JP2003142206A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP2003142206A
JP2003142206A JP2001334920A JP2001334920A JP2003142206A JP 2003142206 A JP2003142206 A JP 2003142206A JP 2001334920 A JP2001334920 A JP 2001334920A JP 2001334920 A JP2001334920 A JP 2001334920A JP 2003142206 A JP2003142206 A JP 2003142206A
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connector
short
circuit
short circuit
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JP2001334920A
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English (en)
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Takatoshi Katsuma
孝年 勝真
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 短絡解除作業をコネクタの嵌合作業とは別個
に行う構造とした上で、作業効率を低下させることなく
コネクタが確実に嵌合されたことが保障されるようにし
たコネクタを提供する。 【解決手段】 コネクタ10,30同士を嵌合させた
後、短絡解除部材40を第1コネクタ10に組み付ける
と、その短絡解除部材40が第1コネクタ10を第2コ
ネクタ30に嵌合する方向へ押圧することになるので、
短絡解除部材40の組付け作業は、嵌合作業済みのコネ
クタ10,30に対して再度の嵌合作業、即ち嵌合保障
作業を兼ねることになる。よって、短絡解除部材40の
組付け作業とは別個の嵌合保障作業が不要となり、作業
効率が良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】エアバッグ回路に用いられるコネクタで
は、メンテナンスなどの際にコネクタ同士を離間させた
ときにエアバッグが不用意に作動するのを防止するため
に、離間状態ではエアバッグ側のコネクタの端子を短絡
状態にしておき、また、両コネクタを嵌合して双方のコ
ネクタの端子同士を導通可能に接続した状態では、上記
短絡を解除することによってエアバッグを作動可能な状
態とする構造がとられている。
【0003】この種のコネクタとしては、従来、特開平
11−149958号に開示されているものがある。こ
のコネクタは、コネクタ同士の嵌合作業と端子金具の短
絡解除の作業に際し、まず、両コネクタを嵌合して端子
同士を導通可能な接続状態にしておき、その後、短絡解
除部材を一方のコネクタのハウジングに組み付けてその
短絡解除部材を相手側コネクタの端子金具と短絡端子と
の間に割り込ませることで、短絡を解除するようになっ
ている。
【0004】このように短絡解除部材を独立した別体部
品とし、コネクタの嵌合作業と短絡解除部材による短絡
解除作業とを別個の工程として行うようにしたことで次
のようなメリットが得られる。即ち、短絡解除部材をハ
ウジングと一体にした場合には、コネクタの嵌合に伴う
端子金具同士の接続・離間の動作と短絡解除部材による
短絡・短絡解除の動作とが連動して行われるので、双方
の動作のタイミングを適切に設定することが困難とな
る。しかし、短絡解除部材を別体とすれば、短絡解除部
材による短絡解除動作を、端子金具同士の接続・離間動
作とは独立させて適切なタイミングで行わせることがで
きるのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この種のコネクタで
は、コネクタが正しく嵌合されていないと、端子金具同
士の接続が不正となり、その結果エアバッグの正常な作
動に支障を来たす虞がある。そのため、コネクタの組付
け現場によっては、作業上のマニュアルとして、一旦コ
ネクタの嵌合作業を行った後に、念のためにもう一度コ
ネクタ同士を押し付け合う「嵌合保障作業」を行うこと
が義務付けられる場合がある。
【0006】ところが、上記のように短絡解除部材によ
る短絡解除の作業をコネクタの嵌合作業とは独立させて
行うコネクタに対し、このような嵌合保障作業の義務付
けを適用した場合には、コネクタの嵌合作業を2度も行
った後に、さらに短絡解除部材の組付け作業を行わなけ
ればならず、作業性の点で問題がある。本願発明は上記
事情に鑑みて創案され、短絡解除作業をコネクタの嵌合
作業とは別個に行う構造とした上で、作業効率を低下さ
せることなくコネクタが確実に嵌合されたことが保障さ
れるようにしたコネクタを提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、互い
に嵌合及び離間が可能な第1と第2のコネクタと、前記
第1コネクタに対し、コネクタの嵌合動作とは独立した
組付けを可能とされた短絡解除部材と、前記第2コネク
タに設けられた複数の端子金具と、前記第2コネクタに
設けられた短絡端子とを備えてなり、前記コネクタ同士
が離間した状態では、前記第2コネクタにおいて前記複
数の端子金具が前記短絡端子によって短絡状態とされ、
前記コネクタが正規嵌合され且つ前記短絡解除部材が組
み付けられた状態では、前記短絡解除部材が前記短絡端
子による短絡を解除するようにしたコネクタにおいて、
前記第1コネクタには被押圧部が設けられ、前記短絡解
除部材には押圧部が設けられ、前記第1コネクタに対す
る前記短絡解除部材の組付け方向が、前記第2コネクタ
に対する前記第1コネクタの嵌合方向と同じ方向とされ
ているとともに、前記短絡解除部材を前記第1コネクタ
に組み付けた状態では、前記押圧部が前記被押圧部に対
し前記第1コネクタを前記第2コネクタに嵌合させる方
向と同方向に当接する構成とした。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記短絡解除部材を前記第1コネクタに対して仮係
止位置に保持可能であり、且つ前記短絡解除部材の仮係
止位置から正規の組付け位置への組付け動作を可能とす
る仮係止手段が設けられている構成とした。請求項3の
発明は、請求項1又は請求項2の発明において、前記短
絡解除部材には、前記コネクタを嵌合し且つその短絡解
除部材を前記第1コネクタに組み付けた状態において前
記第2コネクタに対して離脱規制状態に係止されるロッ
クアームが設けられている構成とした。請求項4の発明
は、請求項1乃至請求項3のいずれかの発明において、
前記第1コネクタには、前記第2コネクタに対して正規
嵌合した状態においてその第2コネクタに係止すること
でその両コネクタを離脱規制状態に保持可能な弾性抜止
片が設けられている構成とした。
【0009】
【発明の作用及び効果】[請求項1の発明]コネクタ同
士を嵌合させた後、短絡解除部材を第1コネクタに組み
付けると、その短絡解除部材が第1コネクタを第2コネ
クタに嵌合する方向へ押圧することになるので、短絡解
除部材の組付け作業は、嵌合作業済みのコネクタに対し
て再度の嵌合作業、即ち嵌合保障作業を兼ねることにな
る。よって、短絡解除部材の組付け作業とは別個の嵌合
保障作業が不要となり、作業効率が良い。 [請求項2の発明]両コネクタの嵌合作業を行うとき
に、短絡解除部材を第1コネクタに対して仮係止手段に
より一体化させておくことができるので、コネクタを嵌
合した後の短絡解除部材の組付け作業、即ち短絡解除作
業の作業性が向上する。
【0010】[請求項3の発明]組付け状態では短絡解
除部材の押圧部が第1コネクタの被押圧部に対して第2
コネクタ側へ押し付けるように当接することから、短絡
解除部材のロックアームが第2コネクタに対して離脱規
制状態に係止すると、第1コネクタと第2コネクタと短
絡解除部材の3つが組付け状態にロックされる。ロック
アームは、短絡解除部材を離脱規制する機能だけでな
く、コネクタ同士を離脱規制する機能も兼ね備えている
ので、コネクタ同士を嵌合状態にロックする手段を省略
して形状の簡素化を図ることが可能となる。[請求項4
の発明]両コネクタを嵌合した状態において短絡解除部
材を第1コネクタから外したとき、第1コネクタと第2
コネクタとは弾性抜止片によって嵌合状態に保持された
ままとなる。したがって、両コネクタを離間させること
なく弾性抜止片のみを外すことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】[実施形態1]以下、本発明を具
体化した実施形態1を図1乃至図9を参照して説明す
る。本実施形態のコネクタは、互いに嵌合及び離間を可
能とされた第1コネクタ10と第2コネクタ30、及び
第1コネクタ10に組み付けられる短絡解除部材40と
を備えて構成されている。尚、以下の説明において、前
後方向については図1の左側を前側ということにする。
第1コネクタ10は、ハウジング11とカバー12とか
らなり、ハウジング11内にはその上面に開放されると
ともに側方から見てL字形に屈曲した形態のキャビティ
13が左右一対形成されている。各キャビティ13内に
は、L字形に屈曲した雌端子金具14が収容されてい
る。雌端子金具14の角筒部14aは下向きとなって第
2コネクタ30の雄端子金具34との接続に備えてお
り、雌端子金具14の電線圧着部14bに圧着された電
線15は、ハウジング11の外部後方へ導出されてい
る。
【0012】ハウジング11の前端部、即ちキャビティ
13よりも前方の部分には、ハウジング11の上面から
下面に貫通する左右方向に細長いスリット状をなす左右
一対のガイド孔16が形成されている。また、ハウジン
グ11の前端部には、その左右両側縁から外側へ張り出
す保護枠部17が形成されている。さらに、ハウジング
11には、その側面に沿って下方へ片持ち状に延出する
形態の左右一対の弾性抜止片18が形成されている。か
かるハウジング11には、板状をなすカバー12が、キ
ャビティ13の上面の開口を塞ぐように組み付けられ、
もって第1コネクタ10が構成されている。
【0013】カバー12の上面における略半分の領域に
は、浅く凹んだ略方形の収容凹部19が形成されてお
り、この収容凹部19の底面は被押圧部20となってい
る。また、収容凹部19の前端には、カバー12の下面
に開口するとともに左右方向に細長く延びる左右一対の
スリット状の貫通孔21が、ハウジング11のガイド孔
16と対応するように形成されている。さらに、収容凹
部19の前端部における左右両側縁には、カバー12の
下面に開口し、且つハウジング11の保護枠部17と対
応する仮係止孔22(本発明の構成要件である仮係止手
段)が形成されている。
【0014】第2コネクタ30は、ハウジング31に上
方に開口する嵌合凹部35を形成してなり、この嵌合凹
部35内には、左右一対の雄端子金具34(全体形状の
図示は省略する)のタブ34aが上向きに突出されて、
雌端子金具14との接続に備えている。この嵌合凹部3
5内には、上から第1コネクタ10のハウジング11が
嵌合されるようになっている。嵌合凹部35内には、そ
の前面壁に支持されて概ね下方へ片持ち状に延出する形
態の短絡端子36が設けられている。両コネクタが離間
した状態では、短絡端子36の左右に二股に分かれた下
端部36aが左右一対のタブ34aに対して弾性接触
し、この短絡端子36を介して左右一対の雄端子金具3
4が短絡状態に保持されるようになっている。また、短
絡端子36の上端部には、短絡解除部材40と当接する
傾斜部36bが形成されており、この傾斜部36bが前
方へ押圧されると、短絡端子36の下端部36aがタブ
34aから離間して雄端子金具34同士の短絡が解除さ
れるようになっている。また、嵌合凹部35の左右両側
壁には、第1コネクタ10の弾性抜止片18と短絡解除
部材40のロックアーム43とを係止させるためのロッ
ク凹部37が形成されている。
【0015】短絡解除部材40は、第1コネクタ10と
は別体部品として絶縁性材料によって成形されたもので
あり、水平な板状をなす押圧部41と、この押圧部41
の前端縁から下方へ延出させた板状をなす左右一対の解
除部42と、押圧部41の左右両側縁から下向きに片持
ち状に延出するロックアーム43とから構成されてい
る。押圧部41は、カバー12の収容凹部19に前後左
右のガタ付きなく嵌合されるようになっており、また、
その押圧部41の厚さは収容凹部19の深さとほぼ同じ
寸法となっている。また、解除部42は、カバー12の
貫通孔21とハウジング11のガイド孔16に対して前
後左右のガタ付きなく嵌通されるようになっている。ロ
ックアーム43の下端部には、外向きに突出するロック
爪43aが形成されているとともに、ロックアーム43
の外側面におけるロック爪43aよりも上方の位置に
は、仮係止突起44(本発明の構成要件である仮係止手
段)が突成されている。
【0016】次に、本実施形態の作用を説明する。両コ
ネクタ10,30を嵌合する際には、まず、第1コネク
タ10に対して短絡解除部材40を上から組み付けて仮
係止状態にしておく(図3及び図6を参照)。この組付
けは、解除部42を上から貫通孔21とガイド孔16と
に順に差し込むようにして行われ、短絡解除部材40が
仮係止位置まで押し込まれると、ロックアーム43の仮
係止突起44とロック爪43aが、夫々、カバー12の
仮係止孔22の上側の孔縁と下側の孔縁とに係止し、こ
の係止によって短絡解除部材40がカバー12に対して
仮係止位置に保持される(図6を参照)。この状態で
は、解除部42の下端がハウジング11のガイド孔16
から僅かに突出するとともに、短絡解除部材40の押圧
部41が第1コネクタ10の被押圧部20に対して上方
に離間している。尚、ロック爪43aは保護枠部17内
に収容された状態となっているので、ロック爪43aに
対して外部からの異物が干渉してロックアーム43が弾
性撓みさせられる、ということが防止されているので、
短絡解除部材40が第1コネクタ10から離脱する虞は
ない。
【0017】この後、第1コネクタ10を第2コネクタ
30に対して嵌合させるが、この第1コネクタ10の嵌
合方向は下向き方向となっている。嵌合状態では、ハウ
ジング11が嵌合凹部35に嵌入され、タブ34aが第
1コネクタ10のキャビティ13内に進入して雌端子金
具14の角筒部14aと接続されるとともに、弾性抜止
片18の下端部がロック凹部37に係止されることによ
って両コネクタ10,30が嵌合状態に保持される(図
1及び図7を参照)。この状態では、短絡解除部材40
の解除部42は短絡端子36とは非接触であるため、第
2コネクタ30における雄端子金具34同士の短絡状態
は維持されたままである。
【0018】そしてこの後、仮係止位置にある短絡解除
部材40を本係止位置に移動させるが、この移動作業
は、押圧部41を上から押し下げるようにして行う。つ
まり、第1コネクタ10に対する短絡解除部材40の組
付け方向は、第2コネクタ30に対する第1コネクタ1
0の嵌合方向と同じ方向となっている。短絡解除部材4
0を本係止位置へ移動させる際には、ロックアーム43
が内側へ弾性撓みしつつ仮係止突起44が仮係止孔22
の孔縁から解離する(図8を参照)。短絡解除部材40
が本係止位置に組み付けられた状態では、押圧部41が
収容凹部19に嵌合されてその底面の被押圧部20に対
して上から当接する(図2及び図9を参照)。つまり、
被押圧部20に対する押圧部41の押圧方向は、第2コ
ネクタ30に対する第1コネクタ10の嵌合方向と同じ
方向となっている。
【0019】また、短絡解除部材40を本係止位置に組
み付けた状態では、解除部42がガイド孔16に案内さ
れつつ下方へ移動して嵌合凹部35内に進出し、短絡端
子36の傾斜部36bに当接する。すると、短絡端子3
6は前方へ弾性撓みして、短絡端子36の下端部がタブ
34aから離間し、これによって雄端子金具34同士の
短絡が解除される(図2を参照)。短絡解除部材40の
本係止位置への移動に伴い、短絡解除部材40のロック
アーム43が弾性撓みしつつ嵌合凹部35内に進入し、
ロック爪43aがロック凹部37に係止される。これに
より、短絡解除部材40が第2コネクタ30に対して離
脱規制状態にロックされる。このとき、第1コネクタ1
0は第2コネクタ30と短絡解除部材40との間で上下
に挟まれた状態となる。
【0020】以上は、短絡解除部材40を本係止位置へ
押し込む前に、両コネクタ10,30が正規の嵌合状態
となっている場合についての説明であるが、短絡解除部
材40を押し込む段階で、両コネクタ10,30が半嵌
合状態のままであることも考えられる。この場合は、第
1コネクタ10が第2コネクタ30に対して正規嵌合状
態よりも少し浮いた状態となっている。この状態から短
絡解除部材40を押し下げるように組み付けていくと、
その途中で短絡解除部材40の押圧部41がカバー12
の被押圧部20に対して上から当接し、それ以降は、短
絡解除部材40の組付けが進むのに伴って第1コネクタ
10が短絡解除部材40と一体となって押し下げられ、
ロックアーム43がロック凹部37に係止すると同時に
第1コネクタ10が第2コネクタ30に対して正規の嵌
合状態となる。
【0021】上述のように本実施形態においては、第1
コネクタ10に対する短絡解除部材40の組付け方向
を、第2コネクタ30に対する第1コネクタ10の嵌合
方向と同じ方向とするとともに、短絡解除部材40を第
1コネクタ10に組み付けた状態では短絡解除部材40
の押圧部41を第1コネクタ10の被押圧部20に対し
第1コネクタ10を第2コネクタ30に嵌合させる方向
と同方向に当接させる構成とした。したがって、両コネ
クタ10,30の嵌合後に短絡解除部材40を第1コネ
クタ10に組み付ける作業を行うと、その短絡解除部材
40が第1コネクタ10を第2コネクタ30に嵌合する
方向へ押圧することになり、この短絡解除部材40の組
付け作業は、嵌合作業済みのコネクタ10,30に対し
て再度の嵌合作業、即ち嵌合保障作業を兼ねることにな
る。よって、短絡解除部材40の組付け作業とは別個の
嵌合保障作業が不要となり、作業効率に優れている。
【0022】また、両コネクタ10,30の嵌合作業を
行うときに、短絡解除部材40を第1コネクタ10に対
して仮係止手段により一体化させておくことができるの
で、コネクタ10,30を嵌合した後の短絡解除部材4
0の組付け作業、即ち短絡解除作業の作業性が向上す
る。また、短絡解除部材40に設けたロックアーム43
を第2コネクタ30に係止させるとともに短絡解除部材
40と第2コネクタ30との間で第1コネクタ10を挟
み込むようにしたので、ロックアーム43は、短絡解除
部材40を離脱規制する機能だけでなく、コネクタ1
0,30同士を離脱規制する機能も兼ね備えることにな
る。したがって、コネクタ10,30同士を嵌合状態に
ロックする手段を省略して形状の簡素化を図ることが可
能となっている。また、第1コネクタ10には第2コネ
クタ30に係止することで両コネクタ10,30を嵌合
状態に保持する弾性抜止片18を設けたので、両コネク
タ10,30を嵌合した状態において短絡解除部材40
を第1コネクタ10から外したとき、第1コネクタ10
と第2コネクタ30とは弾性抜止片18によって嵌合状
態に保持されたままとなる。つまり、両コネクタ10,
30を離間させることなく短絡解除部材40のみを外す
ことができる。しかも、本実施形態では、第2コネクタ
30における弾性抜止片18との係止部と短絡解除部材
40のロックアーム43との係止部が、共通のロック凹
部37とされており、第2コネクタ30の構造の簡素化
が実現されている。
【0023】[実施形態2]次に、本発明を具体化した
実施形態2を図10乃至図12を参照して説明する。本
実施形態2では、第1コネクタ50には第2コネクタ3
0との嵌合状態にロックするための手段である弾性抜止
片18を設けず、短絡解除部材60のロックアーム61
をロック凹部37に係止させるだけで両コネクタ50,
30を嵌合状態にロックするととともに短絡解除部材6
0を組付け状態にロックするようにしたものである。ま
た、短絡解除部材60を第1コネクタ50に対して仮係
止位置に保持する手段としては、ロックアーム61の仮
係止突起62(本発明の構成要件である仮係止手段)を
仮係止孔63の受け突起64に上から係止させるととも
に、ロックアーム61の下端のロック爪65をハウジン
グ11の保護枠部66(本発明の構成要件である仮係止
手段)に下から係止させる構成としている。その他の構
成については上記実施形態1と同じであるため、同じ構
成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の
説明は省略する。
【0024】[実施形態3]次に、本発明を具体化した
実施形態3を図13を参照して説明する。本実施形態3
は、上記実施形態2のものにおいて仮係止突起62と受
け突起64を除去し、短絡解除部材60を第1コネクタ
50に対して仮係止させる手段を省略した構成となって
いる。その他の構成については上記実施形態1及び2と
同じであるため、同じ構成については、同一符号を付
し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1において両コネクタを嵌合するとと
もに短絡解除部材を第1コネクタに仮係止した状態をあ
らわす縦断面図
【図2】図1の状態から短絡解除部材を組み付けて短絡
を解除した状態をあらわす縦断面図
【図3】短絡解除部材を第1コネクタに仮係止した状態
をあらわす側面図
【図4】第1コネクタの平面図
【図5】第1コネクタの底面図
【図6】両コネクタを離間した状態をあらわす横断面図
【図7】両コネクタを嵌合した状態をあらわす横断面図
【図8】両コネクタを嵌合した状態をあらわす横断面図
【図9】図8の状態から短絡解除部材を組み付けて短絡
を解除した状態をあらわす横断面図
【図10】実施形態2において両コネクタを離間した状
態をあらわす横断面図
【図11】両コネクタを嵌合した状態をあらわす横断面
【図12】図11の状態から短絡解除部材を組み付けて
短絡を解除した状態をあらわす横断面図
【図13】実施形態3において第1コネクタに短絡解除
部材を仮係止した状態をあらわす横断面図
【符号の説明】
10…第1コネクタ 20…被押圧部 22…仮係止孔(仮係止手段) 30…第2コネクタ 34…雄端子金具 36…短絡端子 40…短絡解除部材 41…押圧部 43…ロックアーム 44…仮係止突起(仮係止手段) 50…第1コネクタ 60…短絡解除部材 61…ロックアーム 62…仮係止突起(仮係止手段) 66…保護枠部(仮係止手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに嵌合及び離間が可能な第1と第2
    のコネクタと、 前記第1コネクタに対し、コネクタの嵌合動作とは独立
    した組付けを可能とされた短絡解除部材と、 前記第2コネクタに設けられた複数の端子金具と、 前記第2コネクタに設けられた短絡端子とを備えてな
    り、 前記コネクタ同士が離間した状態では、前記第2コネク
    タにおいて前記複数の端子金具が前記短絡端子によって
    短絡状態とされ、 前記コネクタが正規嵌合され且つ前記短絡解除部材が組
    み付けられた状態では、前記短絡解除部材が前記短絡端
    子による短絡を解除するようにしたコネクタにおいて、 前記第1コネクタには被押圧部が設けられ、 前記短絡解除部材には押圧部が設けられ、 前記第1コネクタに対する前記短絡解除部材の組付け方
    向が、前記第2コネクタに対する前記第1コネクタの嵌
    合方向と同じ方向とされているとともに、 前記短絡解除部材を前記第1コネクタに組み付けた状態
    では、前記押圧部が前記被押圧部に対し前記第1コネク
    タを前記第2コネクタに嵌合させる方向と同方向に当接
    する構成としたことを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記短絡解除部材を前記第1コネクタに
    対して仮係止位置に保持可能であり、且つ前記短絡解除
    部材の仮係止位置から正規の組付け位置への組付け動作
    を可能とする仮係止手段が設けられていることを特徴と
    する請求項1記載のコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記短絡解除部材には、前記コネクタを
    嵌合し且つその短絡解除部材を前記第1コネクタに組み
    付けた状態において前記第2コネクタに対して離脱規制
    状態に係止されるロックアームが設けられていることを
    特徴とする請求項1又は請求項2記載のコネクタ。
  4. 【請求項4】 前記第1コネクタには、前記第2コネク
    タに対して正規嵌合した状態においてその第2コネクタ
    に係止することでその両コネクタを離脱規制状態に保持
    可能な弾性抜止片が設けられていることを特徴とする請
    求項1乃至請求項3のいずれかに記載のコネクタ。
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