JPH09244699A - 音声記録再生装置及び音声再生装置 - Google Patents

音声記録再生装置及び音声再生装置

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JPH09244699A
JPH09244699A JP8051391A JP5139196A JPH09244699A JP H09244699 A JPH09244699 A JP H09244699A JP 8051391 A JP8051391 A JP 8051391A JP 5139196 A JP5139196 A JP 5139196A JP H09244699 A JPH09244699 A JP H09244699A
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JP8051391A
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English (en)
Inventor
Takashi Onishi
孝史 大西
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音声記録再生装置に記録された音声情報を外
部装置に転送する際の転送時間を短縮すること。 【解決手段】 音声情報を所定の長さであるフレーム単
位で符号化して得られたフレーム符号化データを、記録
媒体に記録して再生する音声記録再生装置であって、奇
数または偶数フレームのフレーム符号化データの一方を
読み出す主制御回路8と、読み出されたフレーム符号化
データをパソコン等の外部装置に転送するためのIrD
Aモジュール17とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は音声記録再生装置及
び音声再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば携帯型の音声記録再生装置を用い
て作成した音声情報をパソコン等の外部機器に転送して
大容量の音声情報を保存することが近年行われている。
このような音声情報の転送にあたっては、標準規格のR
S232Cや赤外線を利用して音声情報をパソコン等の
外部機器の記録媒体に取り込んでいた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、RS2
32Cや赤外線によるデータ転送においては転送速度が
比較的低速であるため、大容量の音声情報を転送する場
合は長時間を要してしまうという欠点があった。
【0004】本発明はこのような課題に着目してなされ
たものであり、その第1の目的とするところは、音声記
録再生装置に記録された音声情報を外部装置に転送する
際の転送時間を短縮することができる音声記録再生装置
を提供することにある。
【0005】また、第2の目的は、全フレーム符号化デ
ータが転送された場合と同じ再生信号が得られる音声再
生装置を提供することにある。また、第3の目的は、既
に転送されているフレーム符号化データは転送しないよ
うに制御することによって、転送処理に要する時間を短
縮することができる音声記録再生装置を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明に係る音声記録再生装置は、音声情報
を所定の長さであるフレーム単位で符号化して得られた
フレーム符号化データを、記録媒体に記録して再生する
音声記録再生装置であって、奇数または偶数フレームの
フレーム符号化データの一方を読み出す符号化データ読
み出し手段と、読み出されたフレーム符号化データを外
部装置に転送するためのデータ転送手段とを具備する。
【0007】また、第2の発明に係る音声再生装置は、
音声情報を所定の長さであるフレーム単位で符号化して
得られたフレーム符号化データを受信して再生する音声
再生装置であって、データ受信手段と、受信されたデー
タがフレーム符号化データを構成する奇数フレームの
み、あるいは偶数フレームのみのデータである場合に
は、受信されなかった残りのフレームのデータを補間す
る補間手段とを具備する。
【0008】また、第3の発明に係る音声記録再生装置
は、音声情報を所定の長さであるフレーム単位で符号化
して得られたフレーム符号化データを、記録媒体に記録
して再生する音声記録再生装置であって、記録媒体から
読み出されたフレーム符号化データを外部装置に転送す
るデータ転送手段と、フレーム符号化データの転送状態
を検出する転送状態検出手段と、奇数フレーム及び偶数
フレームのうちの一方のみのフレーム符号化データが転
送されているときは、転送されていない残りのフレーム
のフレーム符号化データを記録媒体から読み出して外部
装置に転送し、全フレームのフレーム符号化データが転
送されているときは、フレーム符号化データの転送を行
わないようにする転送制御手段とを具備する。
【0009】すなわち、第1の発明に係る音声記録再生
装置は、音声情報を所定の長さであるフレーム単位で符
号化して得られたフレーム符号化データを、記録媒体に
記録して再生するにあたって、奇数または偶数フレーム
のフレーム符号化データの一方を符号化データ読み出し
手段によって読み出し、読み出されたフレーム符号化デ
ータをデータ転送手段によって外部装置に転送するよう
にする。
【0010】また、第2の発明に係る音声再生装置は、
音声情報を所定の長さであるフレーム単位で符号化して
得られたフレーム符号化データを受信して再生するにあ
たって、データ受信手段によって受信されたデータがフ
レーム符号化データを構成する奇数フレームのみ、ある
いは偶数フレームのみのデータである場合には、受信さ
れなかった残りのフレームのデータを補間手段によって
補間するようにする。
【0011】また、第3の発明に係る音声記録再生装置
は、音声情報を所定の長さであるフレーム単位で符号化
して得られたフレーム符号化データを、記録媒体に記録
して再生するにあたって、記録媒体から読み出されたフ
レーム符号化データをデータ転送手段によって外部装置
に転送する。このとき、転送状態検出手段によってフレ
ーム符号化データの転送状態を検出し、奇数フレーム及
び偶数フレームのうちの一方のみのフレーム符号化デー
タが転送されているときは、転送されていない残りのフ
レームのフレーム符号化データを記録媒体から読み出し
て外部装置に転送し、全フレームのフレーム符号化デー
タが転送されているときは、フレーム符号化データの転
送を行わないようにする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態を詳細に説明する。図1は本発明が適用される
音声記録再生装置の構成を示すブロック図である。図1
において、マイクロホン1は増幅器(AMP)2と、低
域通過フィルタ(LPF)3と、アナログ/ディジタル
変換器(A/D)4とを介して、ディジタル信号処理部
(以下DSPと呼ぶ)5のD1端子に接続されている。
また、スピーカ13は増幅器(AMP)12と、ディジ
タル/アナログ変換器(D/A)11とを介してDSP
5のD2端子に接続されている。
【0013】DSP5のD3端子は制御回路6を介して
データ入出力(I/O)バッファ7に接続され、そのD
4端子は直接、データ入出力バッファ7に接続されてい
る。このデータ入出力バッファ7は主制御回路(CP
U)8のT1端子に接続されている。この主制御回路8
のT2端子は音声データ転送のための赤外線通信素子と
してのIr DAモジュール17に接続されている。音声
情報の転送時、主制御回路8により後述する記録媒体か
ら読み出された音声情報がIrDA用の変調信号に変調
されてIrDAモジュール17に入力される。この変調
信号に応じてIrDAモジュール17のフォトダイオー
ドが発光することにより外部装置との赤外線通信が可能
になる。
【0014】さらに、主制御回路8のT3端子は駆動回
路14を介して表示器15に接続され、T4端子は当該
音声記録再生装置に着脱自在な記録媒体としての半導体
メモリ10に接続され、T5端子はアドレス制御回路9
に接続され、T6端子は主電源スイッチ(SW1)16
を介して電池BATに接続されている。
【0015】さらに、上記主制御回路8には、録音ボタ
ンREC、再生ボタンPL、停止ボタンST、早送りボ
タンFF、早戻しボタンREWの他に、後述するIマー
クを記録するためのIマークボタンI、後述するEマー
クを記録するためのEマークボタンE、符号化データを
後述するパソコンに転送するときのスタートボタンとし
てのデータ転送ボタンTRNを含む複数の操作ボタンが
接続されている。
【0016】主制御回路8は上記した複数の操作ボタン
やスイッチの操作に応じて、DSP5、アドレス制御回
路9、半導体メモリ10、Ir DAモジュール17の動
作を制御する。また、主制御回路8は、駆動回路14を
制御して表示器15に、早戻し音節数や動作モードなど
の各種情報を表示させる。
【0017】上記した半導体メモリ10は主記録媒体部
と一時記録媒体部とから構成されている。主記録媒体部
としてはフラッシュメモリ、光磁気ディスク、磁気ディ
スク、磁気テープ等が用いられる。一時記録媒体部とし
てはSRAM、EEPROM、高誘電体メモリ、フラッ
シュメモリなど主記録媒体部と比較して比較的高速な読
み書きが行えるものが用いられる。本実施形態では主記
録媒体としてフラッシュメモリ、一時記録媒体部として
SRAMを用いるものとする。
【0018】また、上記した半導体メモリ10は図2に
示すような記録構成を有している。即ち、メモリ空間
は、インデックス部10Aと音声データ部10Bとに大
きく二分されている。インデックス部10Aは、音声デ
ータ部10Bに記録される複数の音声メッセージファイ
ル10B1,10B2,10B3,…それぞれについて
の操作開始位置情報10A1、操作終了位置情報10A
2、録音した日付、時刻、その他符号モードや操作条件
等に関する情報10A3が記録される。また、音声デー
タ部10Bにおける現在の動作位置を示す動作位置情報
10A4が記録される。
【0019】なお、ディジタル音声信号の記録位置を示
す情報であるアドレスは、着脱自在な半導体メモリ10
に記憶させても良く、音声記録再生装置側に設けられて
いるアドレス制御回路9に付随する不図示の半導体メモ
リ(内部記憶部)に記憶させるようにしても良い。
【0020】また、上記したIマークやEマークとは、
次のようなものである。即ち、記録媒体には複数の文章
が記録されることから、記録媒体に記録された複数文章
間の優先関係をタイピストや秘書に音声によって指示す
るために、文章録音者が録音時にIマークボタンIを操
作することによりインストラクション(I)マークと呼
ばれるインデックスマークを記録することができる。ま
た、文章録音者はEマークボタンEを操作することによ
り、エンド(E)マークと呼ばれるインデックスマーク
を記録して複数文書間の区切りをタイピストや秘書に指
示することができる。
【0021】図3は以下に述べる音声再生装置が音声記
録再生装置からのデータを受信するようすを示す図であ
る。図3において、IrDAモジュール17からの変調
信号を受光するためのIrDAモジュール18を構成し
ているPINダイオードは、受光した変調信号を復調す
るための制御回路19に接続され、この制御回路19は
ケーブル22を介してパソコン21のPCMCIAスロ
ットに挿入されているPCMCIAカード20に接続さ
れている。パソコン21は復調された符号化データを記
録するための記録媒体(ハードディスク)を内蔵してお
り、記録された符号化データはパソコン21のCPUに
よって再生可能である。
【0022】以下に上記した音声記録再生装置の記録、
再生に関する基本的動作を説明する。まず、操作者が録
音ボタンRECを操作することにより音声信号の録音が
開始される。マイクロホン1より得られたアナログ音声
信号は、増幅器2により増幅され、低域通過フィルタ3
を通された後、アナログ/ディジタル変換器4によって
ディジタル音声信号に変換される。このディジタル音声
信号は有音無音の判別やデータ圧縮等の処理を行なうD
SP5に入力される。DSP5は入力されたディジタル
音声信号を圧縮する。このときのDSP5の動作は制御
回路6により制御され、圧縮されたディジタル音声信号
はデータ入出力バッファ7を介して主制御回路8に送ら
れる。主制御回路8はアドレス制御回路9に適当なアド
レス信号を与え、ディジタル音声信号を半導体メモリ1
0に記録する。
【0023】音声信号の再生は操作者が再生ボタンPL
を操作することによって開始される。主制御回路8は適
当なアドレス信号をアドレス制御回路9に与えて半導体
メモリ10に記録されているディジタル音声信号を読み
出してデータ入出力バッファ7を介してDSP5に供給
する。DSP5はこのディジタル音声信号を伸張する。
伸張されたディジタル音声信号はディジタル/アナログ
変換器11によってアナログ音声信号に変換されて増幅
器12によって増幅された後、スピーカ13から出力さ
れる。
【0024】次に、上記した音声記録再生装置の主制御
回路8の動作を詳細に説明する。電池BATがセットさ
れて電源が主制御回路8に供給されると、主制御回路8
はそれを電圧検出により検出して、図4及び図5のフロ
ーチャートに示すような動作を開始する。
【0025】即ち、まず、主制御回路8の外部条件や内
部の記憶部の初期設定を行う(ステップS1)。ただし
この時点では、当該音声記録再生装置全体への電力供給
を指示するための主電源スイッチ16はOFF状態にあ
る。初期設定を完了した後、主制御回路8は、主電源ス
イッチ16がON状態かどうかを検出する(ステップS
2)。
【0026】検出の結果、主電源スイッチ16がON状
態であることを検出したならば、当該音声記録再生装置
全体に電力を供給するために電池BATと各回路との間
に設けられた不図示のスイッチをONにし、その後、半
導体メモリ10よりインデックス部10A(図2)の情
報、即ち、操作開始位置情報10A1、操作終了位置情
報10A2、その他、符号モードや操作条件等に関する
情報を読み込む(ステップS3)。このとき、半導体メ
モリ10から読み込んだデータに基づいて、半導体メモ
リ10にはインデックスが正常に記録されているか否
か、即ち半導体メモリ10のフォーマットが正常かどう
かを判断する(ステップS4)。
【0027】ここで、半導体メモリ10としてフォーマ
ットされていないものが装着されていた場合は正常では
ないと判断される。この場合、半導体メモリ10のイン
デックス部10Aに利用条件を示す情報を入力し、且つ
音声データ部10Bに“0”を入力する処理であるメモ
リフォーマット(初期化)を行うかどうかの確認を行な
う(ステップS5)。ここでは駆動回路14を制御し
て、メモリフォーマットを行うか否かの確認表示を表示
器15に行わせる。
【0028】ここで、メモリフォーマット処理を確認指
示するボタン(録音ボタンREC兼用)が押されたなら
ば、半導体メモリ10のフォーマット(初期化)を行い
(ステップS6)、このフォーマット完了後、駆動回路
14を制御して表示器15にて初期設定完了表示を行う
(ステップS7)。
【0029】また、メモリフォーマットをしないことを
確認指示するボタン(停止ボタンST兼用)が押された
ときには、駆動回路14を制御して表示器15にて半導
体メモリ10が正常でないことを示すエラー表示を行な
うと共に(ステップS8)、半導体メモリ10を取り替
えるべきである旨の指示表示を行い、当該音声記録再生
装置全体に電力を供給するために電池BATと各回路と
の間に設けられた不図示のスイッチをOFFする。その
後、半導体メモリ10の交換のために主電源スイッチ1
6がOFFされるのを待ち(ステップS9)、それがO
FFされたことを検出すると、上記ステップS2に戻
る。
【0030】一方、半導体メモリ10が正常に初期設定
された場合は、初期設定完了の表示後、インデックス部
10Aから読み出した情報(動作位置情報10A4)に
基づいて現在の動作位置を検出し(ステップS10)、
駆動回路14を制御して表示器15にてその検出した位
置の表示を行う。その後、当該音声記録再生装置の上記
した操作ボタンのうちいずれかの操作ボタンが押された
か否かを検出しながら各回路を待ち状態にさせる(ステ
ップS11)。
【0031】そして、いずれかの操作ボタンが押された
ことを検出すると、まず、操作されたのが録音ボタンR
ECかどうかを検出し(ステップS12)、もし録音ボ
タンRECが押されれば、DSP5を制御してアナログ
/ディジタル変換器4から入力される音声情報を圧縮
し、アドレス制御回路9を制御して半導体メモリ10の
音声データ部10Bに記録を行う録音処理に入る(ステ
ップS13)。
【0032】また、操作されたのが録音ボタンRECで
ないときには、次に、再生ボタンPLの状態の検出を行
う(ステップS14)。ここでもし再生ボタンPLが押
されていれば、アドレス制御回路9を制御して半導体メ
モリ10の音声データ部10Bから記録されているデー
タを読み出し、DSP5に送って伸長処理を行い、ディ
ジタル/アナログ変換器11に音声情報を送る再生処理
に入る(ステップS15)。
【0033】また、再生ボタンPLが押されていないと
きは、早送りボタンFFが押されているかどうかを検出
する(ステップS16)。もし早送りボタンFFが押さ
れていれば、動作位置を順次適当な速度(例えば、再生
時の20倍)で移動させる早送り処理に入る(ステップ
S17)。
【0034】また、早送りボタンFFが押されていなけ
れば、早戻しボタンREWが押されているかどうかを検
出する(ステップS18)。もし早戻しボタンREWが
押されていれば、上記早送りの場合とは逆の方向に同様
の速度で動作位置の移動を行う早戻し処理に入る(ステ
ップS19)。
【0035】また、早戻しボタンREWが押されていな
ければ、データ転送ボタンTRNが押されているかどう
かを検出する(ステップS20)。もし、データ転送ボ
タンTRNが押されていれば、主制御回路8は半導体メ
モリ10からデータを読み出してデータ転送を行うデー
タ転送処理に入る(ステップS21)。
【0036】上記ステップS13,S15,S17,S
19,S21の各処理は、停止ボタンSTが押される
と、各処理から抜けて上記ステップS11に戻る。ま
た、操作されたのが録音、再生、早送り、早戻し、デー
タ転送等のボタンでなければ、主電源スイッチ16のO
FF又は各種の設定ボタンの状態検出を行う。すなわ
ち、ステップS22で主電源スイッチ16がOFFされ
たか否かを検出し、主電源スイッチ16がOFF操作さ
れたときには、アドレス制御回路9を制御して、半導体
メモリ10のインデックス部10A内の情報を消去し、
主制御部8内部の不図示の記憶部に記憶してあるインデ
ックス情報を、半導体メモリ10のインデックス部10
Aへ転送する(ステップS23)。このインデックス転
送処理が完了すると、当該音声記録装置全体に電力を供
給するための不図示のスイッチをOFFにする(ステッ
プS24)。そして、上記ステップS2に戻る。
【0037】また、上記ステップS20において、主電
源スイッチ16がOFFでないと判断されたときには、
各種の設定ボタンの状態を検出し、その状態を内部の記
憶部に記憶した後、上記ステップS11に戻る。
【0038】次に、上記ステップS21におけるデータ
転送処理の詳細を図6、図7のフローチャートを参照し
ながら説明していく。データ転送処理時は図8に示すよ
うな8ビット長の各種の転送コマンドと、図9に示すよ
うな8ビット長の各種の応答コマンドが用いられる。
【0039】データ転送ボタンTRNが押されると、主
制御回路8はまずデータ転送モードに処理を移し、デー
タ転送の準備ができているかどうかを問う転送コマンド
0x00をIrDA用の変調信号に変調してIrDAモ
ジュール17の発光ダイオードを赤外発光させてパソコ
ン21側に送信する(ステップS30)。その後、主制
御回路8は受光状態に入り、IrDAモジュール18を
介して入力されるパソコン21からの信号をIrDAモ
ジュール17のPINダイオードによって受光する。受
光された信号は主制御回路8によってデコードされ、パ
ソコン21の転送準備ができていることを表すコマンド
(0x01)と比較されて、パソコン21は受信準備が
できているかどうかが判断される(ステップS31)。
【0040】受光された信号がコマンド(0x01)に
一致しない場合は転送コマンドを送信して5秒経過した
か否かを判断する(ステップS32)。ここで、転送コ
マンドを送信して5秒経過してもパソコン21からの信
号が得られないときは、パソコン21側の転送準備がで
きていないと判断して表示器15にパソコン側の転送準
備ができていないことを示すエラーメッセージを表示す
る(ステップS33)。また、5秒以内にパソコンより
準備OKであることを表すコマンド0x01を受信した
とき、主制御回路8はパソコンの転送準備ができている
と判定する。これによってデータ転送が開始されるが、
転送するファイルは動作位置情報10A4が指し示して
いる位置にあるファイルとする。そして、転送するファ
イルの録音日付・時刻に関する情報10A3をパソコン
21に転送して、これと同じ時刻に録音されたファイル
があるかどうかをチェックすることにより、当該ファイ
ルが既にパソコン21の記録媒体に転送されているか否
かを判断する。
【0041】すなわち、主制御回路8はファイル記録時
間転送コマンド0x02を送信して(ステップS3
4)、パソコン21側に録音日付・時刻に関する情報を
受信する準備をさせた後、録音日付・時刻に関する情報
10A3を転送する(ステップS35)。この録音日付
・時刻に関する情報は5バイトの年、月、日、時、分に
関する情報である。そして、主制御回路8は受信モード
に入り、パソコン21がチェックした結果を応答コマン
ドとして受信する(ステップS36)。
【0042】主制御回路8は受信した応答コマンドの種
類(0x00、0x01、0x02)に応じて、まだ転
送されていないファイルが存在するか否かを判断し(ス
テップS37)、応答コマンドが0x00あるいは0x
01である場合は判断がNOとなってステップS38に
進んで奇数フレームのフレーム符号化データのみが転送
されているか否かを判断する。ここで、応答コマンドが
既に転送済みであることを表すコマンド0x01である
ときは判断がNOとなるのでステップS39に移行して
表示器15に既にファイルは転送されている事を表示し
てこの転送処理から抜け出る。
【0043】また、奇数フレームのみが転送されている
ことを表す応答コマンド0x00を受信したときは、ス
テップS38の判断がYESとなってステップS40に
移行する。ステップS40では偶数フレームデータの転
送コマンド0x04を送信して、偶数フレームのみを転
送する事をパソコン21に知らせる。次に、主制御回路
8は偶数フレームのフレーム符号化データの転送を行う
ためにまず、偶数フレームが何フレームあるかをカウン
トする。カウントしたフレーム数は4バイトの情報とし
てパソコン21へ転送される(ステップS41)。そし
て、主制御回路8は転送ファイルの音声データ部の先頭
から1フレーム分だけ更新した位置に読み出しポインタ
をセットし、設定後の読み出しポインタの位置から1フ
レーム(24バイト)分のフレーム符号化データを読み
出し、奇数フレームのフレーム符号化データをスキップ
させるために現在の読み出しポインタを1フレーム分だ
け更新し、読み出したフレーム符号化データの転送を行
う(ステップS42)。24バイトの転送を終えれば上
記カウントしたフレーム数をデクリメントし、この値が
0になった時点でデータ転送が終了したと判定し、この
データ転送処理から抜け出す。
【0044】また、ステップS37において、まだファ
イルが転送されていないことを表す応答コマンド0x0
2を受信したときは判断がYESとなってステップS4
3へ移行する。ステップS43では全符号化データを転
送するか奇数フレームのフレームデータのみを転送する
高速転送を行うかを表示して利用者に選択を行わせる。
選択方法としては、たとえば録音ボタンが押されれば全
データ転送が選択され、再生ボタンが押されれば高速転
送が選択されるようにボタンを兼用する。ここで例えば
録音ボタンRECが押された場合、主制御回路8はパソ
コン21側に全符号化データ転送コマンド0x05を送
信して(ステップS47)、全フレーム符号化データを
転送する事を知らせる。次に主制御回路8は全フレーム
符号化データの転送を行うために、転送すべきフレーム
が全部で何フレームあるかをカウントする。カウントし
た全フレームのフレーム数は4バイトの情報としてパソ
コン21へ転送される(ステップS48)。そして、全
フレーム符号化データを転送するために、主制御回路8
は転送するファイルの音声データ部の先頭に読み出しポ
インタを戻し、1フレーム(24バイト)分のフレーム
符号化データの転送を行う(ステップS49)。24バ
イトの転送を終えれば上記カウントしたフレーム数をデ
クリメントし、この値が0になった時点でデータ転送が
終了したと判定し、このデータ転送処理から抜け出す。
【0045】また、ステップS43において再生ボタン
が押されれば高速転送であると判定し、主制御回路8は
パソコン21側に奇数フレームデータの転送コマンド0
x03を送信し(ステップS44)、奇数フレームデー
タを転送する事を知らせる。そして、主制御回路8は奇
数フレームのフレーム符号化データの転送を行うために
まず、奇数フレームが何フレームあるかをカウントす
る。カウントした奇数フレームのフレーム数は4バイト
の情報としてパソコン21へ転送される(ステップS4
5)。そして、奇数フレームのフレーム符号化データを
転送するために、主制御回路8は転送するファイルの音
声データ部の先頭に読み出しポインタを戻し、1フレー
ム(24バイト)分のフレーム符号化データを読み出
し、偶数フレームのフレーム符号化データをスキップさ
せるために現在の読み出しポインタを1フレーム分だけ
更新し、読み出したフレーム符号化データの転送を行う
(ステップS46)。24バイトの転送を終えれば上記
カウントしたフレーム数をデクリメントし、この値が0
になった時点でデータ転送が終了したと判定し、このデ
ータ転送処理から抜け出す。
【0046】上記した実施形態によれば、利用者が高速
転送を選択した場合は、読み出し手段としての主制御回
路8によって奇数または偶数フレームのフレーム符号化
データの一方(上記の実施形態では奇数フレーム)を読
み出し、これをデータ転送手段としてのIrDAモジュ
ール17を介して外部装置としてのパソコン21に転送
するようにしたので、データ転送時間を通常の半分に短
縮することができる。
【0047】また、転送状態検出手段としての主制御回
路8によって転送されているフレーム符号化データの状
態を検出し、奇数フレーム及び偶数フレームのうちの一
方(上記の実施形態では奇数フレーム)のみのフレーム
符号化データが転送されているときは、転送されていな
い残りのフレーム(上記の実施形態では偶数フレーム)
のフレーム符号化データを記録媒体(半導体メモリ1
0)から読み出して外部装置としてのパソコン21に転
送し、全フレームのフレーム符号化データが転送されて
いるときは、転送済みであることを表示するとともに、
フレーム符号化データの転送を行わないように転送制御
手段としての主制御回路8によって制御するようにした
ので、転送処理に要する時間を短縮することができる。
【0048】次に、図10、図11に示すフローチャー
トを参照しながらパソコン側21でのデータ受信処理を
詳細に説明していく。IrDAモジュール18のPIN
ダイオードを介して受光された変調信号は制御回路19
によって復調されてケーブル22、PCMCIAカード
20を通じてパソコン21のCPUに8ビットの転送コ
マンドとして入力される。例えばこのデータが0x00
であれば、パソコン21は、音声記録再生装置より転送
コマンドを受信したと判定して(ステップS60)、受
信準備がOKであることを示すコマンド0x01をPC
MCIAカード20、ケーブル22を通じて制御回路1
9に送信する(ステップS61)。制御回路19はこの
コマンドをIrDA通信用の信号に変調してIrDAモ
ジュール18の発光ダイオードを発光させる。
【0049】その後、パソコン21側は受信モードに入
り、音声記録再生装置側よりファイル記録時間に関する
転送コマンド0x02を受信するまで待機する(ステッ
プS62)。上記コマンドが送られてくると、続いて5
バイトの録音日付・時間に関する情報を受信し(ステッ
プS63)、パソコン21内部のメモリにあらかじめ確
保された5バイトの一時記憶領域に記憶される。
【0050】ここで、パソコン21の記録媒体に記録さ
れている転送済みファイルのファイルは図12に示すよ
うな構造を有している。すなわち、先頭から7バイトが
ヘッダ部であり、ヘッダ部以降は、フレーム符号化デー
タを1フレーム(24バイト)ずつ連続して記録するた
めの音声符号化領域である。上記ヘッダ部の最初の1バ
イト目には独自のファイル構造である事を示すためのロ
ゴ情報が書き込まれており、独自のファイルであるかど
うかはこのロゴ情報により判定が可能である。
【0051】2バイト目の位置に属する1バイト情報は
ファイルの転送状態を示すためのもので、この値が
“0”であれば奇数フレームのみが転送されていること
を表し、また“1”であれば全符号化データが転送済み
である事を表す。この情報はファイル転送が終了した時
点で更新を行う。そして3バイト目から7バイト目まで
の5バイト分の情報は録音日付・時間に関する情報であ
り、音声記録再生装置における録音日付・時間に関する
情報10A3と同様のものである。
【0052】パソコン21のCPUはパソコンの一時記
憶部に記憶されている録音日付・時間に関する情報と今
までに転送されたファイルのヘッダ部の録音日付・時間
に関する情報とのデータを比較して、記録媒体に転送済
みのファイルがあるか否かをチェックして(ステップS
64)、同一のデータが存在しなければまだ転送されて
いないと判定して、まだ転送されていないことを表す応
答コマンド0x02を転送する(ステップS69)。ま
た、もし同一のデータが存在していれば転送されたファ
イルが存在していると判定し、上記ヘッダ部の2バイト
目に位置する転送状態に関する情報を参照して、奇数フ
レームのみ転送されているか否かを判断する(ステップ
S66)。ここでYESの場合は奇数フレームのみ転送
されていることを表す応答コマンド0x00を音声記録
再生装置に転送し(ステップS67)、NOであれば、
既に転送済みであることを表す応答コマンド0x01を
音声記録再生装置に転送する(ステップS68)。
【0053】次にパソコン21側は受信モードに入り音
声記録再生装置側よりのコマンドを待つ。コマンドが受
信されると(ステップS70)、そのコマンドに応じた
処理を行う。すなわち、ステップS71で奇数フレーム
転送コマンド0x03を受信したか否かを判断し、コマ
ンドが奇数フレーム転送コマンド0x03であればパソ
コン21側は奇数フレームのみの転送であると判定し
て、まず任意のファイル名でファイルをオープンし、1
バイト目に特定のロゴ情報を書き込み、2バイト目に奇
数フレームのみ転送されていることを表す“0”を書き
込む。そして、ファイル転送が行われているかどうかの
確認のために上記一時記憶部に記憶していた録音日付・
時間情報を読み出して3バイト目から7バイト目に書き
込みを行う。
【0054】そして、奇数フレームのフレーム数が4バ
イト情報で転送され(ステップS77)、一時記憶部に
記憶される。そして、音声記録再生装置側より奇数フレ
ームのフレーム符号化データが8ビットごとに送られ、
パソコン21側では24バイトの転送されてきた奇数フ
レームの符号化データを記録媒体に連続して書き込んで
いく(ステップS78)。24バイトの書き込みが終了
すると偶数フレームのためのダミーデータ24バイトを
連続して書き込む。そして、一時記憶部に記憶しておい
た奇数フレーム数をデクリメントしていき0になった時
点で転送が終了されたと判断し、この転送受信処理から
抜け出る。
【0055】また、上記ステップS71でNOの場合は
全データ転送コマンド0x05を受信したか否かを判断
し(ステップS72)、YESの場合はパソコン内部の
一時記憶部にデータを記憶する準備をする。そして、全
符号化データのフレーム数が4バイト情報で転送され、
一時記憶部に記憶される(ステップS75)。そして、
音声記録再生装置側より奇数フレームの符号化情報が8
ビットごとに送られ、パソコン21側では受信した全符
号化データを図12に示す記録媒体の8バイト目の領域
から連続して書き込んでいき(ステップS76)、24
バイトの書き込みを終えた時点で一時記憶部に記憶して
おいた全データフレーム数をデクリメントしていき、こ
の値が0になった時点で、転送が終了されたと判断す
る。そして、ファイルのヘッダ部の2バイト目の転送状
態に関する情報を転送済みであることを表す“1”に更
新し、この転送受信処理から抜け出る。
【0056】また、上記ステップS72においてNOの
場合は偶数フレームの転送コマンドを受信したと判断
し、次に送信される偶数フレームのフレーム数をパソコ
ン21内部の一時記憶部に記憶する準備をする。そし
て、偶数フレームのフレーム数に関する4バイト情報を
受信して一時記憶部に記憶する(ステップS73)。次
に、音声記録再生装置より偶数フレームのフレーム符号
化データが8ビットごとに送られて記録媒体に記録され
る(ステップS74)。ここでは、転送されてくる24
バイトのデータを、記録媒体の現時点で偶数フレームの
ダミーデータが入っている領域に順番に上書きしてい
く。24バイトの書き込みが終了すると一時記憶部に記
憶しておいた偶数フレーム数をデクリメントしていき0
になった時点で、転送が終了したと判断する。そして、
ファイルのヘッダ部の2バイト目の転送状態に関する情
報を転送済みであることを表す“1”に更新し、この転
送受信処理から抜け出る。
【0057】次に、パソコン21にデータ転送されたフ
ァイルの再生処理を図13に示すフローチャートを参照
しながら詳細に説明していく。まず、再生処理を行う前
に再生しようとするファイルの転送状態はどうであるか
をチェックするために図12に示したファイル構造のヘ
ッダ部の先頭から2バイト目の転送状態の情報を読み出
し(ステップS90)、奇数フレームの符号化データの
みが転送されているか否かを判断し(ステップS9
1)、NOの場合、すなわち、全フレームデータが転送
済みであればデータ領域から1フレーム分の符号化デー
タを読み出し(ステップS92)、合成処理を施してパ
ソコン内部のディジタル/アナログ変換器に合成信号を
出力する(ステップS93)。
【0058】そして、ファイルが終端に来ているかある
いはストップ信号を受信しているか否かをチェックし
(ステップS94)、YESであればこの再生処理から
抜け出し、NOであればステップS92へジャンプして
処理を続ける。また、ステップS91において奇数フレ
ームのみが転送されている場合は、偶数フレームのフレ
ーム符号化データが不足しているので、パソコン21の
CPUは補間処理を施しながら再生処理を行う。ここ
で、補間処理の方法としては奇数フレームのフレーム符
号化データを単純に2回連続して用いることで補間して
もよいが、ここでは2倍に伸長処理を施すことで補間を
行う。伸長処理のアルゴリズムとしてはTDHS(Time
Domain Harmonic Scaling)方式によるものとする。
【0059】すなわち、まず、ステップS95において
奇数フレームのフレーム符号化データをパソコン21の
ハードディスクから読み出し、その符号化データに基づ
いて1フレーム分の合成処理を行う(ステップS9
6)。次に、合成された1フレームのデータに対してT
DHS方式の伸長処理(ステップS97)を行って2フ
レーム分のデータとし、パソコン21内部のディジタル
/アナログ変換器に伸長処理を施した2フレーム分の伸
張データを出力する(ステップS98)。そして、ファ
イルが終端に来ているかあるいはストップ信号を受信し
たか否かをチェックし(ステップS99)、YESであ
ればこの再生処理から抜け出し、NOであればステップ
S95へジャンプして処理を続ける。
【0060】以下に、上記ステップS97の伸長処理の
詳細を説明する。ここでは前々フレーム、前フレームそ
して現フレームの3フレームから2フレームの伸長デー
タを作成するものとする。図14に示すように、前々フ
レームと前フレームの2フレームに単調増加の三角窓1
−W(m)を掛けた信号V1 と、前フレームと現フレー
ムの2フレームに単調減少の三角窓W(m)を掛けた信
号V2 とを加算した2フレームの信号V1 +V2 を現フ
レームの伸長信号とする。伸長処理が終了すれば次のフ
レームの伸長処理のために、前々フレームのデータは前
フレームに、前フレームのデータは現フレームのデータ
に更新しておくことにより次のフレームの合成信号は現
フレームとなり、上記した処理を繰り返すことで伸長処
理が行える。
【0061】上記した実施形態によれば、データ受信手
段を構成するIrDAモジュール19、ケーブル22、
PCMCIAカード20を介して受信したフレーム符号
化データが奇数フレームあるいは偶数フレームのみであ
る場合は、補間手段としてのパソコン21のCPUによ
って残りのフレームを補間するようにしたので、全フレ
ーム符号化データが転送された場合と同じ再生信号が得
られる。
【0062】上記した具体的実施形態から次のような構
成の技術的思想が導き出され、以下のような効果を奏す
る。 (1) 音声情報を所定の長さであるフレーム単位で符
号化して得られたフレーム符号化データを、記録媒体に
順次記録して再生する音声記録再生装置であって、上記
記録媒体から奇数フレームのフレーム符号化データを順
次読み出して外部記録媒体に転送することを特徴とする
音声記録再生装置。 (2) 音声情報を所定の長さであるフレーム単位で符
号化して得られたフレーム符号化データを受信して再生
する音声再生装置であって、受信されたデータがフレー
ム符号化データを構成する奇数フレームのみのデータで
ある場合は、偶数フレームの符号化データを補間しなが
ら順次再生する事を特徴とする音声再生装置。 (3) 音声情報を所定の長さであるフレーム単位で符
号化して得られたフレーム符号化データを、記録媒体に
順次記録して再生する音声記録再生装置であって、フレ
ーム符号化データを外部装置に転送しているときの転送
状態を検出し、奇数フレームのみのフレーム符号化デー
タが転送されている場合は、偶数フレームのフレーム符
号化データを記録媒体から読み出して転送し、全フレー
ム符号化データが転送されている場合はデータの転送を
行わないようにすることを特徴とする音声記録再生装
置。
【0063】構成(1)に記載の音声記録再生装置によ
れば、音声情報を外部装置に転送する際の転送時間を短
縮することができる。構成(2)に記載の音声再生装置
によれば、全フレーム符号化データが転送された場合と
同じ再生信号が得られる。
【0064】構成(3)に記載の音声記録再生装置によ
れば、全フレーム符号化データを転送するときに、既に
転送したデータの転送は行わないので、転送処理に要す
る時間を短縮することができる。
【0065】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、音声情
報を外部装置に転送する際の転送時間を短縮することが
できる効果を奏する。また、請求項2に記載の発明によ
れば、全フレーム符号化データが転送された場合と同じ
再生信号が得られる効果を奏する。
【0066】また、請求項3に記載の発明によれば、全
フレーム符号化データを転送するときに、既に転送した
データの転送は行わないので、転送処理に要する時間を
短縮することができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る音声記録再生装置の
ブロック構成図である。
【図2】図1に示す半導体メモリの記録構成を示す図で
ある。
【図3】音声再生装置が音声記録再生装置からのデータ
を受信するようすを示す図である。
【図4】音声記録再生装置の主制御回路の動作の詳細を
示すフローチャートの前部である。
【図5】音声記録再生装置の主制御回路の動作の詳細を
示すフローチャートの後部である。
【図6】図5に示すフローチャートのステップS21に
おけるデータ転送処理の詳細を示すフローチャートの前
部である。
【図7】図5に示すフローチャートのステップS21に
おけるデータ転送処理の詳細を示すフローチャートの後
部である。
【図8】音声記録再生装置がパソコン側へフレーム符号
化データを転送するときに用いられる転送コマンドの詳
細を示す図である。
【図9】パソコン側から音声記録再生装置へ送信される
応答コマンドの詳細を示す図である。
【図10】パソコンがデータを受信するときのデータ受
信処理の詳細を説明するためのフローチャートの前部で
ある。
【図11】パソコンがデータを受信するときのデータ受
信処理の詳細を説明するためのフローチャートの後部で
ある。
【図12】パソコンに転送された音声データのデータフ
ォーマットを示す図である。
【図13】パソコンに転送された音声データをパソコン
側で再生するときの詳細を説明するためのフローチャー
トである。
【図14】時間軸を2倍に伸長する場合の伸張処理につ
いて説明するための図である。
【符号の説明】
1…マイクロホン、2、12…増幅器(AMP)、3…
低域通過フィルタ(LPF)、4…アナログ/ディジタ
ル(A/D)変換器、5…ディジタル信号処理部(DS
P)、6…制御回路、7…データ入出力(I/O)バッ
ファ、8…主制御回路、9…アドレス制御回路、10…
記録媒体(半導体メモリ)、10A…インデックス部、
10A1…操作開始位置情報、10A2…操作終了情
報、10A3…動作位置情報、10B…音声データ部、
10B1、10B2、10B3…音声メッセージファイ
ル、11…ディジタル/アナログ(D/A)変換器、1
3…スピーカ、14…駆動回路、15…表示器、16…
主電源スイッチ、REC…録音ボタン、PL…再生ボタ
ン、ST…停止ボタン、FF…早送りボタン、REW…
早戻しボタン、I…Iマークボタン、E…Eマークボタ
ン、TRN…データ転送ボタン。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声情報を所定の長さであるフレーム単
    位で符号化して得られたフレーム符号化データを、記録
    媒体に記録して再生する音声記録再生装置であって、 奇数または偶数フレームのフレーム符号化データの一方
    を読み出す符号化データ読み出し手段と、 読み出されたフレーム符号化データを外部装置に転送す
    るためのデータ転送手段と、 を具備したことを特徴とする音声記録再生装置。
  2. 【請求項2】 音声情報を所定の長さであるフレーム単
    位で符号化して得られたフレーム符号化データを受信し
    て再生する音声再生装置であって、 データ受信手段と、 受信されたデータがフレーム符号化データを構成する奇
    数フレームのみ、あるいは偶数フレームのみのデータで
    ある場合には、受信されなかった残りのフレームのデー
    タを補間する補間手段と、 を具備したことを特徴とする音声再生装置。
  3. 【請求項3】 音声情報を所定の長さであるフレーム単
    位で符号化して得られたフレーム符号化データを、記録
    媒体に記録して再生する音声記録再生装置であって、 記録媒体から読み出されたフレーム符号化データを外部
    装置に転送するデータ転送手段と、 フレーム符号化データの転送状態を検出する転送状態検
    出手段と、 奇数フレーム及び偶数フレームのうちの一方のみのフレ
    ーム符号化データが転送されているときは、転送されて
    いない残りのフレームのフレーム符号化データを記録媒
    体から読み出して外部装置に転送し、全フレームのフレ
    ーム符号化データが転送されているときは、フレーム符
    号化データの転送を行わないようにする転送制御手段
    と、 を具備したことを特徴とする音声記録再生装置。
JP8051391A 1996-03-08 1996-03-08 音声記録再生装置及び音声再生装置 Withdrawn JPH09244699A (ja)

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JP8051391A JPH09244699A (ja) 1996-03-08 1996-03-08 音声記録再生装置及び音声再生装置

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