JPH09249227A - プラスチック容器 - Google Patents

プラスチック容器

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Publication number
JPH09249227A
JPH09249227A JP5888396A JP5888396A JPH09249227A JP H09249227 A JPH09249227 A JP H09249227A JP 5888396 A JP5888396 A JP 5888396A JP 5888396 A JP5888396 A JP 5888396A JP H09249227 A JPH09249227 A JP H09249227A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
ink
ink layer
plastic container
projections
Prior art date
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Pending
Application number
JP5888396A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikazu Sato
美和 佐藤
Tatsuo Furuse
達雄 古瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP5888396A priority Critical patent/JPH09249227A/ja
Publication of JPH09249227A publication Critical patent/JPH09249227A/ja
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  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】プラスチック容器の外壁に印刷インキにより点
字を形成させ、該点字を指先で読むことによって目の不
自由な使用者、または目の見えない環境下で使用者が、
その内容物が何であるかを判別できるようにしたプラス
チック容器、例えば整髪料、洗髪料または化粧料等の容
器を提供すること。 【解決手段】容器の外壁に無色透明なインキ層による凸
部をスクリーン印刷法により形成させたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、目の不自由な使用
者、または目の見えない環境下で使用者が、その内容物
が何であるかを判別することのできるプラスチック容
器、例えば、整髪料、洗髪料または化粧料等のプラスチ
ック容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、目の不自由な使用者等が、その内
容物が何であるかを判別できる整髪料または化粧料の容
器としては、例えば、実開昭58−26402号公報、
実開昭61−122708号公報等に開示された考案を
はじめとして多数の発明、考案が開示されている。
【0003】前者は、図2に示すように、化粧料又は洗
髪料が収容される容器101の外側壁上方に、内容物名
を点字103で連記した突部102を全周にわたって容
器と一体に形成した事を特徴とする化粧料又は洗髪料の
容器としたものである。
【0004】また後者は、図3に示すように、表面に盲
人用点字201が形成されている合成樹脂シール202
を化粧品容器203に貼布したことを特徴とする点字シ
ール付き化粧品容器としたものである。
【0005】しかしながら、前者は点字で連記した突部
を容器の外側壁全周にわたって形成しているので、その
突部があることにより、その部分には加飾できない(突
部が邪魔になって印刷等ができない)という問題があ
る。また、突部を容器と一体に形成しているので、他の
同形状の容器を作製する際には、この容器の金型等を流
用することができず、毎回金型を作製しなければならな
い等の問題も出てくる。また後者は、容器表面に盲人用
点字が形成されている合成樹脂シールを化粧品容器に貼
布したものなので、容器の材質や形状によっては合成樹
脂シールが貼布しにくかったり、経時により剥がれてし
まう恐れがあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、目の不自由
な使用者が、その内容物が何であるかを判別できる整髪
料または化粧料の容器に関する上記のような問題点を解
決するためになされたもので、プラスチック容器の外壁
に印刷インキにより点字を形成させ、該点字を指先で読
むことによって目の不自由な使用者、または目の見えな
い環境下で使用者が、その内容物が何であるかを判別で
きるようにしたプラスチック容器、例えば整髪料、洗髪
料または化粧料等の容器を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
容器の外壁に、インキ層による凸部を形成させたことを
特徴とするプラスチック容器である。
【0008】また、第2の発明は、前記インキ層が無色
透明であることを特徴とするプラスチック容器である。
【0009】また、第3の発明は、前記インキ層がスク
リーン印刷法を用いて形成されていることを特徴とする
プラスチック容器である。
【0010】上記のように本発明によれば、プラスチッ
ク容器の外壁にインキ層による凸部を形成させているの
で、目の不自由な者、または目の見えない環境下で使用
者が使用する場合、この凸部を指先で読み取ることによ
り容易に容器の内容物が何であるかを判別することがで
きる。また、インキ層を無色透明にすると、例えば、予
めデザインされた絵柄、文字等の上にインキ層を設けて
も、予めデザインされた絵柄、文字等は隠蔽されること
なくインキ層を通しても鮮明に見ることが可能となる。
また、インキ層がスクリーン印刷法を用いて形成されて
いるので、インキ皮膜の厚さを50μm以上にすること
ができ、点字のようなものも容易に印刷できる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して本発明の実
施例を説明する。図1は本発明のプラスチック容器の斜
視説明図である。
【0012】図1に示すように、本発明のプラスチック
容器10は、容器の外壁11にインキ層12による凸部
が形成されたものである。
【0013】外壁11を形成する容器はプラスチック製
で、材質としてはポリエチレンテレフタレート樹脂、高
密度ポリエチレン樹脂等が好適に使用できる。
【0014】インキ層12は凸部を形成させ点字を表示
する役割を担うので、印刷時インキがだれたりせず厚盛
に仕上げる必要がある。このため、印刷方式はスクリー
ン印刷法を採用し、インキタイプは硬化反応型の紫外線
硬化型インキ等が好ましく使用できる。
【0015】インキ層12をクリヤータイプのインキで
印刷し透明な凸部に仕上げると、インキ層の下に予め印
刷された意匠等があってもインキ層12により隠蔽され
ることなく、インキ層12の上からも予め印刷された意
匠等が容易に認識可能となる。
【0016】
【実施例】以下に本発明の実施例をさらに具体的に説明
する。外壁11を有する容器として、高密度ポリエチレ
ンからなるプラスチック容器を準備する。紫外線硬化型
のインキとして、UV PAC−50519 凸版厚盛
クリヤー(帝国インキ製造株式会社製)を準備する。
【0017】準備したプラスチック容器の外壁11に、
ポリエステル素材、100メッシュからなるスクリーン
版を使い、前記紫外線硬化型インキで点字を印刷し、直
後紫外線ランプを照射してインキを硬化させ、厚さ60
〜100μm程度のインキ層12とし、本発明の整髪料
または化粧料を収容するプラスチック容器10が作製で
きた。この紫外線硬化型インキはクリヤータイプを用い
たので透明性が高く、例えばプラスチック容器の説明書
きの上に重ねて、点字のインキ層を印刷することが可能
で、見た目の差はなくても指先で触ることにより説明書
きとは別の文字を読み取ることもできる。
【0018】こうして作製したプラスチック容器に施さ
れたインキ層の硬化直後の密着性と耐水性および硬化2
4時間後、硬化1週間後の密着性、硬化完了後の耐水
性、耐温度性、耐シャンプー性、耐温水性、耐アルコー
ル性を以下に示す方法にしたがって実施、評価した(セ
ロハンテープは24mm幅のものを使用)。その結果を
表1に示す。 1.密着性 硬化直後、硬化24時間後、硬化1週間後のクロスカッ
トセロハンテープ剥離テスト。 2.耐水性 硬化直後‥‥水道水に10分間浸漬後、10回スクイ
ズ、爪、セロハンテープ剥離テスト。 硬化完了後‥‥25°C水道水中に24時間浸漬後、1
0回スクイズ、セロハンテープ剥離テスト。 3.耐温度性 5°C、および40°Cの雰囲気中に1週間放置後、セ
ロハンテープ剥離テスト。 4.耐シャンプー性 40°Cのシャンプー液に24時間浸漬後、10回スク
イズ、爪、セロハンテープ剥離テスト。 5.耐温水性 40°Cの温水中に24時間浸漬後、10回スクイズ、
爪、セロハンテープ剥離テスト。 6.耐アルコール性 40°Cの80%エタノール中に2時間浸漬後、10回
スクイズ、爪、セロハンテープ剥離テスト。
【0019】
【表1】
【0020】表1の結果から評価すると、プラスチック
容器と印刷層の密着性や、印刷層の耐性に問題がないこ
とがわかる。
【0021】
【発明の効果】以上詳記した通り、本発明のプラスチッ
ク容器は、その外壁にスクリーン印刷法によりインキ層
による凸部を形成させているので、凸部を点字とすれば
目の不自由な使用者も容器が何であるかを判別できる。
また、インキ層を予め絵柄等の施された意匠の上に厚盛
りすれば、意匠に立体感を生じ、商品の存在感をアピー
ルすることができる。凸部はスクリーン印刷法で形成し
ており、従来の容器との一体成形ではないので、同形状
の金型は他の商品に流用でき、コスト的な利点を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す説明図である。
【図2】従来例を示す説明図である。
【図3】別の従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
10‥‥プラスチック容器 11‥‥外壁 12‥‥インキ層 101‥‥容器 102‥‥突部 103‥‥点字 201‥‥点字 202‥‥合成樹脂シール 203‥‥化粧品容器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器の外壁に、インキ層による凸部を形成
    させたことを特徴とするプラスチック容器。
  2. 【請求項2】前記インキ層が無色透明であることを特徴
    とする請求項1記載のプラスチック容器。
  3. 【請求項3】前記インキ層がスクリーン印刷法を用いて
    形成されていることを特徴とする請求項1または2記載
    のプラスチック容器。
JP5888396A 1996-03-15 1996-03-15 プラスチック容器 Pending JPH09249227A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5888396A JPH09249227A (ja) 1996-03-15 1996-03-15 プラスチック容器

Applications Claiming Priority (1)

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JP5888396A JPH09249227A (ja) 1996-03-15 1996-03-15 プラスチック容器

Publications (1)

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JPH09249227A true JPH09249227A (ja) 1997-09-22

Family

ID=13097179

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JP5888396A Pending JPH09249227A (ja) 1996-03-15 1996-03-15 プラスチック容器

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JP (1) JPH09249227A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030015110A (ko) * 2001-08-13 2003-02-20 중 순 박 시각 장애자용 위험 경고물 표시장치
JP7052133B1 (ja) * 2021-09-28 2022-04-11 本州印刷株式会社 商品容器の外装シート

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