JPH09240673A - 合成樹脂製パレット - Google Patents

合成樹脂製パレット

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JPH09240673A
JPH09240673A JP7834796A JP7834796A JPH09240673A JP H09240673 A JPH09240673 A JP H09240673A JP 7834796 A JP7834796 A JP 7834796A JP 7834796 A JP7834796 A JP 7834796A JP H09240673 A JPH09240673 A JP H09240673A
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JP
Japan
Prior art keywords
slip tape
groove
deck board
synthetic resin
tape
Prior art date
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Pending
Application number
JP7834796A
Other languages
English (en)
Inventor
Chiharu Asai
千晴 浅井
Hitoshi Mori
均 毛利
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanko Co Ltd
Original Assignee
Sanko Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09240673A publication Critical patent/JPH09240673A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】デッキボード4に溝5を形成し、該溝内
に、滑り止めテープ6を貼着した合成樹脂製パレットで
あって、前記滑り止めテープの底面6bを曲面6c、6
fとするとともに、前記滑り止めテープの底面の曲面に
対応して、前記溝の底部を曲面5c、5dとして、前記
滑り止めテープの貼着面積を拡大したものである。 【効果】滑り止めテープの貼着面積を拡大したことによ
り、滑り止めテープの接着強度を向上することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デッキボードの荷
載置面に滑り止め手段が形成された合成樹脂製パレット
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図8に示されているように、デッ
キボード1に溝2を形成し、溝2内に、溝2の深さより
厚い滑り止めテープ3を、溶着或いは接着剤を用いて貼
着することにより、滑り止めテープ3の上部を、デッキ
ボード1の荷載置面1aから、所定量、突出させるよう
にした合成樹脂製パレットが知られている(例えば、特
公昭56−41505号公報、特開平7−40990号
公報、特開平7−61447号公報等)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した合成樹脂製パ
レットにおいては、滑り止めテープ3の平面状の底面3
aを、同じく、溝2の平面状の底部2aに貼着したもの
であるので、滑り止めテープ3の貼着面積が小さい。そ
のために、デッキボード1の荷載置面1aを摺動する積
み荷が、滑り止めテープ3の側面3bに衝突したり、或
いは、滑り止めテープ3の上面3cに載置された積み荷
が移動したりすると、しばしば、滑り止めテープ3が剥
離するという問題がある。
【0004】本発明の目的は、上述した従来の合成樹脂
製パレットが有する課題を解決することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した目的
を達成するために、第1には、デッキボードに溝を形成
し、該溝内に、滑り止めテープを貼着した合成樹脂製パ
レットであって、前記滑り止めテープの底面を曲面とす
るとともに、前記滑り止めテープの底面の曲面に対応し
て、前記溝の底部を曲面として、前記滑り止めテープの
貼着面積を拡大したものであり、第2には、滑り止めテ
ープの幅方向の角部に面取りを施すとともに、該面取り
の傾斜面の下端が、デッキボードの荷載置面と同じか或
いは荷載置面の下方に位置するようにしたものであり、
第3には、滑り止めテープの上面の一部が、デッキボー
ドの荷載置面より低くなるように、溝の一部の深さを、
前記滑り止めテープの厚さより深く形成したものであ
る。
【0006】以下に、先ず最初に、本発明の合成樹脂製
パレットの斜視図である図1及び図1のI−I線に沿っ
た垂直断面図である図2を用いて、本発明の実施例につ
いて説明するが、本発明の趣旨を越えない限り何ら、本
実施例に限定されるものではない。
【0007】
【実施例】4は、合成樹脂製パレット(以下、単に、
「パレット」ともいう。)Pのデッキボードであり、デ
ッキボード4には、デッキボード4の1つの側壁4aに
平行に、所定数の直線状の溝5が形成されている。図1
においては、4本の溝5が形成されている。6は、上部
がデッキボード4の荷載置面4bから、所定量、突出す
るように、溝5内に貼着された滑り止めテープである。
なお、7は、デッキボード4の側壁4aに形成されたフ
ォーク差し込み孔である。
【0008】溝5の側壁5aと滑り止めテープ6の側壁
6aとの間には、所定の間隙wが形成されている。この
ような間隙wを形成することにより、滑り止めテープ6
上に載置された積み荷により、滑り止めテープ6が変形
し、幅方向に伸長した際の逃げを形成することができ
る。
【0009】図2に示されているように、溝5の底部5
bには、溝5の幅方向の略中央領域に、溝5の長手方向
に沿って凹部5cが形成されている。一方、滑り止めテ
ープ6の底面6bには、滑り止めテープ6の幅方向の略
中央領域に、滑り止めテープ6の長手方向に沿って凸部
6cが形成されている。そして、溝5の底部5bに形成
された凹部5cに、滑り止めテープ6の底面6bに形成
された凸部6cが、密着状態に嵌着するように構成され
ている。このように、溝5の底部5bに凹部5cを形成
するとともに、滑り止めテープ6の底面6bに、上記凹
部5cと密着状態に嵌着する凸部6cを形成することに
より、滑り止めテープ6の貼着面積を大きくすることが
できるので、滑り止めテープ6の接着強度を向上するこ
とができる。
【0010】滑り止めテープ6の幅方向の上部の両方の
角部6dには、所定の曲率半径或いは傾斜角度を有する
傾斜面からなる面取り8が施されている。この面取り8
の傾斜面の下端8aは、デッキボード4の荷載置面4b
と同じか或いは荷載置面4bの下方に位置している。こ
のように、面取り8の傾斜面の下端8aが、デッキボー
ド4の荷載置面4bと同じか或いは荷載置面4bの下方
に位置していることにより、デッキボード4の荷載置面
4bを摺動する積み荷が、面取り8の傾斜面の下端8a
の下方に位置する滑り止めテープ6の側壁6aの垂直部
分6eに当接することなく、面取り8の傾斜面に当接す
るので、従って、滑り止めテープ6に、荷載置面4bを
摺動する積み荷による水平押圧力のみが作用することな
く、滑り止めテープ6を、溝5の底部5bに押しつけよ
うとする下方への垂直分力が作用することになるので、
滑り止めテープ6の剥離を、効果的に防止することがで
きる。
【0011】図2と同様の図3には、溝5の底部5bに
凸部5dを形成するとともに、滑り止めテープ6の底面
6bには、凹部6fが形成された実施例が示されてい
る。このように、溝5の底部5bに凸部5dを形成する
とともに、滑り止めテープ6の底面6bに、溝5側の凸
部5dと密着状態に嵌着する凹部6fを形成することに
より、滑り止めテープ6の貼着面積を拡大することがで
きるので、滑り止めテープ6の接着強度を向上すること
ができる。この場合にも、滑り止めテープ6の幅方向の
上部の両方の角部6dに、所定の曲率半径或いは傾斜角
度を有する傾斜面からなる面取り8を施すとともに、こ
の面取り8の傾斜面の下端8aを、デッキボード4の荷
載置面4bと同じか或いは荷載置面4bの下方に位置す
るように構成することが好ましい。
【0012】上述したように、滑り止めテープ6の底面
6bに、凸部6cや凹部6fを形成して、滑り止めテー
プ6の底面6bを曲面とするとともに、滑り止めテープ
6の底面6bの曲面に対応して、溝5の底部5bを、凹
部5cや凸部5dの曲面とすることにより、滑り止めテ
ープ6の貼着面積を拡大することができ、従って、滑り
止めテープ6の接着強度を向上することができる。
【0013】パレットPの平面図である図4及び図5に
は、デッキボード4に形成された溝5及び該溝5内に貼
着された滑り止めテープ6の別の配置例が示されてい
る。
【0014】図4に示されている配置例は、デッキボー
ド4の相対する側壁4aに隣接して、それぞれ、直線状
の溝5’を形成するとともに、該溝5’内に滑り止めテ
ープ6’を貼着し、更に、上記2条の溝5’の間に、該
溝5’と直交するように、所定数の直線状の溝5”を形
成するとともに、該溝5”内に滑り止めテープ6”を貼
着したものである。
【0015】図5に示されている配置例は、デッキボー
ド4の側壁4aに沿って方形状の溝5’を形成するとと
もに、該溝5’内に、方形状に滑り止めテープ6’を貼
着し、更に、上記の方形状に溝5’の内側に、方形状の
溝5”を形成するとともに、該溝5”内に、方形状に滑
り止めテープ6”を貼着したものである。図5には、2
個の方形状の溝5’、5”を形成した例が示されている
が、このような方形状の溝5’、5”を、必要に応じて
適宜、3個以上形成することもできる。
【0016】次に、パレットPの一部拡大斜視図である
図6及び図6のI−I線に沿った垂直断面図である図7
を用いて、本発明のパレットPの別の実施例について説
明する。
【0017】この実施例は、図1に示されている溝5内
に貼着された滑り止めテープ6の上面6gの一部を、デ
ッキボード4の荷載置面4bより低くして、滑り止めテ
ープ6の一部が、デッキボード4の荷載置面4bに載置
された積み荷に接触しないようにしたものである。滑り
止めテープ6の上面6gの一部が、デッキボード4の荷
載置面4bより低くなるように、溝5の一部5eの深さ
を、滑り止めテープ6の厚さより深く形成してある。
【0018】上述したように、滑り止めテープ6の一部
が、デッキボード4の荷載置面4bに載置された積み荷
に接触しないように構成することにより、デッキボード
4の荷載置面4bを摺動する積み荷が、不必要に、滑り
止めテープ6に衝突することが防止でき、従って、滑り
止めテープ6の寿命が延びる。
【0019】溝5の底部5bに形成された凹部5cの形
状及び滑り止めテープ6の底面6bに形成された凸部6
cの形状は、図2に示されているものに限定されること
なく、方形状或いは三角形状等の種々の形状にすること
ができる。同様に、溝5の底部5bに形成された凸部5
dの形状及び滑り止めテープ6の底面6bに形成された
凹部6fの形状も、図3に示されているものに限定され
ることなく、方形状或いは三角形状等の種々の形状にす
ることができる。
【0020】更に、滑り止めテープ6の底面6bに形成
された凸部6cや凹部6fは、それぞれ、上述した溝5
の幅方向の略中央領域に限定されることなく、溝5の幅
方向の両端部領域に形成することも、或いは、溝5の幅
方向の略中央領域及び両端部領域の両方の領域に形成す
ることも、又、溝5の幅方向の全幅に亘って形成するこ
ともできる。更には、滑り止めテープ6の底面6bを波
状に形成したり、滑り止めテープ6の底面6bの波状に
対応して、溝5の底部5bを波状に形成することもでき
る。
【0021】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載する効果を奏することができ
る。
【0022】滑り止めテープの貼着面積を拡大したこと
により、滑り止めテープの接着強度を向上することがで
きる。
【0023】面取りの傾斜面の下端が、デッキボードの
荷載置面と同じか或いは荷載置面の下方に位置するよう
に構成したことにより、滑り止めテープを、溝の底部に
押しつけようとする下方への垂直分力を発生させること
ができるので、滑り止めテープの剥離を効果的に阻止す
ることができる。
【0024】滑り止めテープの一部が、デッキボードの
荷載置面に載置された積み荷に接触しないように構成す
ることにより、デッキボードの荷載置面を摺動する積み
荷が、不必要に、滑り止めテープに衝突することが防止
でき、従って、滑り止めテープの寿命が延びる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の合成樹脂製パレットの斜視図で
ある。
【図2】図2は図1のI−I線に沿った垂直断面図であ
る。
【図3】図3は図2と同様の本発明の合成樹脂製パレッ
トの別の実施例を示す垂直断面図である。
【図4】図4は本発明の合成樹脂製パレットの別の実施
例を示す平面図である。
【図5】図5は本発明の合成樹脂製パレットの更に別の
実施例を示す平面図である。
【図6】図6は本発明の合成樹脂製パレットの更にまた
別の実施例を示す一部拡大斜視図である。
【図7】図7は図6のI−I線に沿った垂直断面図であ
る。
【図8】図8は従来の合成樹脂製パレットの図2と同様
の垂直断面図である。
【符号の説明】
P・・・・・・・・合成樹脂製パレット 4・・・・・・・・デッキボード 5・・・・・・・・溝 6・・・・・・・・滑り止めテープ 8・・・・・・・・面取り

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デッキボードに溝を形成し、該溝内に、滑
    り止めテープを貼着した合成樹脂製パレットであって、
    前記滑り止めテープの底面を曲面とするとともに、前記
    滑り止めテープの底面の曲面に対応して、前記溝の底部
    を曲面として、前記滑り止めテープの貼着面積を拡大し
    たことを特徴とする合成樹脂製パレット。
  2. 【請求項2】滑り止めテープの幅方向の角部に面取りを
    施すとともに、該面取りの傾斜面の下端が、デッキボー
    ドの荷載置面と同じか或いは荷載置面の下方に位置して
    いることを特徴とする請求項1に記載の合成樹脂製パレ
    ット。
  3. 【請求項3】滑り止めテープの上面の一部が、デッキボ
    ードの荷載置面より低くなるように、溝の一部の深さ
    を、前記滑り止めテープの厚さより深く形成したことを
    特徴とする請求項1又は請求項2に記載の合成樹脂製パ
    レット。
JP7834796A 1996-03-06 1996-03-06 合成樹脂製パレット Pending JPH09240673A (ja)

Priority Applications (1)

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JP7834796A JPH09240673A (ja) 1996-03-06 1996-03-06 合成樹脂製パレット

Applications Claiming Priority (1)

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JP7834796A JPH09240673A (ja) 1996-03-06 1996-03-06 合成樹脂製パレット

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Family

ID=13659463

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7834796A Pending JPH09240673A (ja) 1996-03-06 1996-03-06 合成樹脂製パレット

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JP (1) JPH09240673A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7469643B2 (en) * 2002-09-09 2008-12-30 Richard Belle Isle Reusable shipping pallet formed from extruded plastic parts which are easily assembled and disassembled
JP2013018495A (ja) * 2011-07-07 2013-01-31 Meiji Rubber & Chem Co Ltd 合成樹脂製パレット
JP2016003036A (ja) * 2014-06-17 2016-01-12 日本プラパレット株式会社 合成樹脂製パレット、および、合成樹脂製パレットの製造方法

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