JPH09243441A - 秤 - Google Patents

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JPH09243441A
JPH09243441A JP8068996A JP8068996A JPH09243441A JP H09243441 A JPH09243441 A JP H09243441A JP 8068996 A JP8068996 A JP 8068996A JP 8068996 A JP8068996 A JP 8068996A JP H09243441 A JPH09243441 A JP H09243441A
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load
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weighing
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建新 孫
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 計量用ロードセルを被計量物の重量に対応し
た適切な小容量のものを使用することができると共に、
被計量物の質量を短時間で測定することができるように
すること。 【解決手段】 一方を固定基部1とし他方を荷重印加部
2とした計量用ロードセル6と、一端が計量用ロードセ
ル6と結合し他端が固定基部1を越えて荷重印加部2と
反対側へ伸延する補助ビーム8と、この補助ビーム8の
他端に設けてあり荷重印加部2に作用するベルトコンベ
ア9の重量の全部を相殺するようなモーメントPを発生
する重量の補正用ロードセル13と、計量用ロードセル
6の生成する計量電気信号中の固有振動数の振動成分を
補正用ロードセル13の生成する補正用電気信号を使用
して補正処理を行い荷重印加部2に印加された被計量物
12の質量信号を出力する演算部と、を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、バランスウエイ
トの役割を果たすと共に、被計量物の質量又は重量を比
較的短時間で測定するための補正用ロードセルを有する
電子式の秤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のバランスウエイトを備える秤の一
例を図11、及び図12を参照して説明する(特開平7
−198458号公報、特公平2−7415号公報参
照)。この秤は、各図に示すように、固定基部1、荷重
印加部2及び上下ビーム部3、4を有する起歪体5を用
いたロードセル6において、上下ビーム部3、4の中間
に両側の固定基部1と荷重印加部2の間に亘って中間ビ
ーム部7を架設し、この中間ビーム部7の両側面に固定
基部1側に延びる一対の補助ビーム8、8を取り付ける
と共に、この補助ビーム8、8の固定基部1を越えて延
びた自由端部に、荷重印加部2に印加されるベルトコン
ベア9(風袋)の重量を相殺するモーメントPを発生さ
せるバランスウエイト10を取り付けてなるものであ
る。
【0003】上記秤においてバランスウエイト10を設
けたことにより、ロードセル6に作用するベルトコンベ
ア9のモーメントとは逆方向のモーメントPを与えてそ
のベルトコンベア9のモーメントを打ち消すことができ
る。従って、起歪体5に貼着されているストレインゲー
ジ11、・・・に掛かろうとするベルトコンベア9によ
る曲げ応力分の一部又は全部は、バランスウエイト10
による逆方向の曲げ応力で打ち消すことができる。これ
によって、ロードセル6は、風袋重量としてのベルトコ
ンベア9の重量が消去された状態となり、被計量物12
の重量のみが電気的出力として取り出され、ロードセル
6としては被計量物12の重量に対応した適切な小容量
のものを使用することができ、その結果、被計量物12
の重量を精度良く測定することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図11及び図
12に示す上記従来の秤では、ロードセル6にバランス
ウエイト10を設けたことにより、荷重印加部2の慣性
モーメントがその分だけ大きくなり、ロードセル6の固
有振動数、即ち、被計量物12がベルトコンベア9上に
載った際の衝撃によって生じた振動成分の周波数(固有
振動数)が低下するという問題が生じる。つまり、被計
量物12の重量を正確に測定するためには、ロードセル
6の固有振動数の振動成分をフィルタによって除去する
必要があるが、この固有振動数が低下するほど重量測定
の応答性が低下することとなり、その結果、重量測定時
間が長くかかるという問題が生じている。
【0005】本発明は、被計量物の質量又は重量を短時
間で測定することができると共に、計量用ロードセルを
被計量物の重量に対応した適切な小容量のものを使用す
ることができる秤を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、一方を固
定基部とし他方を荷重印加部とした計量用ロードセル
と、一端が上記計量用ロードセルと結合し他端が上記固
定基部を越えて上記荷重印加部と反対側へ伸延する補助
ビームと、この補助ビームの上記他端に設けてあり上記
荷重印加部に作用する風袋重量の一部又は全部を相殺す
るモーメントを発生する重量の補正用ロードセルと、上
記計量用ロードセルの生成する計量電気信号中の固有振
動数の振動成分を上記補正用ロードセルの生成する補正
用電気信号を使用して補正処理を行い上記荷重印加部に
印加された被計量物の重量信号又は質量信号を出力する
演算部と、を具備することを特徴とするものである。
【0007】第2の発明は、第1の発明の秤において、
上記計量用ロードセルが、等長な上下ビーム部と、その
双方のビーム部の各々の両端部に設けた弾性支点部と、
上記上ビーム部と下ビーム部が互いに所定間隔を隔てた
状態で上記弾性支点部を介して上記上下ビーム部を両側
から支持している両縦部とからなり、上記縦部の一方を
固定基部とし他方を荷重印加部とした平行四辺形方式の
ロードセルであり、上記補助ビームが、上記上下ビーム
部の中間位置に両側の上記縦部に亘って架設した中間ビ
ーム部から上記固定基部を越えて上記荷重印加部と反対
側へ伸延する構成としたことを特徴とするものである。
【0008】第3の発明は、第1の発明の秤において、
上記計量用ロードセルが、等長な上下ビーム部と、その
双方のビーム部の各々の両端部に設けた弾性支点部と、
上記上ビーム部と下ビーム部が互いに所定間隔を隔てた
状態で上記弾性支点部を介して上記上下ビーム部を両側
から支持している両縦部とからなり、上記縦部の一方を
固定基部とし他方を荷重印加部とした平行四辺形方式の
ロードセルであり、上記補助ビームが、上記上ビーム部
又は下ビーム部のいずれか一方のビーム部から上記固定
基部を越えて上記荷重印加部と反対側へ伸延する構成と
したことを特徴とするものである。
【0009】第1、第2、及び第3の各発明によると、
補正用ロードセルの重量により、計量用ロードセルに作
用する風袋重量によるモーメントとは逆方向のモーメン
トを与えてその風袋重量によるモーメントを打ち消すこ
とができる。従って、計量用ロードセルに貼着されてい
るストレインゲージに掛かろうとする風袋重量による曲
げ応力分の一部又は全部は、補正用ロードセルの重量に
よる逆方向の曲げ応力で打ち消すことができる。そし
て、補正用ロードセルは、補助ビームを介して計量用ロ
ードセルと結合しているので、計量用ロードセルの生成
する計量電気信号中の固有振動数の振動成分と対応する
振動成分をこの補正用ロードセルが補正用電気信号とし
て生成することができ、演算部は、この補正用電気信号
を使用して計量電気信号の補正処理を行い、被計量物の
重量又は質量信号を出力することができる。
【0010】第2の発明によると、補正用ロードセル及
び補助ビームの重量に基づく垂直荷重による剪断荷重
は、中間ビーム部に作用して上下ビーム部に夫々均等に
掛かることとなり、そして、補助ビームを中間ビーム部
に設けているので補助ビームを取り付ける際のねじ部材
の締め付けによる弾性支点部表面に対する影響も存在し
ない。従って、被計量物の重量が印加されたときに、上
下ビーム部の各弾性支点部における歪の発生及び計量用
ロードセル全体としての変形に、アンバランスが生じる
ことがなく、各弾性支点部の表面における歪、及び固定
基部に対する荷重印加部の変位が被計量物の重量に精度
良く対応することとなる。
【0011】第3の発明によると、補助ビームを上又は
下ビーム部に設けてあるので、第2の発明の中間ビーム
を不要とすることができ、これによって計量用ロードセ
ルの構造を簡単なものにすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明に係る秤を計量コンベア式
の質量測定装置に適用した第1実施形態を各図を参照し
て説明する。図1及び図2において、6は計量用ロード
セル、8は補助ビーム、13は補正用ロードセル、14
は補正処理装置である。計量用ロードセル6は、図1に
示すように、平行四辺形方式の起歪体5を備えている。
この起歪体5は、等長な上及び下ビーム部3、4と、そ
の双方のビーム部3、4の各々の両端部に設けた弾性支
点部15a、15b、16a、16bと、その弾性支点
部を介して上及び下ビーム部3、4の両端間を所定間隔
に維持している固定基部1及び荷重印加部2と、で構成
してある。
【0013】そして、図1及び図2に示すように、起歪
体5における上及び下ビーム部3、4の各弾性支点部1
5a、15b、16a、16bの表面にはストレインゲ
ージ11、・・・・を貼着してある。これら各ストレイ
ンゲージ11は、固定基部1に対して荷重印加部2が下
方(又は上方)に変位したときの上ビーム部3の固定基
部1側の弾性支点部15aの表面、及び下ビーム部4の
荷重印加部2側の弾性支点部16bの表面における引っ
張り歪(又は圧縮歪)と、上ビーム部3の荷重印加部2
側の弾性支点部15bの表面、及び下ビーム部4の固定
基部1側の弾性支点部16aの表面における圧縮歪(又
は引っ張り歪)と、を夫々検出し、所定の電気回路を介
して計量電気信号を出力することができるようになって
いる。この計量電気信号は、荷重印加部2の固定基部1
に対する変位量、即ち、荷重印加部2に印加された被計
量物12の質量Mに対応する信号である。
【0014】また、固定基部1がブラケット17を介し
て固定支持されていると共に、荷重印加部2には風袋物
としてのベルトコンベア9を取り付けてあり、このベル
トコンベア9上に被計量物12が搬入されるようになっ
ている。
【0015】更に、図1に示すように、この起歪体5に
は、中間ビーム部7を設けてある。この中間ビーム部7
は、上及び下ビーム部3、4と平行すると共に、これら
上ビーム部3と下ビーム部4の丁度中間位置に配置して
あり、両端部に設けた各弾性支点部18a、18bを介
して固定基部1と荷重印加部2の間に架設してある。
【0016】補助ビーム8は、図1及び図2に示すよう
に、中間ビーム部7の両側面にその一端をボルト19に
より固締してあり、他端が固定基部1を越えて荷重印加
部2と反対側に伸延する一対のビームであり、その先端
に補正用ロードセル13を設けてある。
【0017】補正用ロードセル13は、梁型起歪体20
を備えている。この起歪体20は、図1に示すように、
補助ビーム8の先端(自由端部)にブラケット21を介
して固定基部22を取り付けてあり、この固定基部22
に弾性支点部24を介して感知用重量部23を設けてな
る構成である。
【0018】そして、図1及び図2に示すように、起歪
体20における弾性支点部24の表面及び裏面にはスト
レインゲージ25を貼着してある。これら各ストレイン
ゲージ25は、固定基部22に対して感知用重量部23
が上下方向に変位したときの弾性支点部24の表面にお
ける引っ張り歪(又は圧縮歪)と、裏面における圧縮歪
(又は引っ張り歪)と、を夫々検出して所定の電気回路
を介して補正用電気信号を出力することができるように
なっている。この補正用電気信号は、計量用ロードセル
6における荷重印加部2の固有振動数の振動成分と対応
する信号、即ち、周波数が同一であり、振幅が相違する
信号である。
【0019】また、この補正用ロードセル13の固有振
動数が計量用ロードセル6の固有振動数よりも十分高く
なるように形成してある。このようにしたのは、補正用
及び計量用ロードセル3、6の両方の固有振動数におけ
る振動成分の夫々の加速度が一定の比例関係を満足する
ようにするためである。
【0020】補正処理装置14は、請求項1に記載の演
算部である。図7及び図9に示す補正処理装置14は、
計量用ロードセル6の生成する計量電気信号中の固有振
動数の振動成分を補正用ロードセル13の生成する補正
用電気信号を使用して補正処理を行い、荷重印加部2に
印加された被計量物12の質量信号Mを出力する機能を
備えている。
【0021】上記構成の質量測定装置によると、図1に
示すように、起歪体5の荷重印加部2には、ベルトコン
ベア9の重量とこのベルトコンベア9上の被計量物12
の重量とが下向きの荷重として作用する。一方、補正用
ロードセル13の重量は、補助ビーム8の左端部が取り
付けられている中間ビーム部7に下向きの荷重Fとして
作用すると同時に、図1において時計方向のモーメント
Pを中間ビーム部7に作用することとなる。そして、こ
のモーメントPは、荷重印加部2に対しては、上向きの
力として作用することとなる。従って、補正用ロードセ
ル13の重量、及び補助ビーム8の長さ等を適切に設定
し、モーメントPに基づいて荷重印加部2に作用する上
向きの力がベルトコンベア9の重量に基づく下向きの荷
重に等しくなるように設定すれば、これら上向きと下向
きの各力が荷重印加部2内で互いに相殺して、荷重印加
部2にはベルトコンベア9上の被計量物12の重量に基
づく荷重のみが作用することになる。
【0022】これにより、計量用ロードセル6として
は、ベルトコンベア9が構成する計量コンベアの秤量に
対応する容量を備えていれば足りることになり、被計量
物12の質量測定精度が著しく向上することとなる。そ
して、補正用ロードセル13及び補助ビーム8の重量に
基づく垂直荷重Fによる剪断荷重は、中間ビーム部7の
固定基部1側の弾性支点部18aに作用することになる
ので、この剪断荷重が上及び下ビーム部3、4における
各弾性支点部15、16(15a、15b、16a、1
6b)の表面の歪にアンバランスを生じさせることがな
いし、補助ビーム8を固締するボルト19の締め付けに
よる影響がこれら弾性支点部15、16の表面に及ぶこ
ともない。更に、補正用ロードセル13の重量に基づく
モーメントPが、荷重印加部2を介して上及び下ビーム
部3、4に均等に掛かるので、各弾性支点部15、16
の表面における歪にアンバランスを生じさせることがな
い。その結果、被計量物12の質量Mをより精度良く測
定することができる。
【0023】そして、補正用ロードセル13を設けたこ
とにより、計量用ロードセル6の荷重印加部2の慣性モ
ーメントがその分だけ大きくなり、これによって計量用
ロードセル6の固有振動数が低下するが、計量用ロード
セル6の生成する計量電気信号中の固有振動数の振動成
分と対応する振動成分を補正用ロードセル13が補正用
電気信号として生成し、補正処理装置14がこの補正用
電気信号を使用して計量電気信号の補正処理を行い、被
計量物12の質量信号Mを出力することができる。従っ
て、補正用ロードセル13を設けたことにより計量用ロ
ードセル6の固有振動数が低下したにも拘わらず、質量
測定の応答性を低下させることを防止することができ
る。即ち、補正用ロードセル13を設けていない場合の
計量用ロードセル6の比較的高い固有振動数における測
定時間、つまり、比較的短い測定時間で質量信号Mを出
力することができる。
【0024】次に、この実施形態に係る質量測定装置の
補正処理装置14、及びこの補正処理装置14により被
計量物12の質量Mを演算する理論を計算式を用いて説
明する。図3は、図1に示す質力測定装置の各部の寸
法、位置、及び質量を表す図である。図4は、図1に示
す質量測定装置の等価モデルである。図3及び図4にお
いて、Mは被計量物12の質量、m1 は計量用ロードセ
ル6に掛かる風袋質量、即ち、ベルトコンベア9の質
量、k1 は計量用ロードセル6のばね定数、L1 は中間
ビーム部7の両側の弾性支点部18aと18b間の距
離、m0 は補助ビーム8と補正用ロードセル13の固定
基部22の合計質量、L0 は中間ビーム部7の固定基部
1側の弾性支点部18aから上記質量m0 の質点までの
距離、m2 は補正用ロードセル13の感知用重量部23
の質量、k2 は補正用ロードセル13のばね定数、L2
は中間ビーム部7の固定基部1側の弾性支点部18aか
ら上記質量m2 の質点O2 ’(O2 )までの距離であ
る。
【0025】計量用ロードセル6に設けられているベル
トコンベア9上に被計量物12が載ったときに生じる振
動の運動方程式は、
【0026】
【数1】
【0027】で表される。ただし、 h0 =L0 /L1 、h2 =L2 /L1 ・・・・(3) としてあり、図4に示すように、x1 は質量Mとm1
質点O1 の変位、x2 は質量m2 の質点O2 ’の変位で
ある。従って、計量用ロードセル6の計量信号e1 と補
正用ロードセル13の補正用信号e2 は、式(1)、
(2)より、 e1 =E1 Mg+E1 (M+m1 +h0 2 0 )a1 +E1 2 2 2 +C1 ・・・・(4) e2 =E2 2 (g−a2 )=−E2 2 2 +C2 ・・・・(5) で表される。ただし、E1 は計量用ロードセル6への載
荷重量と電気的出力との比例定数、即ち感度、E2 は補
正用ロードセル13への載荷重量と電気的出力との比例
定数、即ち感度、gは重力加速度であり、
【0028】
【数2】
【0029】である。また、質量Mとm1 の質点O1
加速度a1 、及び質量m2 の質点の加速度a2 は、 a1 =a1 ’+a1 ” ・・・・(8) a2 =a2 ’+a2 ” ・・・・(9) で表される。ただし、a1 ’、a2 ’は計量用ロードセ
ル6の固有振動数に基づく振動成分の加速度、a1 ”、
2 ”は補正用ロードセル13の固有振動数に基づく振
動成分の加速度である。ここで、補正用ロードセル13
の固有振動数を計量用ロードセル6の固有振動数よりも
十分高くなるように構成してあるので、この補正用ロー
ドセル13に基づく振動成分を適切なフィルタによって
遮断すると、a1 ”とa2 ”を除去することができ、式
(8)、(9)は、 a1 =a1 ’ ・・・・(10) a2 =a2 ’ ・・・・(11) h2 1 ’≒a2 ’ ・・・・(12) と表すことができる。以下、a1 ’をa1 と、a2 ’を
2 という。
【0030】次に、本発明の計量信号の補正処理の方法
をデジタル方式で説明する。図7は、この実施形態に係
る質量測定装置の電気回路を示すブロック図である。図
7に示すように、計量用ロードセル6と補正用ロードセ
ル13の出力するアナログ電気信号は、夫々前置増幅器
26、27により増幅された後、各A/D変換器28、
29によりデジタルデータに変換され、ついで補正用ロ
ードセル13の固有振動数における高域振動成分を遮断
するデジタルフィルタ30、31を通って後述する補正
処理装置14に入力する。従って、式(4)、(5)で
表される計量電気信号e1 、補正用電気信号e2 は次の
ように書き直すことができる。 e1 (j)=E1 Mg+E1 (M+m1 +h0 2 0 )a1 (j)+E1 2 2 2 (j)+C1 ・・・・(13) e2 (j)=−E2 2 2 (j)+C2 ・・・・(14) ただし、j=1、2、・・・、Nであり、e1 (j)、
2 (j)は計量用ロードセル6と補正用ロードセル1
3の出力のjサンプル時点でのサンプル値、a
1 (j)、a2 (j)(ただし、h2 1 ’≒a2 ’と
する。)は計量用及び補正用の各ロードセル6、13の
質点O1 、O2 ’における加速度のjサンプル時点での
サンプル値、Nは測定時間TK とサンプリング時間Tで
決まる数(TK /Tの最大整数)である。
【0031】次に、補正処理装置14によるe
1 (j)、e2 (j)の補正処理を説明する。まず、e
1 (j)、e2 (j)から初期荷重として出力される直
流成分C1 、C2 を零レベルに補正すると、 e3 (j)=e1 (j)−C1 =E1 Mg+E1 (M+m1 +h0 2 0 )a1 (j)+E1 2 2 2 (j) ・・・・(15) e4 (j)=e2 (j)−C2 =−E2 2 2 (j) ・・・・(16) が得られる。ここで、式(15)のe3 (j)に含まれ
る E1 (M+m1 +h0 2 0 )a1 (j)+E1 2 2 2 (j) ・・・・(17) を式(16)を使用して表すと、 e3 (j)=E1 Mg+Kg (j)e4 (j) となり、よって、被計量物12の質量M(j)を、 M(j)=〔e3 (j)+Kg (j)e4 (j)〕/(E1 g)・・(18) の計算によって求めることができる。
【0032】即ち、係数Kg (j)は、 Kg (j)=−式(17)/式(16) =〔E1 (M+m1 +h0 2 0 )a1 (j)+E1 2 2 2 (j)〕/〔E2 2 2 (j)〕 =E1 〔M+m1 +h0 2 0 +h2 2 2 〕/〔E2 2 2 〕 ・・・・(19) となる。ここで、質量Mは、未知であるので、式(1
9)のMにM(j−1)の前回のデータを入力すること
とすると、 Kg (j)=E1 〔M(j−1)+m1 +h0 2 0 +h2 2 2 〕/(E2 2 2 ) =K1 〔M(j−1)+K2 〕 ・・・・(20) となる。ただし、 K1 =E1 /(E2 2 2 )、K2 =m1 +h0 2 0 +h2 2 2 ・・・・(21) であり、M(j−1)の初期値として例えば質量Mの標
準値若しくはそれに近い値、又は0を入力する。上記式
(18)、(20)に示すように、被測定物12の質量
の測定データM(j−1)に基づき、係数Kg (j)を
修正しながら被計量物12の質量の測定データM(j)
を逐次的に求めることができる。
【0033】次に、上記演算を行う補正処理装置14を
図9を参照して説明する。図9は補正処理装置14の詳
細を示すブロック図である。同図に示すように、補正処
理装置14は、デジタルフィルタ30、31から出力さ
れる計量電気信号e1 (j)、補正用電気信号e
2 (j)をメモリ32、33で順次記憶する。そして、
零点補正手段34がe2 (j)からA/D変換器29か
らの初期荷重として出力されるC2 に相当するデジタル
データを減算して(e2 (j)−C2 =e4 (j)・・
・式(16))、e4 (j)を係数乗算手段35に出力
する。係数乗算手段35は、e4 (j)に係数K
g (j)を乗算して(Kg (j)e4 (j)=e
4 (j)’・・・式(18)参照)、e4 (j)’を加
算手段36に出力する。
【0034】一方、メモリ32で順次記憶された計量電
気信号e1 (j)については、零点補正手段37がe1
(j)からA/D変換器28からの初期荷重として出力
されるC1 に相当するデジタルデータを減算して(e1
(j)−C1 =e3 (j)・・・式(15))、e
3 (j)を加算手段36に出力する。加算手段36は、
零点補正手段37から入力するデータe3 (j)と係数
乗算手段35から入力するデータe4 (j)’を加算し
て(e3 (j)+e4 (j)’=A・・・式(18)参
照)、この加算値Aを感度除算手段38に出力する。こ
の感度除算手段38は、加算手段36の出力データAを
計量用ロードセル6の感度E1 と重力加速度gで除算し
て(A/E1 g=M(j)・・・式(18)参照)、被
計量物12の質量M(j)を所定の表示部と係数修正手
段39に出力する。係数修正手段39は、質量M(j)
のデータに基づいて次回の係数Kg (j)を修正してこ
の修正した係数Kg (j)を係数乗算手段35に出力す
る。このように、前回の演算で得られたデータ質量M
(j−1)に基づいて係数Kg (j)を修正して被計量
物12の質量M(j)を表示部に逐次的に表示すること
ができる。
【0035】次に、この質量測定装置の動作手順及びオ
ペレータの操作手順を図10を参照して説明する。ま
ず、オペレータがキーボード(図示せず)を操作して計
量用ロードセル6の風袋質量、即ち、ベルトコンベア9
の質量m1 、中間ビーム部7の両側の弾性支点部18a
と18b間の距離L1 、補助ビーム8と補正用ロードセ
ル13の固定基部22の合計質量m0 、中間ビーム部7
の固定基部1側の弾性支点部18aの中心Oから質量m
0 の質点O0 までの距離L0 、補正用ロードセル13の
感知用重量部23の質量m2 、中間ビーム部7の固定基
部1側の弾性支点部18aの中心Oから質量m2 の質点
2 までの距離L2 、被計量物12の初期測定値M
(0)、計量用ロードセル6の感度E1 、補正用ロード
セル13の感度E2 、重力加速度g、最大サンプル数N
を入力する(S100)。ただし、M(0)については
適切な標準質量を使用する。例えばこの質量測定装置を
被計量物12の質量測定範囲がかなり制限されている重
量選別機に適用する場合は、その選別基準質量をM
(0)に使用することができる。次に、この質量測定装
置に設けられている中央演算処理装置(CPU)(図示
せず)がステップ100で入力されたパラメータを式
(21)、(7)使用してK1 、K2 、C1 、C2 を計
算する(S102)。なお、C1 、C2 は計量用ロード
セル6と補正用ロードセル13の初期荷重として出力さ
れるので、これら初期荷重の出力をオペレータが記録し
ておき、ステップ100でキーボードにより入力しても
よい。
【0036】次に、CPUがサンプル数jを1とし(S
104)、係数修正手段39が係数Kg (j)を前回の
測定結果M(j−1)に基づいて修正する(S10
6)。そして、計量用ロードセル6と補正用ロードセル
13の出力するデータe1 (j)、e2 (j)を順次メ
モリ32、33に記憶し(S108)、零点補正手段3
4が、このe2 (j)に対して、A/D変換器29から
出力される初期荷重C2 に相当するデジタルデータを零
レベルに補正してe4 (j)を出力する(S110)。
更に、係数乗算手段35がこの零レベルに補正したe4
(j)に係数Kg (j)を乗算してe4 (j)’を出力
する(S112)。一方、零点補正手段37は、e
1 (j)に対して、A/D変換器28から出力される初
期荷重C1 に相当するデジタルデータを零レベルに補正
してe3 (j)を出力する(S114)。次に、加算手
段36がe3 (j)とe4 (j)’とを加算してデジタ
ルデータAを出力する(S116)。そして、感度除算
手段38がデータAを感度と重力加速度の乗算値E1
により除算して質量データM(j)を出力する(S11
8、S120)。そして、サンプル数jが最大サンプル
数N以下であるか否かを判定し(S122)、サンプル
数jがN以下であると判定したときは、今回のjに1を
加算した値を次回のjとし(S124)、上記ステップ
106〜124を順次繰り返して行う。そして、j=
(N+1)となったときに測定を終了する。この時、表
示部には、被計量物12の質量Mが表示されている。
【0037】次に、第2実施形態の質量測定装置を図5
を参照して説明する。図5に示す第2実施形態と図1に
示す第1実施形態が相違するところは、補正用ロードセ
ル13として、第1実施形態では、梁型起歪体20を備
える梁型ロードセルとしたのに対して、第2実施形態で
は、平行四辺形方式の起歪体40を備えるロバーバル型
ロードセルとしたところである。これ以外は、第1実施
形態と同等であり、同等部分を同一の図面符号で示し、
その説明を省略する。
【0038】つまり、補正用ロードセル13の固有振動
数を計量用ロードセル6の固有振動数よりも十分高い振
動数とする必要があることから、固有振動数が比較的高
くなるように設計可能なロバーバル型ロードセルを採用
することにより、補正用ロードセル13の固有振動数を
十分高くすることができる。
【0039】次に、第3実施形態の質量測定装置を図6
を参照して説明する。図6に示す第3実施形態と図1に
示す第1実施形態が相違するところは、第1実施形態で
は、補正用ロードセル13が設けられている補助ビーム
8を中間ビーム部7に設けた構成としているのに対し
て、第3実施形態では、補正用ロードセル13が設けら
れている補助ビーム8を上ビーム部3に設け、中間ビー
ム部7を省略した構成としているところである。これ以
外は、第1実施形態と同等であり、同等部分を同一の図
面符号で示し、その説明を省略する。
【0040】第3実施形態によると、中間ビームを不要
とすることができ、これによって構造が簡単で費用の安
価な計量用ロードセル6を備える質量測定装置を提供す
ることができる。そして、この質量測定装置によると、
図6に示すように、起歪体5の荷重印加部2には、ベル
トコンベア9の重量とこのベルトコンベア9上の被計量
物12の重量とが下向きの荷重として作用する。一方、
補正用ロードセル13の重量は、補助ビーム8の一端が
取り付けられている上ビーム部3に下向きの荷重Fとし
て作用すると同時に、図6において時計方向のモーメン
トPを上ビーム部3に作用することとなる。そして、こ
のモーメントPは、荷重印加部2に対しては、上向きの
力として作用することとなる。従って、補正用ロードセ
ル13の重量、及び補助ビーム8の長さ等を適切に設定
し、モーメントPに基づいて荷重印加部2に作用する上
向きの力がベルトコンベア9の重量に基づく下向きの荷
重に等しくなるように設定すれば、これら上向きと下向
きの各力が荷重印加部2内で互いに相殺して、荷重印加
部2にはベルトコンベア9上の被計量物12の重量に基
づく荷重のみが作用することになる。
【0041】これにより、計量用ロードセル6として
は、ベルトコンベア9が構成する計量コンベアの秤量に
対応する容量を備えていれば足りることになり、被計量
物12の質量測定精度が著しく向上することとなる。そ
して、第1実施形態と同様に、被計量物12の質量Mを
比較的短時間で測定することができる。ただし、第3実
施形態では、図6に示すように、補助ビーム8を計量用
ロードセル6の上ビーム部3に設けた構成としたが、補
助ビーム8を計量用ロードセル6の下ビーム部4に設け
た構成としてもよい。
【0042】次に、第4実施形態の質量計測装置を図8
を参照して説明する。第1実施形態と第4実施形態が相
違するところは、第1実施形態では、計量用ロードセル
6の出力信号に含まれている計量用ロードセル6の固有
振動数の低域振動成分を、補正用ロードセル13の出力
信号を使用してデジタル的に補正して被計量物12の質
量Mを出力する構成としたのに対して、第4実施形態で
は、アナログ的に補正して被計量物12の質量Mを出力
する構成としたところである。これ以外は、第1実施形
態と同等であり、同等部分を同一の図面符号で示しその
説明を省略する。
【0043】即ち、図8に示すように、計量用ロードセ
ル6及び補正用ロードセル13の各出力信号を、まず、
補正用ロードセル13の固有振動数に基づく高域振動成
分を遮断するローパスフィルタ41、42に通す。次
に、補正用ロードセル13と接続するローパスフィルタ
42の出力信号をハイパスフィルタ43に通し、これに
よって、ローパスフィルタ42の出力信号に含まれてい
る補正用ロードセル13の初期荷重として出力される直
流成分(上記C2 に相当する成分)を零レベルに補正す
る。次に、ハイパスフィルタ43の出力信号を後述する
適切な利得K3 の増幅器44に通して増幅し、そして、
この信号をアナログ加算器45に入力させる。
【0044】アナログ加算器45は、計量用ロードセル
6の出力信号とこの出力信号と逆位相の補正用ロードセ
ル13の出力信号(増幅器44から出力された信号)と
を加算して振動成分を除去した荷重信号とし、そしてこ
の荷重信号を重力加速度gで除算し、更に、この除算値
から計量用ロードセル6の初期荷重に基づく質量を減算
して被計量物12の質量Mを出力するものである。
【0045】次に、増幅器44の利得K3 について説明
する。この利得K3 は、例えば、ハイパスフィルタ43
から出力される補正用ロードセル13の信号の振幅が、
ローパスフィルタから出力される計量用ロードセル6の
信号の振幅と等しいか若しくはそれに近くなるようにす
ることができる大きさとすることができる。
【0046】この第4実施形態のアナログ式質量測定装
置によると、アナログ加算器45の構造及び処理内容が
デジタル方式の補正処理装置14の構造及び処理内容と
比較して非常に簡単になり、費用の低減を図ることがで
きる。従って、アナログ方式を採用することによって振
動成分を除去することができない既存の質量測定装置を
振動成分を除去することができるようにするための改
造、又は設計変更を容易に行うことができる。
【0047】ただし、上記第1〜第4の各実施形態で
は、被計量物12の質量Mを出力する質量測定装置を例
に掲げて説明したが、本発明を被計量物12の重量を出
力する重量測定装置に適用することができる。つまり、
第1〜第3実施形態において、図9に示す感度除算手段
38が加算手段36の出力信号AをE1 gで除算した
が、この感度除算手段38が出力信号AをE1 で除算し
て被計量物12の重量Gを出力する構成とすればよい。
そして、第4実施形態では、図8に示すアナログ加算器
が、振動成分を除去した荷重信号を重力加速度gで除算
したが、この除算処理を省略したアナログ加算器とすれ
ばよい。
【0048】
【発明の効果】第1、第2、及び第3の各発明による
と、補正用ロードセルの重量に基づくモーメントによ
り、計量用ロードセルは、風袋重量として考えられる例
えば単純な載台、或いはベルトコンベアやホッパを含む
載台部の重量に基づくモーメントが消去された状態とな
り、被計量物の重量又は略その重量が電気的出力として
取り出され、計量用ロードセルとしては被計量物の重量
に対応した適切な小容量のものを使用することができ、
その結果、被計量物の重量を精度よく測定することがで
きるという効果がある。そして、本発明は、補正用ロー
ドセルを設けたことにより、計量用ロードセルの荷重印
加部の慣性モーメントがその分だけ大きくなり、これに
よって計量用ロードセルの固有振動数が低下するが、計
量用ロードセルの生成する計量電気信号中の固有振動数
の振動成分と対応する振動成分を補正用ロードセルが補
正用電気信号として生成し、演算部がこの補正用電気信
号を使用して計量電気信号の補正処理を行い、被計量物
の重量信号又は質量信号を出力する構成である。従っ
て、計量用ロードセルの固有振動数の低下に拘わらず、
重量又は質量測定の応答性を低下させることなく、即
ち、重量又は質量の測定時間を長びかせることなく上記
重量信号又は質量信号を出力することができるという効
果がある。
【0049】第2の発明によると、計量用ロードセルを
平行四辺形方式のロードセルとし、そして、この計量用
ロードセルの上下ビーム部の中間に中間ビーム部を設け
た構成としたので、被計量物の重量が荷重印加部に印加
されたときに、上下ビーム部の各弾性支点部における歪
の発生及び計量用ロードセル全体としての変形に、アン
バランスが生じることがなく、各弾性支点部の表面にお
ける歪、及び固定基部に対する荷重印加部の変位が被計
量物の重量に精度良く対応することとなり、その結果、
被計量物の重量又は質量を精度良く測定することができ
るという効果がある。
【0050】第3の発明によると、補助ビームを上又は
下ビーム部に設けてあるので、中間ビームを不要とする
ことができ、これによって構造が簡単で費用の安価な計
量用ロードセルを備える秤を提供することができるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態に係る質量測定装置の
概略側面図である。
【図2】同第1実施形態に係る質量測定装置のベルトコ
ンベアを省略した概略平面図である。
【図3】同第1実施形態に係る質量測定装置の各部質
量、及び寸法を付した概略側面図である。
【図4】同第1実施形態に係る質量測定装置の等価モデ
ルである。
【図5】同発明の第2実施形態に係る質量測定装置の概
略側面図である。
【図6】同発明の第3実施形態に係る質量測定装置の概
略側面図である。
【図7】同発明の第1実施形態に係る質量測定装置の電
気回路を示すブロック図である。
【図8】同発明の第4実施形態に係るアナログ式質量測
定装置の電気回路を示すブロック図である。
【図9】同発明の第1実施形態に係る質量測定装置の補
正処理装置の詳細を示すブロック図である。
【図10】同発明の第1実施形態に係る質量測定装置の
動作手順を示すフローチャートである。
【図11】従来の秤の概略側面図である。
【図12】図11に示す従来の秤のベルトコンベアを省
略した概略平面図である。
【符号の説明】
1 固定基部 2 荷重印加部 7 中間ビーム部 8 補助ビーム 9 ベルトコンベア 12 被計量物 13 補正用ロードセル 14 補正処理装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方を固定基部とし他方を荷重印加部と
    した計量用ロードセルと、一端が上記計量用ロードセル
    と結合し他端が上記固定基部を越えて上記荷重印加部と
    反対側へ伸延する補助ビームと、この補助ビームの上記
    他端に設けてあり上記荷重印加部に作用する風袋重量の
    一部又は全部を相殺するモーメントを発生する重量の補
    正用ロードセルと、上記計量用ロードセルの生成する計
    量電気信号中の固有振動数の振動成分を上記補正用ロー
    ドセルの生成する補正用電気信号を使用して補正処理を
    行い上記荷重印加部に印加された被計量物の重量信号又
    は質量信号を出力する演算部と、を具備することを特徴
    とする秤。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の秤において、上記計量
    用ロードセルが、等長な上下ビーム部と、その双方のビ
    ーム部の各々の両端部に設けた弾性支点部と、上記上ビ
    ーム部と下ビーム部が互いに所定間隔を隔てた状態で上
    記弾性支点部を介して上記上下ビーム部を両側から支持
    している両縦部とからなり、上記縦部の一方を固定基部
    とし他方を荷重印加部とした平行四辺形方式のロードセ
    ルであり、上記補助ビームが、上記上下ビーム部の中間
    位置に両側の上記縦部に亘って架設した中間ビーム部か
    ら上記固定基部を越えて上記荷重印加部と反対側へ伸延
    する構成としたことを特徴とする秤。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の秤において、上記計量
    用ロードセルが、等長な上下ビーム部と、その双方のビ
    ーム部の各々の両端部に設けた弾性支点部と、上記上ビ
    ーム部と下ビーム部が互いに所定間隔を隔てた状態で上
    記弾性支点部を介して上記上下ビーム部を両側から支持
    している両縦部とからなり、上記縦部の一方を固定基部
    とし他方を荷重印加部とした平行四辺形方式のロードセ
    ルであり、上記補助ビームが、上記上ビーム部又は下ビ
    ーム部のいずれか一方のビーム部から上記固定基部を越
    えて上記荷重印加部と反対側へ伸延する構成としたこと
    を特徴とする秤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009053077A (ja) * 2007-08-28 2009-03-12 Minebea Co Ltd 荷重測定装置及びその誤差補正方法

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