JPH09250379A - 内燃機関の吸気制御装置 - Google Patents

内燃機関の吸気制御装置

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Publication number
JPH09250379A
JPH09250379A JP8061317A JP6131796A JPH09250379A JP H09250379 A JPH09250379 A JP H09250379A JP 8061317 A JP8061317 A JP 8061317A JP 6131796 A JP6131796 A JP 6131796A JP H09250379 A JPH09250379 A JP H09250379A
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JP
Japan
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intake
internal combustion
combustion engine
cylinder
intake control
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Application number
JP8061317A
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English (en)
Inventor
Hironao Kishi
宏尚 岸
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Abstract

(57)【要約】 【課題】コストの上昇を伴うことなく、暖機中における
排気エミッションの向上を図り、トルクの激減、ファー
ストアイドル状態の不安定化を抑制する。 【解決手段】スロットルバルブ8下流のサージタンク9
とインジェクタ4との間の吸気通路2内には、アクチュ
エータ20により開閉される吸気制御弁19が気筒毎に
対応して設けられる。電子制御装置(ECU)41は、
二次空気導入モードにあると判断したとき、気筒に対応
した吸気制御弁19の開タイミングを早める。このた
め、エンジン1が冷間状態にある場合には、供給される
空気量が増大することとなり、燃料噴射量を大きく低減
せずとも一種のリーン状態が確保される。従って、過剰
の空気により、再燃焼させること及び触媒31の暖機が
可能となり、排気ガスが浄化される。また、燃料噴射量
を大きく低減せずともリーン状態が確保できるため、気
筒における出力トルクがさほど低減しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の吸気制
御装置に係り、詳しくは、スロットルバルブとは別体
に、内燃機関の吸気通路に設けられた吸気制御弁を有す
る内燃機関の吸気制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、排気ガス中のCO,HC,N
Ox等を低減させる技術として種々のものが提案されて
いる。例えば、特開平6−146902号公報に開示さ
れた技術においては、吸気通路の途中に吸気遮蔽弁が設
けられている。そして、吸気行程途中の下死点近傍のタ
イミングで、つまり、吸気弁より早い時期に、吸気遮蔽
弁が早閉じさせられる。この早閉じにより、新気の温度
低下が図られるとともに、圧縮圧の低下が図られる。こ
れによって排気ガス中のNOxを低減させるようにして
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来技
術では、内燃機関の暖機中においては、排気ガスを浄化
するための触媒も冷えており、優れた浄化作用を期待す
ることができない。また、上記従来技術では、燃焼温度
も比較的低いため、触媒の暖機性も悪いものとなってい
た。このため、冷間時には、依然として排気ガス中のN
Oxを十分に低減できないという問題が残っていた。
【0004】これに対し、別途エアポンプを用い、排気
弁の上部に2次空気を導入する技術も従来より知られて
いる。この技術は、冷間始動時等において、気筒から排
出された未燃ガスを触媒に到達するまでの間に再燃焼さ
せるものである。この技術によれば、再燃焼時には多く
の空気が存在するため、未燃ガスの再燃焼が十分に図ら
れるとともに、当該再燃焼により排気ガス温度も上昇
し、触媒の暖機性を向上させることも可能となる。
【0005】しかし、上記技術では、別途エアポンプを
追加する等、ハード上相当のコストを必要とするもので
あった。また、エアポンプは重量、構成も大きいため、
設置する上でも問題があった。
【0006】一方、さらなる別の技術として、冷間時に
おいて、特定気筒についてのみ燃料噴射量を低減させ、
空燃比をリーンにする技術も従来より知られている。し
かしながら、かかる技術においては、特定気筒について
燃料噴射量が低減されるため、当該気筒におけるトルク
低下を招いていた。このため、内燃機関全体としてのト
ルクが低下するおそれがあるとともに、始動時のアイド
ル状態(ファーストアイドル状態)が不安定なものとな
ってしまうおそれもあった。
【0007】本発明は前述した事情に鑑みてなされたも
のであって、その目的は、コストの上昇を伴うことな
く、暖機中における排気エミッションの向上を図ること
ができ、かつ、トルクの激減、ファーストアイドル状態
の不安定化を抑制することのできる内燃機関の吸気制御
装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明においては、図1に示すよう
に、車両に搭載され、複数の気筒M1を有する内燃機関
M2の回転に同期して所定のタイミングで駆動され、各
気筒M1に通じる吸気通路M3を開閉する吸気バルブM
4と、前記吸気通路M3の途中に位置するサージタンク
M5の上流側に設けられたスロットルバルブM6と、前
記サージタンクM5の下流側において、前記各気筒M1
毎に対応して前記吸気通路M3に設けられた吸気制御弁
M7と、前記吸気制御弁M7を開閉するためのアクチュ
エータM8と、前記内燃機関M2の運転状態を検出する
運転状態検出手段M9と、前記運転状態検出手段M9の
検出結果に基づき、前記アクチュエータM8を制御して
前記吸気制御弁M7を開閉する吸気制御手段M10とを
備えた内燃機関の吸気制御装置であって、少なくとも前
記運転状態検出手段M9の検出結果に基づき、前記内燃
機関M2が冷間状態にあることを判断する冷間判断手段
M11と、前記冷間判断手段M11により、前記内燃機
関M2が冷間状態にあると判断されたとき、少なくとも
1つの気筒M1に対応した前記吸気制御弁M7の開タイ
ミングを早めるべく前記アクチュエータM8を制御する
開タイミング制御手段M12とを設けたことをその要旨
としている。
【0009】また、請求項2に記載の発明では、図1に
示すように、請求項1に記載の内燃機関の吸気制御装置
において、前記内燃機関M2の各気筒M1からの排気ガ
スを排出するための排気通路M13の途中には、前記排
気ガスを浄化するための触媒M14が設けられているこ
とをその要旨としている。
【0010】さらに、請求項3に記載の発明では、請求
項1又は2に記載の内燃機関の吸気制御装置において、
さらに、前記開タイミング制御手段M12により少なく
とも1つの気筒M1に対応した前記吸気制御弁M7の開
タイミングが早められている場合に、これに対応させ
て、前記各気筒M1に噴射される燃料噴射量を調整する
噴射量調整手段を設けたことをその要旨としている。
【0011】併せて、請求項4に記載の発明では、請求
項1〜3のいずれかに記載の内燃機関の吸気制御装置に
おいて、さらに、前記内燃機関M2がアイドリング状態
にあることを判断するアイドル判断手段と、前記アイド
ル判断手段の判断結果に基づき、前記内燃機関M2がア
イドリング状態にないと判断された場合には、前記開タ
イミング制御手段M12により開タイミングを早める対
象となる前記吸気制御弁M7の数或いは開タイミングを
早める程度が少なくなるよう制御する開タイミング補助
的制御手段とを設けたことをその要旨としている。
【0012】(作用)上記請求項1に記載の発明によれ
ば、図1に示すように、吸気バルブM4は、内燃機関M
2の回転に同期して所定のタイミングで駆動され、気筒
M1に通じる吸気通路M3を開閉する。また、サージタ
ンクM5上流の吸気通路M3の途中に設けられたスロッ
トルバルブM6が開閉されることにより、基本的には内
燃機関M1に供給される吸入空気量が調整されうる。さ
らに、サージタンクM5の下流側において、吸気通路M
3に設けられた吸気制御弁M7は、アクチュエータM8
が作動することによって開閉される。この開閉により、
スロットルバルブM6の開閉とは別途の吸気制御が実行
されうる。すなわち、一般的には、運転状態検出手段M
9により、内燃機関M1の運転状態が検出され、その検
出結果に基づき、吸気制御手段M10によってアクチュ
エータM8が制御される。
【0013】さて、本発明においては、少なくとも前記
運転状態検出手段M9の検出結果に基づき、冷間判断手
段M11によって、内燃機関M2が冷間状態にあること
が判断されうる。そして、冷間判断手段M11により、
前記内燃機関M2が冷間状態にあると判断されたとき、
開タイミング制御手段M12によって、アクチュエータ
M8が制御され、少なくとも1つの気筒M1に対応した
吸気制御弁M7の開タイミングが早められる。
【0014】このため、内燃機関M2が冷間状態にある
場合には、供給される空気量が増大することとなり、燃
料噴射量を低減せずとも一種のリーン状態が確保され
る。このため、過剰の空気により、気筒M1内における
燃焼後においても炭化水素、一酸化炭素等を再燃焼させ
ることが可能となり、排気ガスが浄化される。また、燃
料噴射量を低減せずともリーン状態が確保できるため、
当該気筒M1における出力トルクがさほど低減しない。
さらには、別途エアポンプ等を設ける必要もない。
【0015】また、請求項2に記載の発明によれば、図
1に示すように、請求項1に記載の発明の作用に加え
て、内燃機関M2の各気筒M1からの排気ガスを排出す
るための排気通路M13の途中には、排気ガスを浄化す
るための触媒M14が設けられている。このため、上述
した再燃焼により、触媒M14自身の暖機を行われるこ
ととなり、触媒M14の排気ガス浄化作用の促進をも図
ることが可能となる。
【0016】さらに、請求項3に記載の発明では、請求
項1及び2に記載の発明の作用に加えて、さらに、開タ
イミング制御手段M12により少なくとも1つの気筒M
1に対応した前記吸気制御弁M7の開タイミングが早め
られている場合に、これに対応させて、噴射量調整手段
によって、各気筒M1に噴射される燃料噴射量が調整さ
れる。このため、トルクの激減を招かない範囲内で、よ
り一層の微妙なトルク調整が可能となる。
【0017】併せて、請求項4に記載の発明では、請求
項1〜3に記載の発明の作用に加えて、さらに、前記ア
イドル判断手段の判断結果に基づき、内燃機関M2がア
イドリング状態にないと判断された場合には、開タイミ
ング補助的制御手段によって、前記開タイミング制御手
段M12により開タイミングを早める対象となる吸気制
御弁M7の数が少なくなるよう、或いは、開タイミング
を早める程度が少なくなるよう制御される。ここで、ア
イドリング状態にない場合、すなわち、走行中等におい
ては、スロットルバルブM6の開度増大により、気筒M
1に供給される空気量が元々増大することがわかってお
り、かかる場合には、多くの空気が気筒M1内に導入さ
れるとともに、触媒M14等の温度も上昇しやすい。こ
のため、開タイミングを早める対象となる吸気制御弁M
7の数が少なくなったり、或いは、開タイミングを早め
る程度が少なくなったとしても、触媒M14の暖機性が
阻害されたりしにくい。従って、かかる制御が行われる
ことにより、トルクの低下がより一層抑制されることな
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明における内燃機関の
吸気制御装置をガソリンエンジンのそれに具体化した一
実施の形態を図2〜図6に基づいて詳細に説明する。
【0019】図2は、この実施の形態において、車両に
搭載された4気筒エンジンの吸気制御装置を示す概略構
成図である。同図に示すように、内燃機関としてのエン
ジン1は吸気通路2を介してエアクリーナ3から外気を
取り込むようになっている。また、エンジン1はその外
気の取り込みと同時に、吸気ポート2aの近傍にて各気
筒毎に設けられたインジェクタ4から噴射される燃料を
取り込むようになっている。そして、取り込まれた燃料
と外気との混合気を各気筒毎に設けられた吸気バルブ5
を介して燃焼室1aへ導入し、同燃焼室1a内にて爆発
・燃焼させて駆動力を得る。また、爆発、燃焼後の排気
ガスは、燃焼室1aから排気バルブ6を介して各気筒毎
の排気マニホールドが集合する排気通路7へ導出され、
外部へ排出されるようになっている。
【0020】吸気通路2の途中には、図示しないアクセ
ルペダルの操作に連動して開閉されるスロットルバルブ
8が設けられている。そして、このスロットルバルブ8
が開閉されることにより、吸気通路2への吸入空気量が
調節される。また、スロットルバルブ8の下流側には、
吸入空気の脈動を平滑化させるサージタンク9が設けら
れている。
【0021】また、吸気通路2の途中には、スロットル
バルブ8を迂回する、すなわち、スロットルバルブ8の
上流側と下流側との間を連通させるバイパス吸気通路1
0が設けられている。そして、このバイパス吸気通路1
0の途中には、同通路10を流れる空気流量を調節する
リニアソレノイド式のアイドル・スピード・コントロー
ル・バルブ(ISCV)11が設けられている。このI
SCV11は、基本的には、スロットルバルブ8が閉じ
られてエンジン1がアイドル状態のときに、ソレノイド
11aがデューティ制御される。そのデューティ比が制
御されてISCV11が適宜に開閉(駆動)される。こ
の開閉によって、バイパス吸気通路10の空気流量(吸
入空気量)が調節される。そして、この吸入空気量の調
整によってアイドリング時のエンジン回転数NEが制御
されるようになっている。
【0022】吸気通路2において、スロットルバルブ8
の近傍には、その開度(スロットル開度)TAを検出す
るスロットルセンサ22が設けられるとともに、スロッ
トルバルブ8が全閉となったときに「オン」してアイド
ル状態を検知するアイドル判断手段を構成するアイドル
スイッチ23が設けられている。
【0023】さらに、サージタンク9には、同タンク9
に連通して吸入空気圧力(吸気圧)PiMを検出する吸
気圧センサ24が設けられている。また、サージタンク
9内には、吸気温センサ21が設けられており、当該吸
気温センサ21により吸気温度THAが検出されるよう
になっている。
【0024】一方、排気通路7の途中には、排気中の酸
素濃度OXを検出する酸素センサ25が設けられてい
る。また、エンジン1には、その冷却水の温度(冷却水
温)THWを検出する水温センサ26が設けられてい
る。
【0025】エンジン1の各気筒毎に設けられた点火プ
ラグ12には、ディストリビュータ13にて分配される
点火信号が印加される。ディストリビュータ13はイグ
ナイタ14から出力される高電圧をエンジン1のクラン
ク角に同期して各点火プラグ12に分配するためのもの
であり、各点火プラグ12の点火タイミングはイグナイ
タ14からの高電圧出力タイミングにより決定される。
【0026】ディストリビュータ13には、同ディスト
リビュータ13に内蔵された図示しないロータの回転か
ら、エンジン1の回転数(エンジン回転数)NEを検出
する回転数センサ27が設けられている。また、ディス
トリビュータ13には、同じくロータの回転に応じてエ
ンジン1のクランク角の変化を所定の割合で検出するク
ランク角センサ28が設けられている。
【0027】併せて、エンジン1に駆動連結された自動
変速機15には、車速センサ29が設けられている。こ
の車速センサ29は、そのときどきの車両の速度(車
速)SPDを検出するとともに、その値を示す信号を出
力できるようになっている。
【0028】加えて、前記自動変速機15の内部には、
ニュートラルスタートスイッチ30が設けられている。
このニュートラルスタートスイッチ30は、現在のシフ
ト位置ShPがニュートラルレンジ[Nレンジ(Pレン
ジも含む)]にあることを検出する。すなわち、現在の
シフト位置ShPがNレンジにあるのかドライブレンジ
(Dレンジ)にあるのかを検出することができるように
なっている。
【0029】さらにまた、本実施の形態では、公知の排
気ガス循環(EGR)装置16が設けられている。この
EGR装置16は、EGR通路17と、同通路17の途
中に設けられたEGRバルブ18とを含んでいる。EG
R通路17は、スロットルバルブ8の下流側の吸気通路
2と、排気通路7との間を連通するよう設けられてい
る。また、EGRバルブ18は、弁座、弁体及びステッ
プモータ(いずれも図示せず)を内蔵している。EGR
バルブ18の開度は、ステップモータが弁体を弁座に対
して断続的に変位させることにより、変動する。そし
て、EGRバルブ18が開くことにより、排気通路7へ
排出された排気ガスの一部がEGR通路17へと流れ
る。その排気ガスはEGRバルブ18を介して吸気通路
2へ流れる。すなわち、排気ガスの一部がEGR装置1
6によって吸入混合気中に再循環する。このとき、EG
Rバルブ18の開度が調節されることにより、排気ガス
の再循環量が調整されるのである。
【0030】さて、本実施の形態において、スロットル
バルブ8下流の前記サージタンク9とインジェクタ4と
の間の吸気通路2内には、吸気制御弁19が開閉可能に
設けられている。吸気制御弁19は各気筒毎に設けられ
ている。また、吸気制御弁19は、デューティ制御によ
り駆動されるアクチュエータ20(電磁揺動装置、ロー
タリー装置等)によって連続的に開閉されうるようにな
っている。
【0031】また、本実施の形態において、排気通路7
の途中には、排気ガス中の有害成分を吸収するための触
媒31が設けられている。そして、前記各センサ21,
22,24〜29並びにアイドルスイッチ23及びニュ
ートラルスタートスイッチ30等によって、エンジン1
の運転状態等が適宜検出され、これらにより運転状態検
出手段が構成されている。
【0032】また、各インジェクタ4、ISCV11用
のソレノイド11a、イグナイタ14、EGRバルブ1
8及び吸気制御弁19のアクチュエータ20は電子制御
装置(以下、単に「ECU」という)41に電気的に接
続され、このECU41の作動によってそれらの駆動タ
イミングが制御される。このECU41により、吸気制
御手段、冷間判断手段及び閉タイミング制御手段、並び
に、噴射量調整手段、及び開タイミング補助的制御手段
が構成されている。
【0033】上記ECU41には、前述した吸気温セン
サ21、スロットルセンサ22、アイドルスイッチ2
3、吸気圧センサ24、酸素センサ25、水温センサ2
6、回転数センサ27、クランク角センサ28、車速セ
ンサ29及びニュートラルスタートスイッチ30がそれ
ぞれ接続されている。従って、ECU41はこれら各セ
ンサ21,22,24〜29並びにアイドルスイッチ2
3及びニュートラルスタートスイッチ30からの出力信
号等に基づいて、インジェクタ4、ソレノイド11a
(ISCV11)、イグナイタ14、EGRバルブ18
及びアクチュエータ20(吸気制御弁19)等を好適に
制御する。
【0034】次に、ECU41の構成について図3のブ
ロック図に従って説明する。ECU41は中央処理装置
(CPU)42、所定の制御プログラムやマップ等を予
め記憶した読出専用メモリ(ROM)43、CPU42
の演算結果等を一時記憶するランダムアクセスメモリ
(RAM)44、予め記憶されたデータを保存するバッ
クアップRAM45等を備えている。また、ECU41
は、これら各部と外部入力回路46、外部出力回路47
等とをバス48によって接続した論理演算回路として構
成されている。
【0035】外部入力回路46には、前述した吸気温セ
ンサ21、スロットルセンサ22、アイドルスイッチ2
3、吸気圧センサ24、酸素センサ25、水温センサ2
6、回転数センサ27、クランク角センサ28、車速セ
ンサ29及びニュートラルスタートスイッチ30等がそ
れぞれ接続されている。そして、CPU42は外部入力
回路46を介して各センサ21,22,24〜29並び
にアイドルスイッチ23及びニュートラルスタートスイ
ッチ30からの出力信号を入力値として読み込む。そし
て、CPU42はこれら入力値に基いて、外部出力回路
47に接続されたインジェクタ4、ソレノイド11a、
イグナイタ14、EGRバルブ18及びアクチュエータ
20(吸気制御弁19)等を好適に制御する。なお、こ
の実施の形態における各学習値やフラグは、上記したバ
ックアップRAM45に保存されるようになっている。
【0036】次に、ECU41により実行される処理の
うち、吸気制御弁19の開閉制御及び燃料噴射量制御を
中心とした処理内容について説明する。まず、吸気制御
弁19の制御を行うための処理について、図4のフロー
チャート、図6のタイミングチャートに従って説明す
る。図4はエンジン1が始動された後において、アクチ
ュエータ20を制御して吸気制御弁19の閉弁タイミン
グを制御するべく、ECU41によって実行される「吸
気制御弁開タイミング設定ルーチン」を示すフローチャ
ートであって、所定のクランク角での割り込みで実行さ
れる。
【0037】処理がこのルーチンへ移行すると、先ずス
テップ101において、ECU41は、各センサ等21
〜30からの検出信号(例えば、冷却水温THW、スロ
ットル開度TA、エンジン回転数NE等)を読み込む。
【0038】続くステップ102においては、今回読み
込まれた各種信号等に基づき、現在が「二次空気導入モ
ード」にあるか否かを判断する。この「二次空気導入モ
ード」というのは、いわゆる冷間始動時を指しており、
触媒31の暖機が未だ不十分で排気ガスの浄化が要望さ
れる領域を表している。本実施の形態において、「二次
空気導入モード」にあることの条件としては、例えば、
(1)空燃比フィードバック条件が成立していないこ
と、(2)冷却水温THWが所定温度以下であること、
(3)エンジン1始動後所定時間が未だ経過してないこ
と、等が挙げられる。
【0039】そして、現在が「二次空気導入モード」に
ない場合には、現在のエンジン1は既に暖機が完了して
おり、吸入空気量を増大させる必要がないものと判断し
て、ステップ103へ移行する。ステップ103におい
ては、二次空気導入モード判別フラグX2AXECを
「0」に設定する。
【0040】また、続くステップ104において、予め
設定され、或いは、別途のルーチンで算出されている基
準開タイミングTobを目標開タイミングTo としてその
まま設定する。そして、その後の処理を一旦終了する。
【0041】一方、ステップ102において、現在が
「二次空気導入モード」にあると判断された場合には、
現在のエンジン1は冷間状態にあり、吸入空気量を増大
させる必要があるものとして、ステップ105へ移行す
る。ステップ105においては、二次空気導入モード判
別フラグX2AXECを「1」に設定する。
【0042】また、続くステップ106において、今回
読み込んだアイドルスイッチ23からの信号がオンであ
るか否かを判断する。そして、該信号がオンの場合に
は、現在アイドリング状態にあるものと判断し、ステッ
プ107へ移行する。
【0043】ステップ107においては、現在制御の対
象となっている気筒(♯1〜♯4まである)が、気筒♯
1又は気筒♯4であるか否かを判断する。そして、現在
制御の対象となっている気筒が、気筒♯1でも気筒♯4
でもない場合には、吸入空気量を増大させる気筒に対応
していないものとしてステップ108へ移行する。そし
て、ステップ108においては、前記ステップ104と
同様、基準開タイミングTobを目標開タイミングTo と
してそのまま設定し、その後の処理を一旦終了する。
【0044】これに対し、現在制御の対象となっている
気筒が、気筒♯1か気筒♯4のいずれかに該当する場合
にはステップ109において、タイミング変化量Tαを
設定する。すなわち、タイミング変化量Tαは、今回読
み込まれた冷却水温THWに基づく関数fによって設定
される。例えば、現在の冷却水温THWが低い場合には
タイミング変化量Tαは比較的大きな値に設定される。
【0045】次に、ステップ110においては、基準開
タイミングTobからタイミング変化量Tαを減算した値
を目標開タイミングTo として設定する。すなわち、基
準開タイミングTobよりもタイミング変化量Tαだけ早
めたタイミングを目標開タイミングTo として設定す
る。
【0046】さらに、ステップ111においては、現在
のトルク変動量が予め定められた基準変動量C以上であ
るか否かを判断する。ここで、トルク変動量というの
は、別途検出されるパラメータであって、例えば燃焼圧
センサ(図示せず)によって検出される燃焼圧の変動量
に基づいて算出されてもよいし、エンジン回転数NEの
変化量(DLNE)に基づいて決定されてもよい。そし
て、トルク変動量が基準変動量C以上の場合には、ステ
ップ112において、タイミング変化量Tαを小さくす
るべく、今回算出されたタイミング変化量Tαから所定
値aを減算し、その値を新たなタイミング変化量Tαと
して設定する。そして、ステップ111に戻り、目標開
タイミングTo を設定しなおす。つまり、基準開タイミ
ングTobから、新たに設定されたタイミング変化量Tα
を減算した値を、新たな目標開タイミングTo として設
定する。
【0047】これに対し、ステップ111においてトル
ク変動量が基準変動量Cよりも小さい場合には、トルク
変動の問題は生じないものとして、その後の処理を一旦
終了する。
【0048】また、前記ステップ106において、今回
読み込んだアイドルスイッチ23からの信号がオフの場
合には、現在アイドリング状態にないもの(走行中)と
判断し、ステップ113へ移行する。
【0049】ステップ113においては、アイドルスイ
ッチ23からの信号がオンからオフとなってから、クラ
ンクシャフトが2回転以上しているか(所定時間経過し
ているか)否かを判断する。そして、未だクランクシャ
フトが2回転経過していない場合には、過渡時にあるも
のとして、前記ステップ104へ移行し、基準開タイミ
ングTobを目標開タイミングTo としてそのまま設定
し、その後の処理を一旦終了する。
【0050】また、クランクシャフトが2回転経過して
いる場合には、ステップ114へ移行する。ステップ1
14においては、現在制御の対象となっている気筒が、
気筒♯1であるか否かを判断する。そして、現在制御の
対象となっている気筒が、気筒♯1でない場合には、吸
入空気量を増大させる気筒に対応していないものとして
上記同様ステップ104へ移行する。そして、ステップ
104において、基準開タイミングTobを目標開タイミ
ングTo としてそのまま設定し、その後の処理を一旦終
了する。
【0051】これに対し、現在制御の対象となっている
気筒が、気筒♯1に該当する場合にはステップ115に
おいて、タイミング変化量Tαを設定する。すなわち、
タイミング変化量Tαは、今回読み込まれた冷却水温T
HWに基づく関数gによって設定される。
【0052】そして、次に、ステップ110へ移行し、
ステップ110〜ステップ112の処理を実行し、その
後の処理を一旦終了する。このように、上記「吸気制御
弁開タイミング設定ルーチン」においては、現在「二次
空気導入モード」にあり、かつ、所定の条件を満たす場
合には、図6に示すように、特定気筒♯1(又は♯4)
において吸気制御弁19の開タイミングが早められる。
【0053】次に、燃料噴射量の制御を行うための処理
について、図5のフローチャートに従って説明する。図
5はエンジン1が始動された後において、インジェクタ
4を制御して燃料噴射量を制御するべく、ECU41に
よって実行される「燃料噴射量設定ルーチン」を示すフ
ローチャートであって、所定のクランク角での割り込み
で実行される。
【0054】処理がこのルーチンへ移行すると、先ずス
テップ201において、ECU41は、各センサ等21
〜30からの検出信号(例えば、冷却水温THW、スロ
ットル開度TA、エンジン回転数NE等)及び各種フラ
グ等を読み込む。
【0055】続くステップ202においては、今回読み
込まれた各種検出信号に基づき、燃料噴射量TAUを算
出する。また、ステップ203においては、今回読み込
まれた二次空気導入モード判別フラグX2AXECが
「1」であるか否かを判断する。そして、二次空気導入
モード判別フラグX2AXECが「0」の場合には、現
在が二次空気導入モードにはなく、燃料噴射量を調整す
る必要がないものとして、ステップ204において、先
程算出された燃料噴射量TAUを最終的な燃料噴射量T
AUとしてそのまま設定する。そして、その後の処理を
一旦終了する。
【0056】これに対し、二次空気導入モード判別フラ
グX2AXECが「1」の場合には、現在が二次空気導
入モードにあり、燃料噴射量も幾分調整する必要がある
ものとして、ステップ205へ移行する。ステップ20
5においては、現在制御の対象となっている気筒が、気
筒♯1又は気筒♯4であるか否かを判断する。そして、
現在制御の対象となっている気筒が、気筒♯1でも気筒
♯4でもない場合には、吸入空気量を増大させている気
筒に対応していないものとしてステップ204へ移行
し、先程算出された燃料噴射量TAUを最終的な燃料噴
射量TAUとしてそのまま設定する。そして、その後の
処理を一旦終了する。
【0057】一方、現在制御の対象となっている気筒
が、気筒♯1又は気筒♯4である場合には、ステップ2
06へ移行する。ステップ206においては、今回読み
込まれた冷却水温THWに基づき、気筒♯4用の噴射量
補正係数Hと、気筒♯1用の噴射量補正係数Iとをそれ
ぞれ算出する(但し、0.9≦H,I≦1.0)。これ
らの噴射量補正係数H,Iは、そのときどきの冷却水温
THWに対する関数h,iにより定められる。
【0058】そして、続くステップ207においては、
現在制御の対象となっている気筒が、気筒♯1であるか
否かを判断する。そして、現在制御の対象となっている
気筒が、気筒♯1でない場合には、現在制御の対象とな
っている気筒が気筒♯4であるものと判断し、ステップ
208へ移行する。ステップ208においては、今回算
出された燃料噴射量TAUに気筒♯4用の噴射量補正係
数Hを乗算した値を新たな燃料噴射量TAUとして設定
し、その後の処理を一旦終了する。
【0059】これに対し、前記ステップ207におい
て、現在制御の対象となっている気筒が、気筒♯1の場
合には、ステップ209へ移行する。ステップ209に
おいては、今回算出された燃料噴射量TAUに気筒♯1
用の噴射量補正係数Iを乗算した値を新たな燃料噴射量
TAUとして設定し、その後の処理を一旦終了する。
【0060】このように、本実施の形態においては、現
在が二次空気導入モードにある場合において、現在制御
の対象となっている気筒が、気筒♯1又は♯4である場
合には、空燃比を幾分リーンにするべく、基本的に算出
された燃料噴射量TAUに幾分修正が加えられる。
【0061】次に、本実施の形態における作用及び効果
について説明する。 (イ)本実施の形態においては、二次空気導入モードに
あると判断されたとき、気筒♯1(及び/又は♯4)に
対応した吸気制御弁19の開タイミングが早められる。
このため、エンジン1が冷間状態にある場合には、供給
される空気量が増大することとなり、燃料噴射量を大き
く低減せずとも一種のリーン状態が確保される。従っ
て、過剰の空気により、気筒内における燃焼後において
も炭化水素、一酸化炭素等を再燃焼させることが可能と
なり、排気ガスが浄化される。その結果、暖機中におけ
る排気エミッションの向上を図ることができる。
【0062】特に、本実施の形態においては、排気通路
7の途中に触媒31が設けられている。このため、上記
再燃焼により、触媒31自身の暖機が行われることとな
り、触媒31の排気ガス浄化作用の促進をも図ることが
可能となる。従って、上記効果をより一層確実なものと
することができる。
【0063】(ロ)また、燃料噴射量を大きく低減せず
ともリーン状態が確保できるため、気筒における出力ト
ルクがさほど低減しない。その結果、トルクの低減によ
る不具合を回避することができる。すなわち、ファース
トアイドル状態において、アイドル回転数を上昇させる
ことなく、アイドル安定性を確保することができる。
【0064】(ハ)さらには、別途エアポンプ等を設け
る必要があった従来技術とは異なり、このような装置を
設ける必要がないため、コストの増大を招くのを防止す
ることができる。また、スペース上の不利も解消するこ
とができる。
【0065】(ニ)併せて、本実施の形態では、二次空
気導入モードにあると判断されたとき、気筒♯1(及び
/又は♯4)に対応した吸気制御弁19の開タイミング
が早められ、供給される空気量が増大している間に、こ
れに対応させて、燃料噴射量の調整をも行うこととし、
噴射量の微妙な低減を行うこととした。このため、トル
クの激減を招かない範囲内で、より一層の微妙なトルク
調整が可能となる。また、燃費の向上をも図ることがで
きる。
【0066】(ホ)加えて、本実施の形態では、エンジ
ン1がアイドリング状態にないと判断された場合には、
開タイミングを早める対象となる吸気制御弁19の数が
少なくなるよう制御される。すなわち、気筒♯1に対応
する吸気制御弁19のみの開タイミングが早められる。
ここで、エンジン1がアイドリング状態にない場合、す
なわち、走行中等においては、スロットルバルブ8の開
度増大により、気筒に供給される空気量が元々増大する
ことがわかっており、かかる場合には、多くの空気が気
筒内に導入されるとともに、触媒31等の温度も上昇し
やすい。このため、開タイミングを早める対象となる吸
気制御弁19の数が少なくなったりしても、触媒31の
暖機性が阻害されたりしにくい。従って、かかる制御が
行われることにより、トルクの低下がより一層抑制され
ることなる。その結果、円滑な走行を確保することが可
能となる。
【0067】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で構成の
一部を適宜に変更して次のように実施することもでき
る。 (1)前記実施の形態では、吸気制御弁19の早閉じに
伴って燃料噴射量も調整するようにしたが、かかる調整
を省略するようにしてもよい。
【0068】(2)前記実施の形態では、二次空気導入
モードにあると判断されたとき、気筒♯1(及び/又は
♯4)に対応した吸気制御弁19の開タイミングを早め
るようにしたが、全ての気筒に対応した吸気制御弁19
の開タイミングを早めるようにしてもよい。
【0069】(3)また、同じ気筒においても、サイク
ルによってリーン化するサイクルを選択するような制御
を行ってもよい。かかる制御により、より一層細やかな
制御を行うことが可能となる。
【0070】(4)前記実施の形態では、エンジン1が
アイドリング状態にないと判断された場合には、開タイ
ミングを早める対象となる吸気制御弁19の数が少なく
なるよう、すなわち、気筒♯1に対応する吸気制御弁1
9のみの開タイミングが早められるようにした。これに
対し、開タイミングを早める程度が少なくなるよう制御
するようにしてもよい。或いは、かかる切換制御を省略
するようにしてもよい。
【0071】(5)前記実施の形態では、内燃機関とし
てガソリンエンジン1の場合に具体化したが、ディーゼ
ルエンジンを搭載した車両についても具体化することが
できる。
【0072】(6)前記実施の形態では述べなかった
が、前記エンジン1が冷間状態にあることを判断する手
法として、触媒31自体の温度が所定温度よりも低いこ
とを検出、或いは推定する手段を設け、この手段の検出
或いは推定結果に基づいて冷間状態にあることを判断す
るようにしてもよい。かかる手法を採用することによ
り、直接触媒31の温度を把握するため、触媒の暖機性
向上の精度がさらによくなるという効果が奏される。
【0073】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の内燃機関
の吸気制御装置によれば、コストの上昇を伴うことな
く、暖機中における排気エミッションの向上を図ること
ができ、かつ、トルクの激減、ファーストアイドル状態
の不安定化を抑制することができるという優れた効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的な概念構成を説明する概念構成
図である。
【図2】一実施の形態におけるエンジンの吸気制御装置
を示す概略構成図である。
【図3】ECUの電気的構成を示すブロック図である。
【図4】ECUにより実行される「吸気制御弁開タイミ
ング設定ルーチン」を示すフローチャートである。
【図5】ECUにより実行される「燃料噴射量設定ルー
チン」を示すフローチャートである。
【図6】吸気制御弁等の開タイミングを示すタイミング
チャートである。
【符号の説明】
1…内燃機関としてのエンジン、1a…燃焼室、2…吸
気通路、5…吸気バルブ、8…スロットルバルブ、19
…吸気制御弁、20…アクチュエータ、21…運転状態
検出手段を構成する吸気温センサ、22…運転状態検出
手段を構成するスロットルセンサ、23…運転状態検出
手段を構成するアイドルスイッチ、24…運転状態検出
手段を構成する吸気圧センサ、25…運転状態検出手段
を構成する酸素センサ、26…運転状態検出手段を構成
する水温センサ、27…運転状態検出手段を構成する回
転数センサ、28…運転状態検出手段を構成するクラン
ク角センサ、29…運転状態検出手段を構成する車速セ
ンサ、30…運転状態検出手段を構成するニュートラル
スタートスイッチ、41…吸気制御手段、冷間判断手段
及び閉タイミング制御手段、並びに、噴射量調整手段、
及び開タイミング補助的制御手段を構成するECU。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載され、複数の気筒を有する内
    燃機関の回転に同期して所定のタイミングで駆動され、
    各気筒に通じる吸気通路を開閉する吸気バルブと、 前記吸気通路の途中に位置するサージタンクの上流側に
    設けられたスロットルバルブと、 前記サージタンクの下流側において、前記各気筒毎に対
    応して前記吸気通路に設けられた吸気制御弁と、 前記吸気制御弁を開閉するためのアクチュエータと、 前記内燃機関の運転状態を検出する運転状態検出手段
    と、 前記運転状態検出手段の検出結果に基づき、前記アクチ
    ュエータを制御して前記吸気制御弁を開閉する吸気制御
    手段とを備えた内燃機関の吸気制御装置であって、 少なくとも前記運転状態検出手段の検出結果に基づき、
    前記内燃機関が冷間状態にあることを判断する冷間判断
    手段と、 前記冷間判断手段により、前記内燃機関が冷間状態にあ
    ると判断されたとき、少なくとも1つの気筒に対応した
    前記吸気制御弁の開タイミングを早めるべく前記アクチ
    ュエータを制御する開タイミング制御手段とを設けたこ
    とを特徴とする内燃機関の吸気制御装置。
  2. 【請求項2】 前記内燃機関の各気筒からの排気ガスを
    排出するための排気通路の途中には、前記排気ガスを浄
    化するための触媒が設けられていることを特徴とする請
    求項1に記載の内燃機関の吸気制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の内燃機関の吸気
    制御装置において、 さらに、前記開タイミング制御手段により少なくとも1
    つの気筒に対応した前記吸気制御弁の開タイミングが早
    められている場合に、これに対応させて、前記各気筒に
    噴射される燃料噴射量を調整する噴射量調整手段を設け
    たことを特徴とする内燃機関の吸気制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の内燃機
    関の吸気制御装置において、さらに、 前記内燃機関がアイドリング状態にあることを判断する
    アイドル判断手段と、 前記アイドル判断手段の判断結果に基づき、前記内燃機
    関がアイドリング状態にないと判断された場合には、前
    記開タイミング制御手段により開タイミングを早める対
    象となる前記吸気制御弁の数或いは開タイミングを早め
    る程度が少なくなるよう制御する開タイミング補助的制
    御手段とを設けたことを特徴とする内燃機関の吸気制御
    装置。
JP8061317A 1996-03-18 1996-03-18 内燃機関の吸気制御装置 Pending JPH09250379A (ja)

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JP (1) JPH09250379A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6134884A (en) * 1998-04-01 2000-10-24 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Air-fuel ratio control apparatus for internal combustion engine
US7905206B2 (en) 2008-11-26 2011-03-15 Caterpillar Inc Engine control system having fuel-based adjustment
US8028679B2 (en) 2008-11-26 2011-10-04 Caterpillar Inc. Engine control system having pressure-based timing
US8113173B2 (en) 2008-11-26 2012-02-14 Caterpillar Inc. Engine control system having speed-based timing
US8150603B2 (en) 2008-11-26 2012-04-03 Caterpillar Inc. Engine control system having fuel-based timing

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US6134884A (en) * 1998-04-01 2000-10-24 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Air-fuel ratio control apparatus for internal combustion engine
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