JPH09249402A - 改質装置 - Google Patents

改質装置

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JPH09249402A
JPH09249402A JP8059491A JP5949196A JPH09249402A JP H09249402 A JPH09249402 A JP H09249402A JP 8059491 A JP8059491 A JP 8059491A JP 5949196 A JP5949196 A JP 5949196A JP H09249402 A JPH09249402 A JP H09249402A
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JP
Japan
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combustion gas
catalyst layer
pipe
reforming catalyst
reformed gas
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Application number
JP8059491A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Tsuru
潔 都留
Masashi Fujitsuka
正史 藤塚
Susumu Takeshige
晋 竹重
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/06Combination of fuel cells with means for production of reactants or for treatment of residues
    • H01M8/0606Combination of fuel cells with means for production of reactants or for treatment of residues with means for production of gaseous reactants
    • H01M8/0612Combination of fuel cells with means for production of reactants or for treatment of residues with means for production of gaseous reactants from carbon-containing material
    • H01M8/0625Combination of fuel cells with means for production of reactants or for treatment of residues with means for production of gaseous reactants from carbon-containing material in a modular combined reactor/fuel cell structure
    • H01M8/0631Reactor construction specially adapted for combination reactor/fuel cell
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、改質反応に十分な温度を確保しつ
つ、反応管が高温になるのを防止し、信頼性を向上させ
ることを目的とするものである。 【解決手段】 改質触媒層24内に燃焼ガス往路管28
及び燃焼ガス復路管29を通し、改質触媒層24内にお
ける原燃料の流れと同方向及び逆方向に燃焼ガスを流す
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば燃料電池
に供給する燃料ガスを水素リッチなガスに改質する改質
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図25は例えば特開昭63−14771
1号公報に示された従来の改質装置を示す断面図であ
る。図において、1は断熱材からなる炉体、2は炉体1
の底部に設けられ炉体1内に燃料ガスを導入するための
燃料導入部、3は炉体1内に設けられ燃料ガスを燃焼さ
せる燃焼装置であり、この燃焼装置3は、燃料管3a、
空気噴出孔3b、燃料室3c及び空気室3dを有してい
る。4は空気室3dに空気を導入するための空気導入
部、5は燃焼装置3を着火するパイロットバーナ、6は
燃料導入部2、燃焼装置3、空気導入部4及びパイロッ
トバーナ5を有する燃焼ガス供給手段である。
【0003】7は炉体1の上部に設けられ炉体1内に原
燃料(原燃料)を導入するための原燃料導入部、8は炉
体1内の燃焼装置3の上方に設けられている改質反応管
であり、この改質反応管8は、内管8a、中間管8b及
び外管8cの3重管と、内管8a及び外管8cの端部に
配設された環状のエンドキャップ8dとを有している。
9は内管8aと中間管8bとの間に形成された第1の環
状部、10は第1の環状部9に改質触媒が充填されて形
成された改質触媒層、11は中間管8bと外管8cとの
間に形成された第2の環状部、12は外管8cの外周部
に燃焼ガスが接するのを阻止して外管8cの加熱を防止
する断熱材である。
【0004】13は内管8a内に充填されている充填
材、14は内管8aの下端部に設けられ充填材13を保
持する金網、15は炉体1内に設けられているとともに
各内管8aの上端部が接続されている燃焼ガスマニホー
ルド、16は燃焼ガスマニホールド15内の燃焼ガスを
炉体1外へ排出するための燃焼ガス排出部、17は炉体
1内に設けられているとともに各第2の環状部9に連通
している改質ガスマニホールド、18は改質ガスマニホ
ールド17内の改質ガスを炉体1外へ排出するための改
質ガス排出部、19は炉体1内の燃焼装置3と改質反応
管8との間に形成されている燃焼空間、20は炉体1内
の改質反応管8上に形成され原燃料を各改質反応管8に
分配するための原燃料マニホールドである。
【0005】次に、動作について説明する。原燃料は、
原燃料導入部7から装置内に導入され、原燃料マニホー
ルド19で分配されて改質反応管8の第1の環状部9に
送られる。第1の環状部9に送られた原燃料は、改質触
媒層10を通過する際に、主にCH4+H2O→CO+3
2という改質反応を生じ水素リッチな改質ガスとな
る。なお、副反応については省略する。改質ガスは、エ
ンドキャップ8d内でその方向が反転され、第2の環状
部11を通って改質ガスマニホールド20に集合された
後、改質ガス排出部16から装置外に取り出される。
【0006】また、上記の改質反応は吸熱反応であるた
め、反応を継続させるためには、熱を供給することが必
要であり、そのため燃焼ガス供給手段6により燃焼ガス
を発生させ、その燃焼ガスから反応熱を供給している。
燃料導入部2から燃焼室3cに供給された燃料は、燃料
管3aを通り燃焼空間19に吐出される。このとき、燃
料は、空気導入部4から空気室3dを通り空気噴出孔3
bより噴出される空気と混合されて燃焼空間19で燃焼
する。
【0007】燃焼ガスは、改質反応管8の中央部を通
り、内管8a及び充填材13を加熱して燃焼ガスマニホ
ールド15に集合され、燃焼ガス排出部16から吐出さ
れる。このとき、充填材13は、燃焼ガスから内管8a
への伝熱を促進する役割を果たす。また、断熱材12
は、燃焼ガスによる外管8cの加熱を防止する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た従来の改質装置においては、改質触媒層10を流れる
原燃料ガスと改質触媒層10を加熱する燃焼ガスとが逆
向きに流れる(対向流)構造となっている。このような
改質装置の軸方向の温度分布の一例を図26に示す。図
において、横軸は改質触媒層10の軸方向長さを1とし
たときの相対長さを、縦軸は温度をそれぞれ示してい
る。このように、原燃料及び燃焼ガスの流れる方向が逆
向きであり、加熱する側の燃焼ガスの最高温度位置と受
熱側である改質触媒層10の最高温度位置とが一致する
ため、燃焼ガスと改質触媒層10の隔壁である内管8a
は上記の最高温度位置に相当する部分の温度が高くな
る。改質反応は、温度が高いほど良く進行し、水素の収
率が上がるため、改質触媒層10の出口部の温度を75
0〜800℃程度まで上げる必要がある。この場合、内
管8aの最高温度は850〜950℃の高温となり、高
温クリープ割れが生じる恐れがあり、そのために高温ク
リープ強度の高い高価な材料を内管8aに使用する必要
があるという問題点があった。
【0009】この発明は、上記のような問題点を解決す
ることを課題としてなされたものであり、改質反応に十
分な温度を確保しつつ、反応管が高温になるのを防止
し、信頼性を向上することができる改質装置を得ること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る改
質装置は、反応容器と、この反応容器内に設けられ、原
燃料を改質ガスに改質する改質触媒からなる改質触媒層
と、この改質触媒層に原燃料を導入するための原燃料導
入部と、改質触媒層から改質ガスを排出するための改質
ガス排出部と、燃焼ガスを発生させる燃焼ガス供給手段
と、改質触媒層内を通るように設けられ、燃焼ガス供給
手段で発生した燃焼ガスを改質触媒層内の原燃料の流れ
と同方向へ流す複数の燃焼ガス往路管と、改質触媒層内
を通るように設けられ、燃焼ガス往路管を通過した燃焼
ガスを改質触媒層内の原燃料の流れと逆方向へ流す複数
の燃焼ガス復路管と、燃焼ガス往路管を通過した燃焼ガ
スを反転させて燃焼ガス復路管に導入する燃焼ガス反転
部と、燃焼ガス復路管を通過した燃焼ガスを外部へ排出
する燃焼ガス排出部とを備えたものである。
【0011】請求項2の発明に係る改質装置は、燃焼ガ
ス反転部として、各燃焼ガス往路管を流れた燃焼ガスを
集めて燃焼ガス復路管へ導入する燃焼ガス中間マニホー
ルドを用いたものである。
【0012】請求項3の発明に係る改質装置は、仕切り
壁を反応容器内に固定することにより反応容器内に燃焼
ガス中間マニホールドを形成し、かつ仕切り壁の固定部
よりも改質触媒層側の反応容器の壁部の一部をベローズ
部により構成したものである。
【0013】請求項4の発明に係る改質装置は、燃焼ガ
ス中間マニホールドが、伸縮可能な支持部材を介して反
応容器内に取り付けられているものである。
【0014】請求項5の発明に係る改質装置は、燃焼ガ
ス反転部として、各燃焼ガス往路管と各燃焼ガス復路管
とを個々に接続する複数の管継手を用いたものである。
【0015】請求項6の発明に係る改質装置は、管継手
として、改質触媒層内に設けられているU字状のベンド
管を用いたものである。
【0016】請求項7の発明に係る改質装置は、改質触
媒層を開放するための蓋を、反応容器に着脱可能に設け
たものである。
【0017】請求項8の発明に係る改質装置は、燃焼ガ
ス往路管及び燃焼ガス復路管を挿通させる複数の孔が設
けられており、燃焼ガス往路管及び燃焼ガス復路管の間
隔変化を防止するスペーサが反応容器内に設けられてい
るものである。
【0018】請求項9の発明に係る改質装置は、改質触
媒層を収容し、原燃料の下流端が開放している内部容器
と、この内部容器の外側に設けられている外部容器とを
有する反応容器を用い、改質触媒層から排出された改質
ガスが、内部容器の外周部に沿って改質触媒層内の原燃
料とは逆方向に流れてから改質ガス排出部へ流れるよう
になっているものである。
【0019】請求項10の発明に係る改質装置は、改質
触媒層を収容し、原燃料の下流端が開放している内部容
器と、この内部容器を囲繞する第1の管状壁部と、この
第1の管状壁部を囲繞する第2の管状壁部と、この第2
の管状壁部を囲繞する第3の管状壁部とを有する反応容
器を用い、原燃料導入部から導入された原燃料が、第2
の管状壁部と第3の管状壁部との間を流れてから改質触
媒層に導入されるようになっているとともに、改質触媒
層から排出された改質ガスが、内部容器と第1の管状壁
部との間を改質触媒層内の原燃料とは逆方向に流れた
後、第1の管状壁部と第2の管状壁部との間を改質触媒
層内の原燃料と同方向に流れてから、改質ガス排出部へ
流れるようになっているものである。
【0020】請求項11の発明に係る改質装置は、改質
触媒層の下流端の延長上に改質ガス排出部が配置されて
おり、第1の管状壁部と第2の管状壁部との間を流れた
改質ガスが、改質触媒層の下流端の延長上に集められた
後、改質ガス排出部から排出されるようになっているも
のである。
【0021】請求項12の発明に係る改質装置は、第2
の管状壁部と第3の管状壁部との間の少なくとも一部
に、改質触媒が充填されているものである。
【0022】請求項13の発明に係る改質装置は、第1
の管状壁部と第2の管状壁部との間の少なくとも一部
に、CO変成触媒が充填されているものである。
【0023】請求項14の発明に係る改質装置は、改質
触媒層を通過した改質ガスを改質触媒層内の原燃料と逆
方向へ流す複数の改質ガス管が、改質触媒層内を通るよ
うに設けられており、改質ガス管を通過した改質ガスが
改質ガス排出部に導入されるようになっているものであ
る。
【0024】請求項15の発明に係る改質装置は、改質
ガス管を通過した改質ガスは、改質ガスマニホールドに
集められてから改質ガス排出部に導入されるものであ
る。
【0025】請求項16の発明に係る改質装置は、パイ
プ状の改質ガスマニホールドを用いたものである。
【0026】請求項17の発明に係る改質装置は、燃焼
ガス往路管、燃焼ガス復路管及び改質ガス管は、三角千
鳥配列で改質触媒層内に配列されているものである。
【0027】請求項18の発明に係る改質装置は、燃焼
ガス往路管、燃焼ガス復路管及び改質ガス管の本数の比
を1:1:1としたものである。
【0028】請求項19の発明に係る改質装置は、燃焼
ガス往路管及び燃焼ガス復路管の少なくともいずれか一
方にベローズ部が設けられているものである。
【0029】請求項20の発明に係る改質装置は、ベロ
ーズ部がベローズカバーにより覆われているものであ
る。
【0030】請求項21の発明に係る改質装置は、燃焼
ガス復路管を通過した燃焼ガスを集めて燃焼ガス排出部
に導く燃焼ガス排出マニホールドが設けられており、燃
焼ガス往路管の燃焼ガス排出マニホールド内を通過する
部分に断熱材が設けられているものである。
【0031】請求項22の発明に係る改質装置は、燃焼
ガス往路管の改質ガスマニホールドを通過する部分に断
熱材が設けられているものである。
【0032】請求項23の発明に係る改質装置は、改質
触媒層内の燃焼ガス往路管の燃焼ガス上流側に断熱材が
設けられているものである。
【0033】請求項24の発明に係る改質装置は、燃焼
ガス往路管の径よりも燃焼ガス復路管の径の方が大きく
なっているものである。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
について説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による改
質装置の断面図である。図において、21は炉体、2は
炉体1の底部に設けられ炉体21内に燃料ガスを導入す
るための燃料導入部、3は炉体21内に設けられ燃料ガ
スを燃焼させる燃焼装置であり、この燃焼装置3は、燃
料管3a、空気噴出孔3b、燃料室3c及び空気室3d
を有している。4は空気室3dに空気を導入するための
空気導入部、5は燃焼装置3を着火するパイロットバー
ナ、6は炉体21、燃料導入部2、燃焼装置3、空気導
入部4及びパイロットバーナ5を有する燃焼ガス供給手
段、19は炉体21内に形成された燃焼空間である。
【0035】22は炉体21上に設けられている反応容
器(胴管)で、例えば耐熱性に優れたステンレス鋼や耐
熱合金からなっている。23は反応容器22の外周部を
覆う断熱材で、例えばアルミナファイバが使用されてい
る。24は反応容器22内に改質触媒が充填されて形成
されている改質触媒層、25は反応容器22内の改質触
媒層24の上方に間隔をおいて固定されている仕切り壁
であり、この仕切り壁25により反応容器22内に燃焼
ガス反転部としての燃焼ガス中間マニホールド26が形
成されている。
【0036】27は改質触媒層24と炉体21との間に
形成されている燃焼ガス排出マニホールド、28は改質
触媒層24内を通るように設けられ、燃焼空間19と燃
焼ガス中間マニホールド26とを連通する燃焼ガス往路
管、29は改質触媒層24内を通るように設けられ、燃
焼ガス中間マニホールド26と燃焼ガス排出マニホール
ド27とを連通する燃焼ガス復路管であり、これらの往
路管28及び復路管29は、図では1本ずつ示したが、
改質触媒層24内にそれぞれ複数本ずつ通っている。ま
た、往路管28及び復路管29は、例えば耐熱性に優れ
たステンレス鋼やニッケル・クロム・鉄合金管からなっ
ている。30は燃焼ガス排出マニホールド27内の燃焼
ガスを装置外へ排出するための燃焼ガス排出部である。
【0037】31は改質触媒層24の下端部外周に設け
られている原燃料マニホールド、32は原燃料マニホー
ルド31に原燃料を導入するための原燃料導入部、33
は改質触媒層24と仕切り壁25との間の空間の改質ガ
スを装置外へ排出するための改質ガス排出部である。
【0038】次に、動作について説明する。原燃料導入
部32から原燃料マニホールド31に導入された原燃料
は、改質触媒層24の外周の周方向全体に広がり、改質
触媒層24内に導入される。この後、原燃料は、改質触
媒層24の水平断面全体に広がり、改質触媒層24内を
図の上方へ流れる。このとき、原燃料は改質触媒により
改質反応を生じ、水素リッチな改質ガスとなる。この改
質ガスは、改質ガス排出部33を通して装置外に取り出
される。
【0039】また、上記の改質反応のための熱は、燃焼
装置3で発生した燃焼ガスにより供給される。従来例と
同様にして燃焼空間19に発生した燃焼ガスは、まず燃
焼ガス往路管28内に導入され、改質触媒層24内の原
燃料と同方向、即ち図の上方へ流れる。このとき、燃焼
ガスにより燃焼ガス往路管28を介して改質触媒層24
が加熱される。燃焼ガス往路管28を通過した燃焼ガス
は、燃焼ガス中間マニホールド26に集合され、その流
れの方向が反転され、燃焼ガス復路管29に導入され
る。
【0040】この後、燃焼ガスは、燃焼ガス復路管29
内を改質触媒層24内の原燃料とは逆方向、即ち図の下
方へ流れ、この間に改質触媒層24を再度加熱する。燃
焼ガス復路管29を出た燃焼ガスは、燃焼ガス排出マニ
ホールド27に集合され、燃焼ガス排出部30から装置
外へ吐出される。
【0041】このような改質装置によれば、燃焼ガス往
路管28及び燃焼ガス復路管29の両方によって改質触
媒層24が加熱される。この実施の形態1の場合の軸方
向の温度分布を図2に示す。図において、横軸は改質触
媒層24の軸方向長さを1としたときの相対長さを、縦
軸は温度をそれぞれ示している。図26と異なり、燃焼
ガスが最も高温である改質触媒層24の下部の部分は、
改質触媒層の最も温度の低い部分となっており、この部
分の燃焼ガス往路管28の温度はそれほど高温にならな
い。
【0042】また、改質触媒層24が最も高い温度を示
す改質触媒層24の上部では、燃焼ガスがその位置に至
るまでに改質触媒層24を加熱し、比較的低い温度に下
がっているため、燃焼ガス往路管28の温度はやはりそ
れほど高温にならない。このため、燃焼ガス往路管28
の温度は900℃を越えることはない。また、燃焼ガス
復路管29は、燃焼ガス往路管28よりもさらに温度が
低い。
【0043】これらにより、同程度の改質ガス組成を得
るときの往路管28及び復路管29の温度、即ち反応管
温度を従来例に比べてかなり低減することができる。従
って、改質反応に十分な温度を確保しつつ、反応管が高
温になるのが防止され、信頼性が向上するとともに、装
置が安価になる。
【0044】なお、上記の例では燃焼ガス供給手段6の
上方に改質触媒層24を配置したが、これらの配置関係
はこれに限定されるものではなく、例えば上下逆にする
ことも可能である。また、上記の例では燃焼ガス往路管
28と燃焼ガス復路管29とを同材料で構成したが、往
路管28よりも復路管29の方が温度が低いため、復路
管29の材料として耐熱性のやや低いものを使用するこ
とも可能である。
【0045】実施の形態2.図3はこの発明の実施の形
態2による改質装置の断面図である。図において、34
は仕切り壁25の固定部よりも改質触媒層24側の反応
容器22の壁部の一部を構成するベローズ部であり、こ
のベローズ部34は、反応容器22の他の部分と同様の
材料からなっており、溶接等により一体化されている。
他の構成は、上記実施の形態1と同様である。
【0046】次に、動作について説明する。反応容器2
2は、その内側が改質触媒層24と接し、外側が断熱材
で覆われているため、その温度はほぼ改質触媒層24の
温度と等しい。また、燃焼ガス往路管28及び燃焼ガス
復路管29は、外側が改質触媒層24と接し、内側に改
質触媒層24よりも高温の燃焼ガスが流れているため、
その温度は改質触媒層24よりも高くなる。そのため、
燃焼ガス往路管28及び燃焼ガス復路管29は、反応容
器22に比べて温度が高く、反応容器22よりも熱伸び
量が大きい。
【0047】これに対して、この例では、反応容器22
にベローズ部34が設けられているので、反応容器22
と燃焼ガス往路管28及び燃焼ガス復路管29との熱伸
び差がベローズ部34の伸びにより吸収され、反応容器
22に過大な応力が生じるのが防止される。なお、断熱
材23は例えばアルミナファイバ等からなっているの
で、ベローズ部34の伸びの妨げとはならない。
【0048】実施の形態3.図4はこの発明の実施の形
態3による改質装置の断面図である。図において、35
は反応容器22内の改質触媒層24上に設けられ、燃焼
ガス往路管28及び燃焼ガス復路管29が接続されてい
る燃焼ガス反転部としての燃焼ガス中間マニホールドで
あり、この燃焼ガス中間マニホールド35は、例えばベ
ローズやばねなどの伸縮可能な支持部材36を介して反
応容器22内に固定されている。他の構成は、上記実施
の形態1と同様である。
【0049】次に、動作について説明する。上記実施の
形態2で説明したように、燃焼ガス往路管28及び燃焼
ガス復路管29は反応容器22に比べて温度が高いた
め、反応容器22よりも熱伸び量が大きい。これに対し
て、この例では、伸縮可能な支持部材36を介して燃焼
ガス中間マニホールド35を反応容器22内に取り付け
るようにしたので、上記の熱伸び差は支持部材36によ
り吸収され、反応容器22に大きな応力が生じるのが防
止される。
【0050】実施の形態4.図5はこの発明の実施の形
態4による改質装置の断面図である。図において、37
は各燃焼ガス往路管28の下流端と各燃焼ガス復路管2
9の上流端とをそれぞれ接続する管継手としての180
度のベンド管であり、このベンド管37は、燃焼ガス往
路管28や燃焼ガス復路管29と同様の材料で構成さ
れ、改質触媒層24内に埋設されている。
【0051】この例では、燃焼ガス反転部としてベンド
管37を用いているので、燃焼ガス往路管28及び燃焼
ガス復路管29と反応容器22との熱伸び差による応力
が反応容器22に生じることはない。また、ベンド管3
7は改質触媒層24に埋設されているので、ベンド管3
7内を通過する際にも燃焼ガスが吸熱され、反応管の温
度上昇が抑えられる。
【0052】実施の形態5.次に、図6はこの発明の実
施の形態5による改質装置の断面図である。図におい
て、38は改質触媒層24を収容し上部が開口している
容器本体39とこの容器本体39の上部開口部を開閉す
る蓋40とを有する反応容器であり、蓋40はボルト・
ナット41により容器本体39に着脱可能に取り付けら
れている。42は蓋40の裏側に断熱材23を保持する
ための断熱材保持部材である。他の構成は、上記実施の
形態4と同様である。
【0053】一般に、改質触媒層24の改質触媒は、高
温での使用により活性や強度が経時的に低下するため、
2〜5年に一度交換が必要である。このような交換作業
を行う場合、図25に示した従来例の装置では、原燃料
マニホールド20の壁部又はエンドキャップ8dを切断
する必要があり、触媒交換作業に大きな労力が必要であ
る。これに対して、この実施の形態5の改質装置では、
触媒交換時にボルト・ナット41を分解することで蓋4
0を簡単に取り外せるため、触媒の交換が容易に行え
る。また、蓋40の裏側の断熱材23は、放熱抑制のた
め、及び温度上昇によるボルト・ナット41の焼き付き
を防止するために設けられているものであり、容易に取
り外すこともできる。
【0054】実施の形態6.次に、図7はこの発明の実
施の形態6による改質装置の断面図である。図におい
て、43は改質触媒層24内に設けられている金属板製
のスペーサであり、このスペーサ43には、図8に示す
ように、燃焼ガス往路管28及び燃焼ガス復路管29が
貫通する複数の第1の孔43aと、原料ガス及び改質ガ
スが通過する多数の第2の孔43bとが設けられてい
る。他の構成は、上記実施の形態4と同様である。
【0055】通常、燃焼ガス往路管28と燃焼ガス復路
管29とでは、管内を流れる燃焼ガスの温度が異なるた
め、図2に示したように管自体の温度も異なっている。
その結果、2つの反応管28,29に熱伸び差が生じ、
この熱伸び差を解消する方向に管が曲がることになる。
通常、燃焼ガス往路管28及び燃焼ガス復路管29は等
ピッチで配置されているが、上記のような曲がりが生じ
ると、ピッチがばらばらになり、触媒層断面に温度の不
均一を生じることになる。
【0056】これに対して、この実施の形態6では、水
平位置固定用のスペーサ43が設けられているので、燃
焼ガス往路管28及び燃焼ガス復路管29の水平方向へ
の移動が防止され、管の曲がりも抑えられる。従って、
触媒層断面の温度を均一にすることができる。なお、ス
ペーサ43は、水平方向へ移動は規制するが、垂直方向
への移動は許容する。
【0057】実施の形態7.図9はこの発明の実施の形
態7による改質装置の断面図である。図において、44
は改質触媒層24を収容し、原燃料の下流端(図の上端
部)が開放している内部容器、45は内部容器44の外
側に設けられている外部容器、46は内部容器44と外
部容器45とを有する反応容器であり、内部容器44の
外周面と外部容器45との間には、改質ガス流路47が
形成されている。また、改質ガス流路47の下流端(図
の下端部)には、改質ガスを集めて改質ガス排出部33
へ導く改質ガスマニホールド48が設けられている。他
の構成は、上記実施の形態4と同様である。
【0058】このような装置では、改質触媒層24を出
た改質ガスが、その方向を反転させ、改質ガス流路47
を流れる。このとき、改質ガスは、隣り合う改質触媒層
24よりも高温であるため、改質ガスの顕熱が改質触媒
層24に伝えられ、改質反応に利用される。従って、改
質反応が一層促進され、改質触媒層24を小さくするこ
とができ、全体の小形化を図ることができる。
【0059】実施の形態8.次に、図10はこの発明の
実施の形態8による改質装置の断面図である。図におい
て、51は改質触媒層24を収容し、原燃料の下流端
(図の上端部)が開放している内部容器、52は内部容
器51を囲繞する第1の管状壁部、53は第1の管状壁
部52を囲繞する第2の管状壁部、54は第2の管状壁
部53を囲繞する第3の管状壁部、55は内部容器51
と第1ないし第3の管状壁部51〜53とを有する反応
容器であり、内部容器51及び各管状壁部51〜53は
同心に配置されている。
【0060】56は内部容器51と第1の管状壁部52
との間に形成されている円筒状の第1の改質ガス流路、
57は第1の管状壁部52と第2の管状壁部53との間
に形成されている円筒状の第2の改質ガス流路、58は
第2の管状壁部53と第3の管状壁部54との間に形成
されている円筒状の原燃料流路、59は改質ガスマニホ
ールド、60は原燃料マニホールドである。他の構成
は、上記実施の形態4と同様である。
【0061】上記のように構成された改質装置において
は、改質触媒層24を出た改質ガスが、第1の改質ガス
流路56を改質触媒層24内の原燃料と逆方向に流れ、
その後、流れの方向を反転して、第2の改質ガス流路5
7を改質触媒層24内の原燃料と同方向に流れる。この
後、改質ガスは、改質ガスマニホールド59で集められ
て改質ガス排出部33から装置外に取り出される。一
方、原燃料導入部32から導入された原燃料は、原燃料
流路58を第2の改質ガス流路58内の改質ガスと逆方
向に流れた後、改質触媒層24に導入される。
【0062】このような装置によれば、第1の改質ガス
流路56を流れる改質ガスから改質触媒層24に熱が供
給され、改質反応が促進される。また、第2の改質ガス
流路57を流れる改質ガスにより、原燃料流路58を流
れる原燃料が加熱されることで、改質触媒層24に入る
前の原燃料の予熱が行われる。従って、改質触媒層24
を出た改質ガスは、充分な熱回収が行われた後に改質装
置から排出されることになり、この結果、改質触媒層2
4を小形化して全体の小形化を図ることができる。
【0063】実施の形態9.図11はこの発明の実施の
形態9による改質装置の断面図である。この例の反応容
器61は、改質ガスマニホールド62が改質触媒層24
の上方に設けられている点で上記実施の形態8と異なっ
ている。これに伴って、改質ガス排出部33も装置上部
に設けられている。他の構成は、実施の形態8と同様で
ある。
【0064】このような構造とすることにより、改質装
置の上部からの放熱を削減することができる。即ち、改
質触媒層24を出たばかりの改質ガスは、改質反応に必
要な温度750〜800℃と高温であるが、第2の改質
ガス流路57を通過した改質ガスは、熱回収後のガスで
あるため、500〜550℃と温度が低い。従って、装
置上部に改質ガスマニホールド62を配置して、500
〜550℃の改質ガスを集めることで、装置上部からの
放熱が削減される。
【0065】実施の形態10.図12はこの発明の実施
の形態10による改質装置の断面図である。図におい
て、62は原燃料流路58内に改質触媒が充填されて形
成されている円筒状の改質触媒層である。他の構成は、
上記実施の形態8と同様である。
【0066】このような装置では、装置外から供給され
た原燃料が原燃料流路58に導入され、そこで改質反応
が行われる。改質反応は吸熱反応であり、反応を継続す
るためには、外部から熱の供給が必要であるが、この熱
は第2の改質ガス流路57を流れる改質ガスから供給さ
れる。但し、ここで供給される熱は十分でないため、円
筒状の改質触媒層62で改質されるのは原燃料の一部で
ある。しかし、この改質触媒層62での吸熱により、改
質ガスの熱回収率が上がり、熱効率が上昇する。また、
改質触媒層24での反応、伝熱の負担が軽減されるた
め、装置全体としてはコンパクトに設計できることにな
る。
【0067】実施の形態11.図13はこの発明の実施
の形態11による改質装置の断面図である。図におい
て、63は第2の改質ガス流路57に充填された円筒状
のCO変成触媒層である。他の構成は、上記実施の形態
10と同様である。
【0068】次に、動作について説明する。改質触媒層
24を出た改質ガスは、第1の改質ガス流路56内を改
質触媒層24内の原燃料とは逆方向に流れ、その後、流
れの方向を反転し、第2の改質ガス流路57のCO変成
触媒層63に導入される。このCO変成触媒層63で
は、CO+H2O→CO2+H2というCO変成反応が進
行する。この反応は発熱反応であり、その反応熱は、改
質ガスの顕熱と同じく、原燃料流路58を流れる原燃料
に供給される。
【0069】従って、円筒状の改質触媒層62への供給
熱が増加し、改質触媒層24での反応、伝熱の負担が実
施の形態10よりさらに軽減される。このため、装置全
体をより一層コンパクトに設計することができる。ま
た、CO変成反応により、改質ガス中のCO濃度が下が
るため、改質装置の下流にCO濃度削減のために設置さ
れるCO変成器の負荷が低減され、装置外部のCO変成
器のコンパクト化も可能となる。
【0070】実施の形態12.図14はこの発明の実施
の形態12による改質装置の断面図である。図におい
て、64は改質触媒層24内に挿通され、改質触媒層2
4を通過した改質ガスを改質触媒層内の原燃料と逆方向
へ流す複数(図では1本のみ示す)の改質ガス管、65
は改質触媒層24と燃焼ガス排出マニホールド27との
間に設けられ、改質ガス管64を通過した改質ガスが集
められる改質ガスマニホールドであり、この改質ガスマ
ニホールド65に改質ガス排出部33が接続されてい
る。他の構成は、上記実施の形態4と同様である。
【0071】このような装置では、改質触媒層24を出
た改質ガスの流れが反転されて、改質ガス管64内に導
入される。改質ガス管64内では、改質触媒層24を流
れる原燃料と逆方向に改質ガスが流れる。このとき、改
質ガスは、改質触媒層24よりも高温であるため、改質
ガスの顕熱が改質触媒層24に伝えられ、改質反応に用
いられる。この結果、改質触媒層24での改質効率が向
上し、改質触媒層24を小さくして全体のコンパクト化
を図ることができる。
【0072】実施の形態13.図15はこの発明の実施
の形態13による改質装置の断面図、図16は図15の
要部平面図である。図において、66は改質触媒層24
内に設けられ、各改質ガス管64の下流端(図の下端
部)が接続されているパイプ状の複数本の改質ガスマニ
ホールドであり、この改質ガスマニホールド66には、
改質ガスを装置外に取り出すための改質ガス排出部33
が接続されている。他の構成は、上記実施の形態12と
同様である。
【0073】このように、パイプ状のマニホールドを改
質触媒層24内に設けることにより、上記実施の形態1
2のよう箱形のマニホールドを使用する場合に比べて、
溶接箇所の削減及び改質装置全高の削減を可能とするこ
とができる。
【0074】実施の形態14.図17はこの発明の実施
の形態14による改質触媒層内の配管配列状態を示す平
面図である。この例では、燃焼ガス往路管28、燃焼ガ
ス復路管29及び改質ガス管64の3種類の管が三角千
鳥配列で配置されている。また、これら3種類の管2
8,29,64は、周辺部を除いて1:1:1の比率で
配置されている。なお、改質装置全体の構成は、例えば
図14と同様である。
【0075】燃焼ガス往路管28及び燃焼ガス復路管2
9から改質触媒層に供給される熱量が同程度となるよう
に燃焼ガスからの伝熱を配分すると、改質ガスの熱回収
を500〜550℃程度まで実施する場合に改質ガス管
64から改質触媒層へ伝熱される熱量と近い値となる。
このように3本の管28,29,64からの供給熱量を
同程度としたときに、3種類の管28,29,64を三
角千鳥配列で配置すれば、改質触媒層を均一に加熱する
ことができる。この結果、均一な反応、温度分布が得ら
れるため、改質効率が上がるとともに、装置全体のコン
パクト化を可能とすることができる。
【0076】実施の形態15.図18はこの発明の実施
の形態15による改質装置の断面図である。この例で
は、燃焼ガス往路管28の途中にベローズ部67が設け
られている。このベローズ部67は、燃焼ガス往路管2
8の他の部分と同様の材料からなっている。他の構成
は、上記実施の形態12と同様である。
【0077】上述したように、燃焼ガス往路管28と燃
焼ガス復路管29とでは、管内を流れる燃焼ガスの温度
が異なるため、管の温度も異なり、その結果、熱伸び差
が生じる。しかし、この例では、上記の熱伸び差が燃焼
ガス往路管28に設けたベローズ部67により吸収され
る。これにより、管の曲がりや管の損傷を防止すること
ができる。
【0078】なお、上記の例では、ベローズ部67を燃
焼ガス往路管28に設けたが、燃焼ガス復路管29に設
けても同様の効果が得られる。
【0079】実施の形態16.図19はこの発明の実施
の形態16による改質装置の断面図である。この例で
は、燃焼ガス往路管28に設けられたベローズ部67が
保護用のベローズカバー68により覆われている。言い
換えれば、改質触媒層24内に埋設されたベローズカバ
ー68内の空間に、ベローズ部67が収容されている。
他の構成は、上記実施の形態15と同様である。
【0080】ベローズ部67は、燃焼ガス往路管28と
燃焼ガス復路管29との熱伸び差を吸収するが、ベロー
ズ部67が改質触媒層24内に設けられた場合、ベロー
ズ部67の谷部に改質触媒が挟まれてしまい、その状態
でベローズ部67が伸縮すれば、触媒が破砕するか、ベ
ローズ部67が破損する恐れがある。これに対して、こ
の例では、ベローズカバー68を設けたので、ベローズ
部67の谷部に改質触媒が入らなくなり、改質触媒の粉
砕やベローズ部67の破損が防止される。
【0081】実施の形態17.図20はこの発明の実施
の形態17による改質装置の断面図である。この例で
は、燃焼ガス往路管28の燃焼ガス排出マニホールド2
7内を通過する部分の内側に円筒状の断熱材69が設け
られている。他の構成は、上記実施の形態12と同様で
ある。
【0082】このような構成により、燃焼ガス往路管2
8内を流れる高温の燃焼ガスと、それよりも低温の燃焼
ガス排出マニホールド27内の燃焼ガスとの熱交換を小
さく抑えることができ、熱効率の低下を避けることがで
きる。即ち、燃焼ガス排出マニホールド27内の燃焼ガ
スは、改質装置外に取り出す直前のガスであり、このガ
スに熱を与えることは損失でしかありえないが、上記の
ような断熱材69を設けることで、その損失が防止され
る。
【0083】実施の形態18.図21はこの発明の実施
の形態18による改質装置の断面図である。この例で
は、燃焼ガス往路管28の改質ガスマニホールド65内
を通過する部分の内側に円筒状の断熱材70が設けられ
ている。他の構成は、上記実施の形態12と同様であ
る。
【0084】このような構成により、燃焼ガス往路管2
8内を流れる高温の燃焼ガスと、改質ガスマニホールド
65内の改質ガスとの熱交換を小さく抑えることがで
き、熱効率の低下を避けることができる。即ち、改質ガ
スマニホールド65内の改質ガスは、改質装置外に取り
出す直前のガスであり、このガスに熱を与えることは、
損失でしかありえないが、上記のような断熱材70を設
けることで、その損失が防止される。
【0085】実施の形態19.図22はこの発明の実施
の形態19による改質装置の断面図である。この例で
は、改質触媒層24内の燃焼ガス往路管28の燃焼ガス
上流側に、円筒状の断熱材71が設けられている。他の
構成は、上記実施の形態12と同様である。
【0086】上記のような断熱材71を設けることによ
り、その部分における高温の燃焼ガスと改質触媒層24
との熱交換が小さく抑えられる。このように熱交換を小
さく抑える理由について、以下に説明する。
【0087】通常、燃焼ガスの温度は、燃焼ガス復路管
29内よりも燃焼ガス往路管28内の方が高いため、燃
焼ガス往路管28から改質触媒層24に供給する熱の方
が燃焼ガス復路管29から供給する熱よりも大きくな
る。しかし、この差が大きくなると、改質触媒層24の
出口側で改質ガスの温度が低くなり、必要な改質反応が
得られなくなったり、熱効率が悪くなったりする。
【0088】簡単のため、最も極端な例として燃焼ガス
復路管側からの伝熱がゼロの場合(完全な並行流伝熱)
の軸方向の温度分布を図23に示す。この場合、触媒層
出口部において、燃焼ガスと触媒層温度とがほぼ同じ温
度(約700℃)となっており、燃焼ガス往路管28の
伝熱面積を増やしてもこれ以上の熱交換は起こり得な
い。また、図2に示したように理想的に並行流と対向流
とが併存する場合に比べて、触媒層出口温度は100℃
程度低く、必要な改質ガス組成が得られないことがわか
る。さらに、燃焼ガスの排出温度も図2に比べてやはり
100℃程度高いことより、熱効率が悪いことがわか
る。
【0089】つまり、燃焼ガス復路管29から改質触媒
層24への伝熱量と同程度となるように、燃焼ガス往路
管28から改質触媒層24への伝熱を抑制することで、
熱効率を向上させることができる。このような伝熱抑制
の手段として、この実施の形態19では燃焼ガス往路管
28内に断熱材71が設けられている。
【0090】なお、伝熱抑制を改質触媒層24の上部で
実施すると、燃焼ガス復路管29から改質触媒層24へ
の伝熱を小さくしてしまい、不適当であるため、伝熱抑
制は改質触媒層24の下部で行うのが良い。
【0091】実施の形態20.図24はこの発明の実施
の形態20による改質装置の断面図である。この例で
は、燃焼ガス往路管28よりも大径の燃焼ガス復路管7
2が用いられている。他の構成は、上記実施の形態12
と同様である。
【0092】上記実施の形態19では、往復の反応管か
ら改質触媒層24への伝熱のバランスを取るため、燃焼
ガス往路管28側の伝熱を減少させる方法を示したが、
この実施の形態20では、このために燃焼ガス復路管7
2の口径を燃焼ガス往路管28よりも大きくし、相対的
に伝熱面積を増加することで、燃焼ガス復路管72の伝
熱量を増加させ、燃焼ガス往路管28の伝熱量に近づけ
ている。これにより、改質装置の効率が向上する。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明の
改質装置は、改質触媒層内に燃焼ガス往路管及び燃焼ガ
ス復路管を設け、原燃料の流れと同方向及び逆方向に燃
焼ガスを流すようにしたので、改質反応に十分な温度を
確保しつつ、反応管が高温になるのを防止し、信頼性を
向上させることができる。
【0094】また、請求項2によれば、燃焼ガス反転部
として燃焼ガス中間マニホールドを用いたので、簡単な
構成で燃焼ガスがスムーズに反転される。
【0095】さらに、請求項3の発明によれば、反応容
器内に仕切り壁を固定して燃焼ガス中間マニホールドを
形成する場合において、仕切り壁の固定部よりも改質触
媒層側の反応容器の壁部の一部をベローズ部で構成した
ので、燃焼ガス往路管及び燃焼ガス復路管と反応容器と
の高温時の熱伸び差がベローズ部により吸収され、信頼
性が向上する。
【0096】さらにまた、請求項4の発明によれば、伸
縮可能な支持部材を介して燃焼ガス中間マニホールドを
反応容器内に取り付けたので、燃焼ガス往路管及び燃焼
ガス復路管と反応容器との高温時の熱伸び差が支持部材
の伸縮により吸収され、信頼性が向上する。
【0097】また、請求項5の発明によれば、各燃焼ガ
ス往路管と各燃焼ガス復路管とを複数の管継手により個
々に接続したので、運転時に燃焼ガス往路管及び燃焼ガ
ス復路管に熱伸びが生じても反応容器に過大な応力が生
じず、信頼性が向上する。
【0098】さらに、請求項6の発明によれば、U字状
のベンド管を用いて燃焼ガス往路管と燃焼ガス復路管と
を接続したので、燃焼ガス往路管を通過した燃焼ガスを
より確実かつスムーズに燃焼ガス復路管に導入すること
ができる。また、ベンド管は改質触媒層内に設けられて
いるので、燃焼ガス管の温度上昇が抑えられる。
【0099】さらにまた、請求項7の発明によれば、改
質触媒層を開放するための蓋を、反応容器に着脱可能に
設けたので、触媒の交換費用の削減及び交換期間の短縮
を図ることができる。
【0100】また、請求項8の発明によれば、燃焼ガス
往路管及び燃焼ガス復路管の配置の乱れがスペーサによ
り防止され、改質効率が向上する。
【0101】さらに、請求項9の発明によれば、改質触
媒層から排出された改質ガスが、改質触媒層の外側を改
質触媒層内の原燃料とは逆方向に流れるので、改質ガス
の顕熱を改質触媒層で回収することができ、効率の向上
及び改質装置のコンパクト化を図ることができる。
【0102】さらにまた、請求項10の発明によれば、
改質ガスの顕熱を改質触媒層で回収することができると
ともに、さらに改質ガスの顕熱を改質触媒層に導入する
前の原燃料の予熱ができ、効率の向上及び改質装置のコ
ンパクト化を図ることができる。
【0103】また、請求項11の発明によれば、改質ガ
スが改質触媒層の下流端の延長上に集められた後に改質
ガス排出部から排出されるようになっているので、改質
触媒層の下流端の延長上からの放熱を抑えることがで
き、効率を向上させることができる。
【0104】さらに、請求項12の発明によれば、燃焼
ガス管が通った改質触媒層に導入される前の原燃料の流
路に別の改質触媒層を設け、そこでの改質反応に改質ガ
スの顕熱を利用するようにしたので、効率の向上及び改
質装置のコンパクト化を図ることができる。
【0105】さらにまた、請求項13の発明によれば、
CO変成触媒により改質ガスにCO変成反応をさせるよ
うにしたので、効率の向上を図ることができる。また、
装置外に別にCO変成器がある場合は、そのCO変成器
のコンパクト化を図ることができる。
【0106】また、請求項14の発明によれば、改質触
媒層を通過した改質ガスを改質触媒層内の原燃料と逆方
向へ流す複数の改質ガス管を、改質触媒層内に設けたの
で、改質ガスの顕熱が改質触媒層に伝えられ、改質触媒
層での改質効率が向上し、改質触媒層を小さくして全体
のコンパクト化を図ることができる。
【0107】さらに、請求項15の発明によれば、改質
ガス管を通過した改質ガスが、改質ガスマニホールドに
集められてから改質ガス排出部に導入されるため、構造
が簡単である。
【0108】さらにまた、請求項16の発明によれば、
改質ガスマニホールドがパイプ状であるため、加工コス
トを低減できるとともに全体のコンパクト化を図ること
ができる。
【0109】また、請求項17の発明によれば、燃焼ガ
ス往路管、燃焼ガス復路管及び改質ガス管を、三角千鳥
配列で改質触媒層内に配列したので、効率の向上及び全
体のコンパクト化を図ることができる。
【0110】さらに、請求項18の発明によれば、燃焼
ガス往路管、燃焼ガス復路管及び改質ガス管が三角千鳥
配列で配列され、かつ本数の比が1:1:1であるた
め、効率を一層向上させ、全体のコンパクト化を図るこ
とができる。
【0111】さらにまた、請求項19の発明によれば、
燃焼ガス往路管及び燃焼ガス復路管の少なくともいずれ
か一方にベローズ部が設けられているので、信頼性が向
上する。
【0112】また、請求項20の発明によれば、ベロー
ズ部がベローズカバーにより覆われているので、ベロー
ズ部及び改質触媒の破損を防止することができる。
【0113】さらに、請求項21の発明によれば、燃焼
ガス往路管の燃焼ガス排出マニホールド内を通過する部
分に断熱材を設けたので、燃焼ガス往路管内の燃焼ガス
から燃焼ガス排出マニホールド内の燃焼ガスへの伝熱が
抑制され、熱効率の低下を避けることができる。
【0114】さらにまた、請求項22の発明によれば、
燃焼ガス往路管の改質ガスマニホールドを通過する部分
に断熱材が設けられているので、燃焼ガス往路管内を流
れる高温の燃焼ガスと、改質ガスマニホールド内の改質
ガスとの熱交換を小さく抑えることができ、熱効率の低
下を避けることができる。
【0115】また、請求項23の発明によれば、改質触
媒層内の燃焼ガス往路管の燃焼ガス上流側に断熱材が設
けられているので、燃焼ガス往路管から改質触媒層への
伝熱が適度に抑制され、熱効率を向上させることができ
る。
【0116】さらに、請求項24の発明によれば、燃焼
ガス往路管の径よりも燃焼ガス復路管の径の方が大きく
なっているので、燃焼ガス復路管の伝熱量が増加し、燃
焼ガス往路管の伝熱量に近づけることができ、熱効率を
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による改質装置の断
面図である。
【図2】 図1の改質装置の軸方向の温度分布の一例を
示す相対長さと温度との関係図である。
【図3】 この発明の実施の形態2による改質装置の断
面図である。
【図4】 この発明の実施の形態3による改質装置の断
面図である。
【図5】 この発明の実施の形態4による改質装置の断
面図である。
【図6】 この発明の実施の形態5による改質装置の断
面図である。
【図7】 この発明の実施の形態6による改質装置の断
面図である。
【図8】 図7のスペーサを示す平面図である。
【図9】 この発明の実施の形態7による改質装置の断
面図である。
【図10】 この発明の実施の形態8による改質装置の
断面図である。
【図11】 この発明の実施の形態9による改質装置の
断面図である。
【図12】 この発明の実施の形態10による改質装置
の断面図である。
【図13】 この発明の実施の形態11による改質装置
の断面図である。
【図14】 この発明の実施の形態12による改質装置
の断面図である。
【図15】 この発明の実施の形態13による改質装置
の断面図である。
【図16】 図15の要部平面図である。
【図17】 この発明の実施の形態14による改質触媒
層内の配管配列状態を示す平面図である。
【図18】 この発明の実施の形態15による改質装置
の断面図である。
【図19】 この発明の実施の形態16による改質装置
の断面図である。
【図20】 この発明の実施の形態17による改質装置
の断面図である。
【図21】 この発明の実施の形態18による改質装置
の断面図である。
【図22】 この発明の実施の形態19による改質装置
の断面図である。
【図23】 単純平行流の場合の軸方向の温度分布の一
例を示す相対長さと温度との関係図である。
【図24】 この発明の実施の形態20による改質装置
の断面図である。
【図25】 従来の改質装置の一例の断面図である。
【図26】 図25の改質装置の軸方向の温度分布の一
例を示す相対長さと温度との関係図である。
【符号の説明】
6 燃焼ガス供給手段、22,38,46,55,61
反応容器、24,62 改質触媒層、25 仕切り
壁、26,35 燃焼ガス中間マニホールド(燃焼ガス
反転部)、27 燃焼ガス排出マニホールド、28 燃
焼ガス往路管、29,72 燃焼ガス復路管、30 燃
焼ガス排出部、32 原燃料導入部、33改質ガス排出
部、34,67 ベローズ部、36 支持部材、37
ベンド管(管継手)、40 蓋、43 スペーサ、4
4,51 内部容器、45 外部容器、52 第1の管
状壁部、53 第2の管状壁部、54 第3の管状壁
部、63 CO変成触媒層、64 改質ガス管、65,
66 改質ガスマニホールド、68 ベローズカバー、
69,70,71 断熱材。

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反応容器と、 この反応容器内に設けられ、原燃料を改質ガスに改質す
    る改質触媒からなる改質触媒層と、 この改質触媒層に上記原燃料を導入するための原燃料導
    入部と、 上記改質触媒層から上記改質ガスを排出するための改質
    ガス排出部と、 燃焼ガスを発生させる燃焼ガス供給手段と、 上記改質触媒層内を通るように設けられ、上記燃焼ガス
    供給手段で発生した燃焼ガスを上記改質触媒層内の上記
    原燃料の流れと同方向へ流す複数の燃焼ガス往路管と、 上記改質触媒層内を通るように設けられ、上記燃焼ガス
    往路管を通過した燃焼ガスを上記改質触媒層内の上記原
    燃料の流れと逆方向へ流す複数の燃焼ガス復路管と、 上記燃焼ガス往路管を通過した燃焼ガスを反転させて上
    記燃焼ガス復路管に導入する燃焼ガス反転部と、 上記燃焼ガス復路管を通過した燃焼ガスを外部へ排出す
    る燃焼ガス排出部とを備えていることを特徴とする改質
    装置。
  2. 【請求項2】 燃焼ガス反転部は、各燃焼ガス往路管を
    流れた燃焼ガスを集めて燃焼ガス復路管へ導入する燃焼
    ガス中間マニホールドであることを特徴とする請求項1
    記載の改質装置。
  3. 【請求項3】 燃焼ガス中間マニホールドは、仕切り壁
    を反応容器内に固定することにより上記反応容器内に形
    成されており、かつ上記仕切り壁の固定部よりも改質触
    媒層側の上記反応容器の壁部の一部がベローズ部により
    構成されていることを特徴とする請求項2記載の改質装
    置。
  4. 【請求項4】 燃焼ガス中間マニホールドは、伸縮可能
    な支持部材を介して反応容器内に取り付けられているこ
    とを特徴とする請求項2記載の改質装置。
  5. 【請求項5】 燃焼ガス反転部は、各燃焼ガス往路管と
    各燃焼ガス復路管とを個々に接続する複数の管継手であ
    ることを特徴とする請求項1記載の改質装置。
  6. 【請求項6】 管継手は、改質触媒層内に設けられてい
    るU字状のベンド管であることを特徴とする請求項5記
    載の改質装置。
  7. 【請求項7】 改質触媒層を開放するための蓋が、反応
    容器に着脱可能に設けられていることを特徴とする請求
    項5又は請求項6記載の改質装置。
  8. 【請求項8】 燃焼ガス往路管及び燃焼ガス復路管を挿
    通させる複数の孔が設けられており、上記燃焼ガス往路
    管及び上記燃焼ガス復路管の間隔変化を防止するスペー
    サが反応容器内に設けられていることを特徴とする請求
    項5ないし請求項7のいずれかに記載の改質装置。
  9. 【請求項9】 反応容器は、改質触媒層を収容し、原燃
    料の下流端が開放している内部容器と、この内部容器の
    外側に設けられている外部容器とを有しており、上記改
    質触媒層から排出された改質ガスが、上記内部容器の外
    周部に沿って上記改質触媒層内の上記原燃料とは逆方向
    に流れてから改質ガス排出部へ流れるようになっている
    ことを特徴とする請求項5ないし請求項8のいずれかに
    記載の改質装置。
  10. 【請求項10】 反応容器は、改質触媒層を収容し、原
    燃料の下流端が開放している内部容器と、この内部容器
    を囲繞する第1の管状壁部と、この第1の管状壁部を囲
    繞する第2の管状壁部と、この第2の管状壁部を囲繞す
    る第3の管状壁部とを有しており、原燃料導入部から導
    入された原燃料が、上記第2の管状壁部と上記第3の管
    状壁部との間を流れてから上記改質触媒層に導入される
    ようになっているとともに、上記改質触媒層から排出さ
    れた改質ガスが、上記内部容器と第1の管状壁部との間
    を上記改質触媒層内の上記原燃料とは逆方向に流れた
    後、上記第1の管状壁部と上記第2の管状壁部との間を
    上記改質触媒層内の上記原燃料と同方向に流れてから、
    改質ガス排出部へ流れるようになっていることを特徴と
    する請求項5ないし請求項8のいずれかに記載の改質装
    置。
  11. 【請求項11】 改質触媒層の下流端の延長上に改質ガ
    ス排出部が配置されており、第1の管状壁部と第2の管
    状壁部との間を流れた改質ガスが、上記改質触媒層の下
    流端の延長上に集められた後、上記改質ガス排出部から
    排出されるようになっていることを特徴とする請求項1
    0記載の改質装置。
  12. 【請求項12】 第2の管状壁部と第3の管状壁部との
    間の少なくとも一部に、改質触媒が充填されていること
    を特徴とする請求項10又は請求項11記載の改質装
    置。
  13. 【請求項13】 第1の管状壁部と第2の管状壁部との
    間の少なくとも一部に、CO変成触媒が充填されている
    ことを特徴とする請求項10ないし請求項12のいずれ
    かに記載の改質装置。
  14. 【請求項14】 改質触媒層を通過した改質ガスを上記
    改質触媒層内の原燃料と逆方向へ流す複数の改質ガス管
    が、上記改質触媒層内を通るように設けられており、上
    記改質ガス管を通過した改質ガスが改質ガス排出部に導
    入されるようになっていることを特徴とする請求項1な
    いし請求項8のいずれかに記載の改質装置。
  15. 【請求項15】 改質ガス管を通過した改質ガスは、改
    質ガスマニホールドに集められてから改質ガス排出部に
    導入されることを特徴とする請求項14記載の改質装
    置。
  16. 【請求項16】 改質ガスマニホールドがパイプ状であ
    ることを特徴とする請求項15記載の改質装置。
  17. 【請求項17】 燃焼ガス往路管、燃焼ガス復路管及び
    改質ガス管は、三角千鳥配列で改質触媒層内に配列され
    ていることを特徴とする請求項14ないし請求項16の
    いずれかに記載の改質装置。
  18. 【請求項18】 燃焼ガス往路管、燃焼ガス復路管及び
    改質ガス管の本数の比が1:1:1であることを特徴と
    する請求項17記載の改質装置。
  19. 【請求項19】 燃焼ガス往路管及び燃焼ガス復路管の
    少なくともいずれか一方にベローズ部が設けられている
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項18のいずれか
    に記載の改質装置。
  20. 【請求項20】 ベローズ部は、ベローズカバーにより
    覆われていることを特徴とする請求項19記載の改質装
    置。
  21. 【請求項21】 燃焼ガス復路管を通過した燃焼ガスを
    集めて燃焼ガス排出部に導く燃焼ガス排出マニホールド
    が設けられており、燃焼ガス往路管の上記燃焼ガス排出
    マニホールド内を通過する部分に断熱材が設けられてい
    ることを特徴とする請求項1ないし請求項20のいずれ
    かに記載の改質装置。
  22. 【請求項22】 燃焼ガス往路管の改質ガスマニホール
    ドを通過する部分に断熱材が設けられていることを特徴
    とする請求項15記載の改質装置。
  23. 【請求項23】 改質触媒層内の燃焼ガス往路管の燃焼
    ガス上流側に断熱材が設けられていることを特徴とする
    請求項1ないし請求項22のいずれかに記載の改質装
    置。
  24. 【請求項24】 燃焼ガス往路管の径よりも燃焼ガス復
    路管の径の方が大きくなっていることを特徴とする請求
    項1ないし請求項23のいずれかに記載の改質装置。
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