JPH10287401A - 改質装置 - Google Patents

改質装置

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JPH10287401A
JPH10287401A JP9091022A JP9102297A JPH10287401A JP H10287401 A JPH10287401 A JP H10287401A JP 9091022 A JP9091022 A JP 9091022A JP 9102297 A JP9102297 A JP 9102297A JP H10287401 A JPH10287401 A JP H10287401A
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JP
Japan
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combustion gas
catalyst layer
reforming catalyst
raw fuel
pipe
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JP9091022A
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English (en)
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Kiyoshi Tsuru
潔 都留
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/06Combination of fuel cells with means for production of reactants or for treatment of residues
    • H01M8/0606Combination of fuel cells with means for production of reactants or for treatment of residues with means for production of gaseous reactants
    • H01M8/0612Combination of fuel cells with means for production of reactants or for treatment of residues with means for production of gaseous reactants from carbon-containing material
    • H01M8/0625Combination of fuel cells with means for production of reactants or for treatment of residues with means for production of gaseous reactants from carbon-containing material in a modular combined reactor/fuel cell structure
    • H01M8/0631Reactor construction specially adapted for combination reactor/fuel cell
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、メタンスリップを減少させ、改質
効率を向上させることを目的とするものである。 【解決手段】 反応容器8内の周辺部を原燃料が通過す
るのを阻止する原燃料遮蔽物22を反応容器8内に設
け、改質触媒層10の周辺部の温度が中心部よりも低く
なるのを防止した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば燃料電池
等に供給する燃料ガスを水素リッチなガスに改質する改
質装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図16は発明者らが先に提案(特願平8
−59491号)した従来の改質装置の断面図である。
図において、1は断熱材からなる炉体、2は炉体1の底
部に設けられ炉体1内に燃料ガスを導入するための燃料
導入部、3は炉体1内に設けられ燃料ガスを燃焼させる
燃焼装置であり、この燃焼装置3は、燃料管3a、空気
噴出孔3b、燃料室3c及び空気室3dを有している。
【0003】4は空気室3dに空気を導入するための空
気導入部、5は燃焼装置3を着火するパイロットバー
ナ、6は炉体1、燃料導入部2、燃焼装置3、空気導入
部4及びパイロットバーナ5を有する燃焼ガス供給手
段、7は炉体1内に形成された燃焼空間である。
【0004】8は炉体21上に設けられている反応容器
(胴管)、9は反応容器8の外周部を覆う断熱材、10
は反応容器8内に改質触媒が充填されて形成されている
改質触媒層、11は改質触媒層10と炉体1との間に形
成されている燃焼ガス排出マニフォールドである。
【0005】12は基端部が燃焼空間7に連通し先端部
が改質触媒層10内に設けられている燃焼ガス往路管、
13は基端部が改質触媒層10内に設けられ先端部が燃
焼ガス排出マニフォールド11内に連通している燃焼ガ
ス復路管、14は改質触媒層10内に設けられ、燃焼ガ
ス往路管12の先端部と燃焼ガス復路管13の基端部と
を接続している管継手としての180度のベンド管であ
り、これらの燃焼ガス往路管12,燃焼ガス復路管13
及びベンド管14は、図では1本ずつを示したが、実際
には複数組設けられている。
【0006】15は燃焼ガス排出マニフォールド11内
の燃焼ガスを装置外へ排出するための燃焼ガス排出部、
16は改質触媒層10の下端部外周に設けられている原
燃料マニフォールド、17は原燃料マニフォールド16
内に原燃料を導入するための原燃料導入部、18は改質
触媒層10に挿通され、改質触媒層10を通過した改質
ガスを改質触媒層10内の原燃料と逆方向へ流す複数本
(図では1本のみを示す)の改質ガス管である。
【0007】19は改質触媒層10と燃焼ガス排出マニ
フォールド11との間に設けられ、改質ガス管18を通
過した改質ガスが集められる改質ガスマニフォールド、
20は改質ガスマニフォールド19内の改質ガスを装置
外へ排出するための改質ガス排出部である。
【0008】次に、動作について説明する。原燃料導入
部17から原燃料マニフォールド16に導入された原燃
料は、改質触媒層10の外周の周方向全体に広がり、改
質触媒層10内に導入される。この後、原燃料は、改質
触媒層10の水平断面全体に広がり、改質触媒層10内
を上方へ流れる。このとき、改質触媒により原燃料の改
質反応(CH4+2H2O→CO+3H2)が進行し、原
燃料は水素リッチな改質ガスとなる。
【0009】この改質ガスは、改質触媒層10の上方の
空間で流れ方向を反転し、改質ガス管18を通って改質
ガスマニフォールド19内に集められ、改質ガス排出部
20から装置外に取り出される。このとき、改質ガス管
18を流れる改質ガスは、改質ガス管18を介して改質
触媒層10を加熱する。
【0010】また、上記の改質反応は吸熱反応であるた
め、反応を継続させるためには熱を供給することが必要
であり、そのための熱は燃焼装置3で発生した燃焼ガス
により供給される。燃料導入部2から燃焼室3cに供給
された燃焼ガスは、燃焼管3aを通り燃焼空間7に吐出
される。そして、空気導入部4から空気室3dを通り空
気噴出孔3bから噴出される空気と混合され、燃焼空間
7で燃焼する。
【0011】燃焼空間7に発生した燃焼ガスは、まず燃
焼ガス往路管12内に導入され、改質触媒層10内の原
燃料と同方向、即ち図の上方へ流れる。このとき、燃焼
ガスにより燃焼ガス往路管12を介して改質触媒層10
が加熱される。燃焼ガス往路管12を通過した燃焼ガス
は、ベンド管14でその流れの方向が反転され、燃焼ガ
ス復路管13に導入される。
【0012】この後、燃焼ガスは、燃焼ガス復路管13
内を改質触媒層10内の原燃料とは逆方向、即ち図の下
方へ流れ、この間に改質触媒層10を再度加熱する。燃
焼ガス復路管13を出た燃焼ガスは、燃焼ガス排出マニ
フォールド11に集合され、燃焼ガス排出部20から装
置外へ排出される。
【0013】また、改質ガス排出部20から取り出され
る改質ガス中のCO濃度は、7〜11%程度と高いが、
COはリン酸形燃料電池のセルの被毒作用となるため、
改質ガス排出部20の下流にはCO変成器21が接続さ
れており、CO濃度が1%未満まで低減されている。こ
のようなCO変成器21では、CO+H2O→CO2+H
2という反応が生じるが、供給されるCO濃度が高いた
め、かなり大形のCO変成器21が必要となる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た従来の改質装置においては、改質触媒層10内の周辺
部に位置する改質触媒が反応容器8の表面からの放熱の
影響を受ける。また、燃焼ガス往路管12,燃焼ガス復
路管13及び改質ガス管18が等ピッチで配列されてい
る場合、改質触媒層10内の周辺部では、改質触媒層1
0の単位断面積あたりの管12,13,18の周長が短
くなる。これらの理由から、改質触媒層10内の周辺部
では、中心部と比べて伝熱量が不足する。即ち、改質触
媒層10の中心部の温度が750〜800℃であって
も、周辺部では650〜700℃と温度が低くなる。従
って、周辺部では十分な改質反応が進まず、メタンスリ
ップが増加してしまい、全体としての改質効率が低下し
てしまう。
【0015】また、図17に示すように、燃焼ガス往路
管12内の燃焼ガスの温度は、燃焼ガス復路管13内の
燃焼ガスの温度よりも高いため、燃焼ガス復路管13よ
りも燃焼ガス往路管12の方が温度が高く、伝熱量も多
くなる。このような両者の温度差が大きくなると、ベン
ド管14に大きな応力が発生してしまう。
【0016】この発明は、上記のような問題点を解決す
ることを課題としてなされたものであり、メタンスリッ
プを減少させ、改質効率を向上させることができる改質
装置を得ることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る改
質装置は、反応容器と、この反応容器内に設けられ、原
燃料を改質ガスに改質する改質触媒からなる改質触媒層
と、この改質触媒層に原燃料を導入するための原燃料導
入部と、改質触媒層から改質ガスを排出するための改質
ガス排出部と、燃焼ガスを発生させる燃焼ガス供給手段
と、改質触媒層内を通るように設けられ、燃焼ガス供給
手段で発生した燃焼ガスを改質触媒層内の原燃料の流れ
と同方向へ流す複数の燃焼ガス往路管と、改質触媒層内
を通るように設けられ、燃焼ガス往路管を通過した燃焼
ガスを改質触媒層内の原燃料の流れと逆方向へ流す複数
の燃焼ガス復路管と、燃焼ガス往路管を通過した燃焼ガ
スを反転させて燃焼ガス復路管に導入する燃焼ガス反転
部と、反応容器内に設けられ、反応容器内の周辺部を原
燃料が通過するのを阻止する原燃料遮蔽物とを備えたも
のである。
【0018】請求項2の発明に係る改質装置は、原燃料
遮蔽物内に断熱材を充填したものである。
【0019】請求項3の発明に係る改質装置は、円筒状
の反応容器の内周面に筒状の原燃料遮蔽物を密着して設
け、かつ原燃料遮蔽物の内面の断面を多角形状としたも
のである。
【0020】請求項4の発明に係る改質装置は、改質触
媒層内の原燃料の流れの方向を反応容器の径方向へ曲げ
るバッフル板を、反応容器内に設けたものである。
【0021】請求項5の発明に係る改質装置は、燃焼ガ
ス往路管及び燃焼ガス復路管を、改質触媒層内の周辺部
で密に、中心部では疎に配置したものである。
【0022】請求項6の発明に係る改質装置は、改質触
媒層の最外周に位置する燃焼ガス往路管を、それに接続
されている燃焼ガス復路管よりも改質触媒層の径方向外
側に配置したものである。
【0023】請求項7の発明に係る改質装置は、燃焼ガ
ス復路管内の燃焼ガスと燃焼ガス復路管との伝熱を促進
する伝熱促進体を、燃焼ガス復路管内に設たものであ
る。
【0024】請求項8の発明に係る改質装置は、改質触
媒層の周辺部で中心部よりも伝熱が大きくなるように改
質ガス管を配置したものである。
【0025】請求項9の発明に係る改質装置は、改質ガ
ス管の配置密度を、改質触媒層の周辺部で中心部よりも
高くしたものである。
【0026】請求項10の発明に係る改質装置は、改質
ガス管内の入口付近に管内改質触媒層を設けたものであ
る。
【0027】請求項11の発明に係る改質装置は、改質
触媒層内の周辺部を除いて改質ガス管を配置したもので
ある。
【0028】請求項12の発明に係る改質装置は、一酸
化炭素の変成反応を進行させる高温変成触媒層を、改質
ガス管内の出口付近に設けたものである。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
について説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による改
質装置の断面図、図2は図1の改質触媒層における配管
の配列状態を示す平面図である。図において、1は断熱
材からなる炉体、2は炉体1の底部に設けられ炉体1内
に燃料ガスを導入するための燃料導入部、3は炉体1内
に設けられ燃料ガスを燃焼させる燃焼装置であり、この
燃焼装置3は、燃料管3a、空気噴出孔3b、燃料室3
c及び空気室3dを有している。
【0030】4は空気室3dに空気を導入するための空
気導入部、5は燃焼装置3を着火するパイロットバー
ナ、6は炉体1、燃料導入部2、燃焼装置3、空気導入
部4及びパイロットバーナ5を有する燃焼ガス供給手
段、7は炉体1内に形成された燃焼空間である。
【0031】8は炉体21上に設けられている反応容器
(胴管)、9は反応容器8の外周部を覆う断熱材、10
は反応容器8内に改質触媒が充填されて形成されている
改質触媒層、11は改質触媒層10と炉体1との間に形
成されている燃焼ガス排出マニフォールドである。
【0032】12は基端部が燃焼空間7に連通し先端部
が改質触媒層10内に設けられている燃焼ガス往路管、
13は基端部が改質触媒層10内に設けられ先端部が燃
焼ガス排出マニフォールド11内に連通している燃焼ガ
ス復路管、14は改質触媒層10内に設けられ、燃焼ガ
ス往路管12の先端部と燃焼ガス復路管13の基端部と
を接続している燃焼ガス反転部としての180度のベン
ド管(管継手)であり、これらの燃焼ガス往路管12,
燃焼ガス復路管13及びベンド管14は、図では1本ず
つを示したが、実際には複数組設けられている。
【0033】15は燃焼ガス排出マニフォールド11内
の燃焼ガスを装置外へ排出するための燃焼ガス排出部、
16は改質触媒層10の下端部外周に設けられている原
燃料マニフォールド、17は原燃料マニフォールド16
内に原燃料を導入するための原燃料導入部、18は改質
触媒層10に挿通され、改質触媒層10を通過した改質
ガスを改質触媒層10内の原燃料と逆方向へ流す複数本
(図では1本のみを示す)の改質ガス管である。
【0034】19は改質触媒層10と燃焼ガス排出マニ
フォールド11との間に設けられ、改質ガス管18を通
過した改質ガスが集められる改質ガスマニフォールド、
20は改質ガスマニフォールド19内の改質ガスを装置
外へ排出するための改質ガス排出部である。
【0035】22は改質触媒層10の外周部を囲むよう
に反応容器8内に設けられ、改質触媒層10の周辺部へ
の原燃料の流れを阻止する原燃料遮蔽物であり、この原
燃料遮蔽物22の外周部は、反応容器8との間に隙間が
生じないように反応容器8に密着されている。また、原
燃料遮蔽物22としては、例えばステンレス鋼などの耐
熱金属又は耐熱性セラミックスなどを使用することがで
きる。
【0036】次に、動作について説明する。原燃料導入
部17から原燃料マニフォールド16に導入された原燃
料は、改質触媒層10の外周の周方向全体に広がり、改
質触媒層10内に導入される。この後、原燃料は、改質
触媒層10の水平断面全体に広がり、改質触媒層10内
を上方へ流れる。このとき、改質触媒により原燃料の改
質反応(CH4+2H2O→CO+3H2)が進行し、原
燃料は水素リッチな改質ガスとなる。また、反応容器8
内に原燃料遮蔽物22が設けられているため、原燃料は
この原燃料遮蔽物22を避けて流れる。
【0037】この改質ガスは、改質触媒層10の上方の
空間で流れ方向を反転し、改質ガス管18を通って改質
ガスマニフォールド19内に集められ、改質ガス排出部
20から装置外に取り出される。このとき、改質ガス管
18を流れる改質ガスは、改質ガス管18を介して改質
触媒層10を加熱する。
【0038】また、上記の改質反応は吸熱反応であるた
め、反応を継続させるためには熱を供給することが必要
であり、そのための熱は燃焼装置3で発生した燃焼ガス
により供給される。燃料導入部2から燃焼室3cに供給
された燃焼ガスは、燃焼管3aを通り燃焼空間7に吐出
される。そして、空気導入部4から空気室3dを通り空
気噴出孔3bから噴出される空気と混合され、燃焼空間
7で燃焼する。
【0039】燃焼空間7に発生した燃焼ガスは、まず燃
焼ガス往路管12内に導入され、改質触媒層10内の原
燃料と同方向、即ち図の上方へ流れる。このとき、燃焼
ガスにより燃焼ガス往路管12を介して改質触媒層10
が加熱される。燃焼ガス往路管12を通過した燃焼ガス
は、ベンド管14でその流れの方向が反転され、燃焼ガ
ス復路管13に導入される。
【0040】この後、燃焼ガスは、燃焼ガス復路管13
内を改質触媒層10内の原燃料とは逆方向、即ち図の下
方へ流れ、この間に改質触媒層10を再度加熱する。燃
焼ガス復路管13を出た燃焼ガスは、燃焼ガス排出マニ
フォールド11に集合され、燃焼ガス排出部20から装
置外へ排出される。
【0041】このような改質装置では、原燃料遮蔽物2
2に阻まれて原燃料が反応容器8内の周辺部を流れず、
改質触媒層10の周辺部の温度が中心部よりも低くなる
のが防止されるため、メタンスリップが減少し、改質効
率が向上する。
【0042】また、原燃料の流れを阻止するだけであれ
ば、多角形の反応容器を用いる方法もあるが、多角形の
反応容器では内圧に対する強度が低く、肉厚を増したり
補強材を別に設けたりする必要があり、コスト面で不利
になってしまう。これに対し、上記の例では、反応容器
8とは別に原燃料遮蔽物22を設けたので、反応容器8
の強度を維持しつつ、改質効率を向上させることがで
き、コストアップが抑えられる。
【0043】なお、上記の例では改質触媒層10を完全
に囲むように原燃料遮蔽物22を設けたが、反応容器8
内の周辺部の少なくとも一部に原燃料が流れないように
すれば、メタンスリップをある程度減少させることがで
きる。従って、反応容器8内に周辺部に周方向に間隔を
おいて複数の原燃料遮蔽物を配置してもよい。
【0044】また、上記の例では、燃焼ガス反転部とし
てベンド管14を示したが、燃焼ガス往路管12を通過
した燃焼ガスを集めて燃焼ガス復路管13に導入する反
転用のマニフォールドを設けてもよい。
【0045】実施の形態2.次に、図3はこの発明の実
施の形態2による改質装置の断面図、図4は図3の改質
触媒層における配管の配列状態を示す平面図である。図
において、23は耐熱材料からなる外殻材24と外殻材
24内に充填されている断熱材25とを有する原燃料遮
蔽物である。他の構成は、上記実施の形態1と同様であ
る。
【0046】このような改質装置では、改質触媒層10
から反応容器8への放熱を断熱材25により抑えること
ができる。また、上記実施の形態1のように全体が一様
な材料で構成された原燃料遮蔽物22では、熱容量が大
きくなり、昇温時に必要な熱量が増大し、昇温時間が長
くなるが、この例では、原燃料遮蔽物23全体としての
熱容量が小さくなるため、昇温時間を短縮することがで
きる。
【0047】なお、外殻材24内に断熱材25を充填し
ないと、外殻材24内の空間内で対流が生じ、原燃料遮
蔽物23内の上下方向の熱伝達が発生するため、好まし
くない。
【0048】実施の形態3.次に、図5はこの発明の実
施の形態3による改質装置の断面図、図6は図5の第1
のバッフル板の配置状態を示す平面図、図7は図5の第
2のバッフル板の配置状態を示す平面図である。図にお
いて、26は改質触媒層10内に設けられ、改質触媒層
10内の周辺部を流れる原燃料を中心部へ流すリング状
の第1のバッフル板、27は改質触媒層10内に設けら
れ、改質触媒層10内の中心部を流れる原燃料を周辺部
へ流す円板状の第2のバッフル板である。
【0049】このようなバッフル板26,27を設ける
ことにより、改質触媒層10内の周辺部を流れる原燃料
と中心部を流れる原燃料とがよく混合され、周辺部の温
度低下が防止される。これにより、メタンスリップが減
少し、改質効率が向上する。また、上記実施の形態1で
は、原燃料遮蔽物22により改質触媒層10の触媒量が
減少するが、この例では触媒量を十分に確保でき、これ
によりメタンスリップが一層減少する。
【0050】実施の形態4.次に、図8はこの発明の実
施の形態4による改質装置の断面図、図9は図8の改質
触媒層における配管の配列状態を示す平面図である。こ
の例では、燃焼ガス往路管12及び燃焼ガス復路管13
が改質触媒層10内の周辺部で密に、中心部では疎に配
置されている。
【0051】このような装置では、燃焼ガス往路管12
及び燃焼ガス復路管13を改質触媒層10内の周辺部に
密に配置したため、改質触媒層10の周辺部での伝熱量
が中心部よりも多くなり、周辺部での温度低下が防止さ
れる。これにより、メタンスリップが減少し、改質効率
が向上する。また、原燃料遮蔽物やバッフル板等を新た
に追加する必要がないため、コストアップが抑えられ
る。
【0052】実施の形態5.図10はこの発明の実施の
形態5による改質装置の改質触媒層における配管の配列
状態を示す平面図である。この例では、改質触媒層10
の少なくとも最外周に位置する燃焼ガス往路管12がそ
れに接続されている燃焼ガス復路管13よりも改質触媒
層10の径方向外側に配置されているものである。な
お、改質触媒層10の中心部に位置する燃焼ガス往路管
12及び燃焼ガス復路管13については、どちらが外側
に位置してもよい。
【0053】このような装置では、改質触媒層10内の
周辺部で高温の燃焼ガス往路管12がそれより低温の燃
焼ガス復路管13よりも外側に位置しているため、改質
触媒層10の周辺部での温度低下が防止され、メタンス
リップが減少して、改質効率が向上する。また、原燃料
遮蔽物やバッフル板等の追加によるコストアップが抑え
られ、さらに配置ピッチを変更することによる加工性の
低下が防止される。
【0054】実施の形態6.図11はこの発明の実施の
形態6による改質装置の断面図である。図において、2
8は燃焼ガス復路管13内に設けられ、燃焼ガス復路管
13とその内部の燃焼ガスとの熱伝達率を高める伝熱促
進体であり、この伝熱促進体28としては、例えばアル
ミナや耐熱性セラミックなどの充填材料や、燃焼ガスの
流速を上げて伝熱促進を図るスリーブなどが使用され
る。
【0055】このような装置では、燃焼ガス復路管13
内に伝熱促進体28を設けたので、燃焼ガス復路管13
の温度が高くなり、燃焼ガス往路管12と燃焼ガス復路
管13との温度差が小さくなる。これにより、ベンド管
14に発生する熱応力を小さくすることができ、管の長
寿命化及び管材料の低グレード化を図ることができる。
また、燃焼ガス復路管13から改質触媒層10への伝熱
量がアップするため、メタンスリップが減少し、改質効
率が向上する。
【0056】実施の形態7.次に、図12はこの発明の
実施の形態7による改質装置の改質触媒層における配管
の配列状態を示す平面図である。この例では、改質ガス
管18が改質触媒層10内の周辺部で密に、中心部では
疎に配置されている。
【0057】このような装置では、改質ガス管18から
改質触媒層10への伝熱量が中心部よりも周辺部で大き
くなるため、周辺部の温度低下が防止され、メタンスリ
ップが減少し、改質効率が向上する。また、改質ガス管
18は、燃焼ガス管12,13よりも低グレードの材料
で構成できるため、密度を上げるために本数を増加させ
ることによるコストアップ率が低くて済む。さらに、改
質ガス管18は、燃焼ガス管12,13に比べて、溶接
箇所数も少ないため、加工費の面からも増加が少なくて
済む。
【0058】なお、上記の例では、改質ガス管18の密
度を高くすることにより、改質触媒層10の周辺部での
放熱を大きくしたが、例えば周辺部に配置される改質ガ
ス管の径を中心部のものよりも大きくしてもよい。
【0059】実施の形態8.次に、図13はこの発明の
実施の形態8による改質装置の断面図である。図におい
て、29は改質ガス管18内の入口付近に設けられてい
る管内改質触媒層である。
【0060】次に、動作について説明する。改質触媒層
10を通過した改質ガスは、改質触媒層10の上部の空
間に集められた後、複数本の改質ガス管18に分配され
て導入される。このとき、改質触媒層10の上部の空間
では、改質触媒層10の周辺部を通過した改質ガス(メ
タンスリップの多い改質ガス)と、中心部を通過した改
質ガス(メタンスリップの少ない改質ガス)とが混合さ
れる。従って、メタンスリップの多い改質ガスの少なく
とも一部は、中心部に配置された改質ガス管18に導入
される。そして、中心部の改質ガス管18は高温である
ため、管内改質触媒層29での改質反応が進行し、メタ
ンスリップが減少する。
【0061】また、周辺部の改質ガス管18内の管内改
質触媒層29は、温度が高くないため改質反応に殆ど寄
与しないが、中心部の改質ガス管18と周辺部の改質ガ
ス管18との流路抵抗を同程度に保つ役割を担う。さら
に、改質ガス管18内の入口付近に改質触媒を充填する
だけでよいため、容易に実施でき、上記の各実施の形態
との併用も容易である。
【0062】実施の形態9.なお、上記実施の形態8で
は改質ガス管18を改質触媒層10内の全体に配置した
が、改質ガス管18内に管内改質触媒層28を設ける場
合、例えば図14に示すように、改質ガス管18を改質
触媒層10の中心部のみに設けてもよく、全ての改質ガ
スを高温の改質ガス管18に導入し、メタンスリップを
減少させることができる。
【0063】また、図14では改質ガス管18を中心部
に1本のみ設けたが、周辺部を除いて配置すれば何本設
けてもよく、同様の効果が得られる。
【0064】実施の形態10.次に、図15はこの発明
の実施の形態10による改質装置の断面図である。図に
おいて、21は改質ガス排出部20から排出された改質
ガスが導入されるCO変成器であり、このCO変成器2
1は、電池スタックへ供給する改質ガス中のCO濃度を
下げる役割を担っている。30は改質ガス管18内の出
口付近に設けられている高温変成触媒層である。
【0065】次に、動作について説明する。改質触媒層
10を通過した改質ガスは、7〜11%程度の一酸化炭
素を含んでいる。この一酸化炭素は、改質ガス管18に
充填されている高温変成触媒層30でスチームと反応
し、CO+H2O→CO2+H2という反応を生じる。こ
れにより、CO変成器21でのCO処理量を減少させる
ことができ、CO変成器21をコンパクト化することが
できる。また、CO変成反応は発熱反応であるため、高
温変成触媒層30での発熱を改質触媒層10での改質反
応に供し、熱効率を向上させることができる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明の
改質装置は、反応容器内の周辺部を原燃料が通過するの
を阻止する原燃料遮蔽物を反応容器内に設けたので、改
質触媒層の周辺部の温度が中心部よりも低くなるのが防
止され、メタンスリップが減少し、改質効率が向上す
る。また、反応容器の強度を維持しつつ、改質効率を向
上させることができ、コストアップが抑えられる。
【0067】請求項2の発明の改質装置は、原燃料遮蔽
物内に断熱材を充填したので、原燃料遮蔽物全体として
の熱容量が小さくなり、昇温時に必要な熱量を減少さ
せ、昇温時間を短縮することができる。
【0068】請求項3の発明の改質装置は、円筒状の反
応容器の内周面に筒状の原燃料遮蔽物を密着して設け、
かつ原燃料遮蔽物の内面の断面を多角形状としたので、
反応容器の強度を維持しつつ、改質効率を向上させるこ
とができ、コストアップが抑えられる。
【0069】請求項4の発明の改質装置は、改質触媒層
内の原燃料の流れの方向を反応容器の径方向へ曲げるバ
ッフル板を、反応容器内に設けたので、改質触媒層内の
周辺部を流れる原燃料と中心部を流れる原燃料とがよく
混合され、周辺部の温度低下が防止される。従って、メ
タンスリップが減少し、改質効率が向上する。
【0070】請求項5の発明の改質装置は、燃焼ガス往
路管及び燃焼ガス復路管を、改質触媒層内の周辺部で密
に、中心部では疎に配置したので、改質触媒層の周辺部
での伝熱量が中心部よりも多くなり、周辺部での温度低
下が防止される。従って、メタンスリップが減少し、改
質効率が向上する。
【0071】請求項6の発明の改質装置は、改質触媒層
の最外周に位置する燃焼ガス往路管を、それに接続され
ている燃焼ガス復路管よりも改質触媒層の径方向外側に
配置したので、改質触媒層の周辺部での温度低下が防止
され、メタンスリップが減少して、改質効率が向上す
る。
【0072】請求項7の発明の改質装置は、燃焼ガス復
路管内の燃焼ガスと燃焼ガス復路管との伝熱を促進する
伝熱促進体を、燃焼ガス復路管内に設けたので、燃焼ガ
ス復路管の温度が高くなり、燃焼ガス往路管と燃焼ガス
復路管との温度差が小さくなる。これにより、管の長寿
命化及び管材料の低グレード化を図ることができる。ま
た、燃焼ガス復路管から改質触媒層への伝熱量がアップ
するため、メタンスリップが減少し、改質効率が向上す
る。
【0073】請求項8の発明の改質装置は、改質触媒層
の周辺部で中心部よりも伝熱が大きくなるように改質ガ
ス管を配置したので、改質ガス管から改質触媒層への伝
熱量が中心部よりも周辺部で大きくなり、周辺部の温度
低下が防止され、メタンスリップが減少し、改質効率が
向上する。
【0074】請求項9の発明の改質装置は、改質ガス管
の配置密度を、改質触媒層の周辺部で中心部よりも高く
したので、改質ガス管の種類を増やすことなく、改質触
媒層の周辺部での改質ガス管からの伝熱を増大させるこ
とができる。
【0075】請求項10の発明の改質装置は、改質ガス
管内の入口付近に管内改質触媒層を設けたので、管内改
質触媒層でも改質反応を進行させ、メタンスリップを減
少させることができる。
【0076】請求項11の発明の改質装置は、改質触媒
層内の周辺部を除いて改質ガス管を配置したので、管内
改質触媒層での改質反応を効果的に進行させることがで
きる。
【0077】請求項12の発明の改質装置は、一酸化炭
素の変成反応を進行させる高温変成触媒層を、改質ガス
管内の出口付近に設けたので、改質装置の下流に位置す
るCO変成器でのCO処理量を減少させることができ、
CO変成器をコンパクト化することができる。また、C
O変成反応は発熱反応であるため、高温変成触媒層での
発熱を改質触媒層での改質反応に供し、熱効率を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による改質装置の断
面図である。
【図2】 図1の改質触媒層における配管の配列状態を
示す平面図である。
【図3】 この発明の実施の形態2による改質装置の断
面図である。
【図4】 図3の改質触媒層における配管の配列状態を
示す平面図である。
【図5】 この発明の実施の形態3による改質装置の断
面図である。
【図6】 図5の第1のバッフル板の配置状態を示す平
面図である。
【図7】 図5の第2のバッフル板の配置状態を示す平
面図である。
【図8】 この発明の実施の形態4による改質装置の断
面図である。
【図9】 図8の改質触媒層における配管の配列状態を
示す平面図である。
【図10】 この発明の実施の形態5による改質装置の
改質触媒層における配管の配列状態を示す平面図であ
る。
【図11】 この発明の実施の形態6による改質装置の
断面図である。
【図12】 この発明の実施の形態7による改質装置の
改質触媒層における配管の配列状態を示す平面図であ
る。
【図13】 この発明の実施の形態8による改質装置の
断面図である。
【図14】 この発明の実施の形態9による改質装置の
改質触媒層における配管の配列状態を示す平面図であ
る。
【図15】 この発明の実施の形態10による改質装置
の断面図である。
【図16】 従来の改質装置の一例を示す断面図であ
る。
【図17】 図16の装置における改質触媒層内の温度
分布を示す関係図である。
【符号の説明】
6 燃焼ガス供給手段、8 反応容器、10 改質触媒
層、12 燃焼ガス往路管、13 燃焼ガス復路管、1
4 ベンド管、17 原燃料導入部、18 改質ガス
管、20 改質ガス排出部、22 原燃料遮蔽物、23
原燃料遮蔽物、25 断熱材、26 第1のバッフル
板、27 第2のバッフル板、28 伝熱促進体、29
管内改質触媒層、30 高温変成触媒層。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反応容器と、この反応容器内に設けら
    れ、原燃料を改質ガスに改質する改質触媒からなる改質
    触媒層と、この改質触媒層に上記原燃料を導入するため
    の原燃料導入部と、上記改質触媒層から上記改質ガスを
    排出するための改質ガス排出部と、燃焼ガスを発生させ
    る燃焼ガス供給手段と、上記改質触媒層内を通るように
    設けられ、上記燃焼ガス供給手段で発生した燃焼ガスを
    上記改質触媒層内の上記原燃料の流れと同方向へ流す複
    数の燃焼ガス往路管と、上記改質触媒層内を通るように
    設けられ、上記燃焼ガス往路管を通過した燃焼ガスを上
    記改質触媒層内の上記原燃料の流れと逆方向へ流す複数
    の燃焼ガス復路管と、上記燃焼ガス往路管を通過した燃
    焼ガスを反転させて上記燃焼ガス復路管に導入する燃焼
    ガス反転部と、上記反応容器内に設けられ、上記反応容
    器内の周辺部を上記原燃料が通過するのを阻止する原燃
    料遮蔽物とを備えていることを特徴とする改質装置。
  2. 【請求項2】 原燃料遮蔽物内に断熱材が充填されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の改質装置。
  3. 【請求項3】 円筒状の反応容器の内周面に筒状の原燃
    料遮蔽物が密着して設けられており、上記原燃料遮蔽物
    の内面の断面が多角形状になっていることを特徴とする
    請求項1又は請求項2に記載の改質装置。
  4. 【請求項4】 反応容器と、この反応容器内に設けら
    れ、原燃料を改質ガスに改質する改質触媒からなる改質
    触媒層と、この改質触媒層に上記原燃料を導入するため
    の原燃料導入部と、上記改質触媒層から上記改質ガスを
    排出するための改質ガス排出部と、燃焼ガスを発生させ
    る燃焼ガス供給手段と、上記改質触媒層内を通るように
    設けられ、上記燃焼ガス供給手段で発生した燃焼ガスを
    上記改質触媒層内の上記原燃料の流れと同方向へ流す複
    数の燃焼ガス往路管と、上記改質触媒層内を通るように
    設けられ、上記燃焼ガス往路管を通過した燃焼ガスを上
    記改質触媒層内の上記原燃料の流れと逆方向へ流す複数
    の燃焼ガス復路管と、上記燃焼ガス往路管を通過した燃
    焼ガスを反転させて上記燃焼ガス復路管に導入する燃焼
    ガス反転部と、上記反応容器内に設けられ、上記改質触
    媒層内の原燃料の流れの方向を上記反応容器の径方向へ
    曲げるバッフル板とを備えていることを特徴とする改質
    装置。
  5. 【請求項5】 反応容器と、この反応容器内に設けら
    れ、原燃料を改質ガスに改質する改質触媒からなる改質
    触媒層と、この改質触媒層に上記原燃料を導入するため
    の原燃料導入部と、上記改質触媒層から上記改質ガスを
    排出するための改質ガス排出部と、燃焼ガスを発生させ
    る燃焼ガス供給手段と、上記改質触媒層内を通るように
    設けられ、上記燃焼ガス供給手段で発生した燃焼ガスを
    上記改質触媒層内の上記原燃料の流れと同方向へ流す複
    数の燃焼ガス往路管と、上記改質触媒層内を通るように
    設けられ、上記燃焼ガス往路管を通過した燃焼ガスを上
    記改質触媒層内の上記原燃料の流れと逆方向へ流す複数
    の燃焼ガス復路管と、上記燃焼ガス往路管を通過した燃
    焼ガスを反転させて上記燃焼ガス復路管に導入する燃焼
    ガス反転部とを備え、上記燃焼ガス往路管及び上記燃焼
    ガス復路管は、上記改質触媒層内の周辺部で密に、中心
    部では疎に配置されていることを特徴とする改質装置。
  6. 【請求項6】 反応容器と、この反応容器内に設けら
    れ、原燃料を改質ガスに改質する改質触媒からなる改質
    触媒層と、この改質触媒層に上記原燃料を導入するため
    の原燃料導入部と、上記改質触媒層から上記改質ガスを
    排出するための改質ガス排出部と、燃焼ガスを発生させ
    る燃焼ガス供給手段と、上記改質触媒層内を通るように
    設けられ、上記燃焼ガス供給手段で発生した燃焼ガスを
    上記改質触媒層内の上記原燃料の流れと同方向へ流す複
    数の燃焼ガス往路管と、上記改質触媒層内を通るように
    設けられ、上記燃焼ガス往路管を通過した燃焼ガスを上
    記改質触媒層内の上記原燃料の流れと逆方向へ流す複数
    の燃焼ガス復路管と、上記燃焼ガス往路管を通過した燃
    焼ガスを反転させて上記燃焼ガス復路管に導入する複数
    の管継手とを備え、上記改質触媒層の最外周に位置する
    燃焼ガス往路管は、それに接続されている燃焼ガス復路
    管よりも上記改質触媒層の径方向外側に配置されている
    ことを特徴とする改質装置。
  7. 【請求項7】 反応容器と、この反応容器内に設けら
    れ、原燃料を改質ガスに改質する改質触媒からなる改質
    触媒層と、この改質触媒層に上記原燃料を導入するため
    の原燃料導入部と、上記改質触媒層から上記改質ガスを
    排出するための改質ガス排出部と、燃焼ガスを発生させ
    る燃焼ガス供給手段と、上記改質触媒層内を通るように
    設けられ、上記燃焼ガス供給手段で発生した燃焼ガスを
    上記改質触媒層内の上記原燃料の流れと同方向へ流す複
    数の燃焼ガス往路管と、上記改質触媒層内を通るように
    設けられ、上記燃焼ガス往路管を通過した燃焼ガスを上
    記改質触媒層内の上記原燃料の流れと逆方向へ流す複数
    の燃焼ガス復路管と、上記燃焼ガス往路管を通過した燃
    焼ガスを反転させて上記燃焼ガス復路管に導入する燃焼
    ガス反転部と、上記燃焼ガス復路管内に設けられ、上記
    燃焼ガス復路管内の燃焼ガスと上記燃焼ガス復路管との
    伝熱を促進する伝熱促進体とを備えていることを特徴と
    する改質装置。
  8. 【請求項8】 反応容器と、この反応容器内に設けら
    れ、原燃料を改質ガスに改質する改質触媒からなる改質
    触媒層と、この改質触媒層に上記原燃料を導入するため
    の原燃料導入部と、上記改質触媒層内を通るように設け
    られ、上記改質触媒層を通過した原燃料を逆方向へ流す
    複数の改質ガス管と、燃焼ガスを発生させる燃焼ガス供
    給手段と、上記改質触媒層内を通るように設けられ、上
    記燃焼ガス供給手段で発生した燃焼ガスを上記改質触媒
    層内の上記原燃料の流れと同方向へ流す複数の燃焼ガス
    往路管と、上記改質触媒層内を通るように設けられ、上
    記燃焼ガス往路管を通過した燃焼ガスを上記改質触媒層
    内の上記原燃料の流れと逆方向へ流す複数の燃焼ガス復
    路管と、上記燃焼ガス往路管を通過した燃焼ガスを反転
    させて上記燃焼ガス復路管に導入する燃焼ガス反転部と
    を備え、上記改質ガス管は、上記改質触媒層の周辺部で
    中心部よりも伝熱が大きくなるように配置されているこ
    とを特徴とする改質装置。
  9. 【請求項9】 改質ガス管の配置密度が、改質触媒層の
    周辺部で中心部よりも高くなっていることを特徴とする
    請求項8記載の改質装置。
  10. 【請求項10】 反応容器と、この反応容器内に設けら
    れ、原燃料を改質ガスに改質する改質触媒からなる改質
    触媒層と、この改質触媒層に上記原燃料を導入するため
    の原燃料導入部と、上記改質触媒層内を通るように設け
    られ、上記改質触媒層を通過した原燃料を逆方向へ流す
    改質ガス管と、この改質ガス管内の入口付近に設けられ
    ている管内改質触媒層と、燃焼ガスを発生させる燃焼ガ
    ス供給手段と、上記改質触媒層内を通るように設けら
    れ、上記燃焼ガス供給手段で発生した燃焼ガスを上記改
    質触媒層内の上記原燃料の流れと同方向へ流す複数の燃
    焼ガス往路管と、上記改質触媒層内を通るように設けら
    れ、上記燃焼ガス往路管を通過した燃焼ガスを上記改質
    触媒層内の上記原燃料の流れと逆方向へ流す複数の燃焼
    ガス復路管と、上記燃焼ガス往路管を通過した燃焼ガス
    を反転させて上記燃焼ガス復路管に導入する燃焼ガス反
    転部とを備えていることを特徴とする改質装置。
  11. 【請求項11】 改質ガス管は、改質触媒層内の周辺部
    を除いて配置されていることを特徴とする請求項10記
    載の改質装置。
  12. 【請求項12】 反応容器と、この反応容器内に設けら
    れ、原燃料を改質ガスに改質する改質触媒からなる改質
    触媒層と、この改質触媒層に上記原燃料を導入するため
    の原燃料導入部と、上記改質触媒層内を通るように設け
    られ、上記改質触媒層を通過した原燃料を逆方向へ流す
    改質ガス管と、この改質ガス管内の出口付近に設けら
    れ、一酸化炭素の変成反応を進行させる高温変成触媒層
    と、燃焼ガスを発生させる燃焼ガス供給手段と、上記改
    質触媒層内を通るように設けられ、上記燃焼ガス供給手
    段で発生した燃焼ガスを上記改質触媒層内の上記原燃料
    の流れと同方向へ流す複数の燃焼ガス往路管と、上記改
    質触媒層内を通るように設けられ、上記燃焼ガス往路管
    を通過した燃焼ガスを上記改質触媒層内の上記原燃料の
    流れと逆方向へ流す複数の燃焼ガス復路管と、上記燃焼
    ガス往路管を通過した燃焼ガスを反転させて上記燃焼ガ
    ス復路管に導入する燃焼ガス反転部とを備えていること
    を特徴とする改質装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008522942A (ja) * 2004-12-09 2008-07-03 フュエルセル エナジー, インコーポレイテッド 高温燃料電池の高性能内部改質装置
JP2012218964A (ja) * 2011-04-07 2012-11-12 Aienji:Kk Cog水素回収装置

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