JP2011239494A - 電力ケーブル用差込型接続体及びこれを用いた電力ケーブルの接続方法 - Google Patents
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Abstract
層の接続や防止保護処理の際に隙間が生じてしまうことのない電力ケーブル用差込型接続
体及びこれを用いた電力ケーブルの接続方法を提供する。
【解決手段】両端にテーパ部を有し中央部が略円筒形状であるゴム絶縁体3と該ゴム絶縁
体3の中央部内面に埋め込まれた半導電層4からなるゴムモールドユニット1を有する電
力ケーブル用差込接続体において、前記ゴムモールドユニット1の外周全長に渡って、連
続した導電性テープが巻回された導電性テープ層2が形成されていることを特徴とする。
【選択図】図2
Description
ーブルの接続方法に関するものである。
続部の要部縦断面図を図3に示す。接続すべきケーブル12とケーブル12aそれぞれの
導体6、6a、ケーブル絶縁層7、7a、外部半導電層9、9a、遮蔽層10、10a、
防食層11、11a、が段剥ぎされ、導体接続スリーブ5の上にゴムモールドユニット1
が設けられている。このゴムモールドユニット100はゴム絶縁体3の内周の一部に円筒
状に内周半導電層4が埋込まれ、前記ゴム絶縁体3の外周には外周半導電層21が設けら
れ、又、この外周半導電層21はゴム絶縁体3の両端部より延長された延長部分21−1
、21−1aがそれぞれあり、ゴムモールドユニット100全体として左右対称な構造と
なっている。なお、電力ケーブル用の接続部としては、防食層11、11aの各端部、ゴ
ムモールドユニット100の端部等に、更に防水処理、防食処理等施すが、図3ではそれ
らを図示していない。
電気的に接触させる必要がある。しかし、ケーブル12とケーブル12aそれぞれの外部
半導電層9、9aの段剥ぎ長さが異なっている(図3ではケーブル12の外部半導電層の
段剥ぎの方が長い)ので、換言するとケーブル絶縁層7の露出長が長くなっているので、
外周半導電層21の延長部分21−1は外部半導電層9まで達しない。そこで、この間を
導電性テ−プを巻いて導電性テ−プ巻層8を設けることにより、電気的導通を図っている
。
ている理由は、ゴムモールドユニット100が円筒状になっていることと、その内径がケ
ーブル絶縁層7の外径より若干小さめとなっていることによるケーブル接続部の組立方法
に起因している。
組立ての際、接続すべきケーブル12とケーブル12aそれぞれの所定の段剥ぎ作業終了
後、導体6と導体6aとを導体接続スリーブ5により接続する前に、ゴムモールドユニッ
ト100をいずれか一方のケーブルに挿入して一旦逃がしておく必要がある。そのために
、ゴムモールドユニット100を挿入して一旦逃がしておく側のケーブル絶縁層7の露出
部分の長さを、ゴムモールドユニット100の軸方向の長さとほぼ同じにする必要がある
。
露出部分の長さをゴムモールドユニット100の軸方向の長さとほぼ同じとし、ケーブル
絶縁層7の上にゴムモールドユニット1を一旦逃がしておき、導体6と導体6aとを導体
接続スリーブ5により接続した状態を示すものである。この後、ゴムモールドユニット1
00を図3におけるゴムモールドユニット100の位置へ移動させ、外周半導電層21の
延長部分21−1と外部半導電層9とを電気的に導通させるために、この間を導電性テ−
プを巻いて導電性テ−プ巻層8を設けている。
01の外周半導電層21の両端に前記ゴム絶縁体3の両端部より延長しているそれぞれ長
さの異なる延長部分21−2、21−2aを設け、前記外周半導電層21の長い方の延長
部分21−2を前記ケーブルの外部半導電層9を長く段剥ぎした方の外部半導電層9の端
部に重なるよう装着してなることを特徴とする電力ケーブル用接続部としたものもある(
特許文献1)。
の延長部分21−1と外部半導電層9とを電気的に導通させるために、この間を導電性テ
−プを巻いて導電性テ−プ巻層8を設ける必要がある。そのため、図3に記載の接続部の
両端には、コブ状の外周半導電層9と導電性テープ巻層8の重なり部分Aが生じてしまう
という問題があった。この重なり部分が生じると接続部形成後に行う遮蔽層の接続や防止
保護処理の際に隙間が生じてしまうことがある。図3においては図示していないが、延長
部分21−1側だけでなく、長さは短いものの延長部分21−1a側も電気的に確実に導
通させるために、外周半導電層21の延長部分21−1aと外部半導電層9aの上に導電
性テープを巻いて導電性テープ巻層を設けている。したがって、この重なり部分Aは接続
部の両端に生じてしまう。また、これらの延長部分によりゴムモールドユニット1全体が
長くなることにより接続部が大きくなってしまうという問題もあった。
外部半導体層9、延長部分21−2aと外部半導電層9aを電気的に確実に導通させるた
めには、これらの上に導電性テープ巻層を施す必要がある。このような導電性テープ巻層
を施すと図3に記載の接続部と同様、重なり部分Aが生じてしまう。さらに、図5に記載
の接続部は図6に示すように、差込時に長い側の延長部分21−2を外側に折返しておい
てケーブル絶縁層7上に挿入しなければならないという問題がある。
テーパ部を有し中央部が略円筒形状であるゴム絶縁体と該ゴム絶縁体の中央部内面に埋め
込まれた半導電層からなるゴムモールドユニットを有する電力ケーブル用差込接続体にお
いて、前記ゴムモールドユニットの外周全長に渡って、連続した導電性テープが巻回され
た導電性テープ層が形成されていることを特徴とする。すなわち、請求項1に記載の電力
ケーブル用差込型接続体のゴムモールドユニットは外周に半導電層を有さず、代わりに連
続した導電性テープがゴムモールドユニットの外周全長に渡り巻回された導電性テープ層
が形成されている。このようにすると、接続部の両端にコブ状の重なりができず、さらに
工数を減らすことができる。
一部が重なるように巻回されていることを特徴とする。このようにすると、導電性テープ
が隙間なく繋がり、確実にシールドすることができる。
有していることを特徴とする。このようにすると、前記半導電層と電力ケーブルの導体と
の電気的導通を確実にすることができる。
、外部導電層を有する電力ケーブルの接続部において、少なくとも1本は前記ゴムモール
ドユニット全長より長く端部から順次導電層、絶縁層を剥ぎ取ってケーブル導体を露出さ
せた電力ケーブルを2本用意し、前記ゴムモールドユニットの長さよりも長く端部の導電
層を剥ぎ取った電力ケーブルを前記ゴムモールドユニットに挿入し、ついで2本の電力ケ
ーブルの端部を導体接続スリーブの両端から挿入して接続し、前記導体接続スリーブ上に
前記ゴムモールドユニットを移動させ、前記ゴムモールドの外周全長に渡って、連続した
導電性テープを巻回することを特徴とする。このようにすると、接続部の両端にコブ状の
重なりができず、さらに工数を減らすことができる。
が重なるように巻回されていることを特徴とする。このようにすると、導電性テープが隙
間なく繋がり、確実にシールドすることができる。
ができず、かつ従来よりも工数を減らすことができるという効果を得ることができる。
に限定されるものではない。
2は前記ゴムモールドユニット1を用いた電力ケーブル用接続部の要部断面図である。図
1及び図2において、図3〜図6に示す従来の電力ケーブル用接続部のゴムモールドユニ
ット100、101との第1の相違点は、ゴムモ−ルドユニット1においてゴム絶縁体3
の外部には半導電層が存在しないことである。ついで第2の相違点は、従来の半導電層の
代わりに、連続した導電性テープ層2が前記ゴムモールドユニット1の外周全長に渡り巻
回されていることである。なお、電力ケーブル用の接続部としては、防食層11、11a
の各端部、ゴムモ−ルドユニット1の端部等に更に、防水処理、防食処理等施すが、図3
、図5同様それらは図示していない。
00を用いた場合と同様である。先ず、接続すべきケーブル12とケーブル12aそれぞ
れの導体6、6a、ケーブル絶縁層7、7a、外部半導電層9、9a、遮蔽層10、10
a、防食層11、11a、を段剥ぎする。
ユニット1を挿入しゴムモ−ルドユニット1を一旦逃がしておき、導体6、6aの接続作
業の支障とならないようにする。
図2に示す位置まで移動する。その後、導電性テープをケーブル12の遮蔽層10の一部
にラップするところから巻き始め、ケーブル12aの遮蔽層10aの一部にラップすると
ころまで1/2重ねで巻回し、導電性テープ層2を形成する。
ると前記ゴムモールドユニット1の外周全長に渡って、連続した導電性テープを巻回する
際に接続される電力ケーブルの外部半導電層からの巻回をスムースに行うことができるが
、延長部の分、接続部が大きくなる。
2 導電性テープ層
3 ゴム絶縁体
4 半導電層
5 導体接続スリーブ
6、6a 導体
7、7a ケーブル絶縁層
8 導電性テ−プ巻層
9、9a 外部半導電層
10、10a 遮蔽層
11、11a 防食層
12、12a ケーブル
21 外周半導電層
21−1、21−1a、21−2、21−2a 外周半導電層の延長部分
Claims (5)
- 両端にテーパ部を有し中央部が略円筒形状であるゴム絶縁体と該ゴム絶縁体の中央部内
面に埋め込まれた半導電層からなるゴムモールドユニットを有する電力ケーブル用差込接
続体において、前記ゴムモールドユニットの外周全長に渡って、連続した導電性テープが
巻回された導電性テープ層が形成されていることを特徴とする電力ケーブル用差込型接続
体。 - 前記導電性テープは幅方向の一部が重なるように巻回されていることを特徴とする請求
項1に記載の電力ケーブル用差込型接続体。 - 前記半導電層の内面に突起を有していることを特徴とする請求項1または2のいずれか
1項に記載の電力ケーブル用差込型接続体。 - 少なくともケーブル導体、絶縁層、導電層を有する電力ケーブルの接続部において、少
なくとも1本は前記ゴムモールドユニットの長さよりも長く端部から導電層を剥ぎ取りつ
いで絶縁層を剥ぎ取ってケーブル導体露出させた電力ケーブルを2本用意し、前記ゴムモ
ールドユニットの長さよりも長く端部の導電層を剥ぎ取った電力ケーブルを前記ゴムモー
ルドユニットに挿入し、ついで2本の電力ケーブルの端部を導体接続スリーブの両端から
挿入して接続し、前記導体接続スリーブ上に前記ゴムモールドユニットを移動させ、前記
ゴムモールドの外周全長に渡って、連続した導電性テープを巻回することを特徴とする電
力ケーブルの接続方法。 - 前記導電性テープは幅方向の一部が重なるように巻回されていることを特徴とする請求
項4に記載の電力ケーブルの接続方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010106388A JP2011239494A (ja) | 2010-05-06 | 2010-05-06 | 電力ケーブル用差込型接続体及びこれを用いた電力ケーブルの接続方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010106388A JP2011239494A (ja) | 2010-05-06 | 2010-05-06 | 電力ケーブル用差込型接続体及びこれを用いた電力ケーブルの接続方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2011239494A true JP2011239494A (ja) | 2011-11-24 |
Family
ID=45326846
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2010106388A Pending JP2011239494A (ja) | 2010-05-06 | 2010-05-06 | 電力ケーブル用差込型接続体及びこれを用いた電力ケーブルの接続方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2011239494A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020203788A1 (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 古河電気工業株式会社 | 電力ケーブルの中間接続部及びその施工方法 |
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JP2002330533A (ja) * | 2001-05-02 | 2002-11-15 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | 電力ケーブルの直線接続部 |
-
2010
- 2010-05-06 JP JP2010106388A patent/JP2011239494A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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CN113544924B (zh) * | 2019-03-29 | 2023-02-17 | 古河电气工业株式会社 | 电力线缆的中间连接部及其施工方法 |
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