JPH09242848A - 歯 車 - Google Patents

歯 車

Info

Publication number
JPH09242848A
JPH09242848A JP5113296A JP5113296A JPH09242848A JP H09242848 A JPH09242848 A JP H09242848A JP 5113296 A JP5113296 A JP 5113296A JP 5113296 A JP5113296 A JP 5113296A JP H09242848 A JPH09242848 A JP H09242848A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tooth
rim
gear
wall thickness
tooth bottom
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5113296A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadahiko Kato
忠彦 加藤
Nobuyuki Takemura
延行 竹村
Michiko Nakagawa
美智子 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Univance Corp
Original Assignee
Fuji Univance Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Univance Corp filed Critical Fuji Univance Corp
Priority to JP5113296A priority Critical patent/JPH09242848A/ja
Publication of JPH09242848A publication Critical patent/JPH09242848A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gears, Cams (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 歯車において、リム剛性を均一化することに
より、歯元曲げ応力を低下させて強度を高めるとともに
軽量化を図る。 【解決手段】 歯中心部3と歯底部5が交互に形成され
た歯部1と、歯部1と一体に形成されたリム部6を有す
る歯車2において、歯中心部3に対応するリム部6の肉
厚gより歯底部5に対応するリム部6の肉厚fを厚くし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リム部の形状を改
善し、強度を高め軽量化を図った歯車に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の歯車としては、図2に示すような
ものがある。図2において、101は歯車102の歯部
であり、歯部101は例えば歯数が49個形成されてい
る。歯部101には歯中心部103と歯底部104とが
交互に形成され、また歯部101の内側にはリム部10
5が一体に形成されている。リム部105の内側には溝
部106が形成され、溝部106の内側にはボス部10
7が形成されている。また、歯車102の裏側にはリム
部105の内側にボス部のない溝部108が形成されて
いる。リム部105の肉厚aは例えば10mmに形成さ
れ、2×mN (モジュール)以上に形成されている。な
お、歯部101の大きさは、例えば2.35×mN に形
成される。また、溝部106と溝部108の肉厚bは例
えば8mmに形成され、リム部105の表面から溝部1
06の底部までの寸法cは例えば7mmに形成され、リ
ム部105の裏面から溝部108の底部までの寸法dは
例えば7mmに形成されている。また、歯底部104か
ら反対方向の対応する歯底部までの寸法eは、例えば1
94mmに形成されている。また、リム部105の質量
は、例えば635gになっている。また、歯底部104
には例えば略41kgf/mm2 という大きな歯元曲げ
応力が集中する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,このよ
うな従来の歯車にあっては、相手の歯車からの荷重に対
してリム部が厚く、リム剛性が高すぎたため、歯部の剛
性の低い部分の付け根である歯底部に歯元曲げ応力が集
中し、強度が低くなり、寿命が短いという問題があっ
た。また、図3に示すようにリム部105を肉厚を薄く
すると、強度低下により109で示すような破損が生じ
るため、リム部の軽量化が困難であるという問題があっ
た。
【0004】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、リム剛性を均一化して歯元曲
げ応力を低下させることで、強度を高め、また軽量化を
図ることができる歯を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は次のように構成する。まず、本発明は、歯
中心部と歯底部が交互に形成された歯部と、該歯部と一
体に形成されたリム部を有する歯車を対象とする。この
ような歯車について本発明は歯中心部に対応するリム部
の肉厚より歯底部に対応するリム部の肉厚を厚くしたこ
とを特徴とする。
【0006】本発明は、リム部の下面を、歯底部に対応
するリム部の肉厚を厚くした厚肉部と、歯中心部に対応
するリム部の肉厚を薄くした薄肉部とをなめらかなアー
ル部で連結して波形状に形成した。また、本発明は、歯
中心部に対応するリム部の厚肉部の寸法より歯底部に対
応するリム部の薄肉部の寸法を略2倍とした。
【0007】このため、本発明によれば、リム剛性を均
一化することができるので、歯底部への応力集中が緩和
され、歯元曲げ応力が低下する。その結果、歯車の強度
を高めることができ、寿命をのばすことができる。ま
た、リム部の質量を大幅に減少することができるので、
歯車の軽量化を図ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明の歯車の部分斜視図
である。図1において、1は歯車2の歯部であり、歯部
1の大きさは、例えば2.35×mN (モジュール)で
あり、歯数は例えば49個形成されている。3は歯部1
の歯中心部であり、歯中心部3は平坦面に形成され、歯
中心部3の両側にはゆるやかなインボリュート形状面4
が形成され、インボリュート形状面4の底部には歯底部
5が形成されている。歯中心部3と歯底部5は交互に形
成され、歯部1を構成している。歯部1の内側にはリム
部6が一体に形成され、リム部6の内側には溝部7が一
体に形成され、さらに、溝部7の内側にはボス部8が一
体に形成されている。
【0009】また、ボス部8の内側には軸受が挿入され
る軸受孔9が形成されている。また、歯車2の裏側には
リム部6の下面から軸受孔9まで延在する溝部10が形
成されている。歯底部5から反対側の歯底部までの直径
eは、例えば194mmに形成されている。また、溝部
7と溝部10の肉厚bは例えば8mmに形成され、リム
部6の表面から溝部7の底部までの寸法cは、例えば7
mmに形成され、リム部6の裏面から溝部10の底部ま
での寸法dは例えば7mmに形成されている。
【0010】ここで、歯底部5に対応するリム部6の肉
厚fを例えば7mmとし、歯中心部3に対応するリム部
6の肉厚gを例えば5mmに形成した。すなわち、歯底
部5に対応するリム部6の肉厚を厚くし、歯中心部3に
対応するリム部6の肉厚を薄くしている。ここでは厚肉
部11を7mm、薄肉部12を5mmとしているが、一
般には厚肉部11の肉厚fを薄肉部12の肉厚gより略
2倍とすれば良い。厚肉部11と薄肉部12との間はな
めらかなアール部13によって連結されている。したが
って、リム部6の下面は、厚肉部11と薄肉部12をな
めらかなアール部13で連結した波形状に形成される。
【0011】このように、リム部6の厚肉部11の肉厚
fを7mmとし、薄肉部12の肉厚gを5mmとしたた
め、リム部6の質量は392gとなり、リム部6の肉厚
を10mm均一とした従来例の質量635gより40%
減少する。すなわち、リム部6の肉厚を薄くし、余肉を
なくしたため、歯車2の軽量化を図ることができる。ま
た、厚肉部11の肉厚fを7mm、薄肉部12の肉厚g
を5mmとし、厚肉部11と薄肉部12をなめらかなア
ール部13で連結し、リム部6の下面を波形状に形成し
たため、リム剛性を均一化することができ、歯底部5に
歯元曲げ応力が集中することなく、歯底部5への歯元曲
げ応力の集中が緩和され、歯元曲げ応力が低下する。す
なわち、歯元曲げ応力は、約35kgf/mm2 とな
り、従来の41kgf/mm2 に比べて大幅に低下す
る。したがって、歯車の強度を高めることができ、寿命
を延ばすことができる。
【0012】
【発明の効果】以上説明してきたように、歯中心部に対
応するリム部の肉厚より歯底部に対応するリム部の肉厚
を厚くしたため、リム剛性を均一化することができ、歯
元曲げ応力の歯底部への集中が緩和され、歯元曲げ応力
が低下する。その結果、歯車の強度を高めることがで
き、寿命をのばすことができる。また、リム部の質量を
大幅に減少することができ、歯車の軽量化を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の歯車の部分斜視図
【図2】従来例を示す図
【図3】問題点の説明図
【符号の説明】
1:歯部 2:歯車 3:歯中心部 4:インボリュート形状面 5:歯底部 6:リム部 7,10:溝部 8:ボス部 9:軸受孔 11:厚肉部 12:薄肉部 13:アール部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】歯中心部と歯底部が交互に形成された歯部
    と、該歯部と一体に形成されたリム部を有する歯車にお
    いて、 前記歯中心部に対応する前記リム部の肉厚より前記歯底
    部に対応する前記リム部の肉厚を厚くしたことを特徴と
    する歯車。
  2. 【請求項2】請求項1記載の歯車において、 前記リム部の下面を、前記歯底部に対応するリム部の肉
    厚を厚くした部分と、前記歯中心部に対応する前記リム
    部の肉厚を薄くした部分とをなめらかなアール部で連結
    して波形状に形成したことを特徴とする歯車。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の歯車において、 前記歯中心部に対応する前記リム部の肉厚を厚くした部
    分の寸法より前記歯底部に対応する前記リム部の肉厚を
    薄くした部分の寸法を略2倍としたことを特徴とする歯
    車。
JP5113296A 1996-03-08 1996-03-08 歯 車 Pending JPH09242848A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5113296A JPH09242848A (ja) 1996-03-08 1996-03-08 歯 車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5113296A JPH09242848A (ja) 1996-03-08 1996-03-08 歯 車

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09242848A true JPH09242848A (ja) 1997-09-16

Family

ID=12878300

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5113296A Pending JPH09242848A (ja) 1996-03-08 1996-03-08 歯 車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09242848A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007093012A (ja) * 2006-11-20 2007-04-12 Enplas Corp モールドギヤ
JP2008240852A (ja) * 2007-03-27 2008-10-09 Sumitomo Heavy Ind Ltd 内接揺動噛合型遊星歯車減速機
CN109099115A (zh) * 2018-10-25 2018-12-28 北京工商大学 一种柔轮具有自动定位功能的谐波齿轮传动
DE102019211451A1 (de) * 2019-07-31 2021-02-04 Rolls-Royce Deutschland Ltd & Co Kg Stegzahnrad

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007093012A (ja) * 2006-11-20 2007-04-12 Enplas Corp モールドギヤ
JP2008240852A (ja) * 2007-03-27 2008-10-09 Sumitomo Heavy Ind Ltd 内接揺動噛合型遊星歯車減速機
CN109099115A (zh) * 2018-10-25 2018-12-28 北京工商大学 一种柔轮具有自动定位功能的谐波齿轮传动
DE102019211451A1 (de) * 2019-07-31 2021-02-04 Rolls-Royce Deutschland Ltd & Co Kg Stegzahnrad

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7694607B2 (en) Wave gear drive with continuous meshing, high ratcheting torque tooth profile
JP2001146945A (ja) 追い越し型極大歯たけの歯形を有する負偏位撓みかみ合い式歯車装置
JPH07501375A (ja) 歯車付機械
CA2062080A1 (en) Wave gear drive
JPH02503708A (ja) ノビコフ型伝動装置
JPH0313450B2 (ja)
JPH09242848A (ja) 歯 車
JP2004183851A (ja) サイレントチェーン
AU634253B2 (en) High-efficiency gear transmission
JP2001271912A (ja) 歯車及び歯車装置
JPH05340463A (ja) 平歯車の歯形修正方法および歯形修正平歯車対
JPH0328565A (ja) 騒音低減歯車
JPH1194052A (ja) 歯 車
JPH0252136B2 (ja)
JPS6011749A (ja) 断面円弧歯のフエ−スギア装置
JPH05332404A (ja) 撓み噛合い式歯車噛合構造
JP2004353791A (ja) サイレントチェーン及びガイドリンクプレート
JPH05231496A (ja) ウェブ付傘歯車
JPH06101718A (ja) スプライン結合構造
JP2727494B2 (ja) 減速装置
JP2612585B2 (ja) 撓み噛み合い式歯車装置
JPH03129157A (ja) 歯車及びその歯車の製造方法
JP2771407B2 (ja) 撓み噛合い式歯車噛合構造
JP2002054720A (ja) はす歯歯付きベルト駆動装置
JP2529703B2 (ja) 撓み噛み合い式歯車装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20040223

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20040706

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20041102

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

A521 Written amendment

Effective date: 20041227

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Effective date: 20050218

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Effective date: 20050409

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912