JPH09245891A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JPH09245891A
JPH09245891A JP5652396A JP5652396A JPH09245891A JP H09245891 A JPH09245891 A JP H09245891A JP 5652396 A JP5652396 A JP 5652396A JP 5652396 A JP5652396 A JP 5652396A JP H09245891 A JPH09245891 A JP H09245891A
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JP
Japan
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connector
connector housing
housing
pushed
push
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Abandoned
Application number
JP5652396A
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English (en)
Inventor
Masaharu Suzuki
正治 鈴木
Izumi Suzuki
泉 鈴木
Hitoshi Okumura
均 奥村
Riichi Sakurai
利一 櫻井
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 後のコネクタを嵌合接続できなかったときに
先のコネクタを嵌合接続し直さないと後のコネクタを装
着できないという作業の煩雑さの解消。 【解決手段】 複数の単独コネクタハウジングである雌
側コネクタハウジング20を複数のハウジング収容室3
1,32を有する雄側コネクタハウジング30に押し入
れて嵌合接続せしめるにあたり、先に押し入れる雌側コ
ネクタハウジング21のリブ24と後に押し入れる雌側
コネクタハウジング22の凸部26とを干渉させたり、
ロッキングアーム127の押し込み用突起127bが干
渉範囲に入り込んだり、隔壁333の突起333aを山
形突起331aの斜面に当接せしめたりすることによ
り、後の雌側コネクタハウジングを押し入れる力で先の
雌側コネクタハウジングを正規位置へ押し込む押入補助
機構を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタに関し、
特に、複数の単独コネクタハウジングを一の共通コネク
タハウジングにおける複数の収容部位に対して嵌合接続
させるコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコネクタとして、図11
及び図12に示す特公平7−007682に開示された
ものが知られている。本コネクタ1では、一つのコネク
タ結合部材2に対してメインコネクタ3とサブコネクタ
4とを結合可能となっており、コネクタ結合部材2にお
けるフード部5内には筒状のメインコネクタ3とサブコ
ネクタ4を押し入れて嵌合せしめるメイン凸部6とサブ
凸部7とを形成してある。また、メイン凸部6とサブ凸
部7との間には傾動片8を配設してあり、メインコネク
タ3がメイン凸部6に嵌合接続されていない間は同傾動
片8はサブ凸部7の側に傾動している。従って、確実に
メインコネクタ3をメイン凸部6に対して嵌合した後で
なければサブコネクタ4をサブ凸部7に対して嵌合接続
できないようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のコネク
タにおいては、サブコネクタ4を嵌合接続できなかった
ときにメインコネクタ3を嵌合接続し直さないと後のサ
ブコネクタ4を装着できない。従って、作業者はメイン
コネクタ3の装着、サブコネクタ4の装着及び失敗、メ
インコネクタ3の装着やり直し、サブコネクタ4の装着
やり直しという手順となり、極めて煩わしいという課題
があった。
【0004】本発明は、上記課題にかんがみてなされた
もので、かかる作業の煩雑さを解消することが可能なコ
ネクタの提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、複数の単独コネクタハウ
ジングを一の共通コネクタハウジングにおける複数の収
容部位に対して概ね同一方向に押し入れて嵌合せしめる
コネクタであって、後に押し入れる一の単独コネクタハ
ウジングを嵌合せしめる力で先に押し入れた他の単独コ
ネクタハウジングを正規位置へ押し入れる押入補助機構
を具備する構成としてある。
【0006】また、請求項2にかかる発明は、請求項1
に記載のコネクタにおいて、上記押入補助機構は、隣接
する単独コネクタハウジング同士が互いにラップする干
渉突起を備えた構成としてある。さらに、請求項3にか
かる発明は、請求項1または請求項2に記載のコネクタ
において、上記押入補助機構は、一の単独コネクタハウ
ジングにおける隣接する他の単独コネクタハウジングの
側の側面に形成されて同側面方向に可撓性を有する可撓
片と、上記共通コネクタに形成されて同可撓片の先端が
撓みながら乗り越え動作して係合する係合突起とを具備
するとともに、上記可撓片の先端には当該可撓片が乗り
越え動作にて撓んだときに隣接する単独コネクタハウジ
ングの通過域に干渉する押し込み用突起を形成した構成
としてある。
【0007】さらに、請求項4にかかる発明は、請求項
1〜請求項3に記載のコネクタにおいて、上記押入補助
機構は、上記一の単独コネクタハウジングに形成されて
隣接する他の単独コネクタハウジングの側に向かって突
出する山形突起と、上記共通コネクタにおける隣接する
収容部位間にて上記山形突起に向かって突出するように
形成されて押入動作中に乗り越え動作するとともに、乗
り越え中は他の単独コネクタハウジングの収容部位にて
干渉して同他の単独コネクタハウジングを挿入するとき
に上記一の単独コネクタハウジング側に押し込められる
押圧機構とを具備する構成としてある。
【0008】
【作用】上記のように構成した請求項1にかかる発明に
おいては、複数の単独コネクタハウジングを一の共通コ
ネクタハウジングにおける複数の収容部位に対して概ね
同一方向に押し入れて嵌合せしめるにあたり、押入補助
機構により後で押し入れる一の単独コネクタハウジング
を嵌合せしめる力を利用して先に押し入れた他の単独コ
ネクタハウジングを正規位置へ押し入れる。また、上記
のように構成した請求項2にかかる発明においては、隣
接する単独コネクタハウジング同士が互いにラップする
干渉突起を備えているので、先に一の単独コネクタハウ
ジングを押し入れた後、後で他の単独コネクタハウジン
グを押し入れようとするときに、後から押し入れる単独
コネクタハウジングの干渉突起が先に押し入れた単独コ
ネクタハウジングの干渉突起に対して後方から突き当た
り、半挿入状態であれば正規位置まで押し入れる。
【0009】さらに、上記のように構成した請求項3に
かかる発明においては、一の単独コネクタハウジングを
共通コネクタにおける所定の収容部位に押し入れると
き、この単独コネクタハウジングにおける隣接する他の
単独コネクタハウジングの側の側面に形成された可撓片
が、共通コネクタの側に形成された係合突起と干渉し、
同可撓片の先端が撓みながら乗り越え動作して係合す
る。しかるに、当該可撓片が乗り越え動作をしている間
は同可撓片の先端に形成したは押し込み用突起は隣接す
る単独コネクタハウジングの通過域に干渉しており、正
規位置へ到達する前に停止してしまったときには後から
挿入する単独コネクタハウジングが後方から同押し込み
用突起に突き当たり、奥へと押し込むことになる。
【0010】さらに、上記のように構成した請求項4に
かかる発明においては、一の単独コネクタハウジングを
共通コネクタにおける所定の収容部位に押し入れようと
するときに同共通コネクタにおける隣接する収容部位間
に形成されている押圧機構と同単独コネクタハウジング
の側に形成されて隣接する他の単独コネクタハウジング
の側に向かって突出する山形突起とが干渉し、同山形突
起に向かって突出する押圧機構は押入動作中に乗り越え
動作する。乗り越え中、同押圧機構は他の単独コネクタ
ハウジングの収容部位にて干渉するため、他の単独コネ
クタハウジングを挿入しようとすると上記一の単独コネ
クタハウジング側に押し込められる。従って、押圧機構
が山形突起の手前側の斜面に突き当たっている間であれ
ば押し出そうと作用するし、山形突起の頂部を乗り越え
ていれば引き込もうと作用する。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、後で押し
入れる単独コネクタハウジングの嵌合せしめる力で先に
押し入れた単独コネクタハウジングを正規位置へ押し入
れるため、先に押し入れた単独コネクタハウジングが正
規の位置まで挿入されていないとしても装着作業をやり
直す必要はなく、順番どおりの装着作業ですむので煩雑
さを解消することが可能なコネクタを提供することがで
きる。むろん、半嵌合状態をなくせることにもなるし、
また、半嵌合検知のための検知機構を備える場合におい
ても、後に押し入れる側の単独コネクタハウジングに装
着させるだけでよくなる。
【0012】また、請求項2にかかる発明によれば、干
渉突起で後方から押し入れるという非常に簡素な構成で
実現できる。さらに、請求項3にかかる発明によれば、
通常利用されるロッキングアームなどの乗り越え動作を
可撓片として実現できるので、現状の構成を利用して容
易に実現することができる。さらに、請求項4にかかる
発明によれば、先に押し入れた単独コネクタハウジング
が半挿入であれば押し出されることになるため、装着し
直す必要はあるものの引き抜く手間だけでも低減させて
煩雑さを解消することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は本発明の一実施形態にかか
るコネクタを斜視図により示しており、図2は平面図に
より示している。同図において、本コネクタ10は、二
つの雌側コネクタハウジング20(21,22)と、一
つの雄側コネクタハウジング30とを備えている。同雄
側コネクタハウジング30は、長手方向の側面が開口す
るとともに概ね中程に垂直方向に配向した隔壁33を形
成してあり、上記雌側コネクタハウジング21,22を
それぞれ横方向に並べて同一方向に押し入れて収容する
ハウジング収容室31,32を有している。このハウジ
ング収容室31,32の奥壁面には雄側端子金具34を
複数貫通せしめて保持しており、各ハウジング収容室3
1,32に収容される雌側コネクタハウジング21,2
2には押入方向に前後に貫通する雌側端子金具収容室2
1a,22aを形成して雌側端子金具23を収容してい
る。従って、雌側コネクタハウジング21,22をハウ
ジング収容室31,32に押し入れれば雄側端子金具3
4が雌側端子金具収容室21a,22a内に入り込んで
雌側端子金具23と電気的に接続する。なお、奥壁面を
貫通する雄側端子金具23は背面側で下方へと屈曲され
ており、当該雄側コネクタハウジング30をプリント基
板上に固定するときに同プリント基板を貫通して所定の
回路に半田付け固定される。また、雌側端子金具23に
ついては予め電線の先端に圧着接続させて雌側端子金具
収容室21a,22a中に装着されている。
【0014】本実施形態においては、雌側コネクタハウ
ジング20が単独コネクタハウジングに対応し、雄側コ
ネクタハウジング30が共通コネクタハウジングに対応
しているが、必ずしも単独側が雌側となり、共通側が雄
側である必要はなく、互いに嵌合接続される組合せであ
ればよい。また、共通コネクタハウジングとしては、必
ずしも単体である必要はなく、装着作業としてみたとき
に実質的に一体であって他方のコネクタハウジングが単
独に装着されるようなものであればよい。従って、プリ
ント基板上に個々に固定されるコネクタハウジングで共
通コネクタハウジングを構成しても良い。
【0015】また、この雄側コネクタハウジング30は
二つのハウジング収容室31,32を備えているが、三
つ以上であっても良い。さらに、各ハウジング収容室3
1,32の隣接方向についても横方向のみならず上下方
向に隣接するものであったりしても良い。一方の雌側コ
ネクタハウジング21における他方の雌側コネクタハウ
ジング22に対面する側の側壁面には前後方向に配向さ
れて上下に並べられて延設されたリブ24を形成してあ
り、同リブ24は雌側コネクタハウジング21をハウジ
ング収容室31内に押し入れるときに隔壁33に沿って
収容される。ここにおいて雌側コネクタハウジング21
の長さはハウジング収容室31よりもわずかに長くなっ
ているがリブ24の長さは概ねハウジング収容室31と
一致しており、その分だけリブ24の後端には凹部25
が形成されていることになる。
【0016】この凹部25に対応して他方の雌側コネク
タハウジング22における同一方の雌側コネクタハウジ
ング21に対面する側の側壁面には前後方向に配向して
上下に並べられて延設された凸部26を形成してある。
同凸部26は雌側コネクタハウジング22をハウジング
収容室32に押し入れたときに当該ハウジング収容室3
2に入りきらない後端寄り部分に形成されており、図2
に示すように雌側コネクタハウジング21と雌側コネク
タハウジング22とが並んでハウジング収容室31,3
2に押し入れられたときにリブ24の後方の凹部25に
対して同凸部26が入り込む状態となる。
【0017】すなわち、本実施形態においてはこのリブ
24と凸部26とが互いに隣接される単独コネクタハウ
ジングに対してラップするように干渉する干渉突起を構
成している。この結果、図2の二点鎖線に示すように先
に雌側コネクタハウジング21をハウジング収容室31
に収容するものの完全に奥までは挿入できていなかった
ときに、後から雌側コネクタハウジング22をハウジン
グ収容室32に収容しようとしたときには、同図の二点
鎖線に示すように凸部26がリブ24の後端に突き当た
る。従って、凸部26とリブ24を介して雌側コネクタ
ハウジング22をさらに押し入れる力で雌側コネクタハ
ウジング21も奥へと押し入れることになる。なお、雌
側コネクタハウジング22の上面中程には前方側で支持
されて後端側にロック爪27aと指掛け部27bとを有
するロッキングアーム27を形成されているとともに、
ハウジング収容室32の側にはこの指掛け部27bに対
する切り欠き部35を形成するとともにその前方天井面
には上記ロック爪27aと係止可能な係止爪を形成して
あり、雌側コネクタハウジング22をハウジング収容室
32の正規位置まで挿入したときにはロックされる。
【0018】本実施形態においては、この干渉突起を構
成するリブ24と凸部26とによって押入補助機構を構
成しているが、むろんかかる構成に限定される必要はな
く、後に押し入れる一の単独コネクタハウジングを嵌合
せしめる力で先に押し入れた他の単独コネクタハウジン
グを正規位置へ押し入れるものであればよい。例えば、
干渉突起としても少なくとも後から押し入れる単独コネ
クタハウジングが先に押し入れる単独コネクタハウジン
グの後方から突き当たればよいのであるから、必ずしも
先に押し入れる単独コネクタハウジングの側に突起を設
ける必要はなく、後に押し入れる単独コネクタハウジン
グの側だけに干渉突起を形成しておいても良い。この突
起の形状は特に限定されるものではない。
【0019】本実施形態における干渉突起の場合は常に
ラップし合う状況となっているが、少なくとも半挿入の
時だけラップし合えばよく、正規位置まで挿入されたと
きにはラップしないようにすることもできる。図3〜図
5は、かかる必要時にのみ干渉し合うようにしたコネク
タ100を示している。図1及び図2に示す実施形態に
おいては、最後に押し入れる雌側コネクタハウジング2
2にのみロッキングアーム27を形成しているが、最後
に押し入れる雌側コネクタハウジング122以外の二つ
の雌側コネクタハウジング121,121にもロッキン
グアーム127,127を形成している。ただし、この
ロッキングアーム127は上面ではなく後で押し入れら
れる雌側コネクタハウジングに対面する側面に形成さ
れ、また、このロッキングアーム127自身は前後方向
の中程で支持されるいわゆるシーソー型となっている。
同ロッキングアーム127における支持位置よりも前方
側の裏面にはロックピット127aを形成してあり、ま
た、前端外側には押し込み用突起127bを形成してあ
る。さらに、各ハウジング収容室131には同ロッキン
グアーム127と雌側コネクタハウジング121の側面
との間に入り込む板片131aを備えるとともに同板片
131aにおける上記ロックピット127aに対面する
部分には係合突起131bを形成してある。また、ロッ
キングアーム127の挿入位置に対応して隔壁133に
は切り欠き133aを形成してあり、互いに干渉しない
ようにしている。
【0020】かかる雌側コネクタハウジング121をハ
ウジング収容室131に押し入れていくと、ハウジング
収容室131の奥壁面から突出している板片131aは
雌側コネクタハウジング121の側面とロッキングアー
ム127との間に入り込むが、このときに係合突起13
1bによってロッキングアーム127の先端が押し上げ
られる。すると、図5に示すように、それまでは隣室に
突出していなかったロッキングアーム127の先端の押
し込み用突起127bが隔壁133を越えて隣室に飛び
出ることになる。むろん、雌側コネクタハウジング12
1をハウジング収容室131の奥まで挿入すれば板片1
31aの係合突起131bはロッキングアーム127の
裏面のロックピット127a内に入り込むため、ロッキ
ングアーム127は初期状態となって押し込み用突起1
27bも隣室から退避する。
【0021】しかるに、雌側コネクタハウジング121
の挿入量が不十分であれば同押し込み用突起127bは
隣室に飛び出たままとなり、隣のハウジング収容室13
1に後から雌側コネクタハウジング121,122を押
し入れていくと先端角部が同押し込み用突起127bに
突き当たり、挿入量が不十分な先の雌側コネクタハウジ
ング121は正規位置まで押し入れられる。この実施形
態によれば、ここの雌側コネクタハウジング121に対
して通常備えられているロッキングアーム127を利用
して押し込み用突起127bを形成しており、その形成
方向は通常と異なるものの、別部材を形成することなく
押入補助機構を構成することができる。特に、個々の雌
側コネクタハウジング121自身で雄側コネクタハウジ
ング130に固定されるため、必ずしも全てのハウジン
グ収容室に雄側コネクタハウジングを装着する必要がな
くなるという効果もある。
【0022】かかる押し込み用突起127bは必ずしも
シーソー型のロッキングアームとする必要はなく、正規
位置までの挿入作業途中で乗り越え動作によって隣室に
突出せしめるものでありさえすればよい。例えば、図6
に示すコネクタ200においては、ハウジング収容室2
31の天井面に矢印形の凸部231aを形成しつつ、雌
側コネクタハウジング221の上面部分には同凸部23
1aにて左右に押し開かれるような可撓片227,22
7を形成してあり、同可撓片227,227が押し開か
れるときに先端両端が隣室内へ突出するようにしてい
る。
【0023】ところで、作業の煩雑さを解消する手段と
しては常に先の単独コネクタハウジングが後から押し込
み可能としておく場合に限る必要はなく、従来であれば
装着やり直しのために先の単独コネクタハウジングを抜
き取っていた作業を自動化するものであっても良い。図
7〜図10は、かかる抜き取り作業を自動化するように
したコネクタ300を示している。雌側コネクタハウジ
ング321における後で押し入れられる雌側コネクタハ
ウジングに対面する側面には山形突起321aを形成し
てあり、隔壁333における先端側には同山形突起32
1aに向けて突出するように形成されている。
【0024】かかる構成において、雌側コネクタハウジ
ング321をハウジング収容室331内に挿入していく
と、隔壁333の側の突起333aが山形突起321a
に乗り上がり、当該隔壁333は隣室へと押し出され
る。雌側コネクタハウジング321をハウジング収容室
331の奥の正規位置まで挿入していけば隔壁333の
側の突起333aは山形突起321aを乗り越えるので
当該隔壁333は隣室から退避する。しかるにその乗り
越え途中であるときに隣室に雌側コネクタハウジング3
21,322を挿入しようとすると同隔壁333は本来
の位置へ押し戻されようとする。すると、隔壁333の
突起333aを雌側コネクタハウジング321の山形突
起321aの斜面に押し付けることになり、同斜面が雌
側コネクタハウジング321の押入方向に対して前方側
であるか後方側であるかによって作用が変化する。
【0025】すなわち、雌側コネクタハウジング321
が既にかなり押し入れられているようなときには隔壁3
33の突起333aは山形突起321aの頂部を越えて
下り坂上に達していることになり、隔壁333の突起3
33aが押し付けられたときには図9に示すように雌側
コネクタハウジング321を引き込むように作用する。
これは先の実施形態の場合と同様に、後からの単独コネ
クタハウジングを押し入れる力で先の単独コネクタハウ
ジングを所定位置まで押し込むのに一致する。
【0026】しかるに、雌側コネクタハウジング321
の押し入れ量があまり多くないときには隔壁333の突
起333aは山形突起321aの頂部の手前の上り坂上
に位置することになるため、図10に示すように雌側コ
ネクタハウジング321を押し出そうと作用する。従っ
て、後の雌側コネクタハウジング321,322を抜き
取って再度装着作業を繰り返さなければならないもの
の、従来のように先の雌側コネクタハウジング321を
抜き取る作業が不要となってその分だけ煩雑さが解消す
ることになる。
【0027】このような作用は一般的に山形の斜面と突
起とを押し付けることによって実現でき、必ずしも本実
施形態のような形状以外であっても実現可能である。む
ろん、隔壁333の全体が撓むようにする必要はなく、
開口側から奥側に向かって平行に切り欠きを形成し、そ
の間の短冊片状の部分だけが撓むようにしておくことも
できる。なお、かかる隔壁333あるいは短冊片状の部
分が押圧機構を構成している。
【0028】このように、複数の単独コネクタハウジン
グである雌側コネクタハウジング20を複数のハウジン
グ収容室31,32を有する雄側コネクタハウジング3
0に押し入れて嵌合接続せしめるにあたり、先に押し入
れる雌側コネクタハウジング21のリブ24と後に押し
入れる雌側コネクタハウジング22の凸部26とを干渉
させたり、ロッキングアーム127の押し込み用突起1
27bが干渉範囲に入り込んだり、隔壁333の突起3
33aを山形突起331aの斜面に当接せしめたりする
ことにより、後の雌側コネクタハウジングを押し入れる
力で先の雌側コネクタハウジングを正規位置へ押し込む
押入補助機構を備えることになり、先の装着作業に不良
があった場合でも作業を煩雑化させることなく装着作業
を完了させるようにすることができる。また、半嵌合状
態をなくせることにもなるし、半嵌合検知のための検知
機構を備える場合においても、後に押し入れる側の単独
コネクタハウジングに装着させるだけでよくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるコネクタの斜視図
である。
【図2】同コネクタの平面図である。
【図3】変形例にかかるコネクタの斜視図である。
【図4】同コネクタの部分断面図である。
【図5】同コネクタの拡大部分断面図である。
【図6】他の変形例にかかるコネクタの概略図である。
【図7】他の変形例にかかるコネクタの部分断面図であ
る。
【図8】同コネクタの拡大部分断面図である。
【図9】同コネクタにおける正規位置まで装着された状
態を示す断面図である。
【図10】同コネクタにおいて押し出された状態を示す
断面図である。
【図11】従来のコネクタの斜視図である。
【図12】同コネクタの部分拡大斜視図である。
【符号の説明】
10…コネクタ 20(21,22)…雌側コネクタハウジング 24…リブ 25…凹部 26…凸部 30…雄側コネクタハウジング 31,32…ハウジング収容室 100…コネクタ 121,122…雌側コネクタハウジング 127…ロッキングアーム 127a…ロックピット 127b…押し込み用突起 130…雄側コネクタハウジング 131…ハウジング収容室 131a…板片 131b…係合突起 133…隔壁 200…コネクタ 221…雌側コネクタハウジング 227…可撓片 231…ハウジング収容室 231a…凸部 300…コネクタ 321,322…雌側コネクタハウジング 321a…山形突起 331…ハウジング収容室 331a…山形突起 333…隔壁 333a…突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 櫻井 利一 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の単独コネクタハウジングを一の共
    通コネクタハウジングにおける複数の収容部位に対して
    概ね同一方向に押し入れて嵌合せしめるコネクタであっ
    て、後に押し入れる一の単独コネクタハウジングを嵌合
    せしめる力で先に押し入れた他の単独コネクタハウジン
    グを正規位置へ押し入れる押入補助機構を具備すること
    を特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載のコネクタにおい
    て、上記押入補助機構は、隣接する単独コネクタハウジ
    ング同士が互いにラップする干渉突起を備えることを特
    徴とするコネクタ。
  3. 【請求項3】 上記請求項1または請求項2に記載のコ
    ネクタにおいて、上記押入補助機構は、一の単独コネク
    タハウジングにおける隣接する他の単独コネクタハウジ
    ングの側の側面に形成されて同側面方向に可撓性を有す
    る可撓片と、上記共通コネクタに形成されて同可撓片の
    先端が撓みながら乗り越え動作して係合する係合突起と
    を具備するとともに、上記可撓片の先端には当該可撓片
    が乗り越え動作にて撓んだときに隣接する単独コネクタ
    ハウジングの通過域に干渉する押し込み用突起を形成し
    たことを特徴とするコネクタ。
  4. 【請求項4】 上記請求項1〜請求項3に記載のコネク
    タにおいて、上記押入補助機構は、上記一の単独コネク
    タハウジングに形成されて隣接する他の単独コネクタハ
    ウジングの側に向かって突出する山形突起と、上記共通
    コネクタにおける隣接する収容部位間にて上記山形突起
    に向かって突出するように形成されて押入動作中に乗り
    越え動作するとともに、乗り越え中は他の単独コネクタ
    ハウジングの収容部位にて干渉して同他の単独コネクタ
    ハウジングを挿入するときに上記一の単独コネクタハウ
    ジング側に押し込められる押圧機構とを具備することを
    特徴とするコネクタ。
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