JPH09248223A - 家具免震装置 - Google Patents

家具免震装置

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JPH09248223A
JPH09248223A JP6073596A JP6073596A JPH09248223A JP H09248223 A JPH09248223 A JP H09248223A JP 6073596 A JP6073596 A JP 6073596A JP 6073596 A JP6073596 A JP 6073596A JP H09248223 A JPH09248223 A JP H09248223A
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JP
Japan
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furniture
closet
seismic isolation
pedestal
upper lid
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Pending
Application number
JP6073596A
Other languages
English (en)
Inventor
博文 ▲功▼刀
Hirobumi Kunugi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YAMANASHI PREF GOV KAGU KOGYO
YAMANASHI PREF GOV KAGU KOGYO KYODO KUMIAI
Original Assignee
YAMANASHI PREF GOV KAGU KOGYO
YAMANASHI PREF GOV KAGU KOGYO KYODO KUMIAI
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Publication date
Application filed by YAMANASHI PREF GOV KAGU KOGYO, YAMANASHI PREF GOV KAGU KOGYO KYODO KUMIAI filed Critical YAMANASHI PREF GOV KAGU KOGYO
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地震の僅かな横揺れや人が当たった程度の衝
撃などでは家具が動かないようにして家具の安定性を確
保すると共に、大きな地震の揺れに対しては家具が水平
方向で動き得るようにして家具の転倒を防止する。 【解決手段】 すりばち形の凹部21,20がそれぞれ
形成された台座14と上蓋12を互いに対面させて床面
13とタンス11の下面とに設け、前記各凹部21,2
0の周囲に縦壁部19,18を形成すると共に、前記凹
部21,20内に球体15を配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家具の免震装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の免震装置としては、例え
ば実開平2−45038号に記載のものが知られてい
る。これは、地震で転倒しないタンス等の免震台に関す
るもので、図9に示したように、この免震台1は、タン
ス2の下面全体に設けた上板3と、この上板3に相当す
る大きさの下板4とで構成され、下板4の隅四箇所には
湾曲状の皿形凹欠部5が設けられ、更にこの皿形凹欠部
5内にはその深さより僅かに大径の鋼球6が配設され
る。そのため、下板4の上にタンス2を載せ置いた場
合、鋼球6に直接上板3の下面が接触すると共に、この
鋼球6でタンス2全体の荷重を受けることになる。
【0003】従って、地震の横揺れなどでタンス2に水
平方向の力F1又はF2が発生した場合には、上板3と
の摩擦力によって鋼球6が皿形凹欠部5内で回転移動
し、それに伴ってタンス2が水平方向に移動する。移動
した鋼球6は皿形凹欠部5の中心部に戻るべく逆方向に
回転するため、それに伴ってタンス2も元の位置に戻る
ことができ、結果的にタンス2の転倒が防止されること
になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の免震装置にあっては、鋼球6に接する上板3の
接触面がフラットに形成されているために、小さな地震
での僅かな横揺れや人が当たった程度の僅かな衝撃でも
動いてしまう他、逆に大きな地震でタンス2の横揺れが
激しいような場合には、移動許容範囲を越えてタンス2
が鋼球6から外れてしまうおそれがあった。
【0005】そこで本発明は、地震の僅かな横揺れや人
が当たった程度の衝撃などでは家具が動かないようにし
て安定性を確保する一方、大きな地震の揺れに対しては
家具が水平方向で動き得るようにし、免震効果を十分に
発揮してタンスなどの家具が転倒するのを確実に防止す
ることのできる家具免震装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明に係る家具
免震装置は、すりばち形の凹部がそれぞれ形成された台
座と上蓋を互いに対面させて床面と家具の下面とに設
け、前記各凹部の周囲に縦壁部を形成すると共に、前記
凹部内に球体を配設したことを特徴とする。
【0007】また、上記台座および上蓋に形成された凹
部の中心部に窪みを形成したことを特徴とする。
【0008】更に、上記台座および上蓋に形成された凹
部内に球体を配設した時に、球体が両方の凹部の内面に
接すると共に台座と上蓋とが接触していることを特徴と
する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下添付図面に基づいて本発明に
係る家具免震装置の実施例を詳細に説明する。図1乃至
図4に示したように、この実施例に係る免震装置10
は、タンス11等の家具の下面に取り付けられる上蓋1
2、床面13に載置される台座14及び上蓋12と台座
14との間に配設される球体15とで構成される。上蓋
12および台座14は共に同じ形状をしており、図1に
示したように、方形板の下面又は上面に円形の球体載置
部16,17を突出させている。この球体載置部16,
17は、円周状の縦壁部18,19と、その内側に形成
されたすりばち形の凹部20,21とで構成される。こ
の実施例では凹部20,21の上端が縦壁部18,19
の中腹に位置しており、それより先の縦壁内周面22,
23が球体15のストッパとなっている。また、この実
施例ではするばち形を構成する凹部20,21の傾斜面
の傾き角度θは水平面に対して約10°前後である。
【0010】なお、上蓋12の周囲四隅にはタンス11
の下面に固定するためのネジ孔24が設けられている。
また、球体15の材質は、タンス11の重みに十分耐え
られるものであれば特に限定されず、例えば硬質プラス
チック球や鋼球などを使用することができる。更に、こ
の実施例では、前記縦壁部18の下面25及び縦壁部1
9の上面26は水平面を構成しており、図4に示したよ
うに台座14の上に上蓋12を被せた時には前記下面2
5と上面26とが円周上に沿って当接する。なお、この
状態では同時に球体15も凹部20,21の中心部分で
傾斜面に接している。
【0011】次に上記構成からなる免震装置10の作用
を図2乃至図5に基づいて説明する。先ず、タンス11
の下面の四隅に上記上蓋12をネジ止めしておく。台座
14は上記ネジ止めした上蓋12の位置に対応するよう
に床面13の四箇所に載置する。次いで、各台座14の
凹部21に球体15を配置し、その上にタンス11を載
せる。このとき、位置が多少ずれていたとしても、図4
に示したように、上蓋12及び台座14の各凹部20,
21の中心部に球体15が自動的に収まるので、上蓋1
2及び台座14の各縦壁部18,19の下面25と上面
26とが同一位置で接触して位置決めがなされる。上述
したように、位置決めがなされた状態では球体15が凹
部20,21の中心部分で傾斜面に接し、また縦壁部1
8,19の下面25と上面26とが当たっている。それ
故、タンス11の荷重は、四箇所の免震装置10で受け
ることになるが、特にこの実施例では球体15のみなら
に、縦壁部18,19で受けることになるため、平常時
にはタンス11を床面13に直接置いたのと同じような
確かな安定性が得られる。
【0012】図5は、地震などの横揺れでタンス11が
水平方向に移動した時の免震装置10の様子を示したも
のである。上述の場合、上蓋12及び台座14の凹部2
0,21が共に中心部から周辺へ広がる傾斜面を構成し
ており、これが球体15が回転移動する際の抵抗となっ
ているので、人がタンス11にぶつかったり、引き出し
を強く引っ張った程度の衝撃や、地震の僅かな揺れ等で
は球体15が動かない。そのため、タンス11が不必要
に動いてしまうといったことがない。
【0013】一方、大きな地震が発生して激しい横揺れ
などでタンス11に水平方向の力F3が働くと、タンス
11の横方向へ動こうとする力によって球体15が凹部
20,21の各傾斜面を回転移動し、図5に示したよう
にタンス11の水平方向の移動を可能とする。球体15
は、図5の位置まで移動した後は凹部20,21の中心
部に戻ろうとするので、それに伴ってタンス11も逆方
向に水平移動し図4に示した定常位置に戻る。タンス1
1に上記水平方向の力F3と逆方向の力F4が働いた場
合には、タンス11及び球体15は上述とは逆方向に移
動する点を除いて同じである。このように、水平方向の
移動と定常位置への戻りを繰り返すことで、タンス11
は凹部20,21の範囲内で水平移動するだけで、決し
て転倒することはない。
【0014】なお、上記の実施例の場合、凹部20,2
1の両方がすりばち形で傾斜面が中心部に向かっている
ので、球体15が凹部20,21の中心部に戻り易い形
状になっている。また、非常に激しい揺れであっても、
球体15は凹部20,21を取り囲む縦壁内周面22,
23に阻まれてそれを乗り越すことが困難なので、タン
ス11が免震装置10から外れてしまうといったことが
ない。
【0015】図6は球体15の大きさを上記実施例のも
のより多少大きくした場合の実施例を示したものであ
る。この場合には台座14の上に上蓋12を被せた時に
縦壁部18の下面25と縦壁部19の上面26との間に
隙間30が生ずるため、結果的にはタンス11の荷重を
球体15のみで受けることになる。
【0016】図7及び図8は本発明の第三実施例を示し
たものである。この実施例では上記上蓋12及び台座1
4の各凹部20,21の中心部に円形の窪み31,32
を形成し、凹部20,21内に球体15を載置した時に
窪み31,32の上に球体15を位置決めすると共に、
窪み31,32の上縁部に球体15を当てて接触抵抗を
増やしたものである。従って、この実施例においては球
体15が凹部20,21の傾斜面を回転移動するために
は、先に窪み31,32を飛び出すためのエネルギが必
要となることから、よっぽど大きな地震以外では動くこ
とがなく、平常時のタンス安定性がより確実に得られる
ことになる。
【0017】なお、上記実施例ではタンス11の下面に
上蓋12をネジ固定した場合について説明したが、固定
手段は他の公知の方法で行うことができる。また、タン
ス製造時に一体にこれを設けることもできる。上記実施
例では台座14を床面13に固定せずに載置している
が、床面13に接着することも可能である。更に、上記
いずれの実施例もタンス11に免震装置を設けた場合に
ついて説明したが、タンス以外の家具にこれを利用する
ことは勿論可能である。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る家具
免震装置によれば、すりばち形の凹部がそれぞれ形成さ
れた台座と上蓋を互いに対面させて床面と家具の下面と
に設け、前記各凹部の周囲に縦壁部を形成すると共に、
前記凹部内に球体を配設した構成としたので、地震の僅
かな横揺れや人が当たった程度の衝撃などでは家具が動
くことがなく平常時における家具の安定性が確保される
一方、大きな地震の揺れに対しては家具が水平方向で動
き得るので免震効果が十分に発揮され、家具の転倒が確
実に防止されるといった効果を奏する。
【0019】また、免震装置の台座および上蓋に形成さ
れた凹部の中心部に窪みを形成して球体がこの窪みに嵌
まり込むようにしたから、球体が移動する際には大きな
エネルギが必要となり、結果的によっぽど大きな地震以
外では家具が動くことがなく、平常時のタンス安定性が
より確実に得られることになる。
【0020】更に、免震装置の台座および上蓋に形成さ
れた凹部内に球体を配設した時に、台座と上蓋とが接触
するようにしたから、これによっても平常時におけるタ
ンス安定性が確実に得られることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る家具免震装置の一実施例を示す斜
視図である。
【図2】タンスの下面に免震装置を配置した時の正面図
である。
【図3】タンスの下面に免震装置を配置した時の平面図
である。
【図4】上記図2におけるA部の拡大断面図である。
【図5】地震の横揺れでタンスが水平方向に移動した時
の免震装置の断面図である。
【図6】免震装置の上蓋を台座と離した状態で被せた時
の断面図である。
【図7】本発明に係る家具免震装置の他の実施例を示す
斜視図である。
【図8】前記実施例の免震装置をタンスの下面に配置し
た時の断面図である。
【図9】従来における家具免震装置の一例を示す正面図
である。
【符号の説明】
10 免震装置 11 タンス(家具) 12 上蓋 13 床面 14 台座 15 球体 18 縦壁部 19 縦壁部 20 凹部 21 凹部 31 窪み 32 窪み

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 すりばち形の凹部がそれぞれ形成された
    台座と上蓋を互いに対面させて床面と家具の下面とに設
    け、前記各凹部の周囲に縦壁部を形成すると共に、前記
    凹部内に球体を配設したことを特徴とする家具免震装
    置。
  2. 【請求項2】 上記台座および上蓋に形成された凹部の
    中心部に窪みを形成したことを特徴とする請求項1記載
    の家具免震装置。
  3. 【請求項3】 上記台座および上蓋に形成された凹部内
    に球体を配設した時に、球体が両方の凹部の内面に接す
    ると共に台座と上蓋とが接触していることを特徴とする
    請求項1又は2記載の家具免震装置。
  4. 【請求項4】 上記台座および上蓋に形成された凹部内
    に球体を配設した時に、球体が両方の凹部の内面に接
    し、台座と上蓋とが非接触であることを特徴とする請求
    項1又は2記載の家具免震装置。
  5. 【請求項5】 上記上蓋を家具の下面の四隅に設ける一
    方、この上蓋に対応した床面の四箇所に台座を載置した
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか記載の家具
    免震装置。
JP6073596A 1996-03-18 1996-03-18 家具免震装置 Pending JPH09248223A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8015760B2 (en) * 2005-02-14 2011-09-13 Zoltan Kemeny Seismic isolation access floor assembly
CN108931102A (zh) * 2018-04-25 2018-12-04 青岛海尔股份有限公司 用于冰箱的滚轮装置及冰箱
DE102021121509A1 (de) 2021-08-19 2023-02-23 Promera Gmbh & Co. Kg Regal
DE102021121508A1 (de) 2021-08-19 2023-02-23 Promera Gmbh & Co. Kg Schallplattenspieler

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