JPH09244802A - スティックコントローラ - Google Patents

スティックコントローラ

Info

Publication number
JPH09244802A
JPH09244802A JP8046457A JP4645796A JPH09244802A JP H09244802 A JPH09244802 A JP H09244802A JP 8046457 A JP8046457 A JP 8046457A JP 4645796 A JP4645796 A JP 4645796A JP H09244802 A JPH09244802 A JP H09244802A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
digital
stick
analog
mode
tilted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8046457A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3760499B2 (ja
Inventor
Shinya Tanaka
信也 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ASCII Corp
Original Assignee
ASCII Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ASCII Corp filed Critical ASCII Corp
Priority to JP04645796A priority Critical patent/JP3760499B2/ja
Publication of JPH09244802A publication Critical patent/JPH09244802A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3760499B2 publication Critical patent/JP3760499B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アナログ/ディジタルスティックコントロー
ラの操作感を忠実に再現する。 【解決手段】 操作者に把持される被把持部3と、一端
が被把持部3に取り付けられた柱状のスティック2と、
スティック2が傾動可能となるようスティック2の他端
が取り付けられた本体1と、本体1に設けられ、スティ
ック2の軸に直交する第1の平面上かつ当該軸を中心と
した円周上にアクチュエータを備えた複数のディジタル
スイッチ10と、本体1に設けられ、上記軸に直交する
第2の平面上かつ当該軸を中心とした円周上にアクチュ
エータを備えた複数のアナログスイッチ8と、スティッ
ク2に嵌合されたディジタル用当接部材12とを備え、
この部材12は、ディジタルモードにおいては上記第1
の平面上に位置し、アナログモードにおいては当該第1
の平面上に位置しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操作者に把持され
るスティックを備え、このスティックの傾倒動作に応じ
た信号を接続された家庭用ゲーム機等のコンピュータへ
入力するスティックコントローラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、コンピュータへのデータ入力
機器としては、キーボード、マウス、トラックボール、
デジタイザ、ライトペン、スティックコントローラ等、
様々な機器が開発され、広く使用されている。これらの
うち、スティックコントローラは、その操作感の特徴か
ら、主に家庭用ゲーム機やパーソナルコンピュータ上で
実行されるコンピュータゲームの操作用に使用されてい
【0003】このスティックコントローラは、操作者に
把持されるスティックを備え、このスティックの傾倒方
向に応じた信号を出力するものであり、傾倒角度が所定
角以上である場合にのみ信号を出力するデジタルスティ
ックコントローラと、傾倒角度に応じた信号を出力する
アナログスティックコントローラとに大別される。
【0004】デジタルスティックコントローラは、アク
チュエータを備えオン/オフのディジタル的動作を機械
的に行う接点形スイッチ(例えば、マイクロスイッチ。
以後、ディジタルスイッチと称す)をスティックを取り
囲んで配し、傾倒するスティックにアクチュエータが所
定距離以上押し込まれてスイッチがオンになると、例え
ば、オンになったスイッチを含む回路からは「H」レベ
ル、オフのスイッチを含む回路からは「L」レベルの信
号が出力されるよう構成されている。
【0005】また、アナログスティックコントローラ
は、例えば、アクチュエータを備え当該アクチュエータ
の移動距離に応じて自身の静電容量が変化する部品(以
後、アナログスイッチと称す)をスティックを取り囲ん
で配し、傾倒するスティックによるアクチュエータの移
動に伴う静電容量の変化に応じた信号を各アナログスイ
ッチを含む回路から出力するよう構成されている。
【0006】一般に、ディジタルスティックコントロー
ラは、オン/オフ動作するディジタルスイッチを使用す
るため、スティックのストローク(最大傾倒角度)は、
十分なあそびを考慮に入れてもアナログスティックコン
トローラにおけるストロークより浅く設定される。この
ディジタルスティックコントローラは、スティックの傾
倒方向しか入力できないが、機械的なクリック感を操作
者に与えることができるという特徴を有する。操作者に
もよるが、このクリック感は、ある種のソフトウェア
(コンピュータゲーム等)の実行時に重要な要素とな
る。
【0007】これに対してアナログスティックコントロ
ーラは、スティックの傾倒方向のみならず、操作の強弱
をスティックの傾倒角度で入力することができるため、
仮想空間内を飛行機が移動するコンピュータゲーム等に
おいて臨場感に優れた操作を実現することができる。な
お、アナログスティックコントローラにおけるスティッ
クのストロークは、微妙な強弱制御が可能となるよう
(過敏な反応とならないよう)ストロークがディジタル
スティックコントローラよりも深く設定される。上記デ
ィジタルスティックコントローラ及びアナログスティッ
クコントローラは、用途及び操作者の嗜好に応じて使い
分けられているのが現状である。
【0008】また、従来より、ディジタルモード及びア
ナログモードを備えたスティックコントローラが開発、
販売されている。この種のスティックコントローラは、
アナログスイッチのみを備えており、デジタルモード時
には、スティックの傾倒角度が所定角度以上となった場
合にオン、それ以外の場合にオフとなるよう作動するも
のである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のディジタルモード及びアナログモードを備えたステ
ィックコントローラは、ディジタルスティックコントロ
ーラの操作感を再現できないという欠点がある。
【0010】すなわち、ディジタルスイッチを使用して
いないため、ディジタルモードに切り換えてもクリック
感を操作者に与えることはできないという欠点がある。
また、スティックのストロークの深さはアナログモード
時及びディジタルモード時のいずれにおいても同一であ
るため、いずれか一方のモードに最適なストロークに設
定すると、他方のモードにおけるストロークが深すぎる
/浅すぎることになり、各モードで最適なストロークを
実現することはできないという欠点がある。
【0011】したがって、アナログスティックコントロ
ーラ及びディジタルスティックコントローラの操作感の
忠実な再現を期待する操作者は、両者を購入し、両者を
差し替えるなり、特別な接続機器を介挿するなりして両
者を使用するしかなかった。このように、類似した部品
構成からなる製品を2つ購入しなければならないため、
操作者にかかる心理的及び金銭的負担が少なくなかっ
た。また、類似した部品構成からなる製品2つによって
初めて両スティックコントローラの機能を達成するとい
うことは、ハードウェア資源が有効に活用されていない
ことを意味している。さらに、省スペースの観点からも
問題があった。
【0012】本発明は、上述した事情に鑑みて為された
ものであり、アナログ/ディジタルスティックコントロ
ーラの操作感を忠実に再現可能であるとともに、省スペ
ース、省資源、低コストを実現できるスティックコント
ローラを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のスティッ
クコントローラは、操作者に把持される被把持部と、一
端が前記被把持部に取り付けられた棒状の被傾動手段
と、該被傾動手段が傾動可能となるよう該被傾動手段の
他端が取り付けられた本体と、該本体に設けられ、該被
傾動手段の直立時の軸に直交する面上かつ該直立時の軸
を中心とした円周上にアクチュエータを備えた複数のデ
ィジタルスイッチと、該本体に設けられ、該被傾動手段
の直立時の軸に直交する面上かつ該直立時の軸を中心と
した円周上にアクチュエータを備えた複数のアナログス
イッチと、前記被傾動手段の外周形状を変化させること
によってディジタルモードとアナログモードとを切り換
える切換手段とを具備し、前記被傾動手段の外周形状
は、前記ディジタルモードでの傾動時には該被傾動手段
の外周が前記ディジタルスイッチのアクチュエータに近
接し、前記アナログモードでの傾動時には該被傾動手段
の外周が前記ディジタルスイッチのアクチュエータに近
接しないよう変化することを特徴としている。
【0014】請求項2記載のスティックコントローラ
は、操作者に把持される被把持部と、一端が前記被把持
部に取り付けられた柱状のスティックと、該スティック
が傾動可能となるよう該スティックの他端が取り付けら
れた本体と、該本体に設けられ、前記スティックの直立
時の軸に直交する第1の平面上かつ該直立時の軸を中心
とした円周上にアクチュエータを備えた複数のディジタ
ルスイッチと、前記本体に設けられ、前記直立時の軸に
直交する第2の平面上かつ該直立時の軸を中心とした円
周上にアクチュエータを備えた複数のアナログスイッチ
と、前記スティックに嵌合された環状当接手段と、前記
環状当接手段を前記スティックの長手方向に昇降させる
ことによってディジタルモードとアナログモードとを切
り換える昇降切換手段とを具備し、前記環状当接手段
は、前記ディジタルモードにおいては前記第1の平面上
に位置し、前記スティックの傾動時に該環状当接手段の
外周が前記ディジタルスイッチのアクチュエータに近接
対向し、前記アナログモードにおいては前記第1の平面
上に位置せず、前記スティックの傾動時に該環状当接手
段の外周が前記ディジタルスイッチのアクチュエータに
対向しないことを特徴としている。
【0015】請求項3記載のスティックコントローラ
は、操作者に把持される被把持部と、一端が前記被把持
部に取り付けられた柱状のスティックと、該スティック
が傾動可能となるよう該スティックの他端が取り付けら
れた本体と、該本体に設けられ、前記スティックの直立
時の軸に直交する平面上かつ該直立時の軸を中心とした
円周上にアクチュエータを備えた複数のディジタルスイ
ッチと、前記本体に設けられ、前記直立時の軸に直交す
る平面上かつ該直立時の軸を中心とした円周上にアクチ
ュエータを備えた複数のアナログスイッチと、前記ステ
ィックに取り付けられ、前記複数のディジタルスイッチ
のアクチュエータに対向する凸部を有する回動当接手段
と、前記回動当接手段を前記スティックの周方向に回動
させることによってディジタルモードとアナログモード
とを切り換える回動切換手段とを具備し、前記回動当接
手段は、前記ディジタルモードにおいては前記凸部がそ
れぞれ前記複数のディジタルスイッチのアクチュエータ
に近接対向し、前記アナログモードにおいては前記凸部
の全てが前記複数のディジタルスイッチのアクチュエー
タに対向しないことを特徴としている。
【0016】請求項4記載のスティックコントローラ
は、請求項1記載のものにおいて、前記本体は、前記デ
ィジタルモードにおいて、前記被傾倒手段の最大傾倒角
度を制限する傾倒制限手段を備えたことを特徴としてい
る。請求項5記載のスティックコントローラは、請求項
3記載のものにおいて、前記回動当接手段の回動を制限
する回動制限手段を具備することを特徴としている。
【0017】請求項6記載のスティックコントローラ
は、請求項1記載のものにおいて、前記ディジタルスイ
ッチを含む回路からなるディジタル入力手段と、前記ア
ナログスイッチを含む回路からなるアナログ入力手段
と、前記ディジタル入力手段からの出力信号及び前記ア
ナログ入力手段からの出力信号に基づいてディジタルデ
ータを作成出力する処理部とを具備し、前記処理部は、
前記アナログ入力手段からの出力信号で表される前記被
傾倒手段の傾倒角度が予め設定された角度を超過した場
合には、前記ディジタルデータにおける前記ディジタル
入力手段からの出力信号に基づくデータを前記アナログ
入力手段からの出力信号に基づいて作成することを特徴
としている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態について説明する。図1及び図2は本発明の第
1の実施形態によるスティックコントローラの構成を示
す一部正断面図であり、図1はアナログモード時、図2
はディジタルモード時の構成を示している。
【0019】これらの図において、1はプラスチック等
から形成されるスティックコントローラ本体、2はステ
ィックであり、その一端には操作者に把持される球状の
被把持部3が取り付けられている。スティック2は、本
体1に傾動可能に取り付けられており、操作者が被把持
部3を動かすことによりスティック2が傾動するよう構
成されている。
【0020】スティック2は、剛性に優れた素材からな
る略円柱状の芯4と、この芯4の上部を取り巻くよう形
成された円筒状の外郭5と、この外郭5の下部に設けら
れた略テーパ状の摺動片6と、芯4の下端に取り付けら
れた傘状のアナログ用当接部材7とから構成されてお
り、摺動片6近傍を中心にして傾倒するよう構成されて
いる。
【0021】8はアナログスイッチであり、本体底部
に、未傾動時のスティック2の軸心を中心にして等角度
間隔で複数配置されている。ここでは、図3に示される
ように90度間隔で4個配置されている。なお、図3
は、図1中A方向から眺めた底部の一部を示す図であ
り、図1及び図2と共通する部分には同一の符号が付さ
れている。
【0022】図1及び図2中のアナログスイッチ8はア
ナログ用当接部材7に当接するアクチュエータ9を有
し、このアクチュエータ9の押下距離に応じて電気的変
量(例えば、静電容量)が変化する。10はマイクロス
イッチ等のディジタルスイッチであり、本体上部に、未
傾動時のスティック2の軸心を中心にして等角度(例え
ば、90度)間隔で複数(ここでは4個)配置されてい
る。ディジタルスイッチ10はアクチュエータ11を有
し、このアクチュエータ11の押下による接点のオン/
オフに応じて電気的に開閉する。
【0023】12はスティック2の外郭5の外周に摺動
可能に取り付けられた略円筒状のディジタル用当接部材
(環状当接手段)であり、環状に張り出した当接部12
aを備えている。このディジタル用当接部材12の側壁
には孔12bが形成されており、この孔12bに外壁5
に設けられた突起5aが嵌合することにより、ディジタ
ル用当接部材12と外壁5とが係合して昇降するよう構
成されている。
【0024】13は略円筒状の保持部材であり、その上
端はディジタル用当接部材12下端の形状に対応した形
状に成形されている。ここで、図4を参照して、ディジ
タル用当接部材12及び保持部材13について詳説す
る。図4は、ディジタル用当接部材12と保持部材13
との係合状態を説明するための図であり、この図に示さ
れるように、ディジタル用当接部材12下端には、45
度間隔で「深」、「浅」の切欠が交互に形成されてお
り、保持部材13上端には、45度間隔で「高」、
「低」の凸部が交互に形成されている。図4において
は、深い切欠と高い凸部、浅い切欠と低い凸部が対応し
ているため、ディジタル用当接部材12と保持部材13
は隙間無く噛み合う。この場合、図1に示されるよう
に、両者の高さの和は低くなり、ディジタル用当接部材
12の当接部12aはアクチュエータ11の当接面より
下方に位置する。
【0025】また、図1において、外郭5が引き上げら
れ、これに対応して外郭5の突起5aによってディジタ
ル用当接部材12が引き上げられることによって上記切
欠と凸部との係合が外れる。ここで、ディジタル用当接
部材12がスティック2の軸心を中心にして45度回転
されると、図4における浅い切欠と高い凸部、深い切欠
と低い凸部が対応する。この状態でディジタル用当接部
材12が降下されると、浅い切欠と高い凸部のみが噛み
合い、図2に示されるように、両者の高さの和は高くな
り、ディジタル用当接部材12の当接部12aはアクチ
ュエータ11の当接面と略一致した高さに位置する。す
なわち、外郭5、ディジタル用当接部材12、および保
持部材13は、昇降切換手段として機能する。なお、図
1及び図2において、14はスプリングであり、スティ
ック2を直立するよう付勢するとともに、スティック2
が上方へ引き抜かれるのを防止している。
【0026】次に、本実施形態によるスティックコント
ローラの電気的構成について説明する。図5は本実施形
態によるスティックコントローラの電気的構成を論理的
に示すブロック図であり、この図において、21はステ
ィックコントローラが接続される家庭用ゲーム機等のコ
ンピュータである。
【0027】スティックコントローラは、電気的には、
アナログスイッチ8,8,…を含む回路からなるアナロ
グ入力手段22と、ディジタルスイッチ10,10,…
を含む回路からなるディジタル入力手段23と、これら
の入力手段22,23からの出力信号をディジタルデー
タに変換し、両ディジタルデータを並列にあるいは択一
的にシリアル出力する処理部24とから構成される。処
理部24の出力データは、コンピュータ21内のインタ
フェース21aへ入力され、コンピュータ21上で実行
されるプログラムで利用される。
【0028】上記処理部24において、アナログ入力手
段22及びディジタル入力手段23の出力を並列に出力
するか択一的に出力するかは、用途に応じて適宜設計さ
れるべき事項である。また、択一的に出力する場合、選
択する信号の設定手段及び設定処理や、非選択の信号を
ディジタル変換する否か等は、適宜設計されるべき事項
である。ここでは、処理部24は、アナログ入力手段2
2及びディジタル入力手段23からの両出力信号をディ
ジタルデータに変換し、両ディジタルデータを並列に出
力するものとする。すなわち、コンピュータ21側でい
ずれか一方のディジタルデータを選択できるようにして
いる。
【0029】処理部24から出力されるディジタルデー
タの形式として、本実施形態では、所定周期で繰り返さ
れる各フレームにおいて、最初の6ビット(ID部)が
スティックコントローラの識別子(ID)、次の4ビッ
ト(ディジタル部)がディジタル入力手段23からの出
力信号が変換されたディジタルデータ、最後の8ビット
(アナログ部)がアナログ入力手段22からの出力信号
が変換されたディジタルデータという形式を用いてい
る。
【0030】さらに、詳述すれば、ディジタル部(4ビ
ット)の各ビットは、前後左右(あるいは上下左右)の
ディジタルスイッチ10のオン/オフを示し、アナログ
部(8ビット)の先頭の2ビットは押下されたアナログ
スイッチ8の識別番号(0以上3以下の整数値)を示
し、末尾の6ビットはスティック2の傾動角度を64段
階で示している。
【0031】ところで、本実施形態では、処理部24
は、アナログ入力手段22からの出力信号で表される値
(傾倒角度)が予め設定された値を超過した場合には、
ディジタル入力手段23の出力信号に関わらず、押下さ
れたアナログスイッチ8と同一方向に配置されたディジ
タルスイッチ10に対応するディジタル部(4ビット)
のビットをオン、他のビットをオフを示す値にする。
【0032】これにより、スティックコントローラ製造
工程においてディジタルスイッチ10を取り付けない場
合にも、ディジタルスティックコントローラと同様な形
式のデータを入力することが可能となる。すなわち、機
構的変更に伴う電気的構成の変を最小にすることができ
る。また、アナログモードからディジタルモードへ切り
換えることなく、ディジタルモードのみに対応したプロ
グラムを実行することができる。ただし、この場合、デ
ィジタルスティックコントローラの操作感を再現するこ
とはできない。
【0033】次に、上述した構成のスティックコントロ
ーラを用いたデータ入力動作について説明する。 (1)アナログモード時の動作 まず、アナログモード時の動作について図1を参照して
説明する。図1に示されるように、アナログモード時に
は、ディジタル用当接部材12の接触部12aはアクチ
ュエータ11の当接面より下方に位置している。したが
って、被把持部3を把持した操作者がスティック2を傾
倒させても、接触部12aとアクチュエータ11とは当
接せず、ディジタルスイッチ10はオフのままとなる。
【0034】これに対して、アナログスイッチ8は、例
えば、スティック2が図中時計回りに傾倒されると、ス
ティック2の下部、すなわちアナログ用当接部材7が摺
動片6近傍を中心にして時計回りに回動し、図中右側の
アクチュエータ9が押下される。アナログ用当接部材7
は、スティック2の傾倒角度に比例した距離だけアクチ
ュエータ9を押下する形状に形成されているため、対応
するアクチュエータ9が押下されたアナログスイッチ8
は、傾倒角度に応じた電気的変量の回路素子となる。
【0035】アナログ入力手段22からは、例えば、4
本の信号線を介して、各アナログスイッチ8を含む回路
からの出力信号が処理部24へ供給されるが、上記4本
の信号線のうち、押下されたアクチュエータ9に対応す
るアナログスイッチ8を含む回路に接続された信号線の
みが0レベルでない電圧値になる。一方、ディジタル入
力手段23からの出力信号は、全て低レベルとなる。
【0036】処理部24では、両入力手段22,23か
らの出力信号がA/D変換され、前述した形式の出力デ
ータが作成されるが、この際、アナログ入力手段22か
らの0レベルでない信号が変換されたディジタル値が、
予め設定された値を超過している場合には、出力データ
のディジタル部(4ビット)のうち、当該ディジタル値
に対応するアナログスイッチ8と同一方向に配置された
ディジタルスイッチ10に対応するビットのみが1、他
のビットが0に設定される。なお、上記ディジタル値が
予め設定された値以下の場合には、出力データのディジ
タル部は、ディジタル入力手段23からの出力信号が変
換されたディジタル値(0,0,0,0)に設定され
る。なお、図1に示される例では、スティック2の外壁
5がアクチュエータ11に当接する可能性があるが、僅
かに触れた程度では、ディジタルスイッチ10はオンに
ならないし、仮にオンになったとしても問題はない。
【0037】スティックコントローラの処理部24から
シリアル出力されたデータは、コンピュータ21のイン
タフェース21aを介して、実行中のプログラムに入力
され、ここで、当該プログラムが必要としているデータ
のみ(通常は、アナログ部及びディジタル部のいずれか
一方)が抽出されて使用される。なお、傾倒されたステ
ィック2は、操作者が被把持部3を放すことにより、バ
ネ14の働きにより直立状態に復帰する。
【0038】(2)モード切換動作 次に、モード切換動作について図1、図2、及び図4を
参照して説明する。アナログモードへの切換動作とディ
ジタルモードへの切換動作は略同一であるため、ここで
は、ディジタルモードへの切換動作のみについて説明す
る。ディジタルモード切換動作は、図1に示されるよう
なスティック2が直立している状態で行われる。この状
態において、操作者が被把持部3を把持し、スティック
2を上方へ引っ張ると、スティック2の外郭5が上方へ
移動する。この移動に伴って、切欠12bが外郭5の突
起5aに係合したディジタル用当接部材12が上方へ移
動する。
【0039】そして、ディジタル用当接部材12と保持
部13との係合が外れた時点で、操作者が把持部3を捻
り、スティック2を45度回動させてから把持部3を下
降させる(放す)ことにより、図4において、ディジタ
ル用当接部材12下端の浅い切欠と保持部13の高い凸
部とが係合することになる。なお、ディジタル用当接部
材12と保持部13との係合が外れたことや、45度回
動させたこと、浅い切欠と高い凸部とが係合したこと等
は、手応えにより操作者に認知される。なお、アナログ
モードへの切換動作においては、深い切欠と高い凸部と
が係合するようにスティック2が操作される。
【0040】(3)ディジタルモード時の動作 次に、ディジタルモード時の動作について図2を参照し
て説明する。図2に示されるように、ディジタルモード
時には、ディジタル用当接部材12の接触部12aはア
クチュエータ11の当接面と略一致する高さに位置して
いる。したがって、被把持部3を把持した操作者がステ
ィック2を例えば、図中右方向に傾倒させると、接触部
12aと図中右側のアクチュエータ11とが当接し、図
中右側のディジタルスイッチ10がオンになる。アクチ
ュエータ11は所定の距離以上押下されないため、ステ
ィック2のストローク(最大傾動角度)は、当該所定の
距離により規定される。すなわち、一般的なディジタル
スティックコントローラと同様に、アナログモード時の
ストロークに比べて遥かに浅いストロークとなる。
【0041】ディジタル入力手段23からは、4本の信
号線を介して、各ディジタルスイッチ8を含む回路から
の出力信号が処理部24へ供給されるが、上記4本の信
号線のうち、押下されたアクチュエータ11に対応する
アナログスイッチ8を含む回路に接続された信号線のみ
が高レベルになる。一方、アナログ入力手段24からの
出力信号のうち、図2中右側のアナログスイッチ8を含
む回路からの出力信号のみが0レベルでない電圧値とな
る。
【0042】処理部24では、両入力手段22,23か
らの出力信号がA/D変換され、前述した形式の出力デ
ータが作成される。ここでは、アナログモード時と同様
な処理が為されるが、アナログ入力手段22からの0レ
ベルでない信号が変換されたディジタル値が、予め設定
された値を超過することはない(そのように予め値を設
定しておく)。以後の動作はアナログモード時と同一で
あるため、その説明を省略する。
【0043】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。図6及び図7は本発明の第2の実施形態による
スティックコントローラの構成を示す一部正断面図であ
り、図6はアナログモード時、図7はディジタルモード
時の構成を示している。これらの図において、図1及び
図2と共通する部分には同一の符号を付し、その説明を
省略する。
【0044】これらの図に示されるスティックコントロ
ーラが図1及び図2に示されるものと大きく異なる点
は、アナログスイッチ8とディジタルスイッチ10の位
置を入れ替えた点である。なお、電気的構成に関しては
図5に示される第1の実施形態における電気的構成と同
様な構成を採用している。
【0045】図6及び図7において、31はプラスチッ
ク等から形成されるスティックコントローラ本体、32
はスティックであり、その一端には被把持部3が取り付
けられている。スティック32は、本体31に傾動可能
に取り付けられており、操作者が被把持部3を動かすこ
とによりスティック32が傾倒するよう構成されてい
る。
【0046】スティック32は、剛性に優れた素材から
なる略円柱状の芯33と、この芯33の上部を取り巻く
よう形成された円筒状の外郭34と、この外郭34の下
部に設けられた中空の半球状のアナログ用当接部材35
とから構成されており、アナログ用当接部材35近傍を
中心にして傾倒するよう構成されている。なお、芯33
の下部側面にはねじ溝がきられている。
【0047】アナログスイッチ8のアクチュエータ9近
傍には、アナログ用当接部材35に当接する可動片36
が設けられている。この可動片36の一端は、本体31
に取り付けられた取付具37に芯33の軸方向に可動片
36が回動可能となるよう取り付けられている。可動片
36は、アナログ用当接部材35に他端が押し上げられ
ることにより回動し、対応するアクチュエータ9に当接
してこれを押し上げる。図6及び図7においては、図中
左側の可動片36及びアクチュエータ9がアナログ用当
接部材35によって押し上げられた状態を示し、図中右
側の可動片36及びアクチュエータ9がアナログ用当接
部材35によって押し上げられていない状態を示してい
る。
【0048】38はスティック2の略円柱状の中空部を
有するディジタル用当接部材(環状当接手段)であり、
当該中空部を囲む側面には、芯33に切られたねじ溝に
螺合するねじ山が切られている。なお、39はスプリン
グであり、本体31とディジタル用当接部材38とを係
合し、スティック22を直立するよう付勢している。被
把持部3が捻られると、芯33が回動するが、上記スプ
リング39によりディジタル用当接部材38の回動は阻
止されるため、ディジタル用当接部材38は芯33に沿
って昇降する。ディジタル用当接部材38は、その側面
が、スティック22の傾倒時において、高位に位置する
場合にはディジタルスイッチ10のアクチュエータに当
接し、低位に位置する場合には同アクチュエータに当接
しないよう形成されている。すなわち、昇降切換手段が
形成されている。
【0049】次に、上述した構成のスティックコントロ
ーラを用いたデータ入力動作について説明する。 (1)アナログモード時の動作 まず、アナログモード時の動作について図6を参照して
説明する。図6に示されるように、アナログモード時に
は、ディジタル用当接部材38の側面はディジタルスイ
ッチ10のアクチュエータより下方に位置している。し
たがって、被把持部3を把持した操作者がスティック3
2を傾倒させても、ディジタル用当接部材38とディジ
タルスイッチ10のアクチュエータとは当接せず、ディ
ジタルスイッチ10はオフのままとなる。
【0050】これに対して、アナログスイッチ8は、例
えば、スティック32が図中時計回りに傾倒されると、
アナログ用当接部材35が時計回りに回動し、図中左側
の可動片36が押し上げられる。この可動片36は、取
付具37を中心にして反時計回りに回動し、アクチュエ
ータ9を押し上げる。アナログ用当接部材35の形状、
可動片36の形状、取付具37の位置、及びアクチュエ
ータ9の位置は、スティック22の傾倒角度に比例した
距離だけアクチュエータ9が押し上げられるよう設定さ
れているため、対応するアクチュエータ9が押下された
アナログスイッチ8は、傾倒角度に応じた電気的変量の
回路素子となる。以後、第1の実施形態における処理と
同様な処理が行われる。なお、傾倒されたスティック2
は、操作者が被把持部3を放すことにより、バネ39の
働きにより直立状態に復帰する。
【0051】(2)モード切換動作 次に、モード切換動作について図6及び図7を参照して
説明する。ディジタルモード切換動作は、図6に示され
るようなスティック32が直立している状態で行われ
る。この状態において、操作者が被把持部3を把持し、
これを所定方向へ捻ると、芯33が回動し、この芯33
に螺合したディジタル用当接部材38が上昇する。ねじ
溝及びねじ山は所定の範囲に設けられているため、操作
者は、手応えにより、ディジタル用当接部材38が最上
位(図7参照)に位置したことを認知することができ
る。なお、アナログモードへの切換動作においては、操
作者が被把持部3を逆方向に捻ることにより、ディジタ
ル用当接部材38が最下位(図6参照)に下降する。
【0052】(3)ディジタルモード時の動作 次に、ディジタルモード時の動作について図7を参照し
て説明する。図7において、被把持部3を把持した操作
者がスティック32を例えば、図中右方向に傾倒させる
と、ディジタル用当接部材38の側面と図中右側のディ
ジタルスイッチ10のアクチュエータとが当接し、当該
ディジタルスイッチ10がオンになる。ディジタルスイ
ッチ10のアクチュエータは所定の距離以上押下されな
いため、スティック32のストローク(最大傾動角度)
は、当該所定の距離により規定される。すなわち、一般
的なディジタルスティックコントローラと同様に、アナ
ログモード時のストロークに比べて遥かに浅いストロー
クとなる。以後、第1の実施形態における処理と同様な
処理が行われる。なお、スティック32を傾倒した場合
にオンになるアナログスイッチとディジタルスイッチの
位置は逆になるため、この点に留意して回路を設計する
必要がある。
【0053】次に、本発明の第3の実施形態について説
明する。図8〜図11は本発明の第3の実施形態による
スティックコントローラの構成を示す図であり、図8及
び図9はアナログモード時、図10及び図11はディジ
タルモード時の構成を示している。図9及び図11は、
図8及び図10に示されるスティックコントローラの一
部をB方向から眺めた場合の図である。これらの図にお
いて、図1及び図2と共通する部分には同一の符号を付
し、その説明を省略する。図8及び図9においては図示
を略したが、これらの図に示されるスティックコントロ
ーラの下方には、図1及び図2の下部に示されるような
アナログスイッチ等が設けられている。
【0054】これらの図に示されるスティックコントロ
ーラが図1及び図2に示されるものと大きく異なる点
は、ディジタル用当接部材を上下させずに水平方向に回
転させてアナログモードとディジタルモードとを切り換
える点である。なお、電気的構成に関しては図5に示さ
れる第1の実施形態における電気的構成と同様な構成を
採用している。
【0055】図8〜図11において、51はプラスチッ
ク等から形成されるスティックコントローラ本体、52
はスティックであり、その一端には操作者に把持される
球状の被把持部3が取り付けられている。スティック5
2は、本体51に傾動可能に取り付けられており、操作
者が被把持部3を動かすことによりスティック52が傾
倒するよう構成されている。
【0056】スティック52は、剛性に優れた素材から
なる略円柱状の芯4と、この芯4の上部を取り巻くよう
形成された略円筒状の外郭53(回動当接手段、回動切
換手段)と、この外郭53の下部に設けられた略テーパ
状の摺動片6と、図示を略すが芯4の下端に取り付けら
れた傘状のアナログ用当接部材とから構成されており、
摺動片6近傍を中心にして傾倒するよう構成されてい
る。
【0057】スティック52の外郭53は、その下端部
がディジタル用当接部53a,53a,…に4分割され
て拡げられた形状に成形されており、ディジタルモード
においては、ディジタル用当接部53aがディジタルス
イッチ10のアクチュエータに当接するよう構成されて
いる。
【0058】次に、上述した構成のスティックコントロ
ーラを用いたデータ入力動作について説明する。 (1)アナログモード時の動作 まず、アナログモード時の動作について図8及び図9を
参照して説明する。図8及び図9に示されるように、ア
ナログモード時には、ディジタル用当接部53aはディ
ジタルスイッチ10のアクチュエータと水平方向に45
度ずれて位置している。したがって、被把持部3を把持
した操作者がスティック52を傾倒させても、ディジタ
ル用当接部53aとディジタルスイッチ10のアクチュ
エータとは当接せず、ディジタルスイッチ10はオフの
ままとなる。その他は、第1の実施形態における処理と
同様な処理が行われる。なお、アナログモードにおいて
は、スティック52のストロークは、スティック52を
取り囲んで本体51に形成されたアナログ用ストッパー
54(傾倒制限手段)によって制限される。
【0059】(2)モード切換動作 次に、モード切換動作について図8〜図11を参照して
説明する。ディジタルモード切換動作は、図8〜図11
に示されるようなスティック2が直立している状態で行
われる。この状態において、操作者が被把持部3を把持
し、これを所定方向へ45度捻ると、外郭53が回動
し、外郭53下端の4つのディジタル用当接部53aが
それぞれディジタルスイッチ10のアクチュエータに近
接対向する(図11参照)。
【0060】なお、本スティックコントローラは、外郭
53の回動動作において45度毎に機械的なラッチがか
かるよう構成されている(回動制限手段)ため、操作者
は、手応えにより、ディジタル用当接部53aがディジ
タルスイッチ10のアクチュエータに対向したことを認
知することができる。また、上記ラッチがかかるため、
意図しない外郭53の回動角度の変化が防止される。ま
た、アナログモードへの切換動作においては、操作者が
被把持部3をいずれかの方向に45度捻ることにより、
ディジタル用当接部53aとディジタルスイッチ10の
アクチュエータとが対向しなくなる(図9参照)。
【0061】(3)ディジタルモード時の動作 次に、ディジタルモード時の動作について図10及び図
11を参照して説明する。被把持部3を把持した操作者
がスティック52を例えば、図中右方向に傾倒させる
と、ディジタル用当接部53aと図中右側のディジタル
スイッチ10のアクチュエータとが当接し、当該ディジ
タルスイッチ10がオンになる。以後の処理は第1の実
施形態における処理と共通である。
【0062】なお、ディジタルモードにおいては、ステ
ィック52のストロークは、スティック52を取り囲ん
で本体51に形成されたディジタル用ストッパー55に
よって制限され、アナログ時のストロークよりも遥かに
浅いストロークを実現している。もちろん、ディジタル
スイッチ10自体でストッパーの役割を果たすようにし
てもよいが、ディジタル用ストッパー55を用いること
により、ディジタルスイッチ10に負荷がかかることを
防止することが可能となり、ディジタルスイッチの故障
確率を低減することができる。
【0063】以上、本発明の実施形態を図面を参照して
詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【0064】なお、上記各実施形態において、処理部2
4は、アナログ入力手段22及びディジタル入力手段2
3からの両出力信号をディジタルデータに変換し、両デ
ィジタルデータを並列して出力するものとしたが、前述
したように、いずれか一方を択一的に出力するようにし
てもよい。具体的には、スティックコントローラに電気
回路を切り換えるスイッチを設け、このスイッチにより
電気回路を切り換えて、アナログモード時には、通常の
アナログスティックコントローラと同様な形式で、ディ
ジタルモード時には通常のディジタルスティックコント
ローラと同様な形式でデータを出力するようにする。こ
の場合、コンピュータ21側には、アナログ入力手段2
2及びディジタル入力手段23のいずれかからの信号が
択一的に入力される。
【0065】さらに、第1の実施形態によるスティック
コントローラでは、ディジタル用当接部材12の昇降を
外郭5の昇降によって実現しているが、図6及び図7に
示されるように、ねじの螺合関係を利用して昇降を実現
するようにしてもよい。また、図8〜図11に示される
第3の実施形態によるスティックコントローラにおい
て、アナログスイッチ8とディジタルスイッチ10との
位置関係を交代してもよい。さらに、第1および第2の
実施形態において、第3の実施形態で示されたディジタ
ル用ストッパーを用いるようにしてもよい。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ディジタルスイッチ及びアナログスイッチを併用してい
るため、ディジタルモード時には、ディジタルスティッ
クコントローラにおけるクリック感を実現できるという
効果を奏する。また、ディジタルモード時には、ディジ
タルスイッチのアクチュエータと当接手段が近接するた
め、スティック(被傾倒手段)の最大傾倒角度(ストロ
ーク)が浅くなり、最適なストロークを実現することが
できるという効果を奏する。上記効果により、アナログ
/ディジタルスティックコントローラの操作感を忠実に
再現できるという効果を奏する。
【0067】さらに、操作者は、アナログスティックコ
ントローラ及びディジタルスティックコントローラの両
方を使用する必要がなく、省スペース、省資源、低コス
トを実現できるという効果を奏する。また、請求項4記
載のスティックコントローラでは、傾倒制限手段によっ
てディジタルモード時のスティック傾倒角を制限できる
ため、ディジタルスイッチに不要な負荷がかかるのを防
止できるという効果を奏する。さらに、請求項5記載の
スティックコントローラでは、回動制限手段によって、
回動当接手段の回動を制限することができるため、意図
しない回動によるモード変更を防止できるという効果を
奏する。
【0068】また、請求項6記載のスティックコントロ
ーラでは、処理部が、アナログ入力手段からの出力信号
で表されるスティックの傾倒角度が予め設定された角度
を超過した場合には、出力するディジタルデータにおけ
るディジタル入力手段からの出力信号に基づくデータを
アナログ入力手段からの出力信号に基づいて作成するた
め、アナログモードからディジタルモードへ切り換える
ことなく、ディジタルモードの入力処理を実現すること
ができる。さらに、処理部が上記処理を行うようにした
ため、コスト削減などのためにディジタルスイッチを削
減したスティックコントローラを製造する場合にも、電
気的構成については変更しなくてもよいという効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態によるスティックコン
トローラ(アナログモード)の構成を示す一部正断面図
である。
【図2】本発明の第1の実施形態によるスティックコン
トローラ(ディジタルモード)の構成を示す一部正断面
図である。
【図3】本発明の第1の実施形態によるスティックコン
トローラの底部の一部を図1中A方向から眺めた図であ
る。
【図4】ディジタル用当接部材12と保持部材13との
係合状態を説明するための図である。
【図5】本発明の第1の実施形態によるスティックコン
トローラの電気的構成を論理的に示すブロック図であ
る。
【図6】本発明の第2の実施形態によるスティックコン
トローラ(アナログモード)の構成を示す一部正断面図
である。
【図7】本発明の第2の実施形態によるスティックコン
トローラ(ディジタルモード)の構成を示す一部正断面
図である。
【図8】本発明の第3の実施形態によるスティックコン
トローラ(アナログモード)の構成を示す一部正断面図
である。
【図9】図8のスティックコントローラ(アナログモー
ド)の一部をB方向から眺めた図である。
【図10】本発明の第3の実施形態によるスティックコ
ントローラ(ディジタルモード)の構成を示す一部正断
面図である。
【図11】図11のスティックコントローラ(アナログ
モード)の一部をB方向から眺めた図である。
【符号の説明】 1 被把持部 2 スティック 4,33 芯 5,53 外郭 5a 突起 8 アナログスイッチ 10 ディジタルスイッチ 12,38 ディジタル用当接部材 13 保持部材 53a ディジタル用当接部 55 ディジタル用ストッパー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作者に把持される被把持部と、 一端が前記被把持部に取り付けられた棒状の被傾動手段
    と、 該被傾動手段が傾動可能となるよう該被傾動手段の他端
    が取り付けられた本体と、 該本体に設けられ、該被傾動手段の直立時の軸に直交す
    る面上かつ該直立時の軸を中心とした円周上にアクチュ
    エータを備えた複数のディジタルスイッチと、 該本体に設けられ、該被傾動手段の直立時の軸に直交す
    る面上かつ該直立時の軸を中心とした円周上にアクチュ
    エータを備えた複数のアナログスイッチと、 前記被傾動手段の外周形状を変化させることによってデ
    ィジタルモードとアナログモードとを切り換える切換手
    段とを具備し、 前記被傾動手段の外周形状は、前記ディジタルモードで
    の傾動時には該被傾動手段の外周が前記ディジタルスイ
    ッチのアクチュエータに近接し、前記アナログモードで
    の傾動時には該被傾動手段の外周が前記ディジタルスイ
    ッチのアクチュエータに近接しないよう変化することを
    特徴とするスティックコントローラ。
  2. 【請求項2】 操作者に把持される被把持部と、 一端が前記被把持部に取り付けられた柱状のスティック
    と、 該スティックが傾動可能となるよう該スティックの他端
    が取り付けられた本体と、 該本体に設けられ、前記スティックの直立時の軸に直交
    する第1の平面上かつ該直立時の軸を中心とした円周上
    にアクチュエータを備えた複数のディジタルスイッチ
    と、 前記本体に設けられ、前記直立時の軸に直交する第2の
    平面上かつ該直立時の軸を中心とした円周上にアクチュ
    エータを備えた複数のアナログスイッチと、 前記スティックに嵌合された環状当接手段と、 前記環状当接手段を前記スティックの長手方向に昇降さ
    せることによってディジタルモードとアナログモードと
    を切り換える昇降切換手段とを具備し、 前記環状当接手段は、前記ディジタルモードにおいては
    前記第1の平面上に位置し、前記スティックの傾動時に
    該環状当接手段の外周が前記ディジタルスイッチのアク
    チュエータに近接対向し、前記アナログモードにおいて
    は前記第1の平面上に位置せず、前記スティックの傾動
    時に該環状当接手段の外周が前記ディジタルスイッチの
    アクチュエータに対向しないことを特徴とするスティッ
    クコントローラ。
  3. 【請求項3】 操作者に把持される被把持部と、 一端が前記被把持部に取り付けられた柱状のスティック
    と、 該スティックが傾動可能となるよう該スティックの他端
    が取り付けられた本体と、 該本体に設けられ、前記スティックの直立時の軸に直交
    する平面上かつ該直立時の軸を中心とした円周上にアク
    チュエータを備えた複数のディジタルスイッチと、 前記本体に設けられ、前記直立時の軸に直交する平面上
    かつ該直立時の軸を中心とした円周上にアクチュエータ
    を備えた複数のアナログスイッチと、 前記スティックに取り付けられ、前記複数のディジタル
    スイッチのアクチュエータに対向する凸部を有する回動
    当接手段と、 前記回動当接手段を前記スティックの周方向に回動させ
    ることによってディジタルモードとアナログモードとを
    切り換える回動切換手段とを具備し、 前記回動当接手段は、前記ディジタルモードにおいては
    前記凸部がそれぞれ前記複数のディジタルスイッチのア
    クチュエータに近接対向し、前記アナログモードにおい
    ては前記凸部の全てが前記複数のディジタルスイッチの
    アクチュエータに対向しないことを特徴とするスティッ
    クコントローラ。
  4. 【請求項4】 前記本体は、前記ディジタルモードにお
    いて、前記被傾倒手段の最大傾倒角度を制限する傾倒制
    限手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のスティ
    ックコントローラ。
  5. 【請求項5】 前記回動当接手段の回動を制限する回動
    制限手段を具備することを特徴とする請求項3記載のス
    ティックコントローラ。
  6. 【請求項6】 前記ディジタルスイッチを含む回路から
    なるディジタル入力手段と、 前記アナログスイッチを含む回路からなるアナログ入力
    手段と、 前記ディジタル入力手段からの出力信号及び前記アナロ
    グ入力手段からの出力信号に基づいてディジタルデータ
    を作成出力する処理部とを具備し、 前記処理部は、前記アナログ入力手段からの出力信号で
    表される前記被傾倒手段の傾倒角度が予め設定された角
    度を超過した場合には、前記ディジタルデータにおける
    前記ディジタル入力手段からの出力信号に基づくデータ
    を前記アナログ入力手段からの出力信号に基づいて作成
    することを特徴とする請求項1記載のスティックコント
    ローラ。
JP04645796A 1996-03-04 1996-03-04 スティックコントローラ Expired - Fee Related JP3760499B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04645796A JP3760499B2 (ja) 1996-03-04 1996-03-04 スティックコントローラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04645796A JP3760499B2 (ja) 1996-03-04 1996-03-04 スティックコントローラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09244802A true JPH09244802A (ja) 1997-09-19
JP3760499B2 JP3760499B2 (ja) 2006-03-29

Family

ID=12747699

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04645796A Expired - Fee Related JP3760499B2 (ja) 1996-03-04 1996-03-04 スティックコントローラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3760499B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005230265A (ja) * 2004-02-19 2005-09-02 Namco Ltd プログラム、情報記憶媒体及びゲーム装置
JP2007234457A (ja) * 2006-03-02 2007-09-13 Hosiden Corp 多方向入力装置
JP2007234262A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Hosiden Corp 入力装置
JP2010522388A (ja) * 2007-03-28 2010-07-01 ソニー エリクソン モバイル コミュニケーションズ, エービー 操作装置
US9092079B2 (en) 2011-12-27 2015-07-28 Nintendo Co., Ltd. Storage medium having information processing program stored thereon, information processing apparatus, information processing system, and instruction distinguishing method
WO2022130596A1 (ja) * 2020-12-17 2022-06-23 任天堂株式会社 入力装置、ゲームコントローラ、情報処理装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005230265A (ja) * 2004-02-19 2005-09-02 Namco Ltd プログラム、情報記憶媒体及びゲーム装置
JP2007234262A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Hosiden Corp 入力装置
JP4574569B2 (ja) * 2006-02-28 2010-11-04 ホシデン株式会社 入力装置
JP2007234457A (ja) * 2006-03-02 2007-09-13 Hosiden Corp 多方向入力装置
JP2010522388A (ja) * 2007-03-28 2010-07-01 ソニー エリクソン モバイル コミュニケーションズ, エービー 操作装置
US9092079B2 (en) 2011-12-27 2015-07-28 Nintendo Co., Ltd. Storage medium having information processing program stored thereon, information processing apparatus, information processing system, and instruction distinguishing method
WO2022130596A1 (ja) * 2020-12-17 2022-06-23 任天堂株式会社 入力装置、ゲームコントローラ、情報処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3760499B2 (ja) 2006-03-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8502092B2 (en) Rotary switch mechanism
KR100769236B1 (ko) 디지털 다방면 제어 스위치
US7508377B2 (en) Control and a control arrangement
US9128539B2 (en) Ergonomic mouse device with multi-programmable buttons
US20130065690A1 (en) Arcade-style game controller for a tablet computing device
JP3346377B2 (ja) キーボード入力をビデオ・ゲーム・コンソールに提供する装置及び方法
JPH10254616A (ja) ポインティング・デバイス、携帯用情報処理装置、及び情報処理装置の操作方法
JP2003522998A (ja) センサに接続されたシートを有する6自由度グラフィクコントローラ
WO2001052036A2 (en) Recording medium, computer and method for selecting computer display items
JP2003527709A (ja) 独立して配置可能なプログラマブルスイッチを有するコンピュータ入力デバイス
CN113117313B (zh) 游戏控制器
KR20020081391A (ko) 조작 장치 및 그에 대한 신호 출력 변조 방법
JPH09244802A (ja) スティックコントローラ
JPH07114860A (ja) 多方向入力装置
US6756968B2 (en) Ergonomic human-computer input device
US7154484B2 (en) Recording medium, computer and method for selecting computer display items
KR102284462B1 (ko) 터치 가능한 모바일 기기 상의 게임 컨트롤러
JP2907008B2 (ja) 複合操作手段を備えたコントロールパッド
CN107479722A (zh) 一种鼠标键盘及鼠标键盘控制方法
JP6723949B2 (ja) 情報処理装置および操作信号の変換方法
JP4528874B2 (ja) 信号入力装置
JP2007207772A (ja) 多方向入力装置
JP2000267801A (ja) 信号入力装置
CN207008552U (zh) 一种具有鼠标摇杆的键盘
US20070008290A1 (en) Switch device for showing changing interval

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20050414

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050428

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20050609

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050614

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060102

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090120

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313114

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090120

Year of fee payment: 3

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090120

Year of fee payment: 3

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313114

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090120

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090120

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090120

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090120

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100120

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110120

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120120

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130120

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130120

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130120

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130120

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140120

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees