JPH09249221A - ヒンジ開閉式の紙箱 - Google Patents
ヒンジ開閉式の紙箱Info
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- JPH09249221A JPH09249221A JP5888096A JP5888096A JPH09249221A JP H09249221 A JPH09249221 A JP H09249221A JP 5888096 A JP5888096 A JP 5888096A JP 5888096 A JP5888096 A JP 5888096A JP H09249221 A JPH09249221 A JP H09249221A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】粒状菓子類や顆粒状飲料や粉末洗剤などを収容
する、作製工程・費用などが廉価で使用後の廃棄処理に
も問題がない板紙製の、開蓋や閉蓋などが容易で確実
な、使い易いヒンジ開閉式の紙箱を提供する。 【解決手段】本発明は、上方を開放した直方体状に製箱
した紙箱本体と、下方を開放した偏平直方体状に製箱し
た紙箱蓋体とを、紙箱本体の後面板50の上部に、紙箱
蓋体の後面接続片53を貼着して接続したヒンジ開閉式
の紙箱において、紙箱本体の前面板30の中央上部に、
横長形状の閉蓋繋止孔11を設けて、また紙箱蓋体の前
面蓋板32の下辺に、切欠きaを有する折込み片12を
折り目線bを介して連設して、この折込み片12の切欠
きaの底辺に、逆U字状の閉蓋繋止突起13を設けた、
又は谷折り線dを介して連設した、ヒンジ開閉式の紙箱
である。
する、作製工程・費用などが廉価で使用後の廃棄処理に
も問題がない板紙製の、開蓋や閉蓋などが容易で確実
な、使い易いヒンジ開閉式の紙箱を提供する。 【解決手段】本発明は、上方を開放した直方体状に製箱
した紙箱本体と、下方を開放した偏平直方体状に製箱し
た紙箱蓋体とを、紙箱本体の後面板50の上部に、紙箱
蓋体の後面接続片53を貼着して接続したヒンジ開閉式
の紙箱において、紙箱本体の前面板30の中央上部に、
横長形状の閉蓋繋止孔11を設けて、また紙箱蓋体の前
面蓋板32の下辺に、切欠きaを有する折込み片12を
折り目線bを介して連設して、この折込み片12の切欠
きaの底辺に、逆U字状の閉蓋繋止突起13を設けた、
又は谷折り線dを介して連設した、ヒンジ開閉式の紙箱
である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粒状菓子類や顆粒
状飲料や粉末洗剤などを収容する、上方を開放した直方
体状に製箱した紙箱本体と、下方を開放した偏平直方体
状に製箱した紙箱蓋体とを、紙箱本体の後面板の上部
に、紙箱蓋体の後面接続片を貼着して接続したヒンジ開
閉式の紙箱の改良に関する。
状飲料や粉末洗剤などを収容する、上方を開放した直方
体状に製箱した紙箱本体と、下方を開放した偏平直方体
状に製箱した紙箱蓋体とを、紙箱本体の後面板の上部
に、紙箱蓋体の後面接続片を貼着して接続したヒンジ開
閉式の紙箱の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、粒状菓子類や顆粒状飲料や粉
末洗剤などを収容する、図4に示すような、前面板30
と左右の側面板40・60と後面板50と糊代片55と
折込み片31・41・61・51と底面板群70・70
・70・70とを、それぞれ折り目線を介して連設し
て、これらの折込み片31・41・61・51をそれぞ
れ折込んで貼着して、上方を開放した直方体状に製箱し
た紙箱本体と、蓋面板20と前面蓋板32と製箱片34
・34と左右の側面蓋板42・62と製箱片44・64
と後面蓋板52とを、それぞれ折り目線を介して連設し
て、また後面蓋板52の下辺に、後面接続片53を谷折
り線cを介して連設して、下方を開放した偏平直方体状
に製箱した紙箱蓋体とを、紙箱本体の後面板50の上部
に、紙箱蓋体の後面接続片53を貼着して接続した、ヒ
ンジ開閉式の紙箱が一般に用いられている。
末洗剤などを収容する、図4に示すような、前面板30
と左右の側面板40・60と後面板50と糊代片55と
折込み片31・41・61・51と底面板群70・70
・70・70とを、それぞれ折り目線を介して連設し
て、これらの折込み片31・41・61・51をそれぞ
れ折込んで貼着して、上方を開放した直方体状に製箱し
た紙箱本体と、蓋面板20と前面蓋板32と製箱片34
・34と左右の側面蓋板42・62と製箱片44・64
と後面蓋板52とを、それぞれ折り目線を介して連設し
て、また後面蓋板52の下辺に、後面接続片53を谷折
り線cを介して連設して、下方を開放した偏平直方体状
に製箱した紙箱蓋体とを、紙箱本体の後面板50の上部
に、紙箱蓋体の後面接続片53を貼着して接続した、ヒ
ンジ開閉式の紙箱が一般に用いられている。
【0003】また従来から、特に小型濃縮洗剤と通称さ
れる粉末洗剤などを収容する、図5に示すような、下方
を開放した偏平直方体状のプラスチック製の蓋面体80
と、封緘紙を貼着した長方形枠状のプラスチック製の枠
状体81と、適宜の前面板30と左右の側面板40・6
0と後面板50と底面板70などとを連設した、上方を
開放した直方体状の板紙製の容器本体82とを、このプ
ラスチック製の蓋面体80とプラスチック製の枠状体8
1とをヒンジ構造83・83を介して一体成形して、プ
ラスチック製の枠状体81と板紙製の容器本体82の上
端部とを強固に接着した、ヒンジ開閉式の包装容器が広
く用いられている。
れる粉末洗剤などを収容する、図5に示すような、下方
を開放した偏平直方体状のプラスチック製の蓋面体80
と、封緘紙を貼着した長方形枠状のプラスチック製の枠
状体81と、適宜の前面板30と左右の側面板40・6
0と後面板50と底面板70などとを連設した、上方を
開放した直方体状の板紙製の容器本体82とを、このプ
ラスチック製の蓋面体80とプラスチック製の枠状体8
1とをヒンジ構造83・83を介して一体成形して、プ
ラスチック製の枠状体81と板紙製の容器本体82の上
端部とを強固に接着した、ヒンジ開閉式の包装容器が広
く用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが従来の、図4
に示すヒンジ開閉式の紙箱については、閉蓋状態を維持
する機能を設けないと、紙箱の持ち運び時や、或いは紙
箱を倒してしまった時などに不慮に蓋が開いてしまうと
いう不備があった。
に示すヒンジ開閉式の紙箱については、閉蓋状態を維持
する機能を設けないと、紙箱の持ち運び時や、或いは紙
箱を倒してしまった時などに不慮に蓋が開いてしまうと
いう不備があった。
【0005】また従来の、図5に示すヒンジ開閉式の包
装容器については、開蓋や閉蓋などが容易で確実な、体
裁が良くて使い易い包装容器であるものの、プラスチッ
ク製の蓋面体80とプラスチック製の枠状体81と板紙
製の容器本体82とから成るヒンジ開閉式の包装容器で
あるために、作製工程・費用などに問題があって、また
使用後のプラスチック材料の廃棄処理にも問題があり、
さらにこの構成も閉蓋状態を維持する機能がなく、前述
の問題がそのまま残されていた。
装容器については、開蓋や閉蓋などが容易で確実な、体
裁が良くて使い易い包装容器であるものの、プラスチッ
ク製の蓋面体80とプラスチック製の枠状体81と板紙
製の容器本体82とから成るヒンジ開閉式の包装容器で
あるために、作製工程・費用などに問題があって、また
使用後のプラスチック材料の廃棄処理にも問題があり、
さらにこの構成も閉蓋状態を維持する機能がなく、前述
の問題がそのまま残されていた。
【0006】そこで本発明の目的とするところは、粒状
菓子類や顆粒状飲料や粉末洗剤などを収容する、作製工
程・費用などが廉価で使用後の廃棄処理にも問題がない
板紙製の、開蓋や閉蓋などが容易で確実な、使い易いヒ
ンジ開閉式の紙箱を提供することにある。
菓子類や顆粒状飲料や粉末洗剤などを収容する、作製工
程・費用などが廉価で使用後の廃棄処理にも問題がない
板紙製の、開蓋や閉蓋などが容易で確実な、使い易いヒ
ンジ開閉式の紙箱を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のヒンジ開閉式の
紙箱は、図1・図2・図3に示すように、前面板30と
左右の側面板40・60と後面板50と糊代片55と折
込み片31・41・61・51と底面板群70・70・
70・70とを、それぞれ折り目線(符号がない1点鎖
線;以下同じ)を介して連設して、これらの折込み片3
1・41・61・51をそれぞれ折込んで貼着して、上
方を開放した直方体状に製箱した紙箱本体と、蓋面板2
0と前面蓋板32と製箱片34・34と左右の側面蓋板
42・62と製箱片44・64と後面蓋板52とを、そ
れぞれ折り目線を介して連設して、また後面蓋板52の
下辺に、後面接続片53を谷折り線cを介して連設し
て、下方を開放した偏平直方体状に製箱した紙箱蓋体と
を、紙箱本体の後面板50の上部に、紙箱蓋体の後面接
続片53を貼着して接続したヒンジ開閉式の紙箱におい
て、紙箱本体の前面板30の中央上部に、横長形状の閉
蓋繋止孔11を設けて、また紙箱蓋体の前面蓋板32の
下辺(図2A・図2Bでは上辺)に、中央上部から中央
部にかけての切欠きaを有する折込み片12を折り目線
bを介して連設して、この折込み片12を折込んで切欠
きaの下部以外の部分を貼着して、この折込み片12の
切欠きaの底辺に、逆U字状の閉蓋繋止突起13を設け
たヒンジ開閉式の紙箱である。
紙箱は、図1・図2・図3に示すように、前面板30と
左右の側面板40・60と後面板50と糊代片55と折
込み片31・41・61・51と底面板群70・70・
70・70とを、それぞれ折り目線(符号がない1点鎖
線;以下同じ)を介して連設して、これらの折込み片3
1・41・61・51をそれぞれ折込んで貼着して、上
方を開放した直方体状に製箱した紙箱本体と、蓋面板2
0と前面蓋板32と製箱片34・34と左右の側面蓋板
42・62と製箱片44・64と後面蓋板52とを、そ
れぞれ折り目線を介して連設して、また後面蓋板52の
下辺に、後面接続片53を谷折り線cを介して連設し
て、下方を開放した偏平直方体状に製箱した紙箱蓋体と
を、紙箱本体の後面板50の上部に、紙箱蓋体の後面接
続片53を貼着して接続したヒンジ開閉式の紙箱におい
て、紙箱本体の前面板30の中央上部に、横長形状の閉
蓋繋止孔11を設けて、また紙箱蓋体の前面蓋板32の
下辺(図2A・図2Bでは上辺)に、中央上部から中央
部にかけての切欠きaを有する折込み片12を折り目線
bを介して連設して、この折込み片12を折込んで切欠
きaの下部以外の部分を貼着して、この折込み片12の
切欠きaの底辺に、逆U字状の閉蓋繋止突起13を設け
たヒンジ開閉式の紙箱である。
【0008】また、本発明のヒンジ開閉式の紙箱は、図
2Bに示すように、前記の紙箱蓋体の、折込み片12の
切欠きaの底辺に、逆U字状の閉蓋繋止突起13を谷折
り線dを介して連設したヒンジ開閉式の紙箱である。
2Bに示すように、前記の紙箱蓋体の、折込み片12の
切欠きaの底辺に、逆U字状の閉蓋繋止突起13を谷折
り線dを介して連設したヒンジ開閉式の紙箱である。
【0009】
【作用】本発明のヒンジ開閉式の紙箱においては、上方
を開放した直方体状に製箱した紙箱本体と、下方を開放
した偏平直方体状に製箱した紙箱蓋体とを、紙箱本体の
後面板50の上部に、紙箱蓋体の後面接続片53を貼着
して接続した、前述した従来と同様のヒンジ開閉式の紙
箱において、紙箱本体の前面板30の中央上部に、横長
形状の閉蓋繋止孔11を設けて、また紙箱蓋体の前面蓋
板32の下辺に、中央上部から中央部にかけての切欠き
aを有する折込み片12を折り目線bを介して連設し
て、この折込み片12を折込んで切欠きaの下部以外の
部分を貼着して、この折込み片12の切欠きaの底辺
に、逆U字状の閉蓋繋止突起13を設けたことによっ
て、図3A・図3Bに示すように、紙箱蓋体の後面蓋板
52の下辺に、後面接続片53を連設した谷折り線cを
介してのヒンジ構造において、この谷折り線cの元に戻
ろうとする反発力があっても、紙箱蓋体を押えて完全に
閉蓋した時に、貼着していない切欠きaの下部の折り目
線bの反発力(切欠きaの底辺と折り目線bとが接近し
ているために、折り目線bの元に戻ろうとする反発力が
強い)によって、紙箱本体の横長形状の閉蓋繋止孔11
と紙箱蓋体の逆U字状の閉蓋繋止突起13とが確実に繋
止して、紙箱蓋体の閉止状態をそのまま保持できるもの
であって、また紙箱蓋体を再び開蓋する時には、紙箱本
体の前面板30の中央上部を内側に軽く押すことによっ
て、この閉蓋繋止孔11と閉蓋繋止突起13との繋止が
簡単に外れて、紙箱蓋体を持上げて容易に開蓋できるも
のであって、しかも紙箱本体の前面板30の中央上部を
内側に押さない限り、この閉蓋繋止孔11と閉蓋繋止突
起13との繋止が外れないために、紙箱蓋体を持って持
運びができる、開蓋や閉蓋などが容易で確実な、使い易
いヒンジ開閉式の紙箱を提供することができる。
を開放した直方体状に製箱した紙箱本体と、下方を開放
した偏平直方体状に製箱した紙箱蓋体とを、紙箱本体の
後面板50の上部に、紙箱蓋体の後面接続片53を貼着
して接続した、前述した従来と同様のヒンジ開閉式の紙
箱において、紙箱本体の前面板30の中央上部に、横長
形状の閉蓋繋止孔11を設けて、また紙箱蓋体の前面蓋
板32の下辺に、中央上部から中央部にかけての切欠き
aを有する折込み片12を折り目線bを介して連設し
て、この折込み片12を折込んで切欠きaの下部以外の
部分を貼着して、この折込み片12の切欠きaの底辺
に、逆U字状の閉蓋繋止突起13を設けたことによっ
て、図3A・図3Bに示すように、紙箱蓋体の後面蓋板
52の下辺に、後面接続片53を連設した谷折り線cを
介してのヒンジ構造において、この谷折り線cの元に戻
ろうとする反発力があっても、紙箱蓋体を押えて完全に
閉蓋した時に、貼着していない切欠きaの下部の折り目
線bの反発力(切欠きaの底辺と折り目線bとが接近し
ているために、折り目線bの元に戻ろうとする反発力が
強い)によって、紙箱本体の横長形状の閉蓋繋止孔11
と紙箱蓋体の逆U字状の閉蓋繋止突起13とが確実に繋
止して、紙箱蓋体の閉止状態をそのまま保持できるもの
であって、また紙箱蓋体を再び開蓋する時には、紙箱本
体の前面板30の中央上部を内側に軽く押すことによっ
て、この閉蓋繋止孔11と閉蓋繋止突起13との繋止が
簡単に外れて、紙箱蓋体を持上げて容易に開蓋できるも
のであって、しかも紙箱本体の前面板30の中央上部を
内側に押さない限り、この閉蓋繋止孔11と閉蓋繋止突
起13との繋止が外れないために、紙箱蓋体を持って持
運びができる、開蓋や閉蓋などが容易で確実な、使い易
いヒンジ開閉式の紙箱を提供することができる。
【0010】また、本発明のヒンジ開閉式の紙箱におい
ては、前記の紙箱蓋体の、折込み片12の切欠きaの底
辺に、逆U字状の閉蓋繋止突起13を谷折り線dを介し
て連設したことによって、図3A・図3Bに示す前述し
た谷折り線cを介してのヒンジ構造において、紙箱蓋体
を開蓋する時に、紙箱本体の前面板30の中央上部を内
側に押さなくても、強く紙箱蓋体を持上げることによっ
て、逆U字状の閉蓋繋止突起13を連設した谷折り線d
が谷折りされて、閉蓋繋止孔11と閉蓋繋止突起13と
の繋止が外れて、紙箱蓋体を持上げて容易に開蓋できる
ものであって、また紙箱蓋体を押えて再び閉蓋した時に
は、一旦谷折りされた谷折り線dの元に戻ろうとする反
発力と、貼着していない切欠きaの下部の折り目線bの
反発力とによって、閉蓋繋止孔11と閉蓋繋止突起13
とが確実に繋止して、紙箱蓋体の閉止状態をそのまま保
持できるものであって、同様に開蓋や閉蓋などが容易で
確実な、使い易いヒンジ開閉式の紙箱を提供することが
できる。
ては、前記の紙箱蓋体の、折込み片12の切欠きaの底
辺に、逆U字状の閉蓋繋止突起13を谷折り線dを介し
て連設したことによって、図3A・図3Bに示す前述し
た谷折り線cを介してのヒンジ構造において、紙箱蓋体
を開蓋する時に、紙箱本体の前面板30の中央上部を内
側に押さなくても、強く紙箱蓋体を持上げることによっ
て、逆U字状の閉蓋繋止突起13を連設した谷折り線d
が谷折りされて、閉蓋繋止孔11と閉蓋繋止突起13と
の繋止が外れて、紙箱蓋体を持上げて容易に開蓋できる
ものであって、また紙箱蓋体を押えて再び閉蓋した時に
は、一旦谷折りされた谷折り線dの元に戻ろうとする反
発力と、貼着していない切欠きaの下部の折り目線bの
反発力とによって、閉蓋繋止孔11と閉蓋繋止突起13
とが確実に繋止して、紙箱蓋体の閉止状態をそのまま保
持できるものであって、同様に開蓋や閉蓋などが容易で
確実な、使い易いヒンジ開閉式の紙箱を提供することが
できる。
【0011】加えて、本発明のヒンジ開閉式の紙箱にお
いては、前記の紙箱蓋体の、左右の側面蓋板42・62
の下辺に、折込み片43・63をそれぞれ折り目線を介
して連設して、これらの折込み片43・63をそれぞれ
折込んで貼着したことによって、下方を開放した偏平直
方体状に製箱した紙箱蓋体の、左右の側面蓋板42・6
2を二重にして強化したものであって、紙箱蓋体の保形
性などが優れた、使い易いヒンジ開閉式の紙箱を提供す
ることができる。
いては、前記の紙箱蓋体の、左右の側面蓋板42・62
の下辺に、折込み片43・63をそれぞれ折り目線を介
して連設して、これらの折込み片43・63をそれぞれ
折込んで貼着したことによって、下方を開放した偏平直
方体状に製箱した紙箱蓋体の、左右の側面蓋板42・6
2を二重にして強化したものであって、紙箱蓋体の保形
性などが優れた、使い易いヒンジ開閉式の紙箱を提供す
ることができる。
【0012】なお、本発明のヒンジ開閉式の紙箱におい
ては、紙箱本体の前面板30の中央上部に、横長形状の
閉蓋繋止孔11を設けたにもかかわらず、図3A・図3
Bに示すように、折込み片31を前面板30の上部内面
側に折込んで貼着したことによって、この折込み片31
が横長形状の閉蓋繋止孔11を塞いで、粉漏れなどの恐
れがないヒンジ開閉式の紙箱が得られる。
ては、紙箱本体の前面板30の中央上部に、横長形状の
閉蓋繋止孔11を設けたにもかかわらず、図3A・図3
Bに示すように、折込み片31を前面板30の上部内面
側に折込んで貼着したことによって、この折込み片31
が横長形状の閉蓋繋止孔11を塞いで、粉漏れなどの恐
れがないヒンジ開閉式の紙箱が得られる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明のヒンジ開閉式の紙箱にお
いては、後述する実施例に示すように、通常の印刷をし
た適宜のコートボール紙などの板紙を用いて、打抜型を
用いた通常の打抜工程で、無駄がない長方形状の紙箱本
体のブランクと紙箱蓋体のブランクとを作製して、次に
従来の機械的な製箱工程で、上方を開放した直方体状に
製箱した紙箱本体と下方を開放した偏平直方体状に製箱
した紙箱蓋体とを作製して、続いて従来と同様の機械的
な充填工程で、内容物を収容した後に、同時に紙箱本体
の後面板50の上部に、紙箱蓋体の後面接続片53を貼
着して接続できる、作製工程・費用などが廉価であっ
て、使用後の廃棄処理にも問題がない板紙製のヒンジ開
閉式の紙箱を提供することができる。
いては、後述する実施例に示すように、通常の印刷をし
た適宜のコートボール紙などの板紙を用いて、打抜型を
用いた通常の打抜工程で、無駄がない長方形状の紙箱本
体のブランクと紙箱蓋体のブランクとを作製して、次に
従来の機械的な製箱工程で、上方を開放した直方体状に
製箱した紙箱本体と下方を開放した偏平直方体状に製箱
した紙箱蓋体とを作製して、続いて従来と同様の機械的
な充填工程で、内容物を収容した後に、同時に紙箱本体
の後面板50の上部に、紙箱蓋体の後面接続片53を貼
着して接続できる、作製工程・費用などが廉価であっ
て、使用後の廃棄処理にも問題がない板紙製のヒンジ開
閉式の紙箱を提供することができる。
【0014】
<実施例1>図1は、本発明の実施例1における、ヒン
ジ開閉式の紙箱の斜視図である。また図2Aは、実施例
1のヒンジ開閉式の紙箱における、紙箱蓋体のブランク
の平面図であって、図2Cは、紙箱本体のブランクの平
面図である。
ジ開閉式の紙箱の斜視図である。また図2Aは、実施例
1のヒンジ開閉式の紙箱における、紙箱蓋体のブランク
の平面図であって、図2Cは、紙箱本体のブランクの平
面図である。
【0015】すなわち、前面板30と左右の側面板40
・60と後面板50と糊代片55と折込み片31・41
・61・51と貼着式の底面板群70・70・70・7
0とを、それぞれ折り目線を介して連設して、前面板3
0の中央上部に、5×40mmの横長形状の閉蓋繋止孔
11を設けた、図2Cに示す紙箱本体のブランクであっ
て、蓋面板20と前面蓋板32と製箱片34・34と左
右の側面蓋板42・62と製箱片44・64と後面蓋板
52とを、それぞれ折り目線を介して連設して、また後
面蓋板52の下辺に、後面接続片53を谷折り線cを介
して連設して、さらに前面蓋板32の下辺(図2Aでは
上辺)に、中央上部から中央部にかけての切欠きaを有
する折込み片12を折り目線bを介して連設して、この
折込み片12の14×40mmの切欠きaの底辺に、5
×30mmの逆U字状の閉蓋繋止突起13を設けた、図
2Aに示す紙箱蓋体のブランクであって、中間層に30
μmのポリエチレン層を積層した450g/m2 のコー
トボール紙(ポリサンド紙;大昭和製紙株式会社製)を
用いて、表面側に通常の印刷をして、打抜型を用いた通
常の打抜工程で、実施例1のヒンジ開閉式の紙箱におけ
る、紙箱本体のブランクと紙箱蓋体のブランクとを作製
した。
・60と後面板50と糊代片55と折込み片31・41
・61・51と貼着式の底面板群70・70・70・7
0とを、それぞれ折り目線を介して連設して、前面板3
0の中央上部に、5×40mmの横長形状の閉蓋繋止孔
11を設けた、図2Cに示す紙箱本体のブランクであっ
て、蓋面板20と前面蓋板32と製箱片34・34と左
右の側面蓋板42・62と製箱片44・64と後面蓋板
52とを、それぞれ折り目線を介して連設して、また後
面蓋板52の下辺に、後面接続片53を谷折り線cを介
して連設して、さらに前面蓋板32の下辺(図2Aでは
上辺)に、中央上部から中央部にかけての切欠きaを有
する折込み片12を折り目線bを介して連設して、この
折込み片12の14×40mmの切欠きaの底辺に、5
×30mmの逆U字状の閉蓋繋止突起13を設けた、図
2Aに示す紙箱蓋体のブランクであって、中間層に30
μmのポリエチレン層を積層した450g/m2 のコー
トボール紙(ポリサンド紙;大昭和製紙株式会社製)を
用いて、表面側に通常の印刷をして、打抜型を用いた通
常の打抜工程で、実施例1のヒンジ開閉式の紙箱におけ
る、紙箱本体のブランクと紙箱蓋体のブランクとを作製
した。
【0016】次に、図2Cに示す紙箱本体のブランク
の、全ての符号がない1点鎖線で示す折り目線を山折り
(印刷をした表面側が山になる;以下同じ)して、従来
の機械的な製箱工程で、まず糊代片55を右の側面板6
0に貼着して、また貼着式の底面板群70・70・70
・70をそれぞれ貼着して、さらに折込み片31・41
・61・51を前面板30と左右の側面板40・60と
後面板50との上部内面側にそれぞれ折込んで貼着し
て、縦・横・高さが78×135×96mmの、上方を
開放した直方体状に製箱した紙箱本体を作製した。
の、全ての符号がない1点鎖線で示す折り目線を山折り
(印刷をした表面側が山になる;以下同じ)して、従来
の機械的な製箱工程で、まず糊代片55を右の側面板6
0に貼着して、また貼着式の底面板群70・70・70
・70をそれぞれ貼着して、さらに折込み片31・41
・61・51を前面板30と左右の側面板40・60と
後面板50との上部内面側にそれぞれ折込んで貼着し
て、縦・横・高さが78×135×96mmの、上方を
開放した直方体状に製箱した紙箱本体を作製した。
【0017】また、図2Aに示す紙箱蓋体のブランク
の、全ての符号がない1点鎖線で示す折り目線と折り目
線bとを山折りして、同様に従来の機械的な製箱工程
で、まず製箱片34・34・44・64を左右の側面蓋
板42・62と後面蓋板52とにそれぞれ貼着して、ま
た切欠きaを有する折込み片12を前面蓋板32の内面
側に折込んで切欠きaの下部以外の部分を貼着して、縦
・横・高さが81×137×20mmの、下方を開放し
た偏平直方体状に製箱した紙箱蓋体を作製した。
の、全ての符号がない1点鎖線で示す折り目線と折り目
線bとを山折りして、同様に従来の機械的な製箱工程
で、まず製箱片34・34・44・64を左右の側面蓋
板42・62と後面蓋板52とにそれぞれ貼着して、ま
た切欠きaを有する折込み片12を前面蓋板32の内面
側に折込んで切欠きaの下部以外の部分を貼着して、縦
・横・高さが81×137×20mmの、下方を開放し
た偏平直方体状に製箱した紙箱蓋体を作製した。
【0018】続いて、従来と同様の機械的な充填工程
で、上方を開放した直方体状に製箱した紙箱本体に、内
容物である小型濃縮洗剤を収容して、防湿性を有する図
示しない封緘紙を貼着するなどした後に、下方を開放し
た偏平直方体状に製箱した紙箱蓋体を被せながら、紙箱
本体の後面板50の上部に、紙箱蓋体の予め感熱接着剤
を塗布した後面接続片53を熱圧着して強固に接続し
て、本発明の実施例1における、図1に示すヒンジ開閉
式の紙箱を作製した。
で、上方を開放した直方体状に製箱した紙箱本体に、内
容物である小型濃縮洗剤を収容して、防湿性を有する図
示しない封緘紙を貼着するなどした後に、下方を開放し
た偏平直方体状に製箱した紙箱蓋体を被せながら、紙箱
本体の後面板50の上部に、紙箱蓋体の予め感熱接着剤
を塗布した後面接続片53を熱圧着して強固に接続し
て、本発明の実施例1における、図1に示すヒンジ開閉
式の紙箱を作製した。
【0019】本実施例の、図1に示すヒンジ開閉式の紙
箱において、紙箱蓋体を持上げて一旦開蓋して、後述す
る図3Aに示すように、紙箱蓋体を押えて再び閉蓋した
ところ、貼着していない切欠きaの下部の折り目線bの
反発力によって、紙箱本体の横長形状の閉蓋繋止孔11
と紙箱蓋体の逆U字状の閉蓋繋止突起13とが確実に繋
止して、紙箱蓋体の閉止状態をそのまま保持できるもの
であって、また紙箱本体の前面板30の中央上部を内側
に軽く押したところ、この閉蓋繋止孔11と閉蓋繋止突
起13との繋止が簡単に外れて、後述する図3Bに示す
ように、紙箱蓋体を持上げて容易に開蓋できるものであ
って、しかも紙箱本体の前面板30の中央上部を内側に
押さない限り、この閉蓋繋止孔11と閉蓋繋止突起13
との繋止が外れないために、紙箱蓋体を持って持運びが
できる、開蓋や閉蓋などが容易で確実な、使い易いヒン
ジ開閉式の紙箱が得られた。
箱において、紙箱蓋体を持上げて一旦開蓋して、後述す
る図3Aに示すように、紙箱蓋体を押えて再び閉蓋した
ところ、貼着していない切欠きaの下部の折り目線bの
反発力によって、紙箱本体の横長形状の閉蓋繋止孔11
と紙箱蓋体の逆U字状の閉蓋繋止突起13とが確実に繋
止して、紙箱蓋体の閉止状態をそのまま保持できるもの
であって、また紙箱本体の前面板30の中央上部を内側
に軽く押したところ、この閉蓋繋止孔11と閉蓋繋止突
起13との繋止が簡単に外れて、後述する図3Bに示す
ように、紙箱蓋体を持上げて容易に開蓋できるものであ
って、しかも紙箱本体の前面板30の中央上部を内側に
押さない限り、この閉蓋繋止孔11と閉蓋繋止突起13
との繋止が外れないために、紙箱蓋体を持って持運びが
できる、開蓋や閉蓋などが容易で確実な、使い易いヒン
ジ開閉式の紙箱が得られた。
【0020】<実施例2>図2Bは、実施例2のヒンジ
開閉式の紙箱における、紙箱蓋体のブランクの平面図で
あって、図2Cは、紙箱本体のブランクの平面図であ
る。また図3Aは、実施例2のヒンジ開閉式の紙箱にお
ける、紙箱蓋体を開蓋する前と再び閉蓋した時との状態
を示す断面図であって、図3Bは、紙箱蓋体を開蓋した
時の状態を示す断面図である。
開閉式の紙箱における、紙箱蓋体のブランクの平面図で
あって、図2Cは、紙箱本体のブランクの平面図であ
る。また図3Aは、実施例2のヒンジ開閉式の紙箱にお
ける、紙箱蓋体を開蓋する前と再び閉蓋した時との状態
を示す断面図であって、図3Bは、紙箱蓋体を開蓋した
時の状態を示す断面図である。
【0021】すなわち、前面板30と左右の側面板40
・60と後面板50と糊代片55と折込み片31・41
・61・51と貼着式の底面板群70・70・70・7
0とを、それぞれ折り目線を介して連設して、前面板3
0の中央上部に、5×30mmの横長形状の閉蓋繋止孔
11を設けた、実施例1と同様の図2Cに示す紙箱本体
のブランクであって、蓋面板20と前面蓋板32と製箱
片34・34と左右の側面蓋板42・62と製箱片44
・64と後面蓋板52とを、それぞれ折り目線を介して
連設して、また後面蓋板52の下辺に、後面接続片53
を谷折り線cを介して連設して、さらに前面蓋板32の
下辺(図2Bでは上辺)に、中央上部から中央部にかけ
ての切欠きaを有する折込み片12を折り目線bを介し
て連設して、この折込み片12の14×40mmの切欠
きaの底辺に、4×24mmの逆U字状の閉蓋繋止突起
13を谷折り線dを介して連設して、加えて左右の側面
蓋板42・62の下辺(図2Bでは左右辺)に、折込み
片43・63をそれぞれ折り目線を介して連設した、図
2Bに示す紙箱蓋体のブランクであって、実施例1と同
様に、中間層に30μmのポリエチレン層を積層した4
50g/m2 のコートボール紙(ポリサンド紙;大昭和
製紙株式会社製)を用いて、表面側に通常の印刷をし
て、打抜型を用いた通常の打抜工程で、実施例2のヒン
ジ開閉式の紙箱における、紙箱本体のブランクと紙箱蓋
体のブランクとを作製した。
・60と後面板50と糊代片55と折込み片31・41
・61・51と貼着式の底面板群70・70・70・7
0とを、それぞれ折り目線を介して連設して、前面板3
0の中央上部に、5×30mmの横長形状の閉蓋繋止孔
11を設けた、実施例1と同様の図2Cに示す紙箱本体
のブランクであって、蓋面板20と前面蓋板32と製箱
片34・34と左右の側面蓋板42・62と製箱片44
・64と後面蓋板52とを、それぞれ折り目線を介して
連設して、また後面蓋板52の下辺に、後面接続片53
を谷折り線cを介して連設して、さらに前面蓋板32の
下辺(図2Bでは上辺)に、中央上部から中央部にかけ
ての切欠きaを有する折込み片12を折り目線bを介し
て連設して、この折込み片12の14×40mmの切欠
きaの底辺に、4×24mmの逆U字状の閉蓋繋止突起
13を谷折り線dを介して連設して、加えて左右の側面
蓋板42・62の下辺(図2Bでは左右辺)に、折込み
片43・63をそれぞれ折り目線を介して連設した、図
2Bに示す紙箱蓋体のブランクであって、実施例1と同
様に、中間層に30μmのポリエチレン層を積層した4
50g/m2 のコートボール紙(ポリサンド紙;大昭和
製紙株式会社製)を用いて、表面側に通常の印刷をし
て、打抜型を用いた通常の打抜工程で、実施例2のヒン
ジ開閉式の紙箱における、紙箱本体のブランクと紙箱蓋
体のブランクとを作製した。
【0022】次に、図2Cに示す紙箱本体のブランク
の、全ての符号がない1点鎖線で示す折り目線を山折り
して、従来の機械的な製箱工程で、実施例1と同様に、
まず糊代片55を右の側面板60に貼着して、また貼着
式の底面板群70・70・70・70をそれぞれ貼着し
て、さらに折込み片31・41・61・51を前面板3
0と左右の側面板40・60と後面板50との上部内面
側にそれぞれ折込んで貼着して、縦・横・高さが78×
135×96mmの、実施例1と同様の上方を開放した
直方体状に製箱した紙箱本体を作製した。
の、全ての符号がない1点鎖線で示す折り目線を山折り
して、従来の機械的な製箱工程で、実施例1と同様に、
まず糊代片55を右の側面板60に貼着して、また貼着
式の底面板群70・70・70・70をそれぞれ貼着し
て、さらに折込み片31・41・61・51を前面板3
0と左右の側面板40・60と後面板50との上部内面
側にそれぞれ折込んで貼着して、縦・横・高さが78×
135×96mmの、実施例1と同様の上方を開放した
直方体状に製箱した紙箱本体を作製した。
【0023】また、図2Bに示す紙箱蓋体のブランク
の、全ての符号がない1点鎖線で示す折り目線と折り目
線bとを山折りして、同様に従来の機械的な製箱工程
で、実施例1と同様に、まず製箱片34・34・44・
64を左右の側面蓋板42・62と後面蓋板52とにそ
れぞれ貼着して、また切欠きaを有する折込み片12を
前面蓋板32の内面側に折込んで切欠きaの下部以外の
部分を貼着して、加えて折込み片43・63を左右の側
面蓋板42・62の内面側にそれぞれ折込んで貼着し
て、縦・横・高さが81×139×20mmの、下方を
開放した偏平直方体状に製箱した紙箱蓋体を作製した。
の、全ての符号がない1点鎖線で示す折り目線と折り目
線bとを山折りして、同様に従来の機械的な製箱工程
で、実施例1と同様に、まず製箱片34・34・44・
64を左右の側面蓋板42・62と後面蓋板52とにそ
れぞれ貼着して、また切欠きaを有する折込み片12を
前面蓋板32の内面側に折込んで切欠きaの下部以外の
部分を貼着して、加えて折込み片43・63を左右の側
面蓋板42・62の内面側にそれぞれ折込んで貼着し
て、縦・横・高さが81×139×20mmの、下方を
開放した偏平直方体状に製箱した紙箱蓋体を作製した。
【0024】続いて、従来と同様の機械的な充填工程
で、実施例1と同様の上方を開放した直方体状に製箱し
た紙箱本体に、内容物である小型濃縮洗剤を収容して、
防湿性を有する図示しない封緘紙を貼着するなどした後
に、実施例1と同様に、下方を開放した偏平直方体状に
製箱した紙箱蓋体を被せながら、紙箱本体の後面板50
の上部に、紙箱蓋体の予め感熱接着剤を塗布した後面接
続片53を熱圧着して強固に接続して、本発明の実施例
2における、図3Aに示すヒンジ開閉式の紙箱を作製し
た。
で、実施例1と同様の上方を開放した直方体状に製箱し
た紙箱本体に、内容物である小型濃縮洗剤を収容して、
防湿性を有する図示しない封緘紙を貼着するなどした後
に、実施例1と同様に、下方を開放した偏平直方体状に
製箱した紙箱蓋体を被せながら、紙箱本体の後面板50
の上部に、紙箱蓋体の予め感熱接着剤を塗布した後面接
続片53を熱圧着して強固に接続して、本発明の実施例
2における、図3Aに示すヒンジ開閉式の紙箱を作製し
た。
【0025】本実施例の、図3Aに示すヒンジ開閉式の
紙箱において、紙箱本体の前面板30の中央上部を内側
に押さないで、強く紙箱蓋体を持上げたところ、逆U字
状の閉蓋繋止突起13を連設した谷折り線dが谷折りさ
れて、紙箱本体の横長形状の閉蓋繋止孔11と紙箱蓋体
の逆U字状の閉蓋繋止突起13との繋止が外れて、図3
Bに示すように、紙箱蓋体を持上げて容易に開蓋できる
ものであって、また図3Aに示すように、紙箱蓋体を押
えて再び閉蓋したところ、一旦谷折りされた谷折り線d
の元に戻ろうとする反発力と、貼着していない切欠きa
の下部の折り目線bの反発力とによって、閉蓋繋止孔1
1と閉蓋繋止突起13とが確実に繋止して、紙箱蓋体の
閉止状態をそのまま保持できるものであって、実施例1
と同様に開蓋や閉蓋などが容易で確実な、使い易いヒン
ジ開閉式の紙箱が得られた。
紙箱において、紙箱本体の前面板30の中央上部を内側
に押さないで、強く紙箱蓋体を持上げたところ、逆U字
状の閉蓋繋止突起13を連設した谷折り線dが谷折りさ
れて、紙箱本体の横長形状の閉蓋繋止孔11と紙箱蓋体
の逆U字状の閉蓋繋止突起13との繋止が外れて、図3
Bに示すように、紙箱蓋体を持上げて容易に開蓋できる
ものであって、また図3Aに示すように、紙箱蓋体を押
えて再び閉蓋したところ、一旦谷折りされた谷折り線d
の元に戻ろうとする反発力と、貼着していない切欠きa
の下部の折り目線bの反発力とによって、閉蓋繋止孔1
1と閉蓋繋止突起13とが確実に繋止して、紙箱蓋体の
閉止状態をそのまま保持できるものであって、実施例1
と同様に開蓋や閉蓋などが容易で確実な、使い易いヒン
ジ開閉式の紙箱が得られた。
【0026】なお、本実施例のヒンジ開閉式の紙箱にお
いては、実施例1のヒンジ開閉式の紙箱と同様に、紙箱
本体の前面板30の中央上部を内側に軽く押すことによ
っても、この閉蓋繋止孔11と閉蓋繋止突起13との繋
止が簡単に外れて、図3Bに示すように、紙箱蓋体を持
上げて容易に開蓋できるものである。
いては、実施例1のヒンジ開閉式の紙箱と同様に、紙箱
本体の前面板30の中央上部を内側に軽く押すことによ
っても、この閉蓋繋止孔11と閉蓋繋止突起13との繋
止が簡単に外れて、図3Bに示すように、紙箱蓋体を持
上げて容易に開蓋できるものである。
【0027】加えて、本実施例のヒンジ開閉式の紙箱に
おいては、折込み片31・41・61・51を前面板3
0と左右の側面板40・60と後面板50との上部内面
側にそれぞれ折込んで貼着したことによって、また折込
み片43・63を左右の側面蓋板42・62の内面側に
それぞれ折込んで貼着したことによって、図3A・図3
Bに示すように、実施例1と同様の上方を開放した直方
体状に製箱した紙箱本体の、前面板30と左右の側面板
40・60と後面板50との上部を二重にして強化した
ものであって、また下方を開放した偏平直方体状に製箱
した紙箱蓋体の、左右の側面蓋板42・62を二重にし
て強化したものであって、紙箱本体と紙箱蓋体との保形
性などが優れた、使い易いヒンジ開閉式の紙箱が得られ
た。
おいては、折込み片31・41・61・51を前面板3
0と左右の側面板40・60と後面板50との上部内面
側にそれぞれ折込んで貼着したことによって、また折込
み片43・63を左右の側面蓋板42・62の内面側に
それぞれ折込んで貼着したことによって、図3A・図3
Bに示すように、実施例1と同様の上方を開放した直方
体状に製箱した紙箱本体の、前面板30と左右の側面板
40・60と後面板50との上部を二重にして強化した
ものであって、また下方を開放した偏平直方体状に製箱
した紙箱蓋体の、左右の側面蓋板42・62を二重にし
て強化したものであって、紙箱本体と紙箱蓋体との保形
性などが優れた、使い易いヒンジ開閉式の紙箱が得られ
た。
【0028】
【発明の効果】以上、作用及び実施例に示すとおり、本
発明のヒンジ開閉式の紙箱においては、上方を開放した
直方体状に製箱した紙箱本体と、下方を開放した偏平直
方体状に製箱した紙箱蓋体とを、紙箱本体の後面板の上
部に、紙箱蓋体の後面接続片を貼着して接続したヒンジ
開閉式の紙箱において、紙箱本体の前面板の中央上部
に、横長形状の閉蓋繋止孔を設けて、また紙箱蓋体の前
面蓋板の下辺に、中央上部から中央部にかけての切欠き
を有する折込み片を折り目線を介して連設して、この折
込み片を折込んで切欠きの下部以外の部分を貼着して、
この折込み片の切欠きの底辺に、逆U字状の閉蓋繋止突
起を設けたことによって、紙箱蓋体を押えて完全に閉蓋
した時に、貼着していない切欠きの下部の折り目線の反
発力によって、紙箱本体の横長形状の閉蓋繋止孔と紙箱
蓋体の逆U字状の閉蓋繋止突起とが確実に繋止して、紙
箱蓋体の閉止状態をそのまま保持できるものであって、
また紙箱蓋体を再び開蓋する時には、紙箱本体の前面板
の中央上部を内側に軽く押すことによって、この閉蓋繋
止孔と閉蓋繋止突起との繋止が簡単に外れて、紙箱蓋体
を持上げて容易に開蓋できるものであって、しかも紙箱
本体の前面板の中央上部を内側に押さない限り、この閉
蓋繋止孔と閉蓋繋止突起との繋止が外れないために、紙
箱蓋体を持って持運びができる、粒状菓子類や顆粒状飲
料や粉末洗剤などを収容する、作製工程・費用などが廉
価で使用後の廃棄処理にも問題がない板紙製の、開蓋や
閉蓋などが容易で確実な、使い易いヒンジ開閉式の紙箱
を提供することができる。
発明のヒンジ開閉式の紙箱においては、上方を開放した
直方体状に製箱した紙箱本体と、下方を開放した偏平直
方体状に製箱した紙箱蓋体とを、紙箱本体の後面板の上
部に、紙箱蓋体の後面接続片を貼着して接続したヒンジ
開閉式の紙箱において、紙箱本体の前面板の中央上部
に、横長形状の閉蓋繋止孔を設けて、また紙箱蓋体の前
面蓋板の下辺に、中央上部から中央部にかけての切欠き
を有する折込み片を折り目線を介して連設して、この折
込み片を折込んで切欠きの下部以外の部分を貼着して、
この折込み片の切欠きの底辺に、逆U字状の閉蓋繋止突
起を設けたことによって、紙箱蓋体を押えて完全に閉蓋
した時に、貼着していない切欠きの下部の折り目線の反
発力によって、紙箱本体の横長形状の閉蓋繋止孔と紙箱
蓋体の逆U字状の閉蓋繋止突起とが確実に繋止して、紙
箱蓋体の閉止状態をそのまま保持できるものであって、
また紙箱蓋体を再び開蓋する時には、紙箱本体の前面板
の中央上部を内側に軽く押すことによって、この閉蓋繋
止孔と閉蓋繋止突起との繋止が簡単に外れて、紙箱蓋体
を持上げて容易に開蓋できるものであって、しかも紙箱
本体の前面板の中央上部を内側に押さない限り、この閉
蓋繋止孔と閉蓋繋止突起との繋止が外れないために、紙
箱蓋体を持って持運びができる、粒状菓子類や顆粒状飲
料や粉末洗剤などを収容する、作製工程・費用などが廉
価で使用後の廃棄処理にも問題がない板紙製の、開蓋や
閉蓋などが容易で確実な、使い易いヒンジ開閉式の紙箱
を提供することができる。
【0029】また、本発明のヒンジ開閉式の紙箱におい
ては、前記の紙箱蓋体の、折込み片の切欠きの底辺に、
逆U字状の閉蓋繋止突起を谷折り線を介して連設したこ
とによって、紙箱蓋体を開蓋する時に、紙箱本体の前面
板の中央上部を内側に押さなくても、強く紙箱蓋体を持
上げることによって、逆U字状の閉蓋繋止突起を連設し
た谷折り線が谷折りされて、閉蓋繋止孔と閉蓋繋止突起
との繋止が外れて、紙箱蓋体を持上げて容易に開蓋でき
るものであって、また紙箱蓋体を押えて再び閉蓋した時
には、一旦谷折りされた谷折り線の元に戻ろうとする反
発力と、貼着していない切欠きの下部の折り目線の反発
力とによって、閉蓋繋止孔と閉蓋繋止突起とが確実に繋
止して、紙箱蓋体の閉止状態をそのまま保持できるもの
であって、同様に開蓋や閉蓋などが容易で確実な、使い
易いヒンジ開閉式の紙箱を提供することができる。
ては、前記の紙箱蓋体の、折込み片の切欠きの底辺に、
逆U字状の閉蓋繋止突起を谷折り線を介して連設したこ
とによって、紙箱蓋体を開蓋する時に、紙箱本体の前面
板の中央上部を内側に押さなくても、強く紙箱蓋体を持
上げることによって、逆U字状の閉蓋繋止突起を連設し
た谷折り線が谷折りされて、閉蓋繋止孔と閉蓋繋止突起
との繋止が外れて、紙箱蓋体を持上げて容易に開蓋でき
るものであって、また紙箱蓋体を押えて再び閉蓋した時
には、一旦谷折りされた谷折り線の元に戻ろうとする反
発力と、貼着していない切欠きの下部の折り目線の反発
力とによって、閉蓋繋止孔と閉蓋繋止突起とが確実に繋
止して、紙箱蓋体の閉止状態をそのまま保持できるもの
であって、同様に開蓋や閉蓋などが容易で確実な、使い
易いヒンジ開閉式の紙箱を提供することができる。
【図1】本発明の実施例1における、ヒンジ開閉式の紙
箱の斜視図である。
箱の斜視図である。
【図2】図2Aは、実施例1のヒンジ開閉式の紙箱にお
ける、紙箱蓋体のブランクの平面図であって、図2B
は、実施例2のヒンジ開閉式の紙箱における、紙箱蓋体
のブランクの平面図であって、図2Cは、実施例1・実
施例2のヒンジ開閉式の紙箱における、紙箱本体のブラ
ンクの平面図である。
ける、紙箱蓋体のブランクの平面図であって、図2B
は、実施例2のヒンジ開閉式の紙箱における、紙箱蓋体
のブランクの平面図であって、図2Cは、実施例1・実
施例2のヒンジ開閉式の紙箱における、紙箱本体のブラ
ンクの平面図である。
【図3】図3Aは、実施例2のヒンジ開閉式の紙箱にお
ける、紙箱蓋体を開蓋する前と再び閉蓋した時との状態
を示す断面図であって、図3Bは、紙箱蓋体を開蓋した
時の状態を示す断面図である。
ける、紙箱蓋体を開蓋する前と再び閉蓋した時との状態
を示す断面図であって、図3Bは、紙箱蓋体を開蓋した
時の状態を示す断面図である。
【図4】従来の、ヒンジ開閉式の紙箱の斜視図である。
【図5】従来の、ヒンジ開閉式の包装容器の斜視図であ
る。
る。
11 …閉蓋繋止孔 12 …折込み片 13 …閉蓋繋止突起 20 …蓋面板 30 …前面板 31・41・61・51 …折込み片 32 …前面蓋板 34・44・64 …製箱片 40・60 …左右の側面板 42・62 …左右の側面蓋板 43・63 …折り込み片 50 …後面板 52 …後面蓋板 53 …後面接続片 55 …糊代片 70 …底面板群・底面板 80 …プラスチック製の蓋面体 81 …プラスチック製の枠状体 82 …板紙製の容器本体 83 …ヒンジ構造 a …切欠き b …折り目線 c・d …谷折り線
Claims (2)
- 【請求項1】前面板30と左右の側面板40・60と後
面板50と底面板群70・70・70・70とからな
り、かつ前記前面板30の上部内面に折り込み貼着した
折り込み片31を有する上方を開放した直方体状紙箱本
体と、蓋面板20の四辺に前面蓋板32と側面蓋板42
・62と後面蓋板52とが垂下し、かつ後面蓋板52の
下辺に、後面接続片53を谷折り線cを介して連設し
た、下方を開放した偏平直方体状紙箱蓋体とを、紙箱本
体の後面板50の上部に、紙箱蓋体の後面接続片53を
貼着して接続したヒンジ開閉式の紙箱において、紙箱本
体の前面板30の中央上部で、かつ裏面に前記折り込み
片31がある位置に、横長形状の閉蓋繋止孔11を設け
て、また紙箱蓋体の前面蓋板32の下辺に、中央上部か
ら中央部にかけての切欠きaを有する折込み片12を折
り目線bを介して連設して、この折込み片12を折込ん
で切欠きaの下部以外の部分を貼着して、この折込み片
12の切欠きaの底辺に、逆U字状の閉蓋繋止突起13
を設けたことを特徴とするヒンジ開閉式の紙箱。 - 【請求項2】前記の紙箱蓋体の、折込み片12の切欠き
aの底辺に、逆U字状の閉蓋繋止突起13を谷折り線d
を介して連設したことを特徴とする、請求項1に記載の
ヒンジ開閉式の紙箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5888096A JPH09249221A (ja) | 1996-03-15 | 1996-03-15 | ヒンジ開閉式の紙箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5888096A JPH09249221A (ja) | 1996-03-15 | 1996-03-15 | ヒンジ開閉式の紙箱 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09249221A true JPH09249221A (ja) | 1997-09-22 |
Family
ID=13097088
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5888096A Pending JPH09249221A (ja) | 1996-03-15 | 1996-03-15 | ヒンジ開閉式の紙箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09249221A (ja) |
-
1996
- 1996-03-15 JP JP5888096A patent/JPH09249221A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20050523 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050531 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20050714 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060221 |