JPH09244474A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09244474A
JPH09244474A JP8087315A JP8731596A JPH09244474A JP H09244474 A JPH09244474 A JP H09244474A JP 8087315 A JP8087315 A JP 8087315A JP 8731596 A JP8731596 A JP 8731596A JP H09244474 A JPH09244474 A JP H09244474A
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JP
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image forming
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forming apparatus
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Application number
JP8087315A
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English (en)
Inventor
Keiji Kubo
圭史 久保
Masashi Yamamura
賢史 山村
Motoyuki Fukuda
基之 福田
Masaaki Yugawa
正晃 湯川
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンピュータから画像情報を出力する際、多
量の枚数を短時間に画像形成できるようにする。 【解決手段】 この画像形成装置は、コンピュータに接
続可能であり、受信部62と、印刷部21と、複写部2
2と、動作モード切換部としての制御部60とを備えて
いる。受信部62は、コンピュータからの画像情報を受
け付ける。印刷部21は、受け付けた画像情報に基づい
て印刷用マスタを作成し、この印刷用マスタにより印刷
を行う。複写部22は、受け付けた画像情報に基づいて
静電潜像を形成するとともにこの静電潜像からトナー像
を形成し、さらにトナー像を用紙に転写・定着する。動
作モード切換部は、印刷部21及び複写部22のいずれ
か一方を選択的に動作させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置、特
にコンピュータに接続可能で、印刷部と複写部とを備え
た画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータ(以下、PCと
記す)等のコンピュータから伝送されてきた画像を印刷
する場合にプリンタが用いられる。しかし、プリンタを
用いて画像を印刷する場合、通常のプリンタでは多量の
枚数を高速に得ることはできない。
【0003】そこで、特開平5−107987号公報に
示されるような画像形成装置が提供されている。この装
置は、複写機と通常のプリンタとを合わせ持っている。
そして、コンピュータから出力された画像情報に基づい
てプリンタで縮小画像を小サイズ用紙に形成し、この小
サイズ用紙を複写機の原稿載置位置に搬送する。ここ
で、適当な倍率で大サイズ用紙に複写動作を行ってコン
ピュータからの画像を出力している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記装置によれば、複
写動作により画像形成するので、比較的簡単に多数枚の
画像形成を高速に行うことが可能である。しかし、複写
機にも動作速度に限度があり、多量の枚数を得たい場合
にはやはり時間がかかる。例えばデジタル方式の複写機
では、画像情報を電気信号へ変換したり、またこの電気
信号に基づいて静電潜像を作成する場合の応答速度に問
題があり、画像形成の高速化に限界がある。また、アナ
ログ方式の複写機では、1枚ごとに原稿の走査を行う必
要があるので、やはり画像形成の高速化には限界があ
る。
【0005】また、複数のPCがサーバを介して前記装
置に接続されているようなシステムの場合、1台のPC
から多量の枚数の画像形成が要求され、画像の出力に時
間がかかると、他のPCの画像出力動作が著しく阻害さ
れてしまうという問題がある。本発明の課題は、コンピ
ュータから画像情報を出力する際、多量の枚数を短時間
に画像形成できるようにすることにある。
【0006】本発明の別の課題は、コンピュータから伝
送されてくる画像情報について、複雑な操作を行うこと
なく多数枚の画像形成を短時間に行えるようにすること
にある。本発明のさらに別の課題は、複数のコンピュー
タが画像形成装置に接続されている場合、1台のPCが
その画像形成装置を長時間にわたって専有してしまうの
を避けることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る画像形成
装置は、コンピュータに接続可能であり、外部情報受付
部と、印刷部と、複写部と、動作モード切換部とを備え
ている。外部情報受付部は、コンピュータからの画像情
報を受け付ける。印刷部は、受け付けた画像情報に基づ
いて印刷版を作成し、この印刷版により印刷を行う。複
写部は、受け付けた画像情報に基づいて静電潜像を形成
するとともにこの静電潜像からトナー像を形成し、さら
にトナー像を用紙に転写・定着する。動作モード切換部
は、印刷部及び複写部のいずれか一方を選択的に動作さ
せる。
【0008】この画像形成装置では、コンピュータから
の画像情報が外部情報受付部で受け付けられる。受け付
けられた画像情報は、印刷部で印刷されるかあるいは複
写部で複写される。印刷動作を行うか複写動作を行うか
は動作モード切換部によって切り換えられる。ここで
は、たとえば多量の枚数の出力が指示された場合は、印
刷動作が選択され、そうでない場合は複写動作が選択さ
れる。したがって、画像形成要求枚数に応じて適切な処
理が行え、多数枚の画像形成を短時間に行える。
【0009】請求項2に係る画像形成装置は、請求項1
の装置において、外部情報受付部は、コンピュータで設
定された画像形成条件をさらに受け付けるものであり、
動作モード切換部は、受け付けられた画像形成条件にし
たがって動作モードを切り換える。ここでは、たとえば
オペレータの指示に応じて動作モードが切り換えられる
ので、複雑な操作をすることなく、条件に応じた適切な
処理を行うことが可能である、請求項3に係る画像形成
装置は、請求項2の装置において、画像形成条件は画像
形成要求枚数を含み、動作モード切換部は、画像形成要
求枚数が所定の枚数を越えたときに印刷部により画像形
成が行われるように制御する。ここでは、前記同様に、
部数に応じて適切な処理を行える。
【0010】請求項4に係る画像形成装置は、請求項1
から3のいずれかに記載の装置において、画像形成条件
は、至急に処理すべき画像情報で有ることを示す至急処
理命令を含み、動作モード判断部と、割り込み部とをさ
らに有している。動作モード判断部は、印刷部によって
画像形成されているか、複写部で画像形成されているか
を判断する。割り込み部は、印刷部により動作している
場合に外部情報受付部が至急処理命令を受け付けたと
き、印刷部による画像形成動作を中断して至急処理命令
に応じた画像形成動作を行わせ、この画像形成動作終了
後に印刷部による画像形成動作を再開させる。
【0011】ここでは、印刷部によって多量の印刷処理
が行われている場合、至急処理の命令がなされた場合、
一旦印刷動作を中断してその至急の動作を割り込ませ、
その後印刷動作を再開する。ここでは、長時間にわたっ
て印刷動作が行われる場合でも、至急処理したい場合は
割り込み処理を実行できる。請求項5に係る画像形成装
置は、請求項1から4のいずれかに記載の装置におい
て、割り込み部は、印刷部による残りの印刷枚数が所定
枚数を越える場合に割り込み動作を実行する。この場合
は、印刷動作の残り時間が少ない場合は、特に他の画像
出力命令に対して弊害がないので、印刷動作を続行す
る。
【0012】請求項6に係る画像形成装置は、請求項1
から5のいずれかに記載の装置において、原稿が載置さ
れる原稿台と、原稿台に載置された原稿の画像情報を読
み取る読み取り部とをさらに備え、複写部は読み取り部
で読み取った原稿の画像情報に基づいて画像形成を行
う。ここでは、通常の原稿の複写処理も可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態が採用
されたシステムを示している。図1において、サーバ1
には複数のパーソナルコンピュータ(PC)2が接続さ
れており、また各PC2はサーバ1を介して画像形成装
置3に接続されている。このシステムにおけるサーバ1
は、各PC2からの出力命令(プリント命令)及び出力
対象の画像データを受けて、それらに優先順位を付け、
画像形成装置3の動作状態に応じて優先順に画像データ
を画像形成装置3に出力するものである。
【0014】画像形成装置3は、図2に示すように、上
面に原稿が載置される原稿台10aを有する装置本体部
10と、装置本体部10の上部に配置された原稿搬送装
置11と、原稿搬送装置11の側方で装置上面に設けら
れた操作部12と、装置下部に配置された給紙ユニット
13と、装置本体部10の側方に配置された排紙トレイ
14とを有している。
【0015】装置本体部10は、原稿搬送装置11によ
って原稿台10a上に載置された原稿の画像情報を読み
取る読み取り部20と、用紙に対して印刷プロセスによ
って印刷処理を行う印刷部21と、静電複写プロセスに
よって複写処理を行う複写部22と、印刷あるいは複写
によって形成された用紙上のトナー像を定着する定着装
置23と、マイクロコンピュータを含む電気回路部24
とを有している。
【0016】読み取り部20は、光源25と、光学系2
6と、原稿の画像情報を光情報として読み取るCCDセ
ンサ27と、レーザユニット28とを有している。CC
Dセンサ27によって電気信号に変換された画像情報は
電気回路部24内の画像処理部61(図3参照)に入力
される。印刷部21は印刷原板としての感光シートが巻
き付けられるドラム30を有しており、このドラム30
の周囲には、帯電装置31、露光用光源32、現像装置
33、定着用のフラッシュランプ34及び転写用帯電装
置35が配置されている。また、複写部22は感光体ド
ラム40を有しており、この感光体ドラム40の周囲に
は、主帯電装置41、現像装置42、転写用帯電装置4
3、除電装置44及びクリーニング装置45が配置され
ている。
【0017】給紙ユニット13は、感光シートが収納さ
れている感光シート用カセット50と、それぞれ異なる
サイズの用紙が収納されている給紙カセット51、52
とを有している。電気回路部24に関連するブロック構
成図を図3に示す。電気回路部24は、CPU、RO
M、RAM等を含むマイクロコンピュータを含む制御部
60を有している。制御部60には、操作部12と、読
み取り部20によって読み取られた画像情報に対して各
種の画像処理を施す画像処理部61と、印刷部21と、
複写部22とが接続されている。また制御部60には、
サーバ1からの画像データや画像データの出力に関する
条件データを受信する受信部62と、サーバ1に対して
信号を送出する送信部63と、モデム64と、NCU
(ネットワーク・コントロール・ユニット)65とが接
続されている。なお、条件データとしては、枚数を示す
データ、複写動作で画像形成するか印刷動作で画像形成
するかを示すデータ、至急に画像形成する必要があるか
否かを示す至急処理データ等を含んでいる。
【0018】以上のように、この画像形成装置は、 1)原稿搬送装置11又は原稿台10aに原稿をセット
して通常の複写機として動作させること、 2)サーバ1を介して伝送されてくる画像データを出力
する(画像形成する)プリンタとして動作させること、 3)原稿搬送装置11にセットされた原稿を読み取り部
20で読み取ってモデム64及びNCU65を介して画
像データを伝送し、あるいはNCU65及びモデム64
を介して伝送されてきた画像データを受信し、複写部2
2で画像形成して出力するファクシミリ装置として動作
させること、が可能である。
【0019】また、プリンタとして動作させる際、印刷
部21により印刷プロセスを実行して多量の枚数を短時
間に出力させたり、あるいは複写部22により通常の静
電複写プロセスにより画像形成して出力させることが可
能である。次に、図4以降のフローチャートにもとづい
て、本装置の制御処理について説明する。
【0020】まず、サーバ1の処理を図4にもとづいて
説明する。サーバ1では、ステップS1においてPC2
からの出力命令を待つ。またステップS2では画像形成
装置3に画像データを出力可能であるか否かを判断す
る。PC2から出力命令がなされると、ステップS1か
らステップS3に移行する。なお、PC2からの出力命
令に伴って画像データ(ここでは文書データ)を含むフ
ァイルデータが伝送されてくる。ファイルデータの一例
を図8に示す。ファイルデータFは、データ容量、名称
等を含むヘッダ部Fhと、文書データFtとを含んでい
る。また、ヘッダ部Fhには、印刷モードで画像形成す
るか複写モードで画像形成するかを示す動作モードフラ
グと、至急処理フラグとが格納されている。これらフラ
グは、PC2においてオペレータにより設定される。印
刷モードが選択された場合は動作モードフラグが「1」
に設定され、至急処理が選択された場合は至急処理フラ
グが「1」に設定される。ここで、至急処理とは、他の
画像データの形成に優先して画像形成動作を行わせる処
理であり、至急処理が指示された場合は、印刷処理中で
あっても複写動作に限って割り込みが許可される。
【0021】ステップS3では、既にファイルデータを
PC2から受け付けており、サーバ1内に蓄積されてい
るか否かを判断する。ファイルデータがない場合はステ
ップS3からステップS4に移行する。ステップS4で
はPC2からのファイルデータに対して文書番号「1」
を付与し、メモリに格納する。一方、既にファイルデー
タを有している場合は、ステップS3からステップS5
に移行する。ステップS5では、送信されてきたファイ
ルデータのヘッダ部の至急処理フラグが「1」であるか
否かを判断する。至急処理フラグが「1」でない場合は
ステップS6に移行する。ステップS6では、サーバ1
のメモリに格納されているファイルデータの最大文書番
号Nを認識する(図9参照)。次にステップS7に移行
し、受け付けたファイルデータの文書番号として(N+
1)を付与し、メモリに格納する。また、受け付けたフ
ァイルデータの至急処理フラグが「1」の場合は、ステ
ップS5からステップS8に移行する。ステップS8で
は、至急処理すべき文書の最大文書番号nを認識する。
次にステップS9では(n+1)以降の文書番号をイン
クリメント(+1)する。そして、ステップS10にお
いて、受け付けた至急処理すべきファイルデータの文書
番号を(n+1)とし、メモリに格納する。
【0022】サーバ1からは、一定間隔で最小の文書番
号のファイルデータを画像形成装置3に対して送信して
いる。画像形成装置3は、現在印刷あるいは複写してい
るファイルデータと次のファイルデータとを格納できる
だけの容量のメモリを有している。そして、画像形成動
作が終了すればそのファイルデータはクリアされる。画
像形成装置3において格納されているファイルデータが
1つ以下になれば、サーバ1からのデータ送信が許可さ
れる。
【0023】データ送信が許可されれば、ステップS2
からステップS15に移行する。ステップS15では、
最小の文書番号のファイルデータを画像形成装置3に送
信する。そしてステップS16では、サーバ1に格納さ
れているファイルデータの文書番号をデクリメント(−
1)する。次に図5により画像形成装置3の制御処理に
ついて説明する。
【0024】画像形成装置3では、ステップS20にお
いて複写開始キー(コピーキー)が押されたか否かを判
断し、ステップS21ではファックスが送信されたか否
かを判断し、ステップS22ではファックスを受信した
か否かを判断し、ステップS23では操作部12から複
写条件が入力されたか否かを判断し、ステップS24で
はサーバ1からファイルデータを受信したか否かを判断
する。
【0025】複写開始キーが押された場合はステップS
20からステップS30に移行する。ステップS30で
は、静電複写プロセスにより原稿を複写処理する。具体
的には、原稿搬送装置11にセットされた原稿が原稿台
10a上の所定位置に搬送され、読み取り部20が原稿
を走査することにより原稿の画像情報が読み取られる。
この読み取られた原稿の画像情報は画像処理部61に入
力され、所定の画像処理が施される。そして、画像処理
が施された画像は複写部22の感光体ドラム40上に静
電潜像として形成される。この静電潜像は現像装置42
によりトナー像として顕像化される。そして、このトナ
ー像は、給紙ユニット13から給紙されてきた用紙に転
写される。用紙上に転写されたトナー像は定着装置23
により定着される。このようにして複写処理された用紙
が排紙トレイ14に排出される。
【0026】ファックス送信が指示された場合は、ステ
ップS21からステップS31に移行する。ステップS
31ではファックス送信処理を実行する。具体的には、
原稿搬送装置11によって送信原稿が原稿台10a上に
搬送され、ここで読み取り部20によって原稿が走査さ
れて送信情報が読み取られる。この送信情報はモデム6
4及びNCU65を介して電話回線に送出され、相手先
に送信される。
【0027】またファックス信号を受信した場合は、ス
テップS22からステップS32に移行する。ステップ
S32ではファックス受信処理を実行する。具体的に
は、電話回線からNCU65及びモデム64を介して入
力された受信信号(画像データ)は制御部60に入力さ
れる。以降の処理は、複写動作と同様であり、受信され
た画像データにもとづいて静電複写プロセスによる複写
処理が実行され、排紙トレイ14にファックス受信画像
が出力される。
【0028】操作部12から画像形成のための条件が入
力された場合は、ステップS23からステップS33に
移行する。ステップS33では指示された条件にもとづ
いて、たとえば複写枚数等の各種の画像形成条件の設定
を行う。サーバ1からファイルデータを受信した場合
は、ステップS24からステップS34に移行する。ス
テップS34ではサーバ1からのファイルデータを画像
形成処理する。
【0029】次に、サーバ1からファイルデータを受信
した場合の画像形成処理を図6にしたがって説明する。
まずステップS40ではファックス動作中か否かを判断
し、ステップS41では複写動作中か否かを判断し、ス
テップS42ではファックスの送信を開始したかあるい
はファックス信号を受信したかを判断する。これらの判
断がすべてNOであれば、すなわち画像形成装置が動作
していない場合は、ステップS43に移行する。
【0030】サーバ1からのデータを受信したときにフ
ァックス動作中であれば、ステップS40からステップ
S50に移行する。なお、ステップS40における「フ
ァックス動作中」には、ファクスの送信動作の開始、フ
ァックス送信のための条件入力、ファックス受信を含ん
でいる。ステップS50ではファックス動作を続行し、
ステップS51ではその動作が終了したか否かを判断す
る。
【0031】また、サーバ1からのデータを受信したと
きに複写動作中であれば、ステップS41からステップ
S52に移行する。この「複写動作中」には、複写のた
めの条件入力動作を含んでいる。ステップS52では複
写動作を続行し、ステップS53ではその動作が終了し
たか否かを判断する。サーバ1からのファイルデータを
受信したときに画像形成装置が動作を行っていない場合
は、ステップS40及びステップS41でNOと判断さ
れ、ステップS43が実行される。
【0032】ステップS43では、送信されてきたファ
イルデータの動作モードフラグが「1」であるか否か、
すなわち印刷モードで印刷するように指示されているか
否かを判断する。複写モードでの画像形成が指示されて
いる場合は、ステップS43からステップS55に移行
する。ステップS55では、前述の静電複写プロセスに
より、送信されてきたファイルデータの文書データを複
写部22により画像形成する。ステップS56では設定
された枚数の複写が終了したか否かを判断し、終了すれ
ばこのルーチンを抜け出す。
【0033】また印刷モードでの画像形成が指示されて
いる場合は、ステップS43からステップS57に移行
する。ステップS57では、印刷モードでの画像形成を
実行する。印刷モードによる画像形成動作について、図
7にしたがって説明する。ステップS60では印刷プロ
セスによる画像形成を実行する。
【0034】具体的には、感光シート用カセット50か
ら感光体シートを取り出し、これをドラム30に巻き付
ける。次に、送信されてきた文書データにもとづいてレ
ーザユニット28からレーザ光をドラム30上の感光シ
ートに照射する。これにより感光シート上に電荷像が形
成される。そして、この電荷像が現像装置33により現
像され、感光シート上にはトナー像が形成される。この
トナー像はさらにフラッシュランプ34により感光シー
ト上に定着固定され、印刷用マスタが形成される。印刷
用マスタは、さらに帯電装置31により帯電され、トナ
ー像に電荷が付与される。次に現像装置33により電荷
像が現像され、トナー像が形成される。このトナー像
は、給紙カセット51、52から給紙されてきた用紙に
転写用帯電装置35によって転写される。その後、用紙
は定着装置23によって定着されて排紙トレイ14上に
排出される。
【0035】このような印刷マスタを用いた工程が繰り
返されることにより、多数枚の画像形成を短時間に行う
ことができる。印刷終了後は、ドラム30上の感光シー
ト(印刷マスタ)は廃棄され、新たな感光シートが供給
されて前述の動作が繰り返される。次にステップS61
では、次に画像形成すべきファイルデータがサーバ1か
ら送信されてきている場合は、そのファイルデータの至
急処理フラグを読み込む。ステップS62では、ステッ
プS61で読み込んだ至急処理フラグが「1」でるか否
か、すなわち至急に処理すべきファイルデータであるか
否かを判断する。至急処理する必要のない場合はステッ
プS63に移行し、すべての印刷処理が終了したか否か
を判断する。終了するまで前記処理を繰り返し、終了す
ればこのルーチンを抜け出す。
【0036】また次に処理すべきファイルデータが送信
されてきており、しかも至急処理すべきファイルデータ
である場合は、ステップS62からステップS70に移
行する。ステップS70では、印刷処理の残り枚数が5
0枚を越えるか否かを判断する。越えない場合は、残り
の印刷時間は短いのでステップS71に移行し、そのま
ま印刷処理を続行する。そして、ステップS72ではそ
の印刷処理が終了するのを待つ。印刷処理が終了すれば
このルーチンを抜け出し、ステップS40〜43を通過
して、ステップS55及びステップS56により次の至
急処理すべきファイルデータの文書データを複写処理す
る。
【0037】一方、印刷の残り枚数が50枚を越える場
合は、ステップS70からステップS75に移行する。
ステップS75では、印刷処理を中断するとともに、現
在の設定枚数、処理枚数を記憶する。次にステップS7
6及び77では次の至急処理すべきファイルデータの文
書データを割り込みで複写処理する。処理が終了すれ
ば、ステップS78に移行し、先に記憶しておいた印刷
モードの設定枚数、処理枚数を読み出す。そしてステッ
プS79により印刷処理を再開し、ステップS63に移
行してステップS60〜ステップS63の処理を印刷処
理が終了するまで繰り返し実行する。
【0038】このような実施形態では、多量の枚数を画
像形成する場合は、印刷モードを指定することにより短
時間で処理を行うことができる。また、多量でない場合
は複写モードを指定することにより、高い品質で、かつ
比較的安い費用で画像形成を行うことができる。また、
多量の印刷を行っている場合は割り込みを行うことがで
き、画像形成装置が専有されて待ち時間が長くなるのを
防止できる。さらに、印刷処理中に割り込みが指示され
ても、残りの処理時間が短時間である場合は割り込みを
させないようにしているため、不要な割り込みを防止で
きる。
【0039】〔他の実施形態〕 (a)前記実施形態では、PC2でのオペレータに指示
により画像形成モードを印刷モードにするか複写モード
にするかを決定したが、画像形成モードの決定方法は前
記実施形態に限定されない。例えば、図10に示すよう
に、画像形成枚数が200枚を越えるか否かによって決
定しても良い。この図10に示すフローチャートは、図
6におけるステップS43、ステップS55、ステップ
S56及びステップS57に対応するものである。
【0040】ここでは、ステップS43に代わるステッ
プT43において、画像形成枚数が200枚を越えるか
否かを判断する。越えない場合はステップT55に移行
し、複写処理を実行する。そしてステップT56おいて
複写処理が終了したか否かを判断し、終了するまで複写
処理を実行する。また、画像形成枚数が200枚を越え
る場合はステップT57に移行し、印刷モードによる画
像形成処理を実行する。この印刷モードによる画像形成
処理は、図7に示した処理と同様である。
【0041】(b)前記システムでは、各PC2と画像
形成装置3とはサーバ1を介して接続されているが、サ
ーバ1を介さずにシステムを構成することも可能であ
る。この場合は、画像形成装置に前記システムのサーバ
1が行っている機能をさせればよい。 (c)前記実施形態では、複写モードについてのみ至急
処理を受け付けるようにしたが、印刷モードについても
至急処理を受け付けるようにしてもよい。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、コンピュ
ータからの画像情報を出力する場合、たとえば多量の枚
数については印刷動作により、また多量でない場合は複
写動作により画像形成できるので、時間的、経済的に有
利な画像形成処理を行うことができる。
【0043】また、枚数やオペレータの指示に応じて動
作モードが切り換えられるようにした場合は、複雑な操
作をすることなく、条件に応じて適切に処理できる。ま
た、画像形成要求枚数が所定の枚数を越えたときに印刷
部により画像形成が行われるように制御する場合は、自
動的に適切な画像形成処理が行える。また、印刷部によ
って多量の印刷処理が行われている場合、至急処理の動
作命令がなされた場合、一旦印刷動作を中断して次の処
理を割り込ませることができるようにした場合は、長時
間にわたって画像形成装置を専有することによる不具合
を解消できる。
【0044】さらに、印刷部による残りの印刷枚数に応
じて割り込みを行うか否かを決定する場合は、不要な割
り込みを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態が採用された画像処理シス
テムの概略構成図。
【図2】画像形成装置の概略断面構成図。
【図3】前記画像形成装置のブロック構成図。
【図4】サーバのフローチャート。
【図5】画像形成装置のメインフローチャート。
【図6】サーバからのデータを画像形成する場合のフロ
ーチャート。
【図7】印刷モードのフローチャート。
【図8】ファイルデータの構成を示す図。
【図9】サーバへのファイルデータの格納手順を説明す
る図。
【図10】本発明の他の実施形態を示す図。
【符号の説明】
3 画像形成装置 10 装置本体部 11 原稿搬送装置 12 操作部 20 読み取り部 21 印刷部 22 複写部 60 制御部 62 受信部 63 送信部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 湯川 正晃 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンピュータに接続可能な画像形成装置で
    あって、 前記コンピュータからの画像情報を受け付ける外部情報
    受付部と、 前記受け付けた画像情報に基づいて印刷版を作成し、こ
    の印刷版により印刷を行う印刷部と、 前記受け付けた画像情報に基づいて静電潜像を形成する
    とともにこの静電潜像からトナー像を形成し、さらに前
    記トナー像を用紙に転写・定着する複写部と、 前記印刷部及び複写部のいずれか一方を選択的に動作さ
    せる動作モード切換部と、を備えた画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記外部情報受付部は、前記コンピュータ
    で設定された画像形成条件をさらに受け付けるものであ
    り、 前記動作モード切換部は、前記受け付けられた画像形成
    条件にしたがって動作モードを切り換える、請求項1に
    記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記画像形成条件は画像形成要求枚数を含
    み、 前記動作モード切換部は、前記画像形成要求枚数が所定
    の枚数を越えたときに前記印刷部により画像形成が行わ
    れるように制御する、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】前記画像形成条件は、至急に処理すべき画
    像情報で有ることを示す至急処理命令を含み、 前記印刷部によって画像形成されているか、前記複写部
    で画像形成されているかを判断する動作モード判断部
    と、 前記印刷部により動作している場合に、前記外部情報受
    付部が至急処理命令を受け付けたとき、前記印刷部によ
    る画像形成動作を中断して前記至急処理命令に応じた画
    像形成動作を行わせ、この画像形成動作終了後に前記印
    刷部による画像形成動作を再開させる割り込み部と、を
    さらに備えた請求項1から3のいずれかに記載の画像形
    成装置。
  5. 【請求項5】前記割り込み部は、前記印刷部による残り
    の印刷枚数が所定枚数を越える場合に前記割り込み動作
    を実行する、請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】原稿が載置される原稿台と、 前記原稿台に載置された原稿の画像情報を読み取る読み
    取り部とをさらに備え、 前記複写部は前記読み取り部で読み取った原稿の画像情
    報に基づいて画像形成を行う、請求項1から5のいずれ
    かに記載の画像形成装置。
JP8087315A 1996-03-13 1996-03-13 画像形成装置 Pending JPH09244474A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6909863B2 (en) 2003-07-22 2005-06-21 Kabushiki Kaisha Toshiba System and method for fixing control in an image forming apparatus
US7397577B2 (en) 1998-07-02 2008-07-08 Tohoku Ricoh Co., Ltd. Printing system including different kinds of printers and a printer selecting device therefor

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7397577B2 (en) 1998-07-02 2008-07-08 Tohoku Ricoh Co., Ltd. Printing system including different kinds of printers and a printer selecting device therefor
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