JPH09249222A - ヒンジ開閉式の紙箱 - Google Patents
ヒンジ開閉式の紙箱Info
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- JPH09249222A JPH09249222A JP5888196A JP5888196A JPH09249222A JP H09249222 A JPH09249222 A JP H09249222A JP 5888196 A JP5888196 A JP 5888196A JP 5888196 A JP5888196 A JP 5888196A JP H09249222 A JPH09249222 A JP H09249222A
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Abstract
する、作製工程・費用などが廉価で使用後の廃棄処理に
も問題がない板紙製の、開蓋や閉蓋などが容易で確実
な、体裁が良くて使い易いヒンジ開閉式の紙箱を提供す
る。 【解決手段】本発明は、上方を開放した直方体状に製箱
した紙箱本体と、下方を開放した偏平直方体状に製箱し
た紙箱蓋体とを、紙箱本体の左右の側面板40・60の
後上部表面に、紙箱蓋体の左右の側面接続片22・22
の裏面をそれぞれ貼着して接続したヒンジ開閉式の紙箱
において、蓋面板20の後部を区画した谷折り線aの両
端部に、深さが1mm程度のU字状の開閉繋止突起11
・11をそれぞれ設けて、また蓋面板20の後部を区画
した谷折り線aの中央部に、適宜の切れ目線bを設けた
ヒンジ開閉式の紙箱である。
Description
状飲料や粉末洗剤などを収容する、上方を開放した直方
体状に製箱した紙箱本体と、下方を開放した偏平直方体
状に製箱した紙箱蓋体とを、紙箱本体の左右の側面板の
後上部表面に、紙箱蓋体の左右の側面接続片の裏面をそ
れぞれ貼着して接続したヒンジ開閉式の紙箱の改良に関
する。
末洗剤などを収容する、図4に示すような、前面板30
と左右の側面板40・60と後面板50と底面板群70
・70・70・70などとを、それぞれ折り目線を介し
て連設して、上方を開放した直方体状に製箱した紙箱本
体と、蓋面板20と蓋面板20の後部を谷折り線aで区
画した上面板21と左右の側面接続片22・22と前面
蓋板32と左右の側面蓋板42・62と後面上板52な
どとを、それぞれ折り目線を介して連設して、下方を開
放した偏平直方体状に製箱した紙箱蓋体とを、紙箱本体
の左右の側面板40・60の後上部表面に、紙箱蓋体の
左右の側面接続片22・22の裏面をそれぞれ貼着して
接続した、ヒンジ開閉式の紙箱が一般に用いられてい
る。
れる粉末洗剤などを収容する、図5に示すような、下方
を開放した偏平直方体状のプラスチック製の蓋面体80
と、封緘紙を貼着した長方形枠状のプラスチック製の枠
状体81と、適宜の前面板30と左右の側面板40・6
0と後面板50と底面板70などとを連設した、上方を
開放した直方体状の板紙製の容器本体82とを、このプ
ラスチック製の蓋面体80とプラスチック製の枠状体8
1とをヒンジ構造83・83を介して一体成形して、ま
たプラスチック製の枠状体81と板紙製の容器本体82
の上端部とを強固に接着した、ヒンジ開閉式の包装容器
が広く用いられている。
に示すヒンジ開閉式の紙箱については、紙箱蓋体の蓋面
板20の後部を区画した谷折り線aを介してのヒンジ構
造であるために、この谷折り線aの元に戻ろうとする反
発力が問題であって、紙箱蓋体を開蓋した時に、谷折り
していない谷折り線aの元に戻ろうとする反発力によっ
て、紙箱蓋体の開放状態をそのまま保持できないことが
多くて、また紙箱蓋体を閉蓋した時に、一旦谷折りした
谷折り線aの元に戻ろうとする反発力によって、紙箱蓋
体の閉止状態をそのまま保持できないことが多くて、決
して使い易いヒンジ開閉式の紙箱ではなかった。
装容器については、開蓋や閉蓋などが容易で確実な、体
裁が良くて使い易い包装容器であるものの、プラスチッ
ク製の蓋面体80とプラスチック製の枠状体81と板紙
製の容器本体82とから成るヒンジ開閉式の包装容器で
あるために、作製工程・費用などに問題があって、また
使用後のプラスチック材料の廃棄処理にも問題があっ
た。
菓子類や顆粒状飲料や粉末洗剤などを収容する、作製工
程・費用などが廉価で使用後の廃棄処理にも問題がない
板紙製の、開蓋や閉蓋などが容易で確実な、体裁が良く
て使い易いヒンジ開閉式の紙箱を提供することにある。
紙箱は、図1・図2・図3に示すように、前面板30と
左右の側面板40・60と後面板50と底面板群70・
70・70・70などとを、それぞれ折り目線(符号が
ない1点鎖線;以下同じ)を介して連設して、上方を開
放した直方体状に製箱した紙箱本体と、蓋面板20と蓋
面板20の後部を谷折り線aで区画した上面板21と左
右の側面接続片22・22と前面蓋板32と左右の側面
蓋板42・62と後面上板52などとを、それぞれ折り
目線を介して連設して、下方を開放した偏平直方体状に
製箱した紙箱蓋体とを、紙箱本体の左右の側面板40・
60の後上部表面に、紙箱蓋体の左右の側面接続片22
・22の裏面をそれぞれ貼着して接続したヒンジ開閉式
の紙箱において、蓋面板20の後部を区画した谷折り線
aの両端部に、深さが1mm程度のU字状(図2A・図
2Bでは逆U字状)の開閉繋止突起11・11をそれぞ
れ設けたヒンジ開閉式の紙箱である。
2Bに示すように、前記の蓋面板20の後部を区画した
谷折り線aの中央部に、適宜の切れ目線bを設けたヒン
ジ開閉式の紙箱である。
図2Cに示すように、前記の紙箱本体の前面板30と左
右の側面板40・60と後面板50との上辺に、折込み
片31・41・61・51をそれぞれ折り目線を介して
連設して、これらの折込み片31・41・61・51を
前面板30と左右の側面板40・60と後面板50との
内面側にそれぞれ折込んで貼着したヒンジ開閉式の紙箱
である。
は、図2Bに示すように、前記の紙箱蓋体の前面蓋板3
2と左右の側面蓋板42・62との下辺に、折込み片3
3・43・63をそれぞれ折り目線を介して連設して、
これらの折込み片33・43・63を前面蓋板32と左
右の側面蓋板42・62との内面側にそれぞれ折込んで
貼着するなどしたヒンジ開閉式の紙箱である。
した従来と同様の、上方を開放した直方体状に製箱した
紙箱本体と、下方を開放した偏平直方体状に製箱した紙
箱蓋体とを、紙箱本体の左右の側面板40・60の後上
部表面に、紙箱蓋体の左右の側面接続片22・22の裏
面をそれぞれ貼着して接続したヒンジ開閉式の紙箱にお
いて、蓋面板20の後部を区画した谷折り線aの両端部
に、深さが1mm程度のU字状の開閉繋止突起11・1
1をそれぞれ設けたことによって、図3A・図3Bに示
すように、紙箱蓋体の蓋面板20の後部を区画した谷折
り線aを介してのヒンジ構造において、この谷折り線a
の元に戻ろうとする反発力があっても、深さが1mm程
度のU字状の開閉繋止突起11・11が左右の側面板4
0・60の上端辺を押えて、紙箱蓋体を繋止して板バネ
のように作用するものであって、紙箱蓋体を完全に開蓋
した時に、開閉繋止突起11・11が開蓋方向に作用し
て、紙箱蓋体の開放状態をそのまま保持できるものであ
って、また紙箱蓋体を再び閉蓋した時に、開閉繋止突起
11・11が閉蓋方向に作用して、紙箱蓋体の閉止状態
をそのまま保持できるものであって、開蓋や閉蓋などが
容易で確実な、使い易いヒンジ開閉式の紙箱を提供する
ことができる。
る、U字状の開閉繋止突起11・11の深さについて
は、1mm程度が適切であって、紙箱蓋体を開蓋・閉蓋
する時に、深さが0.5mm以下であると、開閉繋止突
起11・11が左右の側面板40・60の上端辺に届か
ない恐れがあって、また深さが1.5mm以上である
と、開閉繋止突起11・11が左右の側面板40・60
の上端辺に押されて曲ってしまう恐れがあって、またU
字状の開閉繋止突起11・11の幅については、左右の
側面板40・60の上端辺を押えるために、2〜4mm
程度が適切である。
ては、前記の蓋面板20の後部を区画した谷折り線aの
中央部に、適宜の切れ目線bを設けたことによって、前
述した谷折り線aを介してのヒンジ構造において、この
谷折り線aの元に戻ろうとする反発力を弱めたものであ
って、さらに開蓋や閉蓋などが容易で確実な、使い易い
ヒンジ開閉式の紙箱を提供することができる。
いては、前記の紙箱本体の前面板30と左右の側面板4
0・60と後面板50との上辺に、折込み片31・41
・61・51をそれぞれ折り目線を介して連設して、こ
れらの折込み片31・41・61・51を前面板30と
左右の側面板40・60と後面板50との内面側にそれ
ぞれ折込んで貼着したことによって、図3A・図3Bに
示すように、上方を開放した直方体状に製箱した紙箱本
体の、前面板30と左右の側面板40・60と後面板5
0との上部を二重にして強化したものであって、紙箱本
体の保形性などが優れた、使い易いヒンジ開閉式の紙箱
を提供することができる。
においては、前記の紙箱蓋体の前面蓋板32と左右の側
面蓋板42・62との下辺に、折込み片33・43・6
3をそれぞれ折り目線を介して連設して、これらの折込
み片33・43・63を前面蓋板32と左右の側面蓋板
42・62との内面側にそれぞれ折込んで貼着するなど
したことによって、図3A・図3Bに示すように、下方
を開放した偏平直方体状に製箱した紙箱蓋体の、前面蓋
板32と左右の側面蓋板42・62とを二重にして強化
したものであって、紙箱蓋体の保形性などが優れた、使
い易いヒンジ開閉式の紙箱を提供することができる。
いては、後述する実施例に示すように、通常の印刷をし
た適宜のコートボール紙などの板紙を用いて、打抜型を
用いた通常の打抜工程で、無駄がない長方形状の紙箱本
体のブランクと紙箱蓋体のブランクとを作製して、次に
従来の機械的な製箱工程で、上方を開放した直方体状に
製箱した紙箱本体と下方を開放した偏平直方体状に製箱
した紙箱蓋体とを作製して、続いて従来と同様の機械的
な充填工程で、内容物を収容した後に、同時に紙箱本体
の左右の側面板40・60の後上部表面に、紙箱蓋体の
左右の側面接続片22・22の裏面をそれぞれ貼着して
接続できる、作製工程・費用などが廉価であって、使用
後の廃棄処理にも問題がない板紙製のヒンジ開閉式の紙
箱を提供することができる。
ジ開閉式の紙箱の斜視図である。また図2Aは、実施例
1のヒンジ開閉式の紙箱における、紙箱蓋体のブランク
の平面図であって、図2Cは、紙箱本体のブランクの平
面図である。
・60と後面板50と糊代片65と貼着式の底面板群7
0・70・70・70とを、それぞれ折り目線を介して
連設して、この前面板30と左右の側面板40・60と
後面板50との上辺に、折込み片31・41・61・5
1をそれぞれ折り目線を介して連設した、図2Cに示す
紙箱本体のブランクであって、また蓋面板20と蓋面板
20の後部を谷折り線aで区画した上面板21と左右の
側面接続片22・22と前面蓋板32と製箱片35・3
5と左右の側面蓋板42・62と後面上板52と製箱片
55・55とを、それぞれ折り目線を介して連設して、
蓋面板20の後部を区画した谷折り線aの両端部に、深
さが1mmで幅が3mmのU字状(図2Aでは逆U字
状)の開閉繋止突起11・11をそれぞれ設けた、図2
Aに示す紙箱蓋体のブランクであって、中間層に30μ
mのポリエチレン層を積層した450g/m2 のコート
ボール紙(ポリサンド紙;大昭和製紙株式会社製)を用
いて、表面側に通常の印刷をして、打抜型を用いた通常
の打抜工程で、実施例1のヒンジ開閉式の紙箱におけ
る、紙箱本体のブランクと紙箱蓋体のブランクとを作製
した。
の、全ての符号がない1点鎖線で示す折り目線を山折り
(印刷をした表面側が山になる;以下同じ)して、従来
の機械的な製箱工程で、まず糊代片65を後面板50に
貼着して、また貼着式の底面板群70・70・70・7
0をそれぞれ貼着して、さらに折込み片31・41・6
1・51を前面板30と左右の側面板40・60と後面
板50との内面側にそれぞれ折込んで貼着して、縦・横
・高さが135×78×96mmの、上方を開放した直
方体状に製箱した紙箱本体を作製した。
の、全ての符号がない1点鎖線で示す折り目線を山折り
して、同様に従来の機械的な製箱工程で、製箱片35・
35を左右の側面蓋板42・62にそれぞれ貼着して、
また製箱片55・55を左右の側面接続片22・22に
それぞれ貼着して、縦・横・高さが137×80×20
mmの、下方を開放した偏平直方体状に製箱した紙箱蓋
体を作製した。
で、上方を開放した直方体状に製箱した紙箱本体に、内
容物である小型濃縮洗剤を収容して、防湿性を有する図
示しない封緘紙を貼着するなどした後に、下方を開放し
た偏平直方体状に製箱した紙箱蓋体を被せながら、紙箱
本体の左右の側面板40・60の後上部表面に、紙箱蓋
体の予め感熱接着剤を塗布した左右の側面接続片22・
22の裏面をそれぞれ熱圧着して強固に接続して、本発
明の実施例1における、図1に示すヒンジ開閉式の紙箱
を作製した。
箱において、後述する図3Bに示すように、紙箱蓋体を
持上げて完全に開蓋したところ、深さが1mmのU字状
の開閉繋止突起11・11が左右の側面板40・60の
上端辺を押えて、紙箱蓋体の重量だけで開放状態をその
まま保持できるものであって、また後述する図3Aに示
すように、紙箱蓋体を押えつけて再び閉蓋したところ、
同様に開閉繋止突起11・11が左右の側面板40・6
0の上端辺を押えて、紙箱蓋体の戻りがなく閉止状態を
そのまま保持できるものであって、開蓋や閉蓋などが容
易で確実な、体裁が良くて使い易いヒンジ開閉式の紙箱
が得られた。
開閉式の紙箱における、紙箱蓋体のブランクの平面図で
あって、図2Cは、紙箱本体のブランクの平面図であ
る。また図3Aは、実施例2のヒンジ開閉式の紙箱にお
ける、紙箱蓋体を開蓋する前と再び閉蓋した時との状態
を示す断面図であって、図3Bは、紙箱蓋体を完全に開
蓋した時の状態を示す断面図である。
・60と後面板50と糊代片65と貼着式の底面板群7
0・70・70・70とを、それぞれ折り目線を介して
連設して、この前面板30と左右の側面板40・60と
後面板50との上辺に、折込み片31・41・61・5
1をそれぞれ折り目線を介して連設した、実施例1と同
一の、図2Cに示す紙箱本体のブランクであって、また
蓋面板20と蓋面板20の後部を谷折り線aで区画した
上面板21と左右の側面接続片22・22と前面蓋板3
2と斜めの谷折り線dを有する製箱片35・35と左右
の側面蓋板42・62と後面上板52と製箱片55・5
5とを、それぞれ折り目線を介して連設して、この前面
蓋板32の下辺に、繋止突起e・eを有する折込み片3
3と蓋面内板34とを折り目線と谷折り線fとを介して
順に連設して、また左右の側面蓋板42・62の下辺
(図2Bでは左右辺)に、繋止切欠きgを有する折込み
片43・63をそれぞれ折り目線を介して連設して、蓋
面板20の後部を区画した谷折り線aの両端部と中央部
とに、深さが1mmで幅が3mmのU字状(図2Bでは
逆U字状)の開閉繋止突起11・11と長さが30mm
の切れ目線bとをそれぞれ設けた、図2Bに示す紙箱蓋
体のブランクであって、実施例1と同様に、中間層に3
0μmのポリエチレン層を積層した450g/m2 のコ
ートボール紙(ポリサンド紙;大昭和製紙株式会社製)
を用いて、表面側に通常の印刷をして、打抜型を用いた
通常の打抜工程で、実施例2のヒンジ開閉式の紙箱にお
ける、紙箱本体のブランクと紙箱蓋体のブランクとを作
製した。
の、全ての符号がない1点鎖線で示す折り目線を山折り
して、従来の機械的な製箱工程で、まず糊代片65を後
面板50に貼着して、また貼着式の底面板群70・70
・70・70をそれぞれ貼着して、さらに折込み片31
・41・61・51を前面板30と左右の側面板40・
60と後面板50との内面側にそれぞれ折込んで貼着し
て、縦・横・高さが135×78×96mmの、実施例
1と同一の上方を開放した直方体状に製箱した紙箱本体
を作製した。
の、全ての符号がない1点鎖線で示す折り目線を山折り
して、谷折り線d・dと谷折り線fとを谷折り(印刷を
した表面側が谷になる、以下同じ)して、同様に従来の
機械的な製箱工程で、まず折込み片43・63を左右の
側面蓋板42・62の内面側にそれぞれ折込んで貼着し
て、また製箱片55・55を左右の側面接続片22・2
2にそれぞれ貼着して、さらに折込み片33を、谷折り
した製箱片35・35を巻込みながら、前面蓋板32の
内面側にそれぞれ折込んで、蓋面内板34の繋止突起e
・eを折込み片43・63の繋止切欠きg・gにそれぞ
れ繋止して、縦・横・高さが139×81×20mm
の、下方を開放した偏平直方体状に製箱した紙箱蓋体を
作製した。
で、実施例1と同一の上方を開放した直方体状に製箱し
た紙箱本体に、内容物である小型濃縮洗剤を収容して、
防湿性を有する図示しない封緘紙を貼着するなどした後
に、実施例1と同様に、下方を開放した偏平直方体状に
製箱した紙箱蓋体を被せながら、紙箱本体の左右の側面
板40・60の後上部表面に、紙箱蓋体の予め感熱接着
剤を塗布した左右の側面接続片22・22の裏面をそれ
ぞれ熱圧着して強固に接続して、本発明の実施例2にお
ける、図3Aに示すヒンジ開閉式の紙箱を作製した。
紙箱において、図3Bに示すように、紙箱蓋体を持上げ
て完全に開蓋したところ、深さが1mmのU字状の開閉
繋止突起11・11が左右の側面板40・60の上端辺
を押えて、紙箱蓋体の重量だけで開放状態をそのまま保
持できるものであって、また図3Aに示すように、紙箱
蓋体を押えつけて再び閉蓋したところ、同様に開閉繋止
突起11・11が左右の側面板40・60の上端辺を押
えて、紙箱蓋体の戻りがなく閉止状態をそのまま保持で
きるものであった。
においては、蓋面板20の後部を区画した谷折り線aの
両端部に、深さが1mmのU字状の開閉繋止突起11・
11をそれぞれ設けたことによって、図3A・図3Bに
示すように、紙箱蓋体の蓋面板20の後部を区画した谷
折り線aを介してのヒンジ構造において、この谷折り線
aの元に戻ろうとする反発力があっても、深さが1mm
のU字状の開閉繋止突起11・11が左右の側面板40
・60の上端辺を押えて、紙箱蓋体を繋止して板バネの
ように作用するものであって、図3Bに示す紙箱蓋体を
完全に開蓋した時に、開閉繋止突起11・11が開蓋方
向に作用して、紙箱蓋体の重量だけで開放状態をそのま
ま保持できるものであって、また図3Aに示す紙箱蓋体
を再び閉蓋した時に、開閉繋止突起11・11が閉蓋方
向に作用して、紙箱蓋体の戻りがなく閉止状態をそのま
ま保持できるものであって、開蓋や閉蓋などが容易で確
実な、体裁が良くて使い易いヒンジ開閉式の紙箱が得ら
れた。
いては、前記の蓋面板20の後部を区画した谷折り線a
の中央部に、長さが30mmの切れ目線bを設けたこと
によって、前述した谷折り線aを介してのヒンジ構造に
おいて、この谷折り線aの元に戻ろうとする反発力を弱
めたものであって、さらに開蓋や閉蓋などが容易で確実
な、体裁が良くて使い易いヒンジ開閉式の紙箱が得られ
た。
おいては、折込み片31・41・61・51を前面板3
0と左右の側面板40・60と後面板50との内面側に
それぞれ折込んで貼着したことによって、また折込み片
33・43・63を前面蓋板32と左右の側面蓋板42
・62との内面側にそれぞれ折込んで貼着するなどした
ことによって、図3A・図3Bに示すように、実施例1
と同一の上方を開放した直方体状に製箱した紙箱本体
の、前面板30と左右の側面板40・60と後面板50
との上部を二重にして強化したものであって、また下方
を開放した偏平直方体状に製箱した紙箱蓋体の、前面蓋
板32と左右の側面蓋板42・62とを二重にして強化
したものであって、紙箱本体と紙箱蓋体との保形性など
が優れた、体裁が良くて使い易いヒンジ開閉式の紙箱が
得られた。
発明のヒンジ開閉式の紙箱においては、上方を開放した
直方体状に製箱した紙箱本体と、下方を開放した偏平直
方体状に製箱した紙箱蓋体とを、紙箱本体の左右の側面
板の後上部表面に、紙箱蓋体の左右の側面接続片の裏面
をそれぞれ貼着して接続したヒンジ開閉式の紙箱におい
て、蓋面板の後部を区画した谷折り線の両端部に、深さ
が1mm程度のU字状の開閉繋止突起をそれぞれ設けた
ことによって、紙箱蓋体の蓋面板の後部を区画した谷折
り線を介してのヒンジ構造において、この谷折り線の元
に戻ろうとする反発力があっても、深さが1mm程度の
U字状の開閉繋止突起が左右の側面板の上端辺を押え
て、紙箱蓋体を繋止して板バネのように作用するもので
あって、紙箱蓋体を完全に開蓋した時に、紙箱蓋体の重
量だけで開放状態をそのまま保持できるものであって、
また紙箱蓋体を再び閉蓋した時に、紙箱蓋体の戻りがな
く閉止状態をそのまま保持できるものであって、粒状菓
子類や顆粒状飲料や粉末洗剤などを収容する、作製工程
・費用などが廉価で使用後の廃棄処理にも問題がない板
紙製の、開蓋や閉蓋などが容易で確実な、体裁が良くて
使い易いヒンジ開閉式の紙箱を提供することができる。
ては、前記の蓋面板の後部を区画した谷折り線の中央部
に、適宜の切れ目線を設けたことによって、前述した谷
折り線を介してのヒンジ構造において、この谷折り線の
元に戻ろうとする反発力を弱めたものであって、さらに
開蓋や閉蓋などが容易で確実な、使い易いヒンジ開閉式
の紙箱を提供することができる。
箱の斜視図である。
ける、紙箱蓋体のブランクの平面図であって、図2B
は、実施例2のヒンジ開閉式の紙箱における、紙箱蓋体
のブランクの平面図であって、図2Cは、実施例1・実
施例2のヒンジ開閉式の紙箱における、紙箱本体のブラ
ンクの平面図である。
ける、紙箱蓋体を開蓋する前と再び閉蓋した時との状態
を示す断面図であって、図3Bは、紙箱蓋体を完全に開
蓋した時の状態を示す断面図である。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】前面板30と左右の側面板40・60と後
面板50と底面板群70・70・70・70などとを、
それぞれ折り目線を介して連設して、上方を開放した直
方体状に製箱した紙箱本体と、蓋面板20と蓋面板20
の後部を谷折り線aで区画した上面板21と左右の側面
接続片22・22と前面蓋板32と左右の側面蓋板42
・62と後面上板52などとを、それぞれ折り目線を介
して連設して、下方を開放した偏平直方体状に製箱した
紙箱蓋体とを、紙箱本体の左右の側面板40・60の後
上部表面に、紙箱蓋体の左右の側面接続片22・22の
裏面をそれぞれ貼着して接続したヒンジ開閉式の紙箱に
おいて、蓋面板20の後部を区画した谷折り線aの両端
部に、U字状の開閉繋止突起11・11をそれぞれ設け
たことを特徴とするヒンジ開閉式の紙箱。 - 【請求項2】前記の紙箱蓋体の前面蓋板32と左右の側
面蓋板42・62との下辺に、折込み片33・43・6
3をそれぞれ折り目線を介して連設して、これらの折込
み片33・43・63を前面蓋板32と左右の側面蓋板
42・62との内面側にそれぞれ折込んで貼着するなど
したことを特徴とする、請求項1に記載のヒンジ開閉式
の紙箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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JP2009183662A (ja) * | 2008-02-07 | 2009-08-20 | Nobuo Nakamura | 手置き蓋付縦型収納片手持ち上げ方式ぱちんこ玉箱及び蓋付縦型収納片手持ち上げ方式回胴式遊技専用メダル箱と椅子下縦型収納専用台車。 |
WO2013084642A1 (ja) * | 2011-12-07 | 2013-06-13 | 日本たばこ産業株式会社 | 包装容器 |
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JP2009183662A (ja) * | 2008-02-07 | 2009-08-20 | Nobuo Nakamura | 手置き蓋付縦型収納片手持ち上げ方式ぱちんこ玉箱及び蓋付縦型収納片手持ち上げ方式回胴式遊技専用メダル箱と椅子下縦型収納専用台車。 |
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