JPH09244341A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JPH09244341A JPH09244341A JP8048912A JP4891296A JPH09244341A JP H09244341 A JPH09244341 A JP H09244341A JP 8048912 A JP8048912 A JP 8048912A JP 4891296 A JP4891296 A JP 4891296A JP H09244341 A JPH09244341 A JP H09244341A
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- Color Electrophotography (AREA)
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Abstract
リアルタイムで位置ずれを検出し高速で位置ずれを補正
できるようにすることである。 【解決手段】 転写ベルト15上に主走査方向に複数の
接近したライン31a〜31cを持つ測定用パターン画
像30を各色毎に形成するパターン画像形成手段と、測
定用パターン画像30が移動する位置に対応する移動経
路中に、この測定用パターン画像30のライン数と同数
でライン幅と同程度の幅の複数のスリット29a〜29
cが一体に形成されたスリット板28、及び、各スリッ
ト29a〜29c毎に独立して対応するスリット29a
〜29c部分での測定用パターン画像30部分の光量を
検出する照明光源25a〜25cを含む位置検出部27
を有する位置ずれ検出手段24とを備え、ライン間隔P
T をスリット間隔LS に対して位相をずらして設定する
ことで、測定用パターン画像30の位相ずれを検出する
だけでリアルタイムに、パターン画像の位置ずれ量及び
ずれ方向が分かるようにした。
Description
ラープリンタ等のような、複数の感光体を用いてカラー
画像を得る画像形成装置に関する。
画像形成装置では、各感光体に独立して画像が書き込ま
れ、これらの画像を同一の転写紙上に重ね合わせる方式
であるため、各感光体の機械的な位置精度、書込みの各
感光体に対する位置精度、書込みレンズのばらつきに起
因する走査線の曲がり、傾き、倍率誤差、各感光体の速
度誤差、機械全体の温度上昇による書込み位置、倍率の
変動等により、各色のずれが発生しやすく、最終的な画
像に、色むら、色ずれとなって現れ、画質を劣化させる
要因となる。そこで、このようなずれを補正するための
手法が各種提案されている。
278074号公報、特開昭63−279270号公報
等によれば、複数個の反射型センサを設け、各々の出力
の時間差によりずれを検出する技術が示されている。第
2の手法として、特開昭63−286864号公報によ
れば、横線と斜め線との測定パターン画像を転写ベルト
上に形成し、各々の反射型センサまでの到達時間差を測
定することにより主走査方向の倍率を測定し、クロック
(画素クロック周波数)と書込開始位置とを補正する技
術が開示されている。第3の手法として、特開昭63−
286866号公報、特開昭63−279273号公報
によれば、反射型センサの出力を2値化した後、中央値
を演算によって求めることによりラインの太りに対する
影響を少なくする技術が開示されている。また、第4の
手法として、特開昭63−271275号公報によれ
ば、転写ベルト上に+字マークを各色毎に書込み、CC
Dによりずれを読取り、書込みユニットを機械的に移動
させることによりずれを補正する技術が開示されてい
る。
63−279270号公報等に示される第1の手法によ
る場合、反射型センサの投光面積は通常φ3〜5程度で
あり、ラインの測定パターンを検出するには検出範囲が
広いため、S/Nが悪く、検出精度が低く、良好なるず
れ補正をできない。また、投光面積が広いため、ライン
部以外の転写ベルト上のきず、異物等によるノイズが発
生しやすいという問題もある。
る第2の手法による場合にも、照明の投光範囲が広いた
め、0.1mm程度のずれを正確に検出することは困難で
ある。また、転写ベルトの速度変動の影響を受けやす
く、書込みの倍率ではなく、速度変動を測定してしまう
等の欠点もある。
63−279273号公報に示される第3の手法による
場合も、投光面積が広く、検出波形の立上り、立下り部
はなだらかなものとなり、2値化時の誤差が発生しやす
い、また、投光部の光量分布が一様でないような場合に
はその影響を受けてずれてしまうという問題もある。
る第4の手法による場合、特に主走査方向のずれを補正
する場合には、任意の色を基準としているため、その基
準の色が、所望の絶対的な倍率、感光体に対する絶対的
な書込開始位置から外れていた場合には、全色が全て転
写紙に対してずれた状態で画像形成されてしまう。ま
た、書込みユニットを機械的に移動することにより倍率
の補正が行われるが、共役長も変化してしまうため、ビ
ーム径も変化してしまい、画像むらになってしまう欠点
もある。さらには、CCDによる検出のため、コストが
かかる等の欠点もある。
ために、転写ベルト又は転写紙の移動経路中に、各色毎
の測定用パターン画像のライン幅と同程度の幅のスリッ
トを有するスリット部材を設けることにより、ずれを検
出する手法が本出願人により提案されている。このよう
に測定用パターン画像のライン幅と同程度の幅のスリッ
トを設けることで、検出波形をシャープにすることがで
き、位置検出精度が向上し、かつ、ノイズも低減させる
ことができる。従って、クロック周波数を徐々に変化さ
せ、スリットの位置と測定用パターン画像の位置とが重
なった時のクロック周波数を最適な画素クロック周波数
とすることで各色の倍率をスリット位置に合致させるこ
とができる。
によると、検出すべきライン状のパターンがスリットに
対してどちら側にずれているか直接的に判定できない。
このため、画素クロック周波数を一旦強制的に片側にず
らしてから徐々に変化させることにより方向性を特定す
る必要があり、検出に時間がかかる。即ち、リアルタイ
ムでの位置検出に難点がある。
つつ、画素クロック周波数を変化させることなく、リア
ルタイムで位置ずれを検出し高速で位置ずれを補正する
ことができる画像形成装置を提供することを目的とす
る。
は、複数の感光体と、各々の感光体に異なる色情報を書
き込む光書込手段と、書き込まれた情報を各々異なる色
の現像剤により顕像化する顕像化手段とを備え、各感光
体上に形成された顕像を転写ベルト上を搬送される同一
の転写紙上に順次転写してカラー画像を得る画像形成装
置において、前記転写ベルト又はこの転写ベルト上を搬
送される転写紙上に主走査方向に複数の接近したライン
を持つ測定用パターン画像を各色毎を形成するパターン
画像形成手段と、前記測定用パターン画像が移動する位
置に対応する移動経路中に、この測定用パターン画像の
ライン数と同数でライン幅と同程度の幅の複数のスリッ
トが一体に形成されたスリット板、及び、各スリット毎
に独立して対応するスリット部分での測定用パターン画
像部分の透過光量又は反射光量を検出する照明光源を含
む位置検出部を有する位置ずれ検出手段とを備え、前記
測定用パターン画像のライン間隔が前記スリット板のス
リット間隔に対して位相をずらして設定されている。
させて同一のスリット板に形成し、各スリット毎に独立
して対応するスリット部分での測定用パターン画像部分
の透過光量又は反射光量を検出する照明光源を含む位置
検出部を備えて位置ずれ検出手段を構成し、測定用パタ
ーン画像のライン間隔をスリット板のスリット間隔に対
して位相をずらして設定することで、画素クロック周波
数を変化させることなく、位相ずれを検出するだけでリ
アルタイムで、パターン画像の位置ずれ量及びずれ方向
を検出することができ、その結果に基づいて高速で位置
ずれを補正することができる。
画像のライン数が奇数であり、パターン画像形成手段
は、中央のラインは中央のスリットに完全に重なるとと
もに、両側のラインは対応するスリットに対して主走査
方向に不完全に重なるように作像する。従って、ライン
数やスリット数が偶数の場合には、ライン幅がばらつい
たときには検出精度に直接的な影響を受け安定性に欠け
る可能性があるが、奇数とし中央のスリットとラインと
を完全に一致させるだけで、他のライン幅がばらついて
も安定した検出精度が得られる。
成手段は、感度補正時には測定用パターン画像の形成位
置に、スリット板の全てのスリットを包括する主走査方
向の幅を有する補正用ベタパターン画像を形成する。従
って、位置ずれ検出手段が複数の位置検出部を持つ場
合、それらの位置検出部の感度ばらつきが検出精度に影
響を及ぼすこともあるが、位置ずれ検出を行う前などの
適宜時点で補正用ベタパターン画像を形成して検出動作
を行わせて全ての位置検出部が対等となるように照明光
源の光量や位置検出部自体のゲイン等を自動的に調整す
ることにより、感度ばらつきによる影響を相殺すること
ができる。
出力を直線近似してその傾きにより主走査方向の位置ず
れ量及び位置ずれ方向を算出する位置ずれ演算手段と、
この位置ずれ演算手段による算出結果に基づき画像書込
開始位置及び画素クロック周波数を補正する補正手段と
を備えている。従って、スリットに対する各色画像の位
置ずれを、画像書込開始位置の変更補正や画素クロック
周波数の変更補正によって補正することができ、特に、
直線近似に基づく直線の傾きと位置ずれ量との関係から
補正するので、各色の現像剤の透過率が異なるような場
合でも、直線の傾きと位置ずれ量との関係が各色につい
て同一となり、補正手段の構成の簡略化を図ることがで
きる。
づいて説明する。本実施の形態の画像形成装置はその一
例として図2に示すようなデジタルフルカラー複写機に
適用されている。このデジタルフルカラー複写機は、大
別すると、原稿読取り用のスキャナ部1と、スキャナ部
1からデジタル信号として出力される画像信号を電気的
に処理する画像処理部2と、画像処理部2からの各色の
画像記録情報に基づいて画像を転写紙上に形成するプリ
ンタ部3とからなる。
光に基づきR,G,Bの3原色の波長光に分光して読取
り、画像処理部2に出力し、必要な画像処理に供する。
画像処理部2からの出力信号は、プリンタ部3に入力さ
れ、各々の色の光書込手段4Y,4M,4C,4BK (Y,
M,C,BKは各々イエロー、マゼンタ、シアン、ブラ
ックを示す)に送られる。このプリンタ部3には、図示
例では、4組の記録ステーション5Y,5M,5C,5BK
が並んで配置されている。これらの記録ステーション5
Y,5M,5C,5BK は何れも同一構成のものであり、説
明を簡略化させるため、ここではシアンC用の記録ステ
ーション5C を例にとり、その構成・作用を説明し、他
の記録ステーション5Y,5M,5BK 中の同一部分につ
いては同一符号を用い、添字Y,M,BKにより区別す
るものとする。
他に、ドラム状の感光体6C を備えている。この感光体
6C の周りには、静電写真プロセスに従い、感光体6C
表面を一様帯電させる帯電チャージャ7C 、一様に帯電
された感光体6C に光像を照射して静電潜像を形成させ
る露光手段としての前記光書込手段4C 、静電潜像にト
ナーを供給して現像する顕像化手段8C 、現像された可
視像を転写紙上に転写させる転写チャージャ9C 、クリ
ーニング装置10C 等が順に配設されている。
方式(=反転現像プロセス方式)が採用され、帯電チャ
ージャ7C により約−800Vの負電位に一様帯電され
た感光体6C に対し、光書込手段4C による露光が行な
われ、シアン光像に対応する静電潜像が形成される。よ
って、露光部分がほぼ零電位となる。このようなシアン
光像に対応する静電潜像は、約−500Vの負電位現像
バイアスを備えた顕像化手段8C により現像されて顕像
化される。
セット12から転写紙13が給紙され、レジストローラ
14により画像先端に揃うタイミングで転写ベルト15
上に送り出される。この転写ベルト15上に静電的に吸
着された転写紙13は、各々の顕像が形成されている感
光体5BK,5C,5M,5Y の転写部に順次送られ、各々
の転写チャージャの作用下で順次顕像の転写を受ける。
転写済みの転写紙13は定着ローラ16による定着を受
け、排紙ローラ17により排紙される。
ルフルカラー複写機のシステムブロック図を示す。シス
テムコントーラ21は前述したスキャナ部1、画像処理
部2及びプリンタ部3の各モジュールを制御する。その
制御内容としては、操作パネル22の表示制御及びキー
入力処理、前記操作パネル22を通じて設定されたモー
ドに従ってスキャナ部1、プリンタ部3へスタート信
号、変倍率指定信号の送出、画像処理部2ヘの画像処理
モード指定信号(色変換、マスキング、トリミング、ミ
ラーリング等)の送出、各モジュールからの異常信号、
動作状態ステータス信号(Wait,Ready,Busy,Sto
p等)による、システム全体のコントロール等を行う。
ーラ21からのスタート信号により指定された変倍率に
合った走査速度で原稿を走査し、原稿像をCCD等の読
取素子で読取り、R,G,B各8ビットの画像データと
して、前記画像処理部2からの水平同期信号(S−LS
YNC)、画像クロック(S−STROBE)、及び、
垂直同期信号(FGATE)に同期してこの画像処理部
2に送出する。
送られたR,G,B各8ビットの画像データにγ補正、
UCR(下色除去)、色補正等の画像処理を施し、Y,
M,C,BK各8ビットの画像データに変換し、前記プ
リンタ部3へ送る。また、前記システムコントローラ2
1からの指令により、変倍処理、マスキング、トリミン
グ、色変換、ミラーリング等の編集処理を行う。また、
Y,M,C,BKの画像データを前記プリンタ部3の感
光体6の間隔分だけずらして出力するためのバッファメ
モリを有している。
らの水平同期信号(P−LSYNC)、画像クロック
(P−STROBE)に同期して送られたY,M,C,
BKの各8ビットの画像データに従って、各色の光書込
手段4Y,4M,4C,4BK を変調し、電子写真プロセス
により、転写紙13上に複写画像を得る。なお、各光書
込手段4Y,4M,4C,4BK の電装系の構成については
後述する。
する。まず、前記プリンタ部3において転写紙13を吸
着搬送する前記転写ベルト15は透明材質のものが用い
られている。このような転写ベルト15に対して、例え
ば図4に示すように、最も下流側のイエロー用の記録ス
テーション5Y を超えて駆動ローラ23をも過ぎた個所
に位置させて位置ずれ検出手段となる位置ずれ検出器2
4が配設されている。この位置ずれ検出器24は主走査
方向では図5に示すように前記転写ベルト15の両側に
位置ずれ検出器24a,24bとして2組配設されてい
る。これらの位置ずれ検出器24a,24bは全く同じ
構成である(総称する場合には、単に位置ずれ検出器2
4とする)。
で、ベルト外周部側に位置する照明光源25とベルト内
周部側に位置する受光素子26とよりなる位置検出部2
7と、前記照明光源25と前記受光素子26との間であ
って、前記転写ベルト15の内周面(トナーが付着しな
い面)に接しているスリット板28とにより構成されて
いる。スリット板28は図1中に示すように3本の細長
いスリット29a,29b,29cが所定のスリットピ
ッチPS で接近して形成されたものである。これらのス
リット29a,29b,29cの長手方向は副走査方向
(ベルト移動方向)に設定され、各スリット幅は同一で
LS とされている。何れにしてもこれらのスリット29
a,29b,29cは同一のスリット板28に一体で形
成されているので、個々の寸法や相互間の位置精度・寸
法を高精度に維持することができる。前記照明光源25
と前記受光素子26とは、各スリット29a,29b,
29c毎に独立して設けられ、各々、照明光源25a,
25b,25c、受光素子26a,26b,26cとさ
れている(図1(b)参照)。ここに、前記スリット板
28は加圧機構(図示せず)によって前記転写ベルト1
5に加圧されて接触している。これは、転写ベルト15
の波打ち等によりスリット29a,29b,29cと転
写ベルト15との距離が変動することにより後述する位
置検出精度が低下するのを防止するためである。また、
前記各照明光源25a,25b,25cとしては、各色
のトナーの分光透過率の主スペクトルと補色関係にある
スペクトルを全て含むスペクトルを有する光源が用いら
れている。
ルト15上に形成される測定用パターン画像30との関
係で、その配設位置が設定される。測定用パターン画像
30は位置ずれ検出等の所定タイミング時に転写紙13
を給紙させることなく各感光体6上のトナー像を直接転
写ベルト15上に転写させることにより形成されるもの
で、パターン画像形成手段により実行される。測定用パ
ターン画像30は各色トナー毎に順次形成されるが、何
れの場合も、図5に示すように転写ベルト15の左右に
形成されるとともに(位置ずれ検出器24a,24bに
対応する)、各々、3本ずつのライン像31a,31
b,31cとして形成される。これらのライン像31
a,31b,31cはベルト進行方向に平行(副走査方
向に沿っている)であり、接近している。
は各スリット29a,29b,29cに対応するもので
あり、両者の関係を図1により説明する。基本的には、
各スリット幅LS は各ライン像31a,31b,31c
の幅と同程度に設定されている。より詳細には、中央の
ライン像31bは中央のスリット29bに完全に重なる
ような位置に作像されて形成されるように設定されてい
る。また、機械的な誤差がなければ、その周辺のライン
像31a,31cは、パターンピッチをPT とすればP
S =PT +LS /2となるように設定されている。即
ち、図1からも分かるように、中央のスリット29bに
対して両側のスリット29a,29cは各々スリット幅
LS の1/2だけ外側にずれるようにピッチが設定され
ており、不完全に重なり合っている。表現を変えると、
スリットピッチPS に対してパターンピッチPT が位相
をずらして設定されている。もっとも、1/2のずれと
する必然性は必ずしもなく、要は、不完全に重なり合う
状態であればよい。
における位置ずれ検出動作について説明する。位置ずれ
検出時には、パターン画像形成手段によって転写紙13
の給紙を伴わない測定用パターン画像30の作像工程が
各色トナー毎に別個に行われる。転写ベルト15上に転
写形成された測定用パターン画像30が位置ずれ検出器
24を通過する際の各受光素子26a,26b,26c
の出力の概略を図6に示す。測定用パターン画像30の
各ライン像31a,31b,31cが各スリット29
a,29b,29cに対して図1(a)に示すような正
常な位置関係にある場合、中央のスリット29b部分を
経た受光素子26bの出力に対して両側のスリット29
a,29cを経た受光素子26a,26の出力はほぼ2
倍となり、左右のバランスが取れた状態となる。これら
の受光素子26a,26b,26cの出力を最小自乗直
線で近似した場合、図6中に直線で示すように横軸に平
行になる。しかし、測定用パターン画像30が右方向又
は左方向にずれた場合には各受光素子26a,26b,
26cの出力のバランスが崩れる。右方向にずれた場合
にはライン像31aがスリット29aを外れる方向のず
れであり左側のスリット29a部分を経た受光素子26
aの出力が増えるため最小自乗直線は左上がりの出力特
性を示し、左方向にずれた場合にはライン像31cがス
リット29cを外れる方向のずれであり右側のスリット
29c部分を経た受光素子26cの出力が増えるため最
小自乗直線は右上がりの出力特性を示す。よって、位置
ずれ演算手段によって3つの受光素子26a,26b,
26cの出力の最小自乗直線の傾きを求めることによ
り、基準となるスリット29bに対する測定用パターン
画像30の位置ずれ量及びそのずれ方向がリアルタイム
で分かる。このような測定を各色トナーについて同様に
行うことにより、スリット29bを基準とした各色トナ
ー像の位置ずれ量及びそのずれ方向が分かり、各々、ス
リット29b位置に合致するように補正手段によって補
正することにより色ずれを防止し得ることが分かる。
じ)の電装制御系の構成例を図7に示す。光書込手段4
では実際に光書込みを行うために画像情報等に応じて選
択的に発光するレーザダイオード41を備えている。こ
のレーザダイオード41を発光させるLDドライバ42
はLDパワー制御回路43及びPWM回路44により制
御される。前記PWM回路44に対して画像信号等がイ
ンタフェース45、ラインバッファ46、インタフェー
ス47,48等を経て与えられる。前記インタフェース
45を介して前記ラインバッファ46中に取り込まれる
データ中には前述したような測定用パターン画像30を
形成するためのパターン発生回路49からの測定用パタ
ーン画像信号も含まれる。前記ラインバッファ46等に
対してはタイミング等を制御するための主走査シーケン
ス発生回路&遅延回路50及びクロック選択回路51が
接続されている。クロック選択回路51に対してはクロ
ック発生回路52と、同期検知回路53及び遅延回路5
4とが接続されている。前記同期検知回路53は主走査
方向の書込開始側の所定位置に配設させた主走査同期セ
ンサ55の出力に基づき動作する。
例を図8に示す。このクロック発生回路52は位相ロッ
クドループ(PLL)構成により出力するクロックの周
波数が可変とされており、主走査方向の倍率を調整す
る。CPU56から分周器57にクロック周波数の補正
値Δnが与えられると、出力クロックは基本周波数f0
の(n+Δn)倍の出力として得られる(nは初期設計
時の設定値である)。即ち、補正値Δnの値により出力
周波数を調整することができる。位相比較器58におい
て、発振器59の出力f0 とPLL出力Fを(n+Δ
n)分周したものとを比較し、その出力を低域通過フィ
ルタ60を介して電圧制御発振器61に入力する。この
電圧制御発振器61の出力は入力電圧に対して出力周波
数が変化する。このループによりF≒(n+Δn)f0
に固定される。
に示す。主走査同期センサ55の同期検知信号は遅延素
子62に入力され、複数の1ドット以下の位相のずれた
信号を得て、それからCPU56によって送られる1ド
ット以下の書込開始位置の補正値ΔPS に従って、セレ
クタ63によって選択することで、1ドット以下の書込
開始位置の補正がなされる。このセレクタ63からの信
号は遅延回路54に入力され、同期検知位置から書込開
始位置までの距離の初期設計値分の画素数の遅延P
L と、CPU56からの書込開始位置の補正値ΔPL 分
の遅延を行う。これらのΔPS ,ΔPL により書込開始
位置を可変としている。クロック選択回路51ではクロ
ック発生回路52からの信号から上述した場合と同様
に、位相の異なる複数のクロックを発生し、同期検知信
号に最も近いクロックが選択され、実際の書込みに使用
されるクロックを出力する。
6cに関して対応するスリット29a,29b,29c
に対して測定用パターン画像30の位置が主走査方向に
ずれた場合の図10(a)に示すような出力波形をモニ
タしてメモリ(図示せず)に記憶させておき、位置ずれ
検出時の出力値から図10(b)に示すような直線近似
を行うことによっても、画像の位置ずれ量及びずれ方向
を知ることもできる。この手法による場合、図6で説明
したような最小自乗直線を求める必要はない。
に個別の受光素子26a,26b,26cを用いてお
り、これらの受光素子26a,26b,26c間に感度
ばらつきがあると位置検出精度に支障を来すことが考え
られる。そこで、本実施の形態のパターン画像形成手段
では、調整等に先立って、測定用パターン画像30に相
当する位置に図11に示すような補正用ベタ画像71を
形成する機能も持つ。この補正用ベタ画像71はスリッ
ト板28の全てのスリット29a,29b,29cを包
括し得る主走査方向の幅を有するものである。従って、
このような補正用ベタ画像71がスリット板28に到達
した時点で、全ての受光素子26a,26b,26cに
関して補正用ベタ画像71を通した検出動作を行わせる
と、これらの出力は全て対等になるべきであり、差が生
じている場合には、その差がなくなるように照明光源2
5a,25b,25cの光量や、受光素子26a,26
b,26cのゲイン等を自動的に調整することにより、
感度ばらつきによる影響を相殺することができる。
ト15を用い、位置ずれ検出器24を透過型構成とした
が、転写ベルト15の外側に照明光源25と受光素子2
6とを配設させる反射型構成としてもよい。この場合に
は、転写ベルト15は透明である必要はない。また、本
実施の形態では、転写ベルト15上に測定用パターン画
像30を形成するようにしたが、この転写ベルト15に
よって搬送される転写紙13上に形成するようにしても
よい。
ト又はこの転写ベルト上を搬送される転写紙上に主走査
方向に複数の接近したラインを持つ測定用パターン画像
を各色毎を形成するパターン画像形成手段と、前記測定
用パターン画像が移動する位置に対応する移動経路中
に、この測定用パターン画像のライン数と同数でライン
幅と同程度の幅の複数のスリットが一体に形成されたス
リット板、及び、各スリット毎に独立して対応するスリ
ット部分での測定用パターン画像部分の透過光量又は反
射光量を検出する照明光源を含む位置検出部を有する位
置ずれ検出手段とを備え、前記測定用パターン画像のラ
イン間隔を前記スリット板のスリット間隔に対して位相
をずらして設定しているので、画素クロック周波数を変
化させることなく、測定用パターン画像の位相ずれを検
出するだけでリアルタイムに、パターン画像の位置ずれ
量及びずれ方向を検出することができ、その結果に基づ
いて高速で位置ずれを補正し、色ずれのないカラー画像
を得ることができる。
ーン画像のライン数が奇数であり、パターン画像形成手
段は、中央のラインは中央のスリットに完全に重なると
ともに、両側のラインは対応するスリットに対して主走
査方向に不完全に重なるように作像するようにしたの
で、ライン像の線幅がばらついても安定した検出精度を
得ることができる。
像形成手段は、感度補正時には測定用パターン画像の形
成位置に、スリット板の全てのスリットを包括する主走
査方向の幅を有する補正用ベタパターン画像を形成する
ようにしたので、位置ずれ検出手段が複数の位置検出部
を持つ場合、それらの位置検出部の感度ばらつきがあっ
ても、位置ずれ検出を行う前などの適宜時点で補正用ベ
タパターン画像を形成して検出動作を行わせて全ての位
置検出部が対等となるように照明光源の光量や位置検出
部自体のゲイン等を自動的に調整することにより、感度
ばらつきによる影響を相殺させることができる。
部の出力を直線近似してその傾きにより主走査方向の位
置ずれ量及び位置ずれ方向を算出する位置ずれ演算手段
と、この位置ずれ演算手段による算出結果に基づき画像
書込開始位置及び画素クロック周波数を補正する補正手
段とを備えているので、スリットに対する各色画像の位
置ずれを、画像書込開始位置の変更補正や画素クロック
周波数の変更補正によって補正することができ、特に、
直線近似に基づく直線の傾きと位置ずれ量との関係から
補正するので、各色の現像剤の透過率が異なるような場
合でも、直線の傾きと位置ずれ量との関係が各色につい
て同一となり、補正手段の構成の簡略化を図ることがで
きる。
トと測定用パターン画像との位置関係を示す平面図、
(b)は主走査方向に断面した側面図である。
図である。
て示す正面図である。
図である。
ク図である。
ある。
ある。
る。
示す平面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 複数の感光体と、各々の感光体に異なる
色情報を書き込む光書込手段と、書き込まれた情報を各
々異なる色の現像剤により顕像化する顕像化手段とを備
え、各感光体上に形成された顕像を転写ベルト上を搬送
される同一の転写紙上に順次転写してカラー画像を得る
画像形成装置において、前記転写ベルト又はこの転写ベ
ルト上を搬送される転写紙上に主走査方向に複数の接近
したラインを持つ測定用パターン画像を各色毎に形成す
るパターン画像形成手段と、前記測定用パターン画像が
移動する位置に対応する移動経路中に、この測定用パタ
ーン画像のライン数と同数でライン幅と同程度の幅の複
数のスリットが一体に形成されたスリット板、及び、各
スリット毎に独立して対応するスリット部分での測定用
パターン画像部分の透過光量又は反射光量を検出する照
明光源を含む位置検出部を有する位置ずれ検出手段とを
備え、前記測定用パターン画像のライン間隔が前記スリ
ット板のスリット間隔に対して位相をずらして設定され
ていることを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 測定用パターン画像のライン数が奇数で
あり、パターン画像形成手段は、中央のラインは中央の
スリットに完全に重なるとともに、両側のラインは対応
するスリットに対して主走査方向に不完全に重なるよう
に作像することを特徴とする請求項1記載の画像形成装
置。 - 【請求項3】 パターン画像形成手段は、感度補正時に
は測定用パターン画像の形成位置に、スリット板の全て
のスリットを包括する主走査方向の幅を有する補正用ベ
タパターン画像を形成することを特徴とする請求項1又
は2記載の画像形成装置。 - 【請求項4】 各位置検出部の出力を直線近似してその
傾きにより主走査方向の位置ずれ量及び位置ずれ方向を
算出する位置ずれ演算手段と、この位置ずれ演算手段に
よる算出結果に基づき画像書込開始位置及び画素クロッ
ク周波数を補正する補正手段とを備えることを特徴とす
る請求項1,2又は3記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP04891296A JP3518825B2 (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04891296A JP3518825B2 (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | 画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09244341A true JPH09244341A (ja) | 1997-09-19 |
JP3518825B2 JP3518825B2 (ja) | 2004-04-12 |
Family
ID=12816478
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP04891296A Expired - Fee Related JP3518825B2 (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | 画像形成装置 |
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Country | Link |
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US8150302B2 (en) | 2007-05-01 | 2012-04-03 | Ricoh Company, Limited | Image forming apparatus and image forming method that detects an amount of color misalignment using reflected light |
JP5009140B2 (ja) | 2007-12-05 | 2012-08-22 | 株式会社リコー | 光量検出装置、色ずれ量検出装置、及び画像濃度検出装置 |
-
1996
- 1996-03-06 JP JP04891296A patent/JP3518825B2/ja not_active Expired - Fee Related
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