JPH09247564A - テレビジョン受像機 - Google Patents

テレビジョン受像機

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JPH09247564A
JPH09247564A JP8054401A JP5440196A JPH09247564A JP H09247564 A JPH09247564 A JP H09247564A JP 8054401 A JP8054401 A JP 8054401A JP 5440196 A JP5440196 A JP 5440196A JP H09247564 A JPH09247564 A JP H09247564A
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signal
distance
viewer
image
camera
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JP8054401A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Hirano
裕弘 平野
Takashi Hoshino
剛史 星野
Noboru Kojima
昇 小島
Masahito Sugiyama
雅人 杉山
Kentaro Teranishi
謙太郎 寺西
Takaaki Nishiseto
孝明 西瀬戸
Yasuhiro Kasahara
康弘 笠原
Nobufumi Nakagaki
宣文 中垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】TVカメラ出力の視聴情報から視聴者支援の利
便機能を実現するテレビジョン受像機の視聴適応信号処
理方法および回路を提供する。 【解決手段】TVカメラ5のオートフォーカス機構より
視聴距離を計測し、視聴距離に応じた複数特性の一つの
特性でエッジ付加輪郭強調や音量調節の信号処理を行
い、視聴距離に応じた最適な画像表示や音声再生などの
視聴者支援の機能を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン受像
機の信号処理に係り、特に、TVカメラで視聴情報を収
集して視聴状況に適した画像を表示するに好適なテレビ
ジョン受像機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のテレビジョン受像機では、放送波
やパッケージメディアなどの信号を受信して画像を表示
することがその主要な用途になっていた。
【0003】しかし、今後のテレビジョン受像機は、そ
の発展形態として、家庭内情報端末の役割も担う有効な
機器になると考えられている。そして、様々な形態のテ
レビジョン受像機の検討が進められている。
【0004】この形態の一つに、テレビ電話の機能を備
えたテレビジョン受像機がある。この受像機では、TV
カメラを搭載し、これで撮像した画像を送信してテレビ
電話の機能を実現する。ただ、テレビ電話として使用す
る頻度はそれほど高くないことが予想される。そこで、
TVカメラで得られる視聴情報を用いた視聴者支援の機
能など、TVカメラを有効に活用した各種の利便機能の
実現が願望されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、TV
カメラ出力の視聴情報から視聴者支援の利便機能を実現
するテレビジョン受像機の視聴適応信号処理方法および
回路を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明では以下の技術的手段を採用する。
【0007】TVカメラのオートフォーカス機構より視
聴距離を計測し、視聴距離に応じた複数特性の一つの特
性でエッジ付加輪郭強調の信号処理を行う技術的手段を
採用する。そして、加算するエッジ付加信号の付加量や
周波数特性を視聴距離に応じて適応的に変化させる信号
処理を行う。また、視聴距離に応じた音量調節の信号処
理を行う。これにより、視聴距離に応じた最適な画像表
示や音声再生が可能な視聴者支援の機能が実現できる。
【0008】TVカメラ出力で得る人物画像信号で視聴
者を認識し、視聴者の好みに合致した絵作りの特性の画
像再生を行う技術的手段を採用する。これにより、視聴
者は自分の好みに合った画像で試聴することが可能な視
聴者支援の機能が実現できる。
【0009】TVカメラ出力で視聴者の動きを検出し、
この検出信号でリプレイ機能などの動作を制御する技術
的手段を採用する。これにより、希望する画像を確実に
リプレイすることが可能な視聴者支援の機能が実現でき
る。
【0010】TVカメラ出力で視聴者の視線方向を検出
し、ドライブ機構によりテレビ画面の向きを視線方向に
回転させる技術的手段を採用する。これにより、視聴者
の視線の中心にテレビ画像の表示を行うことが可能な視
聴者支援の機能が実現できる。
【0011】TVカメラ出力で視聴者の視線方向を検出
し、画面中央を回転軸として回転角度θだけ回転した平
面上に投影した立体画像信号を生成する画像変換処理の
技術的手段を採用する。これにより、視聴者の視線を中
心に立体画像の表示を行うことが可能な視聴者支援の機
能が実現できる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施例について、
図1に示すブロック図で説明する。本実施例は視聴距離
に応じた最適な画像表示が可能な視聴者支援の機能を実
現するに好適なものである。図中の1はチューナ部、2
は映像復調部、3は画質改善部、4は画像表示部、5は
TVカメラ、6は遠近計測部、7は制御部である。
【0013】放送波信号TVは、チューナ部1でベース
バンドの信号への復調処理を行い、映像信号S1を出力
する。そして、映像復調部2では、輝度・色信号の分離
や色復調の信号処理を行い、輝度信号と色差信号からな
る信号S2を復調する。
【0014】画質改善部3は、制御部7からの遠近制御
信号S6で定まる特性によるエッジ付加輪郭強調と3原
色RGB信号への変換の信号処理を行い、3原色RGB
信号からなる信号S3を出力する。なお、エッジ付加輪
郭強調の信号処理については後述する。この信号S3
は、画像表示部4に供給し、表示画面上に画像を再生す
る。
【0015】一方、テレビジョン受像機に搭載したTV
カメラ5は、オートフォーカス機構で視聴者にピント合
わせを行い、ピントが合った状態の距離の情報S4を出
力する。
【0016】遠近計測部6は、画面高Hを基準に、距離
の情報S4より視距離を計算し、視距離情報S5を出力
する。制御部7は、視距離情報S5をもとに、近距離,
標準距離,遠距離の判定を行う。例えば、4H未満は近
距離、4H〜6Hの間は標準距離、6H以上は遠距離と
判定する。そして、これらの距離に対応する遠近制御信
号S6を出力する。
【0017】図2は輪郭強調の第1の構成例を示し、視
距離に応じてエッジ付加信号の付加量を変化させるに好
適なものである。
【0018】同図(a)に示す構成で、BPF8は、帯
域通過型の特性で輝度信号Yの高域成分S7を抽出す
る。係数加重部9では、この信号に遠近制御信号S6で
定まる係数値を乗算する処理を行う。すなわち、係数値
は、同図(b)に示すように、遠近制御信号S6が近距
離の時はK1,標準距離の時はK2,遠距離の時はK3
に設定する。ここで、係数値はK1<K2<K3の関係
を有し、K2は従来の標準の設定値である。したがっ
て、従来のものと比較して、この出力のエッジ付加信号
S8は、近距離ではやや小さめ、遠距離ではやや大きめ
の信号となる。よって、視距離に応じて輪郭強調の度合
いを変化させることができる。
【0019】遅延部10で時間遅延を調整した輝度信号
Y′と、係数加重部9の出力のエッジ付加信号S8は、
加算部11で加算し、その出力に輪郭強調を行った輝度
信号YEを得る。
【0020】図3は輪郭強調の第2の構成例を示し、視
距離に応じてエッジ付加信号の周波数特性を変化させる
に好適なものである。
【0021】同図(a)に示す構成で、BPFV12は、トラ
ンスバーサルタイプの構成で、帯域通過型の特性で輝度
信号Yの高域成分S9を抽出する。なお、遠近制御信号
S6でタップ係数を設定して複数種類の周波数特性を実
現する。そして、同図(b)に示すように、周波数特性
は、遠近制御信号S6が近距離の時は点線,標準距離の
時は一点鎖線,遠距離の時は実線の特性に設定する。こ
こで、標準距離の特性は、従来の標準の設定値である。
したがって、従来のものと比較して、この出力の高域成
分S9は、近距離ではやや高い周波数の信号,遠距離で
はやや低い周波数の信号となる。これは、視距離による
視覚特性の変化と対応した特性になっており、視距離に
応じて視覚特性に整合した輪郭強調を行うことができ
る。
【0022】係数加重部13では、高域成分S9に係数
値K2(従来の標準の設定値)を乗算し、その出力にエ
ッジ付加信号S10を得る。
【0023】遅延部14で時間遅延を調整した輝度信号
Y′と、係数加重部13出力のエッジ付加信号S10
は、加算部15で加算し、その出力に輪郭強調を行った
輝度信号YEを得る。
【0024】本実施例によれば、視聴距離に応じた最適
な画像表示が可能な視聴者支援の機能が実現できる。な
お、本実施例は、信号波形の立ち上がり,立ち下がりの
特性を改善するトランジェント改善輪郭強調などにも適
用することが可能である。
【0025】次に、本発明の第2の実施例について、図
4に示すブロック図で説明する。本実施例は視聴距離に
応じた最適な画像表示と音声再生が可能な視聴者支援の
機能を実現するに好適なものである。図中の16は音質
調整部、17は音声再生部である。
【0026】放送波信号TVは、チューナ部1でベース
バンドの信号への復調処理を行い、映像信号S1と音声
信号SAを出力する。
【0027】また、音声信号SAは、音質調整部16で
遠近制御信号S6で定まる特性の音量調節を行う。すな
わち、標準距離では従来と同様、近距離ではやや小さ
め、遠距離ではやや大きめの音量に調節する。この出力
信号SA′は、音声再生部17に供給し、音声を再生す
る。
【0028】一方、テレビジョン受像機に搭載したTV
カメラ5、遠近計測部6および制御部7は、第1の実施
例と同様に視距離を計算し、これらの距離に対応する遠
近制御信号S6を出力する。
【0029】以上に述べたように、本実施例によれば、
視聴距離に応じた最適な画像表示と音声再生が可能な視
聴者支援の機能が実現できる。
【0030】次に、本発明の第3の実施例について、図
5に示すブロック図で説明する。本実施例は、視聴者が
自分の好みに合った画像で試聴することが可能な視聴者
支援の機能を実現するに好適なものである。図中の18
は人物識別部、19は制御部である。
【0031】画質改善部3は、制御部19からの制御信
号S13で定まる特性によるエッジ付加輪郭強調と3原
色RGB信号への変換の信号処理を行い、3原色RGB
信号からなる信号S3を出力する。
【0032】一方、テレビジョン受像機に搭載したTV
カメラ5では、視聴者を撮像した画像信号S11を出力
する。人物識別部18では、この画像信号S11の人物
像領域を切り出し、登録ファイルの人物像との比較識別
を行い、特定した視聴者情報S12を出力する。
【0033】制御部19は、視聴者情報S12に対応す
る絵作り特性(輪郭強調の度合いなど)の制御信号S1
3を出力し、併せて、内蔵のファイルメモリにその特性
を記憶する信号処理を行う。
【0034】図6は、上述の人物識別部の一構成例を示
す図である。同図(a)はその構成、(b)はその動作
概略を示す。
【0035】同図(a)で、人物領域抽出部20は、画
像信号S11の画像より人物像の抽出を行う。すなわ
ち、同図(b)に示すように、画面内の人物像の映って
いる領域を人物エリアとして検出し、この人物エリアの
画像信号を信号S15に出力する。
【0036】登録ファイル部21は、参照人物画像の記
録と再生を行う。すなわち、登録動作信号RCで、信号
S15の人物画像を内蔵の画像ファイルに記録する登録
動作を行う。また、読出し動作制御信号S17で、画像
ファイルから人物画像を読出し、参照人物画像の信号S
16を出力する。なお、登録動作は、毎回行う必要はな
く、例えば設置時に一度行えばよい。
【0037】認識判定部22は、人物エリアの画像信号
S15と参照人物画像の信号S16との特徴認識処理を
行う。すなわち、両者の人物像の特徴(例えば顔,目,
鼻,口などの輪郭形状)が一致した時は、この参照人物
画像の人物と特定し、その人物に対応した視聴者情報S
12を出力する。一方、不一致の場合は、読出し動作制
御信号S17を出力し、登録ファイル部21から別の参
照人物画像を読出し、再度、特徴認識処理を行う。
【0038】以上に述べたように、本実施例によれば、
視聴者が自分の好みに合った画像で試聴することが可能
な視聴者支援の機能を実現することができる。
【0039】次に、本発明の第4の実施例について、図
7に示すブロック図で説明する。本実施例は、視聴者が
希望する画像を確実にリプレイすることが可能な視聴者
支援の機能を実現するに好適なものである。図中の23
はリプレイ処理部、24は多重処理部、25はジェスチ
ャ検出部である。
【0040】リプレイ処理部23は、動作作動制御信号
S24でリプレイ機能の動作を開始し、リプレイ画像信
号S20を出力する。この動作については後述する。
【0041】多重処理部24は、動作作動制御信号S2
4でリプレイ画像信号S20をPIPあるいはPOPの形
態で多重する信号処理を行い、リプレイ機能に従った信
号S21を出力する。
【0042】画質改善部3は、所定の特性によるエッジ
付加輪郭強調と3原色RGB信号への変換の信号処理を
行い、3原色RGB信号からなる信号S22を出力す
る。この信号S22は、画像表示部4に供給し、表示画
面上にリプレイ機能の画像を再生する。
【0043】一方、テレビジョン受像機に搭載したTV
カメラ5では、視聴者を撮像した画像信号S23を出力
する。ジェスチャ検出部25は、この画像信号S23よ
り人物の身振りや手振りなどの動きを検出し、動きを検
出した時に動作作動制御信号S24を出力する。
【0044】図8は、ジェスチャ検出部の一構成例であ
る。図中の26は1フレーム遅延部、27は減算部、2
8は判定部である。
【0045】画像信号S23の一方は、1フレーム遅延
部26に入力し、その出力に1フレームの期間に相当す
る時間だけ遅延させた信号S23′を得る。
【0046】減算部27は、信号S23とS23′の減
算処理を行い、1フレーム間の差分信号FDを抽出す
る。
【0047】判定部28は、まず、差分信号FDを低域
通過フィルタに通して低周波成分(例えば2MHz以下
の成分)を抽出する。この低周波成分は動きがない時は
零となる。次に、この低周波成分の信号レベルが設定値
を越える領域を計測し、この領域が全画面に占める割合
が一定値を越える場合に身振りや手振りなどの動きと判
定し、動作作動制御信号S24を出力する。
【0048】図9は、リプレイ処理部の一構成例であ
る。画像圧縮部29は、JPEGやMPEGなどの国際
標準のビデオ符号化により画像信号の高能率符号化を行
う。メモリ部30は、数秒から十数秒の符号化データを
記憶するメモリを有し、動作作動制御信号S24にした
がって記録,再生の動作を行う。すなわち、動作作動制
御信号S24が発生した時を起点に、符号化データを所
定の期間(例えば数秒から十数秒)メモリに記録した後
に記録の動作を中止する。そして、メモリにリプレイに
必要な画像のデータを記憶する。これと並行して、メモ
リから符号化データを読み出す再生の動作を開始する。
画像伸張部31では、この読み出した符号化データの復
号化の処理を行い、復号したリプレイ画像信号S20を
出力する。
【0049】本実施例によれば、視聴者が希望する画像
を確実にリプレイすることが可能な視聴者支援の機能を
実現することができる。
【0050】次に、本発明の第5の実施例について、図
10で説明する。本実施例は、ドライブ機構でテレビ画
面を回転させ、視聴者の視線の中心にテレビ画像の表示
を行うことが可能な視聴者支援の機能を実現するに好適
なものである。同図の(a)は発明の概説図、(b)は
構成例、(c)は視聴方向検出の原理を示す。
【0051】同図(a)の左半分は、本実施例のテレビ
ジョン受像機の正面図で、TV本体部とTVカメラと回
転テーブル部とこの駆動部とで構成する。右半分は視聴
者の位置とTV本体部の向きとの関係図である。視聴者
の位置が正面の場合は、回転テーブル部は正規の位置に
ある。一方、視聴者の位置が左斜めの場合は、回転テー
ブル部を回転角度θだけ回転させ、TV本体部の向きを
視聴者の視線の中心に据える。ここで、視聴距離をL,
中心位置からのずれの距離をDとすると、回転角度θは
θ=tan-1(D/L)で計算できる。
【0052】同図(b)はこの回転機構の一構成例であ
る。テレビジョン受像機に搭載したTVカメラ5は、カ
メラを所定の向きに固定して視聴者を撮像する。すなわ
ち、同図(c)に示すように、視聴者の位置が正面の場
合には画面中央部のドット領域,左斜めの場合は画面左
側部,右斜めの場合は画面右側部に視聴者が映るような
方向にカメラの向きを固定して撮像する。
【0053】視聴方向検出部32は、撮像した画像信号
とオートフォーカス機構で得られる距離の情報とからな
る信号S30をもとに、視聴者の視線方向の検出と必要
な回転角度θの算出を行う。すなわち、画像信号から画
面上での視聴者の位置を検出し、この位置の情報と前記
の距離の情報から視聴距離Lと中止位置からのずれの距
離Dとを計算する。そして、θ=tan-1(D/L)を計算
して回転角度θを算出し、この角度θの情報S31を出
力する。
【0054】回転駆動制御部33は、情報S31をもと
に駆動部のドライブ機構を制御し、回転テーブル部を回
転角度θだけ回転させる。
【0055】本実施例によれば、ドライブ機構でテレビ
画面を回転させ、視聴者の視線の中心にテレビ画像の表
示を行うことが可能な視聴者支援の機能を実現すること
ができる。
【0056】次に、本発明の第6の実施例について、図
11で説明する。本実施例は、視聴者の視線の中心に立
体画像の表示を行うことが可能な視聴者支援の機能を実
現するに好適なものである。同図の(a)は構成例、
(b)はこの画像変換部の動作概略を示す。
【0057】同図(a)の構成で、映像復調部34は、
伝送された立体画像信号3DTVの復調処理を行い、立
体画像信号S40に復調する。映像変換部35は、視聴
方向検出部37から得る回転角度の情報S43にもとづ
きアーフィン変換などの信号処理を行う。そして、同図
(b)に示すように、正規画面の画面中央を回転軸とし
て回転角度θだけ回転した投射画面の平面上に投影した
立体画像信号S41を生成する。この信号は3D表示部
36に供給して、視聴者の視線の中心に立体画像を表示
する。
【0058】テレビジョン受像機に搭載したTVカメラ
5は、前述の第5の実施例と同様、カメラを所定の向き
に固定して視聴者を撮像する。すなわち、視聴者の位置
が正面の場合には画面中央部のドット領域,左斜めの場
合は画面左側部,右斜めの場合は画面右側部に視聴者が
映るような方向にカメラの向きを固定して撮像する。視
聴方向検出部37は、撮像した画像信号とオートフォー
カス機構で得られる距離の情報とからなる信号S42を
もとに、視聴者の視線方向の検出と必要な回転角度θの
算出を行う。すなわち、画像信号から画面上での視聴者
の位置を検出し、この位置の情報と前記の距離の情報か
ら視聴距離Lと中止位置からのずれの距離Dとを計算す
る。そして、θ=tan-1(D/L)を計算して回転角度θ
を算出し、この角度θの情報S43を出力する。
【0059】本実施例によれば、視聴者の視線の中心に
立体テレビ画像の表示を行うことが可能な視聴者支援の
機能を実現することができる。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、テレビジョン受像機に
搭載のTVカメラ出力の視聴情報で視聴者支援の各種機
能が実現できる。このため、テレビジョン受像機におけ
る利便性の向上に効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のブロック図。
【図2】輪郭強調の第1の構成例の説明図。
【図3】輪郭強調の第2の構成例の説明図。
【図4】本発明の第2の実施例のブロック図。
【図5】本発明の第3の実施例のブロック図。
【図6】人物識別部の一構成例の説明図。
【図7】本発明の第4の実施例のブロック図。
【図8】ジェスチャ検出部の一構成例の説明図。
【図9】リプレイ処理部の一構成例の説明図。
【図10】本発明の第5の実施例のブロック図。
【図11】本発明の第6の実施例のブロック図。
【符号の説明】 1…チューナ部、2,34…映像復調部、3…画質改善
部、4…画像表示部、5…TVカメラ、6…遠近計測
部、7…制御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小島 昇 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内 (72)発明者 杉山 雅人 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内 (72)発明者 寺西 謙太郎 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内 (72)発明者 西瀬戸 孝明 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像情報メディア事業部 内 (72)発明者 笠原 康弘 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像情報メディア事業部 内 (72)発明者 中垣 宣文 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像情報メディア事業部 内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】TVカメラを備えたテレビジョン受像機に
    おいて、前記TVカメラのオートフォーカス機構より視
    聴距離を計測する手段と、視聴距離に応じた複数特性の
    輪郭強調の信号処理の手段とを有し、前記計測した視聴
    距離で前記複数特性の一つの特性を設定して輪郭強調の
    信号処理を行うことを特徴とするテレビジョン受像機。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の前記視聴距離に応じた複
    数種類の輪郭強調の信号処理の手段とは、輝度信号の高
    域成分をエッジ付加信号として前記輝度信号に加算する
    エッジ付加輪郭強調の信号処理であり、加算するエッジ
    付加信号の付加特性を視聴距離に応じて適応的に変化さ
    せ、標準距離より近い近距離では付加量を少なく、標準
    距離より遠い遠距離では付加量を多くするテレビジョン
    受像機。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の前記視聴距離に応じた複
    数種類の輪郭強調の信号処理の手段とは、輝度信号の高
    域成分をエッジ付加信号として前記輝度信号に加算する
    エッジ付加輪郭強調の信号処理であり、前記エッジ付加
    信号の周波数特性を視聴距離に応じて適応的に変化さ
    せ、標準距離より近い近距離ではより高域の周波数帯
    域,標準距離より遠い遠距離ではより低域の周波数帯域
    の周波数特性とするテレビジョン受像機。
  4. 【請求項4】音声信号の音量を、標準距離より近い近距
    離ではやや小さめ、標準距離より遠い遠距離ではやや大
    きめに設定する、視聴距離に応じた音量調節機能を備え
    た請求項1ないし3に記載のテレビジョン受像機。
  5. 【請求項5】TVカメラを備えたテレビジョン受像機に
    おいて、前記TVカメラ出力で得る人物画像信号で視聴
    者を認識する視聴者認識の手段と、前記認識した視聴者
    の画像の絵作りの特性を記憶する手段とを有し、前記視
    聴者認識の出力信号で対応する前記記憶した絵作りの特
    性を読み出し、前記読み出した特性で画像の再生を行う
    ことを特徴とするテレビジョン受像機。
  6. 【請求項6】TVカメラを備えたテレビジョン受像機に
    おいて、前記TVカメラ出力で視聴者の動きを検出する
    ジェスチャ検出の手段と、視聴者が再度見たいテレビ画
    像の数秒ないし十数秒の期間の画像の記録・再生を行う
    リプレイ機能の手段とを有し、前記ジェスチャ検出の出
    力信号で前記リプレイ機能の動作の制御を行うことを特
    徴とするテレビジョン受像機。
  7. 【請求項7】TVカメラを備えたテレビジョン受像機に
    おいて、前記TVカメラ出力で視聴者の視線方向を検出
    する視線検出の手段と、ドライブ機構によりテレビ画面
    の向きを回転する手段とを有し、前記視線検出で検出し
    た視線方向に前記テレビ画面を回転し、視聴者の視線の
    中心にテレビ画像の表示を行うことを特徴とするテレビ
    ジョン受像機。
  8. 【請求項8】TVカメラを備えたテレビジョン受像機に
    おいて、前記TVカメラ出力で視聴者の視線方向を検出
    する視線検出の手段と、画面中央を回転軸として回転角
    度θだけ回転した平面上に投影した立体画像信号を生成
    する画像変換処理の手段とを有し、前記画像変換処理で
    は、前記視線検出で検出する視線方向で計算した回転角
    度θを用いて立体画像信号を生成し、視聴者の視線を中
    心に立体画像の表示を行うことを特徴とするテレビジョ
    ン受像機。
JP8054401A 1996-03-12 1996-03-12 テレビジョン受像機 Pending JPH09247564A (ja)

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