JPH09240628A - 封緘方法および装置 - Google Patents

封緘方法および装置

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JPH09240628A
JPH09240628A JP4617296A JP4617296A JPH09240628A JP H09240628 A JPH09240628 A JP H09240628A JP 4617296 A JP4617296 A JP 4617296A JP 4617296 A JP4617296 A JP 4617296A JP H09240628 A JPH09240628 A JP H09240628A
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JP
Japan
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envelope
flap
sealing
adhesive film
pressing
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JP4617296A
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English (en)
Inventor
Toyoji Nukui
豊次 貫井
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Tanaka Seiki Co Ltd
Original Assignee
Tanaka Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 封筒のフラップを封筒本体に貼着して封緘す
る封緘方法および装置において、部品点数を低減し、装
置の小型化および低コスト化を実現する。 【解決手段】 封筒Tに折り目を付けることなく搬送し
て粘着膜転移ローラ53により、フラップ2に粘着膜を
転移する。粘着膜が付着された封筒Tはフラップ押し付
け機構30まで搬送され、ここで、折り板32が回動し
て、フラップ2を折り曲げるとともに、フラップ2を封
筒本体1に押圧して、これによりフラップ2が封筒本体
1に貼着する。封筒Tはさらに搬送され、圧着上ローラ
23および圧着下ローラ24との間を通って、装置外に
排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、封緘方法および装
置に関し、とくにフラップに折り目を付けることなくフ
ラップを封筒本体に貼着する封緘方法および装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、封筒に書類などを入れて封をする
封緘装置においては、フラップを折り返して貼着する部
分に糊や粘着性の膜を塗布し、フラップの先端付近を封
筒本体に定着するが、その貼着部分の定着は互いに押し
付け合う一対のローラ間に貼着部分を通すことにより行
われていた。しかしながら、ローラによって貼着部分を
定着させると、封筒本体に対するフラップの貼着姿勢が
ずれ易いという欠点がある。このため、フラップを折り
曲げ、この折り曲げたフラップを押し付け板により封筒
本体に押し付けることにより、フラップの封筒本体への
貼着を行う装置が提案されている。
【0003】図5は押し付け板によりフラップを封筒本
体に貼着する封緘装置を示す図である。図5に示す封緘
装置の搬送機構は、4本の下側ベルト(下側ベルト10
3aのみ表示)と、下側ベルトに接して下側ベルトが回
転するにつれてともに回転する上側ベルト104b〜1
04dと、下側ベルトをベルト105を介して駆動する
モータ106とからなる。装置に供給された封筒は、下
側ベルトと上側ベルト104b〜104dとの間に挟み
込まれて図中の左から右に向かって搬送される。
【0004】フラップ押し付け板151はフラップ定着
機構150を構成するものであり、支持部152に回動
可能に支持され、ソレノイド154により駆動する駆動
部153により駆動し、これによりフラップ押し付け板
151は封筒の移動面に対して開いたり閉じたりする。
【0005】装置に供給された封筒は、まず折れ線ロー
ラ108により封筒本体101とフラップ102との境
目に折り目が付けられる。折り目が付けられた封筒は、
粘着膜付着機構110により、フラップ102の所定位
置に粘着膜が付着される。粘着膜が付着された封筒は、
さらに搬送されてフラップ折り曲げ具149によりフラ
ップ102が折り曲げられ、折り曲げられたフラップ1
02がフラップ押し付け板151の封筒側の面に沿って
進み、適切な位置においてソレノイド154が作動し、
フラップ押し付け板151が封筒の進路に向けて傾動す
る。このときフラップ押し付け板151は、フラップ1
02を封筒本体101に押し付けて、正しい姿勢で定着
させる。このようにして封緘が終了した封筒は、搬送さ
れて装置外に排出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような封緘装置においては、搬送される封筒に対し
て、折れ線ローラにより一旦折り目を付け、さらにフラ
ップ折り曲げ具によりフラップを折り曲げるようにして
いる。このように上述した封緘装置においてはフラップ
を折り曲げるための機構が必要であるため、部品点数が
多く、これにより装置が高価なものとなる。また、折り
曲げローラおよび折り曲げ具は装置の封筒搬送方向に並
んで設けられているため、装置が搬送方向に対して大型
化する。さらに、折り曲げローラで折り目を付ける際に
は、折り曲げローラの高さ方向の位置を適切に調整しな
いと、フラップの折り目の部分においてフラップが切断
されたり、折り目部分に皺ができるなどして、封筒を適
切に貼着することができない。
【0007】本発明の目的は、装置を大型化することな
くフラップを封筒本体に適切に貼着することができる封
緘方法および装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】一実施の形態を示す図1
〜図4を参照して説明すると、請求項1の封緘方法は、
封筒Tを所定の搬送経路に沿って移動させながら、フラ
ップ2を折り返して封筒本体1に貼着することにより封
筒Tを封緘する封緘方法に適用され、フラップ2を折り
曲げることなく、封筒Tを封緘位置まで搬送し、封緘位
置に搬送された封筒Tのフラップ2を封筒Tの本体1に
向けて押圧して封筒Tを封緘することにより上記目的を
達成する。
【0009】請求項2の封緘装置は、封筒Tを所定の搬
送経路に沿って移動させながら、フラップ2を折り返し
て封筒本体1に貼着することにより封筒Tを封緘する封
緘装置に適用され、搬送経路に設けられ、封筒Tの所定
位置に粘着膜を貼付する貼付手段53と、搬送経路の封
筒Tを封緘する封緘位置に設けられ、搬送経路に略平行
な回動軸31を中心として、フラップ2が載置される載
置位置およびフラップ2を封筒本体1に向けて押圧する
押圧位置の間を、フラップ2を折り曲げる折り曲げ位置
を経て往復回動する折り板32を有する押圧手段30と
を備えたことにより上記目的を達成する。
【0010】請求項3の封緘装置は、封筒Tを所定の搬
送経路に沿って移動させながら、フラップ2を折り返し
て封筒本体1に貼着することにより封筒Tを封緘する封
緘装置に適用され、搬送経路に設けられ、封筒Tの所定
位置に粘着膜を貼付する貼付手段53と、搬送経路の封
筒Tを封緘する封緘位置に設けられ、搬送経路に略平行
な回動軸31を中心として、フラップ2が載置される載
置位置およびフラップ2を封筒本体1に向けて押圧する
押圧位置の間を、所定の角速度で往復回動する折り板3
2を有する押圧手段30とを備えたことにより上記目的
を達成する。なお、上記所定の角速度としては、50〜
150rad/secであることが望ましい。
【0011】請求項1の発明によれば、封筒Tは折り目
が付けられることなく封緘位置に搬送され、この封緘位
置において、フラップ2が封筒本体1に押圧されること
により、フラップ2の折り曲げと封筒本体1への貼着が
同時に行われる。
【0012】請求項2の発明によれば、貼着手段53に
より封筒Tの所定位置に粘着膜が貼付され、粘着膜が貼
付された封筒Tは封緘位置に搬送される。封緘位置にお
いて、封筒Tのフラップ2が押圧手段30に載置される
と、押圧手段30は回動軸31を中心として回動を始
め、押圧位置まで回動するまでの折り曲げ位置におい
て、フラップ2を折り曲げ、押圧位置まで回動してフラ
ップ2を封筒本体1に押圧し、これによりフラップ2が
封筒本体1に貼着して、封緘が終了する。
【0013】請求項3の発明によれば、貼着手段53に
より封筒Tの所定位置に粘着膜が貼付され、粘着膜が貼
付された封筒Tは封緘位置に搬送される。封緘位置にお
いて、フラップ2が押圧手段30に載置されると、押圧
手段30は回動軸31を中心として所定の角速度で押圧
位置まで回動してフラップ2を折り曲げるとともに封筒
本体1に押圧し、これによりフラップ2が封筒本体1に
貼着して、封緘が終了する。
【0014】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために発明の実施の形態の図を用いたが、これにより本
発明が実施の形態に限定されるものではない。
【0015】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態について説明する。図1は本発明による封緘装置
の構成の要部を示す平面図、図2は図1のI−I線断面
図である。軸AX1〜AX5にはエンドレスベルト3a
〜3cが巻回されている。また、エンドレスベルト3c
に隣接して押え台3dが配設されている。軸AX1の端
部にはスプロケット13が取り付けられており、スプロ
ケット13と駆動源であるモータ10に取り付けられた
スプロケット11との間には、モータ10の駆動力を軸
AX1に伝達するチェーン12が架け回されている。ま
た、軸AX1にはスプロケット14も取り付けられてお
り、スプロケット14と軸AX2に取り付けられたスプ
ロケット17との間にはテンション部材16を介してチ
ェーン15が架け回されている。そしてモータ10が回
転駆動することにより、その駆動力が軸AX1,AX2
に伝達されて、軸AX1,AX2が回転し、これにより
エンドレスベルト3a〜3cが矢印A方向に駆動する。
また、エンドレスベルト3a〜3cの駆動により軸AX
3〜AX5も回転する。
【0016】エンドレスベルト3a〜3cの上方には、
軸AX6〜AX10が配設されており、各軸AX6〜A
X10には、エンドレスベルト3a〜3cに接するよう
にOリングプーリー4が取り付けられている。また、軸
AX6に取り付けられたプーリー4と軸AX10に取り
付けられたプーリー4との間には、パンコード5a〜5
cが架け回されている。軸AX6〜AX10はその両端
にそれぞれ設けられた押えばね6によりエンドレスベル
ト3a〜3c側に向けて付勢されている。封筒Tは回転
するエンドレスベルト3a〜3cとプーリー4に架け回
されたパンコード5a〜5cとの間に挟み込むことによ
って、図1の矢印A方向に搬送される。
【0017】軸AX2の端部にはパルス円盤20が取り
付けられている。パルス円盤20はその表面に、その円
周と同心円上において直径方向に延在する複数のスリッ
トが形成されている。パルス円盤20の一部がフォトセ
ンサ21に内挿されており、フォトセンサ21はパルス
円盤20が回転することにより、フォトセンサ21を通
過するスリットの数をカウントする。そしてフォトセン
サ21のカウント結果と、図2のフォトセンサ40の検
出結果とに基づいて、後述するように本実施の形態の装
置の駆動が制御される。
【0018】図2に示すように、側板7には片面に粘着
膜が付着されたテープ60が巻取られたリール51と、
テープ60の片面に付着されている粘着膜をフラップ2
に転移させるための粘着膜転移ローラ53と、テープ6
0の方向を変換する変換ローラ52と、粘着膜を転移さ
せた後の粘着膜が付着していないテープ60を巻取るた
めのリール50とが取り付けられている。粘着膜転移ロ
ーラ53と変換ローラ52とは点O1を中心に回動する
ロール板54に回動可能なように側板7に取り付けられ
ており、その回動がストッパ56により制限される。ロ
ール板54はばね57により時計周り方向に付勢されて
おり、カム機構58を介してソレノイド59と接続され
ている。ソレノイド59はその励磁および消磁により矢
印B方向に往復移動し、これによりロール板54が点O
1を中心として回動して粘着膜転移ローラ53が上下に
移動する。すなわち、ソレノイド59が消磁状態にある
ときには、ロール板54はばね57により時計周り方向
に付勢され、ソレノイド59が励磁されるとロール板5
4は反時計方向に回転する。したがって、ソレノイド5
9の消磁状態においては、粘着膜転移ローラ53は上昇
した状態にあり、ソレノイド59が励磁状態にあるとき
には粘着膜転移ローラ53は下降した状態にある。
【0019】図1に示す軸AX2の粘着膜転移ローラ5
3と対応する位置には糊付けローラ22が回動可能に取
り付けられている。そしてソレノイド59が駆動して粘
着膜転移ローラ53が下方に移動すると、糊付けローラ
22上に位置せしめられたフラップ2上に粘着膜転移ロ
ーラ53が押圧され、これによりテープ60の片面に設
けられた粘着膜が、フラップ2に転移される。
【0020】糊付けローラ22の下流側には、フラップ
2を封筒本体1に貼着するフラップ押し付け機構30が
設けられている。フラップ押し付け機構30の詳細な構
成については後述する。フラップ押し付け機構30の下
流側の軸AX5には圧着下ローラ24が、軸AX10に
は弾性材料からなる圧着上ローラ23が設けられてい
る。圧着上ローラ23は2つのばね25により圧着下ロ
ーラ24の方向に付勢されているため、圧着上ローラ2
3と圧着下ローラ24との間を通過する封筒Tは、その
フラップ2と封筒本体1との圧着が確実なものとなる。
また、圧着上ローラ23はその周方向に沿って複数の溝
が形成されている。この溝により、圧着上ローラ23の
弾性が封筒Tに封入された内容物の厚さに拘わらず適切
なものとなり、封緘された封筒Tに皺が生じたり封筒T
が破損したりすることを防止できる。
【0021】図3はフラップ押し付け機構30の詳細な
構成を示す側面図、図4はフラップ押し付け機構30の
平面図である。図3および図4に示すように、フラップ
押し付け機構30は、回転軸31に補助板33を介して
ネジにより回動可能に取り付けられた折り板32を有す
る。回転軸31は回転ブラケット38に回転可能に取り
付けられており、その一端部には、ギヤ部31Aが形成
されている。ギヤ部31Aに点O2を中心として回転す
る回転歯車34が噛合している。回転歯車34は半月形
状をなしており、その直線部分と平行な直径上にピン3
4A,34Bが取り付けられている。ピン34Aには回
転歯車34を反時計周り方向に付勢するばね36の一端
が接続されており、ばね36の他端はネジ61によりブ
ラケット62に取り付けられている。ピン34Bには連
結板35の一端が回転可能に接続されており、連結板3
5の他端は矢印C方向に往復移動するソレノイド37に
回転可能に接続されている。
【0022】ソレノイド37が消磁されている状態にお
いては、回転歯車34はばね36により反時計周り方向
に付勢されているため、折り板32は図3の2点鎖線に
示す位置にある。なお、この状態においては、ソレノイ
ド37の取付部37Aがストッパ39に当接するため、
回転歯車34はそれ以上の回転が制限される。ソレノイ
ド37が励磁されると、回転歯車34は点O2を中心と
して時計周り方向に所定の角速度で回転して回転歯車3
4に噛合する回転軸31も回転する。そしてこれによ
り、折り板32はその先端が仮想線63に示す軌跡を描
いて略180度回動する。なお、この所定の角速度は、
50〜150rad/secであることが好ましく、こ
の程度の角速度とすることにより、フラップ2は折り目
から外れることなく折り曲げられ、正確な位置でフラッ
プ2を封筒本体1に貼着することができる。なお、フラ
ップ押し付け機構30の折り板32は通常は図3の2点
鎖線に示す位置にあり、フラップ2を封筒本体1に押圧
するときにのみソレノイド37が駆動して、図3の実線
に示す位置に移動する。また、フラップを適切に折り曲
げることができる折り曲げ目標位置は、回動軸31の中
心から封筒の方向に向けて3〜15mmであることが好
ましい。さらに、図3においては折り板32の仮想線で
示す位置P1が載置位置、実線で示す位置P2が押圧位
置であり、その中間にある位置P3がフラップ2を折り
曲げる折り曲げ位置である。
【0023】なお、上記所定の角速度の50〜150r
ad/secの値、および折り曲げ目標位置の3〜15
mmの値は、本出願人による実験の結果得られたもので
あり、封筒の紙質、厚さあるいはサイズに依存しないも
のである。また、封筒が搬送中であるか停止した状態で
あるかの搬送状態にも依存しないものである。
【0024】次いで本実施の形態による封緘装置の動作
について説明する。本実施の形態による封緘装置に供給
された封筒Tは、エンドレスベルト3a〜3cおよびパ
ンコード5a〜5cにより図1の上から下に向かって搬
送される。その過程において、まず封筒Tがフォトセン
サ40の位置を通過すると、フォトセンサ21によって
パルス円盤20に形成されたスリットの数のカウントが
始まる。ここで、スリット数のカウントは、封筒のサイ
ズにより定められるものであり、本実施の形態において
は、便宜上、封筒Tの先端が粘着膜転移ローラ53に対
応する位置に到達したときのカウント数を第1のカウン
ト、封筒Tの後端が粘着膜転移ローラ53に対応する位
置に到達したときのカウント数を第2のカウント、フラ
ップ2の全体が折り板32上に載置されたときのカウン
ト数を第3のカウント、折り板32が完全に回動しきっ
た状態(図3の実線で示す状態)となったときのカウン
ト数を第4のカウントとする。
【0025】フォトセンサ40を通過した封筒Tがさら
に搬送されて、フォトセンサ21によるカウント数が第
1のカウントとなると、ソレノイド59が励磁されてロ
ール板54がばね57の付勢力に抗して点O1を中心と
して反時計周り方向に回動し、粘着膜転移ローラ53が
封筒Tの進路に近づく。粘着膜転移ローラ53が封筒T
の進路に近づくと、テープ60の粘着膜がフラップ2の
粘着膜付着位置(不図示)に接触するようになり、これ
により粘着膜がフラップ2に付着し始める。この間にお
いてもエンドレスベルト3a〜3cは駆動しているた
め、粘着膜が転移されながらフラップ2が進行する。そ
の後フォトセンサ21によるカウント数が第2のカウン
トとなると、ソレノイド59が消磁されてロール板54
がばね57の付勢力により点O1を中心として時計周り
方向に回動し、粘着膜付着ローラ53が封筒Tの進路か
ら離れる。そしてこれにより、粘着膜のフラップ2への
転移が終了する。
【0026】封筒Tがさらに搬送されて、フォトセンサ
21によるカウント数が第3のカウントとなると、フラ
ップ押し付け機構30のソレノイド37が励磁されて、
回転歯車34がばね36の付勢力に抗して点O2を中心
として時計周り方向に回転し、これにより回転歯車34
に噛合する回転軸31が上記所定の角速度により反時計
周り方向に回転する。そしてこれにより、折り板32が
図3の2点鎖線に示す載置位置から実線に示す押圧位置
まで回動して、折り板32が封筒Tの進路に向かって倒
れる。この際、封筒Tのフラップ2は折り板32上に載
置された状態にあり、かつ封筒本体1の先端部分は押え
台3d上に載置された状態にあるため、折り板32が回
動を始めると、フラップ2の折り目が折り曲げられ、折
り板32が実線の押圧位置まで回動した段階において、
折り板32はフラップ2を封筒本体1に完全に押し付け
て、フラップ2を封筒本体1に貼着する。
【0027】折り板32が図3の実線で示す状態となる
と、フォトセンサ21によるカウント数が第4のカウン
トとなり、これによりフラップ押し付け機構30のソレ
ノイド37が消磁されて、回転歯車34がばね36の付
勢力により点O2を中心として反時計周り方向に回転す
る。そしてこれにより回転歯車34に噛合する回転軸3
1が時計周り方向に回転し、折り板32が図3の実線に
示す押圧位置から2点鎖線に示す載置位置に回動して、
折り板32が封筒Tから離れる。なお、この間、封筒T
は搬送され続けているが、封筒Tの搬送を停止して、フ
ラップ2の封筒本体1への貼着を行うようにしてもよ
い。
【0028】フラップ2の封筒本体1への貼着が終了す
ると、封筒Tはさらに搬送されて圧着上ローラ23と圧
着下ローラ24との間を通過し、これにより貼着がより
確実なものとされ、さらに搬送されて装置外へ排出され
る。
【0029】上記実施の形態においては、貼着膜転移ロ
ーラ53の駆動のタイミング、折り板32の回動のタイ
ミングの制御を、フォトセンサ21により検出されるパ
ルス円盤20のスリットのカウント数に基づいて行って
いるが、フォトセンサ21とは別に、封筒Tの通路の貼
着膜転移ローラ53の位置、フラップ押し付け機構30
の位置に別のセンサを設け、封筒Tが各位置に搬送され
たことを各センサによって検出して、貼着膜転移ローラ
53あるいはフラップ押し付け機構30の駆動を行うよ
うにしてもよい。
【0030】また、上記実施の形態においてはフラップ
2に貼着膜を付着するようにしているが、封筒本体1に
貼着膜を付着するようにしてもよい。但し、封筒本体1
には内容物が挿入されているため、この内容物による凹
凸により粘着膜が確実に付着しないことがあるため、粘
着膜はフラップ2に付着することが好ましい。
【0031】以上の実施の形態と請求項との対応におい
て、貼着膜転移ローラ53が貼着手段を、フラップ押し
付け機構30が押圧手段を構成する。
【0032】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
る封緘方法および装置は、フラップに折り目を付けるこ
となくフラップを封筒本体に貼着するようにしたため、
フラップに折り目を付けるための手段が不要となり、部
品点数が軽減され、装置を小型化するとともに、装置の
コストを低減することができる。
【0033】また、折れ線ローラも不要となるため、折
れ線ローラによりフラップの折り目の部分においてフラ
ップが切断されたり、折り目部分に皺ができるなどの封
筒の破損を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による封緘装置の構成を示
す平面図
【図2】本発明の実施の形態による封緘装置の構成を示
す側面図
【図3】フラップ押し付け機構の詳細な構成を示す側面
【図4】フラップ押し付け機構の詳細な構成を示す平面
【図5】従来の封緘装置の構成を示す平面図
【符号の説明】 1 封筒本体 2 フラップ 3a〜3c エンドレスベルト 4 プーリー 5a〜5c パンコード 10 モータ 20 パルス円盤 21,40 フォトセンサ 23 圧着上ローラ 24 圧着下ローラ 30 フラップ押し付け機構 31 回転軸 32 折り板 34 回転歯車 37,59 ソレノイド 50,51 リール 53 貼着膜転移ローラ 60 テープ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 封筒を所定の搬送経路に沿って移動させ
    ながら、フラップを折り返して前記封筒本体に貼着する
    ことにより該封筒を封緘する封緘方法において、 前記フラップを折り曲げることなく、前記封筒を封緘位
    置まで搬送し、 該封緘位置に搬送された封筒の前記フラップを該封筒の
    本体に向けて押圧して該封筒を封緘することを特徴とす
    る封緘方法。
  2. 【請求項2】 封筒を所定の搬送経路に沿って移動させ
    ながら、フラップを折り返して前記封筒本体に貼着する
    ことにより該封筒を封緘する封緘装置において、 前記搬送経路に設けられ、前記封筒の所定位置に粘着膜
    を貼付する貼付手段と、 前記搬送経路の前記封筒を封緘する封緘位置に設けら
    れ、前記搬送経路に略平行な回動軸を中心として、前記
    フラップが載置される載置位置と、前記フラップを前記
    封筒本体に向けて押圧する押圧位置との間を、該フラッ
    プを折り曲げる折り曲げ位置を経て往復回動する折り板
    を有する押圧手段とを備えたことを特徴とする封緘装
    置。
  3. 【請求項3】 封筒を所定の搬送経路に沿って移動させ
    ながら、フラップを折り返して前記封筒本体に貼着する
    ことにより該封筒を封緘する封緘装置において、 前記搬送経路に設けられ、前記封筒の所定位置に粘着膜
    を貼付する貼付手段と、 前記搬送経路の前記封筒を封緘する封緘位置に設けら
    れ、前記搬送経路に略平行な回動軸を中心として、前記
    フラップが載置される載置位置と、前記フラップを前記
    封筒本体に向けて押圧する押圧位置との間を、所定の角
    速度で往復回動する折り板を有する押圧手段とを備えた
    ことを特徴とする封緘装置。
  4. 【請求項4】 前記折り板の前記所定の角速度が、50
    〜150rad/secであることを特徴とする請求項
    3記載の封緘装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022145184A1 (ja) 2020-12-28 2022-07-07 デュプロ精工株式会社 紙折り装置
WO2023281615A1 (ja) 2021-07-06 2023-01-12 デュプロ精工株式会社 紙折り装置

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WO2022145184A1 (ja) 2020-12-28 2022-07-07 デュプロ精工株式会社 紙折り装置
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