JPH09247890A - 片持ち軸の回転電機の輸送時保護装置 - Google Patents
片持ち軸の回転電機の輸送時保護装置Info
- Publication number
- JPH09247890A JPH09247890A JP4706296A JP4706296A JPH09247890A JP H09247890 A JPH09247890 A JP H09247890A JP 4706296 A JP4706296 A JP 4706296A JP 4706296 A JP4706296 A JP 4706296A JP H09247890 A JPH09247890 A JP H09247890A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- stator
- rotor
- elastic body
- electric machine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】輸送時に、固定子と回転子とを周方向にも保持
して固定子と回転子との間の損傷を防止する。 【解決手段】固定子４を固着した固定子枠１の反駆動側
にブラケット２が、駆動側にフランジ３が組み合わされ
る。回転子６を固着した軸５を軸受７を介してブラケッ
ト２に取付ける。軸５の駆動側の軸受を持たない軸端に
キー溝５１ａを持つ穴５１を設ける。フランジ３の端部
に取付けた押さえ板８と軸端との間に弾性体９を介在さ
せ、そのとつ部９１が軸５の穴５１に係合させて軸５を
軸方向に保持する。弾性体９のとつ部９１にとつ条９１
ａを設けて穴５１のキー溝５１ａに係合させ、とつ条９
１ａとキー溝５１ａとで周方向おうとつ１１を形成させ
る。
して固定子と回転子との間の損傷を防止する。 【解決手段】固定子４を固着した固定子枠１の反駆動側
にブラケット２が、駆動側にフランジ３が組み合わされ
る。回転子６を固着した軸５を軸受７を介してブラケッ
ト２に取付ける。軸５の駆動側の軸受を持たない軸端に
キー溝５１ａを持つ穴５１を設ける。フランジ３の端部
に取付けた押さえ板８と軸端との間に弾性体９を介在さ
せ、そのとつ部９１が軸５の穴５１に係合させて軸５を
軸方向に保持する。弾性体９のとつ部９１にとつ条９１
ａを設けて穴５１のキー溝５１ａに係合させ、とつ条９
１ａとキー溝５１ａとで周方向おうとつ１１を形成させ
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、駆動側に軸受を
持たないで、相手機械と結合されるときに、その相手機
械の軸受により回転電機の駆動側の軸受を代用するよう
な片持ち軸の回転電機の輸送時保護装置に関する。
持たないで、相手機械と結合されるときに、その相手機
械の軸受により回転電機の駆動側の軸受を代用するよう
な片持ち軸の回転電機の輸送時保護装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】そのような従来例として、実公平６−２
３１８１号公報が知られている。この文献によれば、軸
の中央部に回転子が取付けられ、反駆動側の軸端が軸受
に支持され、駆動側の軸端に軸受を持たない片持ち軸の
回転電機の輸送時保護装置において、固定子の駆動側の
フランジに取付けられる押さえ板に弾性体を取付け、駆
動側の軸端と弾性体との一方に軸方向のとつ部を設け、
他方にこのとつ部に係合して挿入される軸方向のおう部
を設けるものである。そして、駆動側の軸端をとつ部と
するものととつ部とするものとが示され、輸送時に固定
子と回転子との間に合成樹脂のフィルムを介装したり、
しなかったりする。
３１８１号公報が知られている。この文献によれば、軸
の中央部に回転子が取付けられ、反駆動側の軸端が軸受
に支持され、駆動側の軸端に軸受を持たない片持ち軸の
回転電機の輸送時保護装置において、固定子の駆動側の
フランジに取付けられる押さえ板に弾性体を取付け、駆
動側の軸端と弾性体との一方に軸方向のとつ部を設け、
他方にこのとつ部に係合して挿入される軸方向のおう部
を設けるものである。そして、駆動側の軸端をとつ部と
するものととつ部とするものとが示され、輸送時に固定
子と回転子との間に合成樹脂のフィルムを介装したり、
しなかったりする。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来例によれ
ば、固定子側と回転子側とを一体にして一梱包で輸送で
きるようになる。しかし、輸送時に固定子と回転子とは
軸方向に保持されるが、輸送時の振動により、固定子と
回転子とが周方向に回動し、接触する固定子と回転子と
が損傷する。フィルムを介装しても、介装したフィルム
が軸方向に抜けたりする。固定子と回転子との間の空隙
は微小なので、フィルムを空隙の全周に介装することは
作業上困難で、せいぜい半周ぐらいであって輸送時のフ
ィルムの上下関係も規制され、固定子と回転子との周方
向の回動により、フィルムが周方向に移動したりする。
ば、固定子側と回転子側とを一体にして一梱包で輸送で
きるようになる。しかし、輸送時に固定子と回転子とは
軸方向に保持されるが、輸送時の振動により、固定子と
回転子とが周方向に回動し、接触する固定子と回転子と
が損傷する。フィルムを介装しても、介装したフィルム
が軸方向に抜けたりする。固定子と回転子との間の空隙
は微小なので、フィルムを空隙の全周に介装することは
作業上困難で、せいぜい半周ぐらいであって輸送時のフ
ィルムの上下関係も規制され、固定子と回転子との周方
向の回動により、フィルムが周方向に移動したりする。
【０００４】この発明の課題は、輸送時に、固定子と回
転子とを周方向にも保持して固定子と回転子との間の損
傷を防止できる片持ち軸の回転電機の輸送時保護装置を
提供することにある。
転子とを周方向にも保持して固定子と回転子との間の損
傷を防止できる片持ち軸の回転電機の輸送時保護装置を
提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明の片持ち軸の回
転電機の輸送時保護装置は、軸の中央部に回転子が取付
けられ、反駆動側の軸端が軸受に支持され、駆動側の軸
端に軸受を持たない片持ち軸の回転電機の輸送時保護装
置において、固定子の駆動側のフランジに取付けられる
押さえ板に弾性体を取付け、駆動側の軸端と弾性体との
一方に軸方向のとつ部を設け、他方にこのとつ部に係合
して挿入される軸方向のとつ部を設け、更に、とつ部と
おう部との間に周方向おうとつを形成するものである。
転電機の輸送時保護装置は、軸の中央部に回転子が取付
けられ、反駆動側の軸端が軸受に支持され、駆動側の軸
端に軸受を持たない片持ち軸の回転電機の輸送時保護装
置において、固定子の駆動側のフランジに取付けられる
押さえ板に弾性体を取付け、駆動側の軸端と弾性体との
一方に軸方向のとつ部を設け、他方にこのとつ部に係合
して挿入される軸方向のとつ部を設け、更に、とつ部と
おう部との間に周方向おうとつを形成するものである。
【０００６】この発明の片持ち軸の回転電機の輸送時保
護装置によれば、軸の駆動側の軸端に軸受を持たないに
もかかわらず、輸送時には、駆動側の軸端と押さえ板に
取付けた弾性体との軸方向に係合するとう部とおう部と
が軸を軸方向に保持し、更に、とつ部とおう部との間の
周方向おうとつが軸を周方向にも保持するので、軸に取
付けた回転子と固定子とは、輸送時の振動にもかかわら
ず、軸方向にも周方向にも接触による損傷がない。
護装置によれば、軸の駆動側の軸端に軸受を持たないに
もかかわらず、輸送時には、駆動側の軸端と押さえ板に
取付けた弾性体との軸方向に係合するとう部とおう部と
が軸を軸方向に保持し、更に、とつ部とおう部との間の
周方向おうとつが軸を周方向にも保持するので、軸に取
付けた回転子と固定子とは、輸送時の振動にもかかわら
ず、軸方向にも周方向にも接触による損傷がない。
【０００７】
【発明の実施の形態】図１は実施例１の要部回転図示断
面図を含む回転電機の断面図、図２は図１の弾性体の正
面図、図３は実施例２の要部断面図である。図１及び図
２の実施例１において、固定子枠１の反駆動側にブラケ
ット２が、駆動側にフランジ３が組み合わされる。中央
部に固定子４が固着される。回転子６を固着した軸５は
軸受７を介してブラケット２に取付けられる。軸５の駆
動側の軸端に図示しない相手機械と結合するためのキー
溝５１ａを持つ穴５１が設けられる。
面図を含む回転電機の断面図、図２は図１の弾性体の正
面図、図３は実施例２の要部断面図である。図１及び図
２の実施例１において、固定子枠１の反駆動側にブラケ
ット２が、駆動側にフランジ３が組み合わされる。中央
部に固定子４が固着される。回転子６を固着した軸５は
軸受７を介してブラケット２に取付けられる。軸５の駆
動側の軸端に図示しない相手機械と結合するためのキー
溝５１ａを持つ穴５１が設けられる。
【０００８】輸送時には、フランジ３の端部に押さえ板
８をボルト１０などで取付け、押さえ板８と軸５の駆動
側の軸端との間に弾性体９を介在させる。弾性体９は軸
方向先端がテーパ状にとつ部９１を形成し、軸５の穴５
１に弾性的に係合して挿入される。このため、軸５の駆
動側の軸端に軸受を持たないにもかかわらず、輸送時に
は、駆動側の軸端と押さえ板８に取付けた弾性体９との
軸方向に係合するとつ部９１とおう部（この場合、穴５
１）とが軸５を軸方向に保持して輸送時の軸方向の振動
に耐える。押さえ板８のセンタ突起８１と弾性体９のお
うみ穴９２とで両者を結合するが、押さえ板８と弾性体
９とを一体形成してもよい。ここまでは、従来例と同様
である。なお、押さえ板８と弾性体９とをねじなどで結
合してもよい。
８をボルト１０などで取付け、押さえ板８と軸５の駆動
側の軸端との間に弾性体９を介在させる。弾性体９は軸
方向先端がテーパ状にとつ部９１を形成し、軸５の穴５
１に弾性的に係合して挿入される。このため、軸５の駆
動側の軸端に軸受を持たないにもかかわらず、輸送時に
は、駆動側の軸端と押さえ板８に取付けた弾性体９との
軸方向に係合するとつ部９１とおう部（この場合、穴５
１）とが軸５を軸方向に保持して輸送時の軸方向の振動
に耐える。押さえ板８のセンタ突起８１と弾性体９のお
うみ穴９２とで両者を結合するが、押さえ板８と弾性体
９とを一体形成してもよい。ここまでは、従来例と同様
である。なお、押さえ板８と弾性体９とをねじなどで結
合してもよい。
【０００９】実施例１の特徴として、弾性体９のとつ部
９１にとつ条９１ａを設けて穴５１のキー溝５１ａに係
合させ、とつ条９１ａとキー溝５１ａとで周方向おうと
つ１１を形成させる。周方向おうとつ１１により、軸５
に取付けた回転子６と固定子４とは、輸送時の振動にも
かかわらず、周方向にも回動しないで接触による損傷が
ない。回転子６の重量が大きいときには、回転子６の下
側と固定子４との間にフィルム９８を介装するとよい。
９１にとつ条９１ａを設けて穴５１のキー溝５１ａに係
合させ、とつ条９１ａとキー溝５１ａとで周方向おうと
つ１１を形成させる。周方向おうとつ１１により、軸５
に取付けた回転子６と固定子４とは、輸送時の振動にも
かかわらず、周方向にも回動しないで接触による損傷が
ない。回転子６の重量が大きいときには、回転子６の下
側と固定子４との間にフィルム９８を介装するとよい。
【００１０】図３の実施例２において、軸５の駆動側の
軸端の外周にキー溝５１ｂが設けられ、軸端の外周と相
手機械とが結合される場合である。弾性体９は実施例１
のとつ部９１に代えておう部９３が軸５に係合して挿入
される。キー５１ｋがあるので、弾性体９のとつ部９３
にはおう条９３ａが形成され、おう条９３ａとキー５１
ｋとが周方向おうとつ１１を形成する。キー５１ｋがな
いときには、弾性体９のおう部９３にはとつ条が形成さ
れてキー溝５１ｂと共に周方向おうとつ１１が形成され
る。
軸端の外周にキー溝５１ｂが設けられ、軸端の外周と相
手機械とが結合される場合である。弾性体９は実施例１
のとつ部９１に代えておう部９３が軸５に係合して挿入
される。キー５１ｋがあるので、弾性体９のとつ部９３
にはおう条９３ａが形成され、おう条９３ａとキー５１
ｋとが周方向おうとつ１１を形成する。キー５１ｋがな
いときには、弾性体９のおう部９３にはとつ条が形成さ
れてキー溝５１ｂと共に周方向おうとつ１１が形成され
る。
【００１１】
【発明の効果】この発明の片持ち軸の回転電機の輸送時
保護装置によれば、軸の駆動側の軸端に軸受を持たない
にもかかわらず、輸送時には、駆動側の軸端と押さえ板
に取付けた弾性体との軸方向に係合するとつ部とおう部
とが軸を軸方向に保持し、更に、とつ部とおう部との間
の周方向おうとつが軸を周方向にも保持するので、軸に
取付けた回転子と固定子とは、輸送時の振動にもかかわ
らず、軸方向にも周方向にも接触による損傷がないとい
う効果がある。
保護装置によれば、軸の駆動側の軸端に軸受を持たない
にもかかわらず、輸送時には、駆動側の軸端と押さえ板
に取付けた弾性体との軸方向に係合するとつ部とおう部
とが軸を軸方向に保持し、更に、とつ部とおう部との間
の周方向おうとつが軸を周方向にも保持するので、軸に
取付けた回転子と固定子とは、輸送時の振動にもかかわ
らず、軸方向にも周方向にも接触による損傷がないとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】実施例１の要部回転図示断面図を含む回転電機
の断面図
の断面図
【図２】図１の弾性体の正面図
【図３】実施例２の要部断面図
１ 固定子枠 ２ ブラケット ３ フランジ ４ 固定子 ５ 軸 ６ 回転子 ７ 軸受 ８ 押さえ板 ９ 弾性体 １１ 周方向おう
とつ ５１ 穴 ５１ａ キー溝 ５１ｂ キー溝 ５１ｋ キー ９１ とつ部 ９１ａ とつ条 ９３ おう部 ９３ａ おう条
とつ ５１ 穴 ５１ａ キー溝 ５１ｂ キー溝 ５１ｋ キー ９１ とつ部 ９１ａ とつ条 ９３ おう部 ９３ａ おう条
Claims (1)
- 【請求項１】軸の中央部に回転子が取付けられ、反駆動
側の軸端が軸受に支持され、駆動側の軸端に軸受を持た
ない片持ち軸の回転電機の輸送時保護装置において、固
定子の駆動側のフランジに取付けられる押さえ板に弾性
体を取付け、駆動側の軸端と弾性体との一方に軸方向の
とつ部を設け、他方にこのとつ部に係合して挿入される
軸方向のおう部を設け、更に、とつ部とおう部との間に
周方向おうとつを形成することを特徴とする片持ち軸の
回転電機の輸送時保護装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4706296A JPH09247890A (ja) | 1996-03-05 | 1996-03-05 | 片持ち軸の回転電機の輸送時保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4706296A JPH09247890A (ja) | 1996-03-05 | 1996-03-05 | 片持ち軸の回転電機の輸送時保護装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09247890A true JPH09247890A (ja) | 1997-09-19 |
Family
ID=12764677
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4706296A Pending JPH09247890A (ja) | 1996-03-05 | 1996-03-05 | 片持ち軸の回転電機の輸送時保護装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09247890A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1386382A2 (en) * | 2001-02-05 | 2004-02-04 | Kollmorgen Corporation | Design for frameless cartridge motors |
| WO2013108504A1 (ja) * | 2012-01-17 | 2013-07-25 | 株式会社日立産機システム | 片持ち軸電動機 |
| CN103912474A (zh) * | 2013-01-08 | 2014-07-09 | 海尔集团公司 | 压缩机 |
-
1996
- 1996-03-05 JP JP4706296A patent/JPH09247890A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1386382A2 (en) * | 2001-02-05 | 2004-02-04 | Kollmorgen Corporation | Design for frameless cartridge motors |
| EP1892817A1 (en) * | 2001-02-05 | 2008-02-27 | Kollmorgen Corporation | Design for frameless cartridge motors |
| WO2013108504A1 (ja) * | 2012-01-17 | 2013-07-25 | 株式会社日立産機システム | 片持ち軸電動機 |
| US9853518B2 (en) | 2012-01-17 | 2017-12-26 | Hitachi Industrial Equipment Systems Co., Ltd. | Cantilevered-shaft electric motor |
| CN103912474A (zh) * | 2013-01-08 | 2014-07-09 | 海尔集团公司 | 压缩机 |
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