JPH09240426A - 自動車のシートベルトリトラクタ取付構造および取付方法 - Google Patents

自動車のシートベルトリトラクタ取付構造および取付方法

Info

Publication number
JPH09240426A
JPH09240426A JP4753396A JP4753396A JPH09240426A JP H09240426 A JPH09240426 A JP H09240426A JP 4753396 A JP4753396 A JP 4753396A JP 4753396 A JP4753396 A JP 4753396A JP H09240426 A JPH09240426 A JP H09240426A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
retractor
hanger
inner panel
locking
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4753396A
Other languages
English (en)
Inventor
Wataru Yamada
亘 山田
Kazuhiko Shibata
和彦 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP4753396A priority Critical patent/JPH09240426A/ja
Publication of JPH09240426A publication Critical patent/JPH09240426A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R22/00Safety belts or body harnesses in vehicles
    • B60R22/18Anchoring devices
    • B60R22/24Anchoring devices secured to the side, door, or roof of the vehicle
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R22/00Safety belts or body harnesses in vehicles
    • B60R22/34Belt retractors, e.g. reels
    • B60R2022/3402Retractor casings; Mounting thereof

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートベルトリトラクタの取付作業性の向上
と取付強度の向上を図る。 【解決手段】 リトラクタハウジング17の背面中央部
のハンガー18をインナパネル3の開口部5下縁のハン
ガー係止孔9に係着すると、この係着支持点とリトラク
タ本体14の重心位置Gがオフセットしているためリト
ラクタ本体14が自重により回動して、リトラクタハウ
ジング17の下側の係止手段20が係着して、該リトラ
クタ本体1がインナパネル3に仮り保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のシートベル
トリトラクタ取付構造および取付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のシートベルトリトラクタ取付構
造としては、例えば実開平3−118146号公報、特
開平4−154486号公報等に示されているように、
センターピラーのピラーインナ下側部に開口部を形成し
て、該開口部内にリトラクタ本体を挿入し、リトラクタ
ハウジングに付設したブラケットを開口縁部に車室側の
側面に重合してボルト・ナットにより締結固定するよう
にしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】リトラクタ本体を前述
のようにピラーインナ下側部の開口部内に挿入して、該
リトラクタ本体を手で保持したままブラケットとピラー
インナのボルト挿入孔を照合させてボルト・ナットによ
る締結作業を行わなければならず、このボルト挿入孔の
位置合わせが厄介で、しかも、取付位置が下方にあるた
め作業者に長時間に亘って無理な姿勢を強いる結果とな
る。
【0004】そこで、本発明は取付作業性を改善できて
コストダウンに大きく寄与できると共に、取付強度を高
めることができる自動車のシートベルトリトラクタ取付
構造および取付方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の構造にあって
は、車体のインナパネルに形成した開口部の下縁に、リ
トラクタハウジングの背面中央部分をリトラクタ本体の
重心位置よりも一側にオフセットした部位で係着支持す
ると共に、リトラクタハウジングの下端部を前記係着支
持点を支点とするリトラクタ本体の重量による回転モー
メントに対抗する係止手段でインナパネルに係止して上
下に係着支持点を設定し、該リトラクタハウジングをイ
ンナパネルに締結部材により締結固定したことを特徴と
している。
【0006】請求項2の構造にあっては、請求項1に記
載のリトラクタハウジングの背面中央部分にリトラクタ
本体の重心位置よりも一側にオフセットした部位にハン
ガーを張り出し形成する一方、車体のインナパネルに形
成した開口部の下縁に前記ハンガーを係着するハンガー
係止溝を形成してこれらハンガーとハンガー係止溝とを
係着して上部係着支持点とし、かつ、係止手段をリトラ
クタハウジングの下端に下方に延設した係止爪と、イン
ナパネルに設けられて前記係止爪が前後方向から進入可
能なスリットを備えて該係止爪と係合し、リトラクタ本
体の重量による前後方向および車幅方向の回転を規制す
る係止片とで構成して、これら係止爪と係止片とを係着
して下部係着支持点としたことを特徴としている。
【0007】請求項3の構造にあっては、請求項2に記
載のハンガー係止溝と係止片とをインナパネルに接合し
た補強プレートに形成したことを特徴としている。
【0008】請求項4の構造にあっては、請求項2,3
に記載のハンガー係止溝の開溝部の溝幅を拡大して、ハ
ンガーの挿入ガイドを形成したことを特徴としている。
【0009】請求項5の構造にあっては、請求項1〜4
に記載の車体のインナパネルに形成した開口部の下縁に
は、該開口部に斜め上方から挿入されるリトラクタ本体
のリトラクタハウジング背面を摺接ガイドするカーリン
グ部を形成したことを特徴としている。
【0010】請求項6の方法にあっては、リトラクタ本
体を車体のインナパネルに形成した開口部に挿入して、
該開口部の下縁にリトラクタハウジングの背面中央部分
をリトラクタ本体の重心位置よりも一側にオフセットし
た位置で係着支持すると共に、リトラクタハウジングの
下端部を前記係着支持点を支点とするリトラクタ本体の
重量による回転モーメントに対抗してインナパネルに係
止させてリトラクタ本体を仮り保持し、リトラクタハウ
ジングをインナパネルに締結部材により締結固定するこ
とを特徴としている。
【0011】
【発明の効果】請求項1によれば、リトラクタ本体の取
付け時には、リトラクタハウジングの背面中央部分とイ
ンナパネルの開口部下縁との係着支持点を支点とする回
転モーメントによって、該リトラクタハウジングの下端
部を係止手段でインナパネルに係止して、上下の係着支
持点でリトラクタ本体をインナパネルに安定して仮り保
持することができるから、リトラクタ本体を手で保持し
ておかなくても締結固定作業を行えて、リトラクタ本体
の取付作業を一段と向上することができる。
【0012】また、リトラクタ本体を上下の係着支持点
で支持してリトラクタハウジングをインナパネルに締結
固定してあるため、シートベルトによる乗員拘束時にシ
ートベルト引き出し方向入力によって締結固定点を中心
として生じる回転モーメントをこれら上下の係着支持点
で受けて荷重を分散し、該締結固定点への局部的な応力
集中によるパネル変形を抑制することができ、従って、
リトラクタ本体の取付強度を高めて安全性を向上するこ
とができる。
【0013】請求項2によれば、請求項1の効果に加え
て、ハンガーがリトラクタハウジングの背面から張り出
しているためリトラクタ本体の取付け時には、ハンガー
をハンガー係止溝に容易に係着することができると共
に、それらの係着後はハンガー係止溝からの離脱を生じ
ることなく該係着支持点を支点として係止手段の係止爪
と係止片とを自重回動によって係着支持することができ
て、リトラクタ本体のインナパネルへの仮り保持作業性
を向上することができる。
【0014】請求項3によれば、請求項2の効果に加え
て、ハンガー係止溝と係止片は、インナパネルとは別体
の補強プレートに形成してあるため成形が容易であり、
しかも、補強プレートの板厚設定によって要求に応じた
強度を確保することができる。
【0015】請求項4によれば、請求項2,3の効果に
加えて、ハンガーをハンガー係止溝へ容易に挿入係着す
ることができるから、リトラクタ本体のインナパネルへ
の仮り保持作業性を更に向上することができる。
【0016】請求項5によれば、請求項1〜4の効果に
加えて、リトラクタ本体の開口部内への挿入時にリトラ
クタハウジングの背面をカーリング部で摺動ガイドでき
るため、リトラクタハウジングが開口部下縁に引掛かり
を生じることがなく、リトラクタ本体の開口部内への挿
入乃至インナパネルへの仮り保持作業をより一層向上す
ることができる。
【0017】請求項6によれば、リトラクタハウジング
の背面中央部分をリトラクタ本体の重心位置よりも一側
にオフセットした位置でインナパネルの開口部下縁に係
着することによって、リトラクタ本体が自重によって回
動するから、この回転モーメントに対抗してリトラクタ
ハウジングの下端部をインナパネルに係止させることに
よって、該リトラクタ本体をインナパネルに確実に仮り
保持させることができて、締結部材による締結固定作業
を容易に行うことができる。
【0018】また、リトラクタハウジングの背面中央部
分を開口部下縁に係着した後は、リトラクタ本体が自重
によって回動するため、リトラクタ本体を手で軽く支え
るだけでよく労力を軽減できると共に取付作業が車体の
下側となる場合であっても作業者に無理な姿勢を長時間
に亘って強いることがなく、リトラクタ取付作業を迅速
に行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
と共に詳述する。
【0020】図1〜4において、1はピラーアウタ2と
ピラーインナ3とで閉断面を形成した車体のセンターピ
ラーを示し、車体インナパネルとしての前記ピラーイン
ナ3の下側部、具体的にはフロアサイドの前後方向骨格
部材であるサイドシル4との結合部分の付け根部近傍に
リトラクタ配設用の開口部5を形成してある。
【0021】開口部5の周縁は車室側にオフセットして
有段成形して周縁部剛性を高めてあり、該開口部5の下
縁部に続いて凹部6を形成して、開口部5の下側部の面
剛性を高めてある。
【0022】凹部6には補強プレート7を重合してスポ
ット溶接等により接合してあると共に、該凹部6と補強
プレート7とを貫通してボルト挿入孔8を形成してあ
る。
【0023】補強プレート7の上縁中央部分は開口部5
の下縁よりも僅かに上方に突出してその中央部にハンガ
ー係止溝9を形成してある。
【0024】このハンガー係止溝9はその開溝部の溝幅
を拡大して、開溝縁に後述するハンガー18の挿入ガイ
ド10を形成していると共に、該開口部5下縁よりも僅
かに上方に突出した中央部分は車室側に向けて弯曲成形
してカーリング部11としてある。
【0025】また、補強プレート7の下端にはボルト挿
入孔8よりも後方にオフセットして、センターピラー1
の閉断面内に突出する係止片12を略水平に曲折成形し
てあると共に、その曲折基部に前縁から中央部に亘っ
て、後述する係止爪19の板厚に略相当する間隔のスリ
ット13を形成してある。
【0026】この実施形態では係止片12のスリット1
3形成側の縁部中央に突片12aを形成して、該突片1
2aでスリット13の間隔を保持している。
【0027】14はシートベルト15を巻取ったリトラ
クタ本体を示し、スプール16を軸支した略コ字形のリ
トラクタハウジング17の背面の中央部分にはリトラク
タ本体14の重心位置Gよりも一側、例えばこの実施形
態では後側にオフセットした部位に、背部方向に若干斜
め下方に張り出す平面略T字状のハンガー18を曲折成
形してある。
【0028】このハンガー18のネック部18aはハン
ガー係止溝9の溝幅よりも細く形成して、ハンガー係止
溝9に係着した際にリトラクタ本体14が自重によって
回動し得るようになっている。
【0029】この実施形態ではリトラクタハウジング1
7の背壁17aはリトラクタ本体14の高さの半分程度
の寸法に形成してあるため、ハンガー18は該背壁17
の上縁部分に延設してある。
【0030】また、前記背壁17aの下端には補強プレ
ート7のスリット13に前方から進入して係止片12に
係着する係止爪19を下方に延設してあり、これら係止
片12,スリット13および係止爪19で係止手段20
を構成している。
【0031】更に、背壁17aには前記ハンガー18を
ハンガー係止溝9に係着し、かつ、係止爪19がスリッ
ト13に進入して係止片12に係着した状態で、前記補
強プレート7,凹部6に設けたボルト挿入孔8に合致す
る位置に、ボルト挿入孔21とその表面側にボルト23
が螺合するウエルドナット22とを配設してある。
【0032】リトラクタ本体14のセンターピラー1へ
の取付けに際しては、該リトラクタ本体14を車室側で
リトラクタハウジング17の背壁17aを下側にして、
図4に示すようにピラーインナ3の開口部5に斜め上方
から該開口部5の下縁に背壁17aを摺接させるように
して挿入する。
【0033】この開口部5の下縁は実質的には補強プレ
ート7のカーリング部11で形成されているから、背壁
17aはこのカーリング部11上を摺動して引掛かりを
生じることがなく、リトラクタ本体14をセンターピラ
ー1の閉断面内に斜めに挿入することができる。
【0034】このリトラクタ本体14の挿入過程で、背
壁17aのハンガー18のネック部18aをハンガー係
止溝9の開溝部分に位置合わせして該ハンガー係止溝9
にずり落すようにすれば、開溝縁はテーパ状の挿入ガイ
ド10を形成しているため、多少の位置ずれがあっても
ハンガー18のネック部18aがスムーズにハンガー係
止溝9内に滑り落ち、リトラクタ本体14の自重でハン
ガー18がハンガー係止溝9に係着するようになって、
該リトラクタ本体14を全体的にセンターピラー1の閉
断面内に収容させることができる。
【0035】このようにして、リトラクタハウジング1
7背面のハンガー18をハンガー係止溝9に落し込んで
係着した後は、背壁17a面を補強プレート7面に当接
した状態でリトラクタ本体14を手で軽く支えれば、リ
トラクタ本体14の重心位置Gがハンガー18よりも前
方にあるため、該リトラクタ本体14はハンガー18と
ハンガー係止溝9との係着支持点を支点として自重によ
って車体前方へ回動する。
【0036】このリトラクタ本体14の車体前方への回
動により、リトラクタハウジング17の背壁17aの下
端の係止爪19が、補強プレート7の係止片12のスリ
ット13に前方より進入して該係止片12に係着し、こ
れら係止片12,スリット13,係止爪19で構成する
係止手段20で確実に支持され、ハンガー18とハンガ
ー係止溝9との係着支持点を支点とするリトラクタ本体
14の重量による車体前後方向の回転モーメント、およ
び車室側への回転モーメントに対抗して、リトラクタ本
体14がピラーインナ3に仮り保持される。
【0037】このリトラクタ本体14の仮り保持状態で
は、リトラクタハウジング17の背壁17aのウエルド
ナット22およびボルト挿入孔21が、補強プレート7
のボルト挿入孔8と一致するから、作業者はリトラクタ
本体14から手を離して車室側からボルト23をボルト
挿入孔8,21に通してウエルドナット22に螺合し、
リトラクタ本体14をピラーインナ3にしっかりと締結
固定することができる。
【0038】なお、シートベルト15はピラーインナ3
の開口部5よりも上方位置に設けたベルト引出孔5aか
ら車室側に引出される。
【0039】以上の実施形態によれば、リトラクタ本体
14の取付け時には、リトラクタハウジング17背面の
ハンガー18とピラーインナ3の開口部5の下縁のハン
ガー係止溝9との係着支持点を支点とする該リトラクタ
本体14の自重による回転モーメントによって、リトラ
クタハウジング17の下端部を係止手段で20でピラー
インナ3にしっかりと係止して、これら上下の係着支持
点でリトラクタ本体14をピラーインナ3に安定して仮
り保持することができるから、リトラクタ本体14を手
で保持しておかなくてもボルト23とウエルドナット2
2とによる締結固定作業を容易に行うことができる。
【0040】ここで、前述のようにハンガー18をハン
ガー係止溝9に係着した後は、リトラクタ本体14が自
重によって係止手段20の係着方向に回動するため、リ
トラクタ本体14を手で軽く保持するだけでよく、従っ
て、労力を軽減できると共に取付作業をセンターピラー
1の下側で行っても作業者に無理な姿勢を長時間に亘っ
て強いることがなく、リトラクタ取付作業を迅速、か
つ、容易に行えて取付作業性を一段と向上することがで
きる。
【0041】特に本実施形態にあっては、ハンガー係止
溝9の開溝縁は開溝幅を広げてテーパ上の挿入ガイド1
0として形成してあると共に、その周辺部分はカーリン
グ部11として形成してリトラクタハウジング17の背
壁17aが滑動し易くしてあり、他方、ハンガー18は
背壁17aに張り出し形成してあるから、リトラクタ本
体14を開口部5の下縁に摺接させ容易にセンターピラ
ー1の閉断面内へ挿入することができると共に、ハンガ
ー18のネック部18aをハンガー係止溝9に落ち込み
係着させることができ、しかも、これらの係着後はハン
ガー18がハンガー係着溝9から離脱することがなく、
リトラクタ本体14の自重回動によって係止手段20を
係着させることができて、リトラクタ本体14のピラー
インナ3への仮り保持作業性を向上することができる。
【0042】また、このような取付作業上の効果とは別
に、ハンガー係止溝9,カーリング部11,係止片12
およびスリット13はピラーインナ3の凹部6面に接合
した別体の補強プレート7に形成してあるため、これら
構成要素の成形が容易であると共に、補強プレート7の
板厚設定によって要求に応じた強度を確保することがで
きる。
【0043】更に、リトラクタ本体1はリトラクタハウ
ジング17の上側のハンガー18とハンガー係止溝9と
の係着支持点と、リトラクタハウジング17下側の係止
手段20による係着支持点とで支持して、該リトラクタ
ハウジング17をピラーインナ3に締結固定してあるた
め、シートベルト15による乗員拘束時にシートベルト
引き出し方向入力によってボルト23とウエルドナット
22との締結固定点を中心として生じる回転モーメント
を、これら上下の係着支持点で受けて荷重を分散し、該
締結固定点への局部的な応力集中をなくすことができ、
従って、前記補強プレート7を接合配置してあることと
相俟ってピラーインナ3の変形を抑制できてリトラクタ
本体1の取付強度を著しく高められ、安全性を一段と向
上することができる。
【0044】なお、前記実施例ではリトラクタ本体14
をピラーインナ3の内側面に締結固定しているが、該ピ
ラーインナ3の外側面、即ち、車室側の側面に締結固定
するようにしてもよく、この場合はウエルドナット22
を補強プレート7に配設すればよい。
【0045】また、車体のインナパネルとしてピラーイ
ンナ3を例示したが、後席乗員用のリトラクタとしてリ
トラクタ本体14をリヤサイドインナパネルやリヤパー
セルパネルに取付ける場合にも同様に適用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のピラーインナ内側から見
た側面図。
【図2】同実施形態の分解斜視図。
【図3】同実施形態のリトラクタハウジング背壁と補強
プレートとの関係を示す斜視図。
【図4】同実施形態のリトラクタ取付け途上を示す断面
図。
【符号の説明】
3 ピラーインナ(インナパネル) 5 開口部 7 補強プレート 9 ハンガー係止溝 10 挿入ガイド 11 カーリング部 12 係止片 13 スリット 14 リトラクタ本体 17 リトラクタハウジング 18 ハンガー 19 係止爪 21 係止手段 G 重心位置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体のインナパネルに形成した開口部の
    下縁に、リトラクタハウジングの背面中央部分をリトラ
    クタ本体の重心位置よりも一側にオフセットした部位で
    係着支持すると共に、リトラクタハウジングの下端部を
    前記係着支持点を支点とするリトラクタ本体の重量によ
    る回転モーメントに対抗する係止手段でインナパネルに
    係止して上下に係着支持点を設定し、該リトラクタハウ
    ジングをインナパネルに締結部材により締結固定したこ
    とを特徴とする自動車のシートベルトリトラクタ取付構
    造。
  2. 【請求項2】 リトラクタハウジングの背面中央部分に
    リトラクタ本体の重心位置よりも一側にオフセットした
    部位にハンガーを張り出し形成する一方、車体のインナ
    パネルに形成した開口部の下縁に前記ハンガーを係着す
    るハンガー係止溝を形成してこれらハンガーとハンガー
    係止溝とを係着して上部係着支持点とし、かつ、係止手
    段をリトラクタハウジングの下端に下方に延設した係止
    爪と、インナパネルに設けられて前記係止爪が前後方向
    から進入可能なスリットを備えて該係止爪と係合し、リ
    トラクタ本体の重量による前後方向および車幅方向の回
    転を規制する係止片とで構成して、これら係止爪と係止
    片とを係着して下部係着支持点としたことを特徴とする
    請求項1記載の自動車のシートベルトリトラクタ取付構
    造。
  3. 【請求項3】 ハンガー係止溝と係止片とをインナパネ
    ルに接合した補強プレートに形成したことを特徴とする
    請求項2記載の自動車のシートベルトリトラクタ取付構
    造。
  4. 【請求項4】 ハンガー係止溝の開溝部の溝幅を拡大し
    て、ハンガーの挿入ガイドを形成したことを特徴とする
    請求項2,3記載の自動車のシートベルトリトラクタ取
    付構造。
  5. 【請求項5】 車体のインナパネルに形成した開口部の
    下縁には、該開口部に斜め上方から挿入されるリトラク
    タ本体のリトラクタハウジング背面を摺接ガイドするカ
    ーリング部を形成したことを特徴とする請求項1〜4の
    何れかに記載の自動車のシートベルトリトラクタ取付構
    造。
  6. 【請求項6】 リトラクタ本体を車体のインナパネルに
    形成した開口部に挿入して、該開口部の下縁にリトラク
    タハウジングの背面中央部分をリトラクタ本体の重心位
    置よりも一側にオフセットした位置で係着支持すると共
    に、リトラクタハウジングの下端部を前記係着支持点を
    支点とするリトラクタ本体の重量による回転モーメント
    に対抗してインナパネルに係止させてリトラクタ本体を
    仮り保持し、リトラクタハウジングをインナパネルに締
    結部材により締結固定することを特徴とする自動車のシ
    ートベルトリトラクタ取付方法。
JP4753396A 1996-03-05 1996-03-05 自動車のシートベルトリトラクタ取付構造および取付方法 Pending JPH09240426A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4753396A JPH09240426A (ja) 1996-03-05 1996-03-05 自動車のシートベルトリトラクタ取付構造および取付方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4753396A JPH09240426A (ja) 1996-03-05 1996-03-05 自動車のシートベルトリトラクタ取付構造および取付方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09240426A true JPH09240426A (ja) 1997-09-16

Family

ID=12777772

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4753396A Pending JPH09240426A (ja) 1996-03-05 1996-03-05 自動車のシートベルトリトラクタ取付構造および取付方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09240426A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001081130A1 (de) * 2000-04-19 2001-11-01 Autoliv Development Ab Befestigungsanordnung für sicherheitsgurtaufroller mit verstärkungsplatte
CN102009636A (zh) * 2010-11-26 2011-04-13 力帆实业(集团)股份有限公司 三点式安全带护罩
CN103158665A (zh) * 2011-12-12 2013-06-19 起亚自动车株式会社 用于安装车辆的安全带牵引器的装置
CN103424960A (zh) * 2012-05-24 2013-12-04 佳能株式会社 带用安装件

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001081130A1 (de) * 2000-04-19 2001-11-01 Autoliv Development Ab Befestigungsanordnung für sicherheitsgurtaufroller mit verstärkungsplatte
US6837520B2 (en) 2000-04-19 2005-01-04 Autoliv Development Ab Fastening assembly for a safety belt reactor comprising a reinforcement plate
CN102009636A (zh) * 2010-11-26 2011-04-13 力帆实业(集团)股份有限公司 三点式安全带护罩
CN103158665A (zh) * 2011-12-12 2013-06-19 起亚自动车株式会社 用于安装车辆的安全带牵引器的装置
CN103424960A (zh) * 2012-05-24 2013-12-04 佳能株式会社 带用安装件
US9223191B2 (en) 2012-05-24 2015-12-29 Canon Kabushiki Kaisha Attachment for strap

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7168138B2 (en) Resilient clip fastener
US6485055B1 (en) Anchorage system and apparatus for a child safety seat and method of using same
JP5392283B2 (ja) 車両用シート
US20010032377A1 (en) Resilient clip fastener
US20010046426A1 (en) Resilient clip fastener
US6811199B2 (en) Bracket construction for seat striker
JPH05294208A (ja) ショルダアジャスタ装置およびその組立方法
JPH09240426A (ja) 自動車のシートベルトリトラクタ取付構造および取付方法
JPH1111348A (ja) 車両フロントエンドモジュール構造
JP2006282122A (ja) 自動車用シートベルトのリトラクタ取付構造
US11548426B2 (en) Handle assembly for a vehicle
US4971357A (en) Mount structure for a seat-belt retractor device
JP3564986B2 (ja) 自動車のベルトリトラクタ取付構造
JP2000255380A (ja) チャイルドシートのアンカー取付構造
JP4716863B2 (ja) 自動車におけるメータクラスタ取付装置
KR20190141897A (ko) 탈착시트의 록킹 장치 및 탈착 방법
JP3402903B2 (ja) 自動車用燃料タンクの支持装置
CN218031001U (zh) 索环
CN216101853U (zh) 车辆的行李舱结构
JP3087806B2 (ja) シートベルトの引出口構造
JP2004196048A (ja) シートベルトラップアウタアンカ取付構造
JP3087807B2 (ja) シートベルトの引出口構造
JPH06262968A (ja) 車両用シートの取付構造
JP3237389B2 (ja) トランクフロアトリムの取付け方法
JP3348929B2 (ja) 車両用シートスライドレールの端部カバー