JPH09241431A - ニトリル基含有高飽和共重合体ゴム組成物 - Google Patents

ニトリル基含有高飽和共重合体ゴム組成物

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JPH09241431A
JPH09241431A JP7818496A JP7818496A JPH09241431A JP H09241431 A JPH09241431 A JP H09241431A JP 7818496 A JP7818496 A JP 7818496A JP 7818496 A JP7818496 A JP 7818496A JP H09241431 A JPH09241431 A JP H09241431A
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rubber
nitrile group
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Yoshiyuki Odakawa
義幸 小田川
Koichi Nishimura
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好な耐熱性を有し、長期間高温に曝しても
硬化劣化することなく、良好なゴムとしての特性を維持
するゴム材料を得る。 【解決手段】 (1)ヨウ素価120以下のニトリル基
含有高飽和共重合体ゴム50〜90重量%(重合体成分
(1)、(2)の合計量に基づく)と、(2)エチレン
オキサイドまたはプロピレンオキサイドの単独重合体も
しくはこれらを主成分とする共重合体、または該単独重
合体もしくは共重合体とポリアクリル酸エステル系重合
体との混合物10〜50重量%(重合体成分(1)、
(2)の合計量に基づく)とからなる重合体成分に有機
過酸化物を配合してなる耐熱性ゴム組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、良好な耐熱性を有
するニトリル基含有高飽和共重合体ゴム組成物に関し、
さらに詳しくは、ニトリル基含有高飽和共重合体ゴムと
エチレンオキサイドまたはプロピレンオキサイドの単独
重合体またはそれらを主成分とする共重合体とのブレン
ド、または所望により、これらにポリアクリル酸エステ
ル系重合体を加えたブレンドを重合体成分として含有す
る良好な耐熱性を有し、かつ熱老化し難いゴム組成物に
関する。
【0002】
【従来の技術】電線被覆材、IC基盤クッション材およ
び自動車エンジン周りの部材などは、発熱のため長期間
厳しい温度環境に曝される。そのため、熱老化によって
亀裂が生じたり、時には絶縁不良ないし絶縁破壊に陥
る。さらに、電線被覆材は使用環境によっては外部から
の加熱を受けることもある。電線被覆材やIC基盤クッ
ション材などとしては天然ゴム、スチレン−ブタジエン
共重合体ゴム(SBR)を始め多くのゴムが用いられて
おり、特に高い耐熱性が要求される場合にはフッ素ゴ
ム、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴム(EP
DM)およびシリコンゴムなどが用いられている。しか
しながら、フッ素ゴムは非常に高価であり、EPDMは
耐熱温度が比較的低く、また、シリコンゴムは耐熱温度
が比較的高い(150〜200℃)ものの、強度特性に
劣るという難点をもっている。
【0003】耐熱性良好なゴムとしてニトリル基含有高
飽和共重合体ゴムも知られているが、200℃近辺で長
時間使用すると硬化型の熱劣化現象を生じ、ゴム材料と
しての特性が失われるという難点があった。一方、ポリ
プロピレンオキサイドなどのポリエーテル型重合体は耐
熱性が良好であるものの、高温で長時間使用すると軟化
型の劣化現象を示すことが知られており、その強度が低
下するという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、良好
な耐熱性を有し、かつ長期間高温に曝しても硬化劣化す
ることなく、良好なゴムとしての特性を維持する耐熱性
ゴム材料を与えることのできるニトリル基含有高飽和共
重合体ゴム組成物を提供することにある。本発明者ら
は、鋭意研究の結果、水素化アクリロニトリル−ブタジ
エン共重合体ゴムにポリエチレンオキサイドまたはポリ
プロピレンオキサイドを加えると硬化型の劣化現象を抑
制できることを見出し、この知見に基づいて本発明を完
成するに至った。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、(1)
ヨウ素価120以下のニトリル基含有高飽和共重合体ゴ
ム50〜90重量%(重合体成分(1)、(2)の合計
量に基づく)と、(2)エチレンオキサイドまたはプロ
ピレンオキサイドの単独重合体またはそれらを主成分と
する共重合体10〜50重量%(重合体成分(1)、
(2)の合計量に基づく)とからなる重合体成分に有機
過酸化物を配合してなるニトリル基含有高飽和共重合体
ゴム組成物が提供される。
【0006】さらに、本発明によれば、(1)ヨウ素価
120以下のニトリル基含有高飽和共重合体ゴム50〜
90重量%(重合体成分(1)、(2)の合計量に基づ
く)と、(2)エチレンオキサイドまたはプロピレンオ
キサイドの単独重合体またはそれらを主成分とする共重
合体40重量%とポリアクリル酸エステル系重合体ゴム
60重量%以下との混合物10〜50重量%(重合体成
分(1)、(2)の合計量に基づく)とからなる重合体
成分に有機過酸化物を配合してなるニトリル基含有高飽
和共重合体ゴム組成物が提供される。
【0007】
【発明の実施の形態】
(ニトリル基含有高飽和共重合体ゴム)本発明のゴム組
成物は、その基本ゴム成分としてニトリル基含有高飽和
共重合体ゴムを含有する。本発明で使用するニトリル基
含有高飽和共重合体ゴムは、不飽和ニトリルと共役ジエ
ンとの共重合体または不飽和ニトリルと共役ジエンおよ
びこれらと共重合可能な単量体との共重合体の共役ジエ
ン部分を水素化してなるものであって、それ自体一般に
良好な耐熱性、耐オゾン性を有する。
【0008】この共重合体は、ムーニー粘度が30〜2
00、好ましくは60〜150、ヨウ素価が120以
下、好ましくは60以下、より好ましくは15以下のも
のである。ムーニー粘度が低過ぎると、強度の低い成形
品しか得られず、好ましくない。ムーニー粘度が高過ぎ
ると、押出成形、射出成形などが困難となる。ヨウ素価
が高過ぎるとゴム組成物の耐熱性が劣る。不飽和ニトリ
ル−共役ジエン共重合体中の結合不飽和ニトリル単位の
含有量は通常は10〜50重量%であり、特に15〜4
0重量%が好ましい。不飽和ニトリルの具体例として
は、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、α−クロ
ロアクリロニトリルなどが挙げられる。
【0009】共役ジエンの具体例としては、1,3−ブ
タジエン、2,3−ジメチルブタジエン、イソプレン、
1,3−ペンタジエンなどが挙げられる。所望により、
本発明の目的が損なわれない範囲において、不飽和ニト
リルと共役ジエンに加えて、さらに不飽和カルボン酸エ
ステルまたはその他の共重合可能な単量体を共重合せし
めてもよい。一般に、所望により共重合される不飽和カ
ルボン酸エステルその他の単量体の量は単量体合計量に
基づき通常50重量%以下、より好ましくは40重量%
以下である。
【0010】所望により共重合される不飽和カルボン酸
エステルの具体例としては、メチルアクリレート、エチ
ルアクリレート、プロピルアクリレート、n−ブチルア
クリレート、t−ブチルアクリレート、イソブチルアク
リレート、n−ペンチルアクリレート、イソノニルアク
リレート、n−ヘキシルアクリレート、2−メチル−ペ
ンチルアクリレート、n−オクチルアクリレート、2−
エチルヘキシルアクリレート、n−ドデシルアクリレー
ト、メチルメタクリレート、エチルメタクリレートなど
の炭素数1〜18程度のアルキル基を有するアクリレー
トおよびメタクリレート;
【0011】メトキシメチルアクリレート、メトキシエ
チルアクリレート、エトキシエチルアクリレート、ブト
キシエチルアクリレート、エトキシプロピルアクリレー
ト、メトキシエトキシアクリレート、エトキシブトキシ
アクリレートなどの炭素数2〜12程度のアルコキシア
ルキル基を有するアクリレート;α−およびβ−シアノ
エチルアクリレート、α−,β−およびγ−シアノプロ
ピルアクリレート、シアノブチルアクリレート、シアノ
ヘキシルアクリレート、シアノオクチルアクリレートな
どの炭素数2〜12程度のシアノアルキル基を有するア
クリレート;
【0012】2−ヒドロキシエチルアクリレート、ヒド
ロキシプロピルアクリレートなどのヒドロキシアルキル
基を有するアクリレート;マレイン酸モノエチル、マレ
イン酸ジメチル、フマル酸ジメチル、フマル酸ジエチ
ル、フマル酸ジ−n−ブチル、フマル酸ジ−2−エチル
ヘキシル、イタコン酸ジメチル、イタコン酸ジエチル、
イタコン酸ジ−n−ブチル、イタコン酸ジ−2−エチル
ヘキシルなどの不飽和ジカルボン酸モノおよびジアルキ
ルエステル;
【0013】さらにジメチルアミノメチルアクリレー
ト、ジエチルアミノエチルアクリレート、3−(ジエチ
ルアミノ)−2−ヒドロキシプロピルアクリレート、
2,3−ビス(ジフルオロアミノ)プロピルアクリレー
トなどのアミノ基含有不飽和カルボン酸エステル系単量
体;
【0014】トリフルオロエチルアクリレート、テトラ
フルオロプロピルアクリレート、ペンタフルオロプロピ
ルアクリレート、ヘプタルオロブチルアクリレート、オ
クタフルオロペンチルアクリレート、ノナフルオロペン
チルアクリレート、ウンデカフルオロヘキシルアクリレ
ート、ペンタデカフルオロオクチルアクリレート、ヘプ
タデカフルオロノニルアクリレート、ヘプタデカフルオ
ロデシルアクリレート、ノナデカフルオロデシルアクリ
レート、トリフルオロエチルメタクリレート、テトラフ
ルオロプロピルメタクリレート、オクタフルオロペンチ
ルメタクリレート、ドデカフルオロヘプチルメタクリレ
ート、ペンタデカフルオロオクチルアクリレート、ヘキ
サデカフルオロノニルメタクリレートなどのフルオロア
ルキル基を有するアクリレートおよびメタクリレート;
【0015】フルオロベンジルアクリレート、フルオロ
ベンジルメタクリレート、ジフルオロベンジルメタクリ
レートなどのフッ素置換ベンジルアクリレートおよびメ
タクリレートなどが挙げられる。
【0016】上記不飽和ニトリル−共役ジエン共重合体
の不飽和ニトリルとしては、アクリロニトリルが好まし
く、共役ジエンとしてはブタジエンが好ましく、また、
所望により用いる不飽和カルボン酸エステルとしては一
般に不飽和ジカルボン酸ジアルキルエステルが挙げられ
る。
【0017】また、不飽和カルボン酸エステル以外の共
重合可能な単量体としては、スチレン、α−メチルスチ
レン、ビニルピリジンなどの芳香族ビニル系単量体;ビ
ニルノルボルネン、ジシクロペンタジエン、1,4−ヘ
キサジエンなどの非共役ジエン系単量体;フルオロエチ
ルビニルエーテル、フルオロプロピルビニルエーテル、
トリフルオロメチルビニルエーテル、トリフルオロエチ
ルビニルエーテル、パーフルオロプロピルビニルエーテ
ル、パーフルオロヘキシルビニルエーテルなどのフルオ
ロアルキルビニルエーテル、o−またはp−トリフルオ
ロメチルスチレン、ペンタフルオロ安息香酸ビニル、ジ
フルオロエチレン、テトラフルオロエチレンなどのフッ
素含有ビニル系単量体;アクリル酸、メタクリル酸など
の不飽和モノカルボン酸;イタコン酸、フマル酸、マレ
イン酸などの不飽和ジカルボン酸またはこれらの無水
物;さらに、ポリエチレングリコール(メタ)アクリレ
ート、ポリプロピレングリコール(メタ)アクリレー
ト、エポキシ(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)
アクリレートなどが挙げられる。
【0018】不飽和ニトリル−共役ジエン共重合体を水
素化する方法はとくに限定されるものではなく、常法に
従って水素化することができる。水素化に際し使用され
る触媒としては、例えば、パラジウム/シリカおよびパ
ラジウム錯体(特開平3−252405号)などが挙げ
られる。さらに、特開昭62−125858号、特開昭
62−42937号、特開平1−45402号、特開平
1−45403号、特開平1−45404号、特開平1
−45405号などに記載されているようなロジウム化
合物またはルテニウム化合物を使用することもできる。
【0019】本発明で使用するニトリル基含有高飽和共
重合体ゴムは、不飽和ニトリル−共役ジエン共重合体の
ラテックスを直接水素化する方法によっても得ることが
できる。
【0020】直接水素化する方法としては、パラジウム
系触媒を使用する方法(例えば、特開平2−17830
5号)、ロジウム系触媒を使用する方法(例えば、特開
昭59−115303号、特開昭56−133219
号、米国特許第3,898,208号)、およびルテニ
ウム系触媒を使用する方法(例えば、特開平6−184
223号、特開平6−192323号)などが挙げられ
るが、これらに限定されるものではない。具体例として
は、例えばパラジウム系触媒を使用する場合は、特開平
2−178305号公報に記載されているようにして、
ニトリル基含有不飽和共重合体を溶解または膨潤させる
有機溶媒を該共重合体ラテックス中に添加する方法が採
られる。この方法によれば、共重合体ラテックス中のニ
トリル基含有不飽和共重合体が有機溶媒で膨潤し、共重
合体中の二重結合に水素化触媒を接近し易くすることが
できるので、水性エマルジョン状態を保持したままで、
水素化反応を効率よく行なうことができる。
【0021】パラジウム化合物の具体例としては、ギ
酸、酢酸、プロピオン酸、ラウリン酸、コハク酸、ステ
アリン酸、オレイン酸、フタル酸、安息香酸などのカル
ボン酸のパラジウム塩類;塩化パラジウム、ジクロロ
(シクロオクタジエン)パラジウム、ジクロロ(ノルボ
ルナジエン)パラジウム、ジクロロ(ベンゾニトリル)
パラジウム、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)
パラジウム、テトラクロロパラジウム(II)酸アンモニ
ウム、ヘキサクロロパラジウム(IV)酸アンモニウムな
どのパラジウムの塩素化物;臭化パラジウム;ヨウ化パ
ラジウム;硫酸パラジウム・二水和物;テトラシアノパ
ラジウム(II)酸カリウム・三水和物;などの無機化合
物や錯塩が挙げられるが、これらに限定されるものでは
ない。その中でも、カルボン酸のパラジウム塩、ジクロ
ロ(ノルボルナジエン)パラジウム、ヘキサクロロパラ
ジウム酸アンモニウムなどが特に好ましい。
【0022】(エチレンオキサイドまたはプロピレンオ
キサイドの重合体)本発明で使用するエチレンオキサイ
ドまたはプロピレンオキサイドの重合体は、エチレンオ
キサイドもしくはプロピレンオキサイドの単独重合体ま
たはエチレンオキサイド単位もしくはプロピレンオキサ
イド単位を主成分とする、すなわち、少くとも50モル
%含有する共重合体である。通常、エチレンオキサイド
またはプロピレンオキサイド50〜97モル%と共重合
可能な単量体50〜3モル%との共重合体が用いられ
る。エチレンオキサイドまたはプロピレンオキサイドの
共重合割合がこの範囲にあるとき良好な耐熱性が得られ
る。好ましい重合体は、エチレンオキサイドとプロピレ
ンオキサイドとの共重合体であり、特にエチレンオキサ
イド単位を少くとも50モル%含有するエチレンオキサ
イドとプロピレンオキサイドとの共重合体が好ましい。
【0023】エチレンオキサイドまたはプロピレンオキ
サイドと共重合される単量体としては、好ましくは特開
昭64−26674号に開示されている環状エーテル、
環状アセタールおよび環状エステルなどの環状単量体が
使用される。それらの具体例としては、1,2−エポキ
シブタン、2,3−エポキシブタン、1,2−エポキシ
ペンタン、2,3−エポキシペンタン、1,2−エポキ
シヘキサン、2,3−エポキシヘキサン、シクロヘキセ
ンオキシドなどのアルキレンオキサイド(環状エーテ
ル);トリオキサン、1,3−ジオキソランなどの環状
アセタール;β−バレロラクトン、ε−カプロラクトン
などの環状エステル;エピクロロヒドリンなどのエピハ
ロヒドリン;およびスチレンオキサイドなどを挙げるこ
とができる。
【0024】エチレンオキサイドまたはプロピレンオキ
サイドと共重合される単量体として、炭素−炭素不飽和
結合とエポキシ環を有する単量体を少割合で用いること
もできる。炭素−炭素不飽和結合を有する共重合体を形
成することによって、強度の高い成形品を得ることがで
きる。そのような単量体の具体例としてはアリルグリシ
ジルエーテルおよびグルシジルメタクリレートが挙げら
れる。これら単量体の使用量は共重合体重量に基づき1
0モル%以下、より好ましくは7モル%以下である。
【0025】エチレンオキサイドまたはプロピレンオキ
サイドの重合体は、比較的高い分子量を有し、濃度0.
25g/dlのトルエン溶液で測定した還元粘度(dl
/g)が、通常0.25以上であることが、熱安定性の
観点から見て好ましい。エチレンオキサイドまたはプロ
ピレンオキサイドの重合体は、それぞれ単独で、あるい
は2種以上を組合せて使用することができる。
【0026】ニトリル基含有高飽和共重合体ゴムとエチ
レンオキサイドまたはプロピレンオキサイド重合体との
配合割合(重量比)は90/10〜50/50、好まし
くは80/20〜60/40である。ニトリル基含有高
飽和共重合体ゴムの量が90重量%を超え、エチレンオ
キサイドまたはプロピレンオキサイド重合体の量が10
重量%未満となると熱老化後の伸びが小さい。逆に、エ
チレンオキサイドまたはプロピレンオキサイド重合体の
量が50重量%を超え、ニトリル基含有高飽和共重合体
ゴムの量が50重量%未満となると強度が低下するので
好ましくない。
【0027】(ポリアクリル酸エステル系重合体)所望
により、上記エチレンオキサイドまたはプロピレンオキ
サイドの重合体の一部をポリアクリル酸エステル系重合
体で置換することができる。ポリアクリル酸エステル系
重合体の併用によってゴム組成物の常態物性、特に強度
が顕著に改善される。一般に、ポリアクリル酸エステル
系重合体の配合量は60重量%以下(ポリアクリル酸エ
ステル系重合体とエチレンオキサイドまたはプロピレン
オキサイドの重合体との合計量に基づく)である。十分
な強度改善効果を得るには、一般に、その配合量は30
重量%以上であることが望ましい。
【0028】ここで使用されるポリアクリル酸エステル
系重合体は、メチルアクリレート、エチルアクリレー
ト、プロピルアクリレートなどの炭素数8以下のアルキ
ル基を有するアルキルアクリレート単位および/または
メトキシメチルアクリレートなどの炭素数8以下のアル
コキシアルキル基を有するアルコキシアルキルアクリレ
ート単位を少くとも80モル%以上含む共重合体ゴムで
ある。
【0029】共重合される単量体としては、スチレン、
α−メチルスチレン、ビニルピリジンなどの芳香族ビニ
ル系単量体;フルオロエチルビニルエーテル、フルオロ
プロピルビニルエーテル、トリフルオロメチルビニルエ
ーテル、トリフルオロエチルビニルエーテル、パーフル
オロプロピルビニルエーテル、パーフルオロヘキシルビ
ニルエーテルなどのフルオロアルキルビニルエーテル、
o−またはp−トリフルオロメチルスチレン、ペンタフ
ルオロ安息香酸ビニル、ジフルオロエチレン、テトラフ
ルオロエチレンなどのフッ素含有ビニル系単量体;アク
リル酸、メタクリル酸などの不飽和モノカルボン酸;イ
タコン酸、フマル酸、マレイン酸などの不飽和ジカルボ
ン酸およびそれらの無水物;ならびにポリエチレングリ
コール(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコー
ル(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレー
ト、ウレタン(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
【0030】さらに、通常ポリアクリル酸エステル系重
合体ゴムの架橋性単量体として使用される単量体を共重
合することもできる。使用できる単量体としては、2−
クロロエチルビニルエーテル、ビニルクロロアセテー
ト、アリルクロロアセテート、ビニルベンジルクロライ
ド、2−クロロエチルビニルエーテル、クロロメチルビ
ニルケトン、5−クロロメチル−2−ノルボルネンなど
の活性塩素含有不飽和単量体、2−クロロエチルビニル
エーテルなどの非活性塩素含有不飽和単量体、グリシジ
ルアクリレート、グリシジルメタクリレート、アリルグ
リシジルエーテル、ビニルグリシジルエーテルなどのエ
ポキシ基含有不飽和単量体などが挙げられる。その他、
カルボキシル基含有不飽和単量体も使用することができ
る。これらの単量体のなかでも活性塩基含有不飽和単量
体が好ましい。
【0031】上記のポリアクリル酸エステル系重合体ゴ
ムの中でも、特に、エチルアクリレート90モル%以
上、好ましくは95モル%以上と、これと共重合可能な
単量体10モル%以下、好ましくは5モル%以下とを構
成単位とし、実質的に炭素−炭素不飽和結合を含有しな
い共重合体が望ましい。このようなエチルアクリレート
共重合体を用いると、高い耐熱性を有し、かつ長期間保
持しても硬化劣化をほとんど生じないゴム組成物を得る
ことができる。そのようなエチルアクリレート共重合体
を得るために、エチルアクリレートと共重合される単量
体としてはエチルアクリレートとの共重合に関与する炭
素−炭素二重結合の他には実質的に炭素−炭素二重結合
(ただしベンゼン環を除く)をもたない単量体が用いら
れる。
【0032】一般に、アクリルゴムの架橋用成分として
アクリレートとの共重合に関与する炭素−炭素二重結合
の他に炭素−炭素二重結合を有する不飽和化合物(例え
ば、ブタジエン、2−ブテニルアクリレート、テトラヒ
ドロベンジルアクリレート、アリルアクリレート、トリ
アリルイソシアヌレート、ジビニルベンゼンなど)も用
いられているが、このような炭素−炭素不飽和結合を有
する不飽和化合物は硬化型劣化を促進するので高い耐熱
性が要求される用途においてはできるかぎり用いないこ
とが好ましい。ポリアクリル酸エステル系共重合体ゴム
はムーニー粘度ML4が10〜90であることが望まし
い。粘度が低過ぎると被覆材の強度が低下し、また粘度
が高過ぎると押出成形性が低下する。
【0033】(有機過酸化物系架橋剤)本発明で使用す
る有機過酸化物系架橋剤は、通常のゴムの過酸化物加硫
で使用されるものであればよく、特に限定されない。そ
の具体例としては、ジクミルパーオキサイド、ジ−t−
ブチルパーオキサイド、t−ブチルクミルパーオキサイ
ド、ベンゾイルパーオキサイド、2,5−ジメチル−
2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3、
2,5−ジメチル−2,5−ジ(ベンゾイルパーオキ
シ)ヘキシン、α,α′−ビス(t−ブチルパーオキシ
−m−イソプロピル)ベンゼンなどが挙げられる。なか
でも、ジ−t−ブチルパーオキサイドが好ましい。これ
らの有機過酸化物は、重合体成分100重量部に対し、
すなわち、ニトリル基含有高飽和共重合体ゴムとエチレ
ンオキサイドまたはプロピレンオキサイドの重合体およ
びポリアクリル酸エステル系共重合体との合計100重
量部に対し通常0.05〜30重量部、好ましくは0.
1〜15重量部の範囲で使用される。
【0034】さらに、架橋助剤を用いることができる。
架橋助剤としては通常、有機過酸化物加硫において架橋
助剤として使用される不飽和化合物が挙げられる。その
例としては、エチレングリコールジメタクリレート、ト
リメチロールプロパントリメタクリレート、N,N′−
m−フェニレンジマレイミド、トリアリルイソシアヌレ
ートなどが挙げられる。なかでも加硫物性からトリアリ
ルイソシアヌレートが好ましい。これらの添加量は、重
合体成分合計100重量部に対し通常0.1〜15重量
部の範囲である。
【0035】(その他の配合成分)本発明のゴム組成物
には、耐熱性およびゴムとしての特性が損なわれない限
り、他のゴムおよび樹脂成分を少割合で配合することが
できる。配合されるゴム成分の例としては、シリコンゴ
ム、フッ素ゴムなどが挙げられる。また、配合される樹
脂成分としてはエポキシド化合物の重合体、スチレン系
樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリアミド樹脂、熱可塑性ポリ
ウレタン、ポリフェニレンオキサイド、ポリアセター
ル、ポリメタクリレート、ポリアクリレート、ポリオレ
フィン、ポリアクリロニトリル、ポリアリールスルホン
などが挙げられる。樹脂成分の代表例として、エポキシ
ド化合物の重合体、より詳しくは、炭素数3以上のエポ
キシド化合物の単独重合体または該エポキシド化合物7
0重量%以上とエチレンオキサイド30重量%以下との
共重合体が用いられる。炭素数3以上のエポキシド化合
物としては、1,2−エポキシブタン、2,3−エポキ
シブタン、1,2−エポキシペンタン、2,3−エポキ
シペンタン、1,2−エポキシヘキサン、2,3−エポ
キシヘキサン、シクロヘキサンオキサイド、エピクロロ
ヒドリン、スチレンオキサイドなどが挙げられる。
【0036】また、本発明のゴム組成物には、必要に応
じて、ゴム分野において使用される通常の他の配合剤、
例えば、補強剤(カーボンブラック、シリカ、タルクな
ど)、充填剤(炭酸カルシウム、クレーなど)、加工助
剤、プロセス油、酸化防止剤、オゾン劣化防止剤、シラ
ンカップリング剤、着色助剤などを配合することができ
る。
【0037】本発明のゴム組成物の製造方法は特に限定
されないが、通常は、押出機やロール、バンバリーミキ
サーなどの混合機により、ニトリル基含有高飽和共重合
体ゴム、エチレンオキサイドまたはプロピレンオキサイ
ドの重合体、所望により用いるポリアクリル酸エステル
系重合体および有機過酸化物その他の配合剤とを混練・
混合することによって該ゴム組成物を製造する。電線被
覆材として用いる場合は、常法に従って、加硫機と直結
した押出機を用い、ゴム組成物を押出機から押出して電
線を被覆するとともに加熱架橋する方法が採られる。
【0038】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的
に説明する。なお、実施例、比較例および参考例中の部
および%は特に断りのないかぎり重量基準である。ゴム
組成物および原料成分の特性は以下のように測定した。 (1)加硫物性 JIS K6301に従い、表1の配合処方によって調
製した未架橋ゴム組成物を170℃×20分の条件で架
橋して得られた厚さ2mmのシートを、3号形ダンベル
を用いて打ち抜いて試験片を作成し、引張強さ(単位:
kgf/cm2)、100%引張応力(単位:kgf/
cm2)および伸び(単位:%)を測定した。硬さはJ
ISスプリング式A形硬さ試験機を用いて測定した。
【0039】(2)空気熱老化試験 試験片を190℃で72時間放置後、JIS−K630
1に従い、伸び(%)を測定し、熱老化条件放置前の伸
び(%)に対する変化率(%)を求めた。変化率がマイ
ナスであることは伸びが低下したことを示す。 (3)ムーニー粘度ML1+4 JIS−K6383に従い、100℃にて測定した。
【0040】実施例1〜6、比較例1 下記に示すニトリル基含有高飽和共重合体ゴムとエチレ
ンオキサイドまたはプロピレンオキサイドの重合体およ
びポリアクリル酸エステル重合体を用いて、これらの重
合体に表1に示す各種配合剤を配合し、50℃にて混練
して加硫性ゴム組成物を調製し、その加硫性、ムーニー
粘度、加硫物性および熱老化条件放置後の伸びの変化率
を測定した。測定結果を表1に示す。 (A)HNBR:アクリロニトリル−ブタジエン共重合
体の水素化物結合アクリロニトリル含有量36%、ムー
ニー粘度58、ヨウ素価4
【0041】(B−1)EOポリマー1:エチレンオキ
サイド(90モル%)−プロピレンオキサイド10モル
%)共重合体、還元粘度(ηsp/C)5.3(dl/
g) (B−2)EOポリマー2:エチレンオキサイド(90
モル%)−プロピレンオキサイド5モル%)−アリルグ
リシジルエーテル(5モル%)共重合体、還元粘度(η
sp/C)4.7(dl/g) (B−3)POポリマー1:プロピレンオキサイド(9
7モル%)−アリルグリシジルエーテル(3モル%)共
重合体、ムーニー粘度70 (C) AR1:エチルアクリレート(98モル%)
−ビニルクロロアセテート(2モル%)共重合体ゴム、
ムーニー粘度50
【0042】
【表1】
【0043】 注:*1 カープレックス 1120:シリカ *2 グレッグ G−8205:脂肪酸金属塩(滑剤) *3 ナウガード #445:置換ジフェニルアミン *4 ノクラック MBZ:2−メルカプトベンゾイミ
ダゾール亜鉛塩 *5 A−172 *6 DEG:ジエチレングリコール *7 Vul−Cup 40KE:α,α′−ビス(t
−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン40%品
【0044】
【発明の効果】ニトリル基含有高飽和共重合体ゴムとエ
チレンオキサイドまたはプロピレンオキサイド重合体と
からなる重合体成分に、有機過酸化物を配合してなる本
発明のゴム組成物は、良好な耐熱性を有し、しかも、長
期間高温に曝しても硬化劣化することなく、良好なゴム
としての特性を維持する。エチレンオキサイド重合体を
配合しない場合(比較例1)は熱老化が顕著である。ま
た、アクリルゴムをさらに配合すると(実施例6)強度
が向上する。
【0045】従って、本発明のゴム組成物は、耐熱性シ
ール、ガスケット、オイル用ホースなどの自動車部品;
IC基盤クッション材などのOA機器用部品;電線被覆
材などに使用することができ、特に長期間高温に曝され
る用途に有用である。
【0046】(発明の好ましい実施態様)本発明のニト
リル基含有高飽和共重合体ゴム組成物、すなわち、
(1)ヨウ素価120以下のニトリル基含有高飽和共重
合体ゴム50〜90重量%(重合体成分(1)、(2)
の合計量に基づく)と、(2)エチレンオキサイドまた
はプロピレンオキサイドの単独重合体またはこれらを主
成分とする共重合体10〜50重量%(重合体成分
(1)、(2)の合計量に基づく)とからなる重合体成
分に有機過酸化物を配合してなるゴム組成物;および
(1)ヨウ素価120以下のニトリル基含有高飽和共重
合体ゴム50〜90重量%(重合体成分(1)、(2)
の合計量に基づく)と、(2)エチレンオキサイドまた
はプロピレンオキサイドの単独重合体またはこれらを主
成分とする共重合体40重量%とポリアクリル酸エステ
ル系重合体ゴム60重量%以下との混合物10〜50重
量%(重合体成分(1)、(2)の合計量に基づく)と
からなる重合体成分に有機過酸化物を配合してなるゴム
組成物の好ましい実施態様をまとめると以下のとおりで
ある。
【0047】(1)ニトリル基含有高飽和共重合体ゴム
のムーニー粘度が30〜200、より好ましくは60〜
150である。 (2)ニトリル基含有高飽和共重合体ゴムのヨウ素価が
60以下、より好ましくは15以下である。 (3)ニトリル基含有高飽和共重合体ゴムの結合不飽和
ニトリル単位含有量が10〜50重量%、より好ましく
は15〜40重量%である。
【0048】(4)ニトリル基含有高飽和共重合体ゴム
が不飽和ニトリル−共役ジエン共重合体の水素化物また
は不飽和ニトリル−共役ジエン−共重合可能な他の単量
体の共重合体の水素化物である。 (5)ニトリル基含有高飽和共重合体ゴムが、ブタジエ
ン−アクリロニトリル共重合体の共役ジエン部分を水素
化したものである。
【0049】(6)エチレンオキサイドまたはプロピレ
ンオキサイドの重合体がエチレンオキサイド単位または
プロピレンオキサイド単位を少くとも50モル%含有す
る重合体である。 (7)エチレンオキサイド重合体がエチレンオキサイド
50〜97モル%とプロピレンオキサイド50〜3モル
%との共重合体である。
【0050】(8)エチレンオキサイドまたはプロピレ
ンオキサイドの重合体が、10モル%以下、より好まし
くは7モル%以下の炭素−炭素不飽和結合を有する共重
合体を形成することができる単量体を共重合したもので
ある。 (9)上記(8)の共重合される単量体はアリルグリシ
ジルエーテルおよびグリシジルメタクリレートの中から
選ばれる。
【0051】(10)ポリアクリル酸エステル系重合体
は、炭素数8以下のアルキル基を有するアルキルアクリ
レート単位および/または炭素数8以下のアルコキシア
ルキル基を有するアルコキシアルキルアクリレート単位
80モル%以上と共重合可能な単量体単位20モル%以
下とからなる。 (11)ポリアクリル酸エステル系重合体が、エチルア
クリレート単位90モル%以上、より好ましくは95モ
ル%以上と共重合可能な単量体単位10モル%以下、よ
り好ましくは5モル%以下とからなり、実質的に炭素−
炭素不飽和結合を含有しない共重合体である。 (12)ポリアクリル酸エステル系重合体の量が、該重
合体とエチレンオキサイドまたはプロピレンオキサイド
の重合体との合計量に基づき、30〜60重量%であ
る。
【0052】(13)ニトリル基含有高飽和共重合体ゴ
ムとエチレンオキサイドまたはプロピレンオキサイドの
重合体(または該重合体とポリアクリル酸エステル系重
合体との混合物)との重量比が80/20〜60/40
である。 (14)有機過酸化物の量はニトリル基含有高飽和共重
合体ゴムとエチレンオキサイドまたはプロピレンオキサ
イドの重合体との合計100重量部に対し0.05〜3
0重量部、より好ましくは0.1〜15重量部である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1)ヨウ素価120以下のニトリル基
    含有高飽和共重合体ゴム50〜90重量%(重合体成分
    (1)、(2)の合計量に基づく)と、(2)エチレン
    オキサイドまたはプロピレンオキサイドの単独重合体そ
    れらを主成分とするまたは共重合体10〜50重量%
    (重合体成分(1)、(2)の合計量に基づく)とから
    なる重合体成分に有機過酸化物を配合してなるニトリル
    基含有高飽和共重合体ゴム組成物。
  2. 【請求項2】 (1)ヨウ素価120以下のニトリル基
    含有高飽和共重合体ゴム50〜90重量%(重合体成分
    (1)、(2)の合計量に基づく)と、(2)エチレン
    オキサイドまたはプロピレンオキサイドの単独重合体ま
    たはそれらを主成分とする共重合体40重量%とポリア
    クリル酸エステル系重合体ゴム60重量%以下との混合
    物10〜50重量%(重合体成分(1)、(2)の合計
    量に基づく)とからなる重合体成分に有機過酸化物を配
    合してなるニトリル基含有高飽和共重合体ゴム組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003072650A1 (fr) * 2002-02-28 2003-09-04 Zeon Corporation Composition de polymere, composition de caoutchouc, composition de caoutchouc vulcanisable, et vulcanisat correspondant
JP2008074926A (ja) * 2006-09-20 2008-04-03 Yokohama Rubber Co Ltd:The ゴム組成物
JP2013208905A (ja) * 2013-04-22 2013-10-10 Yokohama Rubber Co Ltd:The ホースの製造方法

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