JPH09246519A - 固体撮像装置およびその駆動方法 - Google Patents

固体撮像装置およびその駆動方法

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JPH09246519A
JPH09246519A JP8057301A JP5730196A JPH09246519A JP H09246519 A JPH09246519 A JP H09246519A JP 8057301 A JP8057301 A JP 8057301A JP 5730196 A JP5730196 A JP 5730196A JP H09246519 A JPH09246519 A JP H09246519A
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signal charges
charge
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charge transfer
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JP8057301A
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Shinji Nakagawa
進次 中川
Fuji Ishigami
富士 石上
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/14Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation
    • H01L27/144Devices controlled by radiation
    • H01L27/146Imager structures
    • H01L27/148Charge coupled imagers
    • H01L27/14831Area CCD imagers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • H04N25/71Charge-coupled device [CCD] sensors; Charge-transfer registers specially adapted for CCD sensors
    • H04N25/73Charge-coupled device [CCD] sensors; Charge-transfer registers specially adapted for CCD sensors using interline transfer [IT]

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水平転送レジスタの取扱い電荷量を多くする
目的でチャネル幅を広く設定した場合、電荷排出部へ信
号電荷を掃き出す際に、転送電界が弱く、電荷排出部へ
の完全な転送が行えなかった。 【解決手段】 例えば2本の水平転送レジスタ14,1
5を有するとともに、水平転送レジスタ15のイメージ
部13と反対側に隣接して掃き出し用電極27およびド
レイン部28からなる電荷排出部29を設けた構成のC
CDエリアセンサにおいて、水平転送レジスタ14を転
送チャネル17,18および分配用電極19からなる複
合チャネル構造に、同様に、水平転送レジスタ15を転
送チャネル20,21および分配用電極22からなる複
合チャネル構造にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体撮像装置およ
びその駆動方法に関し、特にイメージ部から移される1
ライン分の信号電荷を複数のチャネルにて分担して転送
する複合チャネル構造の電荷転送部を有する固体撮像装
置およびその駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】固体撮像装置、例えばCCDエリアセン
サには、図13に示すように、水平転送レジスタ102
のイメージ部101と反対側に、信号電荷を排出するた
めのドレイン部103および掃き出し用電極104を設
け、所定の期間において掃き出し用電極104に掃き出
しクロックφHOGを印加することにより、水平転送レ
ジスタ102中の信号電荷をドレイン部103に選択的
に掃き捨てる構成のものがある。
【0003】一方、CCDエリアセンサでは、水平転送
レジスタ102の水平方向のピッチがイメージ部101
の画素数および光学系によって決まってしまうので、水
平転送レジスタ102の取扱い電荷量を多くするため
に、水平転送レジスタ102のチャネル幅を広くとって
いるのが一般的である。すなわち、水平転送レジスタ1
02の取扱い電荷量は、転送クロックの振幅を一定にし
た場合、1ビット当たりの面積に比例するので、1ビッ
ト分の長さおよび幅を大きく設定することによって取扱
い電荷量を多くすることができるが、長さについてはイ
メージ部101の画素数などにより制約されてしまい、
大きくすることが許容されるのはチャネル幅だけだから
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、水平転送
レジスタ102のチャネル幅が広く設定されたCCDエ
リアセンサにおいて、先述したように水平転送レジスタ
102中の信号電荷を選択的に掃き捨てる構成を採った
場合、水平転送レジスタ102中の信号電荷を掃き出し
用電極104を介してドレイン部103に掃き出そうと
しても、水平転送レジスタ102のチャネル幅が広いこ
とによって水平転送レジスタ102からドレイン部10
3への転送電界が弱い、特にチャネルの幅方向における
中央部での転送電界が弱いため、ある決められた時間内
に信号電荷を完全に掃き捨てることは困難であった。ま
た、水平転送レジスタ102中の信号電荷を完全に掃き
捨てるためには、その掃き捨て動作に時間がかかり、高
速での完全掃き捨ては困難であった。
【0005】このことは、水平転送レジスタ102が1
本のCCDエリアセンサの場合に限らず、図14に示す
ように、例えば2本の水平転送レジスタ102a,10
2bを有するとともに、各レジスタ102a,102b
間に転送用電極105を配置し、垂直2ライン分の信号
電荷を1水平期間に独立に水平転送して出力する構成の
CCDエリアセンサにおいて、外側の水平転送レジスタ
102bに隣接してドレイン部103および掃き出し用
電極104を配置し、水平転送レジスタ102a,10
2b中の信号電荷をドレイン部103に選択的に掃き捨
てるようにした場合にも言える。
【0006】このように、2本の水平転送レジスタ10
2a,102bを有するCCDエリアセンサにおいて
は、垂直2ライン分の信号電荷を1水平期間に独立して
読み出すことで、イメージ部101の全画素の信号電荷
を独立に読み出すこと(いわゆる、全画素読み出し)が
できるため、垂直2ライン分の信号電荷を混合して読み
出していたフィールド読み出しの場合に比べて、垂直解
像度を高めることができるのである。この種のCCDエ
リアセンサにおいても、水平転送レジスタ102a,1
02bの取扱い電荷量を多くするためには、各々のチャ
ネル幅を広くとらざるを得なく、よって1本の水平転送
レジスタ102を有するCCDエリアセンサの場合と同
様に、転送電界の低下に伴う信号電荷の転送残しの問題
点が挙げられる。
【0007】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、ドレイン部への信号
電荷の掃き出しを行う際に、水平転送レジスタ中の信号
電荷の完全な掃き出しを行うことができるとともに、高
速での掃き捨て動作が可能な固体撮像装置およびその駆
動方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による固体撮像装
置では、入射光を信号電荷に光電変換する複数個の受光
部を有するイメージ部と、互いに並置された複数の転送
チャネルおよびこの複数の転送チャネルの各々に信号電
荷を分配する分配用電極を有し、イメージ部から移され
る1ライン分の信号電荷を複数の転送チャネルにて分担
して転送する複合チャネル構造の電荷転送部と、この電
荷転送部に対してイメージ部と反対側に隣接して設けら
れて電荷転送部中の信号電荷を選択的に掃き捨てる電荷
排出部とを備えた構成となっている。
【0009】本発明による固体撮像装置の駆動方法で
は、イメージ部から電荷転送部へ1ライン分ずつ信号電
荷を移すとともに、この1ライン分の信号電荷を電荷転
送部において複数の転送チャネルに分配し、しかる後複
数の転送チャネルにて1ライン分の信号電荷を分担して
転送する一方、所定の期間において電荷転送部中の信号
電荷を電荷排出部へ掃き捨てるようにする。
【0010】上記構成の固体撮像装置およびその駆動方
法において、電荷転送部の取扱い電荷量を多くするため
にそのチャネル幅を広く設定した場合に、電荷転送部に
複数の転送チャネルを設けたことで、電荷転送部全体と
してチャネル幅が広くても、各転送チャネルのチャネル
幅は狭い。したがって、電荷転送部から電荷排出部への
信号電荷の掃き出しを行う際に、転送電界の低下は起こ
らず、十分な転送電界を確保できる。これにより、電荷
転送部中の信号電荷は、高速にかつ完全に電荷排出部へ
掃き捨てられる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は、本発明の一
実施形態を示す構成図である。本実施形態では、垂直解
像度をより高めるために、電荷転送部として例えば2本
の水平転送レジスタを備えたCCDエリアセンサに適用
した場合を例に採るものとする。
【0012】図1において、入射光をその光量に応じた
電荷量の信号電荷に変換して蓄積する例えばフォトダイ
オードからなる複数個の受光部(画素)11が垂直方向
および水平方向にマトリクス状に配置されている。これ
ら受光部11に対し、その垂直列ごとに垂直転送レジス
タ12が配されている。この垂直転送レジスタ12はC
CDからなりかつ例えば3層電極構造を採っており、垂
直転送クロックφV1〜φV3によって3相駆動される
ことにより、各受光部11から読み出された信号電荷
を、水平ブランキング期間の一部にて1画素分ずつ順に
シフトしつつ垂直方向に転送する。以上により、イメー
ジ部13が構成されている。
【0013】イメージ部13の図の下側には、例えば2
本の水平転送レジスタ14,15が並置されている。ま
た、2本の水平転送レジスタ14,15間には、水平転
送レジスタ14から水平転送レジスタ15へ信号電荷を
転送するための転送用電極16が配されている。この2
本の水平転送レジスタ14,15には、イメージ部13
の各垂直転送レジスタ12の下側2段(VH1,VH
2)に転送クロックφVH1,φVH2が印加されるこ
とで、その垂直2ライン(2行)分の信号電荷がイメー
ジ部13から移される。2本の水平転送レジスタ14,
15はCCDからなり、水平転送クロックφH1,φH
2によって2相駆動されることにより、イメージ部13
から移された2ライン分の信号電荷を1ライン分ずつ分
担して、水平ブランキング期間後の水平走査期間におい
て順次水平方向に転送する。
【0014】水平転送レジスタ14は、互いに並置され
た例えば2つの転送チャネル17,18と、この2つの
転送チャネル17,18間に設けられて各チャネルに信
号電荷を分配するための分配用電極19とからなり、転
送チャネル17,18がその出力段にて合流した複合チ
ャネル構造となっている。この水平転送レジスタ14
は、イメージ部13から1水平期間に2ライン分ずつ移
される信号電荷のうち、始めの1ライン分の信号電荷に
ついては転送用電極16を介して水平転送レジスタ15
へ転送し、後の1ライン分の信号電荷については、分配
用電極19によって2つの転送チャネル17,18に分
配し、この2つの転送チャネル17,18にて分担して
水平転送し、合流した出力段で1画素分ずつ混合する。
【0015】水平転送レジスタ15も同様に、互いに並
置された例えば2つの転送チャネル20,21と、この
2つの転送チャネル20,21間に設けられて各チャネ
ルに信号電荷を分配するための分配用電極22とからな
り、転送チャネル20,21がその出力段にて合流した
複合チャネル構造となっている。この水平転送レジスタ
15は、水平転送レジスタ14から転送用電極16を介
して転送された1ライン分の信号電荷について、分配用
電極22によって2つの転送チャネル20,21に分配
し、この2つの転送チャネル20,21にて分担して水
平転送し、合流した出力段で1画素分ずつ混合する。
【0016】水平転送レジスタ14,15の転送先の端
部には、例えばフローティング・ディフュージョン・ア
ンプ(FDA;Floating Diffusion Amplifier)構成の
電荷検出部23,24が設けられている。これらの電荷
検出部23,24は、水平転送レジスタ14,15によ
って水平転送された信号電荷を検出し、これを信号電圧
に変換する。これらの信号電圧は、アンプ25,26を
介してCCD出力OUT1,OUT2として導出され
る。
【0017】外側の水平転送レジスタ15のイメージ部
13と反対側には、水平転送レジスタ15の転送方向に
沿って掃き出し用電極27およびドレイン部28が隣接
して設けられている。この掃き出し用電極27およびド
レイン部28は、水平転送レジスタ14,15中の信号
電荷を選択的に掃き捨てるための電荷排出部29を構成
しており、掃き出し用電極27に掃き出しクロックφH
OGが印加されることで、水平転送レジスタ15中の信
号電荷を、さらには転送用電極16および水平転送レジ
スタ15を介して転送される水平転送レジスタ14中の
信号電荷をドレイン部28に掃き捨てる。
【0018】図2に、水平転送部および電荷排出部29
の要部の平面パターンを示す。同図において、転送用電
極16および水平転送レジスタ14,15の各分配用電
極19,22はそれぞれ1層目のポリシリコン(1po
ly)によって形成されている。また、水平転送レジス
タ14,15において、ストレージ電極31が2層目の
ポリシリコン(2poly)により形成され、トランス
ファ電極32が3層目のポリシリコン(3poly)に
より形成されている。そして、転送方向において隣り合
うストレージ電極31およびトランスファ電極32が対
となり、この対が2個でイメージ部13の1画素に対応
し、1ビットを構成している。
【0019】かかる構成の水平転送部において、対をな
すストレージ電極27およびトランスファ電極28は、
1ビットおきに水平転送クロックφH1,φH2が印加
されることによって駆動される。水平転送レジスタ1
4,15の各分配用電極19,22は電気的に接続さ
れ、かつ同一の分配クロックφHHG1によって駆動さ
れる。また、転送用電極16は、転送クロックφHHG
2によって駆動される。なお、図2中、網かけ領域33
〜36は、チャネルストップ部である。
【0020】一方、電荷排出部29において、掃き出し
用電極27も、水平転送部の転送用電極16および水平
転送レジスタ14,15の各分配用電極19,22と同
様に、1層目のポリシリコン(1poly)によって形
成されている。この掃き出し用電極27は、掃き出しク
ロックφHOGによって駆動される。この掃き出しクロ
ックφHOGとしては、例えば転送クロックφHHG2
と同相のクロックが用いられる。なお、水平転送部のス
トレージ電極27およびトランスファ電極28は、図2
から明らかなように、この掃き出し用電極27およびド
レイン部28の部分まで延在するように形成されてい
る。
【0021】次に、上記構成の複合チャネル構造の2本
の水平転送レジスタ14,15を備えたCCDエリアセ
ンサの動作について説明する。なお、このCCDエリア
センサでは、2本の水平転送レジスタ14,15を備え
ていることで、イメージ部13から水平転送レジスタ1
4,15へ、1水平期間に垂直2ライン分の信号電荷が
出力されることになる。
【0022】先ず、複合チャネル構造の2本の水平転送
レジスタ14,15において、各転送チャネルに信号電
荷を分配する場合の動作について、図3のタイミングチ
ャートに基づいて、図4の動作説明図および図5のポテ
ンシャル図を参照しつつ説明する。なお、図5は、図4
のA‐A′線に沿ったポテンシャル図である。
【0023】時点T1から時点T2に移行し、1ライン
目のゲート電極に印加される転送クロックφVH2が高
レベル(以下、“H”レベルと称する)になり、その下
のポテンシャルが深くなると、イメージ部13の1ライ
ン目の信号電荷(図4中の●印)が水平転送レジスタ1
4に移される。これと同期して、2ライン目以降の信号
電荷が順次1ラインずつシフトされ、これにより2ライ
ン目の信号電荷(図4中の○印)が1ライン目の画素列
に転送される。
【0024】このとき、水平転送クロックφH2、分配
クロックφHHG1が共に“H”レベルの状態にあるの
で、水平転送レジスタ14,15の各転送チャネル1
7,20のポテンシャルおよび各分配用電極19,22
の下のポテンシャルが深く、また水平転送クロックφH
1が低レベル(以下、“L”レベルと称する)の状態に
あるので、転送チャネル18,21のポテンシャルは浅
い。したがって、イメージ部13から水平転送レジスタ
14に移された1ライン目の信号電荷●は、転送チャネ
ル17および分配用電極19の下に蓄積される。
【0025】続いて、転送クロックφVH2が“L”レ
ベルに遷移した後、水平転送クロックφH2が“L”レ
ベルに遷移し、転送チャネル17のポテンシャルが浅く
なると(時点T3)、転送チャネル17中の信号電荷は
分配用電極19の下に移される。これにより、イメージ
部13の1ライン目の画素列から水平転送レジスタ14
に移された信号電荷●は全て分配用電極19の下に蓄積
される。続いて、転送クロックφHHG2が“H”レベ
ルになると(時点T4)、転送用電極16の下のポテン
シャルが深くなる。
【0026】その後、水平転送クロックφH1が“H”
レベルに遷移し、続いて分配クロックφHHG1が
“L”レベルに遷移すると(時点T5)、転送チャネル
18のポテンシャルが深くなりかつ分配用電極19の下
のポテンシャルが浅くなるため、分配用電極19の下に
蓄積されていた信号電荷●は、転送チャネル18および
転送用電極16の下に移される。そして、水平転送クロ
ックφH1が“L”レベルに遷移し、転送チャネル18
のポテンシャルが浅くなると(時点T6)、転送チャネ
ル18中の信号電荷が転送用電極16の下に移され、こ
こに1画素分の信号電荷●が全て蓄積される。
【0027】次に、水平転送クロックφH2が“H”レ
ベルに遷移し、水平転送レジスタ15の転送チャネル2
0のポテンシャルが深くなると(時点T7)、転送用電
極16の下に蓄積されていた信号電荷●が、転送用電極
16の下から転送チャネル20へ拡がる。そして、転送
クロックφHHG2が“L”レベルになり、転送用電極
16の下のポテンシャルが浅くなると(時点T8)、転
送用電極16の下の信号電荷が全て転送チャネル20へ
移され、1画素分の信号電荷●が全て転送チャネル20
に蓄積される。
【0028】続いて、分配クロックφHHG1が“H”
レベルに遷移すると(時点T9)、水平転送レジスタ1
4,15の各分配用電極19,22の下のポテンシャル
が深くなる。これにより、水平転送レジスタ15の転送
チャネル20に蓄積されていた信号電荷●が分配用電極
22の下に拡がる。次に、1ライン目のゲート電極に印
加される転送クロックφVH2が“H”レベルになり、
その下のポテンシャルが深くなると(時点T10)、イ
メージ部13の1ライン目の信号電荷(これは転送開始
前には2ライン目の信号電荷であることから、以下、2
ライン目の信号電荷○と称する)が水平転送レジスタ1
4に移される。
【0029】このとき、水平転送クロックφH2、分配
クロックφHHG1が共に“H”レベルの状態にあるの
で、水平転送レジスタ14,15の各転送チャネル1
7,20のポテンシャルおよび各分配用電極19,22
の下のポテンシャルが深く、また水平転送クロックφH
1が“L”レベルの状態にあるので転送チャネル18,
21のポテンシャルは浅い。したがって、イメージ部1
3から水平転送レジスタ14に移された2ライン目の信
号電荷○は、転送チャネル17および分配用電極19の
下に蓄積される。
【0030】次に、転送クロックφVH2が“L”レベ
ルに遷移後、分配クロックφHHG1が中間レベル(以
下、“M”レベルと称する)に遷移すると(時点T1
1)、水平転送レジスタ14,15の各分配用電極1
9,22の下のポテンシャルが中間レベルとなる。これ
により、分配用電極19,22の下に蓄積しきれず、溢
れた信号電荷は転送チャネル17,20に戻される。続
いて、水平転送クロックφH1が“H”レベルに遷移
し、その後分配クロックφHHG1が“L”レベルに遷
移すると(時点T12)、分配用電極19,22の下に
残った信号電荷が転送チャネル18,21に転送され
る。
【0031】以上の一連の動作により、1水平期間に垂
直2ライン分の信号電荷●,○が、イメージ部13から
2本の水平転送レジスタ14,15に移され、かつ各レ
ジスタ14,15において各1ライン分の信号電荷が分
配用電極19,22によって転送チャネル17と転送チ
ャネル18,転送チャネル20と転送チャネル21にそ
れぞれ分配される。ここで、イメージ部13側の水平転
送レジスタ14が複合チャネル構造を採っていることに
より、取扱い電荷量を多くする目的で水平転送レジスタ
14全体のチャネル幅を広く設定したとしても、各転送
チャネル17,18個々のチャネル幅が狭く、チャネル
幅方向の転送電界を十分に確保できるので、水平転送レ
ジスタ14から水平転送レジスタ15への1ライン分の
信号電荷の転送を完全に、かつ高速に行える。
【0032】分配された信号電荷は、水平転送レジスタ
14,15において、水平転送クロックφH1,φH2
によって2相駆動されることにより、転送チャネル1
7,18および転送チャネル20,21によって分担し
て水平転送され、出力段で再度画素単位で混合される。
そして、電荷検出部23,24に転送され、ここで信号
電圧に変換された後、アンプ25,26を経て垂直2ラ
イン分のCCD出力OUT1,OUT2として出力され
る。
【0033】次に、一例としてイメージ部13の垂直2
ライン分の信号電荷を、水平転送レジスタ14、転送用
電極16および水平転送レジスタ15を介して電荷排出
部29へ掃き捨てる場合の動作について、図6のタイミ
ングチャートに基づいて、図7の動作説明図および図8
のポテンシャル図を参照しつつ説明する。なお、図8
は、図7のB‐B′線に沿ったポテンシャル図、即ち水
平転送レジスタ14の転送チャネル18からドレイン部
28までのポテンシャル図である。
【0034】時点T21の状態は、先述した信号電荷の
分配動作において、イメージ部13の1ライン目の信号
電荷●が水平転送レジスタ14および転送用電極16を
経て水平転送レジスタ15に転送され、その転送チャネ
ル20および分配用電極22の下に蓄積された時点T9
の状態と同じである。すなわち、ここまでは、先述した
分配動作の場合と全く同じ動作により、1ライン目の信
号電荷●が水平転送レジスタ14および転送用電極16
を介して水平転送レジスタ15へ転送される。このと
き、2ライン目の信号電荷が水平転送レジスタ14に転
送され、転送チャネル17および分配用電極19の下に
蓄積される。
【0035】次に、水平転送クロックφH2が“L”レ
ベルに遷移し、転送チャネル20の下のポテンシャルが
浅くなると(時点T22)、1ライン目の信号電荷●が
全て分配用電極22の下に蓄積される。このとき、2ラ
イン目の信号電荷が全て分配用電極19の下に蓄積され
る。
【0036】続いて、水平転送クロックφH1、転送ク
ロックφHHG2および掃き出しクロックφHOGが共
に“H”レベルに遷移し、転送チャネル18,21のポ
テンシャル、転送用電極16の下のポテンシャルおよび
掃き出し用電極27の下のポテンシャルが深くなると
(時点T23)、分配用電極22の下に蓄積されている
1ライン目の信号電荷●が、転送チャネル21および掃
き出し用電極27の下を経てドレイン部28へ流れ出
す。このとき、分配用電極19の下に蓄積されている2
ライン目の信号電荷○が、転送チャネル18および転送
用電極16の下に流れ込む。
【0037】続いて、分配クロックφHHG1が“L”
レベルに遷移し、分配用電極19,22の下のポテンシ
ャルが浅くなると(時点T24)、分配用電極22の下
の1ライン目の信号電荷●が完全にドレイン部28へ掃
き捨てられるとともに、分配用電極19の下の2ライン
目の信号電荷○が完全に転送チャネル18および転送用
電極16に転送される。そして、水平転送クロックφH
1が“L”レベルに遷移し、転送チャネル18,21の
ポテンシャルが浅くなると(時点T25)、2ライン目
の信号電荷○が全て転送用電極16の下に蓄積される。
【0038】次に、水平転送クロックφH2および分配
用クロックφHHG1が“H”レベルに遷移し、転送チ
ャネル17,20のポテンシャルおよび分配用電極1
9,22の下のポテンシャルが深くなると(時点T2
6)、転送用電極16の下に蓄積されている2ライン目
の信号電荷○が水平転送レジスタ15の転送チャネル2
0および分配用電極22の下に流れ込む。
【0039】そして、転送クロックφHHG2および掃
き出しクロックφHOGが“L”レベルに遷移し、転送
用電極16の下のポテンシャルが浅くなると(時点T2
7)、転送用電極16の下の2ライン目の信号電荷○が
全て転送チャネル20および分配用電極22の下に転送
され、さらに水平転送クロックφH2が“L”レベルに
遷移し、転送チャネル17,20のポテンシャルが浅く
なると(時点T28)、2ライン目の信号電荷○は全て
分配用電極22の下に蓄積される。この状態は時点T2
2の状態と同じであり、以下、時点T22以降の動作を
繰り返すことにより、2ライン目の信号電荷○がドレイ
ン部28へ掃き捨てられる。
【0040】以上の一連の動作により、イメージ部13
の各画素の信号電荷が、水平転送レジスタ14、転送用
電極16、水平転送レジスタ15および掃き出し用電極
27を介してドレイン部28へライン単位で掃き捨てら
れる。ここで、先述したように、水平転送レジスタ14
が複合チャネル構造を採っていることで、水平転送レジ
スタ14から水平転送レジスタ15への1ライン分の信
号電荷の転送を完全に行える。しかも、水平転送レジス
タ15についても同様に複合チャネル構造を採っている
ことにより、取扱い電荷量を多くする目的で水平転送レ
ジスタ15全体のチャネル幅を広く設定したとしても、
各転送チャネル20,21のチャネル幅が狭く、チャネ
ル幅方向の転送電界を十分に確保できるので、水平転送
レジスタ15からドレイン部28への1ライン分の信号
電荷の転送を完全に、かつ高速に行える。
【0041】また、上述した一連の動作において、掃き
出し用電極27を水平転送レジスタ14,15間の転送
用電極16と同相のクロック(φHHG2,φHOG)
にて駆動することにより、水平転送レジスタ15からド
レイン部28への信号電荷の掃き出し動作と、水平転送
レジスタ14から水平転送レジスタ15への信号電荷の
転送動作とが同時に行われる。したがって、時間的な無
駄がなく、ライン単位での信号電荷の排出動作を行うこ
とができる。さらに、転送クロックφHHG2と掃き出
しクロックφHOGとを同相で駆動する場合、1つのド
ライバにて駆動できる。
【0042】なお、上述した動作説明では、イメージ部
13の各画素の信号電荷をライン単位でドレイン部28
へ掃き捨てる場合を例にとって説明したが、水平転送レ
ジスタ14,15で信号電荷を水平有効期間内の一定期
間だけ水平転送した後、水平転送レジスタ14,15内
に残った信号電荷を、上述した場合と同様の動作によっ
てドレイン部28へ掃き捨てることもできる。
【0043】次に、以上説明した複合チャネル構造の2
本の水平転送レジスタ14,15を備えたCCDエリア
センサの応用例について説明する。この応用例は、イメ
ージ部13の左下半分(有効画素の1/4)のみを切り
出して通常の1/4の時間で一枚の画像を得る場合であ
り、これにより画像レートとして4倍にするといった駆
動が可能となる。図9は、この応用例に係る撮像イメー
ジ図であり、(A)は通常撮像時、(B)はその1/4
の領域(○)を切り出す高速撮像時をそれぞれ示してい
る。
【0044】この応用例の場合の駆動動作について、図
10および図11の動作イメージ図を参照しつつ説明す
る。なお、この応用例では、一例として、垂直方向のラ
イン数を15とした場合について説明する。また、以下
の動作説明においては、イメージ部13上の撮像イメー
ジと実際の再生イメージとは鏡面の関係にあることか
ら、有効画素領域の左側半分のラインについてはライン
数の後ろにRを、右側半分のラインについてはLを付す
ものとする。
【0045】図10(A)において、有効画素領域の太
線で囲った左下半分、即ちライン1R〜7Rを使用エリ
アとすると、先ず、図10(B)に示すように、1ライ
ン目の信号電荷1R,1Lを水平転送レジスタ14に移
す。続いて、図10(C)に示すように、水平転送レジ
スタ14の1ライン目の信号電荷1R,1Lを水平転送
レジスタ15に転送し、同時に、イメージ部13から2
ライン目の信号電荷2R,2Lを水平転送レジスタ14
へ移す。
【0046】この状態から、水平転送レジスタ14,1
5を駆動して水平転送を通常の半分の期間に亘って行
う。これにより、有効画素領域の左半分の1ライン目,
2ライン目の各信号電荷1R,2Rが、CDD出力OU
T1,OUT2として出力される。このとき、有効画素
領域の右半分の1ライン目の信号電荷1Lおよび2ライ
ン目の信号電荷2Lは、図10(D)に示すように、水
平転送レジスタ15,14の左側半分に残存する。
【0047】次に、水平転送レジスタ15,14の左側
半分に残存した1ライン目,2ライン目の各信号電荷1
L,2Lを電荷排出部29へ掃き捨てる動作を行う。具
体的には、先ず、水平転送レジスタ15に残存した1ラ
イン目の信号電荷1Lを電荷排出部29へ掃き捨てる。
このとき、図11(A)に示すように、水平転送レジス
タ14に残存した2ライン目の信号電荷2Lが水平転送
レジスタ15に転送され、水平転送レジスタ14には3
ライン目の信号電荷3R,3Lがイメージ部13から移
される。
【0048】続いて、水平転送レジスタ15に転送され
た2ライン目の信号電荷2Lを電荷排出部29へ掃き捨
てる。このとき、図11(B)に示すように、水平転送
レジスタ14の3ライン目の信号電荷3R,3Lが水平
転送レジスタ15へ転送されると同時に、水平転送レジ
スタ14へは新たに4ライン目の信号電荷4R,4Lが
イメージ部13から移される。そして、この3ライン目
の信号電荷3R,3Lおよび4ライン目の信号電荷4
R,4Lについて、読み出しおよび掃き捨ての各動作を
行う。以上の動作を、使用エリア内の最上端ラインであ
る7ライン目まで繰り返すことにより、使用エリア内の
信号電荷1R〜7Rのみが出力される。
【0049】使用エリア内の信号電荷の読み出しおよび
掃き捨ての各動作が終了したら、8ライン目の信号電荷
8R,8Lからは読み出しは行わず、15ライン目の信
号電荷15R,15Lまで全て電荷排出部29へ掃き捨
てる。その過程の状態を、図11(C)に示す。この状
態は、8ライン目の信号電荷8R,8Lを電荷排出部2
9へ掃き捨て、水平転送レジスタ15に9ライン目の信
号電荷9R,9Lが、水平転送レジスタ14に10ライ
ン目の信号電荷10R,10Lがそれぞれ転送された状
態である。
【0050】そして、15ライン目の信号電荷15R,
15Lを電荷排出部29へ掃き捨てると、図11(D)
に示すように、1画面分の全画素の信号電荷の読み出し
および掃き捨て動作が終了する。上述した一連の動作に
より、CCDエリアセンサの転送動作を通常の1/4で
行えるので、画像レートとして4倍にすることができ
る。また、これは、先述したように、水平転送レジスタ
14,15が共に複合チャネル構造であり、電荷排出部
29への信号電荷の完全な転送ができることにより、実
現可能となる動作である。
【0051】なお、上記実施形態においては、2本の水
平転送レジスタ14,15を有するCCDエリアセンサ
に適用した場合について説明したが、これに限定される
ものではなく、1本の水平転送レジスタを有し、かつそ
の横に電荷排出部を隣接して備えたCCDエリアセンサ
にも適用可能である。このCCDエリアセンサにおいて
も、1本の水平転送レジスタを複合チャネル構造とする
ことにより、取扱い電荷量を多くする目的で水平転送レ
ジスタ全体のチャネル幅を広く設定したとしても、各転
送チャネル個々のチャネル幅が狭く、チャネル幅方向の
転送電界を十分に確保できるので、水平転送レジスタ中
の信号電荷(イメージ部から水平転送レジスタへ転送直
後の信号電荷を含む)を完全に、かつ高速に掃き捨てる
ことが可能となる。
【0052】また、水平転送レジスタを3本以上有する
CCDエリアセンサにも同様に適用することができる。
図12は、水平転送レジスタを例えば3本有するCCD
エリアセンサに適用した場合の実施形態を示す構成図で
あり、図中、図1と同等部分には同一符号を付して示し
てある。本実施形態では、2本目の水平転送レジスタ1
5の外側に、転送用電極30を挟んで3本目の水平転送
レジスタ31が設けられ、その外側に隣接して電荷排出
部29が設けられた構成となっている。
【0053】3本目の水平転送レジスタ31も、水平転
送レジスタ14,15と同様に、互いに並置された例え
ば2つの転送チャネル32,33と、この2つの転送チ
ャネル32,33間に設けられて各チャネルに信号電荷
を分配する分配用電極34とからなり、転送チャネル3
2,33がその出力段にて合流した複合チャネル構造と
なっている。この水平転送レジスタ31は、水平転送レ
ジスタ15から転送用電極30を介して転送された1ラ
イン分の信号電荷について、分配用電極34によって2
つの転送チャネル32,33に分配し、この2つの転送
チャネル32,33にて分担して水平転送し、合流した
出力段で1画素分ずつ混合する。
【0054】水平転送レジスタ31の転送先の端部に
は、例えばフローティング・ディフュージョン・アンプ
構成の電荷検出部35が設けられている。この電荷検出
部35は、水平転送レジスタ31にて水平転送された信
号電荷を検出して信号電圧に変換する。この信号電圧
は、アンプ36を介してCCD出力OUT3として他の
2つのCCD出力OUT1,OUT2と共に導出され
る。
【0055】この複合チャネル構造の3本の水平転送レ
ジスタ14,15,31を備えたCCDエリアセンサに
おいて、水平転送レジスタ14,15,31の各分配用
電極19,22,34は各レジスタ間相互で電気的に接
続され、同一の分配クロックφHHG1によって駆動さ
れる。また、水平転送レジスタ14,15,31間に設
けられた転送用電極16,30も同様に相互に電気的に
接続され、同一の転送クロックφHHG2によって駆動
される。
【0056】上述したように、3本の水平転送レジスタ
14,15,31を有し、かつ一番外側の水平転送レジ
スタ31に隣接して電荷排出部29を備えたCCDエリ
アセンサにおいて、3本の水平転送レジスタ14,1
5,31を共に複合チャネル構造とした構成を採ること
により、各転送チャネルのチャネル幅が狭く、チャネル
幅方向の転送電界を十分に確保できるので、水平転送レ
ジスタ14,15,31中の信号電荷(イメージ部13
から水平転送レジスタ14へ、水平転送レジスタ14を
経て水平転送レジスタ15へ、水平転送レジスタ14,
15を経て水平転送レジスタ31へ転送直後の信号電荷
を含む)を完全に、かつ高速に掃き捨てることが可能と
なる。
【0057】また、水平転送レジスタ14,15,31
の各分配用電極19,22,34を同一の分配クロック
φHHG1によって駆動するようにしたことにより、複
合チャネル構造の水平転送レジスタの本数が増えたり、
チャネル数が増えても、各レジスタ間で分配クロックφ
HHG1を変更する必要がないため、その駆動系として
同じ構成のものをそのまま用いることができる。同様
に、水平転送レジスタ14,15,31間の転送用電極
16,30も同一の転送クロックφHHG2によって駆
動するようにしたことにより、水平転送レジスタの本数
が増えても、転送クロックφHHG2を変更する必要が
ないため、その駆動系として同じの構成のものをそのま
ま用いることができる。
【0058】なお、本実施形態では、3本の水平転送レ
ジスタ14,15,31を有するCCDエリアセンサに
適用した場合について説明したが、水平転送レジスタを
4本以上有し、かつ一番外側の水平転送レジスタに隣接
して電荷排出部を備えたCCDエリアセンサにも同様に
適用し得ることは勿論である。このように、水平転送レ
ジスタの本数が増えても、水平転送レジスタの各分配用
電極を同一の分配クロックφHHG1によって駆動した
り、水平転送レジスタ間の各転送用電極を同一の転送ク
ロックφHHG2によって駆動したりする構成を採るこ
とで、駆動系の構成に変更を全く加える必要がないとい
う利点がある。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
イメージ部から移された信号電荷を転送する少なくとも
1本の電荷転送部と、この電荷転送部のイメージ部と反
対側に隣接して設けられた電荷排出部とを備えた固体撮
像装置において、電荷転送部を複合チャネル構造とした
ことにより、取扱い電荷量を多くするために電荷転送部
全体としてチャネル幅を広く設定したとしても、各転送
チャネル個々のチャネル幅を狭く設定できる。これによ
り、電荷転送部から電荷排出部への信号電荷の掃き出し
を行う際に、十分な転送電界を確保できるので、電荷転
送部中の信号電荷を高速にかつ完全に電荷排出部へ掃き
出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す構成図である。
【図2】水平転送部および電荷排出部の要部の平面パタ
ーン図である。
【図3】信号電荷の分配動作時のタイミングチャートで
ある。
【図4】信号電荷分配の動作説明図である。
【図5】信号電荷の分配動作時のポテンシャル図であ
る。
【図6】信号電荷の掃き捨て動作時のタイミングチャー
トである。
【図7】信号電荷の掃き捨ての動作説明図である。
【図8】信号電荷の掃き捨て動作時のポテンシャル図で
ある。
【図9】本発明の応用例に係る撮像イメージ図であり、
(A)は通常撮像時、(B)は高速撮像時をそれぞれ示
している。
【図10】本発明の応用例の駆動動作を説明する動作イ
メージ図(その1)である。
【図11】本発明の応用例の駆動動作を説明する動作イ
メージ図(その2)である。
【図12】本発明の他の実施形態を示す構成図である。
【図13】一従来例を示す構成図である。
【図14】他の従来例を示す構成図である。
【符号の説明】
11 受光部 12 垂直転送レジスタ 13 イ
メージ部 14,15,31 水平転送レジスタ 16,30
転送用電極 17,18,20,21,32,33 転送チャネル 19,21,34 分配用電極 23,24,35
電荷検出部 27 掃き出し用電極 28 ドレイン部 29
電荷排出部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射光を信号電荷に光電変換する複数個
    の受光部を有するイメージ部と、 互いに並置された複数の転送チャネルおよび前記複数の
    転送チャネルの各々に信号電荷を分配する分配用電極を
    有し、前記イメージ部から移される1ライン分の信号電
    荷を前記複数の転送チャネルにて分担して転送する複合
    チャネル構造の電荷転送部と、 前記電荷転送部に対して前記イメージ部と反対側に隣接
    して設けられて前記電荷転送部中の信号電荷を選択的に
    掃き捨てる電荷排出部とを備えたことを特徴とする固体
    撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記電荷転送部は、複数ライン分の信号
    電荷の転送に対応して設けられた複数本の電荷転送部
    と、前記複数本の電荷転送部間において信号電荷をライ
    ン単位で転送する転送用電極とを有することを特徴とす
    る請求項1記載の固体撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記複数本の電荷転送部の各々の前記分
    配用電極は、各電荷転送部間相互で電気的に接続され、
    かつ同一のクロックにて駆動されることを特徴とする請
    求項2記載の固体撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記複数本の電荷転送部は3本以上であ
    り、各電荷転送部間に設けられた前記転送用電極は電気
    的に接続され、かつ同一のクロックにて駆動されること
    を特徴とする請求項2記載の固体撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記掃き出し用電極と前記転送用電極と
    を同相のクロックにて駆動することを特徴とする請求項
    2記載の固体撮像装置。
  6. 【請求項6】 イメージ部から電荷転送部へ1ライン分
    ずつ信号電荷を移すとともに、この1ライン分の信号電
    荷を前記電荷転送部において複数の転送チャネルに分配
    し、 しかる後前記複数の転送チャネルにて1ライン分の信号
    電荷を分担して転送する一方、 所定の期間において前記電荷転送部中の信号電荷を電荷
    排出部へ掃き出すことを特徴とする固体撮像装置の駆動
    方法。
  7. 【請求項7】 前記イメージ部から複数ライン分の信号
    電荷をライン単位で複数本の電荷転送部に振り分けると
    ともに、前記複数ライン分の信号電荷を前記複数本の電
    荷転送部にて分担して転送することを特徴とする請求項
    6記載の固体撮像装置の駆動方法。
  8. 【請求項8】 前記複数の転送チャネルへの信号電荷の
    分配を、前記複数本の電荷転送部間において同一のクロ
    ック駆動によって行うことを特徴とする請求項7記載の
    固体撮像装置の駆動方法。
  9. 【請求項9】 前記電荷転送部は3本以上設けられてお
    り、各電荷転送部間における信号電荷の転送を、同一の
    クロック駆動によって行うことを特徴とする請求項7記
    載の固体撮像装置の駆動方法。
  10. 【請求項10】 前記電荷排出部への信号電荷の掃き出
    しと前記複数本の電荷転送部への信号電荷の振り分けと
    を、同相のクロック駆動によって行うことを特徴とする
    請求項7記載の固体撮像装置の駆動方法。
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