JPH09244833A - スプーリング装置 - Google Patents

スプーリング装置

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JPH09244833A
JPH09244833A JP8055635A JP5563596A JPH09244833A JP H09244833 A JPH09244833 A JP H09244833A JP 8055635 A JP8055635 A JP 8055635A JP 5563596 A JP5563596 A JP 5563596A JP H09244833 A JPH09244833 A JP H09244833A
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JP
Japan
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JP8055635A
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English (en)
Inventor
Toshikazu Sekiguchi
敏和 関口
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷物をそれが必要とされる時刻までに得る
ことのできるスプーリング装置を提供する。 【解決手段】 ホストコンピュータ12は出力終了時刻
を指定した印刷要求を送出する。指定された出力終了時
刻までに印刷を終えるための印刷の開始時刻を算出す
る。キュー27に先に登録されている印刷要求の印刷を
少なくともそれらの開始時刻前に開始する際の印刷処理
の実行期間と今回の印刷要求の印刷期間とがを重複せ
ず、かつその開始時刻前に処理できるときは、今回の印
刷要求をキュー27に登録する。開始時刻までに印刷を
開始できないときは登録済の印刷要求と競合しない印刷
期間を見出し、この期間への変更許可をホストコンピュ
ータ12に問い合わせ、承諾を受けたときは印刷要求を
キュー27に登録する。キュー27からは開始時間の早
いものから順に印刷要求が取り出され印刷が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホストコンピュー
タなどの文書作成装置から受信した印刷データを一旦蓄
積してから印刷装置に転送するスプーリング装置に係わ
り、特に緊急性の高い印刷物をそれが必要となる時刻ま
でに取得することのできるスプーリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ホストコンピュータなどの文書作成装置
から印刷装置に印刷データを供給する際の転送速度は、
受信した印刷データを印刷装置によって印刷するのに要
する時間よりも長い場合が多い。したがって、文書作成
装置は、印刷装置による印刷が終了するまでの間、印刷
データを転送するための処理に拘束されてしまう。ま
た、複数の文書作成装置がネットワークを介して接続さ
れており、これらが共通の印刷装置を利用して印刷を行
うようなシステムでは、他の文書作成装置からの要求に
基づく印刷処理のために印刷の開始が待たされることも
ある。
【0003】このような状態を回避し、文書作成装置を
印刷処理から早期に開放するために、文書作成装置と印
刷装置の間にディスク装置など大容量の記憶装置を備え
たスプーリング装置を設けることが行われている。
【0004】図18は、従来から使用されているスプー
リング装置を用いた印刷システムの構成の概要を表わし
たものである。ホストコンピュータ1001と印刷装置
1002の間にスプーリング装置1003は配置されて
いる。スプーリング装置1003は、ホストコンピュー
タから送られてくる印刷データを一旦蓄積するためのデ
ィスク装置1004と、ディスク装置1004への読み
書きおよび印刷装置への印刷データの転送を管理するた
めのスプーリング管理部1005を備えている。
【0005】ホストコンピュータ1001から送られて
くる印刷データは、すべて一旦ディスク装置1004に
格納される。ディスク装置1004に格納された印刷デ
ータは、格納された時刻の早いものから順に印刷装置1
003の転送されて印刷されるようになっている。
【0006】図19は、ホストコンピュータから送られ
てきた時刻の早いものから順に印刷装置に印刷データを
転送する様子を模式的に表わしたものである。スプーリ
ング装置1003のスプーリング管理部1003は、ホ
ストコンピュータ1001から送られてきた印刷データ
の印刷順序を管理するための管理テーブル1011を備
えている。管理テーブル1011は、ホストコンピュー
タ1001からの印刷データを識別するためのジョブI
D(1012)と、ディスク装置1004内における印
刷データの蓄積先アドレス1013とを対応付けて記憶
している。
【0007】図中、第1のジョブID(1014)の印
刷データが、ディスク装置に蓄積されている中で最も早
くホストコンピュータ1001から受信したものであ
り、第2、第3、第4のジョブIDの順にそれらに対応
する印刷データの受信された時刻が遅くなっている。管
理テーブル1011は、先入れ先出し形式のメモリにな
っており、第1のジョブID(1014)で示される印
刷データから順に印刷装置1002に転送される。
【0008】このようなスプーリング装置を設けること
により、印刷装置の処理速度がホストコンピュータから
のデータ転送速度に比べて遅い場合や、他のホストコン
ピュータからの印刷データを印刷使用中であっても、印
刷処理からホストコンピュータを短時間で開放すること
ができる。
【0009】特開平4−54525号公報には、ディス
ク装置のほかに高速のバッファメモリを備えたスプーリ
ング装置が開示されている。
【0010】図20は、ディスク装置および高速のバッ
ファメモリを備えたスプーリング装置を用いた印刷シス
テムの構成の概要を表わしたものである。スプーリング
装置1021は、データの読み書きに比較的時間を要す
る大容量のディスク装置1022と、データの読み書き
を高速に行うことのできる小容量の高速バッファメモリ
1023を備えている。これらに対応するデータの読み
書きはスプーリング管理部1023によって管理され
る。
【0011】高速バッファメモリ1023が使用中でな
いときは、ホストコンピュータ1001から到来する印
刷データが、高速バッファメモリ1023を介して印刷
装置1002に転送される。一方、高速メモリが他の印
刷処理のために使用中の場合、あるいは高速バッファメ
モリ1023の空き領域が少ないときは、ホストコンピ
ュータ1001からの印刷データはディスク装置102
1に格納される。そして、高速メモリ1023が空いた
とき、ディスク装置1021から高速バッファメモリ1
023に印刷データが読み出された後、高速バッファメ
モリ1023から印刷装置に転送されるようになってい
る。
【0012】このスプーリング装置においても、スプー
リング管理部1024はホストコンピュータ1001か
ら送られてきた順序に従ってディスク装置1021から
印刷データを読み出して印刷装置に転送している。この
ようにホストコンピュータから送られてきた順序に従っ
て印刷データを印刷装置に転送するもののほかに、印刷
データに付された優先度に応じて印刷の順序を管理する
ようにしたスプーリング装置がある。
【0013】特開平6−239521号公報には、印刷
データの転送を指示するホストコンピュータの利用者ご
とに優先度を割り振り、優先度の高い者からの印刷要求
優先して印刷するようにしたスプーリング装置が開示さ
れている。これより、優先度の高い者からの印刷データ
は、ディスク装置にスプールされている優先度の低い他
の者からの印刷データより先に印刷される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】図18に示したスプー
リング装置では、ディスク装置を経由する必要の無い場
合であっても、印刷データが一旦ディスク装置に格納さ
れてから印刷装置に転送される。このため、ディスク装
置への印刷データの書き込みおよび読み出しに要する時
間だけ不必要に印刷物を得るまでの時間が長くなること
がある。また、印刷データはホストコンピュータから受
信した順に印刷装置に転送されるので、ディスク装置に
既に印刷データが蓄積されたものの出力の終了した後で
なければ新たに送った印刷データの印刷を開始すること
ができない。このため、緊急に印刷物が必要な場合であ
っても、これをすぐに取得することができないという問
題がある。
【0015】特開平4─54525号公報に開示されて
いる先行技術のように、ディスク装置を経由する必要性
の無いときに、高速バッファメモリを介して印刷データ
を印刷装置に転送すれば、ディスク装置への読み書きす
る時間のムダを省くことができる。しかしながら、この
装置でも、ホストコンピュータから受信した順に印刷が
行われるので、先に説明したように緊急性のある印刷物
をすぐに取得することができないという問題がある。
【0016】一方、特開平6−239521号公報に開
示されているように利用者の優先度に従った順序でディ
スク装置から印刷装置に印刷データを転送すれば、優先
度の高い者は、優先度の低い者よりも先に印刷物を取得
することができる。しかしながら、同一の優先度あるい
は自己よりも高い優先度の者の印刷データが既に蓄積さ
れている場合には、これらの出力後でなければ、印刷物
を取得することができないという問題がある。さらに、
優先順位に従った順序で印刷を行う場合には、後からよ
り優先度の高い印刷データが到来すると、その時点で印
刷順序が後回しに変更されるので、いつ印刷物を入手で
きるかを確実に知ることができないという問題がある。
【0017】そこで本発明の目的は、印刷物をそれが必
要とされる時刻までに得ることのできるスプーリング装
置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、文書作成装置から送られてくる印刷データを受信す
る印刷データ受信手段と、文書作成装置から送られてく
る印刷データのデータ量とその印刷を終了すべき時刻を
表わす出力終了時刻の付された印刷要求を受信する印刷
要求受信手段と、印刷データ受信手段によって受信した
印刷データを蓄積する印刷データ蓄積手段と、印刷要求
受信手段によって印刷要求を受信したとき所定の印刷速
度の印刷装置で印刷要求の示す量の印刷データを印刷す
るのに要する印刷所要時間を求める所要時間算出手段
と、所要時間算出手段によって求めた印刷所要時間を基
に印刷要求で指定された出力終了時刻までに印刷を終え
るための印刷処理の開始時刻を設定する開始時刻設定手
段と、印刷要求受信手段によって受信した印刷要求とこ
の開始時刻設定手段で設定した開始時刻とを対応付けて
記憶する印刷要求記憶手段と、この印刷要求記憶手段に
記憶されている印刷要求をその開始時刻の早いものから
順に取り出す印刷要求取出手段と、この印刷要求取出手
段によって取り出された印刷要求に対応する印刷データ
を印刷データ蓄積手段から読み出しこれを印刷装置に転
送する転送手段とをスプーリング装置に具備させてい
る。
【0019】すなわち請求項1記載の発明では、印刷デ
ータのデータ量と、その印刷を終了すべき時刻としての
出力終了時刻の付加された印刷要求を受信し、所定の印
刷速度の印刷装置で印刷する場合に、指定された出力終
了時刻までに印刷を終えるための印刷の開始時刻を求め
る。受信した印刷要求を開始時刻と対応付けて記憶して
おき、開始時刻の早い印刷要求から順に対応する印刷デ
ータを印刷データ蓄積手段から印刷装置に転送してい
る。ここで、出力開始時刻は、指定された出力終了時刻
に丁度、印刷が終了する時刻でもよいし、指定された出
力終了時刻よりも前に印刷を終了することのできるより
早い時刻であってもよい。
【0020】請求項2記載の発明では、文書作成装置か
ら送られてくる印刷データを受信する印刷データ受信手
段と、文書作成装置から送られてくる印刷データのデー
タ量とその印刷を終了すべき時刻を表わす出力終了時刻
の付された印刷要求を受信する印刷要求受信手段と、印
刷データ受信手段によって受信した印刷データを蓄積す
る印刷データ蓄積手段と、印刷要求受信手段によって印
刷要求を受信したとき所定の印刷速度の印刷装置で印刷
要求の示す量の印刷データを印刷するのに要する印刷所
要時間を算出する所要時間算出手段と、所要時間算出手
段によって求めた印刷所要時間を基にして印刷要求で指
定された出力終了時刻までに印刷を終えるための印刷処
理の最も遅い開始時刻を求める開始時刻設定手段と、印
刷要求受信手段によって受信した印刷要求とこの開始時
刻設定手段で求めた開始時刻とを対応付けて記憶するた
めの印刷要求記憶手段と、この印刷要求記憶手段に既に
登録されている印刷要求および今回受信した印刷要求に
ついての印刷を互いの印刷期間が重複することなくかつ
それぞれの印刷要求に設定された開始時刻までに開始す
ることができるか否かを判別する挿入可否判別手段と、
この挿入可否判別手段によって印刷期間が重複すること
なくかつ開始時刻までに印刷を開始できると判別された
とき今回受信した印刷要求を設定された開始時刻と対応
付けて印刷要求記憶手段に格納する印刷要求格納手段
と、印刷要求記憶手段に記憶されている印刷要求をその
開始時刻の早いものから順に取り出す印刷要求取出手段
と、この印刷要求取出手段によって取り出された印刷要
求に対応する印刷データを印刷データ蓄積手段から読み
出しこれを印刷装置に転送する転送手段とをスプーリン
グ装置に具備させている。
【0021】すなわち請求項2記載の発明では、印刷要
求で指定された出力終了時刻までに印刷を終えるための
最も遅い開始時刻を求める。そして印刷要求と開始時刻
とを対応付けて記憶するための印刷要求記憶手段に既に
登録されている印刷要求についての印刷処理を少なくと
もそれらの開始時刻までに行う際の印刷期間と、今回受
信した印刷要求に対する印刷処理を行う期間とが重複す
ることなく、今回受信した印刷要求をその開始時刻まで
に開始することができるか否かを調べる。重複期間が存
在せず開始時刻までに印刷を開始できるときは、今回受
信した印刷要求をその開始時刻と対応付けて登録する。
【0022】このように、先に登録された印刷要求につ
いての印刷処理と競合しないときだけ、後から送られて
くる印刷要求を登録するようにしたので、一旦登録され
た印刷要求についてその出力終了時刻を確実に守ること
ができる。
【0023】請求項3記載の発明では、文書作成装置か
ら送られてくる印刷データを受信する印刷データ受信手
段と、文書作成装置から送られてくる印刷データのデー
タ量とその印刷を終了すべき時刻を表わす出力終了時刻
の付された印刷要求を受信する印刷要求受信手段と、印
刷データ受信手段によって受信した印刷データを蓄積す
る印刷データ蓄積手段と、印刷要求受信手段によって印
刷要求を受信したとき所定の印刷速度の印刷装置で印刷
要求の示す量の印刷データを印刷するのに要する印刷所
要時間を算出する所要時間算出手段と、この所要時間算
出手段によって求めた印刷所要時間を基にして印刷要求
で指定された出力終了時刻までに印刷を終えるための印
刷処理の最も遅い開始時刻を求める開始時刻設定手段
と、印刷要求受信手段によって受信した印刷要求とこの
開始時刻設定手段で求めた開始時刻とを対応付けて記憶
するための印刷要求記憶手段と、この印刷要求記憶手段
に既に登録されている印刷要求および今回受信した印刷
要求についての印刷を互いの印刷期間が重複することな
くかつ少なくとも各印刷要求に設定された開始時刻まで
に開始することができるか否かを判別する挿入可否判別
手段と、この挿入可否判別手段によって印刷期間が重複
することなく開始時刻までに印刷を開始できると判別さ
れたとき今回受信した印刷要求を設定された開始時刻と
対応付けて印刷要求記憶手段に格納する印刷要求格納手
段と、挿入可否判別手段によって印刷期間が重複するこ
となく開始時刻までに印刷を開始できないと判別された
とき印刷期間の重複を回避することのできる今回受信し
た印刷要求に対する印刷開始時刻を求める開始時刻取得
手段と、この開始時刻取得手段によって求めた印刷開始
時刻から今回受信した印刷要求についての印刷処理を開
始した際の出力終了時刻を求め、指定された出力終了時
刻がこの時刻に変更されることを許容するか否かを文書
作成手段に問い合わせる問い合わせ手段と、この問い合
わせ手段の行った問い合わせに応じて文書作成手段から
変更を許可する旨の応答を受けたとき今回受信した印刷
要求を開始時刻取得手段によって求めた印刷開始時刻お
よびこの時刻から印刷を開始した際の出力終了時刻と対
応付けて印刷要求記憶手段に格納する印刷要求格納手段
と、印刷要求記憶手段に記憶されている印刷要求をその
開始時刻の早いものから順に取り出す印刷要求取出手段
と、この印刷要求取出手段によって取り出された印刷要
求に対応する印刷データを印刷データ蓄積手段から読み
出しこれを印刷装置に転送する転送手段とをスプーリン
グ装置に具備させている。
【0024】すなわち請求項3記載の発明では、印刷要
求で指定された出力終了時刻までに印刷を終えるための
最も遅い開始時間を求める。そして印刷要求と開始時刻
とを対応付けて記憶するための印刷要求記憶手段に既に
登録されている印刷要求についての印刷処理を少なくと
もそれらの開始時刻までに行う際の印刷期間と、今回受
信した印刷要求に対する印刷処理を行う期間とが重複す
ることなく、今回受信した印刷要求をその開始時刻まで
に開始することができるか否かを調べる。
【0025】重複期間が存在せず開始時刻までに印刷を
開始できるときは、今回受信した印刷要求をその開始時
刻と対応付けて登録する。重複期間が存在し開始時刻ま
でに印刷を開始できないときは既に登録されている印刷
要求についての印刷処理と競合の生じない印刷開始時刻
を見出し、この期間で印刷を行うことを許可するか否か
の問い合わせを文書処理装置に行う。許可が得られた場
合には、変更後の印刷開始時刻とこれに対応する出力終
了時刻とを今回受信した印刷要求に対応付けて登録す
る。
【0026】このように、印刷要求で最初に指定された
出力終了時刻が変更されるときは、変更の承諾が得られ
てから印刷要求を登録しているので、予期しない時刻に
印刷物が出力されることがない。
【0027】請求項4記載の発明では、文書作成装置か
ら送られてくる印刷データを受信する印刷データ受信手
段と、文書作成装置から送られてくる印刷データのデー
タ量が付加されるとともに印刷を終了すべき時刻を表わ
す出力終了時刻の付されることのある印刷要求を受信す
る印刷要求受信手段と、印刷データ受信手段によって受
信した印刷データを蓄積する印刷データ蓄積手段と、印
刷要求受信手段によって受信した印刷要求に出力終了時
刻が付されているとき所定の印刷速度の印刷装置で印刷
要求の示す量の印刷データの印刷を行うのに要する印刷
所要時間を求める第1の所要時間算出手段と、この第1
の所要時間算出手段によって求めた印刷所要時間を基に
して印刷要求で指定された出力終了時刻までに印刷を終
えるための印刷処理の開始時刻を設定する開始時刻設定
手段と、印刷要求受信手段によって受信した出力終了時
刻の付された印刷要求をこの開始時刻設定手段で設定し
た開始時刻と対応付けて記憶する第1の印刷要求記憶手
段と、印刷要求受信手段によって受信した印刷要求に出
力終了時刻が付されていないとき印刷要求で指定された
印刷データを印刷装置で印刷するのに要する印刷時間を
各ページごとに求める第2の所要時間算出手段と、この
第2の所要時間算出手段によって求めた各ページごとの
印刷時間を出力終了時刻の付されていない印刷要求と対
応付けて記憶する第2の印刷要求記憶手段と、第1の印
刷要求記憶手段に記憶されている開始時刻の到来したこ
とを検出する開始時刻検出手段と、第1の印刷要求記憶
手段に記憶されている印刷要求に対応する印刷処理の行
われない期間であって第2の印刷要求記憶手段に記憶さ
れているページ単位の印刷時間よりも長い期間を検索す
る検索手段と、開始時刻検出手段によって開始時刻の到
来したことの検出された印刷要求を印刷要求記憶手段記
憶から取り出す第1の印刷要求取出手段と、検索手段に
よって見出された期間の開始するときこの期間に印刷す
ることのできるページの印刷要求を第2の印刷要求記憶
手段から取り出す第2の印刷要求取出手段と、これら第
1および第2の印刷要求取出手段のいずれかによって印
刷要求が取り出されたときこれに対応する印刷データを
印刷データ蓄積手段から読み出し印刷装置に転送する転
送手段とをスプーリング装置に具備させている。
【0028】すなわち請求項4記載の発明では、出力終
了時刻の指定の無い印刷要求についてはこれをページご
とに分割し、出力終了時刻の指定された印刷要求につい
ての印刷処理を行う際の空き時間を利用して小間切れに
印刷を行っている。これより、印刷装置を有効利用する
ことができるとともに、時刻を指定しない印刷要求につ
いても早期に印刷物を得ることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
【0030】
【実施例】図1は、本発明の一実施例におけるスプーリ
ング装置の構成の概要を表わしたものである。スプーリ
ング装置11は、印刷データの供給元としてのホストコ
ンピュータ12と、印刷データの印刷を行う印刷装置1
3と間に配置されている。ホストコンピュータ12は、
印刷データの転送に先立って、そのデータ量とその印刷
を終了すべき時刻を指定した印刷要求をスプーリング装
置11に送出する機能を備えている。スプーリング装置
11は、ホストコンピュータ12から到来した印刷デー
タを蓄積するためのディスク装置21と、印刷装置13
に転送する印刷データを一時的に蓄える高速バッファメ
モリ22を備えている。
【0031】ディスク装置21は、印刷データの読み書
きに比較的時間を要するがその記憶容量の大きい磁気デ
ィスク装置を用いている。高速バッファメモリ22は、
記憶容量は小さきがディスク装置21に比べて印刷デー
タの読み書きを高速に行うことのできる半導体メモリを
用いている。
【0032】要求内容判断部23は、ホストコンピュー
タ12から送られてくる印刷要求を受信し、その内容を
解析する回路である。要求内容判断部23は、受信した
印刷要求の指定する時刻およびそのときの高速バッファ
メモリ22の空き状況に応じて、受信した印刷データを
ディスク装置21に蓄積すべきか、高速バッファメモリ
22のみを経由で印刷装置13に転送すべきかを判別す
る機能を備えている。処理時間算出部24は、印刷デー
タのデータ量を要求内容判断部23から受け取り、これ
と予め登録されている印刷装置13での印刷速度を基に
して、指定された量の印刷データの印刷に要する時間と
しての必要処理時間を算出する回路部分である。
【0033】マージン算出部25は、処理時間算出部2
4で求めた必要処理時間に付加される余裕時間としての
マージン時間を求める回路部分である。マージン算出部
25は、印刷データのデータ量を要求内容判断部23か
ら受け取り、データ量に見合ったマージン時間を算出す
るようになっている。ここでは、必要処理時間の1割を
マージン時間に設定する。開始時刻算出部26は、印刷
要求で指定された印刷物の必要となる時刻としての出力
終了時刻と、必要処理時間およびマージン時間から印刷
を開始すべき時刻を表わした出力開始時刻を求める部分
である。
【0034】キュー27は、受信した印刷要求をその出
力開始時刻の早い順に記憶するメモリである。挿入位置
検索部28は、受信した印刷要求のキュー27における
登録位置を求める部分である。キュー内容修正部29
は、挿入位置検索部28で求めたキュー内の位置に受信
した新たな印刷要求を追加登録したり、既に登録されて
いる印刷要求についての開始時刻などの情報を書き換え
る機能を備えている。
【0035】図2は、図1に示したキューの登録内容の
一例を表わしたものである。キュー27には、印刷要求
を識別するための識別子31と出力開始時刻32と出力
終了時刻33と、マージン時間34と、印刷データの蓄
積先のアドレスを表わした蓄積アドレス35を記憶して
いる。印刷要求ごとに登録されたこれらの情報を、キュ
ーイング情報と呼ぶことにする。また、各印刷要求に応
じて実行すべき印刷処理をジョブと呼ぶことにする。各
ジョブに対応するキューイング情報は、図の上から出力
開始時刻の早い順に登録される。挿入位置検索部28
は、既に登録されているキューイング情報の出力開始時
刻と新たに登録する印刷要求の出力開始時刻とを比較し
て、キュー27内での挿入位置を求めるようになってい
る。
【0036】図3は、図1に示したスプーリング装置の
構成をより詳細に表わしたものである。スプーリング装
置11は、印刷データの出力順序を管理する際の各種処
理を行うCPU(中央処理装置)41を備えている。C
PU41には、データバス等のバス42を通じて各種回
路装置が接続されている。このうちROM(リード・オ
ンリ・メモリ)43は、プログラムのほか各種固定的な
データを記憶した読み出し専用メモリである。RAM
(ランダム・アクセス・メモリ)44は、プログラムを
実行する上で必要となる各種の情報を一時的に記憶する
ためのワークメモリである。RAM44の一部はキュー
27の記憶領域に割り当てられている。
【0037】ディスク制御回路45は、磁気ディスク装
置46への読み書きを制御するための回路装置である。
ディスク制御回路45には、印刷データを蓄積するため
の磁気ディスク装置46が接続されている。高速バッフ
ァメモリ47は、データの読み書きを高速に行うことの
できる半導体メモリである。時計回路48は、現在時刻
を計時する回路である。通信制御装置49は、ネットワ
ークを通じて印刷データや印刷要求をホストコンピュー
タから送受信するためのインターフェイス回路である。
印刷装置インターフェイス回路51は、印刷装置13と
の間で印刷データや各種制御コマンドを授受するための
入出力回路である。印刷装置インターフェイス回路51
を介して印刷装置13が接続される。
【0038】図4は、図1に示したスプーリング装置が
ホストコンピュータから受信した印刷要求に応じてキュ
ーイング情報をキューに登録する際の処理の流れを表わ
したものである。スプーリング装置11は、ホストコン
ピュータから印刷要求が到来するのを待機している(ス
テップS101:N)。印刷要求が到来すると(ステッ
プS101:Y)、受信した印刷要求に出力終了時刻の
指定がなされているか否かを調べる(ステップS10
2)。時刻指定の無いときは(ステップS102:
N)、優先度の低い印刷要求として取扱い、その出力順
位をキュー27に登録する非時刻指定キューイング処理
を行う((ステップS103)。
【0039】時刻指定がなされているときは(ステップ
S102:Y)、指定された出力終了時刻が直ちに印刷
すべきことを表わした即時指定であるか否かを判別する
(ステップS104)。即時指定のときは(ステップS
104:Y)、受信した印刷要求に対応する印刷をでき
るだけ早く開始させるキューイング処理としての即時キ
ューイング処理を行う(ステップS105)。即時指定
でなく具体的な時刻の指定がなされているときは(ステ
ップS104:N)、指定された時刻に印刷処理を終了
させるための時刻指定キューイング処理を行う(ステッ
プS106)。
【0040】即時キューイング処理は、受信した印刷要
求に対応するキューイング情報をキュー27の先頭に挿
入することを基本とし、これが不可のとき登録済の他の
印刷要求の印刷処理と競合しない期間を探し、キューイ
ング情報を該当する位置に挿入するものである。時刻指
定キューイング処理は、指定された時刻に印刷を終了す
るために必要な開始時刻を求め、これを基にしてキュー
イング情報をキュに挿入する処理である。非時刻指定キ
ューイング処理は、受信した印刷要求をキューの最後尾
に追加する処理を基本としている。
【0041】図5は、図1に示したスプーリング装置の
行う代表的な処理の流れを模式的に表わしたものであ
る。ここでは、先に登録されたキューイング情報の出力
開始時刻および出力終了時刻はその後の印刷要求によっ
て変更されない。後の到来した印刷要求が先に登録され
ている印刷処理と印刷処理の隙間の空き時間に実行する
ことができるとき、指定された時刻での登録を行ってい
る。また、空き時間を用いて指定された時刻での印刷を
行うことができないときは、印刷の可能な他の空き時間
を見出している。
【0042】ホストコンピュータ12から受信した印刷
要求61を基にして、まずキューイング情報62が作成
される。ここでは、印刷データのジョブ番号(ID)が
“41”であり、指定された出力終了時刻が17時00
分00秒でかつデータ量が20MB(メガ・バイト)の
印刷データを印刷する旨の印刷要求61を受信してい
る。印刷装置13に向けて毎秒1MBの速度で印刷デー
タを転送できるものとすると、必要処理時間(tp
は、データ量を処理速度で除した商として求まり、20
秒となる。
【0043】また、必要処理時間の1割りがマージン時
間に設定される。従ってマージン時間は2秒になる。出
力終了時刻17時00分00秒から必要処理時間“20
秒”とマージン時間“2秒”を差し引き、出力開始時刻
(tre)として16時59分38秒を求める。すなわ
ち、指定された終了時刻に印刷を終えるためには、少な
くとも16時59分38秒から17時00分00秒の間
に印刷を行う必要がある。
【0044】。印刷要求61を受信したときキュー63
には、既に幾つかのキューイング情報がキューイングさ
れている。このうち、ジョブIDが“33”のキューイ
ング情報64は、出力開始時刻(Ts)が16時58分
48秒で、出力終了時刻(Te)が17時01分00秒
である。したがって、今回受信した印刷要求61に対応
する印刷を指定された終了時刻に終えるための処理期間
と重複する部分が存在する。このため、印刷要求で指定
された終了時刻に最も近い時刻に印刷を終えることので
きる他の印刷時間帯を探すことになる。
【0045】ジョブIDが“33”の印刷処理が終了し
てから次にエントリされているジョブIDが“5”の印
刷処理が開始されるまでの空き時間に、受信した印刷要
求に対する印刷処理を行うことができるかどうかを調べ
る。ジョブID“33”の出力終了時刻が17時01分
00秒であり、ジョブID“5”の出力開始時刻が17
時09分33秒であるので、その間に8分33秒の空き
時間が存在する。受信した印刷要求の必要印刷処理は2
0秒であるので、この空き時間に印刷処理を終えること
ができる。そこで、ジョブID“33”とジョブID
“5”の間の位置を、今回受信した印刷要求のキューイ
ング情報をキューイングするための候補位置に設定す
る。そして、候補位置にキューイングした場合における
出力終了時刻として出力終了候補時刻65を求める。こ
の場合、出力候補時刻は17時01分22秒になる。
【0046】印刷の開始はジョブID“35”の処理が
終了した以後に変更されているので、出力終了候補時刻
は、印刷要求で指定された出力終了時刻と相違する。そ
こで出力終了時刻が出力終了候補時刻に変更されること
を許容するか否かの問い合わせ66を行う。ホストコン
ピュータから出力終了候補時刻へのに変更を許可する旨
の通知67を受けたとき対応する印刷データ68をホス
トコンピュータから受信しディスク装置21に格納す
る。
【0047】図6は、図5に示した候補位置に今回の印
刷要求に対するキューイング情報が挿入された後の登録
内容を表わしたものである。ジョブID“33”のキュ
ーイング情報64と、ジョブID“5”のキューイング
情報71との間に今回受信した印刷要求に対応するキュ
ーイング情報72が登録されている。キューイング情報
72は、承諾を得た候補位置に挿入しされ、その出力開
始時刻は17時01分00秒に、また出力終了時刻は1
7時01分22秒になっている。
【0048】次に、スプーリング装置の行う処理の流れ
を詳細に説明する。
【0049】図7は、スプーリング装置の行う処理の流
れを表わしたものである。スプーリング装置11は、ホ
ストコンピュータ12から印刷要求が到来するのを待機
している(ステップS201:N)。印刷要求が到来す
ると(ステップS201:Y)、これに対応するキュー
イング情報を作成するためのキューイング情報作成処理
(ステップS202)を行う。先にキューイング情報作
成処理の処理内容を説明する。
【0050】図8は、キューイング情報作成処理の処理
の流れを表わしたものである。キューイング情報作成処
理では、まず、受信した印刷要求が時刻指定を有するも
のであるか否かを判別する(ステップS301)。時刻
指定がなされていないときは(ステップS301:
N)、マージン時間(trm)として“0”を設定する
(ステップS302)。また出力開始時刻(trs)とし
て、その時刻を表わすための全ての桁を“1”に設定す
る(ステップS303)。出力開始時刻の全桁が“1”
に設定されていることで時刻指定のないことを表示する
ようになっている。
【0051】時刻指定がなされているときは(ステップ
S301:Y)、受信した印刷要求に対応する印刷処理
を行うのに要する時間としての必要処理時間(tp )を
求める(ステップS304)。必要処理時間(tp
は、印刷データのデータ量を、これを基に印刷を行う印
刷装置の単位時間当たりの処理量で割った商として求め
る。この際、求めた商の値に、高速バッファメモリ22
を介することによるオーバーヘッド時間や、キュー27
の内容を周期的にサーチする際のオーバーヘッド時間を
加えるようにしてもよい。
【0052】必要処理時間を求めた後、印刷要求で指定
された時刻が具体的な時刻か、あるいは即座に印刷すべ
きことを表わした即時指定であるかを判別する(ステッ
プS305)。即時指定のときは(ステップS305:
Y)、マージン時間(trm)に“0”を設定し(ステッ
プS306)し、出力開始時刻(trs)に“0”を設定
する(ステップS307)。出力開始時刻が“0”であ
ることによって、即時指定であることを表示するように
なっている。次に、出力終了時刻(tre)の値として、
必要処理時間(tp )を設定し(ステップS308)処
理を終了する(エンド)。
【0053】具体的な時刻の指定が行われているときは
(ステップS305:N)、マージン時間(trm)を、
印刷すべきデータ量等から求める(ステップS30
9)。ここでは、必要処理時間(tp )に“0.1”を
掛けた値の少数点以下を切り上げた時間をマージン時間
として設定している。このほか、印刷データのデータ量
を基準にしてマージン時間を求めてもよい。さらに、予
めデータ量や必要処理時間に対応したマージン時間を複
数登録した登録テーブルを用意しておき、これを参照し
てマージン時間を求めるようにしてもよい。求めたマー
ジン時間(trm)と必要処理時間(tp )とを指定され
た出力終了時刻(tre)から差し引き、出力開始時刻
(trs)を求める(ステップS310)。
【0054】図7に戻って説明を続ける。キューイング
情報作成処理(ステップS202)を行った後、その出
力結果として得られる出力開始時刻の全桁が“1”であ
るか否かを判別する(ステップS203)。全桁が
“1”のとき(ステップS203:Y)は、受信した印
刷要求に時刻指定の無いことを表わしているので、受信
した印刷要求に対応するキューイング情報をキュー27
の最後尾に追加登録して(ステップS204)処理を終
了する(エンド)。出力開始時刻の全桁が“1”でない
ときは(ステップS203:N)、出力開始時刻が
“0”であるかどうかを判別する(ステップS20
5)。出力開始時刻が“0”でないときは(ステップS
205:N)、具体的な時刻の指定された印刷要求であ
るので、これに応じたキューイング処理である時刻指定
要求キューイング処理(ステップS206)を行う。こ
の処理の内容については後に詳細に説明する。
【0055】出力開始時刻が“0”ときは(ステップS
205:Y)、即時指定であることを表わしてるので、
印刷要求に対応する印刷をすぐに実行可能であるかどう
かを調べる即時可否判定処理(ステップS207)を行
う。その後、即時可否判定処理の判定結果に基づいて印
刷要求に対応するキューイング情報をキュー27に挿入
するための処理としての即時要求キューイング処理(ス
テップS208)を行う。
【0056】図9は、時刻指定要求キューイング処理に
おける処理の流れを表わしたものである。この処理は、
図1に示した挿入位置検索部28によって行われる。ま
ず、受信した印刷要求に従って求めた出力開始時刻(t
rs)の次に出力開始時刻の遅いジョブをキュー27から
検索する(ステップS401)。ここで検索されたジョ
ブのキュー27内での登録順位を(i)とする。次にジ
ョブ(i)よりも1つ手前の登録順のジョブ(i─1)
の出力終了時刻(t(i-1)e)をキュー27から取得する
(ステップS402)。そして、受信した印刷要求に対
応して求めた出力開始時刻(trs)が、ジョブ(i−
1)の出力終了時刻(t(i-1)e)よりも遅い時刻である
か否かを判別する(ステップS403)。
【0057】出力開始時刻(trs)が、ジョブ(i−
1)の出力終了時刻(t(i-1)e)よりも遅い時刻である
ときは(ステップS403:Y)、印刷要求に対応する
出力終了時刻(tre)が、ジョブ(i)の出力開始時刻
(tis)よりも早い時刻であるか否かを判別する(ステ
ップS404)。出力終了時刻(tre)が、ジョブ
(i)の出力開始時刻(tis)よりも早い時刻であると
きは(ステップS404:Y)、ジョブ(i─1)の終
了時刻とジョブ(i)の開始時刻の間の空き時間に受信
した印刷要求に対する印刷処理を実行することができ
る。そこで、ジョブ(i)の1つ手前の登録順の箇所に
受信した印刷要求のキューイング情報を登録する(ステ
ップS405)。
【0058】印刷要求に対応する出力終了時刻(tre
が、ジョブ(i)の出力開始時刻(tis)よりも早い時
刻でないときは(ステップS404:N)、ジョブ
(i)の処理期間と指定された時刻で印刷要求に対応す
る印刷処理を行う際の印刷期間とが重複することにな
る。また、出力開始時刻(trs)が、ジョブ(i−1)
の出力終了時刻(t(i-1)e)よりも遅い時刻でないとき
は、ジョブ(i−1)の処理期間と指定された時刻で印
刷要求に対応する印刷処理を行う際の印刷期間とが重複
していることになる。そこでこれらの場合には、ジョブ
(i)の出力終了時刻以降において受信した印刷要求の
処理を行う候補となる印刷期間を探す。
【0059】このため、まず、キュー27にジョブ
(i)の次の登録順のジョブ(i+1)が登録されてい
るか否かを調べる(ステップS406)。次の登録順の
ジョブ(i+1)がキュー27に登録されているときは
(ステップS406:Y)、ジョブ(i+1)の出力開
始時刻(t(i+1)s)をキュー27から取得する。そし
て、ジョブ(i+1)の出力開始時刻(t(i+1)s)から
ジョブ(i)の出力終了時刻(tie)を引き、これらの
ジョブの間にある空き時間(tsub )を求める(ステッ
プS407)。印刷要求に対応する必要処理時間
(trp)と空き時間(tsub)の大小比較を行う(ステ
ップS408)。空き時間(tsub )が必要処理時間
(trp)よりも大きくないときは(ステップS408:
N)、ジョブ(i)とジョブ(i+1)の間の空き時間
に今回の印刷要求についての印刷処理を行うことができ
ない。
【0060】そこで、iに“1”を加えた後(ステップ
S409)、ステップS406に戻り、さらに登録順の
遅いジョブとジョブとの間の空き時間に挿入可能か否か
を順次調べる。ジョブ(i+1)がキュー27に登録さ
れていないとき(ステップS406:N)、あるいはジ
ョブとジョブとの間の空き時間(tsub )が必要処理時
間(trp)よりも大きいとき(ステップS408:Y)
には、挿入候補の位置を見出したことになる。すなわ
ち、ジョブ(i+1)が登録されていない場合には、ジ
ョブ(i)がキュー27の最後尾のジョブであるので、
その後ろに受信した印刷要求のキューイング情報を登録
することができる。また、空き時間(tsu b )が必要処
理時間(trp)よりも大きいときは、ジョブ(i)とジ
ョブ(i+1)の間の空き時間に印刷を行うことができ
る。
【0061】次に、求めた挿入候補位置において印刷を
行った際に印刷の終了する時刻である出力終了候補時刻
(tre’)を求める(ステップS410)。受信した印
刷要求に対応する印刷は挿入候補位置の1つ手前のジョ
ブ(i)が終了した直後から開始することができるの
で、挿入候補位置に挿入する場合の出力開始時刻はジョ
ブ(i)の出力終了時刻(tie)になる。この時刻(t
ie)に必要処理時間(t rp)を加えることにより、出力
終了候補時刻(tre’)が求まる。この時刻は、印刷要
求で指定された印刷の終了する時刻と相違する。そこ
で、印刷の終了する時刻が変更されても良いかどうかを
利用者に問い合わせるため、出力終了候補時刻をホスト
コンピュータに通知する(ステップS411)。
【0062】ホストコンピュータから出力終了候補時刻
に変更することの承諾を表わした通知が送られてきたと
きは(ステップS412:Y)、ジョブ(i)の1つ後
ろに受信した印刷要求のキューイング情報をキューイン
グする(ステップS413)。承諾の得られないときは
(ステップS412:N)、出力終了時刻を改めて設定
するための出力時刻修正処理(ステップS414)を行
い処理を終了する(エンド)。たとえば、印刷要求の取
消しを受け、他のスプーリング装置によって印刷を行う
ことができる。また、最初に指定した時刻と異なる出力
終了時刻によって印刷要求を改めて受け付けることもで
きる。
【0063】このように、指定された出力終了時刻に印
刷処理を終了するための印刷期間が、既に登録されてい
る他のジョブの出力処理と重複しない場合には、指定さ
れた時刻のままのキューイング情報を登録する。一方、
指定された時刻での印刷処理が既に登録されている他の
ジョブの出力処理と重複期間を有するときは、ジョブと
ジョブとの間の空き時間を登録順に従って順次検索して
必要処理時間よりも長い空き時間の存在する箇所を見出
しそこにキューイングしている。このように、後から到
来した印刷要求に対応する処理を既に登録されているジ
ョブとジョブの間の空き時間に実行するようにしたの
で、一度、登録されたジョブの出力終了時刻が変更され
ることがない。これにより登録の際に確認した時刻に必
ず印刷物を取得することができる。
【0064】次に、即時指定可否判定処理について説明
する。
【0065】図10は、図7に示した即時指定可否判定
処理における処理の流れを表わしたものである。即時指
定された印刷要求を直ぐに実行するためには、ホストコ
ンピュータ12からの印刷データをそのまま高速バッフ
ァメモリ22経由で印刷装置13に転送する必要があ
る。そこで、まず、高速バッファメモリ22が使用中で
あるか否かを調べる(ステップS501)。高速バッフ
ァメモリ22が使用中でないとき(ステップS501:
N)、キュー27の先頭に登録されているジョブが時刻
指定のなされたものであるかどうかを調べる(ステップ
S502)。
【0066】キュー27の先頭には、最も先に印刷を開
始すべきものが登録されている。従って、キュー27の
先頭のジョブが時刻指定のなされていないものの場合に
は(ステップS502:N)、これを後回しにすること
ができる。そこで高速バッファメモリ22が空き状態で
あり、かつキュー27の先頭ジョブに時刻指定のないと
きは(ステップS502:N)、即時出力が可能と判別
する(ステップS503)。
【0067】キュー27の先頭ジョブが時刻指定のある
ものの場合には(ステップS502:Y)、キュー27
の先頭ジョブの出力開始時刻から、印刷要求に対する印
刷処理を現時点から実行した場合の出力終了時刻を差し
引き、それらの差の時間(t sub )を求める(ステップ
S504)。この差の時間(tsub )が“0”よりも大
きいときは(ステップS505:Y)、キューの先頭ジ
ョブの出力開始時刻までに、受信した印刷要求に対する
印刷処理を終了することができるので、ステップS50
3に進み、即時出力可能と判定する。
【0068】差の時間(tsub )が“0”よりも大きく
ないときは(ステップS505:N)、キュー27の先
頭ジョブの出力開始時刻までに、受信した印刷要求に対
する印刷処理を終了することができない。そこで、これ
らの期間の重複している時間を、キュー27の先頭に登
録されているジョブについて予め設定されているマージ
ン時間で吸収することができるか否かを調べる(ステッ
プS506)。
【0069】重複している期間がマージン時間よりも短
いときは(ステップS506:Y)、キュー27の先頭
ジョブの出力開始時刻を、重複する分だけ後ろの時刻に
変更する(ステップS507)。そしてキュー27の先
頭ジョブのマージン時間を後ろに遅らせた分だけ短くす
る(ステップS508)。このようにキュー27の先頭
ジョブの出力開始時間を遅らせても、その長さがマージ
ン時間より短いので、出力終了時刻が登録されている時
刻よりも遅れることがない。このようにマージン時間で
重複する時間を吸収できるときは、即時出力が可能と判
定する(ステップS503)。
【0070】重複している期間がマージン時間よりも長
いときは(ステップS506:N)、マージン時間内で
吸収することができないので、既に登録されているジョ
ブを優先すべきと判定する(ステップS509)。一
方、高速バッファメモリ22が使用中のときは(ステッ
プS501:Y)、即時処理は不可能であるので実行中
のジョブが優先され即時処理を行うことができないと判
定する(ステップS510)。
【0071】図11は、図7に示した即時要求キューイ
ング処理で行われる処理の流れを表わしたものである。
即時要求キューイング処理は、即時可否判定処理の出力
結果を引き数としている。即時可否判定処理の出力結果
が実行中ジョブの優先を表わしているときは(ステップ
S601:Y)、現在実行中のジョブの終了するまでに
要する時間(tend )を求める(ステップS602)。
そして、現在実行中のジョブの印刷処理が終了してか
ら、今回受信した印刷要求に対応する印刷処理を開始し
た際の出力終了時刻(tre)を求める(ステップS60
3)。出力終了時刻(tre)は、現在時刻に実行中ジョ
ブの終了までに要する時間(tend )と受信した印刷要
求についての必要処理時間(tp )を加えて求める。
【0072】この時刻までに、キュー27に登録されて
いる他のジョブの処理を開始する必要がなければ、実行
中のジョブの次に受信した印刷要求に対応する印刷処理
を行うことができる。そこで、まずキュー27の先頭に
登録されているジョブが時刻指定のなされたものである
かどうかを調べる(ステップS604)。時刻指定のな
されていない場合は(ステップS604:N)、現在実
行中のジョブが終了した後に、今回受信した要求につい
ての処理を行うことができる。このため、今回の印刷要
求に対応するキューイング情報をキュー27の先頭に割
り込んで挿入する(ステップS605)。
【0073】キュー27の先頭ジョブが時刻指定のなさ
れたものであるときは(ステップS604:Y)、キュ
ー27の先頭ジョブの出力開始時刻(tfs)を取得する
(ステップS606)。次に、取得した先頭ジョブの出
力開始時刻(tfs)が、先に求めた出力終了時刻
(tre)よりも遅い時刻であるか否かを判別する(ステ
ップS607)。先頭ジョブの出力開始時刻(tfs
が、出力終了時刻(tre)よりも遅い時刻のときは(ス
テップS607:Y)、キュー27の先頭ジョブの処理
を開始するまでの空き時間に今回受信した印刷要求に対
応する印刷処理を終えることができる。しかしならが、
実行中のジョブの次に印刷を開始するので、印刷要求で
指定された即時処理とは異なるタイミングで印刷が行わ
れる。そこで、見出した挿入候補位置における出力終了
時刻(tre)を印刷要求の送出元に通知する(ステップ
S608)。
【0074】通知した時刻での印刷が承諾されたときは
(ステップS609:Y)、キューイング情報をキュー
27の先頭に割り込んで挿入する(ステップS61
0)。これにより、実行中のジョブの次に今回の印刷要
求に対応する印刷処理が開始される。通知した時刻での
印刷が承諾されないときは(ステップS609:N)、
指定時刻を他の時刻に変更するための処理である出力時
刻修正処理(ステップS611)を行い処理を終了する
(エンド)。
【0075】先頭ジョブの出力開始時刻(tfs)が、出
力終了時刻(tre)よりも遅い時刻でないときは(ステ
ップS607:N)、キュー27の先頭ジョブの次以降
にキューイング情報の挿入候補位置を見出すための挿入
位置検索処理(ステップS612)を行う。
【0076】即時可否判定処理の出力結果が実行中ジョ
ブの優先を表わしていないとき(ステップS601:
N)、即時出力可を表わしているか否かを調べる(ステ
ップS613)。即時出力可を示しているときは(ステ
ップS613:Y)、受信した印刷要求に対応するする
印刷処理を直ぐに実行する(ステップS614)。すな
わち、ディスク装置21に印刷データを蓄積することな
く、ホストコンピュータ12から到来する印刷データを
高速バッファメモリ22経由で印刷装置13に転送す
る。
【0077】即時可否判定処理の出力結果が即時出力可
を表わしていないときは(ステップS613:N)、キ
ューイング済の処理を優先することを表わしている。こ
のため、今回受信した印刷要求に対応する印刷処理を行
うべき期間をキュー27に登録されているジョブとジョ
ブとの間の空き時間の中から見出す挿入位置検索処理
(ステップS612)を行う。
【0078】図12は、図11に示した挿入位置の検索
処理において行われる処理の流れを表わしたものであ
る。ここでは、キュー27の2番目以降に今回受信した
印刷要求に対応するキューイング情報を登録することが
可能かどうかを調べている。まず、検索すべき登録順を
表わした変数(i)を“1”に初期化する(ステップS
701)。次にジョブ(i)の出力終了時刻(tie)を
今回受信した印刷要求に対する出力開始時刻(trs)と
して設定する(ステップS702)。その後ジョブ
(i)の次の登録順のジョブ(i+1)がキュー27に
登録されているかどうかを調べる(ステップS70
3)。
【0079】ジョブ(i+1)の登録があるときは(ス
テップS703;Y)、ジョブ(i)とジョブ(i+
1)の間の空き時間(tsub )を求める(ステップS7
04)。求めた空き時間(tsub )が受信した印刷要求
についての必要処理時間(trp)より長くないときは
(ステップS705;N)、変数(i)を“1”だけ増
加させた後(ステップS706)、ステップS703に
戻る。空き時間(tsub )が必要処理時間(trp)より
も長いとき(ステップS705;Y)、あるいはジョブ
(i+1)の登録が無いとき(ステップS703;N)
は、ジョブ(i)の1つ後ろの登録順にキューイングす
ることができる。そこで、ジョブ(i)の出力終了時刻
(tie)に必要処理時間(trp)を加えて、今回受信し
た印刷要求についての出力終了時刻(tre)を求める
(ステップS707)。
【0080】出力終了時刻(tre)は、即時に印刷要求
に応じて印刷した場合の終了時刻と相違するので、この
時刻を許容するか否かの問い合わせをホストコンピュー
タ12に送出する(ステップS708)。出力終了時刻
(tre)が承諾されたときは(ステップS709;
Y)、ジョブ(i)の1つ後ろに受信した印刷要求につ
いてのキューイング情報を登録し(ステップS710)
処理を終了する(エンド)。一方、承諾が得られないと
きは(ステップS709;N)、出力終了時刻を修正す
るための出力時刻終了処理(ステップS711)を行
い、処理を終了する(エンド)。
【0081】このように、印刷要求で指定された出力終
了時刻までに印刷を終了するために印刷処理を実行すべ
き期間が、既にキューに登録されている他のジョブの印
刷期間と重複しないときは、要求された時刻に出力を完
了するためのキューイング情報が登録される。一方、既
にキューに登録されているジョブの印刷期間と重複する
ときは、指定された時刻から最も近く、かつ既に登録さ
れているジョブの処理期間と重複の生じない期間を見出
す。そして、この際の出力終了時刻を許容するか否かを
利用者に問い合わせ、承諾を得たときキューへの登録が
行われる。また承諾が得られないときは、たとえば、指
定時刻の変更や他のスプーリング装置での印刷を行うよ
うに適宜の措置が採られる。
【0082】重複期間があるときは、既に登録されてい
るジョブが優先されるので、一旦登録された後は、登録
時に設定された出力終了時刻までに確実に印刷物を得る
ことができる。また、指定された時刻にキューイングで
きないときは、印刷可能な空き時間で印刷した際の出力
終了候補時刻を求め、これを許容するか否かを利用者に
問い合わせているので、利用者の知らない間に出力終了
時刻が変更されることがない。
【0083】第1の変形例
【0084】これまで説明した実施例では、時刻指定の
無い印刷要求はをキューの最後尾に登録していたが、第
1の変形例のスプーリング装置では、時刻指定の無い印
刷要求を先に登録されたジョブとジョブとの空き時間を
利用して、小間切れに処理するようになっている。第1
の変形例では、図3に示したキューの他に、時刻指定の
無いジョブを各ページ単位に分割して登録するための分
割キューを設けている。
【0085】図13は、ページ単位のキューイング情報
を登録する分割キューの登録内容の一例を表わしたもの
である。分割キュー81には、各ジョブの識別子82と
ページ単位の必要処理時間83と対応するぺージの蓄積
先アドレス84が、各ページごとに登録される。ぺージ
ごとに分割されたキューイング情報を分割キューイング
情報と呼ぶことにする。ここでは、分割キュー81に、
ジョブID0 の分割キューイング情報85とジョブID
1 の分割キューイング情報86およびジョブID2 の分
割キューイング情報87が登録されている。時刻指定の
あるジョブについては、実施例で示したキュー27に登
録される。
【0086】図14は、第1の変形例のスプーリング装
置に接続される印刷装置を模式的に表わしたものであ
る。印刷装置91は、時刻指定のあるジョブに対応して
印刷した印刷物を堆積するための第1の出力トレー92
と、時刻指定の無いジョブについての印刷物を堆積する
ための第2の出力トレー93を備えている。印刷装置9
1は、時刻指定の有無によって出力先となるトレーを切
り替えるようになっている。これにより、時刻指定され
たジョブとジョブの間の空き時間を利用して時刻指定の
無いジョブをページ単位に小間切れに印刷しても、第2
の出力トレー93上からに印刷物をまとめて取り出すこ
とができる。
【0087】図15は、時刻指定の無いジョブを小間切
れに印刷する際の処理の流れを表わしたものである。C
PU41は、高速バッファメモリ22が使用中か否かを
調べる(ステップS801)。高速バッファメモリ22
が使用中のときは(ステップS801;N)、使用中の
状態が解除されるまで待機する。高速バッファメモリ2
2が使用中でないとき(ステップS801;Y)、キュ
ー27に登録されている先頭ジョブの印刷処理が開始さ
れるまでの空き時間(tsub )を求める(ステップS8
02)。空き時間(tsub )は、キュー27の先頭ジョ
ブの出力開始時刻(tfs)から現在時刻を引いた値とし
て求める。
【0088】次に分割キューの先頭ジョブの必要処理時
間(tkP)を求める。たとえば、図13に示した分割キ
ューの場合には、先頭に登録されているジョブID0
必要処理時間(IDp0-1)を取得する(ステップS80
3)。この時間を流れ図では(tkp)と表わしている。
空き時間(tsub )が先頭のジョブID0 の必要処理時
間(tkp)よりも長くないときは(ステップS804;
N)、この空き時間の間に分割された1つのページを印
刷することができない。そこで、ステップS801に戻
る。
【0089】空き時間(tsub )が先頭のジョブID0
の必要処理時間(tkp)よりも長いときは(ステップS
804;Y)、キュー27の先頭ジョブの処理を開始す
るまでの間に、分割キュー81の先頭に登録されている
ジョブを終えることができる。そこで、印刷装置91に
時刻指定無し用の出力トレー93を選択される指示を出
力し(ステップS805)、その後、分割キューの先頭
ジョブに対応する印刷処理を実行する(ステップS80
6)。
【0090】分割キューの先頭ジョブについての印刷処
理を終了したとき、これに対応する分割キューイング情
報を分割キューから削除する(ステップS807)。次
に、ホストコンピュータ12から新たな印刷要求が到来
しているか否かを調べる(ステップS808)。新たな
印刷要求が到来しているときは(ステップS808;
Y)、受信した新たな印刷要求についてのキューイング
情報を作成し、これをキュー27あるいはキュー27と
分割キュー91に登録する(ステップS809)。ホス
トコンピュータから新たな印刷要求が到来していないと
き(ステップS808;N)およびキューイング情報の
登録処理(ステップS809)を行った後、処理を終了
する(エンド)。この処理は、常時繰り返し行われる。
【0091】このようにして、高速バッファメモリが空
き状態のとき、キュー27の先頭ジョブが開始されるま
での空き時間に、時間指定の無いジョブはページ単位に
分割され印刷される。これにより、ジョブとジョブとの
間の空き時間を有効利用を図ることができる。
【0092】図16は、キューに登録されているジョブ
とジョブとの間の空き時間に分割キューに先頭ジョブを
割り込ませたる際のキューと分割キューとの登録内容の
一例を表わしたものである。現在時刻が16時00分0
0秒であるとすると、キュー101のジョブ“40”
(102)の処理は、16時00分30秒に終了する。
この次にエントリされているジョブ“35”(103)
の出力開始時刻は、16時00分40秒であるので、ジ
ョブ“40”とジョブ“35”の間に10秒の空き時間
がある。分割キュー104の先頭のジョブ(105)の
必要処理時間(t p )は4秒であるので、空き時間を利
用して印刷することができる。
【0093】そこで、矢印106で指し示したジョブ
“40”とジョブ“35”との間の空き時間に、分割キ
ュー104に登録されたジョブ“34”(105)の印
刷を行う。ここでは、空き時間が10秒あるので、分割
キュー104の先頭から2番目に登録されているジョブ
(107)も、ジョブ“40”とジョブ“35”の間の
空き時間を利用して実行することができる。
【0094】第2の変形例
【0095】第2の変形例では、一旦、登録した印刷要
求に対応する印刷データを、後に修正を加えて再登録す
ることができるようになっている。たとえば、印刷すべ
き文書に修正を加えたためにそのデータ量が増加したよ
うな場合がある。このようなとき、先の登録を取り消し
てから新たに同一時刻の印刷を指定しても、先の登録か
ら今回の登録までの間に発生した他の登録のためにその
時刻では印刷要求が受け付けられないことがある。そこ
で、最初に登録した印刷期間の有するマージン時間で印
刷データの増加量を吸収できる場合には、元のキューイ
ング情報を修正して再登録するようにしている。
【0096】図17は、第2の変形例のスプーリング装
置がホストコンピュータから印刷内容の修正要求を受け
たときに行う処理の流れを表わしたものである。まず、
ホストコンピュータ12から既に登録した印刷要求の内
容を修正する旨の修正要求が到来しているか否かを調べ
る(ステップS901)。送られてくる修正要求には、
修正すべきジョブの識別子と、修正後の印刷データのデ
ータ量が付されている。修正要求が到来すると(ステッ
プS901;Y)、これに付されている識別子と同一の
識別子のキューイング情報をキュー27から検索する
(ステップS902)。
【0097】キュー27を検索して見出した識別子の同
一のジョブを修正ジョブ(j)と呼ぶことにする。CP
U41は、見出した修正ジョブ(j)の出力開始時刻
(tjs)をキュー27から取得し(ステップS90
3)、現在時刻が出力開始時刻(t js)を経過している
か否かを判別する(ステップS904)。現在時刻が出
力開始時刻(tjs)を経過しているときは(ステップS
904;N)、修正依頼を受けたジョブの印刷処理がす
でに行われているので、もはや修正できない旨の通知を
ホストコンピュータ12に送り(ステップS905)、
処理を終了する(エンド)。
【0098】現在時刻が出力開始時刻(tjs)を経過し
ていないときは(ステップS904;Y)、修正要求に
よって増加した印刷データのデータ量と、印刷装置13
の処理速度から、必要処理時間の増加量(tpadd)を求
める(ステップS906)。次に、修正ジョブ(j)の
マージン時間(tjm)をキュー27から取得する(ステ
ップS907)。取得したマージン時間(tjm)が必要
処理時間の増加量(t padd)よりも長いときは(ステッ
プS908)、マージン時間によって処理時間の増加を
吸収することができる。すなわち、登録されている他の
ジョブの処理に影響を与えることなく、修正後の要求に
対応した印刷を行うことができる。
【0099】そこで、キュー27に登録されている修正
ジョブ(j)のキューイング情報を修正要求に応じて変
更する。この際、マージン時間(tjm)から必要処理時
間の増加量(tpadd)を引いた残りの時間を新たなマー
ジン時間として登録する(ステップS909)。マージ
ン時間(tjm)が必要処理時間の増加量(tpadd)より
も短いときは(ステップS908;N)、マージン時間
(tjm)によって必要処理時間の増加量(tpadd)を吸
収することができない。そこで、未だ出力処理は開始さ
れていないが、出力終了時刻を変更して再登録を行う必
要のある旨をホストコンピュータ12に通知し(ステッ
プS910)、処理を終了する(エンド)。
【0100】このように第2の変形例では、一旦印刷要
求の登録された後であっても、修正による処理時間の増
加量がマージン時間内であれば、最初に登録した指定時
刻に印刷物を得ることができる。
【0101】以上説明した実施例および変形例では、指
定された出力終了時刻に印刷を終えるようにしたが、少
なくとも指定された時刻までに印刷が行われればよい。
しがって、算出した出力開始時刻を、最も遅い印刷の開
始時刻と認識し、これよりも早い時刻に印刷処理を開始
してもよい。たとえば、新たに受信した印刷要求に対応
するキューイング情報を登録する際、算出した開始時間
から印刷を始めると、次に開始時刻の早いジョブと重複
する期間があるものとする。このとき、今回の印刷要求
について求めた開始時刻の前に重複する期間よりも長い
空き時間があれば、印刷の開始をその分だけ早めてもよ
い。
【0102】また、既に登録されている印刷要求の印刷
処理をそれらの開始時刻よりも早い時刻に始めても指定
された時刻までに印刷物を得ることできる。そこで、先
に登録されているジョブの開始時刻を早めることで新た
に受信した印刷要求と競合せずに印刷できるような場合
には、競合相手となった登録済のジョブの開始時刻を早
くしてもよい。
【0103】
【発明の効果】このように請求項1記載の発明によれ
ば、指定された出力終了時刻よりも手前の時刻に印刷を
終了することのできる開始時刻を求め、これに従った優
先順位で印刷を行うので、指定した時刻までに印刷物を
得られることができる。
【0104】また請求項2記載の発明によれば、先に登
録された印刷要求についての印刷処理と競合しないとき
だけ、後から送られてくる印刷要求を登録するようにし
たので、一旦登録された印刷要求についてはその出力終
了時刻までに確実に印刷物を得ることができる。
【0105】さらに請求項3記載の発明によれば、最初
に指定された出力終了時刻が変更されるときにはその承
諾が得られてから印刷要求を登録しているので、予期し
ない時刻に印刷物が出力されることがない。
【0106】また請求項4記載の発明によれば、出力終
了時刻の指定の無い印刷要求についてはこれをページご
とに分割し、出力終了時刻の指定された印刷要求につい
ての印刷処理を行う際の空き時間を利用して小間切れに
印刷を行っている。これより、印刷装置を有効利用する
ことができるとともに、時刻を指定しない印刷要求につ
いても早期に印刷物を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例におけるスプーリング装置
の構成の概要を表わしたブロック図である。
【図2】 図1に示したキューの登録内容の一例を表わ
した説明図である。
【図3】 図1に示したスプーリング装置の構成をより
詳細に表わしたブロック図である。
【図4】 図1に示したスプーリング装置がホストコン
ピュータから受信した印刷要求に応じてキューイング情
報をキューに登録する際の処理の流れを表わした流れ図
である。
【図5】 図1に示したスプーリング装置の行う代表的
な処理の流れを模式的に表わした説明図である。
【図6】 図5に示した候補位置に今回の印刷要求に対
するキューイング情報が挿入された後の登録内容を表わ
したものである。
【図7】 スプーリング装置の行う処理の流れを表わし
た流れ図である。
【図8】 キューイング情報作成処理の処理の流れを表
わした流れ図である。
【図9】 時刻指定要求キューイング処理における処理
の流れを表わした流れ図である。
【図10】 図7に示した即時指定可否判定処理におけ
る処理の流れを表わした流れ図である。
【図11】 図7に示した即時要求キューイング処理で
行われる処理の流れを表わした流れ図である。
【図12】 図11に示した挿入位置の検索処理におい
て行われる処理の流れを表わした流れ図である。
【図13】 ページ単位のキューイング情報を登録する
分割キューの登録内容の一例を表わした説明図である。
【図14】 第1の変形例のスプーリング装置に接続さ
れる印刷装置を模式的に表わした説明図である。
【図15】 時刻指定の無いジョブを小間切れに印刷す
る際の処理の流れを表わした流れ図である。
【図16】 キューに登録されているジョブとジョブと
の間の空き時間に分割キューに先頭ジョブを割り込ませ
たる際のキューと分割キューとの登録内容の一例を表わ
した説明図である。
【図17】 第2の変形例のスプーリング装置がホスト
コンピュータから印刷内容の修正要求を受けたときに行
う処理の流れを表わした流れ図である。
【図18】 従来から使用されているスプーリング装置
を用いた印刷システムの構成の概要を表わしたブロック
図である。
【図19】 ホストコンピュータから送られてきた時刻
の早いものから順に印刷装置に印刷データを転送する様
子を模式的に表わした説明図である。
【図20】 ディスク装置および高速のバッファメモリ
を備えたスプーリング装置を用いた印刷システムの構成
の概要を表わしたブロック図である。
【符号の説明】
11…スプーリング装置、12…ホストコンピュータ、
13…印刷装置、21…ディスク装置、22、47…高
速バッファメモリ、23…要求内容判断部、24…処理
時間算出部、25…マージン算出部、26…開始時刻算
出部、27…キュー、28…挿入位置検索部、29…キ
ュー内容修正部、41…CPU、42…バス、43…R
OM、44…RAM、45…ディスク制御回路、46…
磁気ディスク装置、48…時計回路、49…通信制御装
置、51…印刷装置インターフェイス回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文書作成装置から送られてくる印刷デー
    タを受信する印刷データ受信手段と、 前記文書作成装置から送られてくる印刷データのデータ
    量とその印刷を終了すべき時刻を表わす出力終了時刻の
    付された印刷要求を受信する印刷要求受信手段と、 前記印刷データ受信手段によって受信した印刷データを
    蓄積する印刷データ蓄積手段と、 前記印刷要求受信手段によって印刷要求を受信したとき
    所定の印刷速度の印刷装置で印刷要求の示す量の印刷デ
    ータを印刷するのに要する印刷所要時間を求める所要時
    間算出手段と、 この所要時間算出手段によって求めた印刷所要時間を基
    に前記印刷要求で指定された出力終了時刻までに印刷を
    終えるための印刷処理の開始時刻を設定する開始時刻設
    定手段と、 前記印刷要求受信手段によって受信した印刷要求とこの
    開始時刻設定手段で設定した開始時刻とを対応付けて記
    憶する印刷要求記憶手段と、 この印刷要求記憶手段に記憶されている印刷要求をその
    開始時刻の早いものから順に取り出す印刷要求取出手段
    と、 この印刷要求取出手段によって取り出された印刷要求に
    対応する印刷データを前記印刷データ蓄積手段から読み
    出しこれを前記印刷装置に転送する転送手段とを具備す
    ることを特徴とするスプーリング装置。
  2. 【請求項2】 文書作成装置から送られてくる印刷デー
    タを受信する印刷データ受信手段と、 前記文書作成装置から送られてくる印刷データのデータ
    量とその印刷を終了すべき時刻を表わす出力終了時刻の
    付された印刷要求を受信する印刷要求受信手段と、 前記印刷データ受信手段によって受信した印刷データを
    蓄積する印刷データ蓄積手段と、 前記印刷要求受信手段によって印刷要求を受信したとき
    所定の印刷速度の印刷装置で印刷要求の示す量の印刷デ
    ータを印刷するのに要する印刷所要時間を算出する所要
    時間算出手段と、 この所要時間算出手段によって求めた印刷所要時間を基
    にして印刷要求で指定された出力終了時刻までに印刷を
    終えるための印刷処理の最も遅い開始時刻を求める開始
    時刻設定手段と、 前記印刷要求受信手段によって受信した印刷要求とこの
    開始時刻設定手段で求めた開始時刻とを対応付けて記憶
    するための印刷要求記憶手段と、 この印刷要求記憶手段に既に登録されている印刷要求お
    よび今回受信した印刷要求についての印刷を互いの印刷
    期間が重複することなくかつそれぞれの印刷要求に設定
    された開始時刻までに開始することができるか否かを判
    別する挿入可否判別手段と、 この挿入可否判別手段によって印刷期間が重複すること
    なくかつ開始時刻までに印刷を開始できると判別された
    とき今回受信した印刷要求を設定された開始時刻と対応
    付けて前記印刷要求記憶手段に格納する印刷要求格納手
    段と、 前記印刷要求記憶手段に記憶されている印刷要求をその
    開始時刻の早いものから順に取り出す印刷要求取出手段
    と、 この印刷要求取出手段によって取り出された印刷要求に
    対応する印刷データを前記印刷データ蓄積手段から読み
    出しこれを前記印刷装置に転送する転送手段とを具備す
    ることを特徴とするスプーリング装置。
  3. 【請求項3】 文書作成装置から送られてくる印刷デー
    タを受信する印刷データ受信手段と、 前記文書作成装置から送られてくる印刷データのデータ
    量とその印刷を終了すべき時刻を表わす出力終了時刻の
    付された印刷要求を受信する印刷要求受信手段と、 前記印刷データ受信手段によって受信した印刷データを
    蓄積する印刷データ蓄積手段と、 前記印刷要求受信手段によって印刷要求を受信したとき
    所定の印刷速度の印刷装置で印刷要求の示す量の印刷デ
    ータを印刷するのに要する印刷所要時間を算出する所要
    時間算出手段と、 この所要時間算出手段によって求めた印刷所要時間を基
    にして印刷要求で指定された出力終了時刻までに印刷を
    終えるための印刷処理の最も遅い開始時刻を求める開始
    時刻設定手段と、 前記印刷要求受信手段によって受信した印刷要求とこの
    開始時刻設定手段で求めた開始時刻とを対応付けて記憶
    するための印刷要求記憶手段と、 この印刷要求記憶手段に既に登録されている印刷要求お
    よび今回受信した印刷要求についての印刷を互いの印刷
    期間が重複することなくかつ少なくとも各印刷要求に設
    定された開始時刻までに開始することができるか否かを
    判別する挿入可否判別手段と、 この挿入可否判別手段によって印刷期間が重複すること
    なく開始時刻までに印刷を開始できると判別されたとき
    今回受信した印刷要求を設定された開始時刻と対応付け
    て前記印刷要求記憶手段に格納する印刷要求格納手段
    と、 前記挿入可否判別手段によって印刷期間が重複すること
    なく開始時刻までに印刷を開始できないと判別されたと
    き印刷期間の重複を回避することのできる今回受信した
    印刷要求に対する印刷開始時刻を求める開始時刻取得手
    段と、 この開始時刻取得手段によって求めた印刷開始時刻から
    今回受信した印刷要求についての印刷処理を開始した際
    の出力終了時刻を求め、指定された出力終了時刻がこの
    時刻に変更されることを許容するか否かを前記文書作成
    手段に問い合わせる問い合わせ手段と、 この問い合わせ手段の行った問い合わせに応じて前記文
    書作成手段から変更を許可する旨の応答を受けたとき前
    記今回受信した印刷要求を前記開始時刻取得手段によっ
    て求めた印刷開始時刻およびこの時刻から印刷を開始し
    た際の出力終了時刻と対応付けて前記印刷要求記憶手段
    に格納する印刷要求格納手段と、 前記印刷要求記憶手段に記憶されている印刷要求をその
    開始時刻の早いものから順に取り出す印刷要求取出手段
    と、 この印刷要求取出手段によって取り出された印刷要求に
    対応する印刷データを前記印刷データ蓄積手段から読み
    出しこれを前記印刷装置に転送する転送手段とを具備す
    ることを特徴とするスプーリング装置。
  4. 【請求項4】 文書作成装置から送られてくる印刷デー
    タを受信する印刷データ受信手段と、 前記文書作成装置から送られてくる印刷データのデータ
    量が付加されるとともに印刷を終了すべき時刻を表わす
    出力終了時刻の付されることのある印刷要求を受信する
    印刷要求受信手段と、 前記印刷データ受信手段によって受信した印刷データを
    蓄積する印刷データ蓄積手段と、 前記印刷要求受信手段によって受信した印刷要求に前記
    出力終了時刻が付されているとき所定の印刷速度の印刷
    装置で印刷要求の示す量の印刷データの印刷を行うのに
    要する印刷所要時間を求める第1の所要時間算出手段
    と、 この第1の所要時間算出手段によって求めた印刷所要時
    間を基にして印刷要求で指定された出力終了時刻までに
    印刷を終えるための印刷処理の開始時刻を設定する開始
    時刻設定手段と、 前記印刷要求受信手段によって受信した前記出力終了時
    刻の付された印刷要求をこの開始時刻設定手段で設定し
    た開始時刻と対応付けて記憶する第1の印刷要求記憶手
    段と、 前記印刷要求受信手段によって受信した印刷要求に前記
    出力終了時刻が付されていないとき印刷要求で指定され
    た印刷データを前記印刷装置で印刷するのに要する印刷
    時間を各ページごとに求める第2の所要時間算出手段
    と、 この第2の所要時間算出手段によって求めた各ページご
    との印刷時間を前記出力終了時刻の付されていない印刷
    要求と対応付けて記憶する第2の印刷要求記憶手段と、 前記第1の印刷要求記憶手段に記憶されている開始時刻
    の到来したことを検出する開始時刻検出手段と、 前記第1の印刷要求記憶手段に記憶されている印刷要求
    に対応する印刷処理の行われない期間であって前記第2
    の印刷要求記憶手段に記憶されているページ単位の印刷
    時間よりも長い期間を検索する検索手段と、 前記開始時刻検出手段によって開始時刻の到来したこと
    の検出された印刷要求を前記印刷要求記憶手段記憶から
    取り出す第1の印刷要求取出手段と、 前記検索手段によって見出された期間の開始するときこ
    の期間に印刷することのできるページの印刷要求を前記
    第2の印刷要求記憶手段から取り出す第2の印刷要求取
    出手段と、 これら第1および第2の印刷要求取出手段のいずれかに
    よって印刷要求が取り出されたときこれに対応する印刷
    データを前記印刷データ蓄積手段から読み出し前記印刷
    装置に転送する転送手段とを具備することを特徴とする
    スプーリング装置。
JP8055635A 1996-03-13 1996-03-13 スプーリング装置 Pending JPH09244833A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005186559A (ja) * 2003-12-26 2005-07-14 Canon Sales Co Inc 印刷装置およびサーバ装置およびジョブ処理方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラム
JP2006236337A (ja) * 2005-02-25 2006-09-07 Microsoft Corp 印刷ジョブキューイングならびにスケジューリングのシステムおよび方法
JP2007098885A (ja) * 2005-10-07 2007-04-19 Noritsu Koki Co Ltd プリント処理システム
JP2015052899A (ja) * 2013-09-06 2015-03-19 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 スケジュール連携印刷サービス装置、スケジュール連携印刷サービスシステム、及びスケジュール連携印刷プログラム

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