JPH09249089A - エアバッグ装置 - Google Patents

エアバッグ装置

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JPH09249089A
JPH09249089A JP8058916A JP5891696A JPH09249089A JP H09249089 A JPH09249089 A JP H09249089A JP 8058916 A JP8058916 A JP 8058916A JP 5891696 A JP5891696 A JP 5891696A JP H09249089 A JPH09249089 A JP H09249089A
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JP
Japan
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bag body
vehicle
bag
along
roof side
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Application number
JP8058916A
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English (en)
Inventor
Teruhiko Koide
輝彦 小出
Shoichi Ibe
正一 伊部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/23Inflatable members
    • B60R21/231Inflatable members characterised by their shape, construction or spatial configuration
    • B60R21/232Curtain-type airbags deploying mainly in a vertical direction from their top edge

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  • Air Bags (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 袋体の容量を大きくすることなく小型の装置
で乗員頭部の運動エネルギーを十分に吸収する。 【解決手段】 通常は、袋体10がルーフサイド12か
らフロントピラー14に掛けて格納ケース16に格納さ
れている。側突時等には、袋体10が膨張して車室内下
方へ突出する。これにより、袋体10は、車体側部と乗
員頭部との間に介在して乗員頭部を支持し、乗員頭部の
運動エネルギーを吸収する。袋体10の膨出に伴い、袋
体10側の輪部42がセンターピラー34側のワイヤー
40に沿ってその上端から下方へ移動し、袋体10の車
両後方部分がセンターピラー34に沿って下方に移動案
内される。袋体10の下方への膨出が円滑になされる。
また、ワイヤー40の緊張力によって、膨張された袋体
10の車両幅方向外方側への移動が規制されて袋体10
の適正な姿勢が強く維持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体側部と乗員頭
部等との間に袋体を膨出させて乗員頭部等を支持し、乗
員頭部等の運動エネルギーを吸収するエアバッグ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】エアバッグ装置として、車両の側方にお
ける衝突(側突)時等に袋体を、車体側部と乗員頭部等
との間に膨出させて乗員頭部等を支持し、乗員頭部等の
運動エネルギーを吸収する構造が提案されている。
【0003】具体的には、エアバッグ装置を、センター
ピラー、ルーフサイド、ドアトリム上部等に設置し、袋
体内と連通するインフレータを側突時等に作動させるこ
とにより圧力ガスを袋体内へ供給して袋体を膨出させる
ことが可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、乗員頭部等
の運動エネルギーを確実に支持するには大きな容量の袋
体が必要である。
【0005】しかし、袋体の容量を大きくすればインフ
レータを含めてエアバッグ装置が全体的に大型化され、
コストも高くなる。
【0006】従って、袋体の容量を大きくすることなく
乗員頭部等の運動エネルギーを十分に吸収できるエアバ
ッグ装置がよい。
【0007】本発明は、上記事情に鑑み、袋体の容量を
大きくすることなく小型の装置で乗員頭部等の運動エネ
ルギーを十分に吸収することができるエアバッグ装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る本発明のエアバッグ装置は、収納状
態でルーフサイドに沿って車両前後方向に配置され、膨
出時に車両のルーフサイド付近で展開する袋体と、袋体
膨出時に袋体の車両後方部分をセンターピラーに沿って
下方に案内する下方案内手段と、を有する構成を特徴と
する。
【0009】請求項2に係る本発明のエアバッグ装置
は、請求項1の構成において、前記下方案内手段には、
袋体の車両後方部分をセンターピラに沿って上方へ逆戻
りさせるこのとない上方逆戻り防止機構が設けられるこ
とを特徴とする。
【0010】請求項3に係る本発明のエアバッグ装置
は、収納状態でルーフサイドに沿って車両前後方向に配
置され、膨出時に車両のルーフサイド付近で展開する袋
体と、袋体膨出時に袋体の車両前方部分をフロントピラ
ーに沿って前方へ案内する前方案内手段と、前記袋体の
車両前方部分を後方へ逆戻りさせることのない後方逆戻
り防止機構と、を有する構成を特徴とする。
【0011】請求項4に係る本発明のエアバッグ装置
は、収納状態でルーフサイドに沿って車両前後方向に配
置され、膨出時に車両のルーフサイド付近で展開する袋
体と、袋体膨出時に袋体の車両後方部分をセンターピラ
ーに沿って下方に案内する下方案内手段と、袋体膨出時
に袋体の車両前方部分をフロントピラーに沿って前方へ
案内する前方案内手段と、前記袋体の車両前方部分を後
方へ逆戻りさせることのない後方逆戻り防止機構と、を
有する構成を特徴とする。
【0012】請求項5に係る本発明のエアバッグ装置
は、収納状態でルーフサイドに沿って車両前後方向に配
置され、膨出時に車両のルーフサイド付近で展開し、車
両前後方向両端部で車体に支持される袋体と、袋体膨出
時に袋体の車両前方側の端部をフロントピラーに沿って
前方へ案内し、袋体を車両前後方向両端部間で直線状と
する前方案内手段と、前記袋体の車両前方側の端部を後
方へ逆戻りさせることのない後方逆戻り防止機構と、を
有する構成を特徴とする。
【0013】請求項6に係る本発明のエアバッグ装置
は、収納状態でルーフサイドに沿って車両前後方向に配
置され、膨出時に車両のルーフサイド付近で展開し、車
両前後方向両端部で車体に支持される袋体と、袋体膨出
時に袋体の車両後方側の端部をルーフサイドに沿って後
方へ案内し、袋体を車両前後方向両端部間で直線状とす
る後方案内手段と、前記袋体の車両後方側の端部を前方
へ逆戻りさせることのない前方逆戻り防止機構と、を有
する構成を特徴とする。
【0014】請求項1に係る構成によれば、通常は、袋
体がルーフサイドに沿って格納されている。
【0015】車両の側方における衝突(側突)時等には
袋体がルーフサイド付近で展開膨出される。この際、袋
体の車両後方部分が後方案内手段により、センターピラ
ーに沿って下方へ案内されて袋体が膨出される。これに
より、袋体は、車体側部と乗員頭部等との間に介在して
乗員頭部等を支持し、乗員頭部等の運動エネルギーを吸
収することができる。
【0016】ここで、下方案内手段によれば、袋体の車
両後方部分がセンターピラーに沿って下方へ案内され、
袋体の膨出が円滑となる。また、下方案内手段によれ
ば、乗員頭部等が袋体を車両幅方向外方側に移動させよ
うとする荷重を袋体に及ぼした場合に、袋体の車両幅方
向外方側への移動は抑制され、小型の袋体であっても、
乗員頭部等の運動エネルギーを確実に吸収する。
【0017】請求項2にあるように、上方逆戻り防止機
構を設ける構成によれば、乗員頭部等が袋体の車両後方
部分を上方へ逆戻りさせようとする荷重を袋体に及ぼし
た場合に、袋体の車両後方部分の上方への逆戻りは阻止
される。
【0018】請求項3の構成によれば、通常は、請求項
1と同様に、袋体がルーフサイドに沿って格納されてい
る。
【0019】側突時等には、袋体の車両前方部分が前方
案内手段によってフロントピラーに沿って前方へ案内さ
れて袋体が膨出される。これによっても、請求項1の場
合と同様に、袋体は、車体側部と乗員頭部等との間に介
在して乗員頭部等を支持し、乗員頭部等の運動エネルギ
ーを吸収することができる。
【0020】ここで、前方案内手段によれば、袋体の車
両前方部分がフロントピラーに沿って前方に移動案内さ
れ、袋体の膨出が円滑となる。
【0021】また、後方逆戻り防止機構によれば、乗員
頭部等が袋体を車両幅方向外方側に移動させようとする
荷重を袋体に及ぼした場合に、袋体の車両前方部分の後
方への逆戻りが阻止されて、袋体の車両幅方向外方側へ
の移動は抑制される。
【0022】なお、請求項4にあるように、下方案内手
段に加え、前方案内手段と後方逆戻り防止機構とを備え
た構成によれば、袋体は適正な姿勢をより一層に強く維
持することができる。この場合に、後方案内手段に上方
逆戻り機構を設けることは勿論可能である。
【0023】請求項5の構成によれば、通常は、請求項
1と同様に、袋体がルーフサイドに沿って格納されてい
る。
【0024】側突時等には、袋体の車両前方側の端部が
前方案内手段によってフロントピラーに沿って前方へ案
内されて袋体が車両前後方向両端部間で直線状に膨出さ
れる。これによっても、請求項1の場合と同様に、袋体
は、車体側部と乗員頭部等との間に介在して乗員頭部等
を支持し、乗員頭部等の運動エネルギーを吸収すること
ができる。
【0025】ここで、前方案内手段によれば、袋体の車
両前方側の端部がフロントピラーに沿って前方に移動案
内され、袋体の膨出が円滑となる。
【0026】また、後方逆戻り防止機構によれば、乗員
頭部等が袋体を車両幅方向外方側に移動させようとする
荷重を袋体に及ぼした場合に、袋体の車両前方側の端部
の後方への逆戻りが阻止されて、袋体の車両幅方向外方
側への移動は抑制される。
【0027】請求項6の構成によれば、通常は、請求項
1と同様に、袋体がルーフサイドに沿って格納されてい
る。
【0028】側突時等には、袋体の車両後方側の端部が
後方案内手段によってルーフサイドに沿って後方へ案内
されて袋体が車両前後方向両端部間で直線状に膨出され
る。これによっても、請求項1の場合と同様に、袋体
は、車体側部と乗員頭部等との間に介在して乗員頭部等
を支持し、乗員頭部等の運動エネルギーを吸収すること
ができる。
【0029】ここで、後方案内手段によれば、袋体の車
両後方側の端部がフロントピラーに沿って前方に移動案
内され、袋体の膨出が円滑となる。
【0030】また、前方逆戻り防止機構によれば、乗員
頭部等が袋体を車両幅方向外方側に移動させようとする
荷重を袋体に及ぼした場合に、袋体の車両後方側の端部
の前方への逆戻りが阻止されて、袋体の車両幅方向外方
側への移動は抑制される。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るエアバッグ装
置の第1の実施の形態を図1乃至図4に基づき説明す
る。なお、本実施の形態及び後述の他の実施の形態に係
る図については、車両前方を矢印FRで、車両幅方向内
方を矢印INで、車両上方を矢印UPでそれぞれ図示す
る。また、図4、図15を除いては、ガーニッシュ(内
装材)を省略して見た図である。
【0032】本実施の形態に係るエアバッグ装置は、車
両の側方における衝突(側突)時等に袋体を、車体側部
と乗員頭部等との間に展開膨出させて乗員頭部等を支持
し、乗員頭部等の運動エネルギーを吸収するようになっ
ている。
【0033】図1に示すように、膨出前の袋体10は、
ルーフサイド12からフロントピラー14へ掛けて格納
されている。
【0034】図1乃至図3では図示を省略したが、図4
に示すように、袋体10は折り畳まれて格納ケース16
に格納される。格納ケース16は、軟鉄、アルミニウム
等の金属や合成樹脂等の変形可能な薄肉材料で製造さ
れ、ルーフサイド12からフロントピラー14へ掛けて
長尺とされ、長手直角断面が矩形筒状とされ、ルーフサ
イド12及びフロントピラー14のインナーパネル18
とガーニッシュ20との間に配置される。格納ケース1
6の周壁の中のガーニッシュ20と対向するケース壁部
には、格納ケース16の長手方向に渡って開口22が形
成されている。開口22から袋体10が出ないように格
納ケース16が袋体10を包んでいる。開口22に対向
してガーニッシュ20には線状に切り込み32が形成さ
れている。
【0035】袋体10は、格納ケース16の周壁の中の
開口22と対向するケース壁部17に、袋体10の内側
から、リテーナプレート24を用いて固定される。具体
的には、リテーナプレート24が格納ケース16の長手
方向に渡って長尺板状に形成され、リテーナプレート2
4にはこの長手方向に沿って所定間隔を置いて雄ねじ部
26が突設されている。雄ねじ部26は袋体10の長手
直角断面における両端部の間を通って、格納ケース16
のケース壁部17を貫通し、格納ケース16外側からナ
ット28が螺合締め付けられる。これにより、ケース壁
部17に対応する袋体10の両端部がリテーナプレート
24とケース壁部17との間に挟み込まれる。
【0036】各雄ねじ部26はそれぞれナット28とケ
ース壁部17との間でブラケット30の一端部を貫通し
ている。ブラケット30の他端部がインナープレート1
8にボルト31止めされて、袋体10を格納済みの格納
ケース16が車体に取り付けられる。
【0037】図1に示すように、袋体10及び格納ケー
ス16の車両後方側の端部は、センターピラー34まで
延び、格納ケース16のその端部にはインフレータ36
が接続され、袋体10内と連通されている。インフレー
タ36は内部にガス発生剤を備え、図示を省略するセン
サが車両急減速や車両側突等を検出するとインフレータ
36が作動し、ガス発生剤から圧力ガス(気体圧力)が
発生する。ガスが袋体10内に供給されて袋体10が膨
張される。
【0038】図4に示すように、袋体10の膨張によ
り、格納ケース16が開口22を拡げるように弾性的に
あるいは塑性的に変形し、また、ガーニッシュ20が切
り込み32を介して左右に弾性的にあるいは塑性的に変
形して展開する。袋体10は、格納ケース16のケース
壁部17に対応する袋体10の両端部がリテーナプレー
ト24とケース壁部17との間に挟み込まれて支持され
た状態で、開口22を通って、図2に示すように、車室
内下方へ窓部38を覆うように膨出される。
【0039】図1に示すように、センターピラー34に
は、シートベルト装置の乗員拘束用のウエビング44を
挿通支持するショルダーアンカー46が設けられてい
る。図2に示すように、袋体10は膨出状態で袋体10
の車両後方部分がそのショルダーアンカー46を覆う配
置とされる。
【0040】ここで、図1及び図2に示すように、セン
ターピラー34にはそれに沿ってワイヤー(可撓性部
材)40が配設されている。ワイヤー40は、この上端
と下端とが車体に支持されて緊張されている。なお、ワ
イヤー40は、車室内に露出させて設けてもよく、ま
た、ガーニッシュ(内装材)で覆って車室内に露出させ
ないようにすることも可能である。一方、図2に示すよ
うに、袋体10の車両後方側の端部には、袋体10の膨
出状態で上下方向に沿って所定間隔を置いて位置する複
数の輪部42が突設されている。輪部42の輪内には、
ワイヤー40の中間部が挿通されている。袋体10の格
納状態では、いずれの輪部42もワイヤー40の上端部
に位置する。袋体10の膨出に伴い、輪部42がワイヤ
ー40の上端部からワイヤー40に沿って下方へ移動す
る。これにより、袋体10の車両後方部分が下方へ移動
案内される。ワイヤー40と輪部42とは下方案内手段
を構成する。なお、ワイヤー40がガーニッシュで覆わ
れて車室内に露出されない場合には、そのガーニッシュ
には、少なくとも袋体10の膨出時に、輪部42の袋体
10側の部分が車室内に突出してセンターピラー34に
沿って移動できるような移動路が開口形成される。
【0041】上記構成によれば、通常は、袋体10がル
ーフサイド12からフロントピラー14に掛けて格納ケ
ース16に格納されている。
【0042】側突時等には、袋体10が車室内下方へ膨
出される。この際、袋体10の車両後方部分が、センタ
ーピラー34に沿って下方へ案内されて、袋体10が膨
出される。これにより、袋体10は、車体側部と乗員頭
部等との間に介在して乗員頭部等を支持し、乗員頭部等
の運動エネルギーを吸収することができる。
【0043】ここで、ワイヤー40と輪部42とによっ
て、袋体10の車両後方部分がセンターピラー34に沿
って下方に案内され、袋体10の下方への膨出が円滑に
なされる。
【0044】また、乗員頭部等が袋体10を車両幅方向
外方側に移動させようとする荷重を袋体に及ぼした場合
に、図3に示すように、ワイヤー40の緊張力によっ
て、膨出された袋体10の車両幅方向外方側への移動が
抑制される。これによって、袋体10の車両幅方向外方
側への移動に起因する袋体10の姿勢変動が抑制され、
袋体10は適正な姿勢を強く維持し、乗員頭部等の運動
エネルギーを確実に吸収する。
【0045】従って、袋体10の容量を大きくすること
なく小型の装置で乗員頭部等の運動エネルギーを十分に
吸収することができる。
【0046】また、乗員頭部等が袋体10の車両後方部
分を上方へ逆戻りさせようとする荷重を袋体10に及ぼ
した場合に、袋体10へ作用する緊張力によって、ワイ
ヤー40の中間部が車両前方へ湾曲した状態となること
によって、袋体10の車両後方部分の上方への逆戻りが
防止される。これにより、袋体10の車両後方部分の上
方への逆戻りに起因する袋体10の姿勢変動が抑制さ
れ、袋体10は適正な姿勢を一層強く維持することがで
きる。すなわち、後述する第2の実施の形態における上
方逆戻り防止機構と同様な機能が果たされる。
【0047】次に、第2の実施の形態を図5及び図6に
基づき説明する。本実施の形態では、下方案内手段が上
記第1の実施の形態と異なる。すなわち、図5に示すよ
うに、センターピラー34にこれに沿ってガイド溝20
0が長尺に形成され、袋体10の車両後方側の端部に
は、ガイド溝200内に嵌合するスライドピース202
が設けられている。スライドピース202は、袋体10
の膨出状態において袋体10の下端部に位置すべく設け
られる。そして、スライドピース202は、袋体10の
格納状態においてガイド溝200の上端部に位置する。
スライドピース202の移動はガイド溝200の長手方
向に拘束され、図6に示すように、袋体10の膨出に伴
い、スライドピース202はガイド溝200内をこの長
手方向に沿って下方へ移動する。これにより、袋体10
の車両後方部分がセンターピラー34に沿って下方へ移
動案内される。
【0048】ガイド溝200とスライドピース202と
は下方案内手段を構成し、これによっても、袋体10の
下方への膨出が円滑になされる。また、乗員頭部等が袋
体10を車両幅方向外方側に移動させようとする荷重を
袋体に及ぼした場合に、スライドピース202がガイド
溝200によって拘束されて、膨出された袋体10の車
両幅方向外方側への移動が抑制される。これによって、
袋体10の車両幅方向外方側への移動に起因する袋体1
0の姿勢変動が抑制され、袋体10は適正な姿勢を強く
維持し、乗員頭部等の運動エネルギーを確実に吸収す
る。
【0049】他の構成、作用効果は第1の実施の形態と
同様である。なお、第2の実施の形態において、図7及
び図8に示すように、上方逆戻り防止機構を備えること
が可能である。すなわち、ガイド溝200の長手方向に
沿って複数の係合歯206が形成されている。係合歯2
06は、ガイド溝200の車両前方側、車両後方側の両
縁に沿って形成され、ガイド溝200の長手方向に沿っ
た緩斜面206Aと、この緩衝面206Aの下端部から
ガイド溝200の長手方向と略直角方向に沿った急斜面
206Bとを有している。スライドピース202はガイ
ド溝200の長手方向に沿って長尺に形成されている。
【0050】係合歯206によれば、図7に示すよう
に、袋体10の膨出に伴いスライドピース202がこの
長手方向下方へ移動するとき、スライドピース202の
長手方向が係合歯206に向けて多少傾斜してスライド
ピース202が係合歯206と当接することがあっても
係合歯206がスライドピース202の長手方向をガイ
ド溝200の長手方向に戻し、スライドピース202は
ガイド溝200をこの長手方向下方へ円滑に移動するこ
とが可能である。一方、膨出された袋体10が乗員頭部
等から荷重を受けて袋体10の車両後方部分が車両前方
へ付勢され、また、上方へ付勢されると、袋体10の車
両後方部分においてスライドピース202を設けている
部位は、スライドピエース202を、この長手方向をガ
イド溝200の長手方向に対して係合歯206に向けて
傾斜させるように変形する。これにより、図8に示すよ
うに、スライドピース202がガイド溝200の車両前
方側の縁にある係合歯206と車両後方側の縁にある係
合歯206とのうちのいずれか一方の係合歯206と係
合し、スライドピース202はガイド溝200をこの長
手方向上方へ移動することが不可となる。すなわち、袋
体10の車両後方部分はセンターピラー34に沿った上
方への逆戻りが防止される。
【0051】これによれば、乗員頭部等が袋体10の車
両後方部分を上方へ逆戻りさせようとする荷重を袋体1
0に及ぼした場合に、膨出された袋体10の車両後方部
分のセンターピラー34に沿った上方への逆戻りが阻止
され、袋体10は展開したままの状態を強く維持するこ
とができる。
【0052】次に、第3の実施の形態を図9及び図10
に基づき説明する。本実施の形態では、袋体10はルー
フサイド12に沿って格納され、格納状態ではフロント
ピラー14の手前で止まっている。そして、フロントピ
ラー14にはそれに沿って長尺なガイド溝300が形成
され、袋体10にはガイド溝300内に嵌合するスライ
ドピース302が設けられている。袋体10の格納状態
では、スライドピース302は、ガイド溝300の長手
方向の車両後方側の端部に位置し、袋体10の膨出に伴
い、スライドピース302がガイド溝300内をこの長
手方向の車両前方側の端部へ向けて移動し、袋体10の
車両前方部分がフロントピラー14に沿って車両前方へ
(前方から下方へ傾斜した向きに)移動案内される。ガ
イド溝300とスライドピース302とが前方案内手段
を構成する。
【0053】また、前方案内手段には、図11及び図1
2に示す後方逆戻り防止機構が設けられている。すなわ
ち、ガイド溝300の車両後方側の縁に沿って、ガイド
溝300の幅寸法を拡大する複数の係合歯304が水平
方向へ互いに所定間隔で形成され、スライドピース30
2は円柱状とされている。
【0054】係合歯304によれば、図11に示すよう
に、袋体10の膨出に伴いスライドピース302がガイ
ド溝300内をこの長手方向前方へ移動するとき、スラ
イドピース302は、袋体10の膨張力によって、ガイ
ド溝300の車両前方側の縁の側(係合歯304とは反
対の側)へ付勢され、係合歯304と係合せずに、ある
いは、係合しても抜け出ることができて、ガイド溝30
0をこの長手方向下方へ円滑に移動することが可能であ
る。一方、図12に示すように、膨出された袋体10が
乗員頭部等から荷重を受けてスライドピース302に車
両後方側への付勢力が及ぶと、スライドピース302が
係合歯304と係合し、スライドピース302はガイド
溝300をこの長手方向後方へ移動することが不可とな
る。すなわち、袋体10の車両前方部分はフロントピラ
ー14に沿った後方への逆戻りが防止される。
【0055】この実施の形態によれば、通常は、袋体1
0がルーフサイド12に沿って格納され、側突時等には
袋体10が膨張してルーフサイド10から下方に突出し
(展開膨出し)、袋体10は、車体側部と乗員頭部等と
の間に介在して乗員頭部等を支持し、乗員頭部等の運動
エネルギーを吸収することができる。
【0056】ここで、袋体10の膨出に伴い、袋体10
の車両前方側の端部がフロントピラー14に沿って下方
に移動案内されるので、袋体10の下方への膨出が円滑
になされる。
【0057】また、乗員頭部等が袋体10を車両幅方向
外方側に移動させようとする荷重を袋体10に及ぼした
場合に、袋体10の車両前方部分の後方への逆戻りが阻
止されて、袋体10の車両幅方向外方側への移動が阻止
される。これによって、展開形状が維持される。
【0058】他の構成、作用効果は第1の実施の形態と
同様である。次に第4の実施の形態を図13乃至図15
に基づき説明する。
【0059】本実施の形態では、袋体400は、図13
に示すように、ルーフサイド12、フロントピラー14
に沿って格納され、格納ケース16内では、図15に示
すようにケース壁部17に固定されることなくフリーの
状態で折り畳まれて収納される。フロントピラー14に
は、それに沿って長尺なガイド溝402が形成され、袋
体400の車両前方側の端部にはガイド溝402に対応
するスライドピース404が設けられ、スライドピース
404がガイド溝402内に嵌合して袋体400の車両
前方側の端部が車体に支持される。袋体400車両後方
側の端部は、これがインフレータ36に接続されること
により、車体に支持される。
【0060】図13に示す袋体400の格納状態では、
スライドピース404が、ガイド溝400の長手方向の
車両後方側の端部に位置し、袋体400の膨出に伴い、
図14に示すように、スライドピース404がガイド溝
402内をこの長手方向の車両前方側の端部へ向けて移
動し、袋体400の車両前方側の端部がフロントピラー
14に沿って車両前方へ(前方から下方へ傾斜した向き
に)移動案内される。この際、袋体400の膨張によ
り、格納ケース16が開口22を拡げるように変形し、
また、ガーニッシュ20が切り込み32を介して左右に
変形して展開し、図14に示すように、袋体400の車
両後方側の端部がインフレータ36に接続された位置に
そのまま止まった状態で袋体400が全部的に開口22
を通って格納ケース16外へ出て車室内下方へ、車両前
後方向両端部間で長尺な略円筒形状となるように直線状
に緊張されて、窓部38を斜めに横切るように膨出され
る。
【0061】ガイド溝402とスライドピース404と
が前方案内手段を構成する。前方案内手段には、上記第
3の実施の形態で説明した後方逆戻り防止機構(図11
及び図12を参照)が設けられている。後方逆戻り防止
機構によれば、袋体400の車両前方部分はフロントピ
ラー14に沿った車両前方への移動は可能であるが、車
両後方への逆戻りは防止される。
【0062】この実施の形態によれば、通常は、袋体4
00がルーフサイド12、フロントピラーに沿って格納
され、側突時等には袋体400の膨張により、袋体40
0の車両前方側の端部がフロントピラー14に沿って車
両前方へ案内され、袋体400が車両前後方向両端部間
で直線状に膨出されて展開される。袋体400は、車体
側部と乗員頭部等との間に介在して乗員頭部等を支持
し、乗員頭部等の運動エネルギーを吸収することができ
る。
【0063】ここで、袋体400の膨出に伴い、袋体4
00の車両前方側の端部がフロントピラー14に沿って
車両前方へ移動案内されるので、袋体400の膨出が円
滑になされる。
【0064】また、乗員頭部等が袋体400を車両幅方
向外方側に移動させようとする荷重を袋体400に及ぼ
した場合に、袋体400の車両前方側の端部の後方への
逆戻りが阻止されて、袋体400の車両幅方向外方側へ
の移動が阻止される。これによって、展開形状が維持さ
れる。
【0065】他の構成、作用効果は第1の実施の形態と
同様である。次に、第5の実施の形態を図16乃至図1
9に基づき説明する。
【0066】第4の実施の形態では、袋体400の車両
前方側の端部をフロントピラー14に沿って車両前方へ
移動案内する前方案内手段を設けているが、本実施の形
態では、袋体400の車両後方側の端部をルーフサイド
12に沿って車両後方へ移動案内する後方案内手段が設
けられている。すなわち、ガイド溝502がルーフサイ
ド12に沿って長尺に設けられ、ガイド溝502内に嵌
合するスライドピース504が袋体400の車両後方側
の端部に設けられている。そして、インフレータ36
は、フロントピラー14に設けられ、袋体400の車両
前方側の端部がインフレター36に接続されている。
【0067】図16に示す袋体400の格納状態では、
スライドピース504が、ガイド溝502の長手方向の
車両前方側の端部に位置し、袋体400の膨出に伴い、
図17に示すように、スライドピース504がガイド溝
502内をこの長手方向の車両後方側の端部へ向けて移
動し、袋体400の車両後方側の端部がルーフサイド1
2に沿って車両後方へ移動案内される。この際、袋体4
00の膨張により、袋体400の車両前方側の端部がイ
ンフレータ36に接続された位置にそのまま止まった状
態で袋体400が全部的に開口22を通って格納ケース
16外へ出て車室内下方へ、車両前後方向両端部間で長
尺な略円筒形状となるように直線状に緊張されて、窓部
38を斜めに横切るように膨出される。
【0068】ガイド溝502とスライドピース504と
が後方案内手段を構成する。後方案内手段には、袋体4
00の車両前方側の端部を車両前方へ逆戻りさせること
のない前方逆戻り防止機構が設けられている。前方逆戻
り防止機構では、図18及び図19に示すように、ガイ
ド溝502の下縁に沿って、ガイド溝502の幅寸法を
拡大する複数の係合歯506が水平方向へ互いに所定間
隔で形成されている。スライドピース504は円柱状と
されている。
【0069】係合歯506によれば、図18に示すよう
に、袋体400の膨出に伴いスライドピース504がガ
イド溝502内をこの長手方向の車両後方へ移動すると
き、スライドピース504は、袋体400の膨張力によ
って、ガイド溝502の上縁の側(係合歯506とは反
対の側)へ付勢され、係合歯506とは係合せずに、あ
るいは、係合しても抜け出ることができて、ガイド溝5
02をこの長手方向の車両後方へ円滑に移動することが
可能である。一方、図12に示すように、膨出された袋
体400が乗員頭部等から荷重を受けてスライドピース
504に車両後方側への付勢力が及ぶと、スライドピー
ス504が係合歯506と係合し、スライドピース50
4はガイド溝502をこの長手方向の車両前方へ移動す
ることが不可となる。すなわち、袋体400の車両後方
側の端部はフロントピラー14に沿った車両前方への逆
戻りが防止される。
【0070】この実施の形態によれば、通常は、袋体4
00がルーフサイド12、フロントピラー14に沿って
格納され、側突時等には袋体400の膨張により、袋体
400の車両後方側の端部がルーフサイド12に沿って
車両後方へ案内され、袋体400が車両前後方向両端部
間で直線状に膨出されて展開される。袋体400は、車
体側部と乗員頭部等との間に介在して乗員頭部等を支持
し、乗員頭部等の運動エネルギーを吸収することができ
る。
【0071】ここで、袋体400の膨出に伴い、袋体4
00の車両後方側の端部がルーフサイド12に沿って車
両後方へ移動案内されるので、袋体400の膨出が円滑
になされる。
【0072】また、乗員頭部等が袋体400を車両幅方
向外方側に移動させようとする荷重を袋体400に及ぼ
した場合に、袋体400の車両前方側の端部の後方への
逆戻りが阻止されて、袋体400の車両幅方向外方側へ
の移動が阻止される。これによって、展開形状が維持さ
れる。
【0073】他の構成、作用効果は第4の実施の形態と
同様である。本発明は上記各実施の形態に限らない。例
えば、第1、第2の実施の形態で説明した後方案内手段
に加え、第3の実施の形態で説明した前方案内手段、前
方逆戻り防止機構を設けたエアバッグ装置も可能であ
る。これによれば、袋体は適正な姿勢をより一層に強く
維持することができる。また、その場合に、後方案内手
段に後方逆戻り機構を設けることは勿論可能である。
【0074】更に、第3の実施の形態を除く他の実施の
形態では、袋体10、400がルーフサイド12からフ
ロントピラー14へ掛けて格納される場合について説明
し、第3の実施の形態では、袋体10がルーフサイド1
2に沿って格納される場合について説明したが、本発明
はそれらの構成に限らない。例えば、第3の実施の形態
を除く他の実施の形態でいえば、袋体10、400をフ
ロントピー14の手前で止めてルーフサイド12に沿っ
て格納してもよく、また、第3の実施の形態でいえば、
袋体10をルーフサイド12からフロントピラー14に
掛けて格納してもよい。
【0075】また、下方案内手段、上方逆戻り防止機
構、前方案内手段、後方逆戻り防止機構、後方案内手
段、前方逆戻り防止機構は、上記各実施の形態に限定さ
れず、種々の手段、種々の機構が可能である。
【0076】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のエアバ
ッグ装置では、袋体の容量を大きくすることなく小型の
装置で乗員頭部等の運動エネルギーを十分に吸収するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るエアバッグ装
置を示し、車両幅方向内方から見た図である。
【図2】袋体の膨出時における図1に対応する図であ
る。
【図3】袋体が膨出時に乗員頭部等を支持した状態を示
す図2に対応する図である。
【図4】図1の4−4線端面図である。
【図5】第2の実施の形態に係るエアバッグ装置を示
し、車両幅方向内方から見た図である。
【図6】袋体の膨出時における図5に対応する図であ
る。
【図7】下方案内手段の上方逆戻り防止機構を示し、車
両幅方向内方から見た図である。
【図8】下方案内手段の上方逆戻り防止機構の作動状態
を示す図7に対応する図である。
【図9】第3の実施の形態に係るエアバッグ装置を示
し、車両幅方向内方から見た図である。
【図10】袋体の膨出時における図9に対応する図であ
る。
【図11】前方案内手段の後方逆戻り防止機構を示し、
車両幅方向内方から見た図である。
【図12】前方案内手段の後方逆戻り防止機構の作動状
態を示す図11に対応する図である。
【図13】第4の実施の形態に係るエアバッグ装置を示
し、車両幅方向内方から見た図である。
【図14】袋体の膨出時における図13に対応する図で
ある。
【図15】図13の15−15線端面図である。
【図16】第5の実施の形態に係るエアバッグ装置を示
し、車両幅方向内方から見た図である。
【図17】袋体の膨出時における図16に対応する図で
ある。
【図18】後方案内手段の逆戻り防止機構を示し、車両
幅方向内方から見た図である。
【図19】後方案内手段の逆戻り防止機構の作動状態を
示す図18に対応する図である。
【符号の説明】
10、400 袋体 12 ルーフサイド 14 フロントピラー 16 センターピラー 200 ガイド溝(下方案内手段) 202 スライドピース(下方案内手段、上方逆戻り防
止機構) 206 係合歯(下方逆戻り防止機構) 300 ガイド溝(前方案内手段) 302 スライドピース(前方案内手段、後方逆戻り防
止機構) 304 係合歯(後方逆戻り防止機構) 402 ガイド溝(前方案内手段) 404 スライドピース(後方案内手段) 502 ガイド溝(後方案内手段) 504 スライドピース(後方案内手段、前方逆戻り防
止機構) 506 係合歯(前方逆戻り防止機構)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納状態でルーフサイドに沿って車両前
    後方向に配置され、膨出時に車両のルーフサイド付近で
    展開する袋体と、 袋体膨出時に袋体の車両後方部分をセンターピラーに沿
    って下方に案内する下方案内手段と、 を有することを特徴とするエアバッグ装置。
  2. 【請求項2】 前記下方案内手段には、袋体の車両後方
    部分をセンターピラに沿って上方へ逆戻りさせるこのと
    ない上方逆戻り防止機構が設けられる請求項1に記載の
    エアバッグ装置。
  3. 【請求項3】 収納状態でルーフサイドに沿って車両前
    後方向に配置され、膨出時に車両のルーフサイド付近で
    展開する袋体と、 袋体膨出時に袋体の車両前方部分をフロントピラーに沿
    って前方へ案内する前方案内手段と、 前記袋体の車両前方部分を後方へ逆戻りさせることのな
    い後方逆戻り防止機構と、 を有することを特徴とするエアバッグ装置。
  4. 【請求項4】 収納状態でルーフサイドに沿って車両前
    後方向に配置され、膨出時に車両のルーフサイド付近で
    展開する袋体と、 袋体膨出時に袋体の車両後方部分をセンターピラーに沿
    って下方に案内する下方案内手段と、 袋体膨出時に袋体の車両前方部分をフロントピラーに沿
    って前方へ案内する前方案内手段と、 前記袋体の車両前方部分を後方へ逆戻りさせることのな
    い後方逆戻り防止機構と、 を有することを特徴とするエアバッグ装置。
  5. 【請求項5】 収納状態でルーフサイドに沿って車両前
    後方向に配置され、膨出時に車両のルーフサイド付近で
    展開し、車両前後方向両端部で車体に支持される袋体
    と、 袋体膨出時に袋体の車両前方側の端部をフロントピラー
    に沿って前方へ案内し、袋体を車両前後方向両端部間で
    直線状とする前方案内手段と、 前記袋体の車両前方側の端部を後方へ逆戻りさせること
    のない後方逆戻り防止機構と、 を有することを特徴とするエアバッグ装置。
  6. 【請求項6】 収納状態でルーフサイドに沿って車両前
    後方向に配置され、膨出時に車両のルーフサイド付近で
    展開し、車両前後方向両端部で車体に支持される袋体
    と、 袋体膨出時に袋体の車両後方側の端部をルーフサイドに
    沿って後方へ案内し、袋体を車両前後方向両端部間で直
    線状とする後方案内手段と、 前記袋体の車両後方側の端部を前方へ逆戻りさせること
    のない前方逆戻り防止機構と、 を有することを特徴とするエアバッグ装置。
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