JPH09249035A - ラジエータ支持装置 - Google Patents

ラジエータ支持装置

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JPH09249035A
JPH09249035A JP8719896A JP8719896A JPH09249035A JP H09249035 A JPH09249035 A JP H09249035A JP 8719896 A JP8719896 A JP 8719896A JP 8719896 A JP8719896 A JP 8719896A JP H09249035 A JPH09249035 A JP H09249035A
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JP
Japan
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mounting bracket
radiator
vehicle body
body side
pin
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Application number
JP8719896A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuneichi Furuya
常一 古家
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP8719896A priority Critical patent/JPH09249035A/ja
Publication of JPH09249035A publication Critical patent/JPH09249035A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F2275/00Fastening; Joining
    • F28F2275/14Fastening; Joining by using form fitting connection, e.g. with tongue and groove
    • F28F2275/143Fastening; Joining by using form fitting connection, e.g. with tongue and groove with pin and hole connections

Landscapes

  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラジエータのアッパマウント部をボルト・ナ
ット等の締結手段を用いないですむ構造とする。 【解決手段】 ラジエータ5の頂部に、上方に突出する
ように形成されたピン55を設ける。ピン55の周りを
取り囲むようにゴム状弾性体2を設ける。全体がプラス
チック材にて形成されるものであって、その一端が上記
ゴム状弾性体2に一体的に結合されるとともに、他端側
に車体側への結合に供される結合部11を有する取付ブ
ラケット1を設ける。車体側メンバ9に、上記結合部1
1と係合する係合部91を設ける。上記結合部11を、
上記係合部91にワンタッチ操作にて簡単に係合(結
合)させることができるようにする。 【効果】 取付ブラケット1の車体側メンバ9への取付
けがワンタッチ操作にて行なわれるようになり、ラジエ
ータ5の車体への搭載作業が簡単に行なわれるようにな
った。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラジエータを弾性
体を介して支持するようにしたラジエータの支持装置に
関するものであり、特に、ワンタッチ操作にて簡単に取
り付けられるようにした取付ブラケットを有する構成か
らなるラジエータの弾性支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のラジエータ支持装置、特に、その
頂部における支持構造は、例えば、実開昭63−139
024号公報記載の如く、ラジエータの頂部側に弾性部
材を設け、この弾性部材を介してラジエータを支持する
ようにしているものである。そして、この弾性部材を介
したラジエータ頂部の支持構造としては、当該ラジエー
タ頂部のところにピンを設けておき、そこにゴムブッシ
ュ等の弾性部材を装着するようにし、これによって、ラ
ジエータの支持を行なうようにしているものである。ま
た、このようにしてラジエータの頂部が弾性部材を介し
て支持されるとともに、このような弾性部材を介して支
持されるラジエータは、更に取付ブラケットを介するこ
とによって車体側のメンバ等に取り付けられる(固定さ
れる)ようになっているものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記弾性部
材を保持する取付ブラケットは、多くの場合は、鋼板等
の、いわゆる板金製成形品からなるものである。そし
て、その車体側メンバ等への取付構造は、ボルト・ナッ
ト等の締結手段にて結合されるようになっているもので
ある。従って、上記ラジエータの車体側への組付けに当
っては、ボルト・ナット等の締付け作業を行なわなけれ
ばならず、その作業性の効率化が阻害されるという問題
点がある。また、軽量化を図るためにプラスチック化を
すると、上記ボルト・ナット等の締結手段の取り付けら
れる部分に、金属製の金具等をインサートしておかなけ
ればならず、取付ブラケットの製造工程が煩雑になると
いう問題点がある。このような問題点を解決するため
に、取付ブラケットをプラスチック化するとともに、そ
の車体側への結合部の構造を、ボルト・ナット等の締結
手段を用いないでもすむような構成からなるようにした
ラジエータの支持装置を提供しようとするのが、本発明
の目的(課題)である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、次のような手段を講ずることと
した。すなわち、請求項1記載の発明においては、ラジ
エータの頂部を弾性体を介して車体側に支持するように
したラジエータの支持装置に関して、上記ラジエータの
頂部に、上方に突出するように形成されたピンを設け、
当該ピンの周りにゴム状弾性体を設け、一方、全体がプ
ラスチック材にて形成されるものであって、その一端側
が上記ゴム状弾性体に結合されるとともに、その他端側
には、車体側への結合に供される結合部を有するように
した取付ブラケットを設け、更に、当該取付ブラケット
の上記結合部を、車体側に形成された係合部にワンタッ
チ操作にて結合させることができるようにした構成を採
ることとした。
【0005】上記構成を採ることにより、本発明におい
ては次のような作用を呈することとなる。すなわち、本
発明にかかる取付ブラケットを用いることによって、ラ
ジエータの、その頂部マウンティング(支持)作業が簡
単に行なわれることとなる。次に、その組付手順につい
て説明する。まず、ラジエータの頂部に設けられたピン
のところに、本発明にかかる取付ブラケットの一方の端
部に一体的に設けられているブッシュ状のゴム状弾性体
を装着する(嵌め込ませる)。これによって、当該取付
ブラケットは、上記ピンに対して、水平面内にて回転自
在なように取り付けられることとなる。また、上記ピン
のラジアル方向には、上記ゴム状弾性体の弾性変形を通
じて、ある程度の移動(変位)が可能となる。このよう
に装着された取付ブラケットの他端側をもって、かつ、
当該他端側に形成された結合部をもって、上記車体側の
メンバ等に形成された係合部のところへ係合させる。こ
れによって、取付ブラケットの装着が行なわれることと
なる。そして、この装着作業は、上記結合部が、上記係
合部のところにワンタッチ操作にて係合されるようにな
っているものであるので、本ラジエータのマウンティン
グ(支持)は簡単な作業にて効率良く行なわれることと
なる。
【0006】次に、請求項2記載の発明について説明す
る。本発明のものも、その基本的な点は、上記請求項1
記載のものと同じである。その特徴とするところは、上
記取付ブラケットの結合部と車体側に形成された係合部
との係合方式においてである。すなわち、本発明のもの
においては、上記取付ブラケット側に形成される結合部
を、その中間部に上記車体側に形成された係合部のとこ
ろに係合するリセス溝を有する段付き状の形態からなる
ようにするとともに、上記車体側に形成される係合部
を、その平面視において、大円と小円との複数の円の結
合体によって形成される変形長穴からなるようにしたこ
とである。
【0007】このような構成を採ることにより、本発明
におけるラジエータの取付け、すなわち、マウンティン
グ(支持)作業は、以下のような手順により、簡単に行
なわれることとなる。まず、ラジエータの頂部に設けら
れたピンのところに、本発明にかかる取付ブラケットの
一方の端部に一体的に設けられたブッシュ状のゴム状弾
性体を装着する(嵌め込ませる)。これによって、当該
取付ブラケットは、上記ピンに対して、水平面内にて回
転自在なように取り付けられることとなる。また、上記
ピンのラジアル方向には、上記ゴム状弾性体の弾性変形
を通じて、ある程度の移動(変位)が可能となる。この
ように装着された本取付ブラケットの他端側を上記ピン
の中心点を支点に回転運動させ、当該他端側に形成され
ている結合部の、そのリセス溝のところを、上記車体側
メンバ等に形成されている変形長穴からなる係合部の、
その大円部のところに係合させる(嵌め込ませる)。こ
のような状態において、更に、上記取付ブラケットの結
合部側を回転運動させ、上記リセス溝のところを、上記
変形長穴状係合部の小円部のところ(固定部)に係合さ
せる。これによって、上記結合部と係合部とが強固に結
合され、取付ブラケットの固定が行なわれることとな
る。その結果、当該取付ブラケットを介しての上記ラジ
エータの車体側への取付作業(支持作業)が完了するこ
ととなる。
【0008】次に、請求項3記載の発明について説明す
る。本発明のものも、その基本的な点は、上記請求項1
及び請求項2記載のものと同じである。その特徴とする
ところは、取付ブラケットに設けられた結合部と車体側
に形成された係合部との間における、その結合方式を、
上記取付ブラケットの結合部のところを上方から押し付
けるように操作することによって、上記係合部に係合さ
せるようにしたことである。すなわち、上記取付ブラケ
ット側に形成される結合部を、その先端部がフック状の
形態からなる複数の突起(フック部)からなるようにす
るとともに、車体側に形成される係合部を、上記結合部
の先端部に形成されたフック部が係合する係合孔からな
るようにしたことである。
【0009】このような構成を採ることにより、ラジエ
ータを車体側のメンバ等に取り付ける(支持する)に当
っては、まず、ラジエータの頂部に設けられたピンのと
ころに、本発明にかかる取付ブラケットの一方の端部に
一体的に設けられたブッシュ状のゴム状弾性体を装着す
る(嵌め込ませる)。これによって、当該取付ブラケッ
トは、上記ピンに対して、水平面内にて回転自在なよう
に取り付けられることとなる。また、上記ピンのラジア
ル方向には、上記ゴム状弾性体の弾性変形を通じて、あ
る程度の移動(変位)が可能となる。このように装着さ
れた取付ブラケットの他端側をもって、具体的には、当
該他端側に形成された結合部をもって、上記車体側のメ
ンバ等に形成された係合部のところへ係合させる。これ
によって、取付ブラケットの装着が行なわれることとな
る。なお、この結合部の上記係合部への係合に当って
は、当該係合部が、車体側のメンバのところに形成され
た係合孔からなるものであり、そして、上記結合部が、
フック状の先端部を有する突起からなるものであり、し
かも、当該突起がプラスチック材からなるものであって
弾性変形をし得るように形成されているものであるとこ
ろから、このようなフック状の突起を上記係合孔のとこ
ろに強引に押し込むことによって、上記フック部のとこ
ろが簡単に上記係合孔のところに係合することとなる。
これによって、取付ブラケットの結合部は、ワンタッチ
操作にて簡単に車体側の係合部のところに係合すること
となる。その結果、本発明においては、ラジエータのマ
ウンティング(支持)作業が簡単に行なわれることとな
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
1ないし図7を基に説明する。本実施の形態に関するも
のの、その構成は、図1に示す如く、ラジエータ5の頂
部に、上方を向くように設けられたピン55と、当該ピ
ン55の周りに設けられるものであって、ゴムブッシュ
等からなるゴム状弾性体2と、当該ゴム状弾性体2に、
その一端が一体的に結合されるとともに、他端側には結
合部11を有する取付ブラケット1と、当該取付ブラケ
ット1の上記結合部11と係合するものであって車体側
メンバ9等に形成される係合部91と、からなることを
基本とするものである。
【0011】このような基本構成において、上記取付ブ
ラケット1は、プラスチック材にて一体的に形成される
ようになっているものであり、その一端側には、上記ゴ
ム状弾性体2が一体的に設けられるようになっているも
のである。そして、その他端側には、車体側メンバ9等
に形成された係合部91と係合する結合部11が、本取
付ブラケット1の本体部と一体的に形成されるようにな
っているものである。このような基本構成からなる取付
ブラケット1についての、その第一の実施形態(第一実
施形態)について、その結合部11周りの構成を主に説
明する。このものは、取付ブラケット1のゴム状弾性体
2の取り付けられる側とは反対の側に形成される結合部
11が、図1に示す如く、ボタン状の突起からなるもの
であり、その中間部に、後に述べる係合部91と係合す
るリセス溝19が設けられるようになっているものであ
る。すなわち、本結合部11は段付き状の突起からなる
ものである。そして更に、当該結合部11の設けられ
る、その前後には、図2及び図3に示す如く、上記結合
部11を間に挟んで、フロントストッパ15及びリアス
トッパ16が設けられるようになっているものである。
そして、これら各ストッパ15、16は、本取付ブラケ
ット1全体の強度・剛性を向上(アップ)させるための
リブの一部をも形成するようになっているものである。
【0012】次に、このような構成からなる結合部11
の係合する係合部91は、車体側のメンバ9等に形成さ
れるものであり、本第一の実施形態のものにあっては、
上記車体側メンバ9の上面97上に形成されるようにな
っているものである。そして、その形態は、径の異なる
複数個の円が結合することによって形成される変形長穴
からなるものであり、大円部にて形成される挿入部95
と、小円部にて形成される固定部99とからなるもので
ある。また、車体側メンバ9は、その横断面形状が、図
1に示す如く、ハットプロフィル状の形態からなるもの
であり、その側壁98は、上記取付ブラケット1に設け
られた両ストッパ15、16が係合するように成ってい
るものである(図2及び図3参照)。
【0013】次に、このような構成からなる本取付ブラ
ケット1の結合部11と、上記車体側メンバ9に形成さ
れた係合部91との結合(係合)手順について説明す
る。まず、ラジエータ5の頂部に設けられたピン55の
ところに、取付ブラケット1の一方の端部に一体的に設
けられたブッシュ状のゴム状弾性体2を装着する(嵌め
込ませる)。これによって、当該取付ブラケット1は、
上記ピン55に対して、水平面内にて回転自在なように
取り付けられることとなる。また、上記ピン55のラジ
アル方向には、上記ゴム状弾性体の弾性変形により、あ
る程度の移動(変位)が可能となる。このように装着さ
れた本取付ブラケット1の他端側に形成された結合部1
1のところを、上記車体側のメンバ9等に形成された係
合部91のところへ係合させる。
【0014】具体的には、上記取付ブラケット1の他端
側に形成された結合部11を、上記ピン55の軸心(O
55 )を中心にして回転運動させる。そして、次に、
上記結合部11のところに形成されているリセス溝19
を、上記車体側メンバ9の上面97に形成されている変
形長穴状の係合部91の、その大円部からなる挿入部9
5のところに係合させる(嵌め込ませる)。このような
状態において、更に、上記取付ブラケット1の結合部1
1側を回転運動させ、上記リセス溝19のところを、上
記変形長穴状係合部91の小円部からなる固定部99の
ところに係合させる。これによって上記結合部11と係
合部91とが強固に結合され、取付ブラケット1の固定
が行なわれることとなる。なお、このとき、フロントス
トッパ15は、ピン5の軸心(O55 )と結合部11
の中心とを結んだ直線の回転方向側(図2の下側)に、
リアストッパ16は、その反対側(図2の上側)に設け
られるようになっているので、上記取付ブラケット1の
車体側メンバ9への装着に当って、当該取付ブラケット
1の回転操作(取付作業)には、何ら支障の生ずること
が無い。更に、これらストッパ15、16にて、上記車
体側メンバ9の両側壁98を挟み込むように固定するこ
ととしたので、図3において、O5 点を中心にして、上
記取付ブラケット1が反時計回りに回転運動するのを防
止することができるようになる。従って、本取付構造
を、ラジエータ9の左右2箇所に、上記回転防止方向が
互いに逆向きとなるように(左右対称形に)設けること
によって、仮りにラジエータ9側から横力が入力したと
しても、上記各結合部11が固定部99から外れてしま
う(抜け出てしまう)ようなことの無いようにすること
ができる。これらの諸作業によって、上記取付ブラケッ
ト1を介しての上記ラジエータ5の車体側への取付作業
(支持作業)が完了することとなる。
【0015】次に、本発明にかかる第二の実施形態(第
二実施形態)について、図4及び図5を基に説明する。
本実施の形態のものも、その基本的な点は、上記第一の
実施形態のものと同じである。異なるところは、上記結
合部と係合部との間における、その結合構造(係合構
造)についてである。すなわち、本第二の実施形態のも
のは、取付ブラケット1に形成された結合部11が、そ
の先端部にフック部111を有する突起からなるもので
あり、しかも、これら各突起が、ある程度の弾性変形を
し得るようになっているものである。すなわち、本フッ
ク部111を有する突起からなる結合部11は、上記取
付ブラケット1の本体部と一体的に、プラスチック材に
て一体成形されるようになっているものであるので、あ
る程度の弾性(バネ特性)を有するようになっている。
そして更に、このような構成からなる本結合部11は、
図4及び図5に示す如く、車体側メンバ9の上面97側
と係合するようになっているものと、側壁98側と係合
するようになっているものとからなるものである。
【0016】そして、このような構成からなる本結合部
11のフック部111と係合する係合部91は、車体側
メンバ9の所定の場所に形成されるようになっているも
のであり、上記ハットプロフィル状メンバ9の上面97
側に形成される係合孔911と、その側壁98側に形成
される係合孔912と、からなるものである。このよう
な構成からなる本各係合孔911、912への、上記結
合部11の各フック部111の係合(結合)作業は、当
該フック部111からなる結合部11が弾性体からなる
ものであるので、当該結合部11を有する上記取付ブラ
ケット1の端部を、車体側メンバ9側に強く押し付ける
ことによって、上記結合部11のフック部111が、上
記各係合孔911、912のところへと簡単に嵌まり込
む(係合する)こととなる。すなわち、取付ブラケット
1は車体側メンバ9に簡単に取り付けられることとなる
とともに、一旦、上記フック部111が各係合孔91
1、912のところに係合した後は、上記フック部11
1が上記各係合孔911、912のところに弾性力(バ
ネ力)をもって係合することとなるので、両者の係合
(固定)は強個に保持されることとなる。
【0017】次に、本発明にかかる第三の実施形態(第
三実施形態)について、図6及び図7を基に説明する。
本実施の形態のものも、その基本的な点は、上記第二の
実施形態のものと同じである。異なるところは、上記取
付ブラケット1に形成される結合部11のフック部11
1を、図6及び図7に示す如く、同一円周上に形成され
た複数個の円弧からなるようにしたことである。また、
当該フック部111は、車体側メンバ9の上面97側に
設けられた係合孔と係合するようになっているものであ
る。また、本取付ブラケット1の結合部11が設けられ
る側には、本結合部11を間に挟んだ状態で、かつ、ハ
ットプロフィル状車体側メンバ9の、その側壁98に沿
うように、リブ状のガイド12が設けられるようになっ
ている(図6及び図7参照)。
【0018】このような構成からなる結合部11のフッ
ク部111と係合する係合部91は、図6及び図7に示
す如く、複数個の係合孔915からなるものであり、ハ
ットプロフィル状車体側メンバ9の、その上面97上に
設けられるようになっているものである。そして、その
係合孔915の形状は、上記フック部111の形態に合
わせて、複数個の円弧状スリットからなるものであり、
これらが同一円周上に等間隔に配置(配列)されるよう
になっているものである。
【0019】このような構成からなる結合部11と係合
部91との係合(結合)に当っては、上記取付ブラケッ
ト1のガイド12を車体側メンバ9の側壁98に沿わせ
た状態で、上記取付ブラケット1の結合部11側を下方
に押し付けることによって、上記フック部111が、車
体側メンバ9に形成された円弧状の係合孔915のとこ
ろに簡単に嵌まり込むこととなる。これによって、結合
部11のフック部111と係合部91の係合孔915と
が係合することとなり、本取付ブラケット1の装着(取
付け)が、ワンタッチ操作にて簡単に行なわれることと
なる。また、このようにして結合(係合)された両者
は、上記フック部111が弾性力(バネ力)をもって係
合孔915のところに係合することとなるので、確実に
固定されることとなり、従って、ラジエータ5の支持
(固定)は確実に行なわれることとなる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、ラジエータの頂部を弾
性体を介して車体側に支持するようにしたラジエータの
支持装置に関して、上記ラジエータの頂部に、上方に突
出するように形成されたピンを設け、当該ピンの周りに
ゴム状弾性体を設け、一方、全体がプラスチック材にて
形成されるものであって、その一端側が上記ゴム状弾性
体に結合されるとともに、その他端側には、車体側への
結合に供される結合部を有するようにした取付ブラケッ
トを設け、更に、当該取付ブラケットの上記結合部を、
車体側に形成された係合部にワンタッチ操作にて結合さ
せることができるようにした構成を採ることとしたの
で、本取付ブラケットの車体側メンバへの取付けが簡単
に行なわれるようになった。その結果、取付ブラケット
を介してのラジエータの車体側への取付け、すなわち、
搭載が簡単に行なわれるようになった。特に、本発明の
ものにおいては、従来行なわれていた取付ブラケットの
車体側メンバ等へのネジ止め作業が省略されることとな
ったので、従来のものに比べて、ラジエータの搭載作業
(組付作業)の効率向上が図られるようになった。
【0021】また、本発明にかかる取付ブラケットは、
すべての部分がプラスチック材にて一体的に成形される
ようになっているので、取付ブラケットの軽量化が図ら
れるようになった。また、ネジ止め部が無くなったの
で、従来のものにおいてボルト取付部に金属製のカラー
等をインサート加工により設けていたのを、省略するこ
とができるようになり、これによっても取付ブラケット
の製造工程の簡略化を図ることがきるようになった。そ
の結果、当該取付ブラケットについての、その製造原価
の低減化を図ることができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態(第一実施形態)につ
いての、その全体構成を示す縦断面図である。
【図2】本発明の第一実施形態についての、その操作状
態を示す図である。
【図3】本発明の第一実施形態についての、その係合状
態(固定状態)を示す図である。
【図4】本発明の第二実施形態についての、その全体構
成を示す縦断面図である。
【図5】本発明の第二実施形態についての、その係合状
態を示す底面図である。
【図6】本発明の第三実施形態についての、その全体構
成を示す縦断面図である。
【図7】本発明の第三実施形態についての、その係合状
態を示す底面図である。
【符号の説明】
1 取付ブラケット 11 結合部 111 フック部 12 ガイド 15 フロントストッパ 16 リアストッパ 19 リセス溝 2 ゴム状弾性体 5 ラジエータ 55 ピン 9 車体側メンバ 91 係合部 911 係合孔 912 係合孔 915 係合孔 95 挿入部(大円部) 97 上面 98 側壁 99 固定部(小円部)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラジエータの頂部を弾性体を介して車体
    側に支持するようにしたラジエータの支持装置におい
    て、上記ラジエータの頂部に上方に突出するように形成
    されたピンを設け、当該ピンの周りにゴム状弾性体を設
    け、一方、全体がプラスチック材にて形成されるもので
    あって、その一端側が上記ゴム状弾性体に結合されると
    ともに、その他端側には、車体側への結合に供される結
    合部を有するようにした取付ブラケットを設け、更に、
    当該取付ブラケットの上記結合部を、車体側に形成され
    た係合部にワンタッチ操作にて係合させることができる
    ようにした構成からなることを特徴とするラジエータ支
    持装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のラジエータ支持装置にお
    いて、上記取付ブラケット側に形成される結合部を、そ
    の中間部に上記車体側に形成された係合部に係合するリ
    セス溝を有する段付き状の形態からなるようにするとと
    もに、上記車体側に形成される係合部を、その平面視に
    おいて、径の異なる複数個の円の結合によって形成され
    る変形長穴からなるようにしたことを特徴とするラジエ
    ータ支持装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のラジエータ支持装置にお
    いて、上記取付ブラケット側に形成される結合部を、そ
    の先端部がフック状の形態からなる複数の突起からなる
    ようにするとともに、車体側に形成される係合部を、上
    記結合部の先端部に形成されたフック部が係合する係合
    孔からなるようにしたことを特徴とするラジエータ支持
    装置。
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