JPH09246696A - 基板の異物除去装置 - Google Patents

基板の異物除去装置

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JPH09246696A
JPH09246696A JP4777996A JP4777996A JPH09246696A JP H09246696 A JPH09246696 A JP H09246696A JP 4777996 A JP4777996 A JP 4777996A JP 4777996 A JP4777996 A JP 4777996A JP H09246696 A JPH09246696 A JP H09246696A
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JP
Japan
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substrate
board
foreign matter
receiving surface
cylindrical body
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Withdrawn
Application number
JP4777996A
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English (en)
Inventor
Kiyomitsu Mizushima
清光 水島
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Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板面に付着した異物の除去、および新たな
付着異物発生を防止することのできる基板の異物除去装
置を提供すること。 【解決手段】 一端に開口部11、他端に排気口を有す
る流路13を形成する筒状体10と、流路13に配設さ
れて流路13の軸線に沿って延びるガイド部16および
ガイド部16の下端部に側方へ膨出した基板受面17を
有し、開口部11から導入された基板30を案内しかつ
基板受面17で受け止め基板30に衝撃を伝えてその付
着異物を落下させる基板台15と、基板台15の下流側
に設けられて基板30より落下する異物を捕捉するフィ
ルタ20と、開口部11から排気口への空気流を形成す
るファン22と、を備えてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明はプリント基板に付
着した異物を除去する基板の異物除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子回路のプリント基板には、絶
縁性,耐湿性,耐熱性の良好なガラス布基材エポキシ樹
脂基板(以下、基板と略称する)が広く使用されてい
る。
【0003】この基板は、外形や孔の打抜き加工時に、
基板素材のガラス繊維やエポキシ樹脂の微小片が発生
し、基板面に付着する。そのため、打抜き加工の直後
に、該基板を温水洗浄して、次工程の導体部印刷工程や
抵抗体印刷工程等へ搬送されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、基板を次工程
への搬送時や、治具の着脱時等の振動により、基板の打
抜き端縁の切り口で、新た素材が削剥するおそれがあっ
た。その端縁部分が削剥して微小片となり基板面に付着
すると、新たな付着異物となって、上記印刷回路形成時
に異物不良が発生し、生産性を低下させるという問題が
あった。
【0005】この発明は、上記にかんがみてなされたも
のであり、その目的とするところは、基板面に付着した
異物の除去、および新たな付着異物発生を防止すること
のできる基板の異物除去装置を提供しようとするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するためになされたものであり、本発明の基板の異物
除去装置は、一端に開口部、他端に排気口を有する流路
を形成する筒状体と、前記流路に配設されて該流路の軸
線に沿って延びるガイド部および前記ガイド部の下端部
に側方へ膨出した基板受面を有し、前記開口部から導入
された基板を案内しかつ前記基板受面で受け止め前記基
板に衝撃を伝えてその付着異物を落下させる基板台と、
前記基板台の下流側に設けられて前記基板より落下する
異物を捕捉するフィルタと、前記フィルタの下流側に設
けられ前記開口部から排気口への空気流を形成するファ
ンと、を備えてなることを特徴とする基板の異物除去装
置である。
【0007】また、前記基板台の基板受面が、水平面に
対して傾斜して構成されてもよい。
【0008】また、前記基板台のガイド部は、前記基板
のほぼ中央部を貫通して案内可能に形成してもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施態様を図面
に基づいて説明する。
【0010】図1,2は本発明の基板の異物除去装置の
断面図、およびそのA矢視図である。
【0011】この基板の異物除去装置は、流路13を形
成する筒状体10と、ガイド部16,基板受面17を有
する基板台15と、基板台15の下流に設けられたフィ
ルタ20と、ファン22とを主体にして構成されてい
る。
【0012】筒状体10は、鉛直線に対して軸線が傾斜
(本例では30度)した上半部10aと、軸線が鉛直な
下半部10bとを備え、所定の直径の円筒状部材により
構成されている。そして、上端の開口部11と下端の排
気口12との間に流路13が形成されている。なお、上
記軸線は、鉛直(傾斜角=0度)から、傾斜角80度の
範囲で適宜設定することができる。
【0013】基板台15は、所定の直径を有する丸棒状
のガイド部16と、ガイド部16の下部に設けられ、フ
ランジ状に側方へ膨出した基板受面17と有し、ガイド
部16の先端部は流線形に形成されている。
【0014】この基板台15は、上半部10a内に、ガ
イド部16の先端を開口部11位置に配設するととも
に、その軸線を共有して支持部材19を介して筒状体1
0に取付けられている。従って、基板受面17は、図1
において、水平面に対して30度の右下がりに設けられ
ている。
【0015】支持部材19は、本例では、多数の3mm
の角孔を有する網目状部材からなり、基板台15を支持
するとともに、搬入された基板30の下方への落下を防
止するように形成されている。
【0016】フィルタ20は、例えば、不織布シート等
の濾材からなり、10〜20m3 /minの通気性を備
えて形成されている。そして、筒状体10の下半部10
bに、着脱可能に取付けられ、流路13の空気流を通過
させるとともに、基板30より落下した異物を捕捉可能
に形成されている。
【0017】ファン22は、電動機と直結したプロペラ
ファンからなり、下半部10bのフィルタ20下流側に
配設されている。そして、開口部11から大気を吸引
し、基板台15周辺に風速約3m/secの空気流を形
成して、排気口12から排出するように形成されてい
る。なお、上記風速は、基板台15に基板30を装着し
た状態に設定され、風速1〜5m/secの範囲とする
ことが好ましい。
【0018】このように構成された基板の異物除去装置
の対象となる基板30は、例えば、ガラス布基材エポキ
シ樹脂基板からなる円板状に形成され、そのほぼ中央部
に、ガイド部16が遊嵌状態で貫通可能な貫通孔31が
穿設されている。
【0019】なお、この基板30の外形形状は、円形ま
たは正方形が望ましく、長方形やL字形状のものであっ
てもよい。また、筒状体10の内径と基板30の外径の
比率は、基板30を円形とした場合、10対1乃至2対
1の範囲とすることが好ましく、本例では、3対1の比
率に設定されている。
【0020】次に、本発明の基板の異物除去装置の動作
を説明する。
【0021】まず、ファン22を回転させると、筒状体
10の流路13に、開口部11から排気口12へ向かう
空気流が発生する。
【0022】次いで、基板30の貫通孔31を、基板台
15のガイド部16先端部に外嵌し(図3に2点鎖線で
示す)、基板30の保持を解放すると、基板30自体の
重さ、および上記空気流による吸引力によって、筒状体
10内へ加速して吸引される。
【0023】そして、基板30は、ガイド部16に案内
されて下降し、基板受面17に衝突する。そのとき、基
板30面が、基板受面17に添って傾斜して受け止めら
れるとともに、その衝撃力が基板30全体に伝達され
る。
【0024】この衝撃力により、基板30に付着してい
た異物が脱落する。すなわち、基板30の下面に付着し
ていた異物33aは下方へ落下し、空気流によって下流
方向へ吸引される。また、基板30上面に付着していた
異物33bは、衝撃により撥ね上げられ、空気流によっ
て下流方向へ吸引される。
【0025】ここで、基板30が基板受面17上にある
とき、空気流は、開口部11から入って、基板30外縁
と筒状体10内壁との間を真っ直ぐに下流に向かう直線
流a(図3に白矢印aで示す)と、基板30上面に当た
り、基板30上面において、ガイド部16を中心として
放射状に分かれ、基板30外縁を経て下流方向に向かう
屈曲流b(図3に白矢印bで示す)とが形成される。
【0026】この屈曲流bが、基板30上面で撥ね上げ
られた異物33bを捕らえ、風速により、異物33bを
基板30上方から基板端縁部の外方へ排除する。この屈
曲流bは、基板30の中央部においても作用し、基板3
0面の傾斜は、衝撃により付着を解放された異物の下方
への落下を助長する。
【0027】また、上記衝撃は、付着異物の外に、基板
30の端縁部等の、切り口部分における素材の脆弱部分
を、微細な破片として分離して飛散させ、この新たに発
生した微細な破片(異物)も、上述の付着異物ととも
に、空気流により、下流方向へ吸引して除去している。
そして、基板30の外縁を周った屈曲流bは、直線流a
とともにフィルタ20へ到来する。
【0028】フィルタ20では、空気流内に存在する異
物を捕捉し除去を行う。その後、空気流は、排気口12
から大気中へ排出され、基板30は、開口部11より取
出される。また、フィルタ20で除去した異物は、随
時、フィルタ20を取外して回収される。
【0029】なお、この発明は上述の説明および図例に
限定されることなく、この発明の技術的思想から逸脱し
ない範囲において、その実施態様を変更することができ
る。例えば、ファンは、筒状体の外部に設けられた負圧
源であっでもよい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明の基板の異物
除去装置は、流路内に基板台を設けるとともに空気流を
形成して、基板自体の重さ、および空気流の吸引力によ
り加速して基板を基板台で受け止め、基板に衝撃を伝え
る構成なので、基板に付着している異物、および基板の
打抜き端縁等の、切り口部分における素材の脆弱部分を
削剥し、基板より分離して除去することができる。
【0031】また、基板台の基板受面が、水平面に対し
て傾斜して設けられることにより、基板上面より剥落し
た異物の落下を助長することができる。
【0032】また、基板台のガイド部が、基板のほぼ中
央部を貫通しているので、基板上面の全面に空気流が作
用し、衝撃力との協働により、基板上面に付着した異物
を容易に落下させて除去することができる。
【0033】このように、本発明の基板の異物除去装置
によれば、衝撃と、基板上面に作用する空気流とによ
り、付着異物の吸引除去、および基板の打抜き端縁部分
等の仕上げを清浄化して、新たな付着異物の発生を防止
することができる。
【0034】従って、基板の印刷回路形成時等の異物不
良が防止され、生産性を向上することができる。また、
基板端縁等が清浄化されるため、後工程における基板自
体からの異物発生がなくなり、それらの異物による生産
設備,治具等の汚損が防止でき、従来、その清掃に要し
ていた手間,時間を節減できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施態様の基板の異物除去装置の断面
図。
【図2】図1のA線矢視図。
【図3】異物除去処理を説明する断面図。
【符号の説明】
10 筒状体 11 開口部 13 流路 15 基板台 16 ガイド部 17 基板受面 20 フィルタ 22 ファン 30 基板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に開口部、他端に排気口を有する流
    路を形成する筒状体と、 前記流路に配設されて該流路の軸線に沿って延びるガイ
    ド部および前記ガイド部の下端部に側方へ膨出した基板
    受面を有し、前記開口部から導入された基板を案内しか
    つ前記基板受面で受け止め前記基板に衝撃を伝えてその
    付着異物を落下させる基板台と、 前記基板台の下流側に設けられて前記基板より落下する
    異物を捕捉するフィルタと、 前記フィルタの下流側に設けられ前記開口部から排気口
    への空気流を形成するファンと、 を備えてなることを特徴とする基板の異物除去装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の基板の異物除去装置であ
    って、 前記基板台の基板受面が、水平面に対して傾斜して設け
    られてなる、 ことを特徴とする基板の異物除去装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の基板の異物除去装
    置であって、 前記基板台のガイド部は、前記基板のほぼ中央部を貫通
    して案内可能に形成されてなる、 ことを特徴とする基板の異物除去装置。
JP4777996A 1996-03-05 1996-03-05 基板の異物除去装置 Withdrawn JPH09246696A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102102677A (zh) * 2009-12-16 2011-06-22 技嘉科技股份有限公司 风扇模组、使用此风扇模组的散热装置以及除尘方法
CN111375254A (zh) * 2020-04-28 2020-07-07 张作华 一种易于集尘且防堵的布袋吸附式煤矿安全降尘装置

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Effective date: 20030506