JPH0924042A - X線診断治療システム - Google Patents
X線診断治療システムInfo
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- JPH0924042A JPH0924042A JP7197104A JP19710495A JPH0924042A JP H0924042 A JPH0924042 A JP H0924042A JP 7197104 A JP7197104 A JP 7197104A JP 19710495 A JP19710495 A JP 19710495A JP H0924042 A JPH0924042 A JP H0924042A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】使い易い透視を行えるX線診断治療システムを
提供する。 【解決手段】X線透視診断装置10は第1の電波送信部
16と第2の電波受信部17を有し、通信制御装置30
は、第1の電波受信部31と第2の電波送信部32を有
する。電波送信部16は表示部14が映像を表示する表
示面の前面方向のみに第1の電波を発生、送信するも
の、電波受信部17は電波送信部32からの第2の電波
を受信して装置制御部15に通知するもの、電波受信部
31は表示面の前方の方向に術者の視線があることを電
波送信部16からの第1の電波を受信、検知するもの、
電波送信部32はこの検知に基づき表示部14に向かっ
て第2の電波を発生、送信する。これにより第1及び第
2の電波が送受信されることから、両者の電波の受取を
確認した上で制御信号を装置制御部に通知し、この通知
からX線を発生し、このX線に基づいた透視ができる。
提供する。 【解決手段】X線透視診断装置10は第1の電波送信部
16と第2の電波受信部17を有し、通信制御装置30
は、第1の電波受信部31と第2の電波送信部32を有
する。電波送信部16は表示部14が映像を表示する表
示面の前面方向のみに第1の電波を発生、送信するも
の、電波受信部17は電波送信部32からの第2の電波
を受信して装置制御部15に通知するもの、電波受信部
31は表示面の前方の方向に術者の視線があることを電
波送信部16からの第1の電波を受信、検知するもの、
電波送信部32はこの検知に基づき表示部14に向かっ
て第2の電波を発生、送信する。これにより第1及び第
2の電波が送受信されることから、両者の電波の受取を
確認した上で制御信号を装置制御部に通知し、この通知
からX線を発生し、このX線に基づいた透視ができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、X線透視診断装
置と通信制御装置を備えるX線診断治療システムに係
り、特に被検体の診断治療を行う者(術者、という)が
一人でX線透視診断装置の制御ができる通信制御装置を
備えたX線診断治療システムに関するものである。さら
に、X線透視診断装置と通信制御装置が、電波の相互通
信でX線透視診断装置の操作を行うX線診断治療システ
ムに関するものである。
置と通信制御装置を備えるX線診断治療システムに係
り、特に被検体の診断治療を行う者(術者、という)が
一人でX線透視診断装置の制御ができる通信制御装置を
備えたX線診断治療システムに関するものである。さら
に、X線透視診断装置と通信制御装置が、電波の相互通
信でX線透視診断装置の操作を行うX線診断治療システ
ムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のX線診断治療システムは、X線透
視診断装置とカテーテルを有したものであった。X線透
視診断装置は、X線発生部とX線検出器とテレビカメラ
と表示部と操作卓と装置制御部を有したものであった。
X線発生部は、X線を発生するもの、例えばX線管装置
などのもの、X線検出器は、前記X線発生部と被検体を
挟んで対向配置されたものであって前記被検体を透過す
るX線を検出して光信号に変換するイメージ・インテン
シファイア(I.I.)といわれるもの、テレビカメラ
は、前記光信号をビデオ信号に変換するもの、表示部
は、このビデオ信号を映像にして表示するもの、操作卓
は、操作者が前記X線発生部からのX線を前記被検体に
照射してこの被検体を透過したものをX線検出器で受け
てその出力である光信号を前記テレビカメラでビデオ信
号に変換して前記表示部にこのビデオ信号に基づく映像
を表示する(以下、透視、という)という一連した操作
を行うための入力を行うもの、装置制御部は、この操作
卓の入力に従って前記X線発生部と前記テレビカメラと
前記表示部を制御するものであった。カテーテルは、前
記被検体の体内に挿入させ前記映像を見ながら前記術者
が操作するもの、例えば、前記カテ−テルを被検体の病
変部付近まで至らせて造影剤を注入して、この病変部の
診断し易くするものであった。このようなX線診断治療
システムでは、前記操作者と前記術者が別の者であるこ
とが普通であった。そして、透視を行う際には、前記操
作者と前記術者が互いに連絡を取り合って、前記術者の
所望する映像を得ていた。最近のX線診断治療システム
は、インターベンショナル・ラジオロジィ(以下、IV
R、という)と呼ばれる、従来の透視の映像から病変部
を診断するものに加えて、この病変部にメス機能や投薬
機能を有するカテ−テルを至らせて、この病変部の切
除、投薬などの治療を行うものが行われるようになっ
た。しかし、IVRにおいて、前記操作者と前記術者が
互いに連絡を取り合っていたのでは、リアルタイムに前
記術者の所望する映像を得ることができない場合が多か
った、例えば、前記術者と前記操作者の何れか一方が経
験の浅い者である場合は前記術者と前記操作者の前記透
視のタイミングを合わせにくいものであった。
視診断装置とカテーテルを有したものであった。X線透
視診断装置は、X線発生部とX線検出器とテレビカメラ
と表示部と操作卓と装置制御部を有したものであった。
X線発生部は、X線を発生するもの、例えばX線管装置
などのもの、X線検出器は、前記X線発生部と被検体を
挟んで対向配置されたものであって前記被検体を透過す
るX線を検出して光信号に変換するイメージ・インテン
シファイア(I.I.)といわれるもの、テレビカメラ
は、前記光信号をビデオ信号に変換するもの、表示部
は、このビデオ信号を映像にして表示するもの、操作卓
は、操作者が前記X線発生部からのX線を前記被検体に
照射してこの被検体を透過したものをX線検出器で受け
てその出力である光信号を前記テレビカメラでビデオ信
号に変換して前記表示部にこのビデオ信号に基づく映像
を表示する(以下、透視、という)という一連した操作
を行うための入力を行うもの、装置制御部は、この操作
卓の入力に従って前記X線発生部と前記テレビカメラと
前記表示部を制御するものであった。カテーテルは、前
記被検体の体内に挿入させ前記映像を見ながら前記術者
が操作するもの、例えば、前記カテ−テルを被検体の病
変部付近まで至らせて造影剤を注入して、この病変部の
診断し易くするものであった。このようなX線診断治療
システムでは、前記操作者と前記術者が別の者であるこ
とが普通であった。そして、透視を行う際には、前記操
作者と前記術者が互いに連絡を取り合って、前記術者の
所望する映像を得ていた。最近のX線診断治療システム
は、インターベンショナル・ラジオロジィ(以下、IV
R、という)と呼ばれる、従来の透視の映像から病変部
を診断するものに加えて、この病変部にメス機能や投薬
機能を有するカテ−テルを至らせて、この病変部の切
除、投薬などの治療を行うものが行われるようになっ
た。しかし、IVRにおいて、前記操作者と前記術者が
互いに連絡を取り合っていたのでは、リアルタイムに前
記術者の所望する映像を得ることができない場合が多か
った、例えば、前記術者と前記操作者の何れか一方が経
験の浅い者である場合は前記術者と前記操作者の前記透
視のタイミングを合わせにくいものであった。
【0003】そこで、上記X線診断治療システムに、前
記術者が一人で前記透視を行うことができるように、通
信制御装置を加えたものがあった。通信制御装置は、前
記X線発生部からのX線を発生しこのX線に基づく前記
映像を表示する制御信号を前記装置制御部に通信して制
御させるもの、例えば前記術者の足元に配置したスイッ
チ(以下、フットスイッチ、という)と前記装置制御部
がケーブルによって結線して、前記術者がこのフットス
イッチの「入」と「切」を操作し、この操作を前記ケー
ブルを通して前記装置制御部に制御信号として通信し、
前記装置制御部がこの制御信号で制御され、前記透視し
たものであった。このようなフットスイッチを追加する
ことにより、前記術者の所望する透視をリアルタイムで
行うことができた。
記術者が一人で前記透視を行うことができるように、通
信制御装置を加えたものがあった。通信制御装置は、前
記X線発生部からのX線を発生しこのX線に基づく前記
映像を表示する制御信号を前記装置制御部に通信して制
御させるもの、例えば前記術者の足元に配置したスイッ
チ(以下、フットスイッチ、という)と前記装置制御部
がケーブルによって結線して、前記術者がこのフットス
イッチの「入」と「切」を操作し、この操作を前記ケー
ブルを通して前記装置制御部に制御信号として通信し、
前記装置制御部がこの制御信号で制御され、前記透視し
たものであった。このようなフットスイッチを追加する
ことにより、前記術者の所望する透視をリアルタイムで
行うことができた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、前記
フットスイッチによって前記透視を行うので、次のよう
な問題点があった。第1に、フットスイッチが床に置か
れているため、多くの場合被検体を載せるテーブルの影
となり、さらに床に固定されていないので、前記術者か
ら見えにくいから、前記術者が前記透視を行う際前記フ
ットスイッチのある位置を前記透視毎に探して、確認し
つつ前記フットスイッチの「入」と「切」の操作を行わ
なければならなかった。第2に、前記術者が前記透視を
所望しないときは、誤ってX線を発生しないように配慮
しなければならなかった。
フットスイッチによって前記透視を行うので、次のよう
な問題点があった。第1に、フットスイッチが床に置か
れているため、多くの場合被検体を載せるテーブルの影
となり、さらに床に固定されていないので、前記術者か
ら見えにくいから、前記術者が前記透視を行う際前記フ
ットスイッチのある位置を前記透視毎に探して、確認し
つつ前記フットスイッチの「入」と「切」の操作を行わ
なければならなかった。第2に、前記術者が前記透視を
所望しないときは、誤ってX線を発生しないように配慮
しなければならなかった。
【0005】本願発明は、上記問題点を鑑みてなされた
ものであり、その目的は、術者の使い勝手のよい透視を
行えるX線診断治療システムを提供することである。
ものであり、その目的は、術者の使い勝手のよい透視を
行えるX線診断治療システムを提供することである。
【0006】また、術者の誤操作によって、被検体に無
用なX線被曝のないX線診断治療システムを提供するこ
とである。
用なX線被曝のないX線診断治療システムを提供するこ
とである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、X線発生部
とこのX線発生部と被検体を挟んで対向配置された前記
被検体を透過するX線を検出して光信号に変換するX線
検出器とこの光信号をビデオ信号に変換するテレビカメ
ラとこのビデオ信号を映像として表示する表示部と前記
X線発生部と前記テレビカメラと前記表示部を制御する
装置制御部を具備するX線透視診断装置と、前記被検体
の体内に挿入させ前記映像を見ながら術者が操作するカ
テーテルと、前記X線発生部からのX線に基づく前記映
像を前記表示部に表示する制御信号を前記装置制御部に
通信制御する通信制御装置を備えたX線診断治療システ
ムにおいて、前記X線透視診断装置が前記映像を表示す
る表示面の前面方向のみに第1の電波を発生送信する第
1の電波送信部を備え、前記通信制御装置がこの方向に
前記術者の視線があることを検知する第1の電波受信部
とこの検知に基づき前記X線透視診断装置に向かって第
2の電波を発生送信する第2の電波発信部を備えるとと
もに、さらに前記X線透視診断装置が第2の電波を検知
して前記装置制御部に前記制御信号として通知する第2
の電波受信部を備えたことで達成される。
とこのX線発生部と被検体を挟んで対向配置された前記
被検体を透過するX線を検出して光信号に変換するX線
検出器とこの光信号をビデオ信号に変換するテレビカメ
ラとこのビデオ信号を映像として表示する表示部と前記
X線発生部と前記テレビカメラと前記表示部を制御する
装置制御部を具備するX線透視診断装置と、前記被検体
の体内に挿入させ前記映像を見ながら術者が操作するカ
テーテルと、前記X線発生部からのX線に基づく前記映
像を前記表示部に表示する制御信号を前記装置制御部に
通信制御する通信制御装置を備えたX線診断治療システ
ムにおいて、前記X線透視診断装置が前記映像を表示す
る表示面の前面方向のみに第1の電波を発生送信する第
1の電波送信部を備え、前記通信制御装置がこの方向に
前記術者の視線があることを検知する第1の電波受信部
とこの検知に基づき前記X線透視診断装置に向かって第
2の電波を発生送信する第2の電波発信部を備えるとと
もに、さらに前記X線透視診断装置が第2の電波を検知
して前記装置制御部に前記制御信号として通知する第2
の電波受信部を備えたことで達成される。
【0008】前記X線透視診断装置が前記映像を表示す
る表示面の前面方向のみに第1の電波を発生送信する第
1の電波送信部を備え、前記通信制御装置がこの方向に
前記術者の視線があることを検知する第1の電波受信部
とこの検知に基づき前記X線透視診断装置に向かって第
2の電波を発生送信する第2の電波発信部を備えるとと
もに、さらに前記X線透視診断装置が第2の電波を検知
して前記装置制御部に前記制御信号として通知する第2
の電波受信部を備えた構成であるので、第1の電波およ
び第2の電波が送受信されることにより、両者の電波の
受取を確認した上で前記制御信号を前記装置制御部に通
知し、この通知からX線を発生しこのX線に基づいた透
視が行われるから、術者の使い勝手のよい透視を行える
X線診断治療システムを提供することができる。
る表示面の前面方向のみに第1の電波を発生送信する第
1の電波送信部を備え、前記通信制御装置がこの方向に
前記術者の視線があることを検知する第1の電波受信部
とこの検知に基づき前記X線透視診断装置に向かって第
2の電波を発生送信する第2の電波発信部を備えるとと
もに、さらに前記X線透視診断装置が第2の電波を検知
して前記装置制御部に前記制御信号として通知する第2
の電波受信部を備えた構成であるので、第1の電波およ
び第2の電波が送受信されることにより、両者の電波の
受取を確認した上で前記制御信号を前記装置制御部に通
知し、この通知からX線を発生しこのX線に基づいた透
視が行われるから、術者の使い勝手のよい透視を行える
X線診断治療システムを提供することができる。
【0009】また、上記構成であるので、前記術者が前
記表示部を見ることで前記第1のおよび第2の電波の送
受信させ、これらの電波の送受信があれば前記制御信号
を前記装置制御部に通知し、この通知からX線を発生し
このX線に基づいた透視ができるから、術者の誤操作に
よって被検体に無用なX線被曝のないX線診断治療シス
テムを提供することができる。
記表示部を見ることで前記第1のおよび第2の電波の送
受信させ、これらの電波の送受信があれば前記制御信号
を前記装置制御部に通知し、この通知からX線を発生し
このX線に基づいた透視ができるから、術者の誤操作に
よって被検体に無用なX線被曝のないX線診断治療シス
テムを提供することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本願発明のX線診断治療システム
について、一実施例を図面を用いて説明する。 図1は
本願発明のX線診断治療システムの構成図、図2は、通
信制御装置とX線透視診断装置に電波送信部と電波受信
部を装着した例を示す図、図3は本願発明のX線診断治
療システムのまでの工程を示すフローチャートである。
について、一実施例を図面を用いて説明する。 図1は
本願発明のX線診断治療システムの構成図、図2は、通
信制御装置とX線透視診断装置に電波送信部と電波受信
部を装着した例を示す図、図3は本願発明のX線診断治
療システムのまでの工程を示すフローチャートである。
【0011】まず、本願発明のX線診断治療システムの
構成について、図1、図2を用いて述べる。本願発明の
X線診断治療システムは、X線透視診断装置10とカテ
ーテル20と通信制御装置30を有したものである。X
線透視診断装置10は、X線発生部(XT)11とX線
検出器(I.I.)12とテレビカメラ(TVC)13
と表示部(DISP)14と装置制御部(Cont)1
5と第1の電波送信部(WS1)16と第2の電波受信
部(WR2)17を有したものである。X線発生部(X
T)11は、X線を発生するX線管装置、X線検出器
(I.I.)12は、前記X線発生部と被検体を挟んで
対向配置されたものであって前記被検体を透過するX線
を検出して光信号に変換するもの、テレビカメラ(TV
C)13は、前記光信号をビデオ信号に変換するもの、
表示部(DISP)14は、このビデオ信号を映像にし
て表示するもの、装置制御部(Cont)15は、後述
する第2の電波受信部(WR2)17に従ってX線発生
部(XT)11とX線検出器(I.I.)12とテレビ
カメラ(TVC)13と表示部(DISP)14を制御
するもの、第1の電波送信部(WS1)16は、表示部
(DISP)14が前記映像を表示する表示面の前面方
向のみに第1の電波を発生、送信するもの、第2の電波
受信部(WR2)17は、後述する第2の電波送信部
(WS2)32からの第2の電波を受信、検知して、装
置制御部(Cont)15にこの検知を制御信号として
通知するものである。カテーテル20は、前記被検体の
体内に挿入させ前記映像を見ながら前記術者が操作する
ものである。通信制御装置30は、第1の電波受信部
(WR1)31と第2の電波送信部(WS2)32を有
したものである。第1の電波受信部(WR1)31は、
前記表示面の前方の方向に前記術者の視線があることを
第1の電波送信部(WS1)16からの第1の電波を受
信、検知するもの、第2の電波送信部(WS2)32
は、この検知に基づき前記X線透視診断装置10、例え
ば、表示部(DISP)14に向かって第2の電波を発
生、送信するものである。また、通信制御装置30は、
図2(a)に示すように、術者の頭に装着できるように
ヘアバンドのようになっている。このヘアバンド30に
は、第1の電波受信部(WR1)31と第2の電波送信
部(WS2)32が図2(a)のように取り付けられて
いる。そして、術者の視線と、第1の電波を送受する第
1の電波送信部(WS1)16と第1の電波受信部(W
R1)31を結ぶ線が、平行になるように、即ち術者目
と身長方向の箇所に電波受信部(WR1)31がくるよ
うにヘアバンド30を装着する。これに対するX線透視
診断装置10の第1の電波送信部(WS1)16(図中
斜線部)と第2の電波受信部(WR2)17は、図2
(b)のように取り付けられている。ここで、第1の電
波は、誤操作を防ぐための指向性の強いものを用いる。
この指向性の強いものの例として、一般に短波といわれ
るもの以下の波長の電波、術者の目に直接入射しないよ
うにした可視光、レーザなどが望ましい。また、第1の
電波と第2の電波の周波数の設定を高調波による誤動作
を防ぐため、一方が他方の逓倍とならないように、特に
3倍、5倍とならないようにする。
構成について、図1、図2を用いて述べる。本願発明の
X線診断治療システムは、X線透視診断装置10とカテ
ーテル20と通信制御装置30を有したものである。X
線透視診断装置10は、X線発生部(XT)11とX線
検出器(I.I.)12とテレビカメラ(TVC)13
と表示部(DISP)14と装置制御部(Cont)1
5と第1の電波送信部(WS1)16と第2の電波受信
部(WR2)17を有したものである。X線発生部(X
T)11は、X線を発生するX線管装置、X線検出器
(I.I.)12は、前記X線発生部と被検体を挟んで
対向配置されたものであって前記被検体を透過するX線
を検出して光信号に変換するもの、テレビカメラ(TV
C)13は、前記光信号をビデオ信号に変換するもの、
表示部(DISP)14は、このビデオ信号を映像にし
て表示するもの、装置制御部(Cont)15は、後述
する第2の電波受信部(WR2)17に従ってX線発生
部(XT)11とX線検出器(I.I.)12とテレビ
カメラ(TVC)13と表示部(DISP)14を制御
するもの、第1の電波送信部(WS1)16は、表示部
(DISP)14が前記映像を表示する表示面の前面方
向のみに第1の電波を発生、送信するもの、第2の電波
受信部(WR2)17は、後述する第2の電波送信部
(WS2)32からの第2の電波を受信、検知して、装
置制御部(Cont)15にこの検知を制御信号として
通知するものである。カテーテル20は、前記被検体の
体内に挿入させ前記映像を見ながら前記術者が操作する
ものである。通信制御装置30は、第1の電波受信部
(WR1)31と第2の電波送信部(WS2)32を有
したものである。第1の電波受信部(WR1)31は、
前記表示面の前方の方向に前記術者の視線があることを
第1の電波送信部(WS1)16からの第1の電波を受
信、検知するもの、第2の電波送信部(WS2)32
は、この検知に基づき前記X線透視診断装置10、例え
ば、表示部(DISP)14に向かって第2の電波を発
生、送信するものである。また、通信制御装置30は、
図2(a)に示すように、術者の頭に装着できるように
ヘアバンドのようになっている。このヘアバンド30に
は、第1の電波受信部(WR1)31と第2の電波送信
部(WS2)32が図2(a)のように取り付けられて
いる。そして、術者の視線と、第1の電波を送受する第
1の電波送信部(WS1)16と第1の電波受信部(W
R1)31を結ぶ線が、平行になるように、即ち術者目
と身長方向の箇所に電波受信部(WR1)31がくるよ
うにヘアバンド30を装着する。これに対するX線透視
診断装置10の第1の電波送信部(WS1)16(図中
斜線部)と第2の電波受信部(WR2)17は、図2
(b)のように取り付けられている。ここで、第1の電
波は、誤操作を防ぐための指向性の強いものを用いる。
この指向性の強いものの例として、一般に短波といわれ
るもの以下の波長の電波、術者の目に直接入射しないよ
うにした可視光、レーザなどが望ましい。また、第1の
電波と第2の電波の周波数の設定を高調波による誤動作
を防ぐため、一方が他方の逓倍とならないように、特に
3倍、5倍とならないようにする。
【0012】次に、本願発明のX線診断治療システムの
透視の工程について、図1乃至図3を用いて述べる。ステップ.301 X線透視診断装置10の表示部(DISP)14の周辺
に取り付けられた第1の電波送信部(WS1)が、この
表示部(DISP)14の前面にヘアバンド30の第1
の電波受信部(WR1)に向けて電波を発生、送信す
る。この電波が受信、検知できるときは、術者の視線が
第1の電波送信部(WS1)16からの電波の受信エリ
ア内にあるとする。この電波を受信できないときは、受
信されるまで待ち状態である(術者の視線の検知)。ステップ.302 術者の視線が前記受信エリア内にあることを検知した
ら、第2の電波をヘアバンド30の第2の電波送信部
(WS2)32が第2の電波を第2の電波受信部(WR
2)17に向けて発生、送信する。(術者側からの電波
の送信)。ステップ.303 第2の電波受信部(WR2)17が第2の電波を受信す
る(表示部側の電波の受信)。ステップ.304 第2の電波受信部(WR2)17が第2の電波を受信し
たことを装置制御部(Cont)15に通知する(受信
の通知)。ステップ.305 装置制御部(Cont)15が、上記通知からX線発生
部(XT)11にX線を発生させ、X線検出器(I.
I.)12の被検体を透過するX線を検出して変換した
光信号を得て、テレビカメラ(TVC)13にこの光信
号をビデオ信号に変換させ、表示部(DISP)14に
このビデオ信号を映像にして表示させる(透視映像の表
示)。
透視の工程について、図1乃至図3を用いて述べる。ステップ.301 X線透視診断装置10の表示部(DISP)14の周辺
に取り付けられた第1の電波送信部(WS1)が、この
表示部(DISP)14の前面にヘアバンド30の第1
の電波受信部(WR1)に向けて電波を発生、送信す
る。この電波が受信、検知できるときは、術者の視線が
第1の電波送信部(WS1)16からの電波の受信エリ
ア内にあるとする。この電波を受信できないときは、受
信されるまで待ち状態である(術者の視線の検知)。ステップ.302 術者の視線が前記受信エリア内にあることを検知した
ら、第2の電波をヘアバンド30の第2の電波送信部
(WS2)32が第2の電波を第2の電波受信部(WR
2)17に向けて発生、送信する。(術者側からの電波
の送信)。ステップ.303 第2の電波受信部(WR2)17が第2の電波を受信す
る(表示部側の電波の受信)。ステップ.304 第2の電波受信部(WR2)17が第2の電波を受信し
たことを装置制御部(Cont)15に通知する(受信
の通知)。ステップ.305 装置制御部(Cont)15が、上記通知からX線発生
部(XT)11にX線を発生させ、X線検出器(I.
I.)12の被検体を透過するX線を検出して変換した
光信号を得て、テレビカメラ(TVC)13にこの光信
号をビデオ信号に変換させ、表示部(DISP)14に
このビデオ信号を映像にして表示させる(透視映像の表
示)。
【0013】本願発明の実施例は、以上述べた構成を有
しているので、第1の電波および第2の電波が送受信さ
れることにより、両者の電波の受取を確認した上で前記
制御信号を前記装置制御部に通知し、この通知からX線
を発生しこのX線に基づいた透視が行われるから、本願
発明の目的を達成できる。
しているので、第1の電波および第2の電波が送受信さ
れることにより、両者の電波の受取を確認した上で前記
制御信号を前記装置制御部に通知し、この通知からX線
を発生しこのX線に基づいた透視が行われるから、本願
発明の目的を達成できる。
【0014】上記実施例では、術者に装着するヘアバン
ドを例にとって説明したが、術者の視線が前記表示部に
向いていることを認識できれば、術者の身体のどの部分
に装着してもよい。また、表示部に電波送信部と電波受
信部を取り付けた例をとって説明したが、術者の視線が
前記表示部に向いていることを認識できれば、X線透視
診断装置のどの部分に取り付けてもよい。
ドを例にとって説明したが、術者の視線が前記表示部に
向いていることを認識できれば、術者の身体のどの部分
に装着してもよい。また、表示部に電波送信部と電波受
信部を取り付けた例をとって説明したが、術者の視線が
前記表示部に向いていることを認識できれば、X線透視
診断装置のどの部分に取り付けてもよい。
【0015】
【発明の効果】本願発明は、以上のような構成となって
いるので、第1の電波および第2の電波が送受信される
ことにより、両者の電波の受取を確認した上で前記制御
信号を前記装置制御部に通知し、この通知からX線を発
生しこのX線に基づいた透視が行われるから、術者の使
い勝手のよい透視を行えるX線診断治療システムを提供
することができる効果を奏する。
いるので、第1の電波および第2の電波が送受信される
ことにより、両者の電波の受取を確認した上で前記制御
信号を前記装置制御部に通知し、この通知からX線を発
生しこのX線に基づいた透視が行われるから、術者の使
い勝手のよい透視を行えるX線診断治療システムを提供
することができる効果を奏する。
【0016】また、前記術者が前記表示部を見ることで
前記第1のおよび第2の電波の送受信させ、これらの電
波の送受信があれば前記制御信号を前記装置制御部に通
知し、この通知からX線を発生しこのX線に基づいた透
視ができるから、術者の誤操作によって被検体に無用な
X線被曝のないX線診断治療システムを提供することが
できる効果を奏する。
前記第1のおよび第2の電波の送受信させ、これらの電
波の送受信があれば前記制御信号を前記装置制御部に通
知し、この通知からX線を発生しこのX線に基づいた透
視ができるから、術者の誤操作によって被検体に無用な
X線被曝のないX線診断治療システムを提供することが
できる効果を奏する。
【図1】本願発明のX線診断治療システムの構成図。
【図2】通信制御部とX線透視診断装置に電波送信部と
電波受信部を装着した例を示す図。
電波受信部を装着した例を示す図。
【図3】本願発明のX線診断治療システムのまでの工程
を示すフローチャート。
を示すフローチャート。
10 X線透視診断装置 11 X線発生部 12 X線検出器 13 テレビカメラ 14 表示部 15 装置制御部 16 第1の電波送信部 17 第2の電波受信部 20 カテ−テル 30 通信制御装置(ヘアバンド) 31 第1の電波受信部 32 第2の電波送信部
Claims (1)
- 【請求項1】X線発生部とこのX線発生部と被検体を挟
んで対向配置された前記被検体を透過するX線を検出し
て光信号に変換するX線検出器とこの光信号をビデオ信
号に変換するテレビカメラとこのビデオ信号を映像とし
て表示する表示部と前記X線発生部と前記テレビカメラ
と前記表示部を制御する装置制御部を具備するX線透視
診断装置と、前記被検体の体内に挿入させ前記映像を見
ながら術者が操作するカテーテルと、前記X線発生部か
らのX線に基づく前記映像を前記表示部に表示する制御
信号を前記装置制御部に通信制御する通信制御装置を備
えたX線診断治療システムにおいて、前記X線透視診断
装置が前記映像を表示する表示面の前面方向のみに第1
の電波を発生送信する第1の電波送信部を備え、前記通
信制御装置がこの方向に前記術者の視線があることを検
知する第1の電波受信部とこの検知に基づき前記X線透
視診断装置に向かって第2の電波を発生送信する第2の
電波発信部を備えるとともに、さらに前記X線透視診断
装置が第2の電波を検知して前記装置制御部に前記制御
信号として通知する第2の電波受信部を備えたことを特
徴とするX線診断治療システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7197104A JPH0924042A (ja) | 1995-07-11 | 1995-07-11 | X線診断治療システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7197104A JPH0924042A (ja) | 1995-07-11 | 1995-07-11 | X線診断治療システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0924042A true JPH0924042A (ja) | 1997-01-28 |
Family
ID=16368802
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7197104A Pending JPH0924042A (ja) | 1995-07-11 | 1995-07-11 | X線診断治療システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0924042A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011152070A1 (ja) * | 2010-06-04 | 2011-12-08 | 株式会社 東芝 | X線撮影装置 |
CN109999368A (zh) * | 2017-12-20 | 2019-07-12 | 东芝能源系统株式会社 | 医用装置以及方法 |
-
1995
- 1995-07-11 JP JP7197104A patent/JPH0924042A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011152070A1 (ja) * | 2010-06-04 | 2011-12-08 | 株式会社 東芝 | X線撮影装置 |
JP2011254847A (ja) * | 2010-06-04 | 2011-12-22 | Toshiba Corp | X線撮影装置 |
US9031186B2 (en) | 2010-06-04 | 2015-05-12 | Kabushiki Kaisha Toshiba | X-ray imaging apparatus including work-state detection and X-ray dosage control |
CN109999368A (zh) * | 2017-12-20 | 2019-07-12 | 东芝能源系统株式会社 | 医用装置以及方法 |
CN109999368B (zh) * | 2017-12-20 | 2021-05-14 | 东芝能源系统株式会社 | 医用装置以及方法 |
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