JPH0924197A - 衣類乾燥機 - Google Patents
衣類乾燥機Info
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- JPH0924197A JPH0924197A JP7173155A JP17315595A JPH0924197A JP H0924197 A JPH0924197 A JP H0924197A JP 7173155 A JP7173155 A JP 7173155A JP 17315595 A JP17315595 A JP 17315595A JP H0924197 A JPH0924197 A JP H0924197A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 衣類などの被乾燥物の乾燥を行う衣類乾燥機
において、異常内容を区別できる異常報知信号を出力
し、明確で、迅速な修理作業ができるようにする。 【構成】 乾燥用ヒータ７と薬剤供給用ヒータ１６への
通電を制御手段１９により制御される第１の開閉手段２
４と第２の開閉手段２５とで開閉し、第２の開閉手段２
５の両端電圧を検知回路２６で検知して薬剤供給用ヒー
タ１６、または第２の開閉手段２５の異常を検知する。
制御手段１９は、検知回路２６から入力の時系列電圧パ
ターンと記憶済みの時系列電圧パターンとを比較判定
し、差異があれば時系列電圧パターン上の該当位置情報
を基に異常内容を区分できる異常報知信号を出力する。
において、異常内容を区別できる異常報知信号を出力
し、明確で、迅速な修理作業ができるようにする。 【構成】 乾燥用ヒータ７と薬剤供給用ヒータ１６への
通電を制御手段１９により制御される第１の開閉手段２
４と第２の開閉手段２５とで開閉し、第２の開閉手段２
５の両端電圧を検知回路２６で検知して薬剤供給用ヒー
タ１６、または第２の開閉手段２５の異常を検知する。
制御手段１９は、検知回路２６から入力の時系列電圧パ
ターンと記憶済みの時系列電圧パターンとを比較判定
し、差異があれば時系列電圧パターン上の該当位置情報
を基に異常内容を区分できる異常報知信号を出力する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、衣類などの被乾燥物の
乾燥を行う衣類乾燥機に関するものである。
乾燥を行う衣類乾燥機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、衣類乾燥機は、故障などの発生時
に迅速な修理作業などを目的に、単純な故障検知機能か
ら高度な機能を備えるに至っている。
に迅速な修理作業などを目的に、単純な故障検知機能か
ら高度な機能を備えるに至っている。
【０００３】従来、この種の衣類乾燥機は、たとえば、
特開昭６１−６４２９３号公報に記載されているよう
に、ヒータへの通電電流検出装置によって、正常と予測
される電流値と異なった状態を異常状態と判定する構成
をとっていた。
特開昭６１−６４２９３号公報に記載されているよう
に、ヒータへの通電電流検出装置によって、正常と予測
される電流値と異なった状態を異常状態と判定する構成
をとっていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の構成では、異常内容の区別、たとえばヒータ
回路に通電するリレーのオープン異常またはショート異
常の区別ができず、さらに比較的高価なカレントトラン
スを使用する必要があるという問題点を有していた。
うな従来の構成では、異常内容の区別、たとえばヒータ
回路に通電するリレーのオープン異常またはショート異
常の区別ができず、さらに比較的高価なカレントトラン
スを使用する必要があるという問題点を有していた。
【０００５】本発明は上記課題を解決するもので、異常
内容を区別できる異常報知信号を出力し、明確で、迅速
な修理作業ができるようにすることを第１の目的として
いる。
内容を区別できる異常報知信号を出力し、明確で、迅速
な修理作業ができるようにすることを第１の目的として
いる。
【０００６】また、ヒータのオープン異常または開閉手
段のショートおよびオープン異常を判定検知できるよう
にすることを第２の目的としている。
段のショートおよびオープン異常を判定検知できるよう
にすることを第２の目的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は上記第１の目的
を達成するために、第１のヒータと、第２のヒータと、
前記第１および第２のヒータへの通電を各々開閉する第
１および第２の開閉手段と、前記第１および第２の開閉
手段を制御する制御手段と、前記第２の開閉手段の両端
電圧を検知して前記第２のヒータまたは第２の開閉手段
の異常を検知する検知手段とを備え、前記制御手段は、
前記検知手段からの入力電圧の時系列パターンと記憶済
みの時系列電圧パターンとの比較判定を行い、差異があ
れば電圧の時系列パターン上の該当位置情報を基に異常
内容を区別できる異常報知信号を出力するようにしたこ
とを第１の課題解決手段としている。
を達成するために、第１のヒータと、第２のヒータと、
前記第１および第２のヒータへの通電を各々開閉する第
１および第２の開閉手段と、前記第１および第２の開閉
手段を制御する制御手段と、前記第２の開閉手段の両端
電圧を検知して前記第２のヒータまたは第２の開閉手段
の異常を検知する検知手段とを備え、前記制御手段は、
前記検知手段からの入力電圧の時系列パターンと記憶済
みの時系列電圧パターンとの比較判定を行い、差異があ
れば電圧の時系列パターン上の該当位置情報を基に異常
内容を区別できる異常報知信号を出力するようにしたこ
とを第１の課題解決手段としている。
【０００８】また、第２の目的を達成するために、上記
第１の課題解決手段の制御手段は、第２の開閉手段を短
時間オンして検知手段により異常の有無を検知し、この
時点で異常と判定すれば、第２の開閉手段がオープン異
常であることを区別できる異常報知信号を出力し、その
後第２の開閉手段を短時間オフし検知手段により異常の
有無を検知し、この時点で異常と判定すれば、第２のヒ
ータのオープン異常または第２の開閉手段のショートを
区別できる異常報知信号を出力するようにしたことを第
２の課題解決手段としている。
第１の課題解決手段の制御手段は、第２の開閉手段を短
時間オンして検知手段により異常の有無を検知し、この
時点で異常と判定すれば、第２の開閉手段がオープン異
常であることを区別できる異常報知信号を出力し、その
後第２の開閉手段を短時間オフし検知手段により異常の
有無を検知し、この時点で異常と判定すれば、第２のヒ
ータのオープン異常または第２の開閉手段のショートを
区別できる異常報知信号を出力するようにしたことを第
２の課題解決手段としている。
【０００９】
【作用】本発明は上記した第１の課題解決手段により、
異常内容を区別できる異常報知信号を出力できるので、
使用者に対して従来より明確で、迅速な修理作業が可能
となる。
異常内容を区別できる異常報知信号を出力できるので、
使用者に対して従来より明確で、迅速な修理作業が可能
となる。
【００１０】また、第２の課題解決手段により、運転開
始初期に第２の開閉手段を比較的短期間オンおよびオフ
することで、使用開始初期に異常がある場合に異常を検
知することができる。
始初期に第２の開閉手段を比較的短期間オンおよびオフ
することで、使用開始初期に異常がある場合に異常を検
知することができる。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図１および図２を
参照しながら説明する。
参照しながら説明する。
【００１２】図２に示すように、回転ドラム１は、乾燥
機本体２内の後面で回転自在に軸支され、前面で円環状
のドラム前支持板３の外周フランジ部で摺動支持され、
モータ４とドラムベルト５によって回転駆動される。蓋
体６は、乾燥機本体２の前面に設けた衣類投入口を開閉
自在に覆っている。乾燥用ヒータ（第１のヒータ）７
は、回転ドラム１内に流入する乾燥用空気を加熱する。
機本体２内の後面で回転自在に軸支され、前面で円環状
のドラム前支持板３の外周フランジ部で摺動支持され、
モータ４とドラムベルト５によって回転駆動される。蓋
体６は、乾燥機本体２の前面に設けた衣類投入口を開閉
自在に覆っている。乾燥用ヒータ（第１のヒータ）７
は、回転ドラム１内に流入する乾燥用空気を加熱する。
【００１３】熱交換型ファン８は、回転ドラム１の後部
に回転自在に配設され、モータ４とファンベルト９によ
って回転駆動され、この熱交換型ファン８は乾燥機本体
２内における加熱循環空気の送風機能を有し、かつ乾燥
機本体２内外の熱交換機能を有している。乾燥用ヒータ
７と熱交換型ファン８とで温風供給手段を構成してい
る。ファンケーシング１０は、熱交換型ファン８の表裏
両面から排出される空気の流れの循環経路と冷却経路を
形成している。
に回転自在に配設され、モータ４とファンベルト９によ
って回転駆動され、この熱交換型ファン８は乾燥機本体
２内における加熱循環空気の送風機能を有し、かつ乾燥
機本体２内外の熱交換機能を有している。乾燥用ヒータ
７と熱交換型ファン８とで温風供給手段を構成してい
る。ファンケーシング１０は、熱交換型ファン８の表裏
両面から排出される空気の流れの循環経路と冷却経路を
形成している。
【００１４】フィルター１１は回転ドラム１の後面に設
け、糸屑などを除去する。乾燥機本体２の後面は裏板１
２で覆っている。循環ダクト１３は、ファンケーシング
１０の循環側排気を乾燥用ヒータ７に導く通風路を構成
し、この循環ダクト１３の一部に排水口１４を形成し、
熱交換型ファン８の熱交換作用によって生じた凝縮水を
排出するようにしている。
け、糸屑などを除去する。乾燥機本体２の後面は裏板１
２で覆っている。循環ダクト１３は、ファンケーシング
１０の循環側排気を乾燥用ヒータ７に導く通風路を構成
し、この循環ダクト１３の一部に排水口１４を形成し、
熱交換型ファン８の熱交換作用によって生じた凝縮水を
排出するようにしている。
【００１５】担持体１５は、薬剤供給手段を構成するも
ので、パルプ材、発泡合成樹脂、金属焼結体などの多孔
質体に、ヒノキチオール、ハッカ油、塩化ベンザルコニ
ウムなどの抗菌、抗黴、防臭、防虫の少なくともいずれ
か１種の性状を有する薬剤を適量担持したものである。
ので、パルプ材、発泡合成樹脂、金属焼結体などの多孔
質体に、ヒノキチオール、ハッカ油、塩化ベンザルコニ
ウムなどの抗菌、抗黴、防臭、防虫の少なくともいずれ
か１種の性状を有する薬剤を適量担持したものである。
【００１６】薬剤供給用ヒータ（第２のヒータ）１６
は、この担持体１５を加熱して担持された薬剤を気化す
るもので、蓋内面部材１７に取り付けている。蓋内面部
材１７は、衣類投入口を開閉する蓋体６の内面を構成す
るもので、略中央部に回転ドラム１側に膨出し担持体１
５を装着するためのベース部１８を一体に設けている。
担持体１５は薬剤供給用ヒータ１６の加熱面１６ａと、
ベース部１８の一部からなり、複数の貫通孔１８ａを備
えたカバー部１８ｂとの隙間で狭持されている。
は、この担持体１５を加熱して担持された薬剤を気化す
るもので、蓋内面部材１７に取り付けている。蓋内面部
材１７は、衣類投入口を開閉する蓋体６の内面を構成す
るもので、略中央部に回転ドラム１側に膨出し担持体１
５を装着するためのベース部１８を一体に設けている。
担持体１５は薬剤供給用ヒータ１６の加熱面１６ａと、
ベース部１８の一部からなり、複数の貫通孔１８ａを備
えたカバー部１８ｂとの隙間で狭持されている。
【００１７】つぎに、図１に示すように、制御手段１９
は、操作設定手段２０により設定された指令に従って出
力し、制御パルス信号を双方向性サイリスタ２１のゲー
ト端子に印加し、交流電源２２からモータ４に印加され
る電圧を制御し、回転センサ（図示せず）からの信号を
制御手段１９に入力してモータ４の回転数をフィードバ
ック制御している。
は、操作設定手段２０により設定された指令に従って出
力し、制御パルス信号を双方向性サイリスタ２１のゲー
ト端子に印加し、交流電源２２からモータ４に印加され
る電圧を制御し、回転センサ（図示せず）からの信号を
制御手段１９に入力してモータ４の回転数をフィードバ
ック制御している。
【００１８】乾燥用ヒータ７は、過電流検知のためにカ
レントトランス２３を直列に接続し、カレントトランス
２３からの電流に対応して発生する電圧を制御手段１９
に入力し、その電圧情報を基に制御手段１９は第１の開
閉手段２４をオン、オフ制御するようにしている。薬剤
供給用ヒータ１６は、第２の開閉手段２５を直列に接続
し、第２の開閉手段２５の両端電圧を検知する検知回路
（検知手段）２６は第２の開閉手段２５に並列に接続し
ている。また、モータ４、乾燥用ヒータ７および薬剤供
給用ヒータ１６にそれぞれ直列に過電流保護ヒューズ２
７、２８、２９を接続している。
レントトランス２３を直列に接続し、カレントトランス
２３からの電流に対応して発生する電圧を制御手段１９
に入力し、その電圧情報を基に制御手段１９は第１の開
閉手段２４をオン、オフ制御するようにしている。薬剤
供給用ヒータ１６は、第２の開閉手段２５を直列に接続
し、第２の開閉手段２５の両端電圧を検知する検知回路
（検知手段）２６は第２の開閉手段２５に並列に接続し
ている。また、モータ４、乾燥用ヒータ７および薬剤供
給用ヒータ１６にそれぞれ直列に過電流保護ヒューズ２
７、２８、２９を接続している。
【００１９】検知回路２６は、抵抗３０に直列に接続し
たダイオード３１とこのダイオード３１に逆並列に接続
したフォトカプラー３２の１次側フォトダイオード部分
から構成される１次回路と、フォトカプラー３２の２次
側フォトトランジスタとトランジスタ３３とをダーリン
トン接続し、ダーリントン接続のコレクタ側に抵抗３４
を接続し、エミッター側は抵抗３５をグランド間に接続
し、コンデンサ３６を抵抗３５に並列に接続した２次回
路とから構成している。検知回路２６の出力はダーリン
トン接続部のエミッター端子より出力される。
たダイオード３１とこのダイオード３１に逆並列に接続
したフォトカプラー３２の１次側フォトダイオード部分
から構成される１次回路と、フォトカプラー３２の２次
側フォトトランジスタとトランジスタ３３とをダーリン
トン接続し、ダーリントン接続のコレクタ側に抵抗３４
を接続し、エミッター側は抵抗３５をグランド間に接続
し、コンデンサ３６を抵抗３５に並列に接続した２次回
路とから構成している。検知回路２６の出力はダーリン
トン接続部のエミッター端子より出力される。
【００２０】制御手段１９は、検知回路２６の出力など
の各種入力信号を受け付ける入力手段３７からの情報
と、記憶手段３８に蓄えられた情報を基に、演算手段３
９にて比較判定などの各種演算を実行し、その結果の信
号を記憶手段３８に一時記憶したり、出力回路４０を通
して報知手段４１、双方向性サイリスタ２１、第１の開
閉手段２４、第２の開閉手段２５の動作を制御する。
の各種入力信号を受け付ける入力手段３７からの情報
と、記憶手段３８に蓄えられた情報を基に、演算手段３
９にて比較判定などの各種演算を実行し、その結果の信
号を記憶手段３８に一時記憶したり、出力回路４０を通
して報知手段４１、双方向性サイリスタ２１、第１の開
閉手段２４、第２の開閉手段２５の動作を制御する。
【００２１】回転ドラム１内の衣類を乾燥するときは、
電源スイッチ（図示せず）をオンした後、操作設定手段
２０で設定された制御情報を基に、制御手段１９は乾燥
運転開始信号を発生させ、この乾燥運転開始信号を受け
てモータ４をオンする。同時に薬剤供給用ヒータ１６
は、乾燥用ヒータ７がオンする迄の短期間に、薬剤供給
用ヒータ１６へ１回通電して薬剤供給用ヒータ系の故障
診断をした後、乾燥用ヒータ７に通電するようにしてい
る。
電源スイッチ（図示せず）をオンした後、操作設定手段
２０で設定された制御情報を基に、制御手段１９は乾燥
運転開始信号を発生させ、この乾燥運転開始信号を受け
てモータ４をオンする。同時に薬剤供給用ヒータ１６
は、乾燥用ヒータ７がオンする迄の短期間に、薬剤供給
用ヒータ１６へ１回通電して薬剤供給用ヒータ系の故障
診断をした後、乾燥用ヒータ７に通電するようにしてい
る。
【００２２】また、蓋体６に担持体１５を装着し、回転
ドラム１内の衣類に担持体１５に担持した薬剤を付着し
て抗菌処理をするときは、薬剤供給用ヒータ１６へ１回
通電して薬剤供給用ヒータ系の故障診断をした後、乾燥
用ヒータ７により回転ドラム１内を予熱し、回転ドラム
１内の温度が所定の温度に達した後、乾燥用ヒータ７を
オフし、その後、薬剤供給ヒータ１６をオンするように
している。
ドラム１内の衣類に担持体１５に担持した薬剤を付着し
て抗菌処理をするときは、薬剤供給用ヒータ１６へ１回
通電して薬剤供給用ヒータ系の故障診断をした後、乾燥
用ヒータ７により回転ドラム１内を予熱し、回転ドラム
１内の温度が所定の温度に達した後、乾燥用ヒータ７を
オフし、その後、薬剤供給ヒータ１６をオンするように
している。
【００２３】上記構成において図３および図４を参照し
ながら動作を説明すると、電源スイッチ（図示せず）を
オンすると、衣類乾燥機は待機状態となる。このとき検
知回路２６の正常状態での電圧出力は、図３(d)に示す
ように、ハイレベルとなる。つぎに、操作設定手段２０
より制御手段１９に対して、薬剤供給用ヒータ１６を使
用するシーケンスで運転開始指令がでると、図３(a)に
示すように、モータ４を駆動し、同時に異常状態判定の
シーケンスをステップ１００から開始する。
ながら動作を説明すると、電源スイッチ（図示せず）を
オンすると、衣類乾燥機は待機状態となる。このとき検
知回路２６の正常状態での電圧出力は、図３(d)に示す
ように、ハイレベルとなる。つぎに、操作設定手段２０
より制御手段１９に対して、薬剤供給用ヒータ１６を使
用するシーケンスで運転開始指令がでると、図３(a)に
示すように、モータ４を駆動し、同時に異常状態判定の
シーケンスをステップ１００から開始する。
【００２４】制御手段１９に記憶済みのプログラムに従
い、ステップ１０１で、まず第２の開閉手段２５を短時
間オンする命令を出す。ステップ１０２で、予め記憶手
段３８に記憶したオン時の値をローに設定する（ＯＮＭ
←Ｌ）。ステップ１０３で第２の開閉手段２５を所定の
期間オンして、図３(c)に示すように、薬剤供給用ヒー
タ１６に通電する。ステップ１０４で、制御手段１９は
検知回路２６からのオン時の入力値ＯＮＤ（入力電圧の
時系列パターンで、ローまたはハイの２値）を入力す
る。
い、ステップ１０１で、まず第２の開閉手段２５を短時
間オンする命令を出す。ステップ１０２で、予め記憶手
段３８に記憶したオン時の値をローに設定する（ＯＮＭ
←Ｌ）。ステップ１０３で第２の開閉手段２５を所定の
期間オンして、図３(c)に示すように、薬剤供給用ヒー
タ１６に通電する。ステップ１０４で、制御手段１９は
検知回路２６からのオン時の入力値ＯＮＤ（入力電圧の
時系列パターンで、ローまたはハイの２値）を入力す
る。
【００２５】ステップ１０５で記憶済みの時系列電圧パ
ターンとの比較判定（ＯＮＭとＯＮＤとの比較）を行
い、差異があれば電圧の時系列パターン上の該当位置情
報を基に異常内容を区別できる異常報知信号、すなわ
ち、第１のエラー情報をハイに設定（ＥＲＲ１←Ｈ）す
るとともに第２のエラー情報をローに設定（ＥＲＲ２←
Ｌ）し、ステップ１１１で出力してステップ１１４で異
常検知シーケンスを終了する。
ターンとの比較判定（ＯＮＭとＯＮＤとの比較）を行
い、差異があれば電圧の時系列パターン上の該当位置情
報を基に異常内容を区別できる異常報知信号、すなわ
ち、第１のエラー情報をハイに設定（ＥＲＲ１←Ｈ）す
るとともに第２のエラー情報をローに設定（ＥＲＲ２←
Ｌ）し、ステップ１１１で出力してステップ１１４で異
常検知シーケンスを終了する。
【００２６】ステップ１０５で正常と判定した場合は、
ステップ１０６で短時間第２の開閉手段２５をオフする
命令を出す。ステップ１０７で、予め記憶手段３８に記
憶したオフ時の値をハイに設定する（ＯＦＦＭ←Ｈ）。
ステップ１０８で第２の開閉手段２５を所定の期間オフ
し薬剤供給用ヒータ１６への通電を遮断する。ステップ
１０９で、制御手段１９は検知回路２６からのオフ時の
入力値ＯＦＦＤ（入力電圧の時系列パターンで、ローま
たはハイの２値）を入力する。
ステップ１０６で短時間第２の開閉手段２５をオフする
命令を出す。ステップ１０７で、予め記憶手段３８に記
憶したオフ時の値をハイに設定する（ＯＦＦＭ←Ｈ）。
ステップ１０８で第２の開閉手段２５を所定の期間オフ
し薬剤供給用ヒータ１６への通電を遮断する。ステップ
１０９で、制御手段１９は検知回路２６からのオフ時の
入力値ＯＦＦＤ（入力電圧の時系列パターンで、ローま
たはハイの２値）を入力する。
【００２７】ステップ１１０で記憶済みの時系列電圧パ
ターンとの比較判定（ＯＦＦＭとＯＦＦＤとの比較）を
行い、異常と判定すれば、ステップ１１３で、薬剤供給
用ヒータ１６または過電流保護ヒューズ２９のオープン
異常または第２の開閉手段４のショートを区別できる異
常報知信号、すなわち、第１のエラー情報をローに設定
（ＥＲＲ１←Ｌ）するとともに第２のエラー情報をハイ
に設定（ＥＲＲ２←Ｈ）し出力してステップ１１４で異
常検知シーケンスを終了する。
ターンとの比較判定（ＯＦＦＭとＯＦＦＤとの比較）を
行い、異常と判定すれば、ステップ１１３で、薬剤供給
用ヒータ１６または過電流保護ヒューズ２９のオープン
異常または第２の開閉手段４のショートを区別できる異
常報知信号、すなわち、第１のエラー情報をローに設定
（ＥＲＲ１←Ｌ）するとともに第２のエラー情報をハイ
に設定（ＥＲＲ２←Ｈ）し出力してステップ１１４で異
常検知シーケンスを終了する。
【００２８】ステップ１１０で、正常と判定すればステ
ップ１１２で正常報知信号、すなわち、第１のエラー情
報をローに設定（ＥＲＲ１←Ｌ）するとともに第２のエ
ラー情報をローに設定（ＥＲＲ２←Ｌ）し、ステップ１
１４で異常検知シーケンスを終了する。
ップ１１２で正常報知信号、すなわち、第１のエラー情
報をローに設定（ＥＲＲ１←Ｌ）するとともに第２のエ
ラー情報をローに設定（ＥＲＲ２←Ｌ）し、ステップ１
１４で異常検知シーケンスを終了する。
【００２９】上記異常検知シーケンスが終了した後、制
御手段１９は、内蔵プログラムの指令に従い、図３(b)
に示すように、乾燥用ヒータ７をオンし、回転ドラム１
内の衣類を予熱し、所定温度（たとえば、４０℃）にな
った時点で乾燥用ヒータ７をオフし、同時に薬剤供給用
ヒータ１６をオンし、担持体１５に担持した薬剤を気化
し、薬剤を衣類に付着させる。
御手段１９は、内蔵プログラムの指令に従い、図３(b)
に示すように、乾燥用ヒータ７をオンし、回転ドラム１
内の衣類を予熱し、所定温度（たとえば、４０℃）にな
った時点で乾燥用ヒータ７をオフし、同時に薬剤供給用
ヒータ１６をオンし、担持体１５に担持した薬剤を気化
し、薬剤を衣類に付着させる。
【００３０】
【発明の効果】以上のように本発明は、第１のヒータ
と、第２のヒータと、前記第１および第２のヒータへの
通電を各々開閉する第１および第２の開閉手段と、前記
第１および第２の開閉手段を制御する制御手段と、前記
第２の開閉手段の両端電圧を検知して前記第２のヒータ
または第２の開閉手段の異常を検知する検知手段とを備
え、前記制御手段は、前記検知手段からの入力電圧の時
系列パターンと記憶済みの時系列電圧パターンとの比較
判定を行い、差異があれば電圧の時系列パターン上の該
当位置情報を基に異常内容を区別できる異常報知信号を
出力するようにしたから、異常内容を区別できる異常報
知信号を出力できるので、使用者に対して従来より明確
で、迅速な修理作業が可能となる。
と、第２のヒータと、前記第１および第２のヒータへの
通電を各々開閉する第１および第２の開閉手段と、前記
第１および第２の開閉手段を制御する制御手段と、前記
第２の開閉手段の両端電圧を検知して前記第２のヒータ
または第２の開閉手段の異常を検知する検知手段とを備
え、前記制御手段は、前記検知手段からの入力電圧の時
系列パターンと記憶済みの時系列電圧パターンとの比較
判定を行い、差異があれば電圧の時系列パターン上の該
当位置情報を基に異常内容を区別できる異常報知信号を
出力するようにしたから、異常内容を区別できる異常報
知信号を出力できるので、使用者に対して従来より明確
で、迅速な修理作業が可能となる。
【００３１】また、制御手段は、第２の開閉手段を短時
間オンして検知手段により異常の有無を検知し、この時
点で異常と判定すれば、第２の開閉手段がオープン異常
であることを区別できる異常報知信号を出力し、その後
第２の開閉手段を短時間オフし検知手段により異常の有
無を検知し、この時点で異常と判定すれば、第２のヒー
タのオープン異常または第２の開閉手段のショートを区
別できる異常報知信号を出力するようにしたから、運転
開始初期に第２の開閉手段を比較的短期間オンおよびオ
フすることで、使用開始初期に異常がある場合に、第２
のヒータのオープン異常または第２の開閉手段のショー
トおよびオープン異常を判定検知することができる。
間オンして検知手段により異常の有無を検知し、この時
点で異常と判定すれば、第２の開閉手段がオープン異常
であることを区別できる異常報知信号を出力し、その後
第２の開閉手段を短時間オフし検知手段により異常の有
無を検知し、この時点で異常と判定すれば、第２のヒー
タのオープン異常または第２の開閉手段のショートを区
別できる異常報知信号を出力するようにしたから、運転
開始初期に第２の開閉手段を比較的短期間オンおよびオ
フすることで、使用開始初期に異常がある場合に、第２
のヒータのオープン異常または第２の開閉手段のショー
トおよびオープン異常を判定検知することができる。
【図１】本発明の一実施例の衣類乾燥機の回路図
【図２】同衣類乾燥機の断面図
【図３】同衣類乾燥機の要部動作タイミングチャート
【図４】同衣類乾燥機の異常状態判定のプロセスを示す
フローチャート
フローチャート
７ 乾燥用ヒータ（第１のヒータ） １６ 薬剤供給用ヒータ（第２のヒータ） １９ 制御手段 ２４ 第１の開閉手段 ２５ 第２の開閉手段 ２６ 検知回路（検知手段）
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 萩原 久 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (2)
- 【請求項１】 第１のヒータと、第２のヒータと、前記
第１および第２のヒータへの通電を各々開閉する第１お
よび第２の開閉手段と、前記第１および第２の開閉手段
を制御する制御手段と、前記第２の開閉手段の両端電圧
を検知して前記第２のヒータまたは第２の開閉手段の異
常を検知する検知手段とを備え、前記制御手段は、前記
検知手段からの入力電圧の時系列パターンと記憶済みの
時系列電圧パターンとの比較判定を行い、差異があれば
電圧の時系列パターン上の該当位置情報を基に異常内容
を区別できる異常報知信号を出力するようにした衣類乾
燥機。 - 【請求項２】 制御手段は、第２の開閉手段を短時間オ
ンして検知手段により異常の有無を検知し、この時点で
異常と判定すれば、第２の開閉手段がオープン異常であ
ることを区別できる異常報知信号を出力し、その後第２
の開閉手段を短時間オフし検知手段により異常の有無を
検知し、この時点で異常と判定すれば、第２のヒータの
オープン異常または第２の開閉手段のショートを区別で
きる異常報知信号を出力するようにした請求項１記載の
衣類乾燥機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7173155A JPH0924197A (ja) | 1995-07-10 | 1995-07-10 | 衣類乾燥機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7173155A JPH0924197A (ja) | 1995-07-10 | 1995-07-10 | 衣類乾燥機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0924197A true JPH0924197A (ja) | 1997-01-28 |
Family
ID=15955129
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7173155A Pending JPH0924197A (ja) | 1995-07-10 | 1995-07-10 | 衣類乾燥機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0924197A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0924331A2 (en) * | 1997-12-11 | 1999-06-23 | Whirlpool Corporation | Safety circuit for a heating circuit of a washing machine, dishwasher or drier |
| ITMI20100862A1 (it) * | 2010-05-14 | 2011-11-15 | Electrolux Home Products Corporatio N N V | Monitoraggio di guasti del circuito di riscaldamento di un elettrodomestico |
| US8869426B2 (en) | 2010-05-14 | 2014-10-28 | Electrolux Home Products Corporation N.V. | Heating circuit with monitoring arrangement for a household appliance |
| US10136473B2 (en) | 2010-05-14 | 2018-11-20 | Electrolux Home Products Corporation N.V. | Heating circuit with monitoring arrangement for a household appliance |
-
1995
- 1995-07-10 JP JP7173155A patent/JPH0924197A/ja active Pending
Cited By (11)
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| US9915442B2 (en) | 2010-05-14 | 2018-03-13 | Electrolux Home Products Corporation N.V. | Monitoring faults in the heating circuit of an appliance |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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