JPH09248466A - NOx酸化分解能を有するセラミックス成形物及びその製造方法 - Google Patents

NOx酸化分解能を有するセラミックス成形物及びその製造方法

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JPH09248466A
JPH09248466A JP8057508A JP5750896A JPH09248466A JP H09248466 A JPH09248466 A JP H09248466A JP 8057508 A JP8057508 A JP 8057508A JP 5750896 A JP5750896 A JP 5750896A JP H09248466 A JPH09248466 A JP H09248466A
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metal oxide
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inorganic
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JP8057508A
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Yuzo Aido
勇三 相戸
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Teijin Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大気中のNOxを有効に低減し得る性能を有
する新規なセラミックス成形物を提供する。 【解決手段】 石炭灰とリン酸アルミニウムを主成分と
する無機固結剤とを含む混合組成物を焼成して形成した
パネル状セラミックス成形物の表面及び/又は裏面に、
活性酸化チタンなどの光酸化触媒機能を有する金属酸化
物を、塗工、固定化して、NOx酸化分解能を有するパ
ネル状のセラミックス成形物とする。この成形物は、道
路の側壁構造材などの環境改善材として特に有効な材料
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、NOx酸化分解能
を有する新規なセラミックス成形物及び該セラミックス
成形物を工業的に製造する方法に関するものである。さ
らに詳しくは、道路の側壁構造材やその他の環境改善用
材料として好適に使用できる、NOx等の酸化分解性能
に優れた新規なセラミックス成形物、並びに、火力発電
所や工場から排出される石炭灰を有効活用して、前記セ
ラミックス成形物を効率よくかつ低コストで製造する方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、高速道路や自動車通行量の多い道
路の周辺では、騒音や大気汚染の問題があり、これを防
ぐ目的で、道路の両側又は片側に側壁を設置することが
行われている。
【0003】例えば、このような遮音壁材の一つとし
て、石炭灰(フライアッシュ)にセメント、長石粉末、
ガラス粉などの結合材を加えて混練した材料を凹窪部を
有する平板に形成し、凹窪部に吸音材としてセラミック
ス繊維を充填し、この平板を2枚重ねて焼成して吸音材
を挟持した構造材が提案されている(特開平2−296
208号参照)。
【0004】しかし、従来の遮音(吸音)壁材は、単に
騒音を防止するだけで、大気汚染、特に窒素酸化物(N
Ox)に対する効果は期待できない。このため、遮音効
果を維持しながら有害なNOxの改善効果もある実用的
な構造材の出現が強く待望されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、窒素
酸化物(NOx)分解能を有し、かつ機械的強度、耐熱
性、耐衝撃性、耐候性、吸音性にもすぐれており、道路
の側壁構造材などの環境改善材として好適に使用し得
る、新規なセラミックス成形物及び該成形物を工業的に
製造する方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前述の課題
を解決すべく鋭意研究の結果、石炭灰及び第1リン酸ア
ルミニウムを主成分とする無機固結剤とを含む混合組成
物を成形し、焼成して形成されたセラミックス成形物の
表面及び/又は裏面に、光酸化触媒機能を有する金属酸
化物を、塗工、固定化することによって、前記の目的を
達成し得ることを見出し、本発明を完成した。
【0007】すなわち、本発明のセラミックス成形物
は、石炭灰と第1リン酸アルミニウムを主成分とする無
機固結剤とを含む混合組成物を成形、焼成して形成した
セラミックス成形物の表面及び/又は裏面に、光酸化触
媒機能を有する金属酸化物、好ましくは活性酸化チタン
を、塗工、固定化してなることを特徴とする、NOx酸
化分解能を有するセラミックス成形物である。
【0008】さらに、該セラミックス成形物は、好適に
は、形態がパネル状であり、かつ見掛比重が2以下、特
に1.0〜1.8に範囲内のものである。
【0009】また、本発明の製造方法は、石炭灰と第1
リン酸アルミニウムを主成分とする無機固結剤とを含む
混合組成物を成形、乾燥、焼成してセラミックス成形物
を製造するに際し、焼成前又は焼成後に、光酸化触媒機
能を有する金属酸化物と無機又は有機の塗工剤とを混合
調製した塗工液を、前記セラミックス成形物の表面及び
/又は裏面に、塗工、固定化することによって、NOx
酸化分解能を有するセラミックス成形物を製造する方法
であり、さらに具体的には、(a)石炭灰と第1リン酸
アルミニウムを主成分とする無機固結剤とを含む混合組
成物を成形、乾燥、焼成してセラミックス成形物を製造
した後、光酸化触媒機能を有する金属酸化物と無機又は
有機の塗工剤とを混合して調製した塗工液を、前記セラ
ミックス成形物の表面及び/又は裏面に塗工し、乾燥
後、焼き付け処理をして、塗工した金属酸化物を固定化
することによって、目的とするNOx酸化分解能を有す
るセラミックス成形物を製造する方法、あるいは、
(b)石炭灰と第1リン酸アルミニウムを主成分とする
無機固結剤とを含むセラミックス成形用混合組成物を成
形、乾燥、固化させた後、光酸化触媒機能を有する金属
酸化物と無機又は有機の塗工剤とを混合して調製した塗
工液を、前記の固化したセラミックス成形用混合組成物
の表面及び/又は裏面に塗工し、乾燥後、焼き付け処理
をして、塗工した金属酸化物を固定化することによっ
て、目的とするNOx酸化分解能を有するセラミックス
成形物を製造する方法である。
【0010】いずれの方法においても、主原料として石
炭灰(好ましくはフライッシュ)が使用され、副原料と
して第1リン酸アルミニウムを主成分とする無機固結剤
(無機バインダー)が使用されるが、さらに必要によ
り、成形及び固化を助ける補助的原料として、水及び固
化促進(調節)剤が使用される。
【0011】固化促進(調節)剤としては、アルミニウ
ム、マグネシウム、鉄、亜鉛、ホウ素、カルシウムから
選ばれた金属の酸化物又は水酸化物が好適であるが、カ
ルシウム、ナトリウム、マグネシウムなどの炭酸塩も使
用可能である。
【0012】セラミックス成形物を得るには、前記の混
合組成物を、適宜の方法により所定の形状、例えばパネ
ル状に成形し、乾燥した後、加熱焼成することによって
製造される。
【0013】このようなセラミックス成形物の表面及び
/又は裏面に塗工する光酸化触媒機能を有する金属酸化
物としては、酸化チタンが好ましく使用される。なお、
塗工は、焼成が終了し完全にセラミックス化した成形物
に施してもよく、また、焼成前のセラミックス製造用混
合組成物を成形したもの(予備成形物)に行うことも可
能である。
【0014】酸化チタンなどの光酸化触媒機能を有する
金属酸化をセラミックス成形物に塗工するための塗工剤
(焼き付け用バインダー)として、(a)リン酸アルミ
ニウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸ナトリウム、シリ
コーン固結剤から選ばれた無機バインダー、あるいは
(b)(i)アクリル樹脂、メタアクリル樹脂、ポリウレ
タン樹脂、ポリウレタンアクリレート樹脂、変性ポリエ
ステル樹脂などからなるラッカー又はワニス、又は(ii)
メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースなどか
らなるセルロース誘導体系固結剤から選ばれた有機バイ
ンダーを使用するのが好ましい。これらの塗工剤の焼き
付けは、塗工剤(焼き付け用バインダー)の種類によっ
て異なるが、一般に100〜500℃の温度で実施され
る。
【0015】かくして、NOx酸化分解能を有するセラ
ミックス成形物が得られる。成形物の形状は平坦なパネ
ル状(平板状)でもよく、湾曲したパネル状、あるいは
円筒形でもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明方法において用いる石炭灰
は、火力発電所その他の工場から排出される石炭灰が使
用される。これらの石炭灰の中でも「フライアッシュ」
と呼ばれる均一で微細な石炭灰が好適に使用される。こ
のフライアッシュは火力発電所などで微粉炭を燃焼した
際に生じた石炭灰が溶融し、それが高温燃焼ガスと共に
煙道へ運ばれる途中、急激に冷やされ、表面張力によっ
てガラス質の球状の微細粒子となったものである。
【0017】一方、無機固結剤(バインダー)として
は、第1リン酸アルミニウム又はこれを主体とするもの
が使用される。
【0018】第1リン酸アルミニウムは、化学式、Al
2 3 ・3P2 3 ・6H2 O(すなわち、Al(H2
P04 3 )で表される水溶性の酸性リン酸塩であり、
多くの場合、水溶液として市販されている。この第1リ
ン酸アルミニウムは、石炭灰との反応及び加熱脱水によ
る縮合によって、石炭灰の硬化結合性を発現し、混合組
成物をセラミッミックス化させる機能を有する。
【0019】本発明では、前記の第1リン酸アルミニウ
ムに加えて、水ガラス、ポルトランドセメントなど他の
無機バインダーを少量添加してもよい。
【0020】また、本発明では、石炭灰、第1リン酸ア
ルミニウム系バインダーの他に、固化促進(調節)剤を
併用するのが好ましい。固化促進(調節)剤としては、
アルミニウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、ホウ素、カル
シウムなどの酸化物が好適であるが、中でもアルミナ粉
末が特に有効である。また、水酸化アルミニウムや水酸
化カルシウムなどの水酸化物も好適に使用され、カルシ
ウム、ナトリウム、マグネシウムなどの炭酸塩も使用可
能である。
【0021】一般に、セラミックス形成用の混合組成物
における前記各成分の配合割合(重量比)は、石炭灰=
FA,第1リン酸アルミニウム=P,水=W,固化促進
剤=Cとしたとき、次の範囲が適当である。 FA/P=100/10〜10/100 (好適には100/20〜20/100) FA/W=100/1〜100/100 (好適には100/1〜100/30) FA/C=100/0〜100/10 (好適には100/1〜100/30)
【0022】前記の各成分の他に、必要に応じ、補強用
の短繊維やウイスカーなどを混合することもできる。補
強用の繊維としては、ガラス繊維、炭素繊維、SiC繊
維、アラミド繊維、高分子量ポリエチレン繊維などが好
適である。また、軽量化を図るためにガラスバブルズ等
の無機軽量粒子を混合することもできる。
【0023】前記各成分を混合するには、通常、水の存
在下でよく混練する。無機固結剤として第1リン酸アル
ミニウム水溶液を使用する場合は、該水溶液中の水分を
利用することができ、新たに水の添加を必要としないこ
とが多い。
【0024】ついで、この含水混合物(混合組成物)
を、所望の形状や寸法、例えば道路側壁用のパネルの形
状と寸法に予備成形する。該混合物が流動性あるいは可
塑性を有する場合、混合物を型に入れて予備成形するの
がよく、また、粉末に近い状態のときは圧縮成形の技法
で所定の形状にすることができる。本発明では、この予
備成形物を乾燥した後、焼成する。
【0025】この予備成形物は、従来のセラミックス成
形物の製造と異なり、比較的低温で焼成してセラミック
ス化させることが可能であり、例えば、室温(30℃)
〜180℃の温度で0.5〜30時間、好ましくは30
〜100℃の温度で1〜25時間、乾燥を行った後、最
終到達温度150〜600℃、好ましくは250〜40
0℃の温度で0.5〜30時間、好ましくは1〜25時
間、加熱焼成することによって良好なセラミックス成形
物が製造される。加熱焼成の雰囲気は、空気でも不活性
ガスでもよい。前記の混合組成物は、このような比較的
低温の焼成でも、強靭で耐熱性の良好なセラミックス成
形品となる。
【0026】なお、本発明では、前記の条件で乾燥して
プレセラミックス化した後、細かく粉砕し粉末にしてパ
ネル状に成形したものを、焼成してセラミックス成形品
とすることもできる。
【0027】前述のようにして石炭灰から第1リン酸ア
ルミニウムを固結剤に用いてセラミックス成形物を製造
し得ること自体は、すでに小島らによって報告されてい
るが(第14回無機高分子研究討論会、1995/11/17) 、
本発明者の研究の結果、このセラミックス成形物は、N
Ox低減機能を持つパネルの製造に非常に適しているこ
とが見出された。
【0028】なお、本発明では、混合組成物の調製条
件、焼成条件などを適宜選定することにより、得られる
セラミックス成形物の物性を変更することができる。例
えば、見掛比重0.8〜1.6程度の多孔質の軽量成形
物とするには、(ア)水分を多く配合して常温乾燥後、
焼成する、(イ)常温プレスの圧力を低く(例えば10
Kgf/cm2 以下と)する、(ウ)混合組成物に気泡
剤を添加する、などの手段が有効であり、例えば、見掛
比重1.6より大きい比較的高い比重の緻密で硬い成形
物とするには、高い圧力(例えば300Kgf/cm2
以上)で特に250〜300℃のような高温で成形する
手段が有効である。
【0029】本発明において、パネル状のセラミックス
成形物の表面及び/又は裏面に、活性酸化チタンなどの
光酸化触媒機能を有する金属酸化物を塗工し、固定化す
る方法は、次の2つに大別することができる。
【0030】(a)焼成によりセラミックス成形物を製
造後、前記の光酸化触媒機能を有する金属酸化物と無機
又は有機の塗工剤とを混合して調製した塗工液を、前記
セラミックス成形物の表面及び/又は裏面に、塗工し、
乾燥後、焼き付け処理をして、塗工した金属酸化物を固
定化することによって、目的とするセラミックス成形物
を製造する方法(図1参照)。
【0031】(b)焼成前のセラミックス成形用混合組
成物を成形、乾燥、固化させた後、光酸化触媒機能を有
する金属酸化物と無機又は有機の塗工剤とを混合して調
製した塗工液を、前記の固化したセラミックス成形用混
合組成物の表面及び/又は裏面に塗工し、乾燥後、焼き
付け処理をして、塗工した金属酸化物を固定化すること
によって、目的のセラミックス成形物を製造する方法
(図2参照)。
【0032】ここで、光酸化触媒機能を有する金属酸化
物としては、光酸化触媒機能を有する活性酸化チタンが
挙げられる。かかる酸化チタンは、アナターゼ型とルチ
ル型が知られているが、アナターゼ型は387nm以下
の紫外線、ルチル型は413nm以下の紫外線を照射す
ると光化学反応を起こすとされている。一般に、ルチル
型よりアナターゼ型の方が光触媒活性が高く、また、粒
子径が小さく比表面積が大きいほど活性が大きい。した
がって、酸化チタンとしてはアナターゼ型で粒子径が1
0〜100nmのものが好ましい。なお、酸化チタンの
中には高温処理などにより活性を殺した製品もあるが、
このような酸化チタンは本発明での使用に適さない。
【0033】塗工方法としては、光酸化触媒機能を有す
る金属酸化物を無機又は有機の塗工剤(バインダー)及
び水又は溶媒とを混合してスラリーを調製し、セラミッ
クス成形物又は予備成形物の表面及び/又は裏面にコー
ティングした後、乾燥し、さらに最終到達温度100〜
400℃で焼き付ける方法が採用される。この温度はバ
インダーの種類によって異なり、無機バインダーの場合
は最終温度200〜400℃、有機バインダーの場合は
最終温度100〜200℃が適当である。
【0034】塗工に使用するに好適な無機塗工剤(バイ
ンダー)の例としては、リン酸アルミニウム、ケイ酸ア
ルミニウム、ケイ酸ナトリウム、シリコーン固結剤から
選ばれた無機バインダーが挙げられ、有機塗工剤(バイ
ンダー)の例としては、(i)アクリル樹脂、メタアクリ
ル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリウレタンアクリレート
樹脂、変性ポリエステル樹脂などからなるラッカー又は
ワニス、あるいは(ii)メチルセルロース、カルボキ
シメチルセルロースなどからなるセルロース誘導体系固
結剤から選ばれた有機バインダーを挙げることができ
る。
【0035】なお、前記(b)の焼成前の予備成形物に
塗工する方法では、焼き付けと同時に焼成を行うことが
できる。
【0036】かくして、少なくとも一方の面に光酸化触
媒機能を付与した、NOx酸化分解能を有するセラミッ
クス成形物が製造される。このセラミックス成形物は大
気中のNOx分解能を示すばかりでなく、湖沼の水中に
設置すれば水質を改善する効果もあり、脱臭滅菌等の効
果も有するため、環境改善の材料として有効である。し
かも、耐熱性、機械的特性、耐候性にも優れ、また比較
的軽量であるため、広い分野に適用することができる。
【0037】
【実施例】次に、本発明方法の実施例及び比較例を説明
するが、これらは本発明の理解を助けるためのものであ
って、これらによって本発明の範囲が限定されるもので
はない。なお、例中の「部」は、とくに断らない限り、
重量部を意味する。
【0038】[実施例1] (1)パネルの成形 火力発電所の石炭灰として得られるフライアッシュ10
0部に、固化促進剤としてのアルミナ粉末10部を混合
し、さらに第1リン酸アルミニウム水溶液を主成分とす
る液状の無機固結剤「アシドホス120M」(多木化学
株式会社製)100部を加えて混錬した。
【0039】得られたスラリー状混練物を、内寸125
mm×150mmの型枠に入れ、上部を平坦にした後、
そのまま約1日かけ自然乾燥させて固型化させた。その
後、この固型化物を型枠から取り出し、約80℃の乾燥
炉の中で水分を除去した後、さらに100℃に加熱した
電気炉に移した。そして、電気炉の温度を100℃/h
rの速度で300℃迄昇温し、さらにその温度(300
℃)で1時間保持して焼成を行った。
【0040】かくして得られた焼成物(厚み5mm)の
見掛け比重は1.38、曲げ強度は125kgf/cm
、曲げ弾性率は90Tonf/cm2 であり、物性
の良好なパネル状のセラミックス成形物(以下「パネ
ル」と略称)であった。
【0041】(2)酸化チタンの塗工 光酸化触媒機能を有する活性酸化チタン(チタン工業株
式会社製:「PC−100」)3.0部、焼き付け用バ
インダーとしての第1リン酸アルミニウム(液体)「L
−100」(多木化学株式会社製)4.5部及び水1.
5部を混合してスラリー状塗工液を調製し、この塗工液
を前記(1)で成形したパネルの表面に塗工した。塗工
後、自然乾燥により水分を除去した後、150℃に加熱
した電気炉に入れて、100℃/hrの速度で250℃
迄昇温した。さらに同温度(250℃)で1時間保持し
て焼き付けを行った後、徐冷して酸化チタン塗工パネル
を得た。
【0042】(3)酸化チタン塗工パネルの酸化触媒機
能の測定 前記(2)で得た酸化チタン塗工パネルから20mm×
20mmのサンプル片を切り出し、これを0.1モル濃
度のKI水溶液中に浸漬して、その上から紫外線を15
分間照射した。紫外線照射により薄い褐色に着色したK
I水溶液を石英セルに移しとって紫外線吸収スペクトル
を測定したところ、350nmの吸光度は2.25と強
い吸収を示した。一方、酸化チタンを塗工していないブ
ランクパネルの同吸光度は0.1以下であり、酸化チタ
ン塗工による光酸化機能が確認された。
【0043】さらに、前記の酸化チタン塗工パネルから
50mm×50mmのサンプル片を6枚切り出し、それ
ぞれ密閉可能な石英ガラス製のシャーレ状容器ユニット
に入れ、各ユニットを直列に接続した後、標準NOガス
(NO濃度1.0ppmに設定)を流しながら、各ユニ
ットの上部から光(蛍光灯)を照射した。この状態で排
出するガスのNO濃度を測定すると0.4ppmに低下
しており、本発明のパネルが優れたNOx低減機能を有
することが明らかになった。
【0044】[実施例2] (1)パネルの成形 フライアッシュ100部に、アルミナ粉末10部及び第
1リン酸アルミニウム(液体)「100L」(多木化学
株式会社製)70部を加えて混錬し、得られた混錬物を
内寸125mm×150mmの金型に入れ、常温にて面
圧30kgf/cm2 の圧力で30分間加圧して固型化
させた。ついで金型から取り出した後、1晩乾燥し、さ
らに100℃に加熱した電気炉に入れ、100℃/hr
の速度で昇温し、300℃に達した後、さらにその温度
で1時間焼成してパネル状のセラミックス成形物を得
た。
【0045】得られた成形物(厚み5mm)の見掛け比
重は1.20、曲げ強度は120kgf/cm2 、曲げ
弾性率は74Tonf/cm2 と良好な物性を示した。
【0046】(2)酸化チタンの塗工 実施例1で用いたのと同じ酸化チタン(PC−100)
3.0部、焼き付け用バインダーとしての第1リン酸ア
ルミニウム(液体)「L−100」(多木化学株式会社
製)9.0部及び水2.0部を混合してスラリー状塗工
液とし、実施例1と同様に前記パネルの表面に塗工し
た。自然乾燥で水分を除いた後、150℃の電気炉に入
れ、100℃/hrの速度で昇温した。300℃に達し
た時点で加熱を止め、徐冷してて酸化チタン塗工パネル
を得た。
【0047】(3)酸化チタン塗工パネルの酸化触媒機
能の測定 前記酸化チタン塗工パネルから20mm×20mmのサ
ンプル片を切り出し、実施例1と同様に、KI水溶液中
に浸漬した状態で紫外線照射して、やや褐色に変色した
KI水溶液の紫外線吸収スペクトルを測定した。350
nmの吸光度は2.35と強い吸収を示し、KIからI
2 への酸化反応が進行していることを確認した。
【0048】さらに、前記酸化チタン塗工パネルから5
0mm×50mmのサンプル片を6枚切り出し、それぞ
れを実施例1と同じ測定方法で、光照射下でのガス組成
の測定を行った結果、入口のNO濃度1.0ppmに対
し出口のガス中のNO濃度は0.2ppmまで低減して
いた。かくして、本発明のパネルのNOx低減機能が極
めて高いことが確認された。
【0049】[実施例3] (1)パネルの成形 フライアッシュ100部に、アルミナ粉末10部と第1
リン酸アルミニウム水溶液を主成分とする無機固結剤
「アシドホス120M」(多木化学株式会社製)70部
とを加えて、十分混合し、得られた混合物を実施例2と
同じ金型に入れ、80℃に加熱しながら、100kgf
/cm2 の圧力で60分間保持した。ついで、金型から
取り出した後、1晩乾燥し、さらに100℃の乾燥機に
入れて水分を除いた後、100℃/hrの速度で300
℃迄昇温し、さらにその温度で1時間保持して、焼成し
た後、徐冷してパネル状のセラミックス成形物を得た。
【0050】かくして得られたパネルのの見掛け比重は
1.45、曲げ強度は143kgf/cm2 、曲げ弾性
率は93Tonf/cm2 であった。
【0051】(2)酸化チタンの塗工 実施例1と同じ酸化チタン(PC−100)3.0部と
前記(1)のパネル成形で用いたフライアッシュ1.5
部とを混合した後、、焼き付け用バインダーとしての第
1リン酸アルミニウム「L−100」(多木化学株式会
社製)9.0部を混合してスラリー状塗工液を調製し
た。この塗工液を前記パネルの表面に塗工し、乾燥した
後、実施例1と同様に250℃まで昇温して焼き付け
し、酸化チタン塗工パネルを得た。
【0052】(3)酸化チタン塗工パネルの酸化触媒機
能の測定 前記酸化チタン塗工パネルから20mm×20mmのサ
ンプル片を切り出し、実施例1と同様にして、KI水溶
液中の酸化反応を観察した。紫外線照射下で生じたI2
の紫外線吸収スペクトルを測定した。350nmの吸光
度は1.3(酸化チタンを塗工していないブランクは吸
光度0.2以下)であり、本発明の酸化チタン塗工パネ
ルの光酸化触媒収効果を確認することができた。
【0053】また、前記塗工パネルから50mm×50
mmのサンプル片を6枚切り出し、それぞれを実施例1
と同じようにしてNO酸化反応を試みたところ、入口の
NO濃度1.0ppmに対して出口のガス中のNO濃度
は0.5ppm迄低下していた。かくして、本発明の塗
工パネルは、液相、気相ともに、光酸化触媒機能がすぐ
れ、NOx低減機能が高いことが確認された。
【0054】[実施例4] (1)パネルの成形 フライアッシュ100部とアルミナ粉末10部を混合し
た後、第1リン酸アルミニウム(試薬級)70部及び水
20部を加えて混合し、この混合物を実施例2と同じ金
型に充填して80℃に加熱した型締め機で、面圧50k
gf/cm2 ので60分間熱圧して賦形を行った。冷却
後、金型から取り出し、室温で約1日かけて自然乾燥を
行った後、実施例1と同様に電気炉に入れて100℃か
ら昇温速度100℃/hrで300℃迄昇温し、焼成を
行った後、徐冷してパネル状のセラミックス成形物を得
た。
【0055】かくして得られたパネルの見掛け比重は
1.3、曲げ強度は110kgf/cm2 、曲げ弾性率
は80Tonf/cm2 であった。
【0056】(2)酸化チタンの塗工 酸化チタン(信州セラミックス株式会社製:殺菌用)
3.0部に、実施例1でパネル成形に使用した第1リン
酸アルミニウム系固結剤「アシドホス120M」(多木
化学株式会社製)9.0部を混合し、スラリー状塗工液
を調製した。この塗工液を前記パネルの表面に塗工し、
1晩乾燥後、150℃の電気炉に入れて、300℃迄ゆ
っくりと昇温して酸化チタンを焼き付けて、酸化チタン
塗工パネルを得た。
【0057】(3)酸化チタン塗工パネルの酸化触媒機
能の測定 前記酸化チタン塗工パネルから20mm×20mmのサ
ンプル片を切り出し、実施例1と同様にして、KI水溶
液の光酸化反応を試みた。すなわち、前記サンプルの存
在下で紫外線照射した後のKI水溶液の紫外線吸収スペ
クトルを測定した。350nmの吸光度は1.23であ
り、I2 生成により光酸化反応が進行していることが確
認された。ちなみに、酸化チタンを塗工していないブラ
ンクパネルの測定では対応する吸光度は0.4以下であ
った。
【0058】また、前記塗工パネルから50mm×50
mmのサンプル片を切り出し、実施例1と同様にしてN
Oガスの光酸化反応を観察したところ、初期NO濃度
(1.0ppm)から0.5ppmへの減少が確認され
た。
【0059】[実施例5] (1)パネルの成形 フライアッシュ100部をアルミナ粉末10部と混合し
た後、第1リン酸アルミニウム「100L」(多木化学
株式会社製)70部を加えて十分混練し、得られた混練
物を、実施例2で用いた金型に入れ、常温で、面圧30
kgf/cm2で30分間加圧成形した。前記金型から
取り出した固型化物を、自然乾燥により水分を除去し、
ついで、100℃の乾燥機で乾燥した後、150℃から
300℃迄ゆっくり昇温しさらに300℃で1時間保持
することにより焼成を行った。
【0060】得られたパネル状成形物の見掛け比重は
1.25、曲げ強度は115kgf/cm2 、曲げ弾性
率は75Tonf/cm2 であった。
【0061】(2)酸化チタンの塗工 実施例1で用いたと同じ酸化チタン(PC−100)
3.0部と活性炭1.5部とを混合した後、これに第1
リン酸アルミニウム系固結剤(水溶液)「アシドホス1
20M」(多木化学株式会社製)9.0部を添加混合
し、スラリー状塗工液とした。
【0062】この塗工液を前記パネルの表面に塗工し、
乾燥後、150℃の電気炉に入れて徐々に昇温し300
℃に達した時点で加熱を止め徐冷して、酸化チタン塗工
パネルとした。
【0063】(3)酸化チタン塗工パネルの酸化触媒機
能の測定 前記酸化チタン塗工パネルから20mm×20mmのサ
ンプル片を切り出し、実施例1と同様にして、KI水溶
液の酸化反応を観察した。すなわち、前記サンプルをK
I水溶液に浸漬して紫外線照射を行った後のKI水溶液
の紫外線吸収スペクトルを測定し、I2 の生成を確認し
た。その結果、本発明の酸化チタン塗工パネルが優れた
光酸化機能を有することが明らかとなった。
【0064】また、前記塗工パネルから50mm×50
mmのサンプル片を切り出し、実施例1と同様にして、
NOガスの光酸化反応を観察した。その結果、酸化チタ
ン塗工パネルに紫外線を照射しながらNOガスを接触さ
せることにより、排出されるガス組成のNO濃度が、初
期値(1.0ppm)から50%以上減少することが認
められた。
【0065】[実施例6] (1)パネルの成形 フライアッシュ100部をアルミナ粉末5部と混合した
後、これに第1リン酸アルミニウム「100L」(多木
化学株式会社製)100部及び水10部を加えて混練し
て混合組成物を得た。これを小さく砕きながら約100
℃の乾燥機で乾燥し、さらにこの乾燥品を乳鉢で粉砕し
てパウダー状の混合組成物を得た。これを内寸125m
m×150mmの金型に入れ、300℃に加熱しながら
300kgf/cm2 の圧力で90分間加圧成形した。
徐冷後、金型から取り出してパネル状のセラミックス成
形物を得た。
【0066】得られたパネル状成形物の見掛け比重は
1.7、曲げ強度は225kgf/cm2 、曲げ弾性率
は188Tonf/cm2 であった。
【0067】(2)酸化チタンの塗工 実施例1で用いたと同じ酸化チタン(PC−100)
3.0部に、シリコーン系ハードコート剤「NSC−3
456−1」(主剤:日本精化株式会社製品)10.0
部及び硬化剤「NSC−CO」(日本精化株式会社製)
0.2部を混合してスラリー状塗工液を調製した。この
塗工液を前記パネルの表面に塗工し、自然乾燥で溶剤を
除去した後、130℃の熱風乾燥機中に1時間保持して
焼き付けを行い、酸化チタン塗工パネルとした。
【0068】(3)酸化チタン塗工パネルの酸化触媒機
能の測定 前記酸化チタン塗工パネルから20mm×20mmのサ
ンプル片を切り出し、実施例1と同様にして、KI水溶
液に浸漬した状態で紫外線照射を行って、I2の生成状
況を観察した。その結果、照射後のKI水溶液の紫外線
吸収スペクトルの35nmにおける吸収は1.1と大き
く、I2 の生成したがって光酸化反応が起っていること
が確認された。なお、KI水溶液(ブランク)の350
nmにおける吸収は0.2以下であった。
【0069】また、実施例1と同様にNOガスの酸化状
況を測定したところ、初期NOの50%以上の減少が認
められた。
【0070】
【発明の効果】以上のごとき本発明のセラミックス成形
物(パネル)は、(1)従来産業廃棄物として処理され
ていた石炭灰(とくにフライアッシュ)の有効利用を図
ることができる、(2)道路の側壁材、トンネル内壁
材、ビルの壁面材などに使用すれば、大気中のNOxを
効果的に除去することができ、かつ吸音効果にも優れる
ので、環境改善に役立てることができる、(3)さら
に、該パネルの持つ光酸化機能を生かして、湖沼などの
水質浄化や油の分解など他の環境改善用にも有効活用す
ることができる、(4)しかも、原料コストが低廉で、
焼成温度も比較的低温で済むため、製品の生産コストが
低い、などの効果があり、極めて実用性の高いものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のセラミックス成形物を製造する工程の
一例を示すフローチャート。
【図2】本発明のセラミックス成形物を製造する工程の
他の例を示すフローチャート。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 石炭灰と第1リン酸アルミニウムを主成
    分とする無機固結剤とを含む混合組成物を成形し、焼成
    して形成されたセラミックス成形物の表面及び/又は裏
    面に、光酸化触媒機能を有する金属酸化物を、塗工、固
    定化してなることを特徴とする、NOx酸化分解能を有
    するセラミックス成形物。
  2. 【請求項2】 光酸化触媒機能を有する金属酸化物が、
    活性酸化チタンであることを特徴とする、請求項1記載
    のNOx酸化分解能を有するセラミックス成形物。
  3. 【請求項3】 セラミックス成形物が、パネル状であ
    り、かつ見掛比重が2以下であることを特徴とする、請
    求項1又は請求項2記載のNOx酸化分解能を有するセ
    ラミックス成形物。
  4. 【請求項4】 石炭灰と第1リン酸アルミニウムを主成
    分とする無機固結剤とを含む混合組成物を成形、乾燥、
    焼成してセラミックス成形物を製造するに際し、焼成前
    又は焼成後に、光酸化触媒機能を有する金属酸化物と無
    機又は有機の塗工剤とを混合して調製した塗工液を、前
    記セラミックス成形物の表面及び/又は裏面に、塗工、
    固定化することを特徴とする、NOx酸化分解能を有す
    るセラミックス成形物の製造方法。
  5. 【請求項5】 石炭灰と第1リン酸アルミニウムを主成
    分とする無機固結剤とを含む混合組成物を成形、乾燥、
    焼成してセラミックス成形物を製造した後、光酸化触媒
    機能を有する金属酸化物と無機又は有機の塗工剤とを混
    合して調製した塗工液を、前記セラミックス成形物の表
    面及び/又は裏面に塗工し、乾燥後、焼き付け処理をし
    て、塗工した金属酸化物を固定化することを特徴とす
    る、請求項4記載のNOx酸化分解能を有するセラミッ
    クス成形物の製造方法。
  6. 【請求項6】 石炭灰と第1リン酸アルミニウムを主成
    分とする無機固結剤とを含むセラミックス成形用混合組
    成物を成形、乾燥、固化させた後、光酸化触媒機能を有
    する金属酸化物と無機又は有機の塗工剤とを混合して調
    製した塗工液を、前記の固化したセラミックス成形用混
    合組成物の表面及び/又は裏面に塗工し、乾燥後、焼き
    付け処理をして、塗工した金属酸化物を固定化すること
    を特徴とする、請求項4記載のNOx酸化分解能を有す
    るセラミックス成形物の製造方法。
  7. 【請求項7】 石炭灰と第1リン酸アルミニウムを主成
    分とする無機固結剤とを含む混合組成物に、さらに、水
    とアルミニウム、マグネシウム、亜鉛、ホウ素、カルシ
    ウムから選ばれた金属の酸化物又は水酸化物からなる固
    化促進剤とを添加混合することを特徴とする、請求項
    4、請求項5又は請求項6記載のNOx酸化分解能を有
    するセラミックス成形物の製造方法。
  8. 【請求項8】 光酸化触媒機能を有する金属酸化物が、
    活性酸化チタンであることを特徴とする、請求項4〜請
    求項7のいずれか1項に記載のセラミックス成形物の製
    造方法。
JP8057508A 1996-03-14 1996-03-14 NOx酸化分解能を有するセラミックス成形物及びその製造方法 Pending JPH09248466A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0975747A (ja) * 1995-09-11 1997-03-25 Okaya Electric Ind Co Ltd 光触媒の固結方法
KR100356900B1 (ko) * 2000-05-29 2002-10-19 한국지질자원연구원 석탄회를 담체로 이용한 이산화티탄 광촉매의 제조 방법
KR100465923B1 (ko) * 2002-04-24 2005-01-13 한국지질자원연구원 이산화티타늄(TiO2)광촉매 피복 비다공성 담체를이용한 환경정화 장치 및 그 정화방법
JP2005527460A (ja) * 2002-05-29 2005-09-15 ダウ・コ−ニング・コ−ポレ−ション シリコン組成物

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