JPH09249019A - 空調ユニット - Google Patents

空調ユニット

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JPH09249019A
JPH09249019A JP8113057A JP11305796A JPH09249019A JP H09249019 A JPH09249019 A JP H09249019A JP 8113057 A JP8113057 A JP 8113057A JP 11305796 A JP11305796 A JP 11305796A JP H09249019 A JPH09249019 A JP H09249019A
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JP
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air
air passage
warm
passage
cold air
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JP8113057A
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English (en)
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Hideki Nagano
秀樹 長野
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Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00642Control systems or circuits; Control members or indication devices for heating, cooling or ventilating devices
    • B60H1/00664Construction or arrangement of damper doors
    • B60H1/00692Damper doors moved by translation, e.g. curtain doors
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00007Combined heating, ventilating, or cooling devices
    • B60H1/00021Air flow details of HVAC devices
    • B60H2001/00078Assembling, manufacturing or layout details
    • B60H2001/00092Assembling, manufacturing or layout details of air deflecting or air directing means inside the device
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00642Control systems or circuits; Control members or indication devices for heating, cooling or ventilating devices
    • B60H1/00664Construction or arrangement of damper doors
    • B60H2001/00721Air deflecting or air directing means

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  • Thermal Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 デフヒートモード時において、ミックスドア
による温風通路の開度が5/6から4/6の位置におい
て温風と冷風の混合を有効に行う。 【解決手段】 温風通路の開度が5/6から4/6の位
置で、ヒータコアの下流近傍に冷風を導く冷風ガイド手
段を設けたことによって、冷風を温風通路側に供給する
ことができるために、温風と冷風の混合を確実に行うこ
とができ、また前記温風ガイド壁に前記スライド式ミッ
クスドアと連動する温風ガイド手段を設けたことによっ
て、スライド式ミックスドアに位置に合わせて温風ガイ
ド手段を連動し、温風を冷風通路側へ導くことができる
ために、温風と冷風の混合を確実に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両に搭載さ
れ、ユニットケースと、このユニットケース内に配され
たエバポレータと、このエバポレータの下流側に、ヒー
タコアが配される温風通路と、該ヒータコアをバイパス
する冷風通路と、これら温風通路及び冷風通路の上流側
に配され、前記温風通路と前記冷風通路を通過する空気
の割合を調整するスライド式ミックスドアと、前記温風
通路の下流側に設けられ、該温風通路を通過した空気を
前記冷風通路側へ導く温風ガイド壁とを具備する空調ユ
ニットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の空調ユニットとして、例えば実開
平6−71222号公報に開示される空調ユニットは、
ユニットケース内にエバポレータとヒータコアを有し、
該ヒータコアの上流側に、前記エバポレータを通過した
空気を、ヒータコアを通過する空気とヒータコアをバイ
パスする空気に分流するエアミックスドアを配し、さら
にこのエアミックスドアをスライド可能な2枚のドア本
体で構成したものである。これによって、2枚のドア本
体を重複率を変えることによって、冷風通路と温風通路
の通風抵抗の相違による通過風量を適宜調整することが
できる。
【0003】また、実開平7−13520号公報に開示
される空調ユニットは、ミックスドアがミックスドア当
接溝から離脱する場合に、徐々に冷風迂回路(冷風通
路)に流れ込む風量を増加させ、吹出空気温度の急激な
下降を抑制することを目的として、ミックスドア当接溝
の側壁部を所定の高さに形成し、その内壁を当接溝の底
部から所定の角度で傾斜させ、内壁とミックスドアとの
距離が漸次大きくなるようにしたものである。
【0004】以上の構成の引例においては、エバポレー
タを通過して冷却された空気が、ミックスドアによっ
て、冷風通路を通過する空気と温風通路を通過する空気
に分流され、冷風通路を通過した冷却されたままの空気
と、温風通路を通過してヒータコアで加熱された空気と
が冷風通路及び温風通路の下流側で混合され、所望の温
度の吹出空気が得られるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記引
例においては、空調モードがデフヒートモード(DEF
/HEAT)に設定され、ミックスドアが前記温風通路
を5/6から4/6の割合で開放する位置に移動した場
合、冷風通路はヒータコアから遠い側が1/6から2/
6の割合で開放される。
【0006】この場合、エバポレータで冷却された空気
(冷風)はヒータコアから遠い側を通過し、またヒータ
コアを通過した空気(温風)はヒータコアの下流側に立
設する温風ガイド壁に沿って上方へ吹き出す。この結
果、冷風は温風に突き上げられてデフ吹出口側へ移動
し、また温風は冷風に押されて前記温風ガイド壁に沿っ
て迂回し、フット吹出側へ移動する。このため、冷風と
温風は十分に混合されないために、デフ吹出口からは冷
風が吹き出し、フット吹出口からは温風が吹き出し、上
下の吹出温度の差が大きく、乗員に不快感を与えるとい
う不具合が生じた。また、フロントガラスに吹き当てら
れる空気が冷風となるために、十分な曇り止めができな
いという不具合を生じる。
【0007】このため、この発明は、デフヒートモード
時において、ミックスドアによる温風通路の開度が5/
6から4/6の位置において温風と冷風の混合を有効に
行うことのできる空調ユニットを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】それゆえに、請求項1記
載の発明は、ユニットケースと、このユニットケース内
に配されたエバポレータと、このエバポレータの下流側
に、ヒータコアが配される温風通路と、該ヒータコアを
バイパスする冷風通路と、これら温風通路及び冷風通路
の上流側に配され、前記温風通路と前記冷風通路を通過
する空気の割合を調整するスライド式ミックスドアと、
前記温風通路の下流側に設けられ、該温風通路を通過し
た空気を前記冷風通路側へ導く温風ガイド壁とを具備す
る空調ユニットにおいて、前記温風通路の開度が5/6
から4/6の位置で、ヒータコアの下流側近傍に冷風を
導く冷風ガイド手段を設けたことにある。
【0009】したがって、この発明によれば、温風通路
の開度が5/6から4/6の位置で、ヒータコアの下流
近傍に冷風を導く冷風ガイド手段を設けたことによっ
て、冷風をヒータコア下流側、言い換えると温風通路側
に供給することができるために、温風と冷風の混合を確
実に行うことができ、上記課題を達成できるものであ
る。
【0010】また、この発明によれば、前記冷風ガイド
手段を、ヒータコア近傍に形成された冷風バイパス通路
と、前記温風通路の開度が5/6から4/6の位置で、
該バイパス通路と連通する前記スライド式ミックスドア
に形成された冷風口とで構成したことにある(請求項
2)。
【0011】したがって、ヒータコア近傍に冷風バイパ
ス通路を形成すると共に、前記温風通路の開度が5/6
から4/6の位置で、前記冷風バイパス通路と連通する
冷風口を前記スライド式ミックスドアに形成したことに
よって、前記温風通路の開度が5/6から4/6の位置
において、エバポレータを通過した冷風を、冷風口及び
冷風バイパス通路を介してヒータコア下流側近傍に導く
ことができるので、温風と冷風の混合を確実にでき、上
記課題を達成できる。
【0012】さらに、前記温風通路の開度が全開若しく
は全閉の位置で、前記スライド式ミックスに形成された
冷風口を閉塞する閉塞壁が設けたこと(請求項3)によ
って、前記温風通路の開度が全開若しくは全閉の位置
で、前記冷風口から冷風が漏れることを防止できるた
め、他の空調モードにおける不具合を防止できる。
【0013】また、請求項4記載の発明は、ユニットケ
ースと、このユニットケース内に配されたエバポレータ
と、このエバポレータの下流側に、ヒータコアが配され
る温風通路と、該ヒータコアをバイパスする冷風通路
と、これら温風通路及び冷風通路の上流側に配され、前
記温風通路と前記冷風通路を通過する空気の割合を調整
するスライド式ミックスドアと、前記温風通路の下流側
に設けられ、該温風通路を通過した空気を前記冷風通路
側へ導く温風ガイド壁とを具備する空調ユニットにおい
て、前記温風ガイド壁に前記スライド式ミックスドアと
連動する温風ガイド手段を設けたことにある。
【0014】したがって、この発明によれば、前記温風
ガイド壁に前記スライド式ミックスドアと連動する温風
ガイド手段を設けたことによって、スライド式ミックス
ドアに位置に合わせて温風ガイド手段を連動し、温風を
冷風通路側へ導くことができるために、温風と冷風の混
合を確実に行うことができ、上記課題を達成することが
できる。
【0015】さらに、前記温風ガイド壁の上端をヒータ
コア側へ傾斜させても良い。これによって、他の空調モ
ードにおいても冷風と温風を確実に混合させることがで
き、さらにデフ吹出口への確実に空気を導くことができ
るものである。
【0016】さらに、前記温風ガイド手段を、前記前記
温風ガイド壁に沿って摺動するスライド壁とし、このス
ライド壁は、前記スライド式ミックスドアによる温風通
路の開度が5/6から4/6の位置で最も冷風通路側に
突出することにある(請求項5)。
【0017】これによって、温風通路の開度が5/6か
ら4/6の位置で、スライド壁が最も冷風通路側へ突出
するように移動するために、温風を冷風が通過する位置
まで導くことができるため、温風と冷風の混合を効率良
く行うことができる。
【0018】さらにまた、前記温風ガイド手段を、前記
温風ガイド壁に端部に設けられた可変傾斜壁とし、温風
通路の開度が5/6から4/6の位置で最もヒータコア
側に傾斜するようにしたこと(請求項6)によって、温
風を冷風側に衝突させるように導くことができるため
に、温風と冷風の混合を効率良く行うことができる。
【0019】以上のように、請求項1乃至3記載の発明
は温風通路の開度が5/6から4/6の位置で冷風を温
風側へ導き、請求項4乃至6記載の発明は温風を冷風側
へ導くようにしたことによって、上記課題を達成できる
ものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面により説明する。
【0021】図1乃至図5において、第1の発明の実施
の形態に係る空調ユニット1を説明する。この空調ユニ
ット1は、例えば図示しない送風機ユニットの下流側に
開口部2を介して接続されるものである。この空調ユニ
ット1は、ユニットケース3内に、冷却用熱交換器とし
てのエバポレータ4を有し、さらにこのエバポレータ4
の下流側に加熱用熱交換器としてのヒータコア5が配さ
れた温風通路6と、このヒータコア5をバイパスする冷
風通路7とを有する。これら温風通路6と冷風通路7の
上流側には、該温風通路6及び冷風通路7を対して垂直
に移動し、温風通路6及び冷風通路7を開閉するスライ
ド式ミックスドア8が設けられている。
【0022】また、前記ヒータコア5の下流側には温風
ガイド壁9が立設し、ヒータコア5を通過した空気を冷
風通路7側へ導くようになっている。この実施の形態に
おいて、前記温風通路6は、ミックスドア8の下流側か
ら前記温風ガイド壁9の上端部分までとする。
【0023】前記ユニットケース3の最下流側は、上部
に開口するデフ吹出口10、側部の斜め上方に開口する
ベント吹出口11、さらに前記温風ガイド壁9の背面側
であって、ユニットケース3の下方に開口するフット吹
出口12が形成され、それぞれの吹出口10,11,1
2はそれぞれのモードドア、デフ開閉ドア13、ベント
開閉ドア14及びフット開閉ドア15によって開閉され
るものである。
【0024】また、前記空調ユニット1は、冷風ガイド
手段20を有する。この冷風ガイド手段20は、ミック
スドア8の所定の位置に開口する冷風口21と、ヒータ
コア5の上端近傍に形成された冷風バイパス通路22に
よって構成され、さらにミックスドア8がフルホット側
に位置する時に前記冷風口21を閉塞する第1の閉塞壁
23と、前記ミックスドア8がフルクール側に位置する
時に前記冷風口21を閉塞する第2の閉塞壁24が設け
られ、さらにまたユニットケース3には、前記ミックス
ドア8がフルホット側に位置する時に、ミックスドア8
の上端約1/6を収納する収納溝25が形成される。
【0025】図2は、空調モードが暖房モードに設定さ
れ、ミックスドア8がフルホット位置に移動し、デフ吹
出口10及びベント吹出口11が閉鎖され、フット吹出
口12が開口した状態を示したものである。この状態に
おいて、冷風口21は第1の閉塞壁23によって閉塞さ
れ、冷風バイパス通路22はミックスドア8によって閉
塞されている。これによって、エバポレータ4を通過し
て冷却され、除湿された空気若しくはエバポレータ4が
停止して吸入されたままの空気はすべてヒータコア5を
通過し加熱される。この加熱された空気は、フット吹出
口12を介して車室内の下方へ吹き出され、車室内を暖
房する。
【0026】図3は、本願の課題である空調モードがデ
フヒートモードに設定され、温風通路6の開度が5/6
から4/6である状態を示したものである。この状態に
おいて、ミックスドア8に形成された冷風口21は冷風
バイパス通路22と連通しており、エバポレータ4を通
過した冷風の一部が冷風口21及び冷風バイパス通路2
2を介して温風通路6の下流側へ供給される。これによ
って、5/6から4/6の開度で開く温風通路6を通過
し、ヒータコア5で加熱された空気と冷風バイパス通路
22から吹き出す冷風とが温風通路6の下流側で混合さ
れ、所望の温度に調節されて、ユニットケース3の上部
に開口するデフ吹出口10及びユニットケース3の下部
に開口するフット吹出口12から車室内に吹き出し、車
室内の温調及びフロントガラスの曇り止めを有効に行う
ことができるものである。
【0027】図4は、空調モードがバイレベルモードに
設定され、温風通路6の開度が4/6から1/6である
状態を示したものである。この状態において、冷風バイ
パス通路22はミックスドア8によって閉塞され、ミッ
クスドア8によって冷風通路7及び温風通路6は所定の
割合で開放されている。これによって、冷風通路7を通
過した冷風と、温風通路6を通過した温風は冷風通路7
及び温風通路6の下流側で混合され、所望の温度に温調
されてベント吹出口11及びフット吹出口12から車室
内に吹き出す。この時、エバポレータ4を通過した冷風
の一部はミックスドア8に形成された冷風口21からヒ
ータコア側へ流れるため、ヒータコア5を通過する冷風
の加熱を効率良く行うことができるものである。
【0028】図5は、空調モードが冷房モードに設定さ
れ、温風通路6の開度が0/6であり、ベント吹出口1
1のみが開口した状態を示したものである。この状態に
おいて、ミックスドア8に形成された冷風口21は、第
2の閉塞壁24によって閉塞され、さらに前記冷風バイ
パス通路22はミックスドア8によって閉塞されてい
る。これによって、エバポレータ4を通過して冷却され
た空気は、冷風通路7を通過してベント吹出口11から
車室内に吹き出し、車室内を冷房するものである。
【0029】図6で示す空調ユニット1aは、前記空調
ユニット1の温風ガイド壁9aの上端部分を所定の角度
だけヒータコア5側へ傾斜させたものである。これによ
って、温風通路6を通過した温風を冷風通路7の上流側
方向へ吹き出すことができるために、冷風通路7の下流
側における空間での冷風と温風との混合を効率良く行う
ことができるものである。尚、この図6で示す空調ユニ
ット1aにおいて、前記空調ユニット1と同一の箇所若
しくは同一の作用を奏する箇所には、前記空調ユニット
1と同一の符号を付して説明を省略する。
【0030】図7乃至図9において示される第2の発明
の実施の形態に係る空調ユニット1bは、ミックスドア
8aと、このミックスドア8aと連動して前記温風ガイ
ド壁9に沿って移動するスライド壁40を具備したもの
である。このスライド壁40は、図7で示すようにミッ
クスドア8aがフルホットの位置にある場合、及び図9
で示すようにミックスドア8aがフルクールの位置にあ
る場合、前記温風ガイド壁9と同じ位置に引っ込み、図
8で示すミックスドア8aによる温風通路6の開度が5
/6から4/6となるミックスドア8aの位置において
最も温風ガイド壁9から冷風通路7側へ突出した状態と
なるように移動するものである。
【0031】以上のミックスドア8aとスライド壁40
とは、例えば図10(a),(b),(c)に示すリン
ク機構により連動するものである。このリンク機構は、
ミックスドア8aと連結される第1の部材50と、前記
スライド壁40と連結される第2の部材60とによって
構成され、ユニットケース3の側壁に軸51及び軸62
によって回動自在に固定されるものである。
【0032】前記第1の部材50は、軸51によって回
動自在に固定されると共に、この軸51から一方の側に
突出して前記ミックスドア8aと連結されるアーム53
と、前記軸51から他方の側に突出し、所定の形状に屈
曲するカム溝52が形成されるアーム54とによって構
成される。また、前記第2の部材60は、前記カム溝5
2に噛合するロッド62が突出するアーム64と、前記
スライド壁40と連結されるアーム63によって構成さ
れ、軸61を支点として回動自在に固定されているもの
である。
【0033】以上の構成により、暖房モードが設定され
ると、ミックスドア8aはフルホット位置に移動し、図
10(a)で示すように、第1の部材50のアーム53
は最も上方に上がった位置に移動する。これによって、
カム溝52は回動し、ロッド62をカム溝52の52a
で示される位置に移動させ、第2の部材60のアーム6
3は最も下方に下がった位置に移動する。この結果、ス
ライド壁40は最も下がった位置となって温風ガイド壁
9と重複し、温風ガイド壁9を低くするものである。
【0034】これによって、図7に示すように、温風通
路6は全開(6/6)され、エバポレータ4を通過した
空気は全てヒータコア5を通過することとなり、ヒータ
コア5で加熱された空気は、温風ガイド壁9及びスライ
ド壁40に沿って迂回してフット吹出口12から車室内
に吹き出し、車室内を暖房するものである。
【0035】また、デフヒートモードが設定され、ミッ
クスドア8aが5/6から4/6の位置に移動すると、
図10(b)で示すように、第1の部材50のアーム5
3は回動範囲の略1/6下方に下がった位置に移動す
る。これによって、カム溝52が回動し、ロッド62を
カム溝52の52bの位置に移動させ、第2の部材60
のアーム63は最も上方に上がった位置に移動する。こ
の結果、スライド壁40は最も冷風通路7側へ突出した
位置となり、温風ガイド壁9とスライド壁40は直列に
並ぶために、温風ガイド壁が高くなるものである。
【0036】これによって、図8で示すように、温風通
路6は5/6開かれ、冷風通路7が1/6開く位置にミ
ックスドア8aが位置し、スライド壁40は冷風通路7
側に突出する。これによって、温風通路6の温風は冷風
通路近傍にまで導かれることとなるため、温風通路6か
ら遠い位置を通過する冷風と効率良く混合され、所望の
温度に温調されると共に、デフ吹出口10及びフット吹
出口12から車室内に吹き出し、車室内を温調すると共
に、フロントガラスの曇り止めを行うものである。
【0037】さらに、冷房モードが設定されると、ミッ
クスドア8aは最も下方へ移動し、図10(c)で示す
ように、第1の部材50のアーム53も最も下方へ移動
する。これによってカム溝52が回動し、ロッド62を
カム溝52の52cの位置に移動させ、第2の部材60
のアーム63は最も下方へ下がった位置に移動する。こ
の結果、スライド壁40は最も下がった位置となって温
風ガイド壁9と重複し、温風ガイド壁9を低くするもの
である。
【0038】これによって、図9で示すように、冷風通
路7が全開され、温風通路6は全閉(0/6)され、エ
バポレータ4を通過した冷気は、そのままベント吹出口
11から車室内に吹き出すものである。この時、スライ
ド壁40は、冷風の通過の邪魔にならないように温風ガ
イド壁9の側部に隠れるものである。
【0039】以上のように、スライド壁40は、ミック
スドア8aがフルクールの位置(0/6)から温風通路
6の開度が4/6若しくは5/6となる位置まで、ミッ
クスドア8aと共に上昇していき、実質的に温風ガイド
壁9を冷風通路側へ突出させ、温風を冷風近傍に導くこ
とによって、温風と冷風の混合を効率良く行うものであ
る。また、ミックスドア8aが、温風通路6の開度が4
/6若しくは5/6となる位置から6/6となる位置に
移動する間、スライド壁40は、再び温風ガイド壁9の
側部に戻るために、温風を効率良くフット吹出口12か
ら吹き出させることができるものである。
【0040】尚、上記図7乃至図9において、前記第1
の発明の実施の形態と同一の箇所若しくは同様の効果を
奏する箇所には同一の符号を付すことによって説明を省
略した。
【0041】図11に示す実施の形態は、第2の実施の
形態における前記スライド壁40に代えて、温風ガイド
壁9の上端部分の傾斜を可変とする可変傾斜壁41を設
けたことにある。この可変傾斜壁41は、前述のスライ
ド壁40と同様に、ミックスドア8aと連動するもの
で、ミックスドア8aの位置が、温風通路開度4/6若
しくは5/6の位置で最もヒータコア側に傾斜し、フル
クール位置(0/6)及びフルホット位置(6/6)で
温風ガイド壁9と同一平面となるように立設するもので
ある。これによって、ミックスドア8aが温風通路開度
4/6若しくは5/6の位置において、温風通路6を通
過した温風を冷風通路7の上流方向へ強制的に吹き出さ
せることができるために、冷風通路7下流での冷風と温
風とを効率的に混合させることができるものである。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、温風通路の開度が
5/6から4/6の位置で、第1の形態によれば、ヒー
タコアの下流近傍に冷風を導く冷風ガイド手段を設けた
ことによって、冷風をヒータコア下流側、言い換えると
温風通路側に供給することができるために、また、第2
の形態においては前記温風ガイド壁に前記スライド式ミ
ックスドアと連動する温風ガイド手段を設けたことによ
って、スライド式ミックスドアに位置に合わせて温風ガ
イド手段を連動し、温風を冷風通路側へ導くことができ
るために、温風と冷風の混合を確実に行うことができ、
デフヒートモード時の不具合を解消でき、フロントガラ
スの曇り止めを効率的に実行できると共に、車室内の快
適な空調を実行できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の実施の形態に係る空調ユニットの
構成を示した断面図である。
【図2】第1の発明の実施の形態に係る空調ユニットの
フルホット時の状態を示した断面図である。
【図3】第1の発明の実施の形態に係る空調ユニットの
温風通路の5/6若しくは4/6開度時の状態を示した
断面図である。
【図4】第1の発明の実施の形態に係る空調ユニットの
バイレベルモード時の状態を示した断面図である。
【図5】第1の発明の実施の形態に係る空調ユニットの
フルクール時の状態を示した断面図である。
【図6】第1の発明の実施の形態に係る他の空調ユニッ
トの構成を示した断面図である。
【図7】第2の発明の実施の形態に係る空調ユニットの
フルホット時の状態を示した断面図である。
【図8】第2の発明の実施の形態に係る空調ユニットの
温風通路の5/6若しくは4/6開度時の状態を示した
断面図である。
【図9】第2の発明の実施の形態に係る空調ユニットの
フルクール時の状態を示した断面図である。
【図10】(a)はフルホット時のリンク機構の状態を
示した説明図であり、(b)は5/6若しくは4/6
開度時のリンク機構の状態を示した説明図であり、
(c)はフルクール時のリンク機構の状態を示した説明
図である。
【図11】第2の発明の実施の形態に係る他の空調ユニ
ットの構成を示した断面図である。
【符号の説明】
1 空調ユニット 3 ユニットケース 4 エバポレータ 5 ヒータコア 6 温風通路 7 冷風通路 8,8a ミックスドア 9 温風ガイド壁 10 デフ吹出口 11 ベント吹出口 12 フット吹出口 20 冷風ガイド手段 21 冷風口 22 冷風バイパス通路 23 第1の閉塞壁 24 第2の閉塞壁 40 スライド壁 41 可変傾斜壁

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユニットケースと、このユニットケース
    内に配されたエバポレータと、このエバポレータの下流
    側に、ヒータコアが配される温風通路と、該ヒータコア
    をバイパスする冷風通路と、これら温風通路及び冷風通
    路の上流側に配され、前記温風通路と前記冷風通路を通
    過する空気の割合を調整するスライド式ミックスドア
    と、前記温風通路の下流側に設けられ、該温風通路を通
    過した空気を前記冷風通路側へ導く温風ガイド壁とを具
    備する空調ユニットにおいて、 前記温風通路の開度が5/6から4/6の位置で、ヒー
    タコアの下流側近傍に冷風を導く冷風ガイド手段を設け
    たことを特徴とする空調ユニット。
  2. 【請求項2】 前記冷風ガイド手段は、ヒータコア近傍
    に形成された冷風バイパス通路と、前記温風通路の開度
    が5/6から4/6の位置で、前記冷風バイパス通路と
    連通する前記スライド式ミックスドアに形成された冷風
    口であることを特徴とする請求項1記載の空調ユニッ
    ト。
  3. 【請求項3】 前記温風通路の開度が全開若しくは全閉
    の位置で、前記スライド式ミックスに形成された冷風口
    を閉塞する閉塞壁が形成されたことを特徴とする請求項
    2記載の空調ユニット。
  4. 【請求項4】 ユニットケースと、このユニットケース
    内に配されたエバポレータと、このエバポレータの下流
    側に、ヒータコアが配される温風通路と、該ヒータコア
    をバイパスする冷風通路と、これら温風通路及び冷風通
    路の上流側に配され、前記温風通路と前記冷風通路を通
    過する空気の割合を調整するスライド式ミックスドア
    と、前記温風通路の下流側に設けられ、該温風通路を通
    過した空気を前記冷風通路側へ導く温風ガイド壁とを具
    備する空調ユニットにおいて、 前記温風ガイド壁に前記スライド式ミックスドアと連動
    する温風ガイド手段を設けたことを特徴とする空調ユニ
    ット。
  5. 【請求項5】 前記温風ガイド手段は、前記前記温風ガ
    イド壁に沿って摺動するスライド壁であり、前記スライ
    ド式ミックスドアによる温風通路の開度が5/6から4
    /6の位置で最も冷風通路側に突出することを特徴とす
    る請求項4記載の空調ユニット。
  6. 【請求項6】 前記温風ガイド手段は、前記温風ガイド
    壁に端部に設けられた可変傾斜壁であり、温風通路の開
    度が5/6から4/6の位置で最もヒータコア側に傾斜
    することを特徴とする請求項4記載の空調ユニット。
JP8113057A 1996-03-18 1996-03-18 空調ユニット Pending JPH09249019A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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