JPH09247836A - 電力ケーブルの絶縁型差込式接続部 - Google Patents
電力ケーブルの絶縁型差込式接続部Info
- Publication number
- JPH09247836A JPH09247836A JP8080920A JP8092096A JPH09247836A JP H09247836 A JPH09247836 A JP H09247836A JP 8080920 A JP8080920 A JP 8080920A JP 8092096 A JP8092096 A JP 8092096A JP H09247836 A JPH09247836 A JP H09247836A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- semi
- conductive layer
- ring
- rubber
- unit
- Prior art date
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- Pending
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- Cable Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 出荷時に縁切り部の電気性能の確認ができる
とともに、布設現場での施工時間の短縮と高度なスキル
を要しない電力ケーブルの絶縁型差込式接続部を提供す
る。 【解決手段】 外周の半導電層が長さ方向に縁切りされ
たゴムモールドユニットの上記縁切り部に、ゴム絶縁体
内にリング状に半導電層が埋込まれ、かつ上記ゴム絶縁
体の内周の一部に上記リング状半導電層が露出している
リング状の遮蔽ユニットを、半導電層の露出部をゴムモ
ールドユニットの縁切り部のいずれか一方の半導電層端
部に密接せしめて装着して成る電力ケーブルの絶縁型差
込式接続部。
とともに、布設現場での施工時間の短縮と高度なスキル
を要しない電力ケーブルの絶縁型差込式接続部を提供す
る。 【解決手段】 外周の半導電層が長さ方向に縁切りされ
たゴムモールドユニットの上記縁切り部に、ゴム絶縁体
内にリング状に半導電層が埋込まれ、かつ上記ゴム絶縁
体の内周の一部に上記リング状半導電層が露出している
リング状の遮蔽ユニットを、半導電層の露出部をゴムモ
ールドユニットの縁切り部のいずれか一方の半導電層端
部に密接せしめて装着して成る電力ケーブルの絶縁型差
込式接続部。
Description
【０００１】本発明は、例えばＣＶケーブル等のゴム、
プラスチック電力ケーブルの絶縁型差込式接続部に関す
るものである。
プラスチック電力ケーブルの絶縁型差込式接続部に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】】従来
の絶縁型差込式接続部は、例えば特開平５−７６１２４
号公報に示されるように縁切りしたゴムモールドユニッ
トをケーブル上に装着し、その上に半導電性テープを巻
回して遮蔽構造を形成していた。
の絶縁型差込式接続部は、例えば特開平５−７６１２４
号公報に示されるように縁切りしたゴムモールドユニッ
トをケーブル上に装着し、その上に半導電性テープを巻
回して遮蔽構造を形成していた。
【０００３】上述した従来の絶縁型差込式接続部は布設
現場において半導電テープ巻きによる遮蔽構造を形成す
るため、出荷時にその電気性能を確認できないという問
題があった。又布設現場において半導電性テープを巻く
ことは、施工時間が長くなるばかりでなく、テープ巻き
作業にスキルを要するため電気性能にばらつきが生じや
すくなるという問題があった。
現場において半導電テープ巻きによる遮蔽構造を形成す
るため、出荷時にその電気性能を確認できないという問
題があった。又布設現場において半導電性テープを巻く
ことは、施工時間が長くなるばかりでなく、テープ巻き
作業にスキルを要するため電気性能にばらつきが生じや
すくなるという問題があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の問題点を
解消し、出荷時に縁切り部の電気性能の確認ができると
ともに、布設現場での施工時間の短縮と比較的高度なス
キルを要しない電力ケーブルの絶縁型差込式接続部を提
供するもので、その特徴は、外周の半導電層が長さ方向
に縁切りされたゴムモールドユニットの上記縁切り部
に、ゴム絶縁体内にリング状に半導電層が埋込まれ、か
つ上記ゴム絶縁体の内周一部に上記リング状半導電層が
露出しているリング状の遮蔽ユニットを、半導電層の露
出部をゴムモールドユニットの縁切り部のいずれか一方
の半導電層端部上に密接せしめて装着して成る電力ケー
ブルの絶縁型差込式接続部にある。
解消し、出荷時に縁切り部の電気性能の確認ができると
ともに、布設現場での施工時間の短縮と比較的高度なス
キルを要しない電力ケーブルの絶縁型差込式接続部を提
供するもので、その特徴は、外周の半導電層が長さ方向
に縁切りされたゴムモールドユニットの上記縁切り部
に、ゴム絶縁体内にリング状に半導電層が埋込まれ、か
つ上記ゴム絶縁体の内周一部に上記リング状半導電層が
露出しているリング状の遮蔽ユニットを、半導電層の露
出部をゴムモールドユニットの縁切り部のいずれか一方
の半導電層端部上に密接せしめて装着して成る電力ケー
ブルの絶縁型差込式接続部にある。
【０００５】
【発明の実施の形態】図１（イ）は本発明接続部の具体
例の要部の縦断面図、図１（ロ）はケーブルに装着前の
ゴムモールドユニットの縦断面図、図１（ハ）はゴムモ
ールドユニットに、装着前の遮蔽ユニットの縦断面図、
図１（ニ）は図１（ハ）のＸ−Ｘ断面図である。図面に
おいて、１はケーブルの外部半導電層、２は架橋ポリエ
チレン等のケーブル絶縁体、３はスリーブの圧縮接続等
により形成した導体接続部、４は導体接続部３を覆って
設けたスリーブカバーである。
例の要部の縦断面図、図１（ロ）はケーブルに装着前の
ゴムモールドユニットの縦断面図、図１（ハ）はゴムモ
ールドユニットに、装着前の遮蔽ユニットの縦断面図、
図１（ニ）は図１（ハ）のＸ−Ｘ断面図である。図面に
おいて、１はケーブルの外部半導電層、２は架橋ポリエ
チレン等のケーブル絶縁体、３はスリーブの圧縮接続等
により形成した導体接続部、４は導体接続部３を覆って
設けたスリーブカバーである。
【０００６】上記導体接続部３を内包してケーブル絶縁
体２上にはゴムモールドユニット１０が装着されてい
る。該ゴムモールドユニット１０は図１（ロ）に示すよ
うに、ゴム絶縁体１１の内部に内周面を露出して埋込ま
れた内部電極１２と、ゴム絶縁体１１の外周の半導電層
１３を一体成形して形成されており、上記外周の半導電
層１３は長さ方向に縁切りされて縁切り部１４を形成し
ている。
体２上にはゴムモールドユニット１０が装着されてい
る。該ゴムモールドユニット１０は図１（ロ）に示すよ
うに、ゴム絶縁体１１の内部に内周面を露出して埋込ま
れた内部電極１２と、ゴム絶縁体１１の外周の半導電層
１３を一体成形して形成されており、上記外周の半導電
層１３は長さ方向に縁切りされて縁切り部１４を形成し
ている。
【０００７】上記ゴムモールドユニット１０の縁切り部
１４上にはリング状の遮蔽ユニット２０が装着されてい
る。該遮蔽ユニット２０は図１（ハ）及び（ニ）に示す
ように、ゴム絶縁体２１の内部にリング状に半導電層２
２が埋込まれ、かつ上記ゴム絶縁体２１の内周の一部に
上記リング状半導電層２２が露出している。このような
リング状の遮蔽ユニット２０は、その内径がケーブルに
装着したゴムモールドユニット１０の外径と同等もしく
は若干小さく形成されており、半導電層２２の露出部２
２ａをゴムモールドユニット１０の縁切り部１４のいず
れか一方の半導電層１３端部上に密着せしめて装着され
ている。
１４上にはリング状の遮蔽ユニット２０が装着されてい
る。該遮蔽ユニット２０は図１（ハ）及び（ニ）に示す
ように、ゴム絶縁体２１の内部にリング状に半導電層２
２が埋込まれ、かつ上記ゴム絶縁体２１の内周の一部に
上記リング状半導電層２２が露出している。このような
リング状の遮蔽ユニット２０は、その内径がケーブルに
装着したゴムモールドユニット１０の外径と同等もしく
は若干小さく形成されており、半導電層２２の露出部２
２ａをゴムモールドユニット１０の縁切り部１４のいず
れか一方の半導電層１３端部上に密着せしめて装着され
ている。
【０００８】図２は本発明接続部形成の手順を示す縦断
面図である。ケーブル導体の接続部３形成後、上記接続
部３上にスリーブカバー４を取付ける。このような導体
接続部３を内包してケーブル絶縁体２上に、既知の手段
によりゴムモールドユニット１０を装着しケーブル絶縁
体２に密着せしめる。続いてあらかじめケーブル上に挿
通しておいたリング状の遮蔽ユニット２０を矢印の方向
に移動させ、遮蔽ユニット２０の半導電層２２の露出部
２２ａをゴムモールドユニット１０の縁切り部１４のい
ずれか一方の半導電層１３端部上に密着せしめて装着す
る。
面図である。ケーブル導体の接続部３形成後、上記接続
部３上にスリーブカバー４を取付ける。このような導体
接続部３を内包してケーブル絶縁体２上に、既知の手段
によりゴムモールドユニット１０を装着しケーブル絶縁
体２に密着せしめる。続いてあらかじめケーブル上に挿
通しておいたリング状の遮蔽ユニット２０を矢印の方向
に移動させ、遮蔽ユニット２０の半導電層２２の露出部
２２ａをゴムモールドユニット１０の縁切り部１４のい
ずれか一方の半導電層１３端部上に密着せしめて装着す
る。
【０００９】上記において、ゴムモールドユニット１０
の縁切り部１４上への遮蔽ユニット２０の装着の位置決
めを容易にするために、例えば図３に示すように、ゴム
モールドユニット１０の縁切り部１４の半導電層１３の
端部に凹部１３ａ、１３ｂを形成しておき、一方遮蔽ユ
ニット２０の上記凹部１３ａ、１３ｂに対応する位置に
凸部２１ａ、２１ｂを形成し、上記凹部と凸部を嵌合す
ることにより、遮蔽ユニット２０の位置決めが確実に実
施できる。上記凹部及び凸部の形成は両端部もしくは片
端部の１ヶ所でもよく、又全周もしくは部分的に１ヶ所
以上に設けてもよい。
の縁切り部１４上への遮蔽ユニット２０の装着の位置決
めを容易にするために、例えば図３に示すように、ゴム
モールドユニット１０の縁切り部１４の半導電層１３の
端部に凹部１３ａ、１３ｂを形成しておき、一方遮蔽ユ
ニット２０の上記凹部１３ａ、１３ｂに対応する位置に
凸部２１ａ、２１ｂを形成し、上記凹部と凸部を嵌合す
ることにより、遮蔽ユニット２０の位置決めが確実に実
施できる。上記凹部及び凸部の形成は両端部もしくは片
端部の１ヶ所でもよく、又全周もしくは部分的に１ヶ所
以上に設けてもよい。
【００１０】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電力ケー
ブルの絶縁型差込式接続部によれば、あらかじめ成形さ
れたゴムモールドユニットと遮蔽ユニットを布設現場に
おいて組合わせるだけでよいので、布設現場における施
工時間の短縮化と施工技術の低スキル化が実現でき、又
工場出荷時に縁切り部の電気性能が確認できる等の効果
を有する。
ブルの絶縁型差込式接続部によれば、あらかじめ成形さ
れたゴムモールドユニットと遮蔽ユニットを布設現場に
おいて組合わせるだけでよいので、布設現場における施
工時間の短縮化と施工技術の低スキル化が実現でき、又
工場出荷時に縁切り部の電気性能が確認できる等の効果
を有する。
【図１】図１（イ）は本発明接続部の具体例の要部の縦
断面図、図１（ロ）はケーブルに装着前のゴムモールド
ユニットの縦断面図、図１（ハ）はゴムモールドユニッ
トに装着前の遮蔽ユニットの縦断面図、図１（ニ）は図
１（ハ）のＸ−Ｘ断面図である。
断面図、図１（ロ）はケーブルに装着前のゴムモールド
ユニットの縦断面図、図１（ハ）はゴムモールドユニッ
トに装着前の遮蔽ユニットの縦断面図、図１（ニ）は図
１（ハ）のＸ−Ｘ断面図である。
【図２】本発明接続部形成の手順を示す縦断面図であ
る。
る。
【図３】遮蔽ユニットを装着する際の位置決めの説明図
である、
である、
１０ ゴムモールドユニット １１ ゴム絶縁体 １２ 内部電極 １３ 半導電層 １４ 縁切り部 ２０ 遮蔽ユニット ２１ ゴム絶縁体 ２２ 半導電層 ２２ａ 半導電層の露出部
Claims (1)
- 【請求項１】 外周の半導電層が長さ方向に縁切りされ
たゴムモールドユニットの上記縁切り部に、ゴム絶縁体
内にリング状に半導電層が埋込まれ、かつ上記ゴム絶縁
体の内周の一部に上記リング状半導電層が露出している
リング状の遮蔽ユニットを、半導電層の露出部をゴムモ
ールドユニットの縁切り部のいずれか一方の半導電層端
部上に密接せしめて装着して成ることを特徴とする電力
ケーブルの絶縁型差込式接続部。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8080920A JPH09247836A (ja) | 1996-03-08 | 1996-03-08 | 電力ケーブルの絶縁型差込式接続部 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8080920A JPH09247836A (ja) | 1996-03-08 | 1996-03-08 | 電力ケーブルの絶縁型差込式接続部 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09247836A true JPH09247836A (ja) | 1997-09-19 |
Family
ID=13731861
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8080920A Pending JPH09247836A (ja) | 1996-03-08 | 1996-03-08 | 電力ケーブルの絶縁型差込式接続部 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09247836A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010004590A (ja) * | 2008-06-18 | 2010-01-07 | Viscas Corp | 電力ケーブル接続部およびその製造方法 |
-
1996
- 1996-03-08 JP JP8080920A patent/JPH09247836A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010004590A (ja) * | 2008-06-18 | 2010-01-07 | Viscas Corp | 電力ケーブル接続部およびその製造方法 |
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