インナーホース2の表
面にアラミド繊維の編組帯4’を巻着して補強層4を形
成する。 第3行程:図4に示すように、前記補強層4表面に加硫
装置6を介してゴム材を押出成形してアウター3を加硫
成形する。 以上の行程を経て、この発明に係る洗浄用ホースが製作
される。
すれば次のとおりである。 第1行程:図2に示すようにマンドレル5にゴム材を押
出成形してインナーホース2を形成する。 第2行程:図3に示すように前記インナーホース2の表
面にアラミド繊維の編組帯4’を巻着して補強層4を形
成する。 第3行程:図4に示すように、前記補強層4表面に加硫
装置6を介してゴム材を押出成形してアウター3を加硫
成形する。 以上の行程を経て、この発明に係る洗浄用ホースが製作
される。
【0011】この発明に係る洗浄用ホースはアウター3
を加硫成形する段階で加硫時の温度(約140℃以上)
によって、インナーホース2と補強層4およびアウター
3間の接着性を前記両ゴム材がアラミド繊維および両ゴ
ム材自身が溶着することで、極めて良好なものとし、成
形後の前記3者間の剥離傾向を無くしている。なお、ア
ラミド繊維からなる編組構造の補強層は、通常使用され
ているブレーダーを用いて形成され、耐圧性のレベルに
よって編組の密度やアラミド繊維の太さなど自由に選択
はできるものである。
を加硫成形する段階で加硫時の温度(約140℃以上)
によって、インナーホース2と補強層4およびアウター
3間の接着性を前記両ゴム材がアラミド繊維および両ゴ
ム材自身が溶着することで、極めて良好なものとし、成
形後の前記3者間の剥離傾向を無くしている。なお、ア
ラミド繊維からなる編組構造の補強層は、通常使用され
ているブレーダーを用いて形成され、耐圧性のレベルに
よって編組の密度やアラミド繊維の太さなど自由に選択
はできるものである。
【0012】
【発明の効果】この発明に係る洗浄用ホースは表1に示
すように補強層をワイヤーブレードを用いた従来品に比
較して重量はほぼ1/4の軽量であり、しかも許容曲げ
半径が30%以上小さく、その上最高使用圧力も1.5
倍以上増加している。JISK6260加硫ゴム屈曲試
験法におけるテスト22,000回後の破壊テスト圧は
約900kgf/cm2 である。JIS及びSAE規格
の波形によるインパルテスト100万回実施後の破壊圧
力は1,000Kgf/cm2 であった。以上の特性を
まとめて箇条書にして示せば次のとおりである。
すように補強層をワイヤーブレードを用いた従来品に比
較して重量はほぼ1/4の軽量であり、しかも許容曲げ
半径が30%以上小さく、その上最高使用圧力も1.5
倍以上増加している。JISK6260加硫ゴム屈曲試
験法におけるテスト22,000回後の破壊テスト圧は
約900kgf/cm2 である。JIS及びSAE規格
の波形によるインパルテスト100万回実施後の破壊圧
力は1,000Kgf/cm2 であった。以上の特性を
まとめて箇条書にして示せば次のとおりである。
【0013】1.ホース重量が従来品に比べて約1/4
と軽量なので取扱い操作が容易になった。 2.キンクに対する復元性が優れているので重量物で踏
まれば場合でもすぐに復元するので作業の中断などが起
こらない。 3.ホースの曲げ半径が小さくハンドリング性が良好で
ある。 また、この発明は高圧洗浄用ホースとしての耐圧力性を
保有し、しかも軽量で操作性が良好であり材質性能面で
も耐候性を有するホースを廉価に提供できるものであ
る。
と軽量なので取扱い操作が容易になった。 2.キンクに対する復元性が優れているので重量物で踏
まれば場合でもすぐに復元するので作業の中断などが起
こらない。 3.ホースの曲げ半径が小さくハンドリング性が良好で
ある。 また、この発明は高圧洗浄用ホースとしての耐圧力性を
保有し、しかも軽量で操作性が良好であり材質性能面で
も耐候性を有するホースを廉価に提供できるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の高圧洗浄用ホースの要部断面説明図
である。
である。
【図2】洗浄用ホースの製作方法の説明図である。
【図3】洗浄用ホースの製作方法の説明図である。
【図4】洗浄用ホースの製作方法の説明図である。
【図5】従来ホースの説明図である。
1 高圧洗浄用ホース 2 インナーホース 3 アウター 4 補強層 4’ アラミド繊維の編組帯
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 77/10 LQY C08L 77/10 LQY // B29K 21:00 B29L 9:00 23:00
Claims (1)
- 【請求項1】 ゴム材よりなるインナーホースにアラミ
ド系繊維で形成した編組帯をブレードし、このブレード
表面にゴム材をアウターとして形成して構成したことを
特徴とする高圧洗浄用ホース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8604796A JPH09250662A (ja) | 1996-03-15 | 1996-03-15 | 高圧洗浄用ホース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8604796A JPH09250662A (ja) | 1996-03-15 | 1996-03-15 | 高圧洗浄用ホース |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09250662A true JPH09250662A (ja) | 1997-09-22 |
Family
ID=13875776
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8604796A Pending JPH09250662A (ja) | 1996-03-15 | 1996-03-15 | 高圧洗浄用ホース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09250662A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6008414B1 (ja) * | 2016-03-08 | 2016-10-19 | 敏實 瀬戸 | 高圧洗浄ホース用保護具 |
CN107975640A (zh) * | 2016-10-24 | 2018-05-01 | 新疆天业(集团)有限公司 | 农业灌溉用编织输水软带 |
-
1996
- 1996-03-15 JP JP8604796A patent/JPH09250662A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6008414B1 (ja) * | 2016-03-08 | 2016-10-19 | 敏實 瀬戸 | 高圧洗浄ホース用保護具 |
CN107975640A (zh) * | 2016-10-24 | 2018-05-01 | 新疆天业(集团)有限公司 | 农业灌溉用编织输水软带 |
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