JPH092453A - 分離型空気調和機の室外機の包装装置 - Google Patents

分離型空気調和機の室外機の包装装置

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JPH092453A
JPH092453A JP24768795A JP24768795A JPH092453A JP H092453 A JPH092453 A JP H092453A JP 24768795 A JP24768795 A JP 24768795A JP 24768795 A JP24768795 A JP 24768795A JP H092453 A JPH092453 A JP H092453A
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outdoor unit
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pair
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JP24768795A
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English (en)
Inventor
Toru Tanizaki
崎 通 谷
Noriaki Hara
則 秋 原
Shoichi Yoshida
田 正 一 吉
Kiyoshige Ootsuka
塚 浄 栄 大
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 分離型空気調和機の室外機の包装にあたり発
泡スチロール等のパッキンを用いることなく室外機を保
護できる厚紙製の包装用部材を提供する。 【構成】 室外機1の上部に厚紙製の包装用部材2が装
着され、室外機1の下部にパッキン5を介して下部包装
用部材4が装着されている。包装用部材2の一対の張出
し部3を含む最大幅は、下部包装用部材4の幅と略同一
の大きさとなっている。各張出し部3は、本体壁部2a
の側縁から外側下方に延びる斜面壁部12と、底面壁部
13と、略水平に延びるとともに室外機1の側面に当接
する内面壁部14とからなり、内部に三角形断面を有す
る空間9が形成されている。一対の張出し部3同志を繋
ぐ側壁部の一対の延長部11が、張出し部3内に内面壁
部14と重なり合って延びている。本体壁部2aの下面
に設けられた一対の桁部10が、本体壁部2aと室外機
1の上面との間に空間8を形成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、略直方体形状の外
形を有する分離型空気調和機の室外機の上下に装着する
ための、段ボール紙のような厚紙製の包装装置に係り、
とくに、室外機の上部に装着する包装用部材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、略直方体形状の外形を有する分離
型空気調和機の室外機は、輸送時の衝撃等から保護する
ため、図15乃至図17に示すような包装装置によって
包装された状態で出荷されている。図15において、室
外機1の下部に段ボール紙をトレー状に形成してなる下
部包装用部材4が装着され、上部に同様の上部包装用部
材20(図16参照)が装着されている。また、包装用
部材4,20が装着された室外機1の周囲には、室外機
1に対して包装用部材4,20を固定するための結束バ
ンド6が張り巡らされている。なお、包装用部材20に
は結束バンド6を位置決めするための切欠部7が形成さ
れている。また、図16及び図17に示すように、室外
機1と包装用部材4との間には発泡スチロール製の一組
の緩衝用パッキン5が介在され、室外機1と包装用部材
20との間には同様の一組のパッキン21が介在されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来は室
外機1の包装に段ボール紙製の包装用部材4,20に加
えて、発泡スチロール製の緩衝用パッキン5,21を用
いている。しかし、発泡スチロール製のパッキン5,2
1は、廃棄物のリサイクル上の問題という点でも、室外
機の包装に要するコストの点でも、その量をできるだけ
少なくすることが望ましい。また、しかし、室外機1の
下部には加重が加わるため、下部包装用部材4に対応す
るパッキン5の量は一定量確保する必要がある。一方、
上部包装用部材20に対応するパッキン21の量は、緩
衝材という点では下部包装用部材4に対応するパッキン
5の量より少なくても足りるはずである。ところが、複
数の室外機1を並べて輸送する場合等に、互いに隣り合
う包装用部材4,20同志が当接するようにして各室外
機1の動きを固定する必要がある。このため、上部包装
用部材20の幅(外形寸法)を下部包装用部材4の幅に
合わせるために、上部包装用部材20に対応するパッキ
ン21の量も一定量確保する必要がある。
【0004】本発明はこのような点を考慮してなされた
ものであり、略直方体形状の外形を有する室外機の上部
に装着するための厚紙製の包装用部材において、発泡ス
チロール等のパッキンを用いることなく室外機を保護す
ることのできる包装用部材を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、略直方体
形状の外形を有する分離型空気調和機の室外機の上下に
装着するための厚紙製の包装装置において、前記室外機
の上部に装着する包装用部材は、前記室外機の上面に対
応する矩形状の本体壁部と、この本体壁部の対向する一
対の側縁の外側下方に設けられた一対の張出し部と、前
記本体壁部の他方の一対の側縁から下方に延びるととも
に、前記一対の張出し部同志の間を繋ぐ一対の側壁部
と、前記本体壁部の下面に設けられ、前記本体壁部と前
記室外機の上面との間に空間を形成する一対の略平板状
の桁部とを備え、前記張出し部は、前記本体壁部の側縁
から外側斜め下方に延びる斜面壁部と、この斜面壁部の
端縁から前記本体壁部の下方まで延びる底面壁部と、こ
の底面壁部の端縁から上方に前記本体壁部の下面まで延
びるとともに前記室外機の側面に当接する内面壁部とか
らなり、内部に空間が形成されていることを特徴とす
る。
【0006】この第1の発明によれば、包装用部材を取
付けた室外機の上面は、包装用部材の本体壁部によって
覆われるとともに、この本体壁部との間に空間が形成さ
れていることにより上方からの外力や衝撃から保護され
る。また、室外機の側面は、内部に空間が形成された張
出し部によって覆われることにより側方からの外力や衝
撃から保護される。また、張出し部によって包装部材自
体の強度が確保されるとともに、包装用部材の外形寸法
が確保される。
【0007】第2の発明は、第1の発明において、前記
側壁部は、その両側縁から延長する一対の延長部を有
し、この延長部は、前記張出し部側に折れ曲がって前記
張出し部の内部に挿入され、前記張出し部の内面壁部と
重なり合って、内面壁部の高さ方向の幅と略同一の幅で
延びており、前記張出し部の底面壁部は、前記斜面壁部
から前記内面壁部まで略水平に延びていることを特徴と
する。この第2の発明では、張出し部の内部に延びる側
壁部の延長部が内面壁部と重なり合うことで、一対の張
出し部同志の間を繋ぐことができる。また、張出し部の
底面壁部が斜面壁部から内面壁部まで略水平に延びてい
るので、斜面壁部と底面壁部との連結部分の折曲げ角が
鋭角となり、包装用部材の強度を高くすることができ
る。
【0008】第3の発明は、第1または第2の発明にお
いて、前記本体壁部の前記張出し部側の側縁にスリット
を設け、このスリットと嵌合する凸部を前記張出し部の
内面壁部に設けたことを特徴とする。この第3の発明で
は、スリットに凸部が嵌合することにより、張出し部を
本体壁部に対して固定することができる。
【0009】第4の発明は、第1乃至第3の発明におい
て、前記張出し部は、その内面壁部の上縁から前記本体
壁部の下面に沿って前記本体壁部の内方へ延びる折返し
部を有し、この折返し部が前記桁部を形成していること
を特徴とする。この第4の発明では、折返し部が桁部を
形成しているので、一枚の厚紙で室外機の上部に空間を
介在させた包装用部材を構成することができる。
【0010】第5の発明は、第1乃至第3の発明におい
て、前記張出し部は、その内面壁部の上縁から前記本体
壁部の下面に沿って前記本体壁部の内方へ延び、折り重
なり合う複数の折返し部を有し、この折返し部が前記桁
部を形成していることを特徴とする。この第5の発明で
は、折り重なり合う複数の折返し部の数を変えることに
よって、室外機上部に形成する空間を容易に拡大したり
縮小したりすることができる。
【0011】第6の発明は、第5の発明において、前記
内面壁部の前記折返し部側の端縁にスリットを設け、こ
のスリットと嵌合する凸部を前記折返し部の端縁に設け
たことを特徴とする。この第6の発明では、スリットに
凸部が嵌合することにより、折返し部を内面壁部に対し
て固定することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1乃至図14は本発明の
実施の形態を示す図である。なお、図1乃至図14に示
す実施の形態において、図15乃至図17に示す従来例
と同一の構成部分には同一符号を付して説明する。
【0013】第1の実施形態 まず、図1乃至図8により本発明の第1の実施形態につ
いて説明する。図1において、略直方体形状の外形を有
する分離型空気調和機の室外機1の上部に段ボール紙等
の厚紙製の包装用部材2が装着され、室外機1の下部に
厚紙をトレー状に形成してなる下部包装用部材4が装着
されている。また、包装用部材2,4が装着された室外
機1の周囲には、室外機1に対して包装用部材2,4を
固定するための結束バンド6が張り巡らされている。ま
た、包装用部材2は一対の張出し部3と、結束バンド6
を位置決めするための二対の切欠部7とを備えている。
図2及び図3に示すように、室外機1の下部と下部包装
用部材4との間には発泡スチロール製の一組の緩衝用パ
ッキン5が介在されている。そして、包装用部材2の一
対の張出し部3を含む最大幅(外形寸法)は、下部包装
用部材4の幅と略同一の大きさとなっている(図3参
照)。
【0014】次に、図3乃至図5により上記包装用部材
2について詳細に説明する。なお、図4は包装用部材2
の裏側を示す斜視図であり、図5は包装用部材2の展開
図である。図3乃至図5において、包装用部材2は室外
機1の上面に対応する矩形状の本体壁部2aと、この本
体壁部2aの長手方向に対向する一対の側縁の外側下方
に設けられた一対の張出し部3とを備えている。また、
包装用部材2は本体壁部2aの他方の一対の側縁から下
方に延びるとともに、一対の張出し部3同志の間を繋ぐ
一対の側壁部17を備えている。
【0015】各張出し部3は、上記本体壁部2aの側縁
から外側斜め下方に延びる斜面壁部12と、この斜面壁
部12の端縁から略水平に本体壁部2aの下方まで延び
る底面壁部13と、この底面壁部13の端縁から上方に
本体壁部2aの下面まで延びるとともに室外機1の側面
に当接する内面壁部14とからなり、内部に三角形断面
を有する空間9が形成されている。また、各側壁部17
はその両側縁から延長する一対の延長部11を有し(図
5参照)、この延長部11が張出し部3側に折れ曲が
り、張出し部3の内部で内面壁部14と重なり合って一
対の張出し部3同志の間を繋ぐように、内面壁部14の
高さ方向の幅と略同一の幅で延びている(図3参照)。
【0016】また、包装用部材2は、本体壁部2aの下
面に一対の張出し部3に沿って内面壁部14から互いに
内方へ突出して設けられた一対の桁部10を備え、この
一対の桁部10が本体壁部2aと室外機1の上面との間
に空間8を形成するようになっている(図3参照)。各
桁部10は、対応する張出し部3の内面壁部14の端縁
から本体壁部2aの下面に沿って内方へ延びる第1折返
し部15と、この第1折返し部15の端縁から第1折返
し部15の下面に沿って内面壁部14まで延びる第2折
返し部16とが折り重なることによって形成されてい
る。
【0017】また、図4及び図5に示すように、各側壁
部17には一対の切込みによりフラップ部17aが形成
されている。このフラップ部17aは、図1及び図2に
示すように、室外機1両側面の上部に配設された手掛け
部1aに対応し、室外機1の手掛け部1aを手で持つ際
に側壁部17が邪魔になったり、側壁部17が破損した
りすることを防止できるようになっている。
【0018】また、図5に示すように、包装用部材2a
は展開した状態において、複数の切込みと折り線が設け
られた一枚の厚紙からなっている。なお、図5において
紙面表側を包装用部材2の室外機1と対向する面とし
て、破線は谷折線(図5の紙面表側に折る線)を示し、
一点鎖線は山折線(図5の紙面裏側に折る線)を示して
いる。
【0019】図5において、第2折返し部16の外側縁
には一対の凸部19aが設けられている。また、内面壁
部14の端縁(第1折返し部15側)には、凸部19a
に対応する一対のスリット19bと、中央部を第1折返
し部15側に切込んで形成された凸部18aとが設けら
れている。また、本体壁部2aの斜面壁部12側の側縁
には、凸部18aに対応するスリット18bと、上記−
対の切欠部7とが形成されている。また、側壁部17の
延長部11には、上記凸部19aに対応する凹部22が
設けられている。また、内面壁部14、第1折返し部1
5、及び第2折返し部16の長手方向の寸法は、段部2
3が形成されていることから分かるように、本体壁部2
a、斜面壁部12、及び底面壁部13の寸法よりも小さ
くなっており、側縁部17を直角に折り返せるように配
慮されている。
【0020】次に、図4乃び図5により包装用部材2の
組立て方法について説明する。まず、一対の側縁部17
を互いに内方へ略直角に折り込み、各側縁部17の一対
の延長部11を略直角に内方に折込む。次に、第2折返
し部16を略180度外方へ折り返すとともに、第1折
返し部15を略直角に外方へ折り返し、第1折返し部1
5と第2折返し部16とが重なり合い、両者で桁部10
を形成するようにする。この際、凸部19aをスリット
19bに差し込むことにより、第1折返し部15と第2
折返し部16とからなる桁部10を内面壁部14に対し
て略直角に固定する。次に、斜面壁部12、底面壁部1
3、及び内面壁部14を、上記延長部11を取り囲むよ
うに順次内方へ折り込んで、張出し部3を形成して行
く。最後に、凸部18aをスリット18bに差し込んで
内面壁部14を本体壁部2aに固定し、桁部10を本体
壁部2a下面に当接するように整えれば、包装用部材2
が完成する。なお、第1折返し部15と第2折返し部1
6とを折り返す前に、斜面壁部12及び底面壁部13を
折り込んでおいてもよい。
【0021】次に、このような構成よりなる本実施形態
の作用について説明する。本実施形態によれば、包装用
部材2を取付けた室外機1の上面は、包装用部材2の本
体壁部2aによって覆われるとともに、この本体壁部2
aとの間に空間8が形成されていることにより上方から
の外力や衝撃から保護される。また、室外機1の側面
は、内部に空間9が形成された張出し部3によって覆わ
れることにより側方からの外力や衝撃から保護される。
また、張出し部3によって包装用部材2自体の強度が確
保される。また、包装用部材2の一対の張出し部3を含
む最大幅(外形寸法)は、下部包装用部材4の幅と略同
一の大きさとなっているため、図6に示すように、包装
用部材2と下部包装用部材4及びパッキン5とが装着さ
れた複数の室外機1を並べる場合、隣り合う下部包装用
部材4の同志と、包装用部材2の張出し部3同志が互い
に当接し、各室外機1の動きが固定される。このため、
本実施形態によれば、室外機1の上部を包装用部材2に
よって発泡スチロール等のパッキンを介在させることな
く効果的に保護することができる。
【0022】また、包装用部材2の側壁部17と張出し
部3とは、張出し部3の内部に延びる側壁部17の延長
部11により、互いに固着されることなく繋がれてい
る。また、張出し部3の底面壁部13が斜面壁部12か
ら内面壁部14まで略水平に延びているので、張出し部
3を本体壁部2aの側縁を軸として内方へ揺動させよう
とする場合、張出し部3と延長部11とが干渉しないよ
うになっている。このことにより、包装用部材2が室外
機1に取付けられていない状態において、内面壁部14
に設けた凸部18aを本体壁部2aに設けたスリット1
8bから外し、図7に示すように張出し部3をその斜面
壁部12が側壁部17の延長部11に重なる位置まで内
方に押し込むことができる。このため、包装用部材2自
体の輸送時には、その外形寸法を小さくして輸送効率を
向上させ、輸送コストを削減することができる。
【0023】また、包装用部材2は、上述したように一
枚の厚紙から折曲げと差し込みだけで組立てられるた
め、接着剤や連結部材が不要となり、廃棄時には容易に
元の一枚の厚紙の状態に戻すことができる。このため、
廃棄時のリサイクルが一層容易となる。
【0024】なお、上記実施形態においては厚紙製の包
装用部材2を室外機1の上部に装着しているが、包装用
部材2の厚紙の剛性が高く強度が十分あれば、図8に示
すように室外機1の上下に包装用部材2を装着するよう
包装装置を構成することもできる。このように構成すれ
ば、より一層リサイクル処理が容易となる。
【0025】第2の実施形態 次に、図9乃至図11により本発明の第2の実施形態に
ついて説明する。図9及び図10に示すように、本実施
形態の包装装置は、包装用部材2Aがその4カ所の角部
に形成された角部切欠Aを有する点で図1乃至図8に示
す上記第1の実施形態と異なり、その他の構成は上記第
1の実施形態と同様である。この包装用部材2Aの角部
切欠Aは、張出し部3の斜面壁部12と底面壁部13の
両側端部分(延長部11側)を切欠くことによって形成
されている。また、各角部切欠Aは斜面壁部12の側端
部において、本体壁部2aの斜面壁部12側の側縁と略
平行に形成された段部aを有している。
【0026】次に、このような構成よりなる本実施形態
の作用について説明する。図11(a)に示すように、
包装装置を装着した室外機1を数台まとめてパレットP
上に載置(パレタイズ)し、その周囲に荷ずれ防止用の
結束バンド6を水平方向に掛け渡す場合、室外機1表面
の傷付き防止のため、結束バンド6を室外機1自体では
なく包装用部材2Aの部分に掛け渡す必要がある。この
場合、本実施形態によれば、結束バンド6が包装用部材
2Aの角部切欠Aに対応するように掛け渡すと、結束バ
ンド6上端部が角部切欠Aの段部aに引っ掛かるので、
斜面壁部12の傾斜によって結束バンド6が包装用部材
2Aから上方へ抜けてしまうことが防止される。
【0027】第3の実施形態 次に、図12乃び図13により本発明の第3の実施形態
について説明する。図12及び図13に示すように、本
実施形態の包装装置は、包装用部材2Bがその4カ所の
角部に形成された角部スリットBを有する点で図1乃至
図8に示す上記第1の実施形態と異なり、その他の構成
は上記第1の実施形態と同様である。この包装用部材2
Bの角部スリットBは、張出し部3の斜面壁部12にそ
の両側端部(延長部11側)から、本体壁部2aの斜面
壁部12側の側縁と略平行な一対の切込みを入れること
によって形成されている。本実施形態によれば、上記第
2の実施形態と同様の水平方向の結束バンド6を、包装
用部材2Bの角部スリットBに対応するように掛け渡す
と、結束バンド6が角部スリットBの切込み内に引っ掛
かるので、斜面壁部12の傾斜によって結束バンド6が
包装用部材2Bから上方へ抜けてしまうことが防止され
る。
【0028】第4の実施形態 次に、図14により本発明の第4の実施形態について説
明する。図14に示すように、本実施形態の包装装置
は、包装用部材2Cがその4カ所の角部に形成された角
部直方体Cを有する点で図1乃至図8に示す上記第1の
実施形態と異なり、その他の構成は上記第1の実施形態
と同様である。この包装用部材2Cの角部直方体Cは、
各側壁部17に繋がる厚紙部材を折曲げ・差込み等する
ことによって、張出し部3の両端部に形成され、本体壁
部2a及び側壁部17と略直交する平面からなる側面部
cを有している。本実施形態によれば、上記第2の実施
形態と同様の水平方向の結束バンド6を包装用部材2C
の角部直方体Cに対応するように掛け渡すと、結束バン
ド6が斜面壁部12と重なり合わずに、角部直方体Cの
側面部cと重なり合うので、斜面壁部12の傾斜によっ
て結束バンド6が包装用部材2Cから上方へ抜けてしま
うことが防止される。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、包
装用部材を取付けた室外機の上面は、包装用部材の本体
壁部によって覆われるとともに、この本体壁部との間に
空間が形成されていることにより上方からの外力や衝撃
から保護される。また、室外機の側面は、内部に空間が
形成された張出し部によって覆われることにより側方か
らの外力や衝撃から保護される。また、張出し部によっ
て包装部材自体の強度が確保されるとともに、包装用部
材の外形寸法が確保される。このことにより、包装用部
材を取付けた室外機を、例えば発泡スチロールのような
パッキンを用いることなく効果的に保護することができ
る。このため、包装用部材を廃棄する際の分別やリサイ
クル上の問題を少なくすることできる。また、室外機の
包装に要する部材を減らし、包装時の作業性の向上とコ
ストの削減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による包装装置の第1の実施形態を室外
機に装着した状態で示す斜視図。
【図2】図1に示す包装装置を室外機から取外した状態
を示す斜視図。
【図3】図1のIII-III 線方向断面図。
【図4】図1に示す包装装置の包装用部材の裏側を示す
斜視図。
【図5】図4に示す包装用部材の展開図。
【図6】図3に示す包装装置を装着した室外機を2つ隣
り合わせに並べた状態を示す図。
【図7】図1に示す包装装置の包装用部材を、張出し部
を押し込んだ輸送状態で示す断面図。
【図8】図1に示す包装装置の包装用部材を室外機の上
下に装着した場合を示す断面図。
【図9】本発明による包装装置の第2の実施形態の包装
用部材の裏側を示す斜視図。
【図10】図9に示す包装用部材の要部展開図。
【図11】(a)は本発明による包装装置の第2の実施
形態を室外機に装着し、パレット上に数台まとめて載置
した状態で模式的に示す斜視図、(b)は(a)の要部
拡大図。
【図12】本発明による包装装置の第3の実施形態の包
装用部材の裏側を示す斜視図。
【図13】図12に示す包装用部材の要部展開図。
【図14】本発明による包装装置の第4の実施形態の包
装用部材の裏側を示す要部斜視図。
【図15】従来の包装装置の例を室外機に装着した状態
で示す斜視図。
【図16】図15に示す包装装置を室外機から取外した
状態を示す斜視図。
【図17】図15のXVII‐XVII線方向断面図。
【符号の説明】
1 室外機 2 包装用部材 2a 本体壁部 3 張出し部 10 桁部 11 延長部 12 斜面壁部 13 底面壁部 14 内面壁部 15 第1折返し部 16 第2折返し部 17 側壁部
フロントページの続き (72)発明者 大 塚 浄 栄 静岡県富士市蓼原336 東芝エフ・イー・ シー株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】略直方体形状の外形を有する分離型空気調
    和機の室外機の上下に装着するための厚紙製の包装装置
    において、前記室外機の上部に挿着する包装用部材は、 前記室外機の上面に対応する矩形状の本体壁部と、 この本体壁部の対向する一対の側縁の外側下方に設けら
    れた一対の張出し部と、 前記本体壁部の他方の一対の側縁から下方に延びるとと
    もに、前記一対の張出し部同志の間を繋ぐ一対の側壁部
    と、 前記本体壁部の下面に設けられ、前記本体壁部と前記室
    外機の上面との間に空間を形成する一対の略平板状の桁
    部と、を備え、 前記張出し部は、前記本体壁部の側縁から外側斜め下方
    に延びる斜面壁部と、この斜面壁部の端縁から前記本体
    壁部の下方まで延びる底面壁部と、この底面壁部の端縁
    から上方に前記本体壁部の下面まで延びるとともに前記
    室外機の側面に当接する内面壁部とからなり、内部に空
    間が形成されていることを特徴とする分離型空気調和機
    の室外機の包装装置。
  2. 【請求項2】前記側壁部は、その両側縁から延長する一
    対の延長部を有し、 この延長部は、前記張出し部側に折れ曲がって前記張出
    し部の内部に挿入され、前記張出し部の内面壁部と重な
    り合って、内面壁部の高さ方向の幅と略同一の幅で延び
    ており、 前記張出し部の底面壁部は、前記斜面壁部から前記内面
    壁部まで略水平に延びていることを特徴とする請求項1
    記載の分離型空気調和機の室外機の包装装置。
  3. 【請求項3】前記本体壁部の前記張出し部側の側縁にス
    リットを設け、このスリットと嵌合する凸部を前記張出
    し部の内面壁部に設けたことを特徴とする請求項1また
    は2記載の分離型空気調和機の室外機の包装装置。
  4. 【請求項4】前記張出し部は、その内面壁部の上縁から
    前記本体壁部の下面に沿って前記本体壁部の内方へ延び
    る折返し部を有し、この折返し部が前記桁部を形成して
    いることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載
    の分離型空気調和機の室外機の包装装置。
  5. 【請求項5】前記張出し部は、その内面壁部の上縁から
    前記本体壁部の下面に沿って前記本体壁部の内方へ延
    び、折り重なり合う複数の折返し部を有し、この折返し
    部が前記桁部を形成していることを特徴とする請求項1
    乃至3のいずれかに記載の分離型空気調和機の室外機の
    包装装置。
  6. 【請求項6】前記内面壁部の前記折返し部側の端縁にス
    リットを設け、このスリットと嵌合する凸部を前記折返
    し部の端縁に設けたことを特徴とする請求項5記載の分
    離型空気調和機の室外機の包装装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000029309A1 (fr) * 1998-11-17 2000-05-25 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif d'emballage
KR100371912B1 (ko) * 2000-09-23 2003-02-19 심우중 제품 포장구
JP2014114076A (ja) * 2012-11-16 2014-06-26 Bowe Systec Japan Co Ltd 搬送装置、区分け処理システム、及び搬送方法

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